OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう
  2. OB・OG訪問とは?
  3. 5つのメリットを意識してOB・OG訪問をしよう
  4. ①企業や業界の生の声がわかる
  5. ②具体性をもった志望動機を作ることができる
  6. ③企業のことを知ろうとする姿勢をアピールできる
  7. ④合格するための具体的なアドバイスをもらえる
  8. ⑤選考が有利になる企業もある
  9. OB・OG訪問はどの時期におこなうと良い?
  10. 就活が本格化する前におこなおう
  11. 早い時期に実施するとアポを取りやすい
  12. 企業理解をより深めるための3つのポイント
  13. 訪問する目的を明確にしておく
  14. 同じ企業でも複数の社員に訪問する
  15. 同業他社の社員にも訪問する
  16. OB・OG訪問の開始の前に! 全体の流れを押さえよう
  17. 訪問先が見つからない人必見! OB・OGを見つける4つの方法
  18. ①大学の先輩や知人
  19. ②大学のキャリアセンター
  20. ③企業のホームページ
  21. ④OB・OG訪問向けアプリ
  22. 訪問先が見つかったらアポを取ろう
  23. ビジネスマナーに則したメールを送ろう
  24. 依頼メールの例文
  25. 当日までに準備しよう! 質問例40選
  26. 仕事内容
  27. 事業・業界
  28. 企業
  29. 働き方
  30. 就活
  31. 避けるべきNG質問
  32. OB・OG訪問に適した服装と持ち物
  33. 服装:リクルートスーツを着用しよう
  34. 持ち物:質問リストも持っていこう
  35. 押さえておきたい当日の注意点
  36. 早すぎるのもNG! 5~10分前に到着しよう
  37. 飲食代の支払いは臨機応変に対応しよう
  38. 時間を割いてもらっている意識を忘れずに
  39. OB・OG訪問終了後はお礼をするのがマナー
  40. 基本的にメールでお礼をしよう
  41. 当日中にお礼メールを送ろう
  42. 内定をもらったら報告とお礼をしよう
  43. 内定承諾後すぐに連絡しよう
  44. 訪問がどう活きたか具体的に伝えよう
  45. OB・OG訪問を活用して企業・業界研究を有利に進めよう!

OB・OG訪問をして周囲と差をつけよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「OB・OG訪問って必要なんですか?」
「OB・OGってどうやって見つければいいんですか?」

就活生から、こんな声を聞くことがあります。OB・OG訪問はエントリーシート(ES)や面接と異なり選考で必須ではないため、OB・OG訪問を全くおこなわない就活生がいることも事実です。

しかし、OB・OG訪問をおこなうことで、企業理解や選考対策の点から、説明会や選考のみ参加している就活生と差をつけることができます。

この記事では、OB・OG訪問をするメリットや流れ、効率的なやり方などを詳しく解説していくので、OB・OG訪問をしたことがない人はぜひ参考にしてみてください。また、訪問のコツや質問例についても解説していくので、OB・OG訪問経験者も必見です。

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OB・OG訪問とは?

ではまず、OB・OG訪問とは何かを解説していきます。就活におけるOB・OG訪問の正しい意味を押さえておきましょう。

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キャリアアドバイザー

就活におけるOB・OG訪問とは、企業で働く社会人を訪問し、企業の情報や仕事内容、就活などについて話を聞くこと。

企業にもよりますが、基本的には、説明会などのように企業が日程を設けて参加者を募るのではなく、就活生が自分でOB・OGを探して連絡をとる形になっています。企業が定めているものではないため、就活生によってやり方はさまざまです。

5つのメリットを意識してOB・OG訪問をしよう

OB・OG訪問をするメリット

多くの企業では、就活生の情報収集の場として説明会が設けられています。また、ESや面接と異なり、OB・OG訪問は選考過程に含まれていません。

にもかかわらず、多くの就活生がOB・OG訪問をおこなっているのはなぜでしょうか。OB・OG訪問ならではのメリットを5つ解説していきます。

メリットを正しく理解することは、重要性が分かるだけでなく、目的意識を持って訪問できるようになります。OB・OG訪問の必要性が分からない人はもちろん、今後訪問を控えている人も押さえておきましょう。

①企業や業界の生の声がわかる

OB・OG訪問では、社員と直接1対1で話すことで、企業や業界の生の声を聞くことができます。

説明会でも企業情報や仕事についての説明がされますが、参加者全員に向けたメッセージであり、かつ時間も限られているため、自分の知りたいことすべてを教えてもらうのは難しいですよね。また、会社についてのネガティブな情報は、採用活動をおこなう人事担当者からは発信しにくい内容です。

