目次
- 美容系の仕事を目指す学生必見! まずは仕事の種類や適性の理解から
- どんな仕事がある? 美容系の仕事の種類一覧
- 美容師・理容師
- ヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティスト
- エステティシャン
- 美容部員
- 化粧品会社の社員
- 美容系の仕事に向いている人の特徴4選
- ①美意識が高い
- ②トレンドに敏感
- ③おもてなしの精神がある
- ④継続的に勉強できる
- 美容系の仕事を目指す就活生におすすめの資格
- 日本化粧品検定
- 化粧品検定
- 美容薬学検定
- 色彩検定
- アロマテラピー検定
- スキンケアアドバイザー
- 美容系の仕事を目指す就活生が今からできる準備
- 志望企業の主力商品を押さえておく
- 実際に商品・サービスを使ってみる
- 競合他社との違いを押さえておく
- 美容系の仕事に就きたい就活生からのよくある5つの質問
- 美容系の仕事はまずは職種理解が重要! 目標を決めたら適切な準備を進めよう
美容系の仕事を目指す学生必見! まずは仕事の種類や適性の理解から
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「美容系の仕事には、どのような職種があるのですか? 」
「美容系の仕事に就きたいのですが、必要な資格はありますか? 」
といった質問を受けます。
美容や化粧品は大学生にとって身近な存在であるため、美容系の仕事を目指す就活生は毎年多くいます。しかし、具体的にどんな仕事があるのか、どんな人が向いているのかまで把握している人はあまり多くありません。漠然とした憧れやイメージで美容系の仕事を志している学生もいるでしょう。
就活で大切なのは、実際にどんな仕事の種類があるのかを知りその中から自分に合うものを選択することです。今回は、美容系の仕事の種類や向いている人の特徴、今からできる就活準備を紹介していきます。業界の知識を深め、自分にとってベストな就職をする準備を進めましょう。
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どんな仕事がある? 美容系の仕事の種類一覧
就活生
キャリアアドバイザー
まずはどのような職種があるのかを理解することが重要です! 職種によって必要な対策が変わってくるため、事前に把握しておく必要がありますよ。
美容系の仕事と聞くと、「化粧品を売る人」「エステをする人」などをイメージする人も多いでしょう。しかしこれらはほんの一部で、美容系の仕事にはさまざまな種類があります。多くの選択肢から自分に合った仕事を選択するため、まずは美容系の仕事の種類を知っておきましょう。
美容師・理容師
美容師や理容師は、就活生のみなさんにもお馴染みの職業ですよね。美容師はお客様の髪のお手入れをする仕事で、ヘアカットやヘアカラー、ヘアセットなどをおこないます。理容師は理容室(いわゆる床屋)でヘアカットや洗髪、髭剃りなどをおこなう仕事です。美容師と比べ「身だしなみを整える」という意味合いが強く、比較的男性のお客様が多いのが特徴です。
美容師や理容師になるには、2年制または3年制の美容・理容学校を卒業し国家試験に合格する必要があります。その後美容室や理容室に就職し、掃除やシャンプー、先輩のアシスタントをしながら仕事を覚えていきます。一般的な大学生の場合、卒業後にすぐ理容師や美容師になることはできないため、もしなりたいのであれば、改めて美容学校や理容学校に入学し専門知識・技術を学ぶことが必要です。
ヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティスト
ヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティストは、雑誌やテレビの撮影、イベント、ショーなどでヘアセットやメイクをおこなう仕事です。対象は芸能人やモデルなどが多いですが、ブライダルアーティストとして新婦・新郎にヘアメイクを施すこともあります。
ヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティストは撮影のイメージやTPO、モデルの個性、ファッションに合わせたヘアメイクをする必要があるため、知識や技術だけでなく美的センスももとめられます。お客様優先でスケジュール調整をしなければならない大変さはありますが、クリエイティビティを発揮して活躍したい人には向いているでしょう。
ヘアメイクアーティスト・メイクアップアーティストになるためには、美容師免許が必要です。そのため美容師と兼務する人や美容師として経験を積んでからなる人も少なくありません。
ブライダル業界の現状についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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エステティシャン
エステティシャンは、全身や身体の一部に美容目的の施術をおこなう仕事です。フェイシャルやボディケアなど施術をおこなう部位はサロンによって異なります。脱毛や痩身、リラクゼーションなど目的もさまざまで、専用の薬剤や機械を用いておこなうこともあります。
施術前後にはカウンセリングなどをおこなうため、知識や技術だけでなくお客様とのコミュニケーション能力ももとめられます。資格は必須ではなく、専門学校や大学卒業後にエステサロンや脱毛サロン、エステメニューのあるヘアサロンなどに就職すればエステティシャンになれます。
ただし長期的に働く場合は認定エスティシャンなどの資格を取得した方が活躍の場は広がるでしょう。
キャリアアドバイザー
認定エスティシャンなどの資格を取得できれば、より活躍の場は広がりますよ!
