適性検査「TAL」の攻略ガイド|検査内容と回答ポイントを徹底解説

この記事のアドバイザー

例題付きで解き方を解説!対策が難しいTALに必要な5つの心構え

目次

  1. 明確な対策方法がないTALは実施目的を知ることが重要
  2. 採用選考で実施される適性検査「TAL」とは?
  3. 【検査概要】「潜在的人間力」を把握する適性検査
  4. 【実施目的】学生の人間性から適性をチェックしたい
  5. 【検査内容】2種類の形式がある
  6. 4つの例題を紹介! キャリアアドバイザーが監修するTALの回答ポイント
  7. 質問例①「あなたがこの中で手に持ってみたい卵を2つまで選んでください。」
  8. 質問例②「自動販売機が故障していてお釣りが出ないときはどうする?」
  9. 質問例③「自分と同じ考えの人を見るとどう思う?」
  10. 質問例④「アイコンを10~15個配置してください」
  11. TALを受検するにあたって理解しておきたい5つの前提
  12. ①確実な対策方法はない
  13. ②素直に回答する
  14. ③常識を守る
  15. ④ポジティブな回答を考える
  16. ⑤出題傾向を把握しておく
  17. 検査内容別に確認! TALを受ける際に注意すべき4つのポイント
  18. 質問形式:無理に選択肢を2つ選ぶ必要がない場合もある
  19. 質問形式:1度解答をしたら前の画面には戻れない
  20. 図形アイコン配置:1度選んだ図形は元に戻せない
  21. 図形アイコン配置:15個目を置いたら強制終了
  22. TALは問題傾向を把握して適性をアピールしよう!

明確な対策方法がないTALは実施目的を知ることが重要

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から、

「TALの対策は何をしたら良いのわからないです」
「他の人と違う解答をしてしまったけど、大丈夫なのか知りたいです」

というような相談を受けることがよくあります。就活での適性検査として実施されるTALですが、どのように対策をしたら良いのか不安を抱えている人も多いでしょう。

この記事では、適性検査TALを取り入れている企業の目的や受検の心構えをお伝えしていきます。TALとは何か、TALの具体的な対策方法がわからないという人は参考にしてみてください。

【性格適性検査】TALでやってはいけない回答と高評価のコツを就活のプロが解説!

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採用選考で実施される適性検査「TAL」とは?

TALの概要

就活では書類審査や面接など、さまざまな方法で会社に適した人物かの判断がおこなわれます。TALはその判断の一つとして「応募者の内面を探る」ことを目的とした適性検査です。

まずはTALについて最低限のポイントを理解したうえで、受験に臨む対策をしていきましょう。

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【検査概要】「潜在的人間力」を把握する適性検査

TALで把握できる応募者の潜在的人間力
  • コミュニケーション力
  • ストレス耐性
  • 責任感
  • 積極性
  • 行動力
  • 向上心
  • メンタル傾向
  • コンプライアンス傾向

応募者の性格や基礎能力を計るために一般常識の問題が多いSPIに比べ、内面を探ることを目的としたTALには回答に明確な答えがないことが特徴です

人にはさまざまな特性があり、特性に対する評価は人によって異なります。たとえば、面接では笑顔でハキハキとした返事が好印象で合格を出したものの実際に働き始めると暗く無愛想だったなど、書類審査や面接だけでは応募者の内面まで判断するのは難しいのです。

これらの判断できない基準を潜在的な部分から把握し、会社に適性があるのかどうかを見極めて長期的に戦力として働いてくれるのかを判断しています。

【実施目的】学生の人間性から適性をチェックしたい

TALは、企業が入社後のミスマッチや早期離職を防ぐために実施する適性検査です。書類選考や面接では判断しきれない学生の人間性や内面を見極めることを目的としています。

近年は環境の変化によってメンタル不調になる人も増えており、企業側は入社前にそうしたリスクをできるだけ把握したいと考えているのです。

TALは、表面的な能力よりも「その人らしさ」を重視しています。SPIなどの適性検査と違い、点数で合否が決まるものではなく、直感を大切にし、正直に答えることが重要です。考えすぎず、自然体で臨むことが求められます。

