目次
- BtoCの意味やメリット・デメリットを理解して適性を見極めよう!
- まずは押さえておきたい! 「BtoC」とは?
- 理解しておこう! BtoCとBtoBの6つの違い
- ①顧客
- ②商品
- ③金額
- ④仕事のペース
- ⑤知名度
- ⑥マーケティング手法
- BtoC企業で働くメリット・デメリット
- メリット:知名度が高くモチベーションにつながりやすい
- メリット:「世の役に立っている」という実感を得やすい
- メリット:ブランドを構築するおもしろさがある
- デメリット:クレーム対応の負担が大きい場合がある
- デメリット:業界によっては土日が休日ではない場合が多い
- アドバイザー厳選! 就活生に人気のBtoC企業10社を紹介
- あなたはbtoCに向いている? 適性を見極める4つの質問!
- Q1:新しいことに取り組むのが好き?
- Q2:感性や感情に訴えかける仕事がしたい?
- Q3:成果が目に見えてわかるほうがやる気が出るタイプ?
- Q4:「知名度が高いこと」がモチベーションにつながる?
- BtoCについて知りたい学生からよくある質問に回答!
- BtoCってなんですか?
- どんな人がBtoCに向いていますか?
- BtoCの意味やBtoBとの違いを知って自分に合った企業を選ぼう
BtoCの意味やメリット・デメリットを理解して適性を見極めよう!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「BtoCとはなんですか?」
「どのような人がBtoC企業に向いているのでしょうか?」
といった質問をよく受けます。就活を進めるなかでBtoCという言葉をよく耳にするものの、その意味についてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。BtoCの理解が不十分のままでは企業選びを誤る可能性も高くなるため、その意味を正しく理解したうえで、自分自身の適性をしっかりと見極めるようにしましょう。
この記事では、BtoCの意味やBtoBとの違い、BtoC企業で働くメリット・デメリットなどについて解説していきます。就活生に人気のBtoC企業や適性を見極める質問も紹介していくので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは押さえておきたい! 「BtoC」とは?

BtoCとは「Business to Consumer」の略で、企業(Business)が一般消費者(Consumer)をターゲットにしておこなうビジネス形態のことを指します。
簡単に言えば、企業が一般消費者に直接商品やサービスを提供するのがBtoCです。スーパーやネット通販での商品の販売、飲食店やテーマパークのサービスなど、私たちが普段するような買い物やサービスの利用は、基本的にBtoCに該当しますよ。

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理解しておこう! BtoCとBtoBの6つの違い

就活生
BtoCと並んでBtoBという言葉もよく聞くのですが、両者はどう違うのでしょうか?

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良い着眼点ですね。BtoCとBtoBの違いを理解することは業界研究にも役立つため、ここでしっかりと整理しておきましょう。
BtoBとは「Business to Business」の略で、BtoCは一般消費者(Consumer)をターゲットにしたビジネス形態を指すのに対し、BtoBは企業(Business)をターゲットにしたビジネス形態を指します。
ここからはBtoCとBtoBの違いについて、「顧客」「商品」「金額」「仕事のペース」「知名度」「マーケティング手法」の6つの観点から見ていきましょう。
BtoB企業については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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①顧客
- BtoC:一般消費者
- BtoB:企業(部門のトップや経営層)
BtoCの顧客は一般消費者が対象です。一般消費者は多くの場合、商品・サービスの見た目や価格、口コミなどをもとに自らの意思で購入するかどうかを決めるため、購入までの期間も短い傾向にあります。
一方、BtoBの顧客は企業が対象です。企業の場合は担当者一人の判断で購入するかどうかを決めるケースはほとんどなく、さまざまな商品やサービスを比較・検討したうえで、最終的には部門のトップや経営層などの決裁が必要となるため、BtoCに比べて購入までの期間も長くなる傾向にあります。

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また、一般消費者と企業では一般消費者のほうが圧倒的に数が多いため、BtoCのほうが市場を拡大しやすい傾向にありますよ。
②商品

