履歴書でボランティア活動について書くのはあり? 書き方や例文を紹介

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目次

  1. ボランティア活動の中にはアピールになるものとならないものがある
  2. ボランティア活動が就活でアピールになるかの4つの判断基準
  3. 主体的・積極的に活動したか
  4. 集団でおこなった活動か
  5. 長期的におこなったか
  6. 自己満足で終わっていないか
  7. アピールにならない可能性があるボランティア活動
  8. 受動的な活動
  9. 個人的な活動
  10. 短期的な活動
  11. 自己満足な活動
  12. 履歴書のボランティア欄で企業が見ているポイント
  13. 学生の人柄
  14. 学生の主体性や行動力
  15. 社会問題などに対する意識
  16. ボランティア活動で得た学び
  17. ボランティア活動は履歴書のどこに書く?
  18. 課外活動
  19. 自己PR
  20. 趣味・特技
  21. 履歴書にボランティア活動について書くため準備
  22. ①活動の概要を言語化してみる
  23. ②活動を通して得た学び・スキルを書き出す
  24. ➂どの学び・スキルをアピールしたいか選ぶ
  25. ④学び・スキルを得た過程を言語化する
  26. ⑤学び・スキルをどう活かすか考える
  27. ⑥仲間に自分がどう見えていたか聞く
  28. 履歴書にボランティア活動について書くための基本の型
  29. ①ボランティア活動について簡潔に書く
  30. ②参加した背景や理由を盛り込む
  31. ➂具体的なエピソードを述べる
  32. ④ボランティア活動を通して得た学び・スキルを盛り込む
  33. ⑤学びやスキルを今後どのように活かすかで締める
  34. 履歴書にボランティア活動について書くときのコツ
  35. ボランティア精神をもっていることは前提で書く
  36. 活動内容はわかりやすく簡潔に書く
  37. 学びやスキルと同時に人柄もアピールする
  38. 活動別に解説! 履歴書に書くボランティア活動の例文
  39. 母校の学習ボランティア
  40. 災害の復興活動ボランティア
  41. 地域の清掃ボランティア
  42. ボランティア活動経験がない場合の課外活動欄はどうする?
  43. 空欄はNG! 正直に「特になし」と書こう
  44. 他の活動を書く
  45. ボランティア活動のエピソードを通して自分の魅力を存分にをアピールしよう

ボランティア活動の中にはアピールになるものとならないものがある

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
インターンシップ(インターン)や選考へのエントリーが本格化してくると、学生から

「履歴書にボランティアについて書きたいのですが、どのように書けば良いですか?」
「ボランティア活動のエピソードは好印象につながりますか?」

などと、ボランティア活動に関する質問や疑問が多く寄せられます。履歴書にボランティア活動について書くことで、好印象につながる場合は多くありますが、場合によっては逆効果となってしまう可能性があります。

そこで今回は、履歴書にボランティア活動について書く方法を解説します。履歴書に書くべきエピソードか、そうでないかの見分け方や企業が見ているポイントについても解説するので、履歴書にボランティア活動のエピソードを書こうと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

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ボランティア活動が就活でアピールになるかの4つの判断基準

ボランティア活動が就活でアピールになるかの4つの判断基準

履歴書に自分自身のボランティアの経験を書いても、好印象につながるかどうかわからず、書くべきか書かないべきかと悩んでいる学生も多いでしょう。

そこでここからは、ボランティア活動が就活でアピールになるかどうか判断するための4つの基準について紹介します。自分のボランティア活動経験のエピソードに自信がない学生は、ぜひこの基準に照らし合わせて判断してみてください。

主体的・積極的に活動したか

ボランティア活動経験において、最も重要といっても過言ではないのが、主体性や積極性を持って活動していたかということです。

そもそもボランティア活動とは、自分自身の意思で参加を決めて活動するものなので、誰かに無理やりやらされていたり、金銭を受け取っていたりすると、印象が悪くなってしまう可能性があるのです。

そのため、履歴書やエントリーシート(ES)に書くボランティア活動経験については、自分自身の意思で参加を決めたものや参加した理由が明確で説明しやすいものを選ぶようにしましょう

集団でおこなった活動か

ボランティア活動では、同じ思いや志を持った人が集まり、協力し合って活動することで、1人でできないことを集団の力で成し遂げることが重要です

また、就活においても、協調性やコミュニケーション能力など、他者と協力し合うために必要な能力が身についている学生を求めている企業は多いです。

そのため、履歴書やESに書くボランティア活動経験は、集団で協力し合ったものにしましょう。反対に個人で活動したものだと、

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面接官

集団行動が苦手なのかな。

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面接官

コミュニケーション能力が低いのかもしれない。

などと思われてしまう可能性があるので注意が必要です。

長期的におこなったか

履歴書に書くかどうか判断する重要な基準の1つが、ボランティア活動の期間です。

数カ月から数年間かけて、長期的におこなった活動について書くことができれば、継続力や集団で活動する力、責任感の強さなどさまざまな部分でアピールすることができます

また、活動期間が長い活動であれば、メンバーとして活動していた時期や後輩を育成していた時期、リーダーとしてメンバーをまとめていた時期など、面接などで話せるエピソードのレパートリーが増えるので、非常に有利になります。

