目次
- 社会復帰は着実な準備と行動の積み重ねで必ず実現できる!
- 社会復帰を考えているあなたに忘れないでほしい3つのこと
- 社会復帰ができずに悩んでいるのはあなただけじゃない
- 小さな行動を積み重ねていくことが社会復帰への一番の近道
- 誰かに相談をすることも大切
- まず知っておこう! 社会復帰を目指すときに押さえておきたい就活実態
- 早めの行動をすれば社会復帰のチャンスは十分にある
- 企業の不安を解消できれば就活成功の確率は格段に上げられる
- 若手人材のニーズが高まっている今は就職のチャンス
- 社会復帰を目指すならあなたのなかにある「できない」の解消がマスト!
- 対策の方向性を見極めよう! 社会復帰が難しいと感じる10の理由別対処法
- ①就業経験がなく社会人になるのが怖い
- ②働いていなかった期間が長く働くことそのものに不安がある
- ③きちんと仕事ができる自信がない
- ④生活スタイルを変えることに不安がある
- ⑤新しい環境になじめる自信がない
- ⑥厳しい言葉をかけられたり怒られるのが怖い
- ⑦就職するとほかの道が閉ざされてしまうのではないかと不安
- ⑧人間関係のトラブルが怖い
- ⑨ハラスメントを受けた経験がトラウマになっている
- ⑩心や体の病気を抱えており仕事をするのに不安がある
- 段階を踏んで少しずつゴールに近づこう! 社会復帰までの6つの道のり
- ①生活習慣|生活リズムを整える
- ②会話練習|外に出て人とのコミュニケーションに慣れる
- ③自己分析|社会復帰が難しいと感じる理由と解決法を見つける
- ④働き方|自分に合った働き方を考える
- ⑤企業研究|自分に合った働き方が実現できる業界・職種を探す
- ⑥就活相談|頼れる機関に相談して就活へのハードルを下げる
- 少しずつでも社会復帰に近づこう! 前に進むための3つのポイント
- ①自分のペースに合わせた無理のない就活スケジュールを立てる
- ②雇用形態にこだわらず自分に合っているかどうかで判断する
- ③正社員経験があるなら同業界・同職種でチャレンジする
- 「できない」の原因を見極めてあなたに合った対策を立て社会復帰を実現しよう!
社会復帰は着実な準備と行動の積み重ねで必ず実現できる!
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
社会復帰を目指す人から、よくこんな相談をもらいます。
社会復帰をするのは簡単ではありませんよね。勇気が要ることですし、心身に負担がかかることもあるでしょう。
しかし社会復帰をしようと思い立ち、この記事にたどり着いた時点であなたは大きな一歩を踏み出しています。その勇気を無駄にしないためにも、これから少しずつ社会復帰に近づいていきましょう。
この記事では社会復帰のために必要なことや成功までの手順、社会復帰を目指すうえでのポイントについて解説していきます。一緒に小さなステップを積み重ねて、着実に希望の実現へ近づいていきましょう。
社会復帰を考えているあなたに忘れないでほしい3つのこと
社会復帰をするのは簡単なことではありません。ときにはあきらめたくなることもあるでしょう。けれど社会復帰をするうえで何よりも大切なのは、少しずつでも歩き続けていくことです。
ここからは勇気ある一歩を踏み出したあなたへ、社会復帰をあきらめないために忘れないでほしいことについて解説していきます。
社会復帰ができずに悩んでいるのはあなただけじゃない
社会復帰は大きな決断であり、難しい挑戦です。一方で周囲に同じように頑張っている人の姿が見えることは少なく、たった一人での挑戦に感じることもあるでしょう。
しかし、社会復帰についての悩みを抱えていたり、努力をしているのはあなただけではありません。今でもたくさんの人がその悩みと向き合い、希望をかなえようと努力しています。
もし自分と同じように頑張っている人の話を聞いたりコミュニケーションを取りたいと思ったときは、SNSで同じ立場にある人がいないか調べてみるのも良いでしょう。社会復帰をした人の後日談をまとめたサイトもたくさんあるので、参考にしてみてくださいね。
本田 百合香
- SNSで同じ境遇にある人とコミュニケーションを取る
- 社会復帰をした人の後日談を読む
- 社会復帰を目指す人たちのコミュニティや集まりの場に参加する
小さな行動を積み重ねていくことが社会復帰への一番の近道
社会復帰をするのは簡単なことではありません。不安なことが多くてモチベーションが上がらず、一歩踏み出す決心ができないこともありますよね。そんなときは、あなたが踏み出そうとしている一歩が大きすぎるものでないかどうかを考えてみましょう。
社会復帰をするうえで大切なのは、行動をやめずに着実に目標に近づいていくことです。あなたが社会復帰をするために努力しているなら、どんな小さなことでも決して無駄にはなりません。それを続けていくことが一番重要なことです。
初めから大きな目標を立ててしまうと、かえって一歩を踏み出すハードルが高くなってしまいます。「自己分析してみる」「求人サイトに登録する」まずはそんな小さな行動から始めましょう。
松下 建都
1日ごとの目標を立てて達成していくのも良いでしょう。まずは社会復帰に向けてモチベーションを上げながら、歩みを止めずに続けていくことを意識してみてくださいね。
- 1日1件求人票を見る
- 1日15分自己分析をして一週間でしたいことを見つける
- 求人サイトに登録する
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
