【BtoBとは】有名なBtoB企業10選をご紹介

この記事のアドバイザー

増子 航平

大学時代、北海道にてNPO法人の立ち上げ、子供の貧困問題・格差問題に取り組む。その後、新卒でポート株式会社へ入社しキャリアアドバイザーを務める。1年目は新人賞を獲得し、2年目でチーフに就任。仕事には人生の大半を費やすことになります。だからこそ仕事の楽しさを伝えたいです。どんな人にも活躍出来る場はあると思っています。それを見つけていきましょう!

コラムの目次

  1. BtoBとは
  2. BtoBとBtoCの違い
  3.  BtoB企業のメリット・デメリット
  4. ブランド・ジャパンのBtoB企業ランキング
  5. BtoB企業を目指す志望動機例文
  6.  BtoBについて理解して就活を進めよう

BtoBとは

就職先を決める際は、志望企業のビジネスモデルにも目を向けることが大切です。ビジネスモデルにはBtoBやBtoCがあり、これらの違いによってその企業の大体の特徴は把握できます。仮に同じ商品を扱っている場合でも、ビジネスモデルが異なるだけで大きな違いが生まれていることも多いため注意しなければなりません。

ビジネスモデルの中でもBtoBは注目されており、仕事の条件がいい場合も多いでしょう。そのため、就職を希望する人も多く、有名企業だと特に倍率は高くなっています。就活をスムーズに進めるには、ビジネスモデルによる違いを正しく把握することが大切です。BtoBとは何か、基本的な定義から実際にビジネスモデルが該当する企業まで知って、就活に役立てましょう。

BtoBとBtoCの違い

ビジネスモデルは大きくBtoBとBtoCの2つに分けられます。言葉の違いでいうと、BtoBはBusiness to Business、つまり企業間取引を指します。対してBtoCはBusiness to Consumer、つまり企業と消費者間での取引を指すと考えましょう。つまり、法人取引と企業対個人の取引と考えて問題ありません。BtoC企業の場合、企業が直接消費者に対して商品やサービスを提供します。

スーパーや百貨店、飲食店といったサービス業をイメージすると分かりやすいでしょう。BtoBの場合は、法人同士での取引であるため、商品やサービスの提供、あるいは仕入れ先はすべて法人となります。メーカーはこれに該当する場合が多く、他社から原材料を仕入れ、自社で商品の製造、それを代理店に委託し、販売してもらうのがBtoBの構図です。

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

BtoB企業は研究分野を活かしたい就活生に向いている

企業間取引の特徴は一回で動く金額が大きく、かつ専門的であることです。例えば、ITシステムや機械、エネルギー、電子部品など私たちの生活で目にすることのない場面においてもこうしたBtoB企業が介在しています。そういった分野では専門性の高い商材を扱うことが多く、一般的には聞き馴染みのない商材に携わるため、理系の大学院などで学んだ研究分野を活かせる点も特徴です。
また、一口にBtoB企業と言っても世の中にはごまんと会社はありますから、自分の興味ある分野に関して深く知識を得られる奥深さが魅力です。そのニッチさゆえに目立ちませんが、深く社会に根差し「社会貢献」を実感できる企業も多いのではないでしょうか。

 BtoB企業のメリット・デメリット

BtoBのビジネスモデルは魅力的であり、就職を目指す人も多いでしょうが、反面デメリットも存在するため注意が必要です。特に企業単位で見た場合、メリット・デメリットが大きく分かれやすいため、両方の点を理解して就職先を選定することが大切でしょう。デメリットがあるとはいえ、それを特に問題に感じない場合もあり、メリットが大きく残るなら就職先として向いているでしょう。両方を知った上で、自分にとってどちらが大きくなりそうかを考えることが大切です。

メリット:社会貢献度が高い

BtoB企業のメリットは、社会貢献度が高い点にあります。BtoBの取引は、いわば企業が円滑に運営、商品やサービスを提供するために必要なものです。BtoBでの取引が途絶えてしまうと、BtoCの企業は商品やサービスを消費者に届けることができず、経済や社会全体が停滞してしまうでしょう。