OB・OG訪問では、実際の職務や働き方など細かい情報まで詳しく聞くことができたり、人事には聞きにくいことを質問しやすかったりします。よりリアルで詳細な情報を得られるということです。

②具体性をもった志望動機を作ることができる

OB・OG訪問をすることで、企業や業界への理解が深まります。そのため、なぜその企業に入社したいのかという理由が明確になりやすく、具体性を持った志望動機を作ることにつながります。

ホームページや説明会で企業が発信している内容は、どの就活生も志望動機に盛り込むことができますね。

しかし、OB・OG訪問によって得たより具体的な情報を使って志望動機を作れば、企業側は「自社のことをよく調べている」「志望度が高い」と良い印象を持つ可能性が高くなります

志望動機の作り方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

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③企業のことを知ろうとする姿勢をアピールできる

「OB・OG訪問をした」という事実だけで、企業に志望度をアピールすることができます。OB・OG訪問は、就活生が自分から進んで行動しないと実現しません。そのため、面接などでその企業の社員にOB・OG訪問をしたということを伝えれば、企業を知ろうとする姿勢をアピールできますよね。

たとえそこまで志望度が高くない企業であっても、多くの就活生はその企業に入社したいという気持ちをESや面接で伝えます。

企業側もそれを分かっていて、選考などで慎重に入社意欲を見極めているので、「OB・OG訪問をした」という事実は業界・企業への関心や志望度を裏付ける根拠になりやすいです

④合格するための具体的なアドバイスをもらえる

自分が入りたい企業に合格するための近道は、すでに合格した人にアドバイスやコツをもらうことです。

OB・OG訪問で出会う社員は選考を突破した人たちなので、選考時の体験や、企業ならではの注意点など、合格のための情報を教えてもらうことができます

特に若手社員の場合は、その頃と選考の傾向があまり変化していなかったり、就活のことをよく覚えていたりします。企業独自の選考対策を教えてもらえるのはOB・OG訪問ならではの利点なので、志望度の高い企業の場合は特におすすめです。

⑤選考が有利になる企業もある

すべての企業にあてはまるわけではありませんが、OB・OG訪問をすると選考が有利になる企業も存在します。OB・OG訪問は企業ごとにさまざまなやり方がありますが、企業によってはOB・OG訪問をした社員が、就活生の情報を人事に伝える場合もあります。

OB・OG訪問で良い印象を残してそれが人事に伝わっていれば、選考のアドバンテージになるということです。ただし、多くの企業では選考に関係しないとされているため、「選考に関係するかもしれないから、失礼のないよう心がけよう」くらいの意識で臨むと良いでしょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格が分析され、向いている職業・向いていない職業が診断できます

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志望動機を差別化するには事前に内容を考えておくことが大切

OB・OG訪問のメリットはたくさんありますが、志望動機を他の就活生と差別化でき、オリジナリティを持たせることができる点で特に重要です。

ただし、ある程度志望動機を練ってから訪問することをおすすめします。OB・OG訪問当日に「どうしてうちの会社に興味をもったの?」などフランクな形でも志望動機を問われるシーンがよく見受けられます。その際にまったく答えられなかったり、自分の意見ではないありきたりな回答をすると、企業のことを何も考えていないのかと印象が悪くなってしまいます。

もちろん、選考ではないことの方が多いので、完璧に仕上げなくても大丈夫です。しかし、どの社員だって、拙くても一生懸命準備をして臨んだ就活生に力を貸したいと思うはずです。社員を味方につけることができれば、本来は質問しづらいことも確認できたり、他の社員を紹介してくれる可能性もありますよ。

OB・OG訪問はどの時期におこなうと良い?

OB・OG訪問のスケジュール

OB・OG訪問は、企業があらかじめ日程を決めているわけではないので、どの時期におこなうべきかが分かりにくいですよね。タイミングを逃してしまうともったいないので、いつ訪問するべきかを前もって把握しておきましょう。

就活が本格化する前におこなおう

OB・OG訪問をおこなう時期としては、就活が本格化する前がおすすめです。選考が始まると忙しくなって訪問する時間を取りにくくなりますし、せっかく得た情報を整理しきれない可能性があります

そのため、できるだけ早く、なるべく就活情報解禁前に訪問できると良いですね。情報解禁後だと全くOB・OG訪問できないというわけではありませんが、興味のある企業は早めに訪問しておいて、選考を受ける中で気になった企業があればその都度訪問していくのがベストです。