就活や社会復帰に向けた取り組みの継続がどうしても難しい場合は、さらに小さな目標を立て、まずは達成する経験を積み重ねてみてください。
自分で立てた目標を達成するという成功体験を繰り返すことで、徐々に自信が生まれ、自己肯定感も上がります。継続に対する自信がついてきたタイミングで、改めて就活や社会復帰に向けたアクションを起こす流れであれば、継続できる可能性は高まるでしょう。
一人で継続するのが難しい場合、誰かと一緒に取り組むのもおすすめです。家族や友人はもちろん、同じ境遇にいる人とつながりがある場合は一緒に取り組むことで、お互いのモチベーションを保つことができるでしょう。
もし、頼れる人がいないのであれば、SNSなどを活用するのも一つの方法です。一人で目標を立て、一人で継続していくというのは簡単ではないからこそ、周りとのつながりを活かしながら、継続に向けて取り組んでみてください。
誰かに相談をすることも大切
一人きりで社会復帰を目指すのは簡単ではありません。うまくいかずに落ち込んでしまうときがあったり、行き詰まって目指す方向がわからなくなったりと、困難もあるでしょう。
そんなときにあなたの心の支えになるのは、応援やアドバイスをくれる人の存在です。できれば誰か一人でも社会復帰について気軽に相談できる人を見つけておくのがおすすめですよ。
もし身近に思い当たる人がいないなら、専門の機関に相談するのも良いですね。あなたの状況に合わせた的確なアドバイスをくれることもあるので、ぜひ検討してみてください。
本田 百合香
今の状況や悩みを口に出すことで、頭のなかが整理しやすくなります。不安や恐怖心を言語化することで解決策を見つけるのにも役立つことがありますよ。
まず知っておこう! 社会復帰を目指すときに押さえておきたい就活実態
社会復帰を目指すなら、行動を始める前に今の就活市場の傾向を知っておきましょう。状況を知ることでどんな対策をすれば良いのかが見えてきますよ。
ここからは、社会復帰を目指すときに知っておきたい就活実態について解説していきます。
早めの行動をすれば社会復帰のチャンスは十分にある
社会復帰をするうえで大切なことの一つに、できるだけ経歴の空白期間を作らないことが挙げられます。
仕事をしていなかった期間が長いと、どうしても企業側も「問題なく働けるのかな」「働いていなかった期間は何をしてたんだろう」と疑問や不安を抱いてしまいます。
社会復帰をするには焦りや無理は避けたいところですが、少しでも成功する可能性を上げたいなら思い立った今から始めましょう。できることから少しずつ、着実に準備を重ねていくことで必ず希望を実現することができます。
松下 建都
今こうして社会復帰を目指し行動している時点で、あなたの就活成功率は着実に上がっているといっても過言ではありません。今の行動がこの先のチャンスにつながりますよ。
企業の不安を解消できれば就活成功の確率は格段に上げられる
- 働くことへの意欲と社会復帰のために継続してきた努力を伝える
- これまでしてきた努力は自信を持ってアピールする
社会復帰を目指しているということは、以前社会人として働いてからブランクがあったり、そもそも社会人として働いた経験がなかったりといったことも考えられます。その経歴だけを見ると、企業側も不安を抱いてしまうものです。
「一緒に働く仲間たちとうまくコミュニケーションが取れるのか」「問題なく働くことができるのか」「根気強く働き続けてくれるか」そのような企業側の不安を解消できないと、就活を成功させることは難しいでしょう。
逆に言えば、これらの不安を払拭できれば社会復帰のチャンスはグッと近づきます。働く意欲があり、そのために努力してきたことがしっかりと企業に伝われば、必ず内定獲得につながりますよ。
米田 有希
目標に向かって努力ができる人材は、多くの企業で重宝されるでしょう。あなたが社会復帰のために頑張ってきたことこそが、大きなアピールになるのです。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
「努力を伝えるだけで企業の不安を払拭できるの? 」と感じる人もいると思います。もちろん選考を突破し入社するためには、ただこれまでの努力を伝えるだけでなく、面接対策など事前の準備は必要です。
ただ、そのなかで意欲の高さを伝えることは何よりも重要なポイントとなります。なぜなら、若手人材はポテンシャル採用が基本となっているためです。
20代など若手人材の場合、社会人経験が短くそこまでスキルなども身に付いていないため、転職であっても多くの企業は即戦力としては期待していません。代わりに、将来の幹部候補として長期的な定着を期待して採用しているため、意欲や志望度の高さを伝えることが非常に重要です。
つまり、これまでの経験やスキルに自信がない人でも、志望先企業で長く活躍したいという意欲をしっかり伝えることができれば、必ず評価されます。意欲を最大限アピールするためにも、今できる努力をコツコツ積み上げていきましょう。
若手人材のニーズが高まっている今は就職のチャンス
- 早いうちから教育ができる
- 企業の将来を担う人材を確保できる
売り手市場、人手不足、少子高齢化という言葉をよく聞きますよね。最近は若手人材が不足している企業が多くあります。つまり、若手というだけでも大きなアピールポイントになるということです。社会復帰を目指して就活を始めるなら、今が狙い目ですよ。