BtoB企業単体で見ると、企業間取引だけで消費者の生活には関係ないようにも思えるでしょうが、これら取引の最終的な流れは必ず社会や消費者に還元されます。目に見えて成果が分かりやすいのはBtoCの取引ですが、BtoBはその間の工程を担っており、供給の質や安定性を高めるのに欠かせない存在です。間接的にではありますが社会にしっかり貢献しており、重要性の高さから貢献度も高く、社会、経済の担い手となれるのもメリットのひとつでしょう。

デメリット:企業の知名度が低い

社会貢献度が高い反面、それが表立ってあらわれることは多くありません。そのため、優れた企業でも知名度が低い場合が多く、見つけづらいのがBtoB企業のデメリットでしょう。もちろん、知名度が低いといっても、あくまで就活生の間ではという意味であり、世間的には優良企業として知られているものも数多くあります。

ただ、少し専門的な分野になると、社会人でも知らない企業は増え、さらに就職先の選択肢にはあげづらくなるでしょう。知名度が低いことで見つけづらいだけではなく、仮にBtoB構図の企業を見つけたとしても、それが本当に優良企業なのかどうかを判断するのも難しいです。優れた労働条件を持つ優良企業も多い反面、知名度が低いために就職先として選びづらいのはデメリットといえるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

経済の動きと企業の関連性について理解を深めよう

日経新聞などの情報を参考に、それを自分なりに深堀して調べていくのがいいです。経済の動きに関連してどの会社が何の役割を担っているか、自分自身で理解を深めていくことで業界の主要なプレイヤーが見えてくると思います。例えば、建設業界は今、東京オリンピックや大阪万博等で潤っていますが、それと同じくらい海外事業に注力していることをご存知でしょうか。
日本の建設会社はその高い技術力を活かし、海外に活躍のフィールドを広げています。だからこそ、実は商社に次いで海外で働ける機会の多さが建設系の魅力です。経済の動きには因果関係があり、時代の中でその企業がどのような役割を担っているか考えると、自らが社会の中で提供したい「価値」も見つかると思います。

ブランド・ジャパンのBtoB企業ランキング

BtoB企業への理解をさらに深めるには、実際にどのような企業があるのかを知ることが大切です。知名度が低いことはBtoB企業のデメリットですが、人気の企業なら就活生も知っているというものが多いでしょう。ブランド・ジャパンのBtoB企業ランキングを参考に紹介していきますが、一部BtoCの側面を持つ企業もあるため注意が必要です。特にランキング上位にある企業ほど、BtoB、BtoCと複数ビジネスモデルを持っていることが多く、多角的な経営によって、業績を伸ばし続けているともいえます。

 ①トヨタ自動車

トヨタ自動車は、2017年、2018年ともにBtoB企業ランキング1位を獲得しています。自動車の販売という面から、BtoCの側面もありますが、販売は自社ディーラーでおこなっているため、それぞれを切り離して考えるとBtoBといえるでしょう。また、原材料の仕入れについては、完全に法人取引のため、BtoB構図といえます。

トヨタ自動車は自動車メーカーの中でも群を抜いて成長力が高く、業界内でも圧倒的な業績を誇ります。自動車業界のリーディングカンパニーであり、設立当初から業界をけん引し続けているパイオニア的な存在でもあるでしょう。国内だけではなく海外でも高く評価されており、グローバルな展開を見せています。日本の技術を集結させた品質の高さが特徴で、高性能高品質が、世界でも高く評価されている理由です。

②任天堂

任天堂はゲーム機やソフトの製造、販売をおこなう企業です。販売の側面からBtoCとも言えますが、家電量販店に商品を納品し、販売を委託するという場合がほとんどのため、基本的にはBtoBです。任天堂では家庭用ゲーム機から、携帯ゲームまで幅広く手掛けており、ハード、ソフトともに幅広いバリエーションを提供しているのが特徴でしょう。

近年では、据置と携帯の両方で使える「Nintendo Switch」を発売し、これも大きな反響を起こしています。また、テレビゲームだけではなく、スマホゲームのアプリ開発にも取り掛かっており、事業展開はさらに広がっているでしょう。ゲーム全般に関する事業の展開によって、BtoB、BtoCの両方を織り交ぜ、人気企業であり続けています。