そのため、短期間のボランティア活動経験よりも、長い期間継続して活動したものを優先的に、履歴書に書くようにしましょう。

自己満足で終わっていないか

ボランティア活動は、活動をおこなうことによって、地域の人々や困っている人々の役に立ち、喜んでもらったり、役に立つことが非常に重要です。

反対に、地域の人々の声や思いをまったく無視して、自分の意見ややりたいことを押し付けて活動することは、自己満足でしかなくボランティア活動とは言えません

そのため、自分がおこなったボランティア活動が「誰かのためになったか」「誰かに喜んでもらえたか」ということを確認したうえで、履歴書に書くかどうかを判断しましょう。

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アピールにならない可能性があるボランティア活動

アピールにならない可能性があるボランティア活動

受動的な活動

受動的な活動例
  • 友人・家族に誘われた活動など

友人や家族に誘われて参加したボランティア活動は、主体性や積極性が弱いと判断されてしまう可能性があります

主体性や積極性は、社会人にとっては必須の素質なので、就活の選考でこのような判断を下されてしまうと、非常に大きなアドバンテージを背負うことになってしまいます。そのため、履歴書に書くボランティア活動について、自分から積極的に参加を決めたものにするようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

ただし、ボランティア活動の中で主体的に行動したエピソードなどがあれば、印象が悪くなる可能性が低くなるので、履歴書に書いても問題ないでしょう。

個人的な活動

個人的な活動例
  • 献血、1人でおこなうゴミ拾い

献血や1人でおこなうゴミ拾いなどは、誰かの役に立つことなので、ボランティア活動として認識されている活動かもしれません。

しかし、就活でこの活動を全面的にアピールしてしまうと、「この学生は集団行動が苦手そう」「人と協力するのは苦手なのか?」などと、あまり良くない印象を抱かれてしまう可能性があります。

そのため、あえて個人での活動をおこなった明確な理由がなければ、個人での行動について書くことは、あまりおすすめできません

短期的な活動

短期的な活動の例
  • 1日~数日だけの活動

あまり多くはありませんが、就活で話すエピソードを作ることを目的に、ボランティア活動に参加する学生がいます。

そういった学生の特徴の1つが、活動期間が1日から数日間と短期間ということです。つまり、活動期間が短いボランティア活動経験を履歴書に書いてしまうと、「就活のためにボランティア活動に参加したのではないのか」と疑われてしまう可能性があるということです

そのため、活動期間が短いボランティア活動ではなく、長いものを選んで書くようにしましょう。どうしても期間が短い活動について書きたい場合は、参加した理由や思いを具体的に書きましょう。

自己満足な活動

自己満足な活動例
  • 野良猫・犬の餌やり

ボランティア活動にはさまざまな種類があり、自分の好きなことや興味のある活動、自分の強みを活かすことができる活動など、どのボランティア活動に参加するかを選ぶのは個人の自由です。

しかし、そのボランティア活動が自己満足で終わってしまっていては、履歴書に書いても好印象にはつながらず、アピールにはなりません。

自己満足で終わってしまっている活動の一例が、野良猫や野良犬への餌やりです。この行動は一見良いことのようにも見えますが、野良猫や野良犬が繁殖する原因となるため、一般的に推奨される行動ではありません。

自分自身が可愛い猫や犬と触れ合いたいから、かわいそうだからなど、自分の満足のためだけの行動はボランティア活動とは言えないことを押さえておきましょう

履歴書のボランティア欄で企業が見ているポイント

履歴書のボランティア欄で企業が見ているポイント

ここからは、履歴書のボランティア欄で企業が見ているポイントについて解説します。企業が見ているポイントは、企業が知りたい、把握したいポイントでもあるので、履歴書にきちんと盛り込むように心掛けましょう。

学生の人柄

企業の見ているポイントの1つが、学生の人柄です。ボランティア活動での経験の中には、学生それぞれの人柄や思い、考え方が反映されていることが多いので、企業側は書かれていることから、学生の人柄を知ろうとしているのです。

特に「自社の社風に合った人柄かどうか」「希望している職種に向いているかどうか」など採用の重要な基準となる部分は、学生の人柄から判断できることも少なくありません

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キャリアアドバイザー

新卒採用の場合、中途採用とは違ってスキルや能力、実績などでの判断が難しいため、企業は学生の人柄を重視して採用活動をおこなっている企業が多いのです。

学生の主体性や行動力

ボランティア活動は、自分から主体的に参加する活動であり、学生の思いの強さが行動や活動の内容に表れます。また、主体性や行動力は、社会人としての必須の資質であることはもちろん、企業が求めている力でもあります