【検査内容】2種類の形式がある

TALは「質問形式」と「図形アイコン設置」の2種類の検査方法から成り立っています。質問形式は15分、図形アイコン設定は5分の検査時間が設けられています。

一般的な筆記試験とは異なりインターネット上で検査がおこなわれるため、誤った操作をしないことがポイントです。「質問形式」の検査では、次のページに進む場合「次へ進む」と書かれたボタンがあります。このボタンは1度押すと前のページへ戻ることができないので、自信を持った回答を心掛けましょう。

テスト1:質問形式

質問形式の検査では、計36問の問題を7つの選択肢のなかから2つ、あるいは1つ選んでいきます。出題の内容によって最大2つまで選ぶことができるということなので、適した答えがない場合は1つだけの回答でも問題ありません。

出題される内容は非常に独特で、有名なものでは「自動販売機が故障しておつりが出ないときはどうする?」や「7つの卵のなかから自分が手に持って良いものは?」などを7つの選択肢のなかから回答する問題が出題されています。

テスト2:図形アイコン配置

図形貼付形式の検査では、10〜15個の図形を出題されたテーマに沿って枠内に置いていく問題です。貼り付ける範囲にはあらかじめ線が引いてあるので、その線のなかに丸や三角、ニコニコマークなどの図形を配置していきます。

貼り付ける範囲内に置いた図形は、1度置くと元には戻せません。質問が抽象的なものが多く、出題されたテーマのイメージがつかないと適当になりがちですが、時間内でしっかり考えることが大切です。全体の完成イメージを自分のなかで組み立ててから進めていきましょう。

キャリアアドバイザーが読み解く!TALに正解はない

吉川 智也

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直感で答えよう

現在主流となっている適性検査は、脳科学系と心理学系どちらかの理論に基づいています。前者は、「人間の行動は、コントロールすることが難しい脳や神経系そのものの動きによって作用する」ということに焦点を当てています。一方後者は、「人間の行動は過去の出来事や環境に影響を受け、コントロールできない心の動きに左右される」としています。

そういった観点でみると、TALは脳科学や統計学に基づいて作成されています。設問ごとの意図を読み取ることが不可能なのは、私たちが普段意識していない脳のはたらきからその人のことを判断しようという仕組みだからです。特定の結果をねらった回答をすることはできません。直感で答えるようにしましょう。

4つの例題を紹介! キャリアアドバイザーが監修するTALの回答ポイント

TALは、学生の人間性や価値観を知るための検査であり、選択肢に「正解・不正解」はありません。どの回答を選んでも、その人自身の個性や考え方として受け止められるものです。

ここからは、実際に出題される例題をいくつか紹介しながら、「私だったらこう答えるかもしれません」というキャリアアドバイザーの視点で回答のポイントをお伝えします。選ぶ選択肢によって企業がどんな印象を受けるのか、一例として参考にしてみてください。

ただし、TALは考えすぎると本来の自分が出せなくなってしまう検査でもあります。無理に「良さそうな答え」を探すのではなく、自分の直感を大切にして、素直に答えることが一番大切です。

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質問例①「あなたがこの中で手に持ってみたい卵を2つまで選んでください。」

選択肢
  • 殻を剥いたゆで卵
  • 模型の卵
  • 殻を剥いて輪切りにしたゆで卵
  • うずらの卵
  • 殻を剥いていないゆで卵
  • 生卵
  • 産卵すぐの温かい卵

この質問は、一見するとどれを選んでも良さそうに思えますが、実は選んだ卵によって「どんなものに心が惹かれるのか」という深層心理が表れると言われています。

私だったら、「産卵すぐの温かい卵」を選ぶと思います。温かさや生命を感じられる卵は、どこか前向きで柔らかい印象があり、新しいことを大切にしたい気持ちに自然と惹かれます。

逆に「模型の卵」は、個人的にはあまり選ばないかもしれません。人工的で冷たさを感じるため、あえて選ぶ理由が見つからないと感じました。

もちろん、どの卵を選んでも間違いではありません。このような問題は、自分が自然に「持ってみたい」と思ったものを素直に選ぶことが大切です。

質問例②「自動販売機が故障していてお釣りが出ないときはどうする?」

選択肢
  • 自動販売機を蹴飛ばす
  • 悔しいと思う
  • 自動販売機の会社に電話して文句を言う
  • おかしいと思う
  • 運が悪かったと思う
  • むしゃくしゃした気持ちになる
  • 何もしないで諦める

