目次
- なぜ今キャリア形成について考えることが大切なのか
- キャリア形成とは
- キャリア形成に似た言葉
- キャリア形成が重要な理由
- ①終身雇用制度の崩壊
- ②働き方の多様化
- ③AIなどIT技術の発達
- キャリア形成について考える前にやっておくべき準備
- 描きたいキャリアのベースを考える
- キャリアプランを考えキャリアをデザインする
- キャリア形成を考えるための4つのヒント
- ①Will・Can・Mustのフレームワークに沿って考える
- ②ロールモデルを見つける
- ③やりたくないことをリストアップする
- ④積極的に人に話を聞きにいく
- キャリア形成で必要な4つの力
- ①人間関係・社会関係を築く力
- ②自分を理解し成長していく力
- ③課題を発見して解決する力
- ④計画を立て実行していく力
- キャリア形成のための具体的な方法
- ①資格を取得する
- ②教育研修や職業訓練に参加する
- ③本やセミナーで独自に学ぶ
- ④転職する
- キャリア形成について不安を感じている学生からよくある質問に回答!
- 学生のうちからキャリア形成への考えを深めておこう
なぜ今キャリア形成について考えることが大切なのか
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から
「面接で自分のキャリアについてたずねられたのですが、うまく答えられませんでした」
「正直自分のキャリアをどうしたいとかまだあまりないのですが……」
という声を聞きます。働いたことがない学生にとってキャリアを考えるのは難しいと思いますが、このときに必ず押さえておきたいのが「キャリア形成」です。
実はこのキャリア形成は非常に重要なものであり、今後のビジョンを明確にしたりより自分の望む働き方を見つけるために役立ったりします。この記事では、キャリア形成について徹底的に解説していきます。選考対策はもちろんですが、充実した社会人生活を歩むためにも役立つのでぜひ最後まで読んでみてくださいね。
キャリア形成とは
- キャリア形成:仕事での経験やスキルを計画通りに積んでいくこと
会社で用意された仕事をただ積み上げるだけではキャリア形成と言えません。自分で設定したキャリアプランに沿って、必要なスキルを磨いたり、必要な経験を積み上げる過程をキャリア形成と言います。
大切なことは「明確なキャリアプラン」を描くことです。学生のうちから明確なキャリアプランを描くのは難しいですが、5年後、10年後何をしていたいか、どんなスキルを身に着けたいか、は考えておきましょう。
10年後の自分を考える方法についてはこちらの記事で詳しく解説をしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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10年後の自分についてを面接で聞かれることはよくあります。そこでうまく回答することができなければ、せっかくのチャンスを活かせないばかりか、マイナスな印象につながってしまうことも。対策必須の頻出質問と言えますよ。この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えて、10年後の自分の考え方から、回答方法、また回答の参考となる例文を11個紹介しています。就活対策としてとても役立つ記事なので、ぜひチェックしてくださいね。
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キャリア形成に似た言葉
キャリア形成について考えたりする際には、よく似た言葉を耳にすることがあるでしょう。一見似たような言葉ですが、実は少しずつ意味が違います。キャリア形成について考える前にこれらの似通った言葉の意味もそれぞれ把握しておきましょう。そうした方がよりキャリア形成について考えやすくなりますよ。
- キャリアデザイン:仕事における将来像や将来の目標に加え、プライベートの面も含めた人生全体の設計
- キャリアプラン:昇進や異動、転職や独立などの職業人生の計画。プライベートは含まない
- キャリアパス:ある1つの企業内でのステップアップの流れ
キャリアアドバイザー
キャリアプランについてはその考え方などをこちらの記事で解説しています。
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大前提ですが、やりたいことがないのは当たり前だと思います。まだ働いた経験がない以上、やりたいことが見つかっていないことに悲観的にならないで下さい。自分のやりたいことを見つける第一歩として、業界・業種理解が必要です。まずどんな仕事が世の中に存在するのか選り好みせずに把握しましょう。
次に、自分が尊敬している人や目指している人がどんな人か考えてみましょう。自分が無意識に憧れている人がどんな人なのか細分化していくことで、自分のなりたい姿・やりたいことへのヒントになります。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
