「連休明けに仕事に行きたくない」は打開できる｜理由別の対策6選

連休明けの仕事の憂うつは解消できる！ 行きたくない理由に合った対策をしよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。連休明け前になるとこんな声がよく聞こえてきます。

日常から離れて連休を存分に満喫すると、仕事に行くのが億劫になりますよね。そんな気持ちを抱えたまま連休が明け、なだれ込むように仕事に取り掛かるのも「なんとなく気分が重い」と感じてしまうことがあると思います。

この記事では、そんな憂うつさを解消する方法を解説します。それぞれの仕事に行きたくない理由に合った対策を6つ紹介するので、自分にぴったりのものを選んで実践してみましょう。

「連休明けに仕事に行きたくない」と思わないように日頃からできる工夫も紹介しますよ。

安心しよう！ 「連休明けに仕事に行きたくない」は自然な気持ち

大前提として、「連休明けに仕事に行きたくない」という感情はごく自然なものです。プライベートを楽しんだ後にいきなり仕事モードに切り替えろと言われたら、個人差はあれどどうしても反動がくると考えて構いません。

自分を責めずにその気持ちを受け止めることからはじめてみましょう。

連休明けの「仕事に行きたくない」を解消するために知っておきたい事実

「仕事に行きたくない」という気持ちはなるべく解消したいですよね。その解消法を実践していくためにも、前提としてふまえておいたほうが良いポイントを2つ紹介します。

前提ポイントを確認したあとに、「仕事に行きたくない」という気持ちに具体的に対処する方法を実践していきましょう。

「仕事に行きたくない」と感じるのは休暇を満喫できた証拠

連休明けに仕事に行きたくないと感じる背景には、シンプルに「非日常的な休暇を満喫したから日常に戻りたくない」という理由がある場合が多いです。

連休中はゆっくりできる時間やレジャーを楽しむ時間もあり、日頃仕事に追われているとなかなか取り組めないことにも挑戦できますよね。そんな日々が続くと、もとの日常に戻ることに対してハードルが高いと感じるのは自然なことです。

漠然とした「行きたくない」は自然と解消される可能性が高い

漠然とした「行きたくない」は自然と解消される可能性が高いです。

学生の頃を思い出してみてください。長期休み明けの漠然とした憂うつを感じていたとしても、徐々にもとの日常を思い出して慣れていくことで憂うつが楽しさに変わっていった経験がある人も多いと思います。

仕事も同じで、もしかすると久しぶりの職場に緊張を感じているだけかもしれません。頑張って出社して身体を慣らしていけば、徐々に気持ちが落ち着いていく可能性は大いにありますよ。

「連休明けに仕事に行きたくない」を解決する3ステップ！ 秘訣は理由の深掘り

「連休明けに仕事に行きたくない……」と感じる心は自然なもので、多くの人が経験したことがある気持ちだということはわかってもらえたと思います。ここからは実際に、その気持ちを解決するためのステップを紹介していきますよ。

ぼんやりとした憂うつや不安を解消するためには、今感じている思いと向き合って悩みの解像度を高めていくのがコツです。解像度を高め対策を実践するまでの流れを3ステップに分けて紹介していきますね。

会社に行きたくない原因を解決するためにはこちらの記事も参考になります。

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「会社に行きたくない」という気持ちはあなただけでなく多くの人が抱えています。この気持ちを克服するには、理由や対処法を知ることが重要です。この記事では、「会社に行きたくない」と思っている人の対策方法について、キャリアアドバイザーと解説します。

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ステップ①仕事の何が嫌なのか具体的に考える

最初のステップは、連休明けに会社に行くことがなぜ嫌なのかを考えてみることです。問題に対処するためには仕事に行きたくない「原因」を理解しておかないといけません。そして、原因を特定するためにはまず自分の気持ちを丁寧に見つめる必要があります。

上の例も参考にしながら、何が嫌なのか具体的に考えてみましょう。まず嫌だと思った瞬間にさかのぼり、そのときにかかわっていた人やタスクなど、状況を細かく思い出してください。それをくり返して嫌だと感じる瞬間の共通点を探し、原因を特定しましょう。