- BtoC:完成品
- BtoB:完成品に必要な素材やパーツ、社内ツール
BtoCが取り扱うのは日用品や化粧品、家電製品や自動車といった、購入してすぐに使える完成品が中心です。
一方、BtoBが取り扱うのは素材やパーツ、社内で使用するツールや設備といった、さらなる製造やビジネス活動に用いられる商品やサービスが中心です。
ものの流れの観点で見ると、BtoB企業が作った商品をBtoC企業が購入し、それを素材やパーツとして一般消費者向けの商品を作り上げ、完成品を一般消費者に売るという流れになります。
③金額
- BtoC:低単価の取引が多く、購入頻度は高め
- BtoB:高単価の取引が多く、購入頻度は低め
BtoCは一般消費者がターゲットということもあり、手軽に購入できる金額で商品やサービスの価格が設定されていることがほとんどです。なかには住宅や自動車などの高額なものもありますが、基本的には単価が低いため、BtoCでは「いかに多く売るか」が重要となります。
一方、BtoBは企業がターゲットとなるため、一度の取引で動く金額も大きく、億単位の金額が動くことも珍しくありません。また、企業同士では長期的な取引が多く、一度取引をすれば安定した収益が見込めるようになるため、BtoBでは「いかに信頼を獲得するか」が重要となります。

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BtoBは動く金額が大きいからこそ、意思決定者も部門や組織のトップが多く、購入までの期間も長くなりやすいのですね。
④仕事のペース
- BtoC:スピード感が求められる
- BtoB:一つの案件にじっくりと取り組むことが多い
BtoCでは一般消費者のニーズやトレンドの変化に応じて、迅速に商品開発や販売戦略を更新する必要があります。そのため、新商品のプロモーションでは数カ月単位で企画・実施・効果検証を繰り返すことが一般的で、全体的にスピード感が求められます。
一方、BtoBでは一度の取引で動く金額が大きい分、契約までの商談プロセスが長期化しやすく、案件によっては数年かかることも珍しくありません。そのため、BtoBでは一つの案件にじっくりと取り組むケースが多くなります。
⑤知名度
- BtoC:高めでブランド力が重視される
- BtoB:低めでブランド力はそこまで重視されない
BtoCは一般消費者をターゲットにしていることもあり、店頭や広告で商品やサービスを目にする機会も多く、世間的な知名度は高い傾向にあります。また、一般消費者のなかには企業ブランドで購入するかどうかを判断する人もいるため、自社のブランドイメージを強く押し出しているBtoC企業も多く、そういった点も知名度を上げている要因の一つです。
一方、BtoBは企業をターゲットにしていることもあり、一般消費者にはなじみが薄く、BtoCに比べると知名度は低い傾向にあります。一回の取引金額が大きいこともあり、BtoBでは知名度やブランドよりも、商品やサービスの本質的な良さが重視されます。

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ただし、一般消費者からあまり知られていないだけで、業界内では高い知名度を誇るBtoB企業は数多く存在しますよ。
⑥マーケティング手法
- BtoC:消費者の感情に訴えかける手法が主流
- BtoB:相手にとっていかに役立つかを訴える手法が主流
マーケティングとは簡単に言えば、商品やサービスが売れる仕組みを作る活動のことです。
BtoCは不特定多数の一般消費者を対象に、大量販売を前提としています。一般消費者の場合は商品・サービスそのものの効果や機能だけでなく、広告のイメージやブランド感、CMで起用されていた俳優などが購入の決め手になることも多いため、マーケティングでは消費者の感情に訴えかける手法が主流です。
一方、BtoBの場合は単価が高く、購入する側は慎重な判断が必要となります。そのため、BtoBのマーケティングでは相手の感情に訴えかけるのではなく、「自社の商品やサービスがいかに役立つか」を合理的・論理的に訴えかける手法が主流となっています。
BtoC企業で働くメリット・デメリット

