目次
- 玉手箱とSPIはそれぞれに特徴と対策が異なる
- SPIは多くの就活生が経験する適性検査
- 商社や広告業界、メーカーなどが幅広く採用
- 玉手箱は自宅で受検するタイプの適性検査
- 金融、コンサル系に採用する企業が多い
- SPIと玉手箱の主な違いは?
- SPIは使い回しが可能
- 対策のしやすさと優先順位はSPIが上
- 玉手箱は回答時間の管理がカギ
- 見分け方は過去の導入事例とURL
- 1.過去の導入事例から見分ける
- 2.メールに添付されているURLから見分ける
- SPIの受検方式と内容をチェック
- 受検方式
- 問題構成
- SPIで高得点を目指すための3つの対策
- ①問題を繰り返し解く
- ②言語は長文問題に時間を割く
- ③性格検査は回答の一貫性を意識する
- 玉手箱の受検方式と内容をチェック
- 受検方式
- 問題構成
- 玉手箱で高得点を目指すための3つの対策
- ①出題傾向を押さえる
- ②電卓に慣れておく
- ③長文は先に設問を読む
- SPIと玉手箱の違いを知って最適な対策を
玉手箱とSPIはそれぞれに特徴と対策が異なる
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「玉手箱とSPIってどう違うのですか?」
「選考で2つを見分ける方法はありますか」
といった悩みが多く寄せられています。玉手箱もSPIも同じ適性検査の一種であることに違いはありませんが、その特徴と対策方法は異なります。「片方だけ対策しておけばOK」という考えではなく、きちんと違いを理解したうえでそれぞれの特徴に応じた対策をしましょう。
今回は玉手箱とSPIの違い、それぞれの難易度や勉強の優先順位を解説します。適性検査の対策で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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SPIは多くの就活生が経験する適性検査
就活生
キャリアアドバイザー
そういう人も多いと思います。1974年の初版リリースから、多くの企業で採用されているのですよ。
就活生
歴史のある検査なのですね!
SPI(エスピーアイ)は、人材アセスメント事業を展開するリクルートキャリア社が作成、販売している適性検査です。企業の採用活動において最も使われている適性検査で、就活生であればほとんどの人が受検することになります。
現在の採用活動では最新バージョンの「SPI3」が使われており、その内容は基礎能力検査と性格検査から構成されます。国語や数学の能力を問うのが基礎能力検査、企業や職種への適性を見極めるのが性格検査の役割です。
「適性検査」という言葉を聞くと非常に難しいテストのように思えますが、内容自体はそれほど難しくありません。いずれの問題も特別な専門知識は必要なく、きちんと対策をしていれば簡単に解けるものばかりです。
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商社や広告業界、メーカーなどが幅広く採用
商社や広告業界、メーカーなど、非常に幅広い業界で使われているのがSPIの特徴です。実際、SPI3を採用活動に導入している企業は、年間13,500社(2020年時点)にのぼるというデータが公表されています。
このようにSPIは数多くの企業で使われているため、まだ志望企業が決まっていない段階であっても、早くから対策しておいて損はありません。
SPIの勉強法についてこちらの記事でも解説しています。
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キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
SPIは、小学校から高校までで習う基本的な勉強の知識が問われることも多く、人によっては苦手な領域をなかなかクリアできず戸惑う場合もあるでしょう。ただし、確かに対策する範囲は広いですが、奇をてらうような質問よりも「一般的」な問題が多く、公平に学生を評価しやすいツールとして活用されています。
企業にとって、満点を目指すような受験勉強とは異なるためクイズマニアや比較的受験勉強をがんばってきた学歴の高い人だけを優遇するのではなく、あくまでも性格検査も含めて学生を総合的に判断をする1つの材料にすることができます。その意味で、SPIを活用したい企業はまだまだ非常に多いため、学生のみなさんは対応できる問題を確実に解くことに専念して就職活動を効率よく進めていきましょう。
玉手箱は自宅で受検するタイプの適性検査
就活生
玉手箱は就活をするまで知りませんでした。でも、周りでも受けている人が多い印象です。
キャリアアドバイザー
玉手箱は1998年からスタートしたWeb上の適性検査で、近年、多くの企業で導入されています。