③ディズニー

ディズニーはアメリカに本社を持ち、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーの現地法人として設立されています。日本での正式名称は、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社であり、日本のディズニーに関するビジネスをまとめて管轄しているのが特徴です。ディズニーでの事業範囲は幅広く、メディアやゲーム、コンシューマー・プロダクツ、さらにはストアの運営まで手がけています。

一部BtoCの構図を持つ分野もありますが、基本的にはディズニーというサービス全般を運営するために機能する企業で、BtoBでの仕事が基本です。ディズニー関連サービス全般を扱っており、ディズニーに関連する企業と連携することで、多角的に事業を進めているのが特徴でしょう。

④パナソニック

パナソニックは複数の事業領域を持ち、それぞれでBtoCとBtoBの構図が混在しています。領域は「アプライアンス」「エコソリューション」「コネクティッドソリューション」「オートモーティブ&インダストリアルシステムズ」の4つです。アプライアンスでは、家電や美容、健康といったBtoC事業が展開されており、これに馴染みのある人は多いでしょう。

また、同分野でも業務用の電気製品の開発、製造、販売といった点で、BtoBの構図も存在します。その他事業領域では、電気やエネルギー、物流といった幅広い分野に着手しており、活躍のフィールドが広いのも特徴でしょう。分野ごとにビジネスモデルが違うだけではなく、そもそも扱うものから大きく違うため、選択肢の広い企業といえます。

⑤オリエンタルランド

オリエンタルランドは、ディズニーランド、ディズニーシーの経営・運営をおこなっている企業です。ディズニーと混同しがちですが、オリエンタルランドはディズニーの中でもテーマパークに関する事業をおこなう企業で、活躍のフィールドが違います。一見BtoCの構図のみに思えるでしょうが、実際にはテーマパークを運営する上で、法人間での取引も多数存在します。

また、テーマパークの経営や運営以外にも、不動産賃貸の事業も展開しており、事業領域はイメージされるよりも幅広いといえるでしょう。ディズニーランドやディズニーシーは国内でも有数のテーマパークで、経営状態も優良です。就職先としての条件がいいのはもちろん、ディズニーの世界観に憧れる人も多いため、BtoBでも特別倍率の高い企業といえるでしょう。

★★★CAからのコメント★★★

IR情報の確認や3C分析を加味しながらやりたいことをアピールしよう

大手BtoB企業からの内定を獲得するには、応募者が殺到する中で他の学生との差別化を付けられるかが重要になります。会社の規模やブランド、福利厚生に惹かれてくる学生が多い中で、その会社に入って将来やりたいことを言える人は面接官から見たときに印象がいいです。入社後の活躍イメージを印象付けられるとよりGOODです!そのためにも業界での立ち位置や企業が出すIR情報を見たり、3C分析は重要になります。そちらを加味しながら、今後やりたいことをすることアピールしていきましょう。【笠原】

⑥Amazon

Amazonは通販サイトを運営する企業であり、ネットショッピングの分野では巨大な市場規模を誇ります。サイトを通じて商品を消費者に販売することから、BtoCの構図が印象的ですが、商品の仕入れという面では、BtoBのモデルも同様に大きく存在しています。それぞれのバランスがある程度等しいのは、Amazonならではの特徴といえるでしょう。

また、Amazonでは消費者が出品して消費者が購入するという、CtoCの構図もあります。実際にはAmazonが介入しているため、BtoCにはなりますが、他の企業と比べるとビジネスモデルが多彩であることも大きな特徴でしょう。扱う商品のラインナップも非常に多く現在も拡大中のため、今後もネット通販の業界で君臨し続ける存在といえます。

⑦JAL

JALは航空サービスを提供する企業であり、BtoCのイメージを持つ人は多いでしょう。確かに旅客機のサービスだけで考えると完全にBtoCといえますが、実際には法人向けのサービスも数多く存在します。また、航空機を使った付随業務の中には、直接的には消費者に関係しないものも多く、BtoB構図が成立していることは理解しておきましょう。

JALは航空業界のリーディングカンパニーであり、常に高い人気を獲得し続けています。ランキングには入っていませんが、ANAも同様に高い人気を誇っていることは覚えておきましょう。航空業界は格安キャリアの登場によって大きな変動を見せていますが、格安のキャリアに負けないサービスの提供、事業展開によってJALは利益を守っています。