この質問では、「トラブルが起きたときにどんな反応をする人なのか」を企業側がイメージすることがあると言われています

私だったら、「おかしいと思う」や「何もしないで諦める」を選ぶかなと思います。冷静に状況を受け止めて、感情的に振り回されない姿勢を大切にしたいと普段から考えているからです。

逆に「自動販売機を蹴飛ばす」や「自動販売機の会社に電話して文句を言う」といった行動は、怒りや強い不満を行動で表すイメージにつながってしまう気がして、私の場合はあまり選ばない気がします。

質問例③「自分と同じ考えの人を見るとどう思う?」

選択肢
  • なんとなく怖い
  • 親しくなりたいと思う
  • ライバル意識が出てくる
  • 何となく嫌なやつだと思う
  • 何も思わない
  • 好きになってしまいそう
  • どんな人か探ってみたい

この質問では、「価値観が似ている人に対して、どのような距離感をとるのか」が見られていることがあると言われています

私なら、「親しくなりたいと思う」や「どんな人か探ってみたい」を選ぶかなと思います。同じ考え方を持つ人に出会ったときは、もっと相手のことを知りたい、仲良くなりたいと自然に感じるからです。

一方で、「なんとなく怖い」や「何となく嫌なやつだと思う」は、相手に対して距離を置く印象があるため、私自身はあまり選ばないかなと思いました。

質問例④「アイコンを10~15個配置してください」

かなり難解⁉ 図形アイコン配置問題を攻略するコツ

図形アイコンの配置問題は、TALのなかでも特に意図が読み取りにくいと言われている問題のひとつです。この問題は、提示された図形アイコンのなかから好きなものを選び、自由に配置する形式で、「自分らしさ」や「自己表現の傾向」を見ることが目的ではないかと推測されています

TALは、そもそも検査の意図がわかりにくく作られているため、ここでも「正解」「不正解」といったものはありません。あくまで、自分が思うまま、素直に取り組むことが大切です。

そのうえで、キャリアアドバイザー目線としては、以下のようなポイントを意識して配置するかもしれません。

顔マークを使用する

顔マークは「人間らしさ」や「コミュニケーション能力」といったイメージにつながるため、配置することで自己表現が豊かになると考えられます。

この問題は「入社後に活躍している自分」というテーマがあるのではないかと言われており、顔マークを用いることは「自分自身をしっかりと認識し、周囲とかかわっていきたい」という意思表示にもつながるかもしれません。

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必ず使わなければいけないわけではありませんが、私なら自己肯定感や前向きさを表現するために、まず顔マークを選ぶと思います。

人間の形を作る

人間の形を意識してアイコンを配置するのは、問題のテーマである「活躍している自分」をより具体的にイメージできる工夫として有効だと思います。顔やハート、星などの親しみやすい図形を使って人型を作ると、見た目にもポジティブな印象につながりやすいです。

たとえば、ハートを胸の位置に置くことで「情熱や思いやりを持って仕事に取り組む自分」を表すこともできるでしょう。

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もちろん、この形にこだわりすぎる必要はなく、あくまで一つの参考例として捉えてください。

できるだけ多くの図形を配置する

多くの図形を選ぶことで、自己表現の幅を広げられると考えられます。15個近くまで図形を使うことで、細かいニュアンスや多様な側面を表現できるかもしれません。

これは「積極的に自分をアピールしたい」という気持ちや「多面的な視点を持っている」という印象につながる可能性があると推測されます。

一方で、無理に数を増やすことが逆効果になることもあるため、自分の直感や感覚に正直に選ぶのが大切です。

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少数でも「これが自分だ」と思える配置なら、それも一つの個性として尊重されるはずですよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!図形アイコン配置問題では「発想力」を見ている可能性が高い

本田 百合香

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本田 百合香

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顔マークの扱いがカギになる

TALには正解がないので一概にはいえませんが、この問題で良しと仮定されている「顔マークを使用する」「人間の形を作る」という回答例について、私はこのように考えています。この問題ではおそらく、受験者が「一般的な感覚」を持っているかどうかを試しているのではないでしょうか。

人間やキャラクターを模したイラストを見た多くの人は、ごく自然に頭部にあたる部分に顔のパーツを置くという発想になるはずです。そこから大きく外れた配置をするかどうかで、その人が一般的な思考や価値観を持っているのか、あるいは独特な感性を持っているのかを見ているのかもしれない、と感じました。