そのため、企業は履歴書に書かれたボランティア活動のエピソードからは、学生の主体性や行動力がどれほどあるのかということを見極めているのです。

社会問題などに対する意識

ボランティア活動の背景には、地域ごとのさまざまな課題や災害の被害など、さまざまな問題が隠れています。そのため、ボランティアに参加した理由などを見れば、社会問題に対する意識がある学生かどうかすぐに見分けがつきます

企業が開発・販売する商品やサービスは、人々が抱えている課題を解決するためのものが大半を占めているため、企業は社会の課題などに関心を持っている学生を採用したいと考えているのです。

そのため、履歴書ボランティア活動について書く場合は、ボランティア活動に参加した理由や思いなどをできる限り具体的に書くことがおすすめです。

ボランティア活動で得た学び

社会人になると、学生時代には経験したことのない新しいことを毎日経験することになります。そのため、自分が経験したことから学びを得れなければ、仕事はなかなか身につかず、活躍できる人材となることができません。

そのため、多くの企業は、成功体験でも失敗体験でも経験からきちんと学びを得て、次につなげられる学生を求めています

ボランティア活動について書くとき、どんな活動をしたのか、どんな成果を残したのかということをたくさん書きたくなってしまうかもしれませんが、活動を通して得た学びや考えたこと、気づいたことなどの方を積極的に書いた方が好印象につながる可能性が高まります。

高橋 宙

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新卒こそボランティア活動の内容も判断軸の1つになります

ボランティア活動に書ける内容がないからといってすぐにお見送りになることはありません。しかし、新卒の採用はポテンシャルを見て判断をするため、その判断材料が多いことは企業にとって非常に大切です。ボランティアはその名の通り自発的な行動を意味します。そのため、ボランティア活動をしているということはその学生は言われていないことにも積極的に取り組もうとする姿勢がある人かもしれない、と想像できます。

また、ボランティア活動は社会課題を解決するなど社会貢献の色が強い取り組みも多いです。これらの内容は結果に繋がる可能性が決して高いとは言えない活動とも言えますが、そのようなことにも積極的に取り組もうとする姿勢は、粘り強さや意志の強さを持っている学生と判断することもできるかもしれません。ボランティア活動はポジティブに捉えられるケースが多いので積極的にアピールしてみましょう。

ボランティア活動は履歴書のどこに書く?

履歴書の中でボランティア活動を書くことができる欄

履歴書にボランティア活動について書きたいと思っていても、どの欄に書くべきかがわからなかったり、迷ってしまったりする人もいると思います。

そこでここからは、ボランティア活動について書くべき履歴書の欄を3つ紹介します。ほかに書きたいこととのバランスを考慮し、どの欄に書くか考えながら読んでみてください。

課外活動

ボランティア活動について書くべき欄の1つ目が、課外活動欄です。課外活動と言われても、漠然としたイメージで、具体的にどのような活動を指しているのか、はっきりわからない人もいると思います。

課外活動とは、大学の授業以外での活動という意味になるので、ボランティア活動も課外活動に該当します。

課外活動欄に、ボランティア活動以外に書くことがないという人は、課外活動欄にボランティア活動について書くことがおすすめです。逆に、ボランティア活動以外の課外活動を書きたい人は、これから紹介する2つのどちらかの欄に書くようにしましょう。

課外活動の例はこちらで記載しているので読んでおきましょう。

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自己PR

自己PR欄は、自分自身の強みやスキル、人柄などをアピールする欄なので、ボランティア活動のエピソードを書いても、問題のない欄です。

しかし、ここでは自分自身のことをアピールすることが第一優先になるので、自分のアピールしたいことを裏付けるエピソードとして、ボランティア活動について書くことがおすすめです

そのため、自己PR欄にボランティア活動について書く場合は、ボランティア活動で活かすことができた強みやスキルなども考えておくようにしましょう。

自己PRのエピソード選びはこちらを参考にしましょう。

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趣味・特技

ボランティア活動のエピソードは、趣味・特技の欄に書いても問題ありません。また、ボランティア活動への参加は、特技ではなく趣味としておいた方が、意味が通りやすいでしょう。

書き出しは、「私の趣味はボランティアに参加することです」から始め、これまで参加したボランティアの内容や参加理由、活動から得た学びなどを書いていくと良いでしょう。

ただし、参加経験のあるボランティアの数が1つや2つと少なくなってしまうと、趣味とは捉えられない場合があるので、複数のボランティアに参加した経験のある人が、趣味・特技欄にボランティア活動のエピソードを書くと良いでしょう