早い時期に実施するとアポを取りやすい

情報解禁後の3~4月は、エントリーした企業の情報を得ようと、OB・OG訪問希望者が殺到します。社員は予定を組むことが難しくなる可能性があるため、余裕をもって早い時期におこないましょう。

早い時期におこなうことで、OB・OG訪問の情報を整理したうえで企業にエントリーできますし、希望者がまだそこまで多くないため複数の社員とアポを取ることも可能になります

OB・OG訪問の適切な時期についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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その他就活スケジュールや準備を始める時期などについては、こちらの記事で詳しく説明しています。就活のスケジュールを理解し、余裕をもって準備をおこないましょう。

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3月では企業のエントリー情報などの解禁されるため、事前に準備をおこなう必要があります。こちらの記事では、3月の過ごし方などについて解説していますので、併せて確認するとよいでしょう。

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企業理解をより深めるための3つのポイント

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OB・OG訪問は、ただやみくもにおこなえば良いわけではありません。より深く企業について理解するためには、OB・OG訪問のコツを理解することが大切です。効率よくOB・OG訪問をおこなうための3つのコツを解説していきます。

訪問する目的を明確にしておく

OB・OG訪問をおこなううえで大切なことは、訪問する目的を事前に明確にしておくことです。ただなんとなく社員と会って、よくある質問をしても、目的が分かっていなければ何を得られたのか分かりませんよね。

OB・OG訪問をすることで何を知りたいのか、何に役立てたいのかを明確にすれば、自然と聞くべき内容も分かってきます。たとえば、志望動機に役立てたいという目的があれば、同業他社と比較した企業の強みや、実際に働いて感じた企業の魅力などを質問できます。先ほど紹介した5つのメリットから考えてみることもおすすめですよ。

OB・OGはせっかく時間を割いてくれていますし、あなたも選考対策や就活準備で忙しい中訪問します。有意義な時間となるよう、訪問の目的を明確にして臨みましょう。

同じ企業でも複数の社員に訪問する

OB・OG訪問は、一回やったらそれで終わりというわけではありません。同じ企業でも複数の社員に訪問することで、それぞれの社員が企業をどう捉えているのか、多角的な視点から企業への理解を深めることができます

部署や年齢、性別などによっても企業への考え方や働き方は変わりますよね。同じ質問をしても立場によって回答が異なることは当然あります。たとえば、若手社員が感じる企業文化への違和感は、長年勤めている社員には気付きにくかったりします。 

また、同じ企業で複数の社員に訪問していれば、選考の際に志望度をアピールしやすいです。周りの就活生との差別化を図るという意味でもおすすめですよ。

同業他社の社員にも訪問する

自分の行きたい企業にOB・OG訪問する人がほとんどだと思いますが、企業や業界への理解を深めるにあたって、意外と役に立つのが同業他社の社員への訪問です。

同業他社の社員に訪問することで、他社から見た企業の印象を知ることができます。企業の中にいると分からないような社風や企業の特徴、さらに自社の社員では発信しにくいネガティブな情報まで知ることができるのは、他社社員への訪問ならではです。 

また、面接では同業他社と比較するような質問をされることがあります。同業他社との違いや業界内での立ち位置を明確にしておくことで、選考対策にも活かすことができますよ。

吉田 実遊

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OB・OG訪問の目的を相手にも伝えよう

「OB・OG訪問の目的を明確にすること」はとても重要ですが、意外となんとなくこなしてしまっている就活生が多い印象です。目的がはっきりしていないと、社員もどのようなスタンスで対応したらいいか迷ってしまうため、マナーとして覚えておきましょう。

また、自分の中で明確にするだけでなく、その日のOB・OG訪問の目的を社員に伝えることもおすすめです。特に何を知りたくて機会をいただいたのか、志望動機を固めたいのか、ESを添削してほしいのか、などはっきり伝えましょう。限られている時間を有効に使えますし、実際に社会人のビジネスマナーとして、会議や商談でその日の目的を相手に伝えることは重要視されています。学生の段階から目的を伝えることを徹底していれば、社員からの印象も良くなるので、意識していなかった人はぜひやってみてくださいね。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

適職診断 適職診断

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

OB・OG訪問の開始の前に! 全体の流れを押さえよう

OB・OG訪問の流れ

まずは、基本的なOB・OG訪問の流れを把握しましょう。OB・OG訪問は、「OBを探す」「アポを取る」「事前に準備する」「訪問を実施する」という4つのステップで進んでいきます。