一方の玉手箱は、人材アセスメント事業を展開する日本エス・エイチ・エルが作成、販売している適性検査です。テストセンター、Webテスティング、ペーパーテストの3種の受検方式があるSPIとは異なり、玉手箱は自宅で受検するWebテストが主流です。
問題内容はSPIと同じく、基礎能力検査と性格検査から構成されます。基礎能力検査の計数、言語、英語問題にはそれぞれ複数の問題構成があり、企業ごとに異なる組み合わせで出題されるのが玉手箱の大きな特徴です。
SPIと玉手箱、一概にどちらが難しいとは言えませんが、どちらもすばやい解答を求められるのは確かです。出題される問題への慣れや、受検方式ごとの対策が重要になります。
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金融、コンサル系に採用する企業が多い
玉手箱はSPIに比べて問題数が多く、1問にかけられる時間が少ないことから、正確かつすばやい作業が求められる業界で採用されやすい傾向にあります。たとえば、金融やコンサル業界はその代表的な例です。
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(言語・非言語・性格) - みずほ証券
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キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
非言語ではスピードが求められ、言語では長文が出ることも多い玉手箱を採用する企業は、業務内でも瞬発力や論理性が必要とされていることが多いでしょう。1つのことに黙々と取り組むのではなく、自分ができる課題に瞬時に優先順位をつけていき、限られた時間の中で複雑な問題を処理する力は1日で身につくものではありません。
どのツールを活用するのかどうかは、1つの業界を見ても企業ごとに異なります。そのため玉手箱を絶対にこの業界では活用するとは言えませんが、ITや金融、コンサルなど、専門用語を用いて物事を構造的に捉える業務が多く発生する業務内容の企業では活用される可能性が高いと考えておきましょう。
SPIと玉手箱の主な違いは?
次に、SPIや玉手箱を受検する学生が知っておくべき両者の違いについて見ていきましょう。
SPIと玉手箱、それぞれの特徴と違いを正しく理解し、適切な対策を講じることが大切です。
SPIは使い回しが可能
SPIの受検方式がテストセンターだった場合、結果の有効期限は1年間です。一度受検すれば、1年以内であれば結果を他の企業でも使い回しが可能です。
使い回しの最も大きなメリットとしては、時間の節約が挙げられます。選考のたびに受検し直す手間がかからないので、その分の時間を他の準備に有効活用できます。
ただし、得点が自分ではわからない点には注意が必要です。自分では手応えがあったとしても、実際はそれほど出来がよくない可能性もあります。
キャリアアドバイザー
気になるところがあれば、使い回さずに受け直すことも検討しましょう。
対策のしやすさと優先順位はSPIが上
一般的に、玉手箱のほうが対策しにくいと言われます。その理由の一つが、玉手箱には複数の問題構成パターンが存在することです。基礎能力検査の言語・計数・英語問題にはそれぞれ計8種類のパターンがあり、その組み合わせが企業によって異なります。
1つの問題形式ごとに1種類の分野の問題しか出題されないという点では、シンプルなようにも思えますが、1分野しか出題されない分、苦手な分野に当たってしまうとスコアが伸びにくくなります。組み合わせの多さと制限時間の短さを考慮しても、玉手箱の対策は容易ではありません。
SPIのほうが対策しやすく、採用している企業数が多いため、対策の優先順位としてはSPIが上だといえます。
キャリアアドバイザー
もちろん、すでに第一希望の企業が決まっている場合は、その企業が過去に何を採用したかによって優先順位を決めましょう。
玉手箱は回答時間の管理がカギ
玉手箱はSPI以上に回答時間の管理がカギになります。1問ごとに回答時間が設定されているSPIと異なり、玉手箱は科目ごとの制限時間しか設定されていないためです。
「1つの問題に時間をかけすぎて、最後のほうの問題がまったくの手付かず」といった失敗を避けるためにも、時間の配分が非常に重要になります。また、SPIに比べて問題数が多く、1問にかけられる時間が少ないことも時間の配分が重要な理由の一つです。
1問にかける時間を受検前に決めておくことはもちろん、設定した時間内に解けそうにない問題はすばやく切り捨てる判断力も必要になります。
SPIの本番まで時間がない人は、頻出問題だけでも必ず押さえておこう
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見分け方は過去の導入事例とURL
就活生