BtoC企業で働くことにはメリットもあれば、デメリットもあります。メリットだけに着目してBtoC企業への就職を決めてしまうと、入社後にミスマッチが生じる可能性が高くなるため、事前にメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
ここからは、BtoC企業で働くメリットとデメリットについて解説していくので、両者を比較しながら自分に合っているかどうかを考えてみましょう。
メリット:知名度が高くモチベーションにつながりやすい
BtoC企業で働くメリットとしてまず挙げられるのは、知名度が高くモチベーションにつながりやすいことです。
前述の通り、BtoC企業のターゲットは私たち一般消費者です。そのため、テレビや雑誌、インターネットやSNSなどを通じて、商品やサービスに関する広告を目にする機会も多く、社会的な知名度が高い傾向にあります。
もちろん企業の魅力は知名度だけでは決まりませんが、誰もが知る企業で働けたり、自分が好きな商品やサービスの販売に携われたりすれば、働くモチベーションも上がりやすくなるでしょう。
メリット:「世の役に立っている」という実感を得やすい
「世の役に立っている」という実感を得やすいことも、BtoC企業で働くメリットの一つです。
BtoC企業は一般消費者に直接商品やサービスを提供するため、消費者の反応を目にしたり感想を耳にしたりする機会も多くなります。
自社の商品を喜んで手に取っている姿を見たり、自社のサービスに対する感謝の声を聞いたりすれば、人々の生活を支え世の役に立っているという実感を得やすくなります。

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特に「世の中を支えたい」「社会貢献がしたい」という人にとっては、そういった実感は大きなやりがいにつながることもありますよ。
メリット:ブランドを構築するおもしろさがある
BtoC企業で働くメリットとしては、ブランドを構築するおもしろさがあることも挙げられます。
BtoC企業は消費者との接点が多く、「ブランド構築」が販売戦略のカギとなります。マーケティングにおいても、ブランドイメージを明確にしたうえでそれを押し出すことが重要です。
ブランド構築は戦略性や創造力を発揮できる分野です。「世の中に自社ブランドをどう認識してもらうか」を試行錯誤するおもしろさや、その成果としてブランドの価値が高まっていくおもしろさを体感できるのは、BtoC企業ならではの魅力と言えます。

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特にクリエイティブな仕事がしたい人にとっては、ブランドを構築するおもしろさはやりがいにつながりやすいですよ。
デメリット:クレーム対応の負担が大きい場合がある
一方、BtoC企業で働くデメリットとしては、クレーム対応の負担が大きい場合があることが挙げられます。
クレーム対応は基本的にどの企業でも発生するものですが、BtoC企業は不特定多数の個人消費者を相手にする関係上、クレームを受ける頻度も高くなります。
- 商品やサービスに対するクレーム
- 接客態度に対するクレーム
- 待ち時間に対するクレーム
ブランドイメージを守るためには、理不尽なクレームであっても誠実かつ丁寧に対応しなければなりません。また、クレーム対応は一歩間違えればさらなるクレームに発展する可能性もあり、迅速かつ冷静な対応力が求められることから、精神的な負担も大きくなります。
デメリット:業界によっては土日が休日ではない場合が多い
BtoC企業は業界によっては土日が休日ではない場合も多く、その点もデメリットの一つとして挙げられます。
- 小売業界
- 飲食業界
- 宿泊業界
- 旅行業界
- 娯楽業界
上記のような業界は、消費者が利用しやすい土日や祝日が繁忙期となる関係上、土日は出勤日になるのが一般的です。また、ゴールデンウィークやお盆、年末年始なども通常通りの出勤となり、大型連休を取るのは難しい傾向にあります。
もちろん、そのぶん平日に休みを取ることができますが、土日が休日でないと友人や家族と休みが合わず、プライベートの予定が立てにくくなります。