ステップ②嫌なことの背景にある原因を見つける

ぼんやりと「嫌だな」と感じているだけの人も、その気持ちの裏には会社に行きたくないと感じる具体的な原因があるはずです。その原因を見つめ直してみましょう。

原因をたどっていくと、連休前や連休中の振る舞い、休みのあるなしに限らず普段の働き方、それらのどこに問題があるのかわかってくるはずです。

ステップ③原因に合わせた対処法を考えて実行する

問題の原因を特定したあとは、それを解決するための道筋を思い描きましょう。そして、解決のために必要な最初の行動をまず実践してみてください。

コツは一気にすべてを解決しようとしないことです。まずは無理せずにできる一歩からはじめてみましょう。

「なんとなく」にもワケがある！ 連休明けの仕事がつらい理由と対策6選

連休明けの仕事をしんどいと感じる気持ちは対策ができます。実際に行動に移すために、仕事がつらいと感じる理由とその対処法の例を確認していきましょう。

連休明けに会社に行きたくないと感じる理由のうち、よくある6つをピックアップしました。上の①～⑥までの例の中に自分に当てはまるものがあるかぜひチェックしてみてくださいね。

よくあるのが、何日もお休みが続いた結果、久しぶりに会社に行くことに気後れしている場合です。緊張だったり不安だったりと、ソワソワした気持ちが憂うつの原因に結びついているパターンですね。

その場合は、出社に向けてモチベーションを上げる行動をとってみましょう。出社をポジティブにとらえるためには、とにかく体調を万全にすることが大切です。

運動をしたりいつもより時間をかけて入浴したりと身体のコンディションを万全に整えるほか、仕事の中で楽しかったことを思い出したり自分を褒めてみたりして心のバランスを調整するのも良いですね。不安や緊張が和らいで、明るい気持ちになれるはずです。

会社に会いたくない人がいるパターンの対処法を紹介します。仕事のやり方や考え方で馬が合わなかったり、以前怒られたことがあって苦手意識があったり、会いたくない理由は人それぞれですが、どの会社にも一人は会いたくない人がいてもおかしくありません。

そう感じる自分のことを責める必要はありませんが、その人が原因で会社に行きたくないと感じている以上、問題をそのままにしておくのは避けましょう。対処法としておすすめなのは、あえて「こまめなコミュニケーションを心掛けること」です。

たとえば「上司と合わない」と感じているならこちらの記事も参考にしてください。

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連休中に生活リズムが乱れた結果、「朝早く起きるのがつらい」「夜うまく眠れない」という問題が起こっている場合もあります。その場合におすすめなのは、前日にはしっかりと出勤準備を終えて早めに寝てしまうことです。

出勤準備を翌朝にまわしてしまうと、万が一寝坊した場合に朝バタバタしてしまうので、不安要素は少なくしたほうが良いですよ。持ち物をしっかりと確認して、目覚まし時計をセットして、朝は気持ちよく起きてから会社に向かいましょう。

連休前からのタスクが溜まっていて、出社したらやらなくてはいけないことばかりという状況の場合も、会社に向かう足取りは重くなりますよね。そんなときにできる対処法は「タスクの整理」です。

タスクを溜め込んでいる場合によくあるのが、タスクに優先順位がついていないために不確定要素が多く、業務を遂行するための道筋が見えていない状態です。そのような状況では余計「会社に行きたくない」という感情が強まってしまいます。

このような事態を避けるために、入社したらまずタスクに優先順位をつけましょう。タスクの重要度や締め切りから逆算して何からどのような順番で手をつけるべきか整理することで、やるべきことが明確になり仕事に取り組みやすくなります。

連休中に家で過ごすことが多かった人であれば、「家から出たくない」と思ってしまうこともありますよね。それが会社に行きたくないと感じる気持ちの原因になっていることも考えられます。

その場合におすすめなのは、まず家から出て近場を歩いてみることです。公園を散歩したり、コンビニやスーパーに行ったりと、気負わなくても良い場所に行くことで、案外「頑張れそう」と気持ちが前向きになることもありますよ。

最も悩みが深刻なのが、「慢性的に仕事にストレスを感じていること」が原因で会社に行きたくないと感じているケースです。

人それぞれ理由は違いますが、働き方や職場の人間関係、業務内容・業務量、仕事そのものや仕事をとりまく状況がストレスになっていることが考えられます。自分一人では手に負えない場合もあるので、そんなときは遠慮せず周囲を頼りましょう。

上司や同僚など、信頼できる人に問題となっている点の改善をかけ合ってみてください。

連休明けに仕事に行きたくないと感じるのはよくあることで、適切な対処でモヤモヤを解消したり心を軽くしたりすることはできます。

これまでに紹介した対処法は連休明け直前や直後に応急処置的にできるものでした。しかし、「仕事に行きたくない」というもやもやから解放されるためには、そう思わないように日頃から対策することも大切です。

普段からぜひ取り組んでほしい対策を5つ紹介していきます。

①不満や疑問などのもやもやは連休前に解決する

不満や疑問などのもやもやは、連休前に解決しておくと連休後に楽に過ごせますよ。面倒なことはつい後回しにしがちですが、悩みを放置するデメリットにはこんなものがあります。