志望企業がどちらを採用しているのか、選考フローには書かれていないのですが…。
キャリアアドバイザー
企業の選考フローには書かれていないことがほとんどです。そこで、見分け方を押さえておきましょう。
SPIと玉手箱のどちらが実施されるのかを見分けるには2つの方法があります。それぞれの適性検査の特徴に応じた対策を講じるため、自分の志望する企業でどちらが実施されるのかを事前に確かめておきましょう。
1.過去の導入事例から見分ける
企業が公開している選考フローには「筆記試験」「適性検査」などの表記しかない場合がほとんどですが、過去の受検者の体験談を参考にすれば適性検査の種類を見分けることが可能です。
就活情報サイトなどの口コミを参考に、自分が志望する企業の適性検査の種類を確認しておきましょう。
2.メールに添付されているURLから見分ける
出題形式がWebテストの場合に限った方法ですが、企業から送られてきたURLから適性検査の種類を見分けられます。それぞれのURLは以下のとおりです。
- SPI3の場合
http://arorua.net/ - 玉手箱の場合
https://web1.e-exams.jp/
https://web2.e-exams.jp/
https://web3.e-exams.jp/
https://tsvs1.e-exams2.jp/
https://tsvs2.e-exams2.jp/
https://tsvs3.e-exams2.jp/
https://nsvs1.e-exams4.jp/
https://nsvs2.e-exams4.jp/
Webテストの見分け方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。他のWebテストの見分け方や対策についても紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
関連記事
Webテストは見分け方を知れば怖くない|種類と通過率アップの秘訣
Webテストの種類は3つの見分け方で判断することができます。この記事ではキャリアアドバイザーがWebテストの見極め方やおもなWebテストの種類と特徴を解説します。Webテストの通過率を上げるための対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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SPIの受検方式と内容をチェック
ひとまとめにSPIといっても、受検方式によって出題範囲が違えば、電卓の使用可否にも違いがあります。受検方式による違いをきちんと押さえ、どの方式で受検することになっても落ち着いて対応できるよう準備しておきましょう。
受検方式
SPIの受検方式は、「ペーパーテスト」「テストセンター」「Webテスティング」の3つに大きく分けられます。それぞれの受検方式の特徴を見ていきましょう。
※企業内のパソコンから受検する「インハウスCBT」はWebテスティングとほぼ同じです。
ペーパーテスト
企業側が用意した会場において、マークシート方式で受検するタイプです。他の2つとは違って問題の冊子が配布されるため、問題数のボリューム感を確認したり、時間配分を設定したりしやすいのが特徴です。
高校受験や大学受験に近く、対策しやすいという人も多い形式です。
- マークシート方式
- 問題冊子が配られるので最初に全部の問題を確認できる
- 時間配分の自由度が高い
- 筆算が前提
テストセンター
専用会場のパソコンで受検するタイプです。指定された期間のうち、自分の都合の良い日程と会場を選んで受検できます。「採用活動における人事担当の負担を減らせる」という理由から、多くの企業がテストセンターの受検形式を採用しています。
- 自分で日程と会場を選んで予約する必要がある
- 受検者の回答状況によって難易度や出題数が変化する
- 設問ごとに時間制限がある
- 受検結果を他の企業にも使い回せる
- 筆算が前提
Webテスティング
自宅や学校などのパソコンで受検するタイプです。指定された期間内であれば、自分の好きな時間・場所で受検できます。会場に赴くことなく受検できるという特徴から、オンライン化が進む就活においてWebテスティングを採用する企業が増えてきました。
- 好きな時間、場所で受検できる
- 受検者の回答状況によって難易度や出題数が変化する
- 設問ごとに時間制限がある
- 電卓を使用できる
問題構成
- 言語
- 非言語
- 性格検査
- 英語(オプション)
SPIの問題構成は基礎能力検査と性格検査に分けられます。
基礎能力検査はさらに言語と非言語の2つに分けられるのが特徴です。また、場合によってはオプション検査として、英語検査が実施される可能性があります。英語検査の有無は企業によって異なるため、事前に確かめておきましょう。
言語