もし仕事をしていなかった期間があったとしても、あなたの意欲が伝わればそのポテンシャルを見込んで採用に前向きになってくれる企業も多いでしょう。今のあなたの努力を評価してくれる企業は必ずあります。このチャンスを逃さず行動を始めることが大切です。
松下 建都
年齢を重ねるごとに、精神的にも社会復帰へのハードルは上がっていきます。チャンスが巡ってきている今こそ、挑戦するタイミングです。勇気を出して行動を始めましょう。
社会復帰を目指すならあなたのなかにある「できない」の解消がマスト!
社会復帰をするうえで一番大きな壁になっているのは、不安や恐怖心ではないでしょうか? 「今更社会復帰なんてできない」「きちんと働けない」「職場になじめない」そんな思い込みが大きな壁になっていることは少なくないと思います。
確かにブランクは就活をするうえで不利に働くこともありますが、対策をすれば問題なくカバーできます。あなたに働いてほしいと思っている企業はたくさんありますよ。まずは「できない」と思い込み、自分の限界を決めてしまうのをやめることから始めましょう。
ただ「それが一番難しい……」と感じることもありますよね。大切なのはあなたの不安の原因を見極めて、それを解消していくことです。すぐに気持ちを切り替えられなくても、少しずつ自信をつけて希望実現を果たしましょう。
対策の方向性を見極めよう! 社会復帰が難しいと感じる10の理由別対処法
社会復帰への不安をなくし精神的なハードルを下げるには、まずどうして社会復帰ができないと思ってしまうのか、その理由を分析して原因になっているものを解消する必要があります。
ここからは、社会復帰が難しいと感じる理由とその対処法について解説していきます。ここで次に踏み出す一歩の方向性を決めましょう。
①就業経験がなく社会人になるのが怖い
●非正規雇用から始めて経験を積もう
これまで正社員として働いた経験やアルバイトの経験がないなら、社会復帰をして急に社会人として働くことに不安を感じるのも仕方がありません。働くうえでの大変なことやつらいことばかりを考えてしまって、余計に社会復帰に後ろ向きになることもあるでしょう。
そんなときは、まずアルバイトや派遣として実務経験を積むのがおすすめです。「働くとはどういうことか」「実際にはどんな大変なことやうれしいことがあるのか」まずはそれを知って、仕事をすることに慣れていきましょう。
実務経験を積むことで「社会人になるのが怖い」という気持ちを解消しやすくなるのはもちろん、社会人としての基本的なマナーや物の考え方が身に付きます。今後あなたが正社員として働くうえでもその経験は必ず役立ちますよ。
米田 有希
長期的に働くことで、意欲や実力が評価されることもあります。仕事の幅が広がったり大きな仕事を任せてもらったりすることでやりがいや自信につながれば、正社員にも挑戦しやすくなりますよ。
- 販売員などの人と接する機会がある職種
- コールセンターなどの丁寧な言葉遣いや柔軟な対応力を養える職種
②働いていなかった期間が長く働くことそのものに不安がある
●職業訓練に参加して仕事を深く理解しよう
- 興味のある職種への理解が深まる
- 同じ立場にある仲間たちと一緒に訓練に参加することでモチベーションが維持できる
正社員として働いた経験がなかったりブランクが長くて働くことに不安があるなら、ハローワークで職業訓練に参加してみるのもおすすめです。
職業訓練では興味のある職種についての基礎知識から仕事に役立つスキルまで、幅広く学ぶことができます。基本的には無料で受講できるので、気軽に参加できますよ。なかには職業訓練を通して資格を取得できるものもあります。
また仕事への理解が深まり詳しい業務内容や働き方について知ることができれば、働くことに対する不安も和らぐでしょう。就職に前向きになれますよ。
本田 百合香
職業訓練は一対一ではなく授業形式で何人かと受講します。同じように社会復帰を目指す仲間がいたり、コミュニケーションを取れたりする点でモチベーションも維持しやすいですよ。
職業訓練が受けられる職業訓練校についてこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
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ハローワークについてはこちらの記事で詳しく解説しています。利用を検討する際には参考にしてください。
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③きちんと仕事ができる自信がない
●研修制度があり教育環境が整っている企業を探そう
仕事をしていなかった期間が長いと「仕事をしてもうまくいかないかも」「失敗して迷惑をかけてしまうかも」と自信をなくしてしまうこともあるかもしれません。
そんなときは「研修制度がある」「教育環境が整っている」を条件に企業探しをしてみましょう。たとえば、新人研修があったり企業側で社員向けセミナーを実施していたりする企業なら、仕事に必要な知識やスキルを確実に身に付けることができますよ。
松下 建都
企業探しの際は、求人サイトで「研修制度あり」で検索をしてみるのがおすすめです。また新卒採用をしている企業や未経験歓迎の企業は教育制度が整っている可能性が高いですよ。
- 求人サイトで「研修制度あり」で絞り込み検索する
- 新卒採用をしているところや未経験歓迎の企業を探す
④生活スタイルを変えることに不安がある
●自分の生活スタイルに合わせやすい雇用形態で働こう!