そんなときは「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけであなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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キャリア形成とともに将来の目標もぜひ考えておきたいですね。選考対策の活かし方も解説していますので、参考にしてみてください。
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キャリア形成が重要な理由
近年特にキャリア形成の重要性が叫ばれていますが、ではどうしてキャリア形成がそれほど重要なのでしょうか。まずはキャリア形成を考えることがなぜ重要なのかを説明します。キャリア形成の重要性を知り、積極的に考えられるようになりましょう。
①終身雇用制度の崩壊
戦後の高度経済成長期では「キャリア形成=就職する企業でのキャリアパス」でした。また一度就職すると生涯をその会社で過ごすのが一般的だったため、自分のキャリアについて考えるまでもなく決まっていたということですね。しかし現在は終身雇用が崩壊しつつあり、自分でキャリア形成について考え行動する必要性が生まれています。
終身雇用制度は、戦後1950年ごろ日本で導入され始めたと言われています。その当時の日本は高度経済成長期だったため、どこの企業も業績は右肩上がりで成長することが前提としてできたものが終身雇用制度です。
しかし現在の日本では、業績不振で倒産する企業や、リストラや早期退職、希望退職を募る企業も増加しており、終身雇用制度は崩壊しつつあると言われています。そのため自分のキャリアを自分で描く必要があるため、キャリア形成について考えることは、たとえ大企業に努めていても大切なのです。
②働き方の多様化
終身雇用制度の崩壊に伴い、ひとつの会社でキャリアを積むのではなく、より良い職場環境や仕事内容、キャリアアップを目指して転職をしたり、独立してフリーランスになったり起業をしたりなどと働き方が多様化してきています。
幅広く業務に取り組む総合職のような働き方から、専門スキルに特化した専門職のような働き方も増えています。たとえばキャリアデザインをするうえで、プライベートの時間も大切にしたいなら専門スキルを特化させたほうが会社で働くことにこだわらずに仕事ができますよね。
会社に所属するだけが現在の働き方ではありません。さまざまな働き方が生まれてきたからこそ、キャリアをどのように描きスキルを得ていくかを考えることが大切なのです。
③AIなどIT技術の発達
現在人々がおこなう仕事の中で、その多くの仕事はIT技術によって代替可能と言われています。事実、スーパーやコンビニにおいてはセルフレジが設置されるようになり、店員がいなくとも会計ができるようになりましたよね。
とはいえ、IT技術でできる仕事もあれば人でなければできない仕事もあります。社会において必要な存在になるためにも、将来のことを考えキャリア形成をおこなう必要があるのです。
10年後にも残っている仕事・逆になくなっている可能性の高い仕事にはどのようなものがあるでしょうか。こちらの記事で確認しておきましょう。
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10年後になくなる仕事の傾向には数字やデータを扱うものや、単純作業、担い手がいないなどの特徴があります。今回はIT化が進むことで10年後になくなる仕事の候補を15個紹介します。キャリアアドバイザー監修のもと、10年後に仕事を失わないためにやるべきことも紹介していきます。
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キャリア形成について考える前にやっておくべき準備
就活生
将来のためにキャリア形成について考えたいのですが、何から始めればいいのかわかりません。
キャリアアドバイザー
仕事をした経験もない就活生にとっては難しいですよね。コツがあるので、ひとつずつ始めてみましょう。
ここからは実際にキャリア形成について一緒に考えていきましょう。とはいえいきなり考えるのも難しいものですよね。最初からキャリア形成について考えるその前にやっておくと良い準備がいくつかあります。まずはそこから始めると、キャリア形成もスムーズに進みますよ。
描きたいキャリアのベースを考える
基本的に、社会人としてのキャリアは大きく分けると2つに分類ができます。
- マネージャー:組織の指揮を取り先頭に立つ
- スペシャリスト:専門スキルを特化させ現場の最前線に立つ
組織の中でいわゆる管理職としてマネジメントをおこないたいのか、それとも自分のスキルを尖らせて現場で働き続けたいのかで考えると良いですね。どちらを選ぶかによって、それまでの道の中で得るべきスキルは大きく変わってきます。目指す終着点を先に見定めておきましょう。
