自分の強みがわからない|見つける方法や面接での伝え方をご紹介

この記事のアドバイザー

増子 航平

大学時代、北海道にてNPO法人の立ち上げ、子供の貧困問題・格差問題に取り組む。その後、新卒でポート株式会社へ入社しキャリアアドバイザーを務める。1年目は新人賞を獲得し、2年目でチーフに就任。仕事には人生の大半を費やすことになります。だからこそ仕事の楽しさを伝えたいです。どんな人にも活躍出来る場はあると思っています。それを見つけていきましょう!

村井 俊介

大学時代に社会保障や少子化問題を学んでおり、働き方改革をしたいと考え、人材業界を目指す。大学卒業後、外資系の人材会社でコンサルタントとして、オフィス系からファクトリー系まで幅広い業界のお客様とお取引させえて頂いておりました。そこからポートへ転職をして、キャリアアドバイザーとして、学生さんキャリアの形成のお手伝いをさせていただいおります。一緒に明るい就活にしていきましょう!

コラムの目次

  1. 就活でアピールすべき強みや伝え方がわからない就活生は多い
  2. 「自分の強み」を面接官が質問する理由
  3. 自分の強みを知る方法3つ
  4. 自分の強みをアピールするポイント3つ
  5. 自分の強みをアピールする例文
  6. 自分の強みでアピールするのは企業で活躍するイメージができるもの

就活でアピールすべき強みや伝え方がわからない就活生は多い

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「どういう強みをアピールすればいいのかわかりません」
「強みを具体的に話すにはどうすればいいですか」

という声を多く聞きます。面接で話す自分の強みは重要ですが、どういった内容でどう伝えればいいかわからない就活生は多いです。「自分には強みがない」と感じる人も多いかもしれませんが、自分では気づいていないだけというケースも多くあります。この記事では、面接でアピールしたい強みや伝えるコツについてご紹介していきます。

「自分の強み」を面接官が質問する理由

就活生

自分の強みって難しいなぁ。面接で答えたところで評価に影響するのかな?

キャリア
アドバイザー

面接官の意図を理解することで、採用において重要な質問であることがわかりますよ。

そもそも、なぜ面接官は自分の強みについて質問するのでしょうか。面接官の意図を把握することで、どのように答えるべきかわかります。主に「入社後に活躍できるか」「人間性が社風に合っているか」をみているので、これらをアピールできる強みであれば高い評価が得られるでしょう。

入社後に活躍できるか

自分の強みを質問することで、活躍できるかどうかを見ています。新卒採用はポテンシャル採用と言われています。中途採用ではスキルや能力が重視されますが、新卒採用では「入社後に活躍するポテンシャル」が見られています。強みを質問することで「どのような働き方をするのか」を考えているのです。

入社後にどう活躍するかをアピールできないと、面接官に企業で働くイメージを与えられません。就労経験がない新卒の就活において、実際に働くイメージを面接官に持ってもらうことは大切です。強みを活かしてどのような仕事をしたいのか、どうなりたいのかをイメージしておきましょう。

人間性が社風に合っているか

自分の強みについて企業が聞く場合、人間性が社風に合っているかどうかも見られています。人間性とは、簡単に言うと性格のことです。自分の強みを質問することで、「企業の雰囲気や社風に合っているかどうか」「自社の求める人材像に合っているか」を見極めています。一緒に働く仲間を見つける採用活動において、就活生の人間性が社風に合うかどうかはとても重要なのです。

例えば「黙々と集中して作業できるところが強みです」と答えた場合、個人でできる仕事や単純作業が得意な応募している企業には好印象に捉えられるでしょう。しかし、新規開拓の営業職を応募していて、行動力や主体性を求める企業には響かない可能性が高いです。必ずしも社風に合わせる必要はありませんが、アピールする強みを決める前に合っているかどうかを確認しておくといいですよ。

自分の強みを知る方法3つ

自分の強みをアピールするには、まずは何が強みなのか見つけなければなりません。題材選びの時点で困る人は多いでしょうが、探し方を工夫するだけでアピールポイントが見つかることは多いです。自分の強みを知る方法を把握し、自分に合ったやり方でアピールポイントを上手に見つけ出しましょう。

①自己分析で深堀りする

自分の強みを見つけるためにも、自己分析をしましょう。自己分析にはいくつか方法がありますが、おすすめの方法は自分史とモチベーショングラフの作成です。自分史とは、幼少期から現在までの出来事を時系列に並べたものであり、印象深い出来事を深掘りしていくことで価値観や強みをまとめていきます。

モチベーショングラフとは、縦がモチベーションの上下、横が時間軸になるように作成するグラフのことです。時間軸については小学生から記入してもいいですし、出来事について比較的詳細に思い出せる高校生から記入してもいいです。充実している時は、自分の強みを発揮できている可能性が高いと言えます。モチベーションが高い時の自分の考え方や行動を分析して、そこから強みとなる性格を導き出しましょう。

自分史とモチベーショングラフの詳しい作成方法は、この記事で確認できます。長所を見つけるために、これまでの出来事を振り返ってみましょう!