社会復帰をして社会人として仕事をするとなると、自由に使える時間が少なくなったり生活リズムを変える必要があります。もしもそれに不安を感じているなら、雇用形態を正社員に限定せずあなたの生活スタイルに合わせた働き方ができる仕事を探してみましょう。
アルバイトなら出勤する曜日や勤務時間を調整しやすいので、あなたの生活スタイルに合った働き方がしやすいですよ。正社員になることが目標なら、そこで少しずつ仕事に慣れていくことで正社員として働くことへの不安も和らげられる可能性があります。
米田 有希
もし正社員で勤務日時を調整しやすい仕事がしたいなら、接客業などのシフト制の仕事がおすすめです。企業によっては働く曜日や時間帯に希望を出せるところもありますよ。もしくは週4日勤務の仕事なら休日を確保しながら働くことができます。
- アルバイトとして働く
- 接客業などのシフト制の仕事をして働く曜日や時間帯を調整する
- 週4日勤務の仕事を探す
週4日勤務ができる仕事に関してはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
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なるべく夜の時間帯に働きたいときは、夜勤がある仕事を視野に入れるのも良いですね。こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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⑤新しい環境になじめる自信がない
●いろいろな角度から企業研究をして挑戦しやすそうな環境を探してみよう!
- 社員の年齢層や男女比
- 入社した社員の定着率
- 社員や職場の雰囲気
- 実際に働く職場の写真
- 社員ブログや企業の公式SNS
新しい環境で働くのは勇気が要ることです。人間関係や職場の雰囲気に不安を感じ、どうしても社会復帰に前向きになれないこともあるでしょう。
もし職場になじめるかどうかが不安なときは、企業探しをする際に職場の環境がイメージできるような情報を集めてみてください。どんな人が働いているのかを知ることで、自分が挑戦しやすい企業かどうか大まかな予想ができるようになりますよ。
本田 百合香
実際の職場の雰囲気や人間環境に関しては、どうしても働いてみなければわかりません。不安も大きいと思いますが過度に不安視せず、まずは「働きたい」と思える企業を探すことも大切ですよ。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
どうしても職場になじめるかどうかに不安を感じてしまい、社会復帰に踏み出せないという人は、職場になじむために意識するポイントを知っておくことが重要です。
たとえば「自分から笑顔で挨拶する」「わからないことは積極的に聞く」「職場のルールを把握する」など、新しい環境でどう振舞えば良いのかを把握することで、一歩踏み出す勇気が出てくるでしょう。
そもそも、同じ不安を抱えている人はたくさんいます。転職サイトなどを展開するdodaが転職を経験した20〜40代のビジネスパーソン550人を対象に実施したアンケートによると、転職後に職場になじむことができるかという点に不安を抱えていた人は、全体の82.3%という結果でした。つまり、ほとんどの人が新しい環境に飛び込む際に不安を抱えているのです。
新しい環境に飛び込むのは不安がつきものですが、学校に入学するタイミングなど、これまでにも環境が変わる不安を乗り越えた経験があるはずです。その不安を乗り越えれば、必ずあなたの居場所はあるので、安心して挑戦してくださいね。
⑥厳しい言葉をかけられたり怒られるのが怖い
●怒られる=人格否定ではないことを意識しよう
過去に強い口調で怒られた経験がトラウマになっていたり、今まで怒られた経験があまりなかったために必要以上に不安に感じてしまっている……。そんなときは、怒られる理由や意味に意識を向けてみましょう。
確かに仕事をしていると厳しい口調で怒られたり、ミスを指摘されて気持ちが落ち込んだりといったこともあるかもしれません。
しかしそれは決してあなた自身を責めているのではなく、多くの場合「今以上に成長してほしい」「もっと大きな失敗をする前に教えてあげたい」といった気持ちの表れです。それを理解しているだけでも言葉の受け取り方が変わり、気が楽になりますよ。
米田 有希
ただ、場合によってはハラスメントを受けている可能性もあります。怒られるときに容姿や性格など自分のミスとは関係のない部分に言及されることがあったら、第三者に相談してみてくださいね。
- 怒られることは人格否定ではない
- 怒られるときに容姿や性格などの自分のミスとは関係のない部分に言及される場合は第三者に相談する
怒られるのが怖いと感じている人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。原因や対処法についても紹介していますよ。