ESでの趣味や特技のアピールの方法はこちらを参考にしましょう。

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履歴書にボランティア活動について書くため準備

何の準備もなしに履歴書を書き始めてしまうと、うまくまとまらなかったり、言いたいことが伝わらない文章になったりしてしまうため、時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。

そのため、はじめから履歴書に直接書こうとはせず、しっかりと準備をおこなうことが大切です。

そこでここからは、履歴書にボランティア活動について書くための準備について紹介します。何を書けば良いかわからない人や経験を上手く言語化できない人は、ぜひこの方法を試してみてください。

履歴書にボランティア活動について書くため準備

①活動の概要を言語化してみる

ボランティア活動といってもさまざまな種類の活動があるため、どのような活動をしていたのかを読み手に、きちんと把握してもらうことが大切です。ボランティア活動の概要を言語化するために書き出しておくべき内容は以下の通りです。

  • 誰のどんな課題に取り組んだか
  • 具体的に何をしたのか
  • 最終的にどんな結果になったのか
  • 誰と何人で活動をおこなったのか
  • どのくらいの期間おこなったのか

以上の内容を言語化しておけば、ボランティア活動の概要が説明しやすく、文章にする際も、わかりやすくなります。また、これらを書く際は、専門用語などは避け、誰が読んでも伝わる言葉で、言語化しておくことが非常に大切です

②活動を通して得た学び・スキルを書き出す

ボランティア活動の概要を書き終えたら、その活動を通して得た学びやスキルなどを書き出してみましょう。学びやスキルといわれると、誰もが驚くような学びや専門性の高いスキルを想像するかもしれませんが、そういった大それたことでなくても、まったく問題ありません

  • たくさんの人と協力することの大切さ
  • 小さなことでも、毎日続けることが大切だとということ
  • 自分の強い思いが人を動かす原動力になるということ
  • ボランティアサークルの会計係を担当して身についたExcelの操作技術
  • 広報活動のために培った動画編集スキル
  • 知らない人にも気軽に話しかけられるコミュニケーション力
  • 参加するメンバーを日程ごとに割り振る調整力

以上のような「誰でも身につけられるのではないか?」「こんなことで良いの?」と思うようなことでもかまわないので、とにかくたくさん書き出してみましょう。

➂どの学び・スキルをアピールしたいか選ぶ

履歴書の欄はあまり大きくなく、書けることは限られているので、たくさん書き出した学びやスキルの中から、どれをアピールするか選ぶ必要があります。

選び方の基準はさまざまですが、ボランティア経験から得た最も大きな学び・スキルだったなと感じるものがおすすめです

このあと詳しく説明しますが、その学びやスキルを得た過程や活かし方についても履歴書に書くため、本心から「この学び・スキルを得ることができて良かった」と思えないものだと、履歴書に書きづらくなってしまう可能性があります。

④学び・スキルを得た過程を言語化する

履歴書に「私はボランティア活動を通して傾聴力を身につけました」とだけ書いていても、説得力がなく、読み手に強く印象付けることは難しくなってしまいます。そのため、準備段階で学び・スキルを得た過程を言語化しましょう。

過程を言語化する際は、その学びやスキルを得ていなかった時のことを思い出し、得られていないことによって、失敗したことや苦戦したことを考えてみましょう。そこから、学びやスキルが身についていくまでの過程を思い出していくことがおすすめです。

文章で書こうとすると、何を書いているかわからなくなったり、内容が複雑になってしまう可能性が高いので、箇条書きで書き出していくことがおすすめです。

⑤学び・スキルをどう活かすか考える

ここまでは、過去のことを振り返りながら、言語化してきましたが、ここからは、ボランティア活動で得た学びやスキルを今後どのように活かしていくかを考えて、言語化していきます

考え方のポイントとしては、就職を希望する業界や職種にあった内容にすることです。たとえば、営業職を希望する場合は、「ボランティア活動で身につけたコミュニケーション能力を活かして、顧客からの信頼を得られるような会話を心掛けたい」というような内容です。

学びやスキルの活かし方はたくさんあるので、1つに絞るのではなく、思いつくままに書き出してみて、一番腑に落ちるものを選ぶという方法もおすすめです。

⑥仲間に自分がどう見えていたか聞く

最後は、ボランティア活動を一緒におこなっていた仲間に、自分自身がどのように映っていたのかを聞いてみましょう。

履歴書は自分自身の思いや考えなど主観的な内容が多くなってしまう傾向がありますが、客観的な内容が書かれている方が、説得力が高い文章になります

そのため、ボランティア活動を一緒におこなっていた仲間に、自分自身がどのように映っていたのかを聞いておき、履歴書にも「一緒に活動していた仲間からは、よく初対面の人の輪に入るのがうまいと言われていました」などと書いておけば、説得力のある文章になります。