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②他己分析もおすすめ

他己分析とは第三者の視点から自分の特徴を見極めるものであり、簡単に言えば他人の意見を参考にして自身を深掘りすることです。自己分析は自分を客観視しておこないますが、他己分析では完全に客観的な意見がもらえるため、自己分析より自分を見直しやすいでしょう。

自分の目を通して見た自分と他人の目を通して見た自分は、必ずしもイコールとは限りません。多くの場合で違った人物像が浮かび上がってくるため、それぞれの結果を参考にして、自分はどのような人間なのか深堀りしていくといいでしょう。自分では当たり前と思っていることが、他人にとっては優れているということもあります。別の視点を取り入れることも大切なので、積極的におこないましょう。

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

客観的に見ると「すごいこと」に気づいていない学生は多い

「それって普通じゃないですか?」私が学生様を他己分析し、強みをお伝えした時に1番多いリアクションです。例えば、部活に週6日継続して練習に取り組んでいる学生様が居たとします。その練習を続けていること自体、凄いということに本人が気付いていないケースがありました。

自己分析をおこなう際、自分の考え方や性格から強みを探してしまう方が多いです。しかし、他者に対して自身の強みを証明する際の根拠となるのは今までの行動です。周囲の友人と他己分析しあい、お互いの強みを見つけ合うのもいいかもしれませんね。【増子】

③弱みを強みに言い換える

弱みの裏返しは強みになります。「弱みはあるのに強みはない」と思う人は、ぜひ言い換える方法を試してみてください。「弱みしかない」と考えている人であっても、自分で気づいていないだけで必ず強みがあるはずです。自分では弱みと感じていることが、他の人みは強みと映っていることもあるので、諦めずに弱みから強みを導き出しましょう。弱みを強みに言い換えると以下のようになります。

弱み→強み言い換え一覧
  • 落ち着きがない→行動力がある
  • 心配性→慎重
  • 1人で抱え込む→責任感が強い
  • 諦めが悪い→粘り強い
  • 周りに流されやすい→協調性がある
  • 世話焼き→気が利く
  • 決断力がない→マイペース
  • 気が弱い→相手の気持ちを尊重できる
  • 神経質→几帳面
  • 飽きっぽい→好奇心旺盛
  • 独断的→主体性がある
  • 大雑把→おおらか
  • 自己主張が強い→積極的
  • 理屈っぽい→論理的

自分の強みをアピールするポイント3つ

自分の強みを見つけたら、次はアピールの方法を考えなければなりません。何を題材にするかによって与えられる印象は違い、評価が異なることも多いです。自分の強みは、伝え方次第でよくも悪くも印象が変わります。3つのポイントを把握して、少しでも好印象を与えられるアピールをおこないましょう。

①結論から述べる

自分の強みについて伝える場合は、必ず結論から伝えましょう。冒頭で「私の強みは〇〇です」「私は〇〇できるところが強みと感じています」などと話すことで、面接官が内容を整理しながら話を聞けるようになります。面接官が話の内容を理解できなければ、どんなにいい内容でも効果的なアピールにはなりません。

この結論から伝えるというのは、面接の基本と言えます。簡潔でわかりやすく伝えることは、面接官とのコミュニケーションを大切にすることと同じです。面接ではコミュニケーションの取り方から人柄を見られているため、自分の言いたいことを一方的に言うのでなく、相手の立場に立って話すようにしましょう。

②強みを身につけた・発揮した経験を述べる

強みを伝えても、それが本当かどうかわからないとアピールになりませんよね。そのため、強みをアピールする際は具体的なエピソードを提示することが大切です。強みをどのように身につけたのか、あるいはどのような場面で発揮したのかを詳しく伝えてください。取り上げるエピソードは、困難を乗り越えたものが好ましいです。

困難を乗り越える際に強みを発揮したエピソードだと、「入社後に壁にぶつかった際も、同じように乗り越えそう」とイメージしてもらいやすいです。強みはその人が持つ性格なので、簡単にはかわりません。人柄を重視したい企業側にとって、具体的なエピソードは重要な判断基準になるのです。