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怒られるのが怖いのは「思考のクセ」が原因! 3類型から対策を導く
仕事で怒られるのは誰しも怖いと感じるものですが、怖いと委縮しすぎてしまうのも成果が出づらくなってしまうため良くありません。怒られるのが怖いという状況を抜け出すための考え方や、怒られないようにするための行動や対処法をキャリアアドバイザーが徹底解説します。
記事を読む
⑦就職するとほかの道が閉ざされてしまうのではないかと不安
●就業経験を積んで本当にやりたいことが見つかったときに備えよう
社会復帰をして正社員として働き始めると、生活の中心が仕事になりやすいものです。また個人的な理由ですぐに辞めることはできない場合もあるので「本当にやりたいことが見つかったときにそれができなくなるかも」と不安に感じることもあるかもしれませんね。
そんなときは「仕事はやりたいことが見つかったときへの備え」と考えてみてください。
たとえば今後本当にやりたいことが見つかったとしても、ブランクが長すぎては就活が難航しやすくなります。「これまで仕事をしていなかったようだけど、問題なく働けるのかな」と不安を抱く企業もあるでしょう。
やりたいことが見つかったときに希望をかなえやすくするための準備期間と考えて仕事をしてみてください。その経験が無駄になることは決してありませんよ。
本田 百合香
社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力など、どんな仕事にも役立つスキルを身に付けておけばより希望がかなえやすくなります。それを見すえて企業探しをするのもおすすめです。
- コミュニケーション能力、マナー:接客業
- PCスキル:事務職
⑧人間関係のトラブルが怖い
●人とのかかわりが少ない仕事を探してみよう
職場で人間関係のトラブルに巻き込まれた経験があると、それがトラウマになって社会復帰ができないと感じてしまうこともあるかもしれません。
トラウマを乗り越えるのは簡単なことではありませんよね。ただでさえ社会復帰は心身に負担がかかりやすいので、無理して克服しようとせずに人とのかかわりがあまり多くない職種を探してみるのがおすすめです。
ただしどんな仕事を選んでも、少なからずコミュニケーションを取るシーンはあります。そこで少しずつやり取りをすることに慣れていけば、トラウマの克服にも近づくことができるでしょう。
松下 建都
あえてコミュニケーションの機会を避けることはせずに、できるだけ応じる意識をするだけでも克服へ一歩近づけますよ。まずはマインドを変えることから始めてみましょう。
- 配送ドライバー:企業や店舗、個人宅などに商品を運搬・配送する
- 警備員:施設や現場で人や財産の警備や警護に携わる
ほかにも在宅ワークができる仕事なら、一人で黙々と作業をすることができます。自宅で仕事ができるので、社会復帰へのハードルも下がりやすいでしょう。
- Webライター:Webサイトに掲載する記事やWeb広告などの文章作成をする
- システムエンジニア(SE):ソフトウェアの設計・開発をする
- 翻訳家:外国語で表現された文章や映像を日本語に訳す
一人で黙々とできる仕事は、こちらの記事で紹介しているので、興味のある人は見てみてください。
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社会復帰は「できない」という思い込みの解消が肝心! 対処法10選
社会復帰はハードルが高く、簡単にはいかないものですよね。そんな社会復帰を成功させるために大切なのは、あきらめずに小さな一歩を踏み出し続けることです。この記事では専門家のアドバイスを交えて社会復帰を成功させる方法を解説していきます。
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在宅ワークがしやすい仕事は、こちらの記事で紹介しています。参考にしながらあなたにぴったりの職種を見つけましょう。
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社会復帰は「できない」という思い込みの解消が肝心! 対処法10選
社会復帰はハードルが高く、簡単にはいかないものですよね。そんな社会復帰を成功させるために大切なのは、あきらめずに小さな一歩を踏み出し続けることです。この記事では専門家のアドバイスを交えて社会復帰を成功させる方法を解説していきます。
記事を読む
⑨ハラスメントを受けた経験がトラウマになっている
●一人で解決しようとせず周囲の手を借りてトラウマと向き合おう
過去に働いていた職場でハラスメントを受け、それがトラウマになっている……そんな場合は社会復帰が難しいと感じてしまうのも無理はありません。トラウマを克服するのではなく、うまく付き合いながら無理せず仕事をしていくことを意識してみてください。
