目次
- カフェの志望動機は「好き」だけだとNG! 強みや目標を伝えるのが鍵
- カフェの志望動機を作るために押さえたい3つの前提知識
- ①カフェの仕事内容
- ②職種と選べるキャリア
- ③向いている人の特徴
- カフェの志望動機例文8選! 流れを理解しよう
- 【強みを押し出す例文①】「寄り添う力」を発揮できるから
- 【強みを押し出す例文②】「課題解決力」を発揮できるから
- 【マッチ度を押し出す例文③】企業理念に共感しているから
- 【マッチ度を押し出す例文④】企業と自分の就活の軸がマッチしているから
- 【意欲を押し出す例文⑤】志望企業の接客に感動したから
- 【意欲を押し出す例文⑥】志望企業のメニューが好きだから
- 【意欲を押し出す例文⑦】特定のスキルを身に付けたいから
- 【意欲を押し出す例文⑧】裁量権が大きい環境で働きたいから
- 簡単3ステップ! 魅力的なカフェの志望動機の作り方
- ①カフェを志望する理由を考える
- ②そのカフェを志望する理由を考える
- ③入社後にどう貢献するかを考える
- 確認必須! カフェの志望動機で避けておきたい3つのパターン
- ①条件面だけ気にしている
- ②「好き」だけで深掘りできていない
- ③独立の意思が強すぎる
- カフェの志望動機が思いつかないときの3つの対処法
- ①実際に店舗に行き客としてカフェを利用する
- ②目標や将来やりたいことから考えてみる
- ③カフェで働く人に話を聴いてみる
- カフェの志望動機は自分らしい理由を明確に伝えて企業にアピールしよう!
カフェの志望動機は「好き」だけだとNG! 強みや目標を伝えるのが鍵
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。カフェへの就職を考えている学生から、よくこんな質問を受けます。
「カフェの志望動機ってどうやってつくったらいいですか?」
「カフェで働きたいのですが、志望動機が思いつきません。」
といった質問をよく受けます。自分が好きなカフェで働きたいけれど、何を志望動機で伝えたら良いかわからない学生もいますよね。もしかしたら、自分がカフェの仕事に向いているかわからないという学生もいるかもしれません。
カフェの志望動機を伝えるときは、ただ「好き」を伝えるにとどまった内容では説得力に欠けてしまいます。自分なりの強みやアイデアを盛り込んだ独自性のある志望動機を作成して企業にアピールしましょう。
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カフェの志望動機を作るために押さえたい3つの前提知識
カフェの志望動機を考えるには、カフェで働くことへの理解が欠かせません。カフェの仕事内容やキャリアがわからないのに、「入社後何をしたいか」や「どんなキャリアを歩めるか」を具体的に話すことはできませんよね。
まずは、カフェでの仕事内容や入社後のキャリアについて知ることから始めましょう。
①カフェの仕事内容
- ホール
- キッチン
- バリスタ
- 店舗運営
実は、カフェでの仕事は多岐にわたります。具体的にはホール、キッチン、バリスタ、店舗運営の4つに分かれ、カフェによっては「キッチン兼バリスタ」などそれぞれを兼任するところもあります。
接客やドリンク作成、フードの調理、席の片付け、食器の洗浄など、仕事内容もさまざまです。カフェの仕事はいろいろな顧客に対応しながら、同時にほかのことにも気を遣わなければならないため、視野の広さが必要な仕事といえるでしょう。

キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーが読み解く!カフェで身に付くスキルは?
マルチタスクや幅広い世代とのコミュニケーション能力が身に付く!
カフェで働くと、マルチタスクが身に付くというメリットもあります。マルチタスクとは、複数のタスクを同時に進めたり管理するスキルを指します。
カフェでの仕事は接客をしながらドリンクをつくったり、ほかの店員のマネジメントをしながら売上を管理するなど、複数の仕事を同時におこなうことが求められます。マルチタスクは簡単ではありませんが、仕事をするなかで自然と身に付きますよ。
マルチタスクが定着すれば、業務を効率的にこなすことができるようになったり、より早いスピードで業務を進めることができるようになります。カフェ以外の仕事でも、マルチタスクができる人材は重宝されるため、社会人として必要なスキルを身に付けることができるのは魅力的ですね。
幅広い年代の人と直接かかわることができるのもカフェで働く大きな魅力
ほかにも幅広い年齢の人脈が広がるといったメリットもあります。アルバイトの学生やパートの人、子どもからお年寄りまでさまざまな顧客など、いろいろな年齢の人と会話する機会があります。老若男女問わず人とかかわることができるのは、カフェで働く特権といえるでしょう。
②職種と選べるキャリア
- 店長になる
- その道のプロになる
- 企業経営の道に進む
- 独立する
カフェで働くといっても、その後のキャリアは人によってさまざまです。店長として店舗運営に携わる人もいれば、資格などを取得してその道を極めていく人もいます。
企業によっては店頭スタッフから店長、エリアマネージャーなどある程度キャリアが決まっているところもあります。自分が将来どんなキャリアを歩みたいかを考えておくと、入社後のミスマッチを防ぐことができますよ。
③向いている人の特徴
- 人と接するのが好き・得意な人
- チームで何かをするのが好きな人
- マルチタスクやルーティンワークが得意な人
- 体力に自信がある人
上記の特徴に当てはまる人は、カフェで働くのに向いているといえます。社交的で人と話したり、チームで協力するのが好きといった、人とのかかわりを大切にして働きたい人にはピッタリな仕事です。
また、カフェの仕事の特徴として、「ルーティン作業が多いこと」「マルチタスク能力や体力が必要であること」も押さえておきましょう。

キャリアアドバイザー
部活動やサークル活動などでチームで何かを成し遂げた経験がある人は、その経験もアピールできますよ。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!今向いている特徴に当てはまらなくても大丈夫
まずは目標を設定して行動しよう
もし「カフェで働くのに向いている特徴」のどれにも当てはまらない場合は、まずはどれか一つでも強みとして獲得できるよう、目標を設定して行動してみることをおすすめします。
たとえば、どんな人とも話すことができる能力を身に付けるために、友人から知り合いを紹介してもらったり、さまざまな人が一度に集まるサークルやイベントに参加するのはいかがでしょうか。最初は初対面の人と話すのに緊張してしまい、うまく話せないかもしれません。
しかし慣れれば笑顔で問題なく話せるようになり、カフェの接客業務で求められるようなコミュニケーション能力が身に付くでしょう。
実際にカフェでのアルバイト経験を積むことで協調性が磨かれる!
またチームで動くスキルを磨きたいのであれば、実際にカフェでアルバイトをして経験を積むこともおすすめです。チームワークは、普段の生活だけでは鍛えることがなかなか難しいものです。そのため、実際にカフェや飲食店でのアルバイトを経験し、実践的にチームワークを学ぶことができれば、スピーディーに身に付けることができるでしょう。カフェでのアルバイト経験があると即戦力とみなされ、選考で有利になる可能性もありますよ。
なお、人と話す仕事についてもっと知りたい人は、こちらの記事で職種を紹介しています。
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カフェの志望動機例文8選! 流れを理解しよう
カフェについての基礎的な知識を押さえたところで、早速カフェの志望動機を作っていきましょう。カフェの志望動機の例文をシーン別に8つ用意したので、志望動機を作る際の参考にしてくださいね。
【強みを押し出す例文①】「寄り添う力」を発揮できるから
私が御社を志望する理由は、私の「お客様の気持ちを汲み取り、求めているものを一緒に考えることができる」という強みを存分に発揮できると考えたからです。私は学生時代カフェでアルバイトをしており、常にお客様が求めていることは何かを考えながら仕事に取り組んでおりました。
たとえばお客様が注文に迷っているときは、どういう味が好みなのかを聞いたり、その日の天気や気温などを考慮して、お客様に満足いただけるものをご提案させていただきました。
御社はメニューの種類が多く、またカスタムオーダーなどもおこなっているため、私の「お客様に寄り添い一緒に考えることができる力」を存分に活かせると考えたため、志望します。