履歴書に時間がかかっている人は、「履歴書マニュアル」を活用しよう

履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。

そんな時は履歴書のポイントを網羅した履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。

実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。

               

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履歴書にボランティア活動について書くための基本の型

履歴書にボランティア活動について書くための基本の型

自分の経験を上手く言語化できても、読み手に意味や思いが伝わらない文章を履歴書に書いてしまっては、努力が無駄になってしまいます。

そこでここからは、履歴書のボランティア活動について書くための基本の型について紹介します。なにから書き始めれば良いかわからない人や自分が書いた文章に納得できない人は、この型を参考にしてみてください。

①ボランティア活動について簡潔に書く

ボランティア活動について書く際の冒頭は、活動内容を簡潔に書くようにしましょう。たとえば、「私は3年間、地元である○○市の清掃活動をおこなっていました」というような内容です。

プレゼンテーションをしたことがある人は聞いたことがあるかもしれませんが、冒頭で大まかな話の内容を伝えておくことで、相手に話の内容を理解してもらいやすくなるのです

一方で、書きたいことや伝えたいことがたくさんあり、冒頭はダラダラと長文を書いてしまうと、意図した内容が読み手に伝わらなくなってしまう可能性があるので要注意です。

②参加した背景や理由を盛り込む

どのようなボランティア活動かを簡潔に書いた後は、参加した背景や理由を盛り込みます。参加した背景や理由は、個人的な思いやふとした時に思ったことなどでも構いません。

たとえば、「小さい頃と比べて、道端にゴミが落ちていることが増え、綺麗な街並みを取り戻したいと思ったからです」という個人的な理由でもまったく問題ありあません。

参加した理由や背景は、正直に話した方が説得力が増すことも多いので、誇張したり嘘をついたりすることはやめておきましょう

➂具体的なエピソードを述べる

次に、ボランティア活動の中で印象的だったエピソードについて書いていきましょう。このエピソードは、次に書くボランティア活動を通して得た学び・スキルと繋げて考えておくと、文章が綺麗にまとまるためおすすめです。

また、具体的なエピソードを書くとなると、ボランティア活動の詳細やメンバーの人数、そのエピソードにかかわっている人との人間関係など、細かいことも書かなければ、話が伝わらなくなってしまう可能性があります。

そのため、「読み手は何も知らない」ということを前提に、伝えたいことを正しく伝えるために必要な情報は、省かずに書いていくようにしましょう

④ボランティア活動を通して得た学び・スキルを盛り込む

エピソードを書き終えたら、ボランティア活動を通して得た学びやスキルについて書いていきましょう。基本的には、さきほど書いたエピソードの中で得た学びやスキルを書けば、流れが綺麗で読みやすい文章となります。

得た学びやスキルがどのようなものなのかについては、前に書かれているエピソードの内容や次に書く活かし方の部分である程度説明ができるため、「私はこの経験から、他者と協力することの大切さを改めて学びました」というように、簡潔にまとめるようにしましょう。

また、学びやスキルを複数述べてしまうと、1つひとつの印象が弱くなってしまう可能性が高いので、できる限り1つに絞るようにしましょう

⑤学びやスキルを今後どのように活かすかで締める

最後は、ボランティア活動で得た学びやスキルを今後どのように活かすかについて書き、全体を締めます。

学びやスキルの活かし方を書くポイントとしては、希望する職種や企業、業界で「本当に活かすことができそうだ」と読み手に思わせることです

たとえば、志望する企業がチームで協力することを重視しているのであれば、「ボランティア活動で得た傾聴力を活かして、意見が言いやすいチーム作りに貢献したいと考えています」というと、本当にそのスキルを活かして、活躍しそうだと読み手の想像力を掻き立てることができます。

根岸 佑莉子

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学びを社内で活かすための伝え方は様々あるので工夫してみましょう

働き始めると、人によっては社外の人たちと交渉をしたり、会議のスケジュールを調整したりと、何かと細々とした作業が多くなります。ボランティアは、その活動内容にもよりますが学外の人と関わる機会もあるでしょう。そのため、経験から得た学びを社内で活かすことを伝えるためには、「複数の人と関わることを厭わないコミュニケーション能力」や「いろいろな意見に耳を傾ける調整力」など、会社でも活用できそうな様々な強みをアピールできます。

この他にも、そもそもの話として「主体的に行動する大切さ」をアピールしてもいいかもしれません。新入社員と言えども、受け身の姿勢ではなくて積極的に物事に取り組もうとする姿勢は大切です。ボランティアに参加する、という行動力は他の仕事にも転用できるということを上手に伝えられるといいですね。