SPIの言語は国語に相当する問題です。「言葉の意味を理解しているか」「話の要旨を的確に捉えられるか」といった能力を測定する目的があります。
計算方法さえ覚えておけば解ける非言語とは異なり、「熟語の成り立ち」や「語句の用法」などのように知識がないと解けない問題も多く出題される点が特徴です。
出題範囲は非言語ほど広くないため、あらかじめSPI言語の問題を繰り返し解いて慣れておくことをおすすめします。
- 二語関係
- 熟語の意味
- 熟語の成り立ち
- 語句の用法
- 文の並べ替え
- 空欄補充
- 長文理解
非言語
SPIの非言語は数学に相当する問題です。「数的な処理ができるか」「論理的な思考力があるか」といった能力を測定する目的があります。
難易度そのものは中学校・高校で習うレベルなのでそれほど難しくありませんが、1問あたりにかけられる時間が少ないのがポイントです。じっくりと考える余裕がないせいで、問題が難しく感じてしまう傾向にあります。
- 推論
- 図表の読み取り
- 集合
- 順列、組み合わせ
- 確率
- 損益算
- 料金の割引
- 割合、比
- 分割払い、仕事算
- 速さ
性格検査
性格検査は受検者の大まかな性格を見極めるための検査です。職務への適応性や組織への適応性、性格の特徴などを見極める目的があります。
問題の内容は日常の行動や考え方に関するものなので、言語や非言語のような事前の対策は必要ありません。問題数は約300問とかなり多めですが、「自分と企業の相性を客観的に判断するためのツール」だと思って正直に答えましょう。
- 職務適応性
「人と接する機会が多い仕事」「肉体的負担が多い仕事」など、さまざまな特徴がある仕事に対してどの程度適性があるかを測定 - 組織適応性
「風通しの良い社風」「能力を重視する社風」などの組織風土に対し、どの程度適性があるかを測定 - 性格特徴
行動、意欲、情緒、社会関係の4つの側面から、性格にどのような傾向が見られるのかを測定
英語
SPIのテストセンターとペーパーテストでは、オプション検査という形で英語検査が実施される場合があります。語彙力を問う問題や、文法や用法を問う問題などで構成され、リスニング問題は出題されません。
基本的に英語検査は実施しない企業のほうが大多数ですが、外資系企業や旅行代理店など、業務上英語が必須となる企業では実施するケースが多く見られます。英語力が必要な業界・企業を志望している場合は、英語検査の対策もしっかりしておきましょう。
- 同意語
- 反意語
- 空欄補充
- 英英辞書
- 誤文訂正
- 長文読解
玉手箱の対策に時間が取れない人は、問題集を使って効率良く対策しよう
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SPIで高得点を目指すための3つの対策
問題の難易度は中学校や高校で習ったレベルとはいっても、SPIは何の対策もなしで高得点を取れるものではありません。問題を繰り返し解いて慣れることはもちろん、出題傾向の把握や適切な時間配分が大切です。
ここで解説する3つの方法を参考に対策を進め、SPIで高得点を目指しましょう。
①問題を繰り返し解く
SPIは問題を繰り返し解いて慣れることが大切です。受検方式に合った対策本を1冊購入し、問題のパターンごとの解き方が身につくまで何度も繰り返し解きましょう。
具体的な勉強方法としては、1度解き終わったら別の対策本に行くのではなく、1冊の対策分を繰り返し解く方法がおすすめです。
SPIの問題は出題範囲こそ広めですが、問題のパターンはそれほど多くありません。パターンごとの解き方さえ覚えてしまえば、問題の言い回しや数値が変わっても解くことができるはずです。
キャリアアドバイザー
多くの対策本に手を出すよりも、間違えた問題の反復学習に時間をかけるほうが効率的です。
②言語は長文問題に時間を割く
言語では「熟語の意味」や「語句の用法」など、瞬時に判断して回答できる問題で時間の貯金をつくり、じっくり考えなければならない長文問題に時間を割くようにしましょう。
最も時間のかかる長文問題に時間を残しておけば、落ち着いて考える余裕ができます。
特に長文問題に時間を割かなければならないのがペーパーテストです。思想・言語や歴史、地理、社会などの非常に幅広いジャンルから難解な長文が出題されるため、テストセンターとWebテスティング以上に長文問題に気を遣う必要があります。
キャリアアドバイザー
長文問題以外の問題をすばやく解けるようにするのはもちろん、問題を繰り返し解くことによって、長文そのものに慣れておきましょう。
③性格検査は回答の一貫性を意識する
性格検査を受検するときは、回答の一貫性を意識しましょう。矛盾するような回答があると、企業側が判断しにくいだけでなく、入社後のミスマッチを引き起こす恐れがあります。