キャリアプランを考えキャリアをデザインする
キャリア形成とはキャリアの中でスキルや経験をどう積むかということ。その際には、スキルや経験だけでなくキャリアそのものの流れを設計することが欠かせません。そして自分の人生も考えておかなければ、どのようなキャリアを歩むべきか考えるのも難しいですよね。
キャリア形成について考える前に、まずは仕事とプライベートどちらも含めた自分の望む人生についてデザインしておきましょう。そのうえで、その人生をかなえるためにはどのようなキャリアプランが理想でしょうか。キャリア形成についてはそれから考えると考えやすくなりますよ。
キャリア形成を考えるための4つのヒント
キャリアデザインができたら、次はその人生をかなえるためにキャリア形成について考えていきましょう。ここでは4つのポイントを紹介するので、このポイントに沿って考えてみてください。
考える時は紙に書くことをおすすめします。頭の中で考えるだけだと、すぐに忘れてしまいます。後で見返した時にすぐに思い出せるよう、できるだけ詳しく考えを紙に書き出しながら進めてくださいね。
①Will・Can・Mustのフレームワークに沿って考える
よく企業の面談などで使われるフレームワークに「Will・Can・Must」というものがあります。これをもとにキャリア形成を考えることもできます。
- Will(やりたいこと):自分のやりたいことや動機
- Can(できること):自分の強みや適性
- Must(やるべきこと):会社からの要望や追うべき責任
特に学生の場合、CanとMustはほぼないでしょう。つまりWillをとことん考えてください。自分は何がしたくて、何がしたくないのか。Willを考えることで、そのWillに必要なスキルや経験が見えてきます。
たとえば、将来1級建築士の資格を取って、事務所を開きたいと考えた時、必要なスキルや経験を考えてみましょう。設計の知識やスキル、世間から自分の設計が評価された実績、仕事を取ってくる営業スキル、会社を経営するスキルや知識など色々あります。
それらを「Can:今できること」「Must:企業においてやるべきこと」に振り分けて考えましょう。これで今後、どのような経験を積んで、どのようなスキルを身につければ良いか、Canの部分を明確にしたうえで、それがやるべきこととして与えられる企業を探せばいいですよね。
②ロールモデルを見つける
- ロールモデル:自分の理想とするキャリアを積んでいる人のこと
上記で伝えたWillが見つからない、わからない人はロールモデルを見つけるという方法もあります。これは身近な人でも、有名人でもかまいません。「かっこいいと思う人」「憧れる人」と捉えるとわかりやすいでしょう。
実現したいことや、やりたいことが見つからない人は、ロールモデルを見つけて、その人のキャリアについて知りましょう。直接話を聞けるなら聞くことがベストです。有名人や歴史上の人物であれば調べましょう。その人の考え方やキャリアについて知ることで、自分のキャリア形成のヒントになるでしょう。
ロールモデルとも共通する、尊敬する人は面接でも聞かれることのある質問です。キャリア形成と関連付けて考えておくと、面接でも一貫性のある答え方ができます。
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③やりたくないことをリストアップする
やりたくないことをリストアップすることもキャリア形成を考えるうえで大切です。特にやりたいことが見つからない人にはおすすめの方法ですね。
誰しもやりたいことはなくても、やりたくないことはリストアップできるのではないでしょうか。やりたくないことには以下のような例が挙げられます。
・ずっとアルバイトとして働き続けること
・生活リズムが不規則になる仕事
・1日中人と話すことがない仕事
・人と頻繁にコミュニケーションを取る仕事
・責任が重い仕事
・1日中立ちっぱなしの仕事
やりたくないことをリストアップすることで、それをもとにやりたいと思えることを絞ることもできます。キャリア形成を考えるときに試してみてください。
④積極的に人に話を聞きにいく
ロールモデルとする人はもちろんですが、先輩、自分の両親など、社会人の話を聞くこともキャリア形成を考えるうえで大切です。働くことを経験していないなら、まず実際に働いている社会人の先輩の話を聞いてみましょう。働くとはどんなことなのか、キャリアについてどう考えているのか、どんなスキルを持っているのか、などキャリア形成のヒントになりそうなことについて質問すると良いですね。
できる限りたくさんの社会人に話を聞くことで、あなたの考えも明確になります。また、人は人と話すと考えが整理されると言います。それは自分の中で言語化できてないことを話そうとするので、その過程で考えが整理されるからです。特に自分一人で考えるのに限度を感じた場合はぜひ人に話を聞きに行ってみてください。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