履歴書にボランティア活動について書くときのコツ

履歴書にボランティア活動について書く時のコツ

ボランティア経験を上手く言語化できていたり、相手に伝わる文章になっていたとしても、ほかの学生と差別化できていなければ、たくさんの履歴書に埋もれてしまい、書類選考を通過することが難しくなってしまいます。

そこでここからは、履歴書にボランティア活動について書くときのコツを3つ紹介します。このポイントを押さえられていれば、採用担当者の目に止まりやすくなるので、ぜひ実践してみてください。

ボランティア精神をもっていることは前提で書く

そもそもボランティア活動とは、「困っている人の役に立ちたい」「誰かの力になりたい」など、ボランティア精神を持っておこなう活動です。

そのため、履歴書にボランティア活動のエピソードを書く際は、ボランティア精神があることは前提に「子どもたちが自由に学べる場を作りたかった」「地元の復興に携わりたいと思った」など、具体的な活動理由を書くようにしましょう。

また、「○○をやってあげた」「助けてあげた」などというような言い回しは、ボランティア精神がないようにも捉えられかねないので、言い回しには注意するようにしましょう

活動内容はわかりやすく簡潔に書く

ボランティア活動は、参加したことがなければわからないことがあったり、ボランティア活動の種類によっては専門用語を使用したりすることがあるので、活動内容をきちんと伝えるためには、工夫が必要です。

まずは、小学生や中学生が読んでも理解できるわかりやすい言葉を使用することがおすすめです。そして、複雑な内容は理解しやすいように簡単な言い回しになるように工夫しましょう。文章が長すぎると伝わりづらくなるので、こまめに区切りながら文章を書いていくようにしましょう。

また、ボランティア活動は、さまざまな種類があり、同じ清掃活動や学習ボランティアであっても、おこなっている内容は、地域やおこなっている団体によって大きく異なる場合があります。そのため、活動内容はできるだけ具体的に書いておくようにしましょう。

学びやスキルと同時に人柄もアピールする

先ほど紹介した、履歴書にボランティア活動について書くための基本の型では、ボランティア活動で得た学びやスキルについて、重点的に説明しましたが、自分自身の人柄についてもアピールすると好印象につながります。

ただし、人柄は「私は優しいです」「私は明るい性格です」などと直接書いてしまうと、あまり説得力がないので、その性格や人柄が活きたエピソードなどを書くようにしましょう

また、文字数制限が厳しかったり、書ける場所がせまかったりする場合は、学びやスキルと同時に人柄もアピールできる一石二鳥のエピソードを考えることがおすすめです。

活動別に解説! 履歴書に書くボランティア活動の例文

ここまで、履歴書にボランティア活動について書くための考え方や書き方、ポイントなどを紹介してきましたが、実際に自分の経験を書くとなると、難しく考えてしまい、なかなか進まないという人もいると思います。

そこでここからは、履歴書に書くボランティア活動の例文を3つの活動に分けて紹介します。OK例文とNG例文をがあるので、どこが良いのか、どこが悪いのかを考えながら、例文に目を通してみてください。

母校の学習ボランティア

教員免許を取得する予定の学生であれば、教育実習の延長で母校の学習ボランティアをおこなっている人も多いのではないでしょうか。

学習ボランティアは、簡単に言うと子どもたちに勉強を教える活動ですが、勉強以外にも、子どもたち1人ひとりに寄り添い、勉強以外の悩みや相談を聞くことも非常に大切です。

そのため、勉強を教えたことばかりに着目するのではなく、子どもたちとどのような関係を築いたか、どのようなコミュニケーションをおこなったかなどについても思い出して書いてみましょう

OK例文

例文

私は、1年間母校で学習ボランティアをおこなっていました。参加するきっかけは、実習の際に担当してくださった先生から、ぜひ学習ボランティアに参加してほしいと誘いを受けたからです。

はじめは、アルバイトや就活などが忙しく、学習ボランティアに参加することに対して前向きではありませんでした。しかし、毎週のように生徒たちと顔を合わせるようになると、「生徒たちの力になりたい」と思うようになりました。

1年間通い続け、今では、生徒たちの1週間分の学習計画を立てたり、勉強以外にも日々の悩み打ち明けてもらえたりするまでの関係になりました。

私はこの経験から、継続することの大切さを学びました。貴社に入社することができた際は、一度断られても毎日顧客のもとに足を運び、信頼関係を築いていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

ボランティアに参加した理由は、受動的なものでしたが、最終的に子どもたちのためになりたいと積極的に行動したことがわかるエピソードなので、好印象を与えられるでしょう。

また、学びの活かし方も、エピソードからの流れがスムーズなので、説得力がある読みやすい文章になっています。

NG例文

例文

私は、1年間母校で学習ボランティアをおこなっていました。参加するきっかけは、実習の際に担当してくださった先生から、ぜひ学習ボランティアに参加してほしいと誘いを受けたからです。