美容部員
美容部員は、百貨店や専門店などでお客様の悩みを聞きながら化粧品を紹介したりメイクを施したりする仕事です。最近では、ドラックストアの化粧品コーナーで働く美容部員もいます。常に最新の商品を試すことができるため、美容や化粧品が好きな人にとっては非常に嬉しい環境でしょう。
ただし、美容部員は華やかな印象がある一方で、ノルマが厳しかったり上下関係がしっかりしていたりとハードな一面もあります。立ち仕事がメインであることから、体力的なタフさや忍耐力、向上心がもとめられるでしょう。
美容部員になるために資格は必要なく、化粧品会社や専門店などに就職して研修を受けた後で店舗に配属されるのが一般的です。
キャリアアドバイザー
美容系の仕事の中でも、比較的新卒から目指しやすい仕事と言えますね!
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化粧品会社の社員
直接お客様に施術する仕事ではないものの、化粧品会社の社員も美容系の仕事の一部と言えます。
たとえば資生堂やコーセー、ポーラなどの化粧品会社に入社すれば、化粧品の企画や開発、販売に携わることができます。化粧品会社の主な職種と仕事内容は以下の通りです。
営業職
化粧品会社の営業職は、個人や法人に対して自社の商品やサービスを紹介したり販売したりする職種です。百貨店やドラッグストア、美容室などに自社の商品を取り扱ってもらったり、売り場を拡大したりすることを目的として営業活動をおこないます。
ただ商品やサービスを販売するだけでなく、売り上げに関する話し合いや在庫管理なども営業職の仕事に含まれます。就職先によっては販売スタッフの育成や技術指導など、実際に化粧品に触れながら仕事をすることもあります。
いくら良い商品・サービスを作っても、それを販売できなければ業績にはつながりません。その意味で営業職は、化粧品会社と消費者をつなぐ重要なポジションと言えるでしょう。
商品企画職
商品企画職は、新商品の企画立案やコンセプト作成、デザインの考案などをおこなう職種です。市場調査や消費者行動の分析をおこない、今どのような商品をもとめられているのか、今後どのような商品が流行りそうなのかを予想することで、業績アップを狙います。
化粧品の商品企画職は企画立案だけでなく、訴求や販売方法、デザインなど業務内容が多岐に渡るのが特徴です。そのためマーケティングや商品知識だけでなく、最新の流行をキャッチできる視野の広さや柔軟な発想力ももとめられます。また、各部署と連携して仕事を進める必要があるため、スケジュール管理能力やコミュニケーション能力も重要な素養です。
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広告宣伝職
化粧品会社では、広告宣伝職も重要な役割を担っています。化粧品は消費者に知ってもらい良いイメージを持ってもらうことが購買につながるため、テレビCMや雑誌などでも有名な女優やモデルを起用するなど、広告宣伝に力を入れている業界になります。
広告宣伝職の主な仕事内容は、新商品をリリースするときにPR戦略を立案したり各メディアとやりとりをして広告を作ったりすることです。予算を考慮しながら、自社の商品をより魅力的に広める方法を探索・実行します。出版社や制作会社とやりとりをすることも多いことから、勤務地は都市部であることが多いです。
研究開発職
研究開発職は化粧品の成分を探究したり試作品を作ったりする職種です。より効果が現れやすく使い心地の良い化粧品を開発できるよう、皮膚の研究をおこなったり成分を組み合わせたりします。
化粧品は継続的に使うものであり肌に直接触れるものであることから、効果や見た目だけでなく安全性も重視されます。そのため開発した化粧品で肌トラブルが起こらないか、長期保存しても品質が変化しないか、品質を保ったまま大量生産できるかなどを入念に調べなければなりません。研究開発というと「研究をして新商品を生み出す」というイメージが大きいですが、実際は安全性や生産ラインに関する業務をおこなうことも多いです。
研究開発職の採用はほとんどの企業が理系学生を対象としています。企業によっては理系修士卒以上が条件になっていることもあるため、志望する場合は応募条件をしっかり確認しましょう。