何事もそうですが、見て見ぬふりをしていても問題が勝手に解決されることはありません。連休前に気になっていたことが、休みを経て考える時間が増えたことで、さらに根深い悩みになるパターンも考えられます。

日々仕事をするうえで「何かが引っかかるな」と感じたら、すぐに解決に向けて動き出す意識を持っておきましょう。

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②連休明けの憂うつの元とならないように人間関係を良好に保つ

会社に行くのが億劫な理由として、人間関係の摩擦に疲れていることが考えられます。職業にもよりますが、上司、部下や同僚、取引先と、仕事でかかわる人は多岐に渡りますよね。その中ですれ違いがあったり、苦手な人がいたりしても何もおかしくありません。

とはいえ、そうした人間関係が悩みの種になっている状態が、連休明けの仕事に行きたくないという気持ちを引き起こしている可能性があります。日頃から適度なコミュニケーションを意識して良好な関係性を作っておくと、連休明けの憂うつの原因が一つ減るはずです。

人間関係に悩む人はこちらの記事も参考にしてみてください。

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③連休前からオンオフを切り替えるイメージをしておく

さらにおすすめなのが、連休前から仕事とプライベートのオンオフを切り替えるイメージをしておくことです。具体的には、連休前に連休後の仕事の流れをイメージしておくのがおすすめです。

やることが決まっていれば段取りを考える負担が減るので、連休明け直前に慌てることもありませんよ。

④休日や連休前にタスクをため込まない

連休前など、休み前にタスクをため込むのもやめておきましょう。休み明けに余計仕事に行きたくなくなってしまいます。

連休に入る前にできる仕事は可能な限り終わらせておきましょう。長期の休み明けはどうしても心と身体が慣れないので、いつもの作業スピードに戻るのにも時間がかかります。

⑤休日や連休中も生活リズムを崩さない

生活リズムが崩れると朝起きて会社に行くのがつらくなりがちなので、仕事がある日もない日も同じような生活リズムを保ち続けることがおすすめです。そうすることでスムーズに仕事に戻れますよ。

連休ともなるとついつい夜更かしをして遊んでしまったり、その反対でたくさん寝てしまったりと、のびのびと生活することで生活リズムが乱れてしまう人も多くなりがちです。

休みだからといって生活が乱れすぎると連休明けの自分が苦しくなるので、自分を律して生活するようにしましょう。

実は連休明けだけじゃない？ 慢性的なストレスの原因とそれぞれの対処法4選

連休明けに仕事に行きたくないと感じるのにはさまざまな理由があり、その裏側に対処すべき原因があります。その原因を見つめ直すことで「行きたくない」という気持ちは解消されますが、なかにはどんな対処をしてもあまり効果がないパターンもあります。

そのような場合は、連休だから仕事に行きたくないのではなく、常日頃から仕事に対してネガティブな気持ちを感じている可能性が感じられます。仕事に慢性的なストレスを抱えているため、「仕事に行きたくない」という気持ちが強く出ているのです。

慢性的に仕事に行きたくない場合でも対処法はあります。仕事に行きたくない代表的な4つの原因とそれぞれの対処法を紹介するので、参考にして対処法を考えてみてください。

①【人間関係が良くない】第三者に相談し解決策を探す

仕事に対して慢性的なストレスを感じる要因として、まず第一に職場の人間関係が良好でないパターンが考えられます。仕事のやりがいにかかわらず、人間関係の不和は大きなストレスをもたらします。

また、人間関係が良くないことで起こりうるさまざまなコミュニケーションエラーは、仕事を円滑に進める障害にもなります。

そんなときは第三者に相談してみましょう。たとえば自分が属している部署内の人間関係でトラブルがある場合は、以下のような対処法が考えられます。

悩みの深度に合わせて相談先を選ぶのがおすすめです。ちょっとした揉め事を解決するためにアドバイスを聞きたいのなら社内の他部署の人に、ただ気持ちを吐き出して楽になりたいなら社外の人に相談すると良いでしょう。

緊急性があったり問題が個人の手に負えないほど深刻である場合はすぐさま人事や社内の然るべき窓口にSOSを出し、問題解決のために即急に動いてもらうようにしましょう。

②【業務量過多】配分の仕方を上司に相談する

業務の量が多すぎることが原因でストレスを感じている場合もあります。昇格や人事異動などで、急激にやらなければならないタスクが積み重なってきた場合は要注意です。

リストを参考にして当てはまるものが複数ある場合は要注意です。仕事が多すぎてキャパオーバーの状態になっていることを自覚し、今すぐ上長に仕事量を調節してもらうように相談してみましょう。