たとえば、自分は諦めの早い人間なのに、企業に好印象を与えたいがために「自分は粘り強い性格だ」の項目でYesと回答してしまうと、本来の性格と回答に食い違いが生じてしまいます。
それにより、本来は適性の低い業務内容や組織風土であるにもかかわらず、適性が高いという反対の結果が出てしまう可能性があるのです。
仮に嘘をついて選考を突破できたとしても、入社後に自分が困ることになりかねませんので、性格検査では取り繕わずに正直に回答することをおすすめします。
就活で嘘をつくことのデメリットはこちらの記事で読んでください。
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就活で嘘はメリットなし! 嘘のリスクと境界線を徹底解説
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キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる
闇雲に手を出すのではなく、まずは用意したテキストを最後まで解き終えることを目標としてください。ときどき、勉強が計画通りに行かず時間が空いてしまったためいつも最初から振り返りをおこなう学生がいますが、これでは非効率です。
特に非言語問題は、一度解き方が理解できた問題は何度も繰り返す必要はありません。不安になってしまうかもしれませんが、解けなかった問題に時間をあててできるようにしましょう。また、何度も解説を読んでも太刀打ちできないと判断した場合には、その問題は潔く諦めるのも1つの手です。いつも同じ領域だけを勉強するのではなく、すべての問題を解いて、自分が次に何をするべきなのか確認していきましょう。
玉手箱の受検方式と内容をチェック
一方、玉手箱の形式は、「テストセンター」「Webテスト」の2つに分けられます。受検方式ごとの特徴はSPIと変わりませんが、問題構成と出題形式にはやや違いがあります。玉手箱ならではの特徴と注意点を押さえておきましょう。
受検方式
玉手箱は従来、Webテストの受検方式が主流でしたが、不正防止対策としてテストセンターで実施されるケースも増えてきました。出題される問題の内容に違いはありませんが、電卓を使用できるか否かという大きな違いがあります。
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どちらの受検方式で実施されても対応できるよう、電卓での計算、筆算での計算の両方に慣れておきましょう。
Webテスト
自宅や学校などのパソコンで受検するタイプです。SPIと同様に、指定された期間内であれば自分の好きな時間・場所で受検できます。元々Webテスト用に開発された適性検査ということもあって、玉手箱ではこの受検方式が一般的です。
- 好きな時間、場所で受検できる
- 受検者の回答状況による難易度の変化はない
- 制限時間は設問ごとではなく分野ごと
- 電卓を使用できる
テストセンター(C-GAB)
専用会場のパソコンで受検する、玉手箱のテストセンター版がC-GABです。指定された期間のうち、自分の都合の良い日程と会場を選んで受検できます。Webテストにおいて、替え玉受検や回答データの提供などが問題になり、より不正を防止しやすいテストセンター方式を採用する企業が増えてきました。
SPIをテストセンター方式で受検した場合と同じく、受検結果の使い回しが可能です。
- 自分で日程と会場を選んで予約する必要がある
- 受検者の回答状況による難易度の変化はない
- 制限時間は設問ごとではなく分野ごと
- 受検結果を他の企業にも使い回せる
- 筆算が前提
問題構成
- 計数
- 言語
- 英語
- 性格テスト
玉手箱の基礎能力検査は計数3種類、言語3種類、英語2種類の計8種類で構成され、各科目1形式ずつ選択されて出題されます。たとえば、計数で四則逆算の問題が出たとしたら、計数の科目では最後まで四則逆算の問題しか出ないのが大きな特徴です。
計数
玉手箱の計数は数学に相当する問題です。SPIの非言語と同じく、「数的な処理ができるか」「論理的な思考力があるか」といった能力の測定を目的としています。
- 図表の読み取り
グラフや表などを読み取り、問われた数値を計算して答える問題 - 四則逆算
方程式の空欄に当てはまる数字を逆算して求める問題 - 表の空欄の推測
表の空欄一ヵ所に当てはまる数値を推測して答える問題
言語
玉手箱の言語は国語に相当する問題です。SPIの言語と同じく、「言葉の意味を理解しているか」「話の要旨を的確に捉えられるか」といった能力の測定を目的としています。
問題内容は長文を読み、設問文の論理的な正誤を判断する「論理的読解」問題と、長文を読み、その設問文が筆者の一番訴えたいことなのかを判断する「趣旨判定」問題にわかれます。
キャリアアドバイザー
長文に慣れるため、日頃から新聞や本に目を通しておきましょう。
英語