どんな学生さんにも、個々の強みがあります。その強みが活きるキャリアの候補を選択肢として提示するようにしています。社会人として働く5年後や10年後の姿をイメージすることは難しいと思います。キャリア形成については尚更です。
本人の志向性に合わせて「近しい志向性を持つ先輩達はこんな風にキャリア(ポジションや仕事内容)を歩んでいるよ」といった伝え方をしているケースが多いですね。先輩達のキャリア事例と、説明会や選考で知った情報との紐づけをおこない徐々に明確なイメージにしていくことが大切です。
このほか、キャリア形成を考える際はこちらの記事も参考にしてみると良いでしょう。
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キャリア形成で必要な4つの力
次にキャリア形成で必要になる4つの力を紹介していきます。キャリア形成の過程は人によりさまざまです。しかし、キャリア形成をしていくうえで必要になる力は共通しています。
専門的な知識やスキルももちろん大切ですが、ここでは共通して必要になる「力」を紹介します。人として成長するうえでも大切になる力です。ここで覚え、今日から意識して磨いていきましょう。
①人間関係・社会関係を築く力
仕事は必ずチームでおこないます。チームとは複数の人間からなる集合体であり、集合体で働くときにはメンバーとの関係性を築くことが欠かせません。キャリア形成ではこの人間関係・社会関係を築く力が大事になります。
企業はチームの集合体です。チームは関係性があって、初めて機能します。チームメンバー同士が連携するから個人で仕事をするときと比較して、2倍3倍の成果が出ます。企業が人間関係・社会関係を築く力を求めている以上、キャリア形成では必須な力といえるでしょう。
②自分を理解し成長していく力
成長していくという前提でキャリアプランを考えるため、キャリア形成の過程で「成長」していくことは必須です。そして、描いたキャリアプランの通りにキャリア形成をするなら、自分を理解することも大切でしょう。
「自分を理解し成長していく力」とは、自分の現在位置を正しく理解して、目標としている場所とのギャップを埋めていく力です。まず自分の現在位置を理解することから始めましょう。「自分には何ができて、何ができないのか」「自分は何が得意で何が苦手か」「自分は何が好きで何が嫌いか」。
正しい位置を理解して、目標までのギャップを明確にしましょう。そしてそのギャップを埋めるために必要なスキルは何か、ギャップを埋めるために必要な経験は何か、を明確にしましょう。このギャップが明確にできれば、行動に移します。このようにキャリア形成をする過程では自分を理解し成長していく力が必須と言えます。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
「自分の現在地と理想像との乖離」を話せる学生様が一番成長しそうだと感じますね。完璧に話せなくても、それに対して思考している学生は好印象です。例えば、質問をしてくる際に「〇〇どうするんですか?」という聞き方でなく、「〇〇に関してこう考えているのですが、どう思いますか?」といった聞き方が出来るような学生です。分からないことに対して他者に丸投げするのではなく、自身で考え行動すること。これが出来るか出来ないかで成長のスピードは大きく変わります。
③課題を発見して解決する力
仕事をするうえでもキャリアを形成するうえでも、必ず問題が生じます。本気になって取り組んでいるにもかかわらず、問題が起きないことはありえません。
そして問題はだれでも発見することができます。しかし問題を課題へと変換するにはある程度経験が必要です。この変換をより正確にできる力がビジネスパーソンには求められています。どんな企業でも、社会の課題に対して働きかけることで、利益を生み出しています。課題を発見して解決する力は、どんなに役職が上がろうと求められる力なのです。
日々の生活で自分の課題を見直してみましょう。どんなに小さな課題でも良いので、改善しようと行動することで、課題を発見して解決する力が身についてきます。小さな課題を解決し、それを繰り返すことで、やがてスキルへとなります。
④計画を立て実行していく力
冒頭でも伝えましたが、闇雲にキャリアを積み上げても、それをキャリア形成とは呼びません。現時点を理解して、そこからの理想とする姿を目標とするキャリアプランに沿って行動することが、キャリア形成です。そのため、キャリアを形成していくうえで、「計画を立て実行していく力」は必要です。
計画を立て実行する力は「計画を立てる力」と「実行する力」から成り立ちます。日常生活の小さなことでも計画を立ててから行動を起こしてみましょう。計画を立てることを、頭のなかだけで完結させないことがポイントです。必ず紙やPCに言語化しましょう。行動した後に振り返る状態を作るためです。