堅実さや正確さが重視されるような仕事には、奇抜なことを考える人はあまり向いていなさそうだし、反対に、クリエイティビティが発揮されるような仕事では通り一辺の発想力では太刀打ちできません。仕事によって重視されるポイントは異なると考えられます。

TALを受検するにあたって理解しておきたい5つの前提

TALを受検するにあたって大切な5つの心構え

TALは一般的な適性検査とは違い、明確な対策方法がない特殊な検査です。素直で常識的な回答が求められるため、どんな心構えで受検すればよいか迷う就活生も多いです。

ここからは、キャリアアドバイザーの視点でまとめた、TAL受検時に大切にしたい5つのポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。

WEBテストを対策なしで臨むのは危険!
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WEBテストは「対策しなくても点数がとれるだろう」と油断していると、慣れない問題形式にとまどってしまう場合も。

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①確実な対策方法はない

TALは、7人に1人の割合で出現する不適性者を見つけて採用リスクを軽減することが目的です。そのため、はっきりとした正解や攻略法は存在しません。

脳科学や統計学に基づいて判定がおこなわれ、論理的に間違いがない選択肢でも必ずしも正解とは限らないため、一般的な適性検査とは性質が異なります。

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明確な攻略法がないことを理解し、自然体で臨みましょう。

②素直に回答する

素直な回答をするためのポイント
  • 深く考えすぎず直感を信じる
  • 明るいイメージの選択肢を選ぶ
  • 問題の意図を気にしすぎない

TALは制限時間もあるため、あまり深く考えすぎず自分の直感を信じて素直に回答することが重要です。問題の意図がわかりにくい構成なので、あれこれ対策しすぎて頭を悩ませるよりも、明るく前向きなイメージの回答を選ぶほうが得策です

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「素直に答えること」こそがTALの回答ポイントです。

③常識を守る

常識的な回答を選ぶ理由
  • トラブルのリスクを軽減するため
  • 常識から大きく外れた回答はマイナス印象につながるため
  • 協調性や人間性が問われるため

TALは、入社後のトラブルを避けるために「常識的で安定した人材」を見極める検査です。明らかに常識外れの選択肢や奇抜な回答はマイナス評価につながる可能性が高いため注意しましょう。

リスクのある人材は考え方が一般的な常識から少し外れています。適性検査で素直に回答する重要性はこちらでも解説しています。

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性格適性検査で落ちる6つの理由|実施理由から対策まで解説

奇をてらった回答はマイナス評価につながる可能性がある

面接の自己PRや志望動機では、個性を際立たせるために少し変わった回答が効果的なこともあります。しかし、TALは性格や基礎能力を測る試験ではなく、人間性や協調性を重視した適性検査です。そのため、あまりに奇抜な回答は、個性が強すぎる印象につながり、評価を下げるおそれもあるかもしれません。

良い印象を持ってもらうためには、奇をてらうのではなく、常識的で素直な自分らしい回答を心掛けることが重要です。

④ポジティブな回答を考える

回答時のポイント
  • 基本はポジティブな選択肢を優先する
  • 自分の直感に従う
  • 過度なポジティブ偏重は避ける

ポジティブな回答は悪目立ちを避け、適正のある人物だと判断されやすくなります。ただし、過度にポジティブな回答ばかりを選んでしまうと、逆に「協調性が欠けている」と判断される恐れもあるため、バランスを意識してください

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自然な範囲で前向きな回答を心掛けましょう。

⑤出題傾向を把握しておく

出題傾向を知るメリット
  • 問題への戸惑いが減る
  • 落ち着いて試験に臨める
  • 素直かつ常識的な回答がしやすくなる

TALは他の適性検査と比べて非常に独特な問題形式が多いため、過去の問題例や出題傾向をある程度把握しておくことをおすすめします。問題集にある解説も活用し、問題の意図を理解しておくと、当日焦らずに済みます

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TALに限らず、就活では事前準備がとても大切です。事前に準備することで気持ちの余裕が生まれますよ。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!TALは対策不可能

塩田 健斗

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塩田 健斗

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それでも出題傾向は把握しておこう

学生時代に、受験する学校の過去問を解いた経験がありますよね? 販売されている過去問以外にも、在校生の先輩に対策方法を聞いてみたり、インターネットで傾向を調べてみたりとなんとか合格しようと情報を集めたこともあるはずです。