キャリアアドバイザー
はじめに自分の強みと企業への貢献意欲を明確に示し、具体的なアルバイト経験で強みを裏付けている点が素晴らしいですね。入社後の活躍が具体的に想像できます。
【強みを押し出す例文②】「課題解決力」を発揮できるから
私が御社を志望する理由は、御社は顧客満足度が非常に高いからです。私は学生時代レストランでアルバイトをしておりました。当初は忙しかったこともあり、毎月の満足度アンケートで「料理の提供が遅い」と度々お叱りをいただくことがありました。
そこで、注文が多く入っているメニューを常にスタッフで共有し合い、提供に時間がかかりそうなものを注文された際には、事前にその旨をお客様に伝えるとともに、時間がない場合はすぐに提供できるほかのメニューをご提案するようにしました。その結果、エリア内で一番高い満足度を得ることができました。
この経験を通じて、お客様に満足していただけることの喜びを学びました。御社はほかの店舗と比べてもお客様の満足度が非常に高いため、社員の一人としてぜひお客様に満足いただける店舗を一緒に作っていきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
課題に対しての具体的な行動や、実績がとてもわかりやすいですね。そこから学んだ「顧客に満足してもらう喜び」を企業への志望動機と結び付けているのも良いです。
【マッチ度を押し出す例文③】企業理念に共感しているから
私が御社を志望する理由は、御社の考えに非常に共感したからです。私は地球環境に関するゼミに所属しており、人間と地球の共存や、全員が幸せになれる社会の実現を目指したいと考えています。
御社では、企業理念として「地球と育む、しあわせな一杯」を掲げており、消費者に対しておいしい商品を提供するだけでなく、地球環境や生産者に配慮した事業をおこなっている点に非常に惹かれています。
御社に入社したら、大学で学んだ知識を活かし、カフェの商品を通じてより多くの人に地球環境のことに興味を持っていただいたり、生産者の人の状況を知っていただきたいと考えています。

キャリアアドバイザー
自分の興味関心と企業理念が明確に合致していることが伝わる例文です。大学での学びを活かして社会貢献につなげたいという強い意欲も感じられます。
【マッチ度を押し出す例文④】企業と自分の就活の軸がマッチしているから
私が御社を志望する理由は、私の就活の軸である「チームワークの大事にしている企業に入社したい」という点にマッチしていると思ったからです。私は学生時代、体育会のバスケットボール部に所属しており、チームワークの重要性を学びました。そのため、一人でやるのではなく、チームで協力しながらおこなう仕事に就きたいと考えています。
御社の座談会に参加し〇〇店の〇〇さんから、朝と夜のミーティングを欠かさずにおこないスタッフ間で情報共有をしていることや、忙しいポジションがあったら協力して助け合っていることをお伺いしました。
入社後は部活動でのチーム経験を活かし、積極的に発言したり、周りを巻き込んでより良い組織にするために貢献してまいります。

キャリアアドバイザー
自分の就活の軸と企業文化が強く合致していることを示している点が良いですね。過去の経験と企業座談会での情報を結び付け、入社後の貢献意欲を具体的にアピールできているのが好印象です。
【意欲を押し出す例文⑤】志望企業の接客に感動したから
私が御社を志望する理由は、御社の接客に感動したからです。私は御社のカフェが非常に好きで、週3回ほど利用させていただいています。ほかのカフェもよく利用するのですが、御社は他店と比べてもお客様に寄り添う姿勢が非常に強いと感じています。
具体的には、私が友人と来店した際に「シェアするために半分に切りますか」と聞いてくださったり、とりわけ用のお皿をこまめに変えてくれたり、「してくれたらうれしいけどなかなか言いづらい」という点を先んじてしてくれました。また足が不自由な方がご来店した際には、入口から近い席を用意したり、お手洗いに行くのを手伝ったりと、人や状況に合わせた瞬時の対応に感銘を受けました。
お客様が気持ちよくお帰りになれるように、最高のおもてなしを一緒にさせていただきたいと思い、御社を志望しています。