「実行する」際のポイントは、計画の段階で「行動」をより明確にすることです。より明確な計画は実行するの助けになります。たとえば、英語の試験で100点と取ると目標をおき、計画を立てたとしましょう。「毎日勉強を欠かさない」と「毎日教科書の20ページ分の内容を勉強をする」の2つの計画なら後者の方がより、行動が明確になり、実行しやすくなります。
自己分析をするならツールを使って簡単に済ませましょう
自分の弱みは言語化できても、強みを言語化できない人も多いでしょう。
そんな時は「自己分析ツール」がおすすめです。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけで選考で使えるあなたの強みを言語化できます。
自分の強みがわからない人は、今すぐ診断してみましょう。
キャリア形成のための具体的な方法
キャリア形成のためのプランが考えられても、実際にどのような方法でスキルや経験を積んでいくのかがわかりづらい人もいるでしょう。ここからはキャリアを形成するための具体的な方法についてお伝えしていきます。
①資格を取得する
スキルを上げ、またスキルを実証するためには資格の取得がもっとも良いでしょう。独学で学び取得することもできますが、企業の中で資格取得を支援する制度が設けられていることもあります。
やみくもに資格を選ぶのではなく、今の仕事や今後のキャリアに応じてどのような資格を取るべきか考え取得を目指すと良いですね。
②教育研修や職業訓練に参加する
近年は企業も社員の主体的なキャリア形成に協力的になってきています。そのため、企業内でスキルアップのための研修や職業訓練をおこなっているところが増えてきました。今後の自分自身に役立つスキルが得られるほか、企業によっては昇進などに直結したりかかわったりするところもあります。積極的に受講しましょう。
③本やセミナーで独自に学ぶ
最近はスキルや資格の取得にかかわる書籍が多く出ています。そういったものを活用して知識を貯めるのもひとつの手ですね。スキマ時間を利用できるコンテンツが多いので、時間や手間がそれほどかからないのも良い点です。
しかし、本からの学びはあくまで「学び」です。行動に移すことで「経験」を積むのも併せてしておけるとより良いでしょう。
④転職する
現在所属している企業では得られないスキルを得る必要がある場合や、さらに高いレベル・ジャンルの違うスキルや経験を取得したい場合は転職もひとつの手となります。
自分のキャリアプランにおいてもともと転職を検討していない人もいるかもしれませんが、キャリア形成において転職が必要となることもなきにしもあらずです。むしろ資格や本ではなく実践的なもののほうがスキルや経験は積みやすいので、ぜひ頭の中に入れておいてくださいね。
キャリア形成について不安を感じている学生からよくある質問に回答!
キャリア形成の意味を知りたい学生や、キャリア形成はどのように考えたらいいかわからない学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
-
キャリア形成とはどのようなものですか?
キャリア形成とは自分の目標に基づいて経験やスキルを意識的に計画することで、具体的な行動に落とし込めるようにすることを意味します。曖昧な言葉ではなく、具体的に5年後や10年後何をしていたいかを描くことで、そのために必要なステップを考えられるようになります。似たような言葉でキャリアデザインやキャリアプランなどもあり、それぞれと重なる部分や違いもあるので、面接で質問された際に的確に解答できるようにそれぞれ確認をしておきましょう。
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キャリア形成を考える際の具体的な方法を教えてください。
キャリア形成を考える際、まずは自己分析からはじめましょう。得意なことや興味があること、価値観を明確することで、将来の目標や理想の仕事像に必要なスキルや経験を明らかにしていくことができますよ。具体的なアクションプランを立てて実行に移すためには、研修やセミナーへの参加、これまでとは異なる人たちとの交流、資格の取得などを進めてみましょう。これらの行動は定期的に進捗を確認して必要に応じて内容を見直すことが大切です。
学生のうちからキャリア形成への考えを深めておこう
まだ働いたこともないのに、キャリア形成について考えるのは難しいですよね。しかし、難しいからこそ、考えてみてください。大半の学生はキャリア形成について考えていません。したがって就活では、キャリアについての将来のビジョンの明確さが差別化につながります。
キャリア形成について考えることで、自己分析や、業界理解、志望理由に深みがでます。ここで紹介したポイントに沿ってまずは挑戦してみてください。
キャリア形成とは? なりたい自分に近づくためのステップアップ!考え方を徹底解説【就活】
キャリア形成は、キャリアプラン内においてそのプランを実現させるために必要なスキルや経験を積むことですね。どちらもキャリアデザインの一部です。