対策方法がないといわれるTALも同様に、検査を受ける前にできるだけ情報を集めておきたいところ。書籍やインターネットなどで調べるとおおよその傾向は掴むことができます。すべてを鵜呑みにするリスクは頭の隅に入れつつ、少なくとも傾向を知ることで当日はスムーズに検査を進められますよね。

また「素直に答える」という観点でいうと、普段から「天邪鬼」「ひねくれている」という自覚があったりそうした指摘を受けたことがある学生は、自分がどのような点でそのように言われてしまうのか他人に聞いてみましょう。自分の思考回路を振り返り、TALを受ける際にはあまり偏りすぎないように注意してくださいね。

検査内容別に確認! TALを受ける際に注意すべき4つのポイント

TALを受ける際に注意したいこと

TALについて例題やコツを紹介しましたが、TALを受ける際に注意しなければいけない点があります。よりテスト時間を有意義に使うために、TALを受ける前に頭に入れておきましょう。

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質問形式:無理に選択肢を2つ選ぶ必要がない場合もある

質問形式では出題された問題の内容によっては、無理に選択肢を2つ選ぶ必要がない場合もあります。出題された問題に対して最大2つを選べば良いので、1つしか当てはまる回答がないと判断した場合は、その自分の直感に従いましょう。

深く考えて無理に回答を2つすると、他のもう一方の回答と矛盾してしまい、かえって悪いマイナスなイメージにつながる可能性もあります。問題に対しての回答の意味はしっかり把握して、矛盾が起きないように気をつけることが大切です

質問形式:1度解答をしたら前の画面には戻れない

TALでは1度解答をしたら前の画面には戻れないため、十分に考えてから次に進んでください。制限時間15分で、合計36問を回答しなければいけませんが、焦った結果入力ミスをしてしまう可能性もあります。

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1度解答をしたらすぐに次に進まず、答案を再度確認して入力ミスなどを防ぐことが大切です。

図形アイコン配置:1度選んだ図形は元に戻せない

上記でも説明したように、図形アイコン配置では1度選んで設置した図形は元に戻せません。制限時間5分の間に最大15個のアイコンを設置しなければいけませんが、質問形式と同様に焦ってこなしても意味がありません

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キャリア
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一つ一つを考えなしに置くのではなく、完成した後をイメージしてから進めていくのがおすすめです。

図形アイコン配置:15個目を置いたら強制終了

図形アイコン配置では、15個目を置いたら強制終了となります。全体像を頭のなかで組み立ててから始めることで、最大15個の図形アイコンを後悔なく配置することができます。

この項目では、精神面での安定度を計る要素が高いと考えられるため、配置する場所だけ考えたうえで、意図は深く考えすぎずに素直なイメージのまま作成してください

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ考えすぎず直感で答えることがTALの肝

石川 愛

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同時に時間配分には十分注意しよう!

どのような適性検査でも同様の注意点ですが、時間配分には十分注意しましょう。前の設問に戻れない、質問の意図を汲み取りたい、矛盾のないように答えたい、などと考えすぎてしまうとあっという間に時間が過ぎてしまいます。また、前半に時間をかけすぎてしまい図形の問題で時間をかけられなかった、というケースもあります。

また、当然ながら意図した選択肢の隣の答えを誤って選んでしまった、といった選択ミスもご法度です。

TALは統計学に基づいているため、1つのミスによって答えに矛盾が生じたり、回答数が少なすぎることによって結果に歪みが生じる恐れがあります。そういった歪みを防ぐためにも、今一度、回答時間内にできるだけ多くの問題に答えることも意識しておきましょう。

TALは問題傾向を把握して適性をアピールしよう!

「適性検査TALの対策は何をしたら良いのかわからない」「解答が他の人と違う」と不安を不安を抱いているかもしれませんが、TALには明確な答えがありません。そのため、「どんな目的で実施されている適性検査なのか」「どのように操作するのか」などの全体像を把握しておくだけでも十分な対策になります。

明確な答えがないということは、間違った解答も決まっていません。問題に対しての正解・不正解を点数で見るわけではなく、内面的な適性を把握することが目的なので、自分らしく望むことが大切です。

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