キャリアアドバイザー
この例文では、実体験を具体的に伝えられており、企業への熱い思いが感じ取れますね。入社後にどのように貢献したいか、もっと具体的に示せるとより良いです。
【意欲を押し出す例文⑥】志望企業のメニューが好きだから
私が御社を志望する理由は、御社のメニューのファンだからです。私は御社のカフェが好きで、よく利用させていただいています。
特に御社の看板メニューであるアップルパイは格別な味わいで、非常に惹かれています。他店にはない、御社独自の自家製カスタードクリームが使用されている点が特徴的で、毎回食べていて幸せな気持ちになります。
私は、このアップルパイがもたらすような、たとえ困難な状況にあっても人々を幸せな気持ちにできる商品やサービスを、社会人として多くの人々に提供していきたいと考えています。御社に入社後は持ち前の勤勉性を活かし、まずは御社の企業文化や調理技術を深く学びたいです。そして、将来的にはアップルパイの調理を任せていただけるように精進していきます。

キャリアアドバイザー
この例文は、その企業へ強く魅力を感じていることがよく伝わります。入社後にそのファン心理をどのように仕事に活かし、貢献したいかをさらに具体的に示すとより効果的ですよ。
【意欲を押し出す例文⑦】特定のスキルを身に付けたいから
私が御社を志望する理由は、御社はコーヒー豆の焙煎に特化したカフェだからです。私は御社が焙煎を手掛けたコーヒー豆が大好きで、将来的にはスペシャリティコーヒーの焙煎に関する専門的なスキルを身に付けていきたいと考えています。
他社ではここまで焙煎に力を入れているところがなく、御社でしか私の「スペシャリティコーヒーの焙煎に関する知識を極めたい」という目標を実現できないと考えています。御社に入社したら、まずはコーヒーインストラクターの資格の取得を目指し日々勉強をおこない、ゆくゆくはコーヒー豆の焙煎に関するスペシャリストを目指して精進いたします。

キャリアアドバイザー
自分の明確な目標と、その企業に入社することが目標達成に不可欠である理由を具体的に示している点が非常に良いです。他社では実現できないという点で、企業への強い志望度が伝わりますね。
【意欲を押し出す例文⑧】裁量権が大きい環境で働きたいから
私が御社を志望する理由は、他社と比べて社員一人ひとりの裁量権が大きい点魅力を感じたからです。御社は他社と比べて少数精鋭の組織体制であるため、社員一人ひとりが携わる業務が多岐に渡るとお伺いしました。
私は将来的にカフェの経営をしていきたいと考えています。そのためには早くから多くの経験を積み、カフェ運営全体についての理解を深める必要があると考えています。
御社に入社したら、持ち前の向上心を活かして、まずは任せていただいた業務を一日も早く習得します。そして、ゆくゆくは複数のポジションを経験し、カフェ運営のあらゆる側面を深く理解するスペシャリストとして貢献できるよう、日々精進します。

キャリアアドバイザー
この例文は、将来の明確な目標と目標達成のために必要な環境を具体的に結び付けているのが評価できます。入社後の貢献意欲と学習姿勢を示せているのが効果的ですよ。
簡単3ステップ! 魅力的なカフェの志望動機の作り方
例文で回答のイメージができたところで、次は、実際に志望動機を作っていきましょう。簡単な3つのステップでカフェの志望動機を作れるので、参考にしてくださいね。
①カフェを志望する理由を考える
カフェの志望動機を作るには、まずはなぜ「カフェ」に就職したいのかを考えましょう。レストランやほかの接客業ではなく、なぜ「カフェ」で働きたいのかは面接でも必ず聞かれる質問です。