大切なのは、一人で解決しようとせずに誰かの手を借りることです。家族や信頼できる友人、プロのカウンセラーに相談してみましょう。今後どんな気持ちで、どんな方向性へ進んでいけば良いのかアドバイスをもらってくださいね。
米田 有希
トラウマは向き合い方次第で克服もできますし、むしろ深刻になってしまうこともあります。それを忘れず、決して自分一人で抱え込まずに周りの手を借りましょう。
- 家族や信頼のおける友人
- カウンセラー
- 専門の悩み相談窓口
⑩心や体の病気を抱えており仕事をするのに不安がある
●問題なく社会復帰できる状態になるまで治療に専念しよう
もし今心の病気や体の不調を抱えているなら、無理をして社会復帰をしない方が良い可能性もあります。少しでも社会復帰に対して不安に思うことがあるなら、まずは万全な状態になるまで治療に専念してくださいね。
社会復帰はただでさえ心体に負担がかかります。そこで今よりも状態が悪化しては、いっそう社会復帰しにくくなってしまいますよ。医師の診療を受けて完治させるか、病気とうまく付き合いながら社会復帰できる状態にしましょう。
本田 百合香
医師から「社会復帰できる」と診断を受けること自体が安心感や自信につながります。一番に大切なのはあなた自身であることを忘れず、治療をしてから社会復帰に向けての行動を始めましょう。
段階を踏んで少しずつゴールに近づこう! 社会復帰までの6つの道のり
社会復帰は簡単には踏み出せないものですよね。場合によっては日々の生活リズムを変える必要があったり、就活に向けた準備などの不慣れなことにも挑戦しなければいけません。
そのうえで社会復帰を果たすには、一歩ずつ段階を踏んで目標達成に近づいていく必要がありますよ。ここからは、社会復帰までに必要な準備について解説していきます。
①生活習慣|生活リズムを整える
社会復帰をして仕事をするなら、まずは生活リズムを整えることから始めましょう。職種によっては毎日同じ時間に起きる必要もあります。朝早く起きなければいけないこともあるので、その生活に慣れておくことが大切です。
仕事が始まってから急に生活のリズムを変えるのは難しいうえに体にも負担がかかります。まずは同じ時間に寝て起きることの習慣づけから始めて、少しずつ生活習慣を正していきましょう。
松下 建都
寝る時間や起きる時間がその日によって違うと、疲れが取れにくくなります。働き出すと疲れを感じることも多いので、毎日質の良い睡眠がとれるよう生活リズムはしっかり整えておきましょう。
- 毎日同じ時間に起きて同じ時間に寝る
- 同じ時間に食事をとる
②会話練習|外に出て人とのコミュニケーションに慣れる
長い間人とかかわる機会が少ないまま時間を過ごすと、コミュニケーションをとるときに戸惑うことがあるかもしれません。もしこれまであまり家から出ることがなかった場合は、社会復帰前にコミュニケーションに慣れておきましょう。
仕事をしていれば必ず人と話す機会があります。業務を円滑に進めるためにも、問題なくコミュニケーションがとれるようにしておく必要がありますよ。
また面接の場でも知らない人と顔を合わせて話すことになります。コミュニケーションに慣れていれば、緊張も緩和しやすくなりますよ。
米田 有希
まずはコンビニで買いものをして、店員にお礼を伝えることから始めるのも良いでしょう。ある程度慣れてきたら、社会復帰を目指す人たちのコミュニティに参加してみるのもおすすめですよ。
- コンビニで買いものをして店員にお礼を伝える
- 飲食店で注文をする
- 社会復帰を目指す人たちのコミュニティに参加する
③自己分析|社会復帰が難しいと感じる理由と解決法を見つける
あなたが何に不安を感じているのかがわからないと、対策を立てることもできませんよね。社会復帰ができない理由は人それぞれです。あなたの場合は何が原因で「できない」と感じるのかを見つけましょう。
まずは働くことに対して感じる不安や「これがあるから働きたくない」と思うことを紙に書き出してみてください。頭のなかで考えるだけでなく、可視化することで考えが整理しやすくなりますよ。
誰かに相談するのはハードルが高いときは、マインドマップを使ってみてください。連想ゲームのように一つのテーマに関連するものを想像していくことで、あなたの不安の原因が見つかるでしょう。
不安の原因がわかれば、あとはそれを解消するための対策を立てるだけです。これは前の内容で解説している理由別対処法を参考にしてみてくださいね。
本田 百合香
考えをまとめられないときは、誰かに手伝ってもらうのもおすすめです。家族や友人、キャリアアドバイザーに相談し、モヤモヤとしているものが何なのかを言葉にしてもらいましょう。
- 家族や友人、キャリアアドバイザーに相談する
- マインドマップを使い不安に思うことを書き出して考える