はじめは、アルバイトや就活などが忙しく、学習ボランティアに参加することに対して前向きではありませんでした。しかし、毎週のように通っていると、子どもたちから声をかけてもらえる回数が増え、やりがいを感じるようになりました。

私はこの経験から、継続することの大切さを学びました。貴社に入社することができた際は、一度断られても毎日顧客のもとに足を運び、信頼関係を築いていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

ボランティアに参加した理由も参加した際の行動も、受動的な印象を与えかねないエピソードとなってしまっており、少しもったいない印象をうけます。

改善するためには、どのような活動をしたか深掘りをし、自分から積極的に行動したことがないか探してみることがおすすめです。

災害の復興活動ボランティア

災害復興ボランティアは、多くの人が知っているボランティア活動の代表的なものの1つですが、具体的に何をしているかということは意外と知られていない場合があります

そのため、ボランティア活動でどういったことをおこなったのかということは、丁寧に説明すると、読み手も内容を理解しやすくなるでしょう。

OK例文

例文

私は、3年間ボランティアサークルに所属し、災害の復興ボランティアをおこなっていました。参加理由は、ニュースで見た○○地震の映像が頭から離れなくなり、復興のために少しでも役に立ちたいと思ったからです。

ボランティア活動で印象に残ったのは、あるご老人との出会いでした。この方は、地震で自宅が倒壊してしまい避難所での生活が長く、心が落ち着かない日々を送っておられました。私は少しでもリラックスしてほしいと思い、毎日その方にリラックスグッズやお菓子などを持っていくようになりました。はじめはあまり受け入れてもらえませんでしたが、毎日通い、積極的に自分のことを話したことによって、さまざまなことを話してもらえるようになりました。

私はこの経験から、自己開示の大切さを学びました。私が貴社に入社することができた際は、この学びを活かして、たくさんの顧客と信頼関係を気づき、「困った時は○○さん!」と思っていただけるような営業担当になりたいと思います。

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キャリアアドバイザー

このエピソードからは、自分で主体的に考え、積極的に行動したことがよくわかります。

また、ボランティア活動の内容やご老人の情報など、読み手に話の内容を理解してもらうために必要な内容がきちんと盛りこまれているため、非常に読みやすい文章になっています。

NG例文

例文

私は、3年間ボランティアサークルに所属し、災害の復興ボランティアをおこなっていました。参加理由は、ニュースで見た○○地震の映像が頭から離れなくなり、復興のために少しでも役に立ちたいと思ったからです。

ボランティア活動では、避難所での炊き出しや避難所で生活する方々の生活のサポートをおこないました。ほかにも、避難所の清掃や子どもたちの遊び相手もおこない、避難所で生活している方から、「あなたがいると助かるわ」といっていただくことができました。

私はこの経験から、積極性をもって自主的に行動することの大切さを学びました。私が貴社に入社することができた際は、この学びを活かして、上司や先輩の指示を待つのではなく、自ら積極的に動きたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

ボランティア活動でおこなった活動を羅列しているだけになってしまっているため、内容が薄く何を学んだのかが伝わりづらくなってしまっています。

また、学び活かし方も、誰でも書けてしまいそうな抽象度が高いエピソードで、印象に残りづらくなっているのがもったいないです。

地域の清掃ボランティア

地域の清掃ボランティアは、参加するだけであれば、手軽なボランティアに思う人も多いかもしれません。

しかし、サークルなどで主催する場合は、清掃をおこなうための人集めやスケジュール調整、用具の調達など、さまざまな準備をおこなう必要があると思います。

履歴書にボランティア活動を書く場合は、これらの事前準備もボランティア活動の一環として書いても問題ないので、しっかりと自分自身をアピールできる文章になるように工夫しましょう

OK例文

例文

私は、高校生の頃から現在まで、地域の清掃活動に参加しています。この活動に参加したきっかけは、小さい頃と比べて、道端にゴミが落ちていることが増え、綺麗な街並みを取り戻したいと思ったからです。

高校生の頃は、メンバーとして清掃活動の当日に参加するだけでしたが、大学生になってからは、清掃活動の企画や運営にも携わるようになりました。その頃の清掃活動は、あまり人が集まらず、活動の規模がどんどん縮小していました。私はこの状態を改善するために、これまであまり使ったことがなかった、SNSを活用するようになりました。

今では、清掃活動後の綺麗な街並みが話題となり、地元の人以外も参加する大規模な清掃活動となって、綺麗な街並みが保たれるようになりました。

私は、この経験からSNSを活用し集客をおこなうスキルを身につけました。貴社のマーケティング部に入社することができた際には、どんなイベントでも集客ができるよう、このスキルをさらに磨いていきたいと思っています。