それぞれのステップについてはこれから詳しく解説していくので、1つ1つの理解を深めて実際の訪問に役立ててくださいね。

訪問先が見つからない人必見! OB・OGを見つける4つの方法

OB・OGを見つける方法

まずは、OB・OGを見つける方法について解説してきます。さまざまな見つけ方を知っていたほうが業界や年齢問わずOB・OGを見つけやすくなるので、これから紹介する4つの方法をぜひ参考にしてみてください。

①大学の先輩や知人

OB・OGを探す1番簡単な方法は、自分の知り合いから探すことです。大学の先輩で自分の気になる企業に就職した人がいれば、OB・OG訪問をお願いしてみましょう。知り合いだと初対面の人よりも踏み込んだ質問をしやすいですよね。

自分の知り合いであれば、訪問後ほかの社員を紹介してもらいやすいというメリットもあります。同じ企業の年次が上の社員や部署が異なる社員など、1つの企業で複数の社員に訪問すると理解がより深まるので、ぜひ紹介してもらえるようお願いしてみましょう。

また、ゼミに所属している人は、教授にお願いしてみることもおすすめです。自分の志望している業界や企業の卒業生を紹介してもらえないか相談してみましょう。同じゼミ同士なので、紹介された社員も親身になってくれる場合が多いですよ。

②大学のキャリアセンター

OB・OGを探す際によく使われるのが、大学のキャリアセンターです。キャリアセンターには、就職した先輩の連絡先の名簿があります。自分が気になっている企業に就職した先輩を調べてみましょう。

キャリアセンターの場合は、自分の大学から就職したさまざまな企業のOB・OGを見つけられるという点で便利です

ただし、卒業生全員の連絡先が載っているわけではなく、事前に承諾した人のみという場合が多いです。また、紹介してもらうまでの手続きに時間がかかる場合もあるので、それらをあらかじめ把握した上で利用しましょう。

学内の説明会にも多くOB・OGが参加し、質問の機会を設けてもらえる機会があります。こちらの記事では学内説明会について解説していますので、参考にしてみてください。

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③企業のホームページ

企業の方から、ホームページなどでOB・OG訪問を受け付けている場合もあります。企業側が申し込みフォームなどを用意してOB・OGへつなげる流れです。

数としてはあまり多くないですが、こうした企業の場合は他の就活生もOB・OG訪問をしている場合が多いので、ぜひ申し込みをしてみましょう。

また、企業のホームページの連絡先から、OB・OGを紹介してもらえないかお願いするという手もあります。企業によっては、OB・OG訪問をホームページから受け付けていないと明言しているところもあるため、連絡する際は必ず採用情報欄で確認してからにしましょう。 

④OB・OG訪問向けアプリ

最近ではアプリを使ってOB・OG訪問をする就活生も増えています。アプリの場合、手軽に効率よくOB・OGを見つけることができますよ。

「ビズリーチ・キャンパス」は、国内で40大学以上が登録しており、自分の通う大学のOB・OGを探すことができます。自分の大学が登録されていないと利用できないため、まず確認してみましょう。人気企業のOB・OGが多いことも特徴の1つです。

また、「HELLO, VISITS」もよく利用されているアプリの1つで、登録されている社員の多くが企業公認という特徴もあります。社員のプロフィールも充実しており、訪問したいOB・OGを見つけやすいですよ。

アプリの利用は便利な反面、アプリで知り立ったOB・OGとのトラブルも見受けられます。こうしたトラブルを受けて社員側のルールが厳しくなっているアプリもありますが、まだまだ注意が必要です。社員のプロフィールや訪問までのやりとりの内容を踏まえて、信頼できそうな人に訪問しましょう

OB・OG訪問向けアプリ

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけあなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます

早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。

訪問先が見つかったらアポを取ろう

OB・OGを見つけることができたら、次は訪問のアポを取りましょう。OB・OGに連絡をして、訪問の日時や場所を決めます。

アポの取り方が適切でないと、OB・OG側は会う前からあなたに対してマイナスのイメージを持ってしまうかもしれません。OB・OG訪問を快くおこなってもらえるよう、正しい方法で連絡しましょう。

ビジネスマナーに則したメールを送ろう

アポを取る際は、基本的にメールで連絡しましょう。相手が忙しい場合を想定して、電話は避けることが無難です。

メールでは、以下の内容を記載しましょう。自分の知り合いでない場合は、連絡先を入手した方法について記載することも忘れずに。突然見ず知らずの人からメールが来て不審がられる可能性があります。

依頼メールに記載する内容
  • 件名(大学名、氏名)
  • 企業名、OBの氏名
  • 連絡先を入手した方法
  • OB訪問を希望する理由
  • OB訪問の希望日
  • 挨拶
  • 署名