こちらの記事では働きたくない原因とその対処方法について詳しく解説していますよ。働きたくない原因がわからない人は、あわせて参考にしてみてくださいね。
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「働きたくない」から一歩進む14の方法! 根本の原因解明がマスト
働きたくないと感じた時、「甘えてるのかな」「どうすれば改善できるんだろう?」と考える人もいますよね。この記事では、働きたくない気持ちの乗り越え方をキャリアアドバイザーが解説します。
記事を読む
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
「社会復帰ができない原因と対処法がわかったとしても、それを実行できる自信がない」と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、行動しなければ状況が変わらないのは事実です。
もし社会復帰をするために行動してうまくいかなかったとしても、それは失敗ではなく貴重な経験として捉えましょう。あなた自身のマインドを少し変えるだけで、実行に移す自信が湧くはずです。また次にアクションを起こす際に同じ失敗を繰り返さないようにするだけでも、社会復帰できる可能性を高めることができますよ。失敗は決して無駄にはなりません。
なんとかして社会復帰しようと考え自分で調べてこの記事にたどり着き、ここまでしっかりと読み込んでいるあなたには、間違いなく行動力があると断言できます。勇気を出してもう一歩踏み出してみましょう。
④働き方|自分に合った働き方を考える
自分を見つめ直したら、次は不安を解消するためにはどんな働き方が理想かを考えてみてください。
- 正社員か非正規雇用か
- 男女比
- 職場の人の年齢層
- 働く時間帯
- 仕事内容
男女比や社員の年齢層、働く時間帯や仕事内容など、どんなものでも構いません。大切なのは、あなたが働きやすいと思える環境で無理なく仕事を続けていくことです。
ただし希望が多すぎると、それを満たす企業を見つけるのに苦労してしまいます。条件が多いときは優先順位を決めて、譲れない条件とできれば満たしていると良い条件に分けてみてくださいね。
本田 百合香
正社員のなかには「多様な正社員」という働き方もあります。どの企業でもできるわけではありませんが、選択肢の一つとして視野に入れてみるのもおすすめですよ。
⑤企業研究|自分に合った働き方が実現できる業界・職種を探す
どんな働き方がしたいかが見えてきたら、次はその条件を満たすことができる業界や職種を探してみましょう。もしも気になっている職種があるなら、その仕事ができる企業のなかからあなたの希望の働き方ができるところを探してみてくださいね。
ここであまり条件が多すぎると、なかなか希望をかなえられる環境が見つからない可能性があります。前のステップで決めた優先順位を基準にして、譲れないものとできればかなえたいものに沿って企業探しをしましょう。
松下 建都
自分に合った企業を探すときは、求人サイトで条件を絞って検索をするのがおすすめです。もしくはハローワークや就職エージェントに相談し、あなたに合う企業を探してもらうのも良いですね。
- 求人サイトで条件を絞って検索
- ハローワーク
- 就職エージェント
⑥就活相談|頼れる機関に相談して就活へのハードルを下げる
目指す業界や職種、企業が決まっても、なかなか自分一人では応募をする気持ちになれないときもありますよね。そんなときは一人で頑張ろうとせず、就職を支援する機関に頼りましょう。
就活を始める前に少しでもコミュニケーションをとる機会を増やしたいと思うなら、ハローワークがおすすめです。就職に関する相談や企業への応募ができるほか、書類選考の添削や模擬面接、就活セミナーなどに参加することができます。
特にセミナーはあなたのほかにもたくさんの人が参加するので、そこでコミュニケーションの練習ができることもありますよ。
もし一対一で丁寧なサポートを受けたいときは、就職エージェントがおすすめです。専属の就活のプロが企業探しから選考対策、労働条件の交渉までサポートしてくれます。
米田 有希
ハローワークや就職エージェントに相談すれば、企業探しにも手を貸してくれます。なかなか良い企業が見つからないというときにも、就職支援機関に相談するのがおすすめですよ。
- 就活を始める前に少しでもコミュニケーションを取る機会を増やしたい→ハローワーク
- 一対一で丁寧なサポートを受けたい→就職エージェント
少しずつでも社会復帰に近づこう! 前に進むための3つのポイント
社会復帰を成功させるには、自分に合った方法で焦らず着実に就活を進めることが大切です。ミスマッチのない選択をするためにも、就活についてのポイントを押さえておくことが欠かせません。
ここからは、社会復帰へ向けて前に進むために意識しておきたいポイントを解説していきます。
①自分のペースに合わせた無理のない就活スケジュールを立てる