⑧Apple

Appleは電子機器の開発、製造から販売までをおこなう企業です。apple製品は直営店でも購入できるためBtoCの印象も強いでしょうが、それ以外の販売はすべて代理店に委託されており、BtoBです。また、製品の製造のための仕入れといった商品が完成するための工程は、すべてBtoB構図になっているでしょう。

Appleでは、「iPhone」「iPod」「iPad」「Mac」といった、数多くの主力商品を有しています。それぞれで最新モデルが発表されると大きく話題に取り上げられることも多く、知名度は抜群に高いでしょう。また、本社がアメリカにあるグローバルな企業であり、世界中で活躍しているのも特徴のひとつです。

⑨日立製作所

日立製作所は幅広い分野で活躍している企業で、多角的な事業展開が特徴です。簡単に挙げただけでも、「情報・通信・デジタル」や「電力・エネルギー」、「公共・都市・交通」といった領域があり、さらに多数の分野で活躍しています。民間企業でありながら、公共性も高く、社会貢献度が特に高い企業ともいえるでしょう。

総務省から受託して研究している分野もあり、企業の属性自体が民間と公共の両方を担っている点も大きな特徴です。日立製作所という名前自体はそれほど知らなくても、日立という名前は聞いたことがある人も多いでしょう。日立製作所は、日立を支える研究、開発の機関、企業と覚えておくとイメージしやすいです。

⑩Google

Googleは検索エンジンやその他ネットサービスの提供から、BtoCの色合いが強いです。ネットを利用する際にはGoogleで検索しているという人は多く、関連のサービスを複数使っている人もいるでしょう。そのため、企業構図が完全にBtoCと思われがちですが、実は法人向けのサービスも数多く存在するため、BtoBの色合いも同様に強いといえます。

法人向けのサービスは複数ありますが、分かりやすい例で挙げるなら広告事業が該当するでしょう。Googleは広告を出したい企業から依頼を受け、それをネットに表示させることで消費者に宣伝します。つまり、企業からの広告依頼はBtoB、広告を表示する消費者への宣伝はBtoCの構図といえ、Googleが媒介となってひとつのビジネスが完結することも多いです。

BtoB企業を目指す志望動機例文

例文

私は貴社の○○に興味を持ち、商品販売の担い手になって多くの人にその素晴らしさをさらに伝えたいと考え、志望しました。小さい頃から自動車が好きで、大学2年生の時にアルバイトで貯めたお金で貴社の○○を中古ですが購入しました。
中古ですが元の性能がよかったため快適に使え、今でも愛車として活躍しています。他社にない洗練されたデザインや機能性の高さ、何より耐久性の高さが貴社製品の魅力と考えています。貴社では営業職として働き商品の素晴らしさを余すことなく伝えて、お客様に魅力的な提案をし、契約を勝ち取って活躍したいと考えています。

★★★CAからのコメント★★★

入社後に活躍するイメージを膨らませよう

企業を褒めるだけの志望動機はナンセンスです。もちろん関心があることをアピールするのはいいです!実際にユーザーになっているのも企業側としたら嬉しいですね!あと一歩なのが、入社後どんな風に活躍するのかというイメージが湧きにくい点です。

営業職を希望しているのであれば、「売上1位を目指したいので、テレアポも毎日〇件かけます」などの具体的な内容もいいでしょう。営業は外回りもあるため、肉体的、精神的なタフさをアピールしたりするのもいいかもしれません。自分のどのような長所を活かして営業として活躍できるのか。自分に矢印を向けて意欲を示していきましょう!【笠原】

 BtoBについて理解して就活を進めよう

また、契約自体も安定していることが多く、仕事全体で見ても安定性は高いでしょう。ただし、BtoB企業は知名度が低いものも多いため、探すのは一筋縄ではいかないことも多いです。知名度の高い企業だと応募が殺到しやすいため、選考を攻略するには念入りな事前対策が必要です。BtoB企業への就職を目指すなら、まずはBtoBの構図そのものを正しく理解しましょう。

就職先を探す際は、企業のビジネスモデルに注目することが大切です。ビジネスモデルが違うと仕事の進め方も大きく変わり、労働条件が変動する場合もあるでしょう。企業間取引のBtoBなら、相手が法人のためカレンダー通りの休みが多いという魅力があります。

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