依頼メールの例文

では、依頼メールの例文を紹介します。ぜひアポを取る際の参考にしてください。

注意点としては、日時を指定する際、一日や二日の特定の日付だけだと都合がつきにくく断られてしまう可能性があります。複数の日程の中からOB・OGが好きに選べるような提案にしましょう

依頼メールの例文

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

OB訪問のお願い/○○大学 港 太郎

◯◯株式会社
◯◯ ◯◯様
初めてメールを送らせていただきます。
◯◯大学◯◯学部3年の◯◯◯◯と申します。

大学のキャリアセンターで◯◯様の連絡先を紹介していただき、OB訪問のお願いでご連絡差し上げました。

現在就職活動中で食品業界を中心に企業研究をしており、貴社が展開しておられる事業に大変興味を持っております。ぜひ◯◯様からお話を伺いたく、メールをお送りした次第です。

突然のお願いで大変恐縮ですが、ご検討いただければ幸いです。
お時間をいただけるようでしたら、◯月◯日までの火曜日か木曜日でご都合のいい日程をお伺いできれば幸いです。

お忙しい中恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――

上のようなビジネスの場に沿ったメールは、就活のさまざまな場面で必要になります。実際にOB・OGに会う前に、このような就活におけるマナーも再度確認しておきましょう。

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あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけ適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます

自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

当日までに準備しよう! 質問例40選

OB・OG訪問の流れで説明した事前の準備で、特に大切なのが質問を考えておくことです。OB・OGは忙しい中わざわざ時間を割いて会ってくれます。そこで聞きたい内容がまとまっていないと失礼ですよね。また、就活生側としてもせっかくの機会を無駄にはしたくないところ。

OB・OG訪問での質問例を「仕事内容」「事業・業界」「企業」「働き方」「就活」の5つの項目に分けて紹介するので、ぜひ参考にしてください。聞くのを避けたいNG質問例も解説していきます。

また、こちらの記事では、面接の場面ではありますが効果的な逆質問やNG例について解説しているので、OB・OG訪問にも活かすことができますよ。

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仕事内容

OB・OG訪問は、詳しい仕事内容まで教えてもらえるチャンスです。具体的にどのような業務をおこなっているのかが分かると、実際に働く姿をイメージしやすくなります。また、仕事の大変さや理不尽さなど、マイナスの情報を聞けるのもOB・OG訪問ならではです。

もし自分のやりたい仕事が決まっている場合は、あらかじめそういった部署に所属している社員に訪問すると良いですね。OB・OGを見つける際にどういった仕事内容かを確認しておくことが大切です。

仕事内容に関する質問
  • 具体的な仕事内容について教えてください。
  • 仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
  • 仕事でどんなことが大変でしたか?
  • 1日の業務のスケジュールを教えてください。
  • 繁忙期など1年間の動きを教えてください。
  • ノルマや目標は設定されていますか?
  • 〇〇さんが会社で目指している目標はありますか?
  • どのようなキャリアパスをイメージしていますか?
  • 仕事ではどのようなことを意識していますか?
  • 上司はどんな人が多いですか?
  • どうして〇〇部に配属となったのですか?

事業・業界

事業や業界についての理解を深めることも就活では必要ですが、自力ではなかなか難しい部分もあります。そこで、実際に働く社員に聞いてみましょう。

実際にその業界で働いているからこそ分かる業界の情報もありますし、同業他社のイメージも聞くことができます。ここで得た事業や業界についての知識は面接などでも役に立つので、ぜひ質問してみてください。

事業・業界に関する質問
  • 同業他社と比べた自社の強みは何だと思いますか?
  • 同業他社に比べて劣っている点はありますか?
  • 今御社が力を入れていることは何ですか?
  • 業界全体の強みは何ですか?
  • 業界の課題や弱みはありますか?
  • 今後〇〇業界はどうなっていくと思いますか?

企業

企業についての情報はホームページやパンフレットに記載していることが多いですが、それだけでは分からないことをOB・OG訪問で聞いてみましょう。

社内の雰囲気や人間関係などは、実際の社員に聞いてみることが一番です。ただし、こうした感覚的なものは社員によって感じ方はさまざまだという認識は持っておきましょう。複数の社員に聞くことで企業の実態がさらに見えてきますよ。

企業に関する質問
  • 社内の雰囲気はどういったものですか?
  • どういう社員の方が多いと感じていますか?
  • 御社ならではの文化はありますか?
  • 社内の評価体制はどういったものですか?
  • 年齢層はどれくらいの社員が多いですか?
  • 女性の管理職はどれくらいいますか?
  • 御社で活躍する人はどういった人が多いですか?
  • 若いうちから活躍できる環境はありますか?
  • 社員同士の仲は良いと思いますか?
  • 社員間の交流はどのようにおこなわれていますか?