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製造技術職
製造技術職は、化粧品の製造を安定的かつ効率的におこなうための工夫をする職種です。化粧品を作るための原料を調達したり生産計画を立てたりするほか、新商品を作る際は生産ラインの立ち上げや設備導入をおこなうこともあります。
研究室のビーカーと工場の設備はスケールが違うため、同じように作っても同じ品質のものができあがるとは限りません。撹拌効率や熱伝導率の差によって品質が変わってしまうことがあります。そのようなことがないよう、研究開発職と協力して製造方法を改良していくことも製造技術職の重要な仕事です。
キャリアアドバイザー
直接消費者とかかわる機会が少ない職種ではありますが、安定的に商品を提供するためにはなくてはならない存在といえますね!
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キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
美容系の仕事にイメージがわきにくい学生は、インターンに参加して実務にふれることがおすすめです。インターンを通して実際の仕事内容やその企業の特徴を知ることができますよ。
たとえばエステサロンのインターンのなかには、エステティシャンの仕事内容の説明が受けられ、サロンでの仕事体験やエステ体験が受けられるものもあります。エステサロンによって取り入れている美容方法や接客スタイルが異なるため、実際に体験することで企業理解を深め、店舗ごとの違いを知ることもできますよ。
インターンは数日間のものや1週間のもの、オンラインで受けられるものなど種類が豊富です。自分の都合に合わせて選んでみてくださいね。
美容系の仕事に向いている人の特徴4選
前述した通り、美容系の仕事にはさまざまな種類がありもとめられるスキルやタイプも異なります。その一方で、どの仕事にも共通してもとめられる適性もあります。そこで次に、美容系の仕事に向いている人の特徴を4つ紹介します。
キャリアアドバイザー
美容系の仕事に興味を持っている人は、自分に当てはまるかどうかを考えながら確認してくださいね!
①美意識が高い
美容系の仕事をする上で最も重要なのは、自分自身の美意識の高さです。お客様に美を提供する立場であることから、日頃から美に興味を持ち積極的に情報を収集したり実践したりできる人は向いているでしょう。美容業界のトレンドは日々変化するため、常にアンテナを張っておくためにも美への興味は必要です。
また、お客様目線で考えても美意識は重要です。たとえば、自分がエステを受けたり化粧品を買ったりするときに美意識の低そうなスタッフだと少し不安になってしまいますよね。商品やサービスの効果にも説得力がありません。前向きに仕事に取り組みお客様からの信頼を得るためには、自分自身の高い美意識が基本となるでしょう。
②トレンドに敏感
美容業界はトレンドの入れ替わりが激しい世界です。たとえば今年流行った化粧品であっても、2~3年後には人々から忘れ去られてしまうことも少なくありません。ヘアスタイルやメイクに関しては、毎年、毎シーズン流行の色やアイテムが変わります。
美容系の仕事は、そんな変わりゆくトレンドをいち早くキャッチしお客様に伝えていくことです。そのため、雑誌やSNS、他社の商品動向などあらゆる方面から関連する情報を集められる人が向いています。特にお客様と直接かかわる仕事の場合、コミュニケーションや信頼性にもかかわってくるでしょう。
③おもてなしの精神がある
美容系の仕事はただ化粧品やエステ、ヘアメイクを提供するのではなく、それらを通して人の悩みを解決することが1番の目的です。たとえば化粧品を販売する際には、商品が売れさえすれば良いのではなくお客様が納得・安心して使えるようなフォローをしなければなりません。
他人に対して「悩みを解決して楽しく過ごしてほしい」というおもてなしの精神がもとめられるため、日頃から人を喜ばせることが好きな人は美容系の仕事に向いているでしょう。
④継続的に勉強できる
前述したように美容業界はトレンドの入れ替わりが激しいため、継続的に勉強することも重要です。たとえば、今最新のトレンドを勉強してもそれが数年後には古い情報になってしまいます。一度身に付けたスキルが、時代の流れによってほとんど役立たなくなる可能性もあるでしょう。