キャリアアドバイザー
ほかの接客業にはないカフェならではの特徴や、自分なりに思うカフェのほうが勝っている点などを書き出してみると、カフェを志望する理由が見つかりやすいですよ。
②そのカフェを志望する理由を考える
次に、なぜ「そのカフェ」なのかを考えましょう。世の中には多くのカフェが存在するため、数多くのカフェのなかから、そのカフェを志望する理由はとくに見られていますよ。
そのため、ほかのカフェと比較してそのカフェならではの特徴や、そのカフェでしか実現できないキャリアプランを言語化することが大切です。

キャリアアドバイザー
志望するカフェがほかのカフェと違う点や、そのカフェの何が好きなのかを考えるとそのカフェでないといけない理由が見えてきますよ。
③入社後にどう貢献するかを考える
最後にそのカフェに入社後、どう貢献するかも考えましょう。すでに述べたように、企業は多くのコストをかけて採用をしています。そのため、入社後にその企業でより活躍をしてくれる人を採用したいと考えています。

キャリアアドバイザー
「自分の強みをそのカフェでどのように活かすか?」を伝えると、活躍のイメージを具体的に持たせることができます。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!志望動機は3段階で伝えるのがベスト
企業側のメリットを打ち出した志望動機で周りと差を付けよう
本文で解説している志望動機の作り方に加えて、ぜひおすすめしたい構成をもう一つ紹介します。
まず、一段落目では、自分を採用する企業側のメリットを明確に伝えます。具体的には、「自分の強みがその企業でどのように活かせるか」という視点です。
二段落目では、自分と企業のマッチ度をアピールしましょう。具体的には、その企業で実現できるキャリアや業務内容が、自分の成長や将来ビジョンの実現にどのようにつながるのかを具体的に伝えます。
最後の三段落目では、その企業への熱意や意欲を存分に伝えましょう。その企業のどこが好きなのか、具体的な理由を伝えることでより説得力が増します。
特に一段落目が重要! 企業にどのように貢献できるかを盛り込むのがコツ
この3段階で特に重要なのは、一段落目の「企業側のメリット」を提示することです。実際、多くの学生は「自分が○○したい」と自分側のメリットばかりを伝えがちなのです。それだけでは、企業側はその学生を採用するメリットや、学生がどのように貢献できるのかを具体的にイメージできないため、志望動機を作る際は特に一段落目に注力しましょう。
確認必須! カフェの志望動機で避けておきたい3つのパターン
ここまでカフェの志望動機の例文や作り方を学び、効果的な志望動機の作り方やポイントをつかめてきたかもしれません。
一方で、カフェの志望動機を作る際に避けておきたいものもあります。どれも企業からの印象を下げてしまう可能性があるので、一つひとつきちんと確認しておきましょう。
①条件面だけ気にしている
カフェの志望動機を作るうえでまず避けたいのが、条件面だけを気にしているように聞こえることです。もちろん就活においては勤務地や給与、休日などの条件面を気にすることも大切です。しかし、そういったものはその企業の本質ではなく、表面的な情報とも言えます。
条件面だけの志望動機だと、「その条件があるなら他の企業でも良い」と聞こえてしまうので、志望度が低く映ってしまいます。
②「好き」だけで深掘りできていない
カフェの志望動機を作る際は、「好き」だけでそれを深掘りできていないものも避けましょう。
カフェが「好き」だけではほかの候補者と差別化することはできません。「好き」という点で企業にアピールするなら、何が、どれくらい、なぜ、などその「好き」への分析を徹底的におこなう必要があります。
また、カフェでの志望動機では「顧客視点でしか述べない」というのも避けましょう。企業は選考において「カフェの売上を伸ばしてくれる人材」を求めています。
「入社後どのような店舗をつくりたいのか」「店舗・企業成長のためにどのように貢献したいのか」といった視点で志望動機を作成することが大切です。

キャリアアドバイザー
「好き」という点を伝えたいなら、強みも活かしながらなど、ほかの要素と組み合わせて伝える方法もありますよ。
③独立の意思が強すぎる
独立の意思が強すぎるものもカフェの志望動機を作る際は避けましょう。カフェを志望する人のなかには、将来的に独立して自分の店を持ちたいと考える人もいるでしょう。
しかし、企業は採用にあたって時間とお金をかけているため、採用するならなるべく長く働いてほしいと考えています。
そのため、面接の段階から「独立したい!」という意思を全面に押し出してしまうと「すぐにやめてしまうのかな」と企業から思われてしまう可能性があるのです。