働き方

具体的な働き方について聞けることも、OB・OG訪問の利点です。休暇制度や福利厚生についてはホームページやパンフレットで載っていますが、OB・OG訪問では実際にどんな使われ方をしているか聞いてみましょう。たとえばホームページに有給20日と記載されていても、実際ほとんど消化できていなければ意味がないですよね。

女性の場合、産休・育休などの制度も気になるところだと思います。女性の働き方を知るために女性社員に訪問する人が多いと思いますが、ぜひ男女や年齢問わず質問してみてください。実際に子育てしながら働く社員の話ももちろん大切ですが、他の立場の人たちが女性の働き方についてどう考えているかが分かりますよ。

福利厚生についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、質問を考える上での参考にしてくださいね。

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働き方に関する質問
  • 普段何時頃まで残業していますか?
  • 有給はどれくらい消化していますか?
  • 社員の皆さんはどういった服装で働いていますか?
  • 福利厚生にはどういったものがありますか?
  • 産休、育休は活用されていますか?
  • 女性の管理職の割合はどれくらいですか?

就活

OB・OGは、その企業の選考を突破した先輩です。ぜひ、就活の取り組み方や選考対策について聞いてみてください。

選考対策について聞きたい場合は、年次の若い社員に聞くと参考になりますよ。また、年次が上の社員でも、面接官の経験がある社員であれば、そうした立場からの意見を聞くことができます。

ただ漠然と選考対策について聞くのではなく、あらかじめ就活に関する悩みや課題を整理したうえで質問しましょう。ESや面接の回答を見てもらい、意見をもらうこともおすすめです

就活に関する質問
  • 御社の面接ではどんなことを聞かれましたか?
  • 他の企業と比べた御社の選考の特徴は何かありますか?
  • 選考ではどのような点が評価されたと思いますか?
  • どうして御社に入社を決めたのですか?
  • どうしてこの職種を選んだのですか?
  • 入社前と後でギャップはありましたか?
  • どのように業界・企業研究をおこないましたか?

また、就活で全落ちしてしまっているなど、選考がうまくいっていない場合にどのように乗り越えたかを相談をしてみるのも良いでしょう。就活がうまくいっていない学生は以下の記事も参考にしてくださいね。

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避けるべきNG質問

OB・OG訪問は、説明会や面接などに比べて気軽に話しやすいですが、相手を不快にさせるような質問はしないよう注意しましょう。

たとえば、「従業員数はどれくらいですか?」「勤務地はどこがありますか?」など、調べて簡単に分かるようなことは、わざわざOB・OG訪問で聞くべき質問ではありません。

また、給与などのプライベートな質問は注意が必要です。相手や聞き方によっては嫌な気持ちになることもあるため、個人に深入りしすぎるような質問は避けましょう。

上村 京久

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自分の意見を反映させながら、具体的な質問をしよう

OB・OG訪問での質問のコツを2点お伝えしますね。1つ目は、質問に具体性をもたせることです。たとえば「女性が働きやすい環境ですか?」と質問しても、女性も男性と同じように活躍しやすい環境かどうか知りたいのか、結婚や産後も働きやすい制度や福利厚生があるか知りたいのか、意図がわかりづらいですよね。具体性を持たせることで社員も答えやすいですし、的を得た回答をもらえます。

2つ目は、自分の意見を反映させて質問することです。例えば「どのような社風ですか?」と質問するよりも「以前御社の社員の方とお話した機会があり、その際に◯◯な社風という印象を受けたのですが、実際いかがですか?」と質問した方が、しっかり考えている印象になります。しかし、あくまで自分の意見は「反映させる」だけです。意見を押し通そうとしたり、決め付けたような言い方をすると相手を不快にさせてしまいます。自分の意見が合っているのか、実際はどうなのか確認をする、というスタンスで質問すると良いでしょう。

OB・OG訪問に適した服装と持ち物

OB・OG訪問の準備として、服装と持ち物を用意しておきましょう。選考ではありませんがビジネスの場です。最低限のマナーを守って訪問しましょう。

服装:リクルートスーツを着用しよう

OB・OG訪問での服装は、リクルートスーツを着用することが基本です。場所を問わず、訪問する際に私服だと浮いてしまう可能性がありますし、スーツを着ておけば失礼にあたることはないので安心です。

OB・OGから私服を指定された場合は、スーツでなくてもかまいませんが、ラフな服装は避けて、オフィスカジュアルを意識した服装にしましょう。オフィスカジュアルについてはこちらの記事で解説しています。