また、研究開発職など直接お客様とかかわらない仕事であっても同じことが言えます。美容機器や化粧品を作るための技術は日々進歩するため、勉強会に参加したり文献を読んだりして技術・トレンドの両方を考えながら仕事に取り組まなければなりません。同じ仕事を淡々とこなしたい人や勉強することが嫌いな人には向いていない可能性があるため注意しましょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
「美容系の仕事は容姿採用」というイメージを持っている学生もいるかもしれません。しかし美容系の仕事で重要なのは、顔が整っているかどうかではなく人間性ということを覚えておきましょう。
美容系の仕事では世代や男女を問わず、あらゆる人が顧客となります。そのため、さまざまなタイプの顧客をもてなし、一人ひとりのニーズに合った提案や施術のできる人材がもとめられています。
見た目にコンプレックスがあっても、美容業界に入ると持ち前の美意識の高さでさらにきれいになっていく人が多いものです。見た目は気にしすぎず、人柄をアピールして選考を受けていきましょう。
美容系の仕事を目指す就活生におすすめの資格
- 日本化粧品検定
- 化粧品検定
- 美容薬学検定
- 色彩検定
- アロマテラピー検定
- スキンケアアドバイザー
美容師や理容師を除き、美容系の仕事に就くために資格は必要ありません。しかし持っておくと選考時のアピール材料になるため、余裕がある人は挑戦することをおすすめします。就活生のうちに学んでおくことで、美容への興味を再確認することにもつながるでしょう。ここでは、美容系の仕事を目指す就活生におすすめの資格を6つ紹介します。
日本化粧品検定
日本化粧品検定は、文部科学省の後援事業として許可された、化粧品・美容の生涯学習をするための資格です。皮膚の構造や化粧品の原料、安全性を守るための評価など化粧品に関する知識を幅広く学べるため、化粧品・美容関連業界で働く人も多く受験しています。
試験は2級と1級があり、いずれも受験資格は特にありません。併願も可能です。合格率は7割前後と難易度も高くないため、就活生のみなさんもチャレンジしやすいでしょう。化粧品関連資格の中では最も広く知られている資格なので、選考時のアピール材料としてもおすすめです。
化粧品検定
化粧品検定は一般社団法人日本コスメティック協会が実施する民間資格です。美容を科学としてとらえた美容学を体系的に学ぶことを目的としており、以下の3種類があります。
- スキンケアマイスター:美容業界全般に必要な総合的な専門知識を得る
- コスメマイスター:化粧品業界に必要な総合的な専門知識を得る
- コスメマイスターライト:一般消費者として正しい化粧品の選び方・使い方を理解する
いずれも受験資格はなく、誰でも受験可能です。合格率は80%以上と比較的易しい試験なので興味がある人はぜひ挑戦してみましょう。ただしスキンケアマイスターとコスメマイスターは有効期限があり3年ごとの更新が必要です。
美容薬学検定
美容薬学検定は、日本セルフケア支援薬剤師センターが主催する民間資格です。取得することにより、美容に関する薬学の知識が一定レベル以上であることを証明できます。出題内容は皮膚の構造や衛生管理、美容成分など基本的なものばかりです。正しい基礎知識を習得することで、美容系の仕事にはもちろん自らの生活にも役立つでしょう。
美容薬学検定の試験は1種類ですが、正答率によって取得できる級が異なります(70%以上で1級、60%で2級)。なお、全国6都市で実施していた個人受検は2021年で終了しており、今後は在宅受験(記述式)のみ受験可能です。
色彩検定
色彩検定は、文部科学省が後援する公的資格です。色のトーンや色相環、配色のルールなど色に関する基本的な知識を学べるため、ヘアメイクや化粧品の企画開発に携わりたい人に向いているでしょう。ファッションやプレゼン資料の作成、インテリアなど知識を活かせる場面が多いのも色彩検定の魅力です。
試験は3~1級の3種類がありますが、受験資格は特にないためいきなり1級から挑戦することも可能です。ただし1級は実技試験が含まれ年1回しか実施されません。専門性も高くなるため、スケジュールを調整してしっかりと勉強することが必要です。