③【やりがいがない】仕事がおもしろいと感じる瞬間を見つけて増やす

仕事内容や手応えがないことから仕事にやりがいを感じられていないパターンも考えられます。その場合はなぜ仕事にやりがいがないと感じているのか深掘りしてみましょう。

これ以外にもさまざまな理由が考えられます。まずはそのような環境のなかでも仕事がおもしろいと感じる瞬間を見つけること、そしておもしろい瞬間を増やしていくことを考えましょう。

小さなことでかまいません。たとえば社外のユーザーの反応を得にくいのであれば、社内の人や家族といった身近な人が、サービスやコンテンツを体験したときのリアクションを思い出してみましょう。

扱っているテーマに興味が湧かないのであれば、仕事のプロセスや仕事で生じるコミュニケーションなど、テーマ以外の部分におもしろいと感じる瞬間がないか見つめてください。

初心に立ち返って「なんのために働くのか」を考えてみるのも良い機会になりますよ。

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④【体調が悪い】病院に行って診断結果次第で休職や転職を考える

体調が悪くても仕事に行きたくないと感じることがあります。仕事に行きたくないと感じるときは、身体的な症状がないか、気持ちの浮き沈みに異常なところがないか振り返ってみましょう。無自覚でも体調を崩し始めているサインが隠れている場合があります。

自分の状態がリストに当てはまる場合や、何らかの体調不良を自覚している場合はすぐに病院に行って診察を受けるようにしましょう。

診察の結果次第では休職や転職を考える必要があります。まずは第三者にSOSを出すことからはじめ、結果次第では休息を取ってから、今後の身の振り方を考えていきましょう。

連休明けの憂うつに打ち勝つ！ 連休明けの初日を乗り切る秘策3選

理由に合わせた対処法を試すことで、仕事に行きたくないという気持ちは解消できるということを解説しました。「連休明けに仕事に行きたくない」に打ち勝ち、仕事に行こうと思えている人に、初日の乗り越え方を解説します。

何事も初動が肝心です。初日がうまくいけばその後もスムーズに仕事ができるはずですよ。

仕事に行きたくない日の乗り越え方はこちらの記事でも紹介しています。

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①自分へのご褒美を用意しておく

一日仕事を頑張った自分に向けてご褒美を用意しておくと、仕事を頑張るモチベーションになりますよ。ご褒美の種類は何でも良いですが、下のリストを参考にしてみてください。

一日頑張った後にご褒美があると「明日からもまた頑張ろう」という気持ちにつながります。ご褒美を用意するためにも、自分が何をしたらうれしいのか知っておくと良いですね。

②仕事終わりに楽しみな予定を入れる

仕事終わりに楽しみな予定を入れるのも頑張る動機の一つになります。後の予定があることで早めに仕事を終わらせようという意識にもつながり、仕事を効率化する意識も生まれます。

ただでさえ連休明けの仕事は憂うつなのに、仕事だけで一日が終わってしまうと気が滅入ってしまいますよね。仕事を頑張った後は楽しい予定が待っているというスケジュールを組んで、モチベーションを上げていきましょう。

③「気を張りすぎない」という意識をする

連休明けの仕事を頑張るうえでは気を張りすぎないことも大切ですよ。とくに初日は、身体も慣れていないためまだまだフルスピードで作業に没頭できる時間は少ないです。そんな自分を責めて根詰めると余計に気疲れしてしまうので、頑張りすぎないようにしましょう。

まじめな性格でどうしても頑張りすぎてしまうという人は、上のリストを参考にしてこまめに息を抜いてみてください。

最初から最大出力で稼働するとどこかでエネルギーが切れるタイミングができてしまうので、緩急をつけると仕事へのモチベーションを長く保ち続けることができますよ。

「連休明けに仕事に行きたくない」の理由を見極めてつらい気持ちを軽減しよう

多くの人が感じる「連休明けに仕事に行きたくない」という気持ちは、時間の経過とともに和らぐ場合もありますが、なかにはつらい気持ちが深まって解決しにくくなる場合もあります。

それを避けるためには、行きたくない理由に合った対処をおこなうことが肝心です。対処法を見つけるために、行きたくない理由とその理由の背景にある原因を見つめ直す時間を取るようにしましょう。

対処法がわかれば、後はできる範囲で実行していくのみです。この記事で解説した連休明けに仕事に行きたくない理由やその原因の見極め方、理由に合った対処法の見つけ方を参考にしてみてください。

実際に行動してみることでだんだんつらい気持ちが軽減されていって、足取り軽く会社に向かえるようになりますよ。