就活を一気に進めようとすると、疲れてしまったりうまくいかずにモチベーションが下がってしまうこともあります。あなた自身が無理なく続けられるペースでスケジュールを立てることが大切ですよ。
エントリーシート(ES)の提出期限が近い企業に複数応募してしまったり、一週間に何社も面接の予定を入れたりすると、気持ちの余裕がなくなり万全の状態で就活に挑めないかもしれません。
予定はスケジュール帳でしっかりと管理し、無理なく実行できるかどうかを確認しながらあなたのペースで就活を進めてくださいね。
松下 建都
焦るときもあるかもしれませんが、無理なスケジュールによって就活そのものに身が入らなくなることもあります。自分のモチベーションや体調と相談し、実現可能な予定を立てましょう。
- ESの提出期限が近い企業への応募は2社を目安にする
- 一週間のうちに入れる面接は2社程度にする
②雇用形態にこだわらず自分に合っているかどうかで判断する
- 正社員:雇用期間を限定せず、企業が定めた勤務時間にフルタイムで働く人
- 契約社員:雇用期間をあらかじめ決めて働く人。正社員の職務に近い仕事をする。2年契約の場合が多い
- 派遣社員:派遣会社に仕事を紹介してもらい紹介先の企業であらかじめ決められた雇用期間のみ働く人。3~6カ月などの比較的短期間の契約が多い
- アルバイト・パート:正社員よりも短い労働時間で働く人。一週間に働く日数や時間を自分で決められる場合が多い
「社会復帰」と聞くと、正社員として働くイメージが大きいかもしれませんね。しかし、正社員にこだわる必要はありません。
いきなり正社員になるのはハードルが高いうえに、生活環境も大きく変える必要があります。いっぺんに身の回りのことが変わると疲れてしまい、就職をしてもうまくいかなくなることもあるかもしれません。まずはリハビリとして、あなたに合った働き方から始めるのも良いでしょう。
アルバイトから始めるほか、もっと正社員に近い働き方がしたいなら派遣社員や契約社員を目指すのもおすすめです。なかにはあらかじめ勤務期間が数カ月間と決まっているものもあるので「辞められない」というプレッシャーも緩和できますよ。
本田 百合香
最初から正社員を目指すのも良いでしょう。大切なのは無理せずに今のあなたに合った働き方を見極めることです。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
社会復帰するのであれば、正社員しか考えられないという人もいるでしょう。働き方や仕事に対する価値観は人それぞれです。向き不向きもあるので、正社員に絞ってチャレンジすることも一つの選択肢であり、決して間違いではありません。
ただ選択肢が多い方が、より自分に合った働き方を実現できるのも事実です。派遣社員や契約社員、アルバイトなど非正規雇用も選択肢に入れ、正社員も含めてそれぞれのメリットやデメリットを把握したうえで判断する方が、自分に合った仕事に出会える確率も高まりますよ。
社会復帰するというのは、それだけで大きな変化であり、大変なこともたくさんあります。生活面における変化に対応するのと同時に、仕事で無理をしてしまえば、心や体を壊してしまう可能性もあるため、まずは無理のない範囲で検討してみてくださいね。
③正社員経験があるなら同業界・同職種でチャレンジする
- 就活の際に経験を活かしたアピールができる
- 社会復帰後に抱えるストレスが少なくなる
もし正社員として働いていた経験があるなら、これまでと同じ業界や職種に挑戦した方が希望をかなえやすいかもしれません。
業務内容を理解していたり活かせるスキルがあるので、就活の際にも経験を活かしたアピールができるようになります。経験者であることは、企業からしても大きな魅力ですよ。
また新しい知識やスキルを身に付ける負担も軽くなるので、社会復帰後に抱えるストレスも少なく済む可能性があります。ただでさえ社会復帰をすること自体が大きな負荷のかかることなので、就職後の負担はできるだけ軽くしておきたいですよね。
米田 有希
まずは同業界・同職種から始めて仕事をする生活に慣れておくのも手段の一つです。そこで実績ができてからキャリアチェンジを目指すのも良いですね。
「できない」の原因を見極めてあなたに合った対策を立て社会復帰を実現しよう!
ここまで、社会復帰に必要な心構えや不安を解消するための対処法、社会復帰を成功させる方法について解説してきました。
社会復帰は簡単にできるものではありません。難しいことがあったり、あきらめたくなるときもあるでしょう。けれどそんなときでも、小さな一歩を踏み出すことをやめないことが大切です。あきらめることさえしなければ、社会復帰は必ずできます。
一緒に小さな一歩を積み重ねていき、着実に希望の実現へ近づいていきましょう。
社会復帰を目指す人たちのコミュニティや集まりの場に参加して、話を聞いてもらったりどんな取り組みをしているのかを聞いてみるのもおすすめですよ。