玉手箱の英語もSPIと同じく、オプション検査という位置づけです。企業によって出題されるケースと出題されないケースがあります。
問題内容は、英文を理解するための読解力が求められる「長文問題」が主体です。長文を読み、設問文に関するさまざまな問いに答える「長文読解」と、長文を読み、設問文の論理的な正誤を判断する「論理的読解」にわかれます。
キャリアアドバイザー
いずれも8長文(24問)/10分という非常に厳しい制限時間が設けられており、回答時間の管理がカギになります。
性格テスト
性格テストは受検者の大まかな性格を見極めるための検査です。性格を見極めることで、職務への適応性や企業との相性を確かめる目的があります。
性格テストの測定項目は、「人前での説明が苦にならない」「交友関係は広いほうだ」といった質問から、その人のパーソナリティに関する部分を測定する「性格」測定と、「職場での関係性を重視する」「高い目標を重視する」といった質問から、どのような場面においてモチベーションが高まるのかを測定する「意欲」測定にわかれます。
事前の対策をする必要はありませんが、SPI同様、企業に好印象を与えたいがために取り繕ったような回答をするのはおすすめできません。
キャリアアドバイザー
職務や企業への相性を正確に捉えるためにも、深く考えすぎず正直に答えましょう。
玉手箱で高得点を目指すための3つの対策
玉手箱には玉手箱の対策方法があります。ここで解説する3つの方法を参考に、玉手箱で高得点を目指しましょう。
①出題傾向を押さえる
玉手箱の対策で重要なのは「時間」です。問題数が非常に多い玉手箱では、他の適性検査以上にすばやい回答が求められます。たとえば四則逆算は50問で制限時間9分と、1問にかけられる時間が約10秒しかないため、あらかじめ出題傾向を押さえて少しでも回答時間を短くしなければなりません。
時間切れを回避するためには、あらかじめ出題傾向を把握しておくことが大切です。過去に受検した人の口コミなどを参考に、計数ではどの科目が出やすいのか、言語ではどの科目が出やすいのかといった出題傾向を押さえましょう。
キャリアアドバイザー
本番では必ずしも出題されやすい問題が出るとは限りませんが、出題傾向がわかれば対策に優先順位をつけられます。
②電卓に慣れておく
どの適性検査にも共通して言えることですが、本番で焦らないよう電卓の扱いに慣れておくことをおすすめします。Webテストでは電卓の使用が認められており、電卓の使用を前提とした複雑な問題の出題もあります。
電卓を使わずに自力で計算しようとすると、大幅なタイムロスになってしまうため、あらかじめ使いやすい電卓を用意し、電卓を使った計算に慣れておくことが大切です。
キャリアアドバイザー
ただし、テストセンターやペーパーテストの受検方式では電卓を使用できないので、自力で計算する練習も忘れずにしておきましょう。
③長文は先に設問を読む
玉手箱の長文問題は、先に設問を読んでから文章を読む解き方がおすすめです。長文問題では文章を最後まで読んでから設問を読む方法が一般的ですが、制限時間が厳しい玉手箱では文章を丁寧に読んでいると時間が足りなくなってしまいます。
設問とあまり関係のない部分まで読み込んで時間を無駄にしないよう、「何が問われるのか」を先に確認してから、設問に関係のある部分を重点的に読むと効率的です。
- ダラダラ読みを防げる
- 重要なポイントを理解しやすい
- 文章と設問を行ったり来たりする時間が省ける
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何度も繰り返しになりますが、出題傾向を掴むことは非常に重要です。そのうえで、SPIの対策と同様ですがまずは最後まで問題集を解き終えてみましょう。それぞれの問題にどれくらい時間がかかってしまうのか、苦手だと思う問題の傾向はあるかなど、自分の課題を見つけていきます。
復習をするときには、解説を自分の中で腑に落ちるようにして読みましょう。ただ読むだけでは、なかなか次につなげられません。「この接続詞があるから答えはこれになる」などの傾向を掴むことができれば、似たような問題が出たときに同じ解き方を試すことができます。少しテクニック的な話になるかもしれませんが、この読解力は働き始めてたくさんのメールに対応するときになどでもいかせるはずです。将来役に立つと思ってがんばりましょうね。
SPIと玉手箱の違いを知って最適な対策を
SPIと玉手箱は同じ適性検査の一種ですが、出題傾向や対策のしやすさにおいて大きな違いがあります。選考でどちらの適性検査が実施されても落ち着いて対応できるよう、それぞれの違いと特徴を理解したうえで対策を進めていきましょう。
また、SPIと玉手箱それぞれに複数の受検方式があり、出題範囲や電卓の使用可否などに違いがあります。適性検査ごとの違いを知ることはもちろん、受検方式ごとの違いも押さえて、適性検査で高得点を目指しましょう。
SPIは就活を始める前から聞いたことがありました。