③仕事でどのように活かすのかを伝える

強みをアピールする際は、「強みをどのように仕事に活かすのか」に繋げて締めます。面接官は強みを聞くことで適性の有無を見ているため、仕事に強みが活かせる場合はポイントが高いと言えます。逆に、仕事に関係のない強みはアピールしない方がいいです。例えば「好きなことを頑張れる力がある」という強みは、「辛いと感じることは頑張れないのか?」と思ってしまいます。

他にも「誰にでも優しい」「鍛え上げた体」「節約が得意」など仕事と関係のない強みはNGです。仕事に繋げられない強みをアピールしても、質問の意図を理解していないと思われてマイナスのイメージを与えてしまいます。「御社○○において強みを活かします」と伝えましょう。

キャリアアドバイザーコメント

「Can」をベースに「再現性」を意識しよう

仕事での貢献に繋げる自己PRの書き方は「Can」をベースに「再現性」を意識することがポイントです。「再現性」とは、特定の場面で発揮された自分の強みがどの程度、他の場面でも発揮できるのかということです。

例えば、居酒屋のアルバイトを継続しており人と関わることが好きだとします。お客さんに喜んでもらおうと独自のアイディアで商品+αのサービスをしていたら、営業や販売など、対人でのお仕事においても「頑張ってくれそう」なイメージが持てます。

自分の強みをアピールする例文

自分の強みを上手にアピールするためにも、例文を参考に詳細な内容を考えていきましょう。例文にはOKとNGの2パターンがあり、それぞれ細部までチェックすることが大切です。OK例文では何が評価に繋がるか、NG例文ではどこが悪印象になるのかを考えます。よい点、悪い点両方を網羅しておくことで、より魅力的に強みのアピールができるでしょう。

OK例文

例文

私の強みは継続力があることです。一度始めたことは最後まで投げ出さずにやり遂げられます。大学時代は趣味で登山をしていました。友人に連れられて登山に行ったのがきっかけで興味を持ち、一人でも挑戦するようになりました。山を登る時はとにかく頂上まで登ることだけを考え、一歩一歩確実に進んでいきます。
どれだけしんどい時でも、頂上の景色を見るという強い気持ちを持って臨むことで、心を折ることなく厳しい環境でも登り切ることが出来ました。御社でも何事も諦めずに力を尽くし、難しい仕事も一歩ずつ確実にステップを踏み、達成を目指して活躍したいと考えています。

キャリアアドバイザーコメント

村井 俊介

頑張った内容を数字で表現したり比較の要素を入れたりしよう

強みの経験から、最後に企業の志望動機につなげているところはいいですね!困難に立ち向かう経験もいいですね。その中で、改善するポイントとして、しんどいと時を具体的にすることと、目標に向かって頑張ったことを数字を使って話すとさらによくなります。

普通の人たちは平均どの程度の山に登っていて、平均と比べて何メートルの山に登って達成できたのかなど比較があったほうがいいですね。それをすることで高い目標に向かって頑張ったことも話せますし、山に詳しくない人にも伝わりやすいですよ!

NG例文

例文

大学時代はボートのサークルに所属し、海や川で年中ボートに乗っていました。ジェット型に乗ることもありましたが基本的には手漕ぎが多く、全員で力を合わせて前に進むことが楽しく、4年間継続することができました。サークル活動ではチームで力を合わせることの大切さ、取り組み続けることの大切さを学び、それらが私の強みと言えます。大学生活を通して身につけたチームワーク力や継続力を活かして、御社でも活躍したいと考えています。

NG例文では、冒頭で何が強みなのか提示されていません。強みが明らかになるのはアピールの後半で、全体的に印象が薄れてしまうのがNGポイントでしょう。また、仕事での活かし方も曖昧で、活躍する姿もイメージしてもらいづらいです。能力を活かして活躍するという漠然とした伝え方ではなく、どのように働き能力を活かすか、活躍するかを提示して、アピールしなければなりません。

自分の強みでアピールするのは企業で活躍するイメージができるもの

自分の強みについてアピールする際は、企業で活躍するイメージを与えるものや、社風にマッチしていると感じてもらえるものから選びましょう。仕事に関係のない強みをアピールするのはNGです。自分の強みがわからないという人は、自己分析や他己分析などを試してみてください。

面接での伝え方としては、具体的な出来事を元にアピールすることが大切です。その中でも好印象を与えやすいのは「困難なことを強みを活かして乗り越えた出来事」です。このような出来事を取り上げると「入社後も同じように課題をクリアしてくれるだろう」というイメージを与えることができます。ぜひ、自分の強みと企業が求める強みを照らし合わせながらアピール内容を考えてみてくださいね。

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