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持ち物:質問リストも持っていこう

OB・OG訪問の持ち物

OB・OG訪問で必要な持ち物は、「筆記用具・メモ帳」「質問リスト」「腕時計」「ES」です。当日はスムーズに聞きたいことを聞けるよう、あらかじめ用意しておいた質問をリストにして持っていきましょう。

また、終了時間が決まっている場合は、腕時計があると便利です。OB・OGから話を聞くなかで、なんとなくスマートフォンを出しにくいと感じる場合があります。腕時計を持っておけば、時間を確認しながら質問を選ぶことができますね。OB・OGは貴重な時間を割いてくれているので、終了時間を過ぎることがないよう注意しましょう。

また、ESを持っていって、添削してもらうこともおすすめです。特に志望動機など、社員から見て違和感を感じる部分があれば知りたいですよね。エントリーの前にESを社員に見てもらえることは貴重な機会なので、ぜひ持っていきましょう。

押さえておきたい当日の注意点

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就活生

OB・OG訪問をしたことがないので、なんとなく当日が不安です……。

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キャリアアドバイザー

最初は不安ですよね。何に気を付けたらいいかが分かっていれば、落ち着いて臨むことができますよ。

特に初めてのOB・OG訪問の場合、当日は戸惑うこともあるかと思います。事前に注意点を把握しておくことで、安心して訪問できるようにしましょう。

早すぎるのもNG! 5~10分前に到着しよう

待ち合わせ場所には、5~10分前に到着することがベストです。もちろん遅刻は良くないですが、特に企業に行く場合は早く到着しすぎないように気を付けましょう。

あまり早く到着してしまうと、相手の準備が整っておらず、せかしてしまう可能性があります。早く着いてしまった場合も企業には入らず、5~10分前になるまで待ちましょう。

万が一遅刻しそうになった場合は、遅刻が分かった時点ですぐに企業もしくはOB・OGに連絡しましょう。メールだとすぐに確認できない可能性があるので、なるべく電話を使うのがベターです。

飲食代の支払いは臨機応変に対応しよう

待ち合わせ場所にカフェなどの飲食店を指定されたり、社内の食堂で話をする場合があります。こういう場合、OB・OGが飲食代を支払ってくれることが多いですが、過度に遠慮する必要はありません

もちろん、最初から払ってもらおうとするのではなく、自分で支払う意思を見せることは必要です。それでもOB・OGが支払おうとしてくれる場合は、きちんとお礼を言って払ってもらいましょう。

時間を割いてもらっている意識を忘れずに

OB・OG訪問をするうえで大切なのが、OB・OGは時間を割いてあなたに会ってくれているという意識を忘れないことです。

就活生にとってOB・OG訪問はメリットがたくさんありますが、社員側からすると正直そこまでのメリットはありません。それでも忙しい中時間を作って会ってくれているので、感謝の気持ちはしっかりと伝えましょう。

また、OB・OGは他の仕事が入っていたりと忙しいため、必要以上に長く時間を取らないようにしましょう。終了時間が指定されていない場合は、最初に終わりの時間を聞いてみても良いですね

酒井 栞里

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正しい名刺の受け取り方を知っておこう

意外と盲点なのが「正しい名刺の受け取り方」です。学生の立場だと、普段名刺を交換する機会はそうそうないので、焦ってマナーのない受け取り方をしてしまう就活生が多くいます。

特にやりがちなのは、受け取った名刺をすぐに財布や名刺入れにしまうこと。OB・OG訪問の最中は、自分から見て左側に置き、終了したら「お名刺頂戴します」と言ってからしまいます。動画サイトに、名刺を受け取った際の対応方法やマナー動画が載っているので、一度確認してみましょう。

また、名刺入れも当日までに準備しましょう。貰った名刺をそのままカバンにしまうのはマナー違反です。まだ名刺入れを持っていない方は、社会人になると必要になるのでこの機会に購入するのも良いでしょう。高級ブランドや華美なデザインのものよりは、シンプルなものがベストです。名刺を正しく受け取れない就活生が案外多いので、ここで差別化できると社員からの印象もバッチリですね。

OB・OG訪問終了後はお礼をするのがマナー

OB・OG訪問終了後は必ずお礼をしましょう。時間を取ってもらったことへの感謝の気持ちを伝えることはもちろん大切ですし、訪問後も最後まで良い印象でいられれば、他の社員を紹介してもらえるかもしれません。