キャリアアドバイザー
カフェによっては独立に対して前向きなところもありますが、面接では伝えないほうがベターです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!避けるべき志望動機の特徴
顧客目線の志望動機ではなく経営的な視点を盛り込むのが大切
カフェの志望動機では「顧客視点でしか述べない」というのも避けましょう。「店員の接客が素敵だった」「ドリンクやフードがおいしく、ほかのカフェにはなかった」など、自分が顧客の立場として受けた感動を、そのまま志望動機に取り入れるパターンをよく見受けます。
そのカフェを好きになったきっかけとしては素敵ですが、企業は選考において「カフェの売上を伸ばしてくれる人材」を求めています。そのため顧客視点だけでなく、それを踏まえて「入社後どのような店舗をつくりたいのか」「店舗・企業成長のためにどのように貢献したいのか」といった視点で志望動機を作成することが大切です。
顧客としてでなく、店員の立場に立ち、経営的な視点で志望動機を伝えることができる学生は多くありません。ほかの学生と差別化をはかるためにも、日頃から「自分だったらどのように接客するか」「どのように店舗をつくっていくか」といった視点をもっておくと、志望動機に盛り込みやすくなるでしょう。
カフェの志望動機が思いつかないときの3つの対処法
ここからは、「なかなかカフェの志望動機が思いつかない……」という人におすすめの3つの対処法を紹介します。志望動機の内容がなかなか思いつかなかったり、作成に手間取るようなことがあればぜひこちらを参考にしてくださいね。
なお、志望動機が書けないときの対処法はこの記事でも解説しています。
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①実際に店舗に行き客としてカフェを利用する
カフェの志望動機が思いつかないときは、客としてカフェを利用してみるのもおすすめです。
志望動機が思いつかなくても、何かしら魅力を感じてそのカフェを志望しているはずです。実際に店舗に行ってみることで、自分が魅力に感じているものがわかったり、日頃気が付かないものが見えてくることもあります。
②目標や将来やりたいことから考えてみる
将来やりたいことを考えてみることも、カフェの志望動機が思いつかないときに有効です。「こういうものを作りたい」「こういう店にしたい」「こういう人の憩いの場にしたい」など、自分がやりたいことは自分次第です。
将来やりたいことがわかると、それを実現するには何が必要かが見えてきます。「今、自分に必要なものはそのカフェで働くことで得られるか」という視点を持つと、新たな発見があるかもしれませんよ。
将来の自分を明確にする方法がわからない人は、この記事を参考にしてみてください。
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③カフェで働く人に話を聴いてみる
カフェの志望動機が思いつかないときは、実際にカフェで働いている人に話を聴いてみるのもおすすめです。実際に働いているからこそ感じるやりがいや、大変なことを聴くことができるので、入社後のイメージもつきやすいです。
入社後のイメージが湧くと、そのカフェで自分がしたいことなども見えてきます。入社後の具体的な行動を志望動機で伝えることができるようになるので、現場の声を聴くのはとてもおすすめです。
カフェの志望動機は自分らしい理由を明確に伝えて企業にアピールしよう!
カフェの志望動機を作るときは、ただ「好き」という気持ちを押し出すのではなく、どんな理由があって志望していて、どんな部分で業務に貢献していけるのかといった、企業が採用したいと思える内容にまでブラッシュアップする必要があります。
ここまでの解説を踏まえつつ、自分の考えを盛り込んだ独自性にあふれる志望動機を作成し、選考を突破していきましょう。
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なお、バリスタ専門職というのは日本国内ではあまりなく、キッチン担当が兼ねるケースが多いです。バリスタを目指すうえでは、キッチンと兼任になる可能性もあるということを覚えておきましょう。