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ただ、平日休みは混雑を避けて過ごせるというメリットもあるため、一概にデメリットとは言い切れない部分もあります。自分のライフスタイルに合うかどうかで判断するようにしましょう。
キャリアアドバイザーが読み解く!「BtoC=ブラック」ってほんと?
「BtoC」という大きなくくりだけで判断するのは危険
BtoCの仕事は顧客の層が幅広いため、ときにはクレーム対応や緊急対応が発生することもあります。もしかすると、それがブラックというイメージにつながっているのかもしれません。
確かに厳しい言葉をかけられることもありますが、それ以上に直接感謝してもらえる機会も多い仕事です。また、裏を返せば、それだけコミュニケーション能力やビジネススキルが向上するということでもあります。
どの仕事にも大変なことはあるため、「BtoC」という大きなくくりだけでブラックと判断してしまうのは、選択肢を狭めることにもなってしまいますよ。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
アドバイザー厳選! 就活生に人気のBtoC企業10社を紹介
ここからは参考として、就活生に人気のBtoC企業を10社紹介します。
なお、本記事で紹介している企業に関しては、就活生の口コミ就職情報サイトのみん就が発行する2026年卒新卒就職人気企業ランキングのデータをもとに、知名度や業界シェアなどを加味して、キャリアパーク就職エージェント編集部独自の視点で厳選しています。
あくまでイメージをつかむための一例として捉えるようにしてください。
あなたはbtoCに向いている? 適性を見極める4つの質問!


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BtoC企業に興味はあるのですが、本当に自分に向いているのか自信がありません……。

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その場合は、これから紹介する質問で自身の適性を確認してみましょう。
BtoC企業への就職を考えているのであれば、自身の適性についても理解しておく必要があります。BtoC企業への適性が高ければ、入社後に「自分には向いていなかった……」と後悔する可能性も低くなり、自信を持って就活を進められるようになります。
ここからは、BtoC企業への適性を見極めるための質問を4つ紹介するので、これらの質問を自身に投げかけてみて、本当に自分に向いているかどうかを判断してみてくださいね。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!自分にとって働きやすいBtoC企業の探し方
社風やビジョンをチェックしよう
BtoC企業の中でも顧客(カスタマー)に対して掲げている目標は企業によって大きく異なり、それが表れているのが「社風」や「ビジョン」です。自分にとって働きやすい企業を見つけるためには、これらが自分とマッチしているかよく確認することが重要です。
たとえば、サークルで考えてみましょう。あなたは大学内の野球サークルに入りたいと考えているとします。1つは関東の大学内大会で優勝を目指しているサークルで、もう1つは週末だけ練習をしてたまに大会に参加することを目標としているサークルです。それぞれ目指しているところが全然違いますよね。これが企業でいう社風やビジョンです。
同じ志を持った人が多ければ、それだけ意思決定の場面で違和感を覚えることも少なくなり、働きやすいと感じるはずです。自分に合った企業を見つけるためには、社風やビジョンに注目してみましょう。
Q1:新しいことに取り組むのが好き?
あなたは新しいことに取り組むのが好きでしょうか?
BtoC企業は他社との競争が激しく、消費者のニーズやトレンドも変化しやすいことから、変化の激しい環境にあります。BtoC市場で安定した業績を挙げるには、新商品や新サービスを次々と生み出していく必要があることから、新しいことに取り組むのが好きな人であればBtoC企業に向いていると言えます。
たとえば、
- 最新情報や流行に対して常にアンテナを張っている
- 知らないことは自分から積極的に調べにいく
- 何事にも「まずはやってみる」の姿勢で取り組んでいる
といった人は、変化を恐れるのではなく楽しめる傾向にあるため、BtoC企業で活躍できる可能性も高くなりますよ。
Q2:感性や感情に訴えかける仕事がしたい?
あなたはどのような仕事に興味があるでしょうか? もし、感性や感情に訴えかける仕事がしたいと考えているのであれば、BtoC企業に向いていると言えます。
BtoC市場では価格や機能だけでなく、デザインやストーリー、共感といった感性に訴える要素が購入の決め手になることも多く、消費者の心を動かすことが重要です。
そのため、人の気持ちに寄り添い、感覚的・感情的な価値を提供することにやりがいを感じる人は、BtoC企業で力を発揮しやすいですよ。
Q3:成果が目に見えてわかるほうがやる気が出るタイプ?
あなたはどのような環境でやる気が出るタイプでしょうか? もし、成果が目に見えてわかるほうがやる気が出るのであれば、BtoC企業への適性があると言えます。
BtoC企業は以下のような特徴から、具体的な成果を実感しやすい環境となっています。
- 商品やサービスの購入期間が短く、売上などの成果が比較的すぐに現れる
- 一般消費者に商品やサービスを直接販売するため、口コミやSNSの反響などを通じて消費者の反応をキャッチしやすい
そのため、成果を早く実感できたり、成果が明確に確認できたりすることでモチベーションが高まる人であれば、BtoC企業に向いていると言えますよ。
Q4:「知名度が高いこと」がモチベーションにつながる?
あなたはどのようなことが仕事のモチベーションにつながるでしょうか? もし、「知名度が高いこと」がモチベーションにつながるのであれば、BtoC企業との相性が良いと言えます。
BtoC企業が取り扱う商品・サービスは店頭や広告で目にする機会も多いことから、世間的な知名度は高い傾向にあります。
そのため、「身近な人が自社の商品やサービスを使っている姿を見ると誇りに感じる」「有名ブランドに携われることに誇りを持てる」という人であれば、BtoCの知名度の高さは強力なモチベーション源となりますよ。