お礼をするのは社会人としてのマナーでもあるので、正しいお礼のやり方を理解しましょう。

基本的にメールでお礼をしよう

OB・OG訪問のお礼は基本的にメールでおこないます。電話の場合だと仕事の妨げになる可能性があるため、OB・OGへの負担が少ないメールがベストです

お礼メールは、以下の内容を記載しましょう。

お礼メールに記載する内容
  • 件名(大学名、氏名)
  • 企業名、OBの氏名
  • OB訪問のお礼
  • 勉強や学びになったこと
  • お願いとお礼
  • 署名

お礼メールの例文

お礼メールの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。感謝の気持ちをしっかりと伝えたうえで、学びになったこと、感じたことを具体的に記載しましょう。

お礼メールの例文

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

OB訪問のお礼/○○大学 港 太郎

◯◯株式会社
◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部3年の◯◯◯◯と申します。

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
美味しいコーヒーまでご馳走していただき、リラックスしてお話することができました。

〇〇様のお話を伺ったことで貴社についてより深く知ることができ、ぜひ自分も貢献したいと強く感じました。これからさらに企業研究を進めて参ります。

今後もご相談させていただくことがあるかもしれませんが、その際はご指導いただけると幸いです。この度は、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:minato@☓☓☓☓☓☓.ab.jp
―――――――――――――――

当日中にお礼メールを送ろう

お礼メールは、訪問後できるだけ早く送ることが大切です。複数の就活生とOB・OG訪問をしている社員もいるため、連絡が遅くなるとあなたの印象が薄くなる可能性があります。遅くても当日中には送りましょう。

とはいえ、事情があって連絡できないこともあるかもしれません。そういった場合は、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」と、連絡が遅くなったことについて一言添えるといいですね

内定をもらったら報告とお礼をしよう

OB・OG訪問をした企業に内定をもらった場合は、訪問したすべての社員に報告の連絡をしましょう。連絡方法は、訪問後のお礼と同じくメールでします。

OB・OG側としても、自分がアドバイスした学生が合格するのは嬉しいものですし、あなたがその会社に入社した場合は一緒に働く社員になります。合格したらそれで終わりではなく、報告の連絡まで忘れずにおこないましょう。

内定承諾後すぐに連絡しよう

訪問後のお礼メールと同じく、内定承諾後は日にちを空けずにすぐ連絡しましょう。時間が経ちすぎると、感謝の気持ちが伝わりにくくなります。

内定承諾した当日、もしくは翌日くらいまでにはメールを送りましょう

訪問がどう活きたか具体的に伝えよう

内定報告メールには、以下の内容を記載しましょう。

内定報告メールに記載する内容
  • 件名(大学名、氏名)
  • 企業名、OBの氏名
  • 内定の報告
  • 訪問がどう活かされたのか
  • 協力してくれたことへのお礼
  • 今後の抱負
  • 署名

大切なのは、訪問が内定にどうつながったのか、具体的に記載することです。そうすることで、より感謝の気持ちが伝わります。

また、入社後の抱負についても記載しましょう。今後一緒に働く可能性もあるので、ぜひやる気をアピールしておきたいところです。

報告メールの例文

では、実際の内定報告メールの例文を紹介します。ポイントは、訪問時のアドバイスや学びをもとに、具体的な内容を用いて感謝の気持ちを伝えることです。

報告メールの例文

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

内定のご報告/○○大学 港 太郎

◯◯株式会社
◯◯ ◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部3年の◯◯◯◯と申します。

先日は、OB・OG訪問の機会を設けていただき、ありがとうございました。
貴社の内定をご報告させていただきたく、ご連絡差し上げました。
◯◯様と面談させていただいたことで、他社と比較した貴社の強みや特徴が分かり、それを志望動機に活かすことができました。

また、◯◯様からいただいたアドバイスを参考に、周囲と協力した経験について深掘りを進めたことが、面接での評価につながったのではないかと考えております。

お忙しい中、私の就職活動にご協力いただきありがとうございました。
貴社に貢献できるような社会人になれるよう精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:minato@☓☓☓☓☓☓.ab.jp
―――――――――――――――

OB・OG訪問を活用して企業・業界研究を有利に進めよう!

OB・OG訪問は、他の応募者と差をつけるうえで有効な手段です。OB・OGに話を聞くことで、企業や業界への理解がより深まりますし、就活のアドバイスをもらうこともできます。

なんとなくOB・OG訪問をおこなう就活生もいますが、目的意識をもって正しいやり方で訪問することが大切です。OB・OG訪問をして、ぜひ業界・企業研究に役立ててくださいね。

【就活】OB・OG訪問に行くべき時期は?選考を有利に進めよう

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