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キャリアアドバイザー

高校生の頃からボランティア活動を続けていることや活動の規模を拡大した実績がとても分かりやすく書けているため、好印象を与えられるでしょう。

また、ボランティア活動に参加した理由をきちんと達成していることがわかるので、書かれてはいませんが目標達成能力や課題解決能力のアピールにもなっています。

NG例文

例文

私は、高校生の頃から現在まで、地域の清掃活動に参加しています。この活動に参加したきっかけは、小さい頃と比べて、道端にゴミが落ちていることが増え、綺麗な街並みを取り戻したいと思ったからです。

私は、清掃活動がおこなわれる際は、部活やサークル、アルバイトなどを休んで、清掃活動に参加しました。また、清掃活動の規模が縮小していることに課題を感じ、清掃活動の運営に参加し、SNSで集客することも始めました。

私は、この経験からSNSを活用するスキルを身につけました。貴社のマーケティング部に入社することができた際には、どんなイベントでも集客ができるよう、このスキルをさらに磨いていきたいと思っています。

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キャリアアドバイザー

書かれている内容は、OK例文とほとんど変わりありませんが、言葉の選択や言い回しによって「私の頑張りを認めてほしい」という雰囲気があり、少し高圧的な印象をうけます。

改善するためには、自分ではなく周りの人にどのように喜んでもらえたかなどに着目したり、他者と協力したエピソードなどを書くと良いでしょう。

ボランティア活動経験がない場合の課外活動欄はどうする?

ボランティア活動に参加したことがない人は、履歴書の課題活動の欄は何を書けば良いかわからず、不安を感じている人もいると思います。

そこでここからは、ボランティア活動経験がない場合の課外活動欄の書き方について紹介します。具体的に何を書けば良いかについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

空欄はNG! 正直に「特になし」と書こう

学生の中には「課題活動=ボランティア活動」という認識を持っており、ボランティア活動経験はないから空欄にしておこうと考える人もいるかもしれません。

しかし、履歴書で空欄を作ってしまうと、志望度が低い・やる気がないと思われてしまう可能性があるため、空欄のままで提出してはいけません。また嘘をつくのはもってのほかなので絶対にやめておきましょう。

他の活動を書く

そもそも、課外活動とは、ボランティア活動を指す言葉ではなく、「大学の授業以外でおこなった活動」という意味です。そのため、ボランティア活動以外にも、以下のような活動が当てはまります。

  • 留学
  • 部活
  • サークル
  • アルバイト
  • 趣味での活動
  • インターンシップ

以上の活動も課外活動に該当するため、ボランティア活動以外のことから選んで書くようにしましょう。

時間があれば今からボランティア活動を始めてみる

「サークルや部活、アルバイトなどでも、積極的に話したいと思えるエピソードがない」という人もいると思います。

そういった場合は、今からボランティアを始めてみることがおすすめです。就活や卒論作成で忙しい人も多いかもしれませんが、自信をもって就活に挑みたい人は積極的に参加してみましょう。

ボランティア活動を選ぶ際は、冒頭で紹介した「ボランティア活動が就活でアピールになるかの4つの判断基準」に多く当てはまるものを選びましょう。

ただし、ボランティア活動に一生懸命になりすぎてしまい、就職活動に支障が出てしまっては、元も子もないので、活動内容や活動の頻度を確認したうえで参加するようにしましょう。

上原 正嵩

キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる

自分の今の状況を考えながらボランティアを探していきましょう

「どのようなボランティアをおこなうか」で選考の評価を左右することはあまり考えすぎない方がいいでしょう。しかし、学校で決められたボランティアプログラムに単に参加した場合と、自分でボランティアを探したり企画をして試行錯誤で活動を行なったりした場合では、経験する内容も学びもまったく異なるものになるはずです。

部活動などで忙しいにも関わらずボランティアに参加をしようとしている場合には前者、時間に余裕もあり新しいことに挑戦してみたい場合には後者を選んでみるのもおすすめです。なお、何度も繰り返しになりますが、大切なことは主体的に取り組もうとする姿勢であることは忘れないようにしてください。

履歴書に学歴を書く場合には、守るべきルールがあります。こちらの記事で詳しく解説していますので、併せて確認しましょう。

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ボランティア活動のエピソードを通して自分の魅力を存分にをアピールしよう

ボランティア活動のエピソードは、「何の活動をしたか」「どのような成果を残したか」などに力を入れて書いてしまう人も多いです。

しかし、企業がボランティア経験から知りたい内容は、学生の人柄や強み、主体性の有無などです。そのため、規模があまり大きくない活動や成果を上手く残せなかった活動でも工夫次第ではあなたの強みを引き出すアピール要素となるでしょう。

ボランティア活動のエピソードを書く際は、自分自身の魅力を存分にアピールできるよう、書き方や内容を工夫するように心掛けるようにしましょう。

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