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また、知名度の高い企業で働くことは世間から注目を浴びる環境に身を置くことでもあり、そういった緊張感は自己研鑽の動機付けにもなりやすいですよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!BtoCへの向き・不向きを考える際のポイント
誰を相手に仕事したいかを考えよう
BtoC、BtoBの企業が向いている学生の特徴に、極論大きな差はありません。どんな企業でも、顧客からお金をもらい利益を得ているので「目の前の人の課題解決する」「顧客に喜んでもらう」などのやりがいは感じられるはずです。
ただ誰に対して、どんな瞬間にやりがいを感じるのかは職種によって異なります。たとえば小売りサービスであれば対面で顧客と話をし、その対価としてその場で商品やサービスを購入してもらえるため、お互いの満足感を得る瞬間を共有しやすいです。
一方で企業への営業であれば、直接エンドユーザーの笑顔を見る場面は少なくなりますが、動かす金額も大きく社会に対するインパクトを感じやすくなります。やりがいを感じられる相手は【企業】か【対面:消費者】かも考慮に入れたうえで適性を考えてみてください。
あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
BtoCについて知りたい学生からよくある質問に回答!
就活を進めていると、「BtoCとはなんなのか?」「どういった人がBtoCに向いているのか?」といった疑問を抱く学生もいるかと思います。ここからは、そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
BtoCってなんですか?
BtoCとは「Business to Consumer」の略で、小売業や飲食業など企業(Business)が一般消費者(Consumer)を対象にサービスを提供する企業、およびビジネスモデルを言います。
BtoCは消費者がターゲットであるため、手軽に購入しやすい金額が設定されていることが多いですね。
似たような言葉としてBtoBというものがありますが、BtoBは「Business to Business」の略で、一般企業を相手に商品を提供するビジネスモデルを指すため、混同に注意しましょう。
どんな人がBtoCに向いていますか?
「新しいことに取り組むのが好きな人」「感性や感情に訴えかける仕事がしたい人」、「成果が目に見えてわかるほうがやる気が出る人」「知名度の高さがモチベーションにつながる人」の4つです。
これらの特徴に一つでも当てはまるようであれば、BtoC企業への適性があると言えますよ。
BtoCの意味やBtoBとの違いを知って自分に合った企業を選ぼう
BtoCは私たちにもなじみが深く、誰もが知る商品やサービスを取り扱う企業も数多く存在します。
ただし、BtoC企業で働くことにはメリットとデメリットの両方があり、人によっては合わない可能性もあります。重要なのは、自分に合った環境やビジネスモデルを見極めることです。
今回解説した内容を参考にしながら、BtoCの意味やBtoBとの違いを正しく理解して、ぜひ自分に合った企業を見つけてくださいね。
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BtoC企業は一般消費者の目に触れる機会が多く、就活においても毎年学生から絶大な人気を誇っています。