アロマテラピー検定
アロマテラピー検定は、公益社団法人 日本アロマ環境協会が主催する民間資格です。この資格を取得することにより、香りが心身に与える影響や精油の特徴、正しい活用方法を身につけられます。
試験は1級と2級があり、いずれも受験資格は特にありません。オンラインで受験できますが、香りテストが含まれるため試験勉強の際には専用の精油セットを購入する必要があります。
美容や化粧品において香りは切っても切り離せない関係です。エステティシャンや美容部員、研究開発職を目指す人はぜひ挑戦してみましょう。
スキンケアアドバイザー
スキンケアアドバイザーは、一般社団法人日本スキンケア協会が主催する民間資格です。医師監修のテキストを用いて皮膚の構造や薬機法、スキンケア方法などの正しい知識を学べるのが特徴です。エステサロンやネイルサロンなど美容系の仕事をする人が多く受験しています。
スキンケアアドバイザーには実技試験や筆記試験などがありません。専用の講座を受講しレポートを提出することで取得できます。学習期間は2週間~6ヵ月です。試験がないため自分のペースでじっくり勉強したい人に向いているでしょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
化粧品会社の営業職や研究開発職、美容部員を目指しているなら、TOEICなどで語学力をアピールすることも重要ですよ。仕事で語学力がもとめられる機会も多いからです。
たとえば化粧品会社によっては、海外事業部で海外営業をするケースもあります。また研究開発職のなかには、海外メーカーと技術提携して一緒に研究開発することもありますよ。美容部員は、海外の顧客の接客をする機会もあるでしょう。
このように企業や職種によっては語学力がもとめられることもあります。コツコツと勉強をして就活でアピールできるようにしましょう。
美容系の仕事を目指す就活生が今からできる準備
美容系の仕事は資格がなくても就けますが、企業に採用されるためには他の業種と同様に就活の準備をしておくことが大切です。しかし、具体的にどんなことをすべきかわからない人も多いでしょう。そこで最後に、美容系の仕事を目指す就活生が今からできる就活準備を紹介します。
志望企業の主力商品を押さえておく
志望企業が決まったら、その企業の主力商品は押さえておきましょう。美容系の仕事に限ったことではありませんが、応募先企業の事業内容を把握しておくことは選考突破のためにも入社後の自分のためにも重要なことです。そのため応募する企業がどんな商品を扱っているのか、何に力を入れているのかは最低限知っておきましょう。
美容業界は化粧品やエステなど身近なもの・サービスを提供しているため、主力商品を把握することはそこまで難しくないでしょう。できればライバル商品や同業他社の商品との違いまで調べておくのがおすすめです。
実際に商品・サービスを使ってみる
主力商品について調べたら、実際に商品やサービスを使ってみるのもおすすめです。たとえば化粧水やファンデーションなど、普段自分が使っているものを変えるだけでもかまいません。百貨店や専門店に行って商品の説明を聞いたりサンプルを貰ったりするのも良いでしょう。実際に商品やサービスを使ってみることで、新しい発見や選考時のヒントを得られる可能性があります。
ただし美容系の商品やサービスの中には、学生にとっては高額なものも多くあります。その場合は就活のためとはいえ無理に利用する必要はありません。企業側もそこは理解しているはずなので、実際に使っていないからといって不採用になることはないでしょう。あくまでも無理のない範囲で、楽しめる程度に使いましょう。
競合他社との違いを押さえておく
美容系の仕事を目指すなら、競合他社との違いも押さえておきましょう。なぜなら、企業に入社すると競合他社に打ち勝つための戦略を考えなければならないからです。特に化粧品や美容分野は成熟産業であるため、いかに他社より魅力のある商品・サービスを提供するかという点が重視されます。
そのため、競合他社との違いまで把握できている就活生は企業から戦力として高く評価されるでしょう。「自分に合う企業を見つけるため」という側面もありますが、企業から選ばれる人材になるためにも競合他社との違いを知ることは非常に重要なのです。
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
応募企業の商品は絶対に使用しないといけない、というわけではありませんが、金銭的に問題ない範囲で商品を試してみるのもいいですね。商品を使って感想を言える程度に魅力を理解しておいた方が志望動機に説得力を持たせやすいからです。
たとえば「化粧品で心にエネルギーが与えられるので化粧品メーカーに入りたい」という志望動機だったとします。志望動機に「御社の○○という化粧品ブランドを使って肌トラブルが改善し、ポジティブになれた」「メイクがきまりエネルギッシュに1日を過ごせた」というエピソードを盛り込んだ方が、具体的で入社意欲の高さをアピールすることができますよね。
実際に商品を使ってみたからこそ出てくる言葉や経験があります。手に入れやすい価格帯の商品があれば、応募企業の商品を試してみるのも1つの方法ですよ。
美容系の仕事に就きたい就活生からのよくある5つの質問
「美容系の仕事に就きたい! 」と思っても、実際に働くとなると待遇やデメリットなどさまざまなことが気になるでしょう。ここでは、美容系の仕事に就きたい就活生からのよくある質問を5つ集めました。
仕事のイメージを明確化し前向きに就活準備を進めるためにも、ぜひここで疑問を解消しておきましょう。
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美容系の仕事に就くために資格は必要ですか?
美容系の仕事は、美容師や理容師、メイクアップアーティストなどを除いて資格は必要ありません。新卒採用のほとんどは、入社してから研修で専門的な知識・技術を学び配属されるのが一般的です。専門性を高めるため入社後に資格を取得する人もいますが、就活生の時点ではなくてもかまいません。
ただし、美容関係の資格を持っておくと基本的な知識を持っていることや美容への興味をアピールすることができます。自分自身の適性を確認するためにも、就活生のうちに資格に挑戦すると良いでしょう。おすすめの資格に関しては後で紹介します。
-
美容系の仕事は何学部が有利ですか?
美容系の仕事は大学での専攻を重視していないことが多いため、学部による有利・不利は基本的にありません。たとえば文学部や理学部、教育学部などであっても美容系の仕事に就く人は多くいます。ただし冒頭でも説明した通り、美容師や理容師、メイクアップアーティストは資格が必要であるため、大学卒業後すぐに就職することはできません。
また、化粧品会社の研究開発職や生産技術職などは理系学生を対象としていることが多いです。企業によっては理系修士卒以上を条件としていることもありますし、化粧品にかかわる研究をしている学生の方が有利になる傾向があります。
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男性でも美容系の仕事に就くことは可能ですか?
男性でも美容系の仕事に就くことは可能です。美容=女性というイメージがあるかもしれませんが、昨今では美容に興味を持つ男性も増えてきており、美容師やエステティシャンとして働く男性も多くいます。また、化粧品会社の社員であれば男女関係なく活躍できる場面も多いです。
ただし、仕事の種類や企業によっては女性しか採用していないケースもあります。たとえば女性専用のフェイシャルサロンや脱毛サロンは、スタッフを女性に限定していることが多いです。現状美容系のサロンは女性向けが多いため、その意味では女性と比べて男性は選択肢が限られてくるかもしれません。
美容系の仕事はまずは職種理解が重要! 目標を決めたら適切な準備を進めよう
美容系の仕事には、エステティシャンや美容部員、化粧品会社の営業職などさまざまな種類があります。仕事内容はもちろん、もとめられるスキルや向いているタイプも異なるため、まずは自分に合う仕事を明確化しましょう。
やりたい仕事が見つかったら、志望企業を絞り込み選考を突破するための準備を進めます。他の就活生との差別化するためには、資格を取得したり競合他社との違いを研究したりすすることがおすすめ。この記事を参考に、美容系の仕事に就くための準備を今日から少しずつ進めましょう。
美容系の仕事を目指しているのですが、まずはどのような準備をしたらいいでしょうか?