目次
- メンタルが弱いことは問題にならない! 意識と行動を変える対策で内定へ一直線に進もう
- 実は「メンタルが弱いこと」は就活にほとんど影響しない!
- 「メンタルが弱い自分には無理なんだ」と思うことが内定を遠のかせる
- 着実に対策を進めて自信をつけることが内定への最短の道
- メンタルが弱い人の就活は「意識と行動」の2軸の対策で突破できる!
- メンタルの弱い人が就活に挑むうえで覚えておきたい心構え3カ条
- ほとんどの人が就活に対して不安や焦燥感を感じている
- 企業は無数にあるので何度でも挑戦できるし自分に合う企業は必ずある
- メンタルの弱さに引っ張られて行動を起こさないままでは何も得られない
- 就活における実態を把握しよう! メンタルの弱さが就活に直接影響しない理由
- ①「メンタルが強いこと」を必須条件にしている企業は少ない
- ②メンタルが弱くてもこれから克服すれば良いと判断する企業も多い
- ③メンタルが弱いことをそもそもマイナスに捉えない場合もある
- メンタルの弱い人が就活で抱えがちな悩みを大公開! 個別の対処法を押さえよう
- ①「そもそも就活を乗り越えられる気がしない」
- ②「メンタルの弱い自分に合う企業があるとは思えない」
- ③「面接でうまく話せる気がしない」
- ④「面接でいろいろ詰められそうで行きたくない」
- ⑤「自分に自信がないし自己PRなんて無理」
- ⑥「選考に落ちたとき立ち直れるかわからない」
- ⑦「入社してもちゃんと働いていけるか不安」
- メンタルの弱さは強みにもなることを理解して自信を持とう!
- ①ネガティブ=慢心せず先を考えられる計画性
- ②緊張しやすい=準備を怠らない慎重さ
- ③自分の意見を言うことが苦手=周りを気遣える優しさ
- ④完璧主義者的な一面がある=物事に雑にならない繊細さ
- メンタルが弱い人に向いてる仕事の特徴! 適職が見つかる仕事一覧
- 実践を重ねて「慣れること」が超重要! メンタルが弱い人に必須な就活対策3選
- ①普段話さないような目上の人とかかわる機会をとにかく作る
- ②想定される頻出質問の回答を用意して何度も読み上げる
- ③模擬面接をひたすら繰り返して面接という場に慣れる
- 日常に取り入れて自分の「普通」にしよう! メンタルの弱さを緩和する5つの習慣
- ①普段からポジティブな発言をするよう意識する
- ②定期的な運動などをして生活リズムを整える
- ③モヤモヤしたことを一日の終わりに書き出す
- ④新しいことに積極的にチャレンジする
- ⑤小さなことでも良いので「やりきること」を大切にする
- 要注意! 避けておきたいメンタルへの負荷が増える3つの行為
- ①あれもこれもと予定を入れてタイトな就活スケジュールにすること
- ②周りの人と自分を比べてネガティブになること
- ③自分の意思ではなく他人の評価を重視してしまうこと
- メンタルの弱さが原因で仕事を辞めたい……そんなときに確認したい3つのこと
- ①本当に自分のメンタルの問題なのか
- ②どんな環境なら仕事を続けられるのか
- ③求める環境と今の環境との違いは何か
- 意識と行動の2軸を変える対策を重ねてメンタルの弱さを乗り越え内定獲得しよう!
メンタルが弱いことは問題にならない! 意識と行動を変える対策で内定へ一直線に進もう
こんにちは、キャリアアドバイザーの今井です。
メンタルの弱さに悩んでいる人から、よくこんな相談をもらいます。
メンタルが弱い自覚があると、転職や就活の際のプレッシャーや精神的な負担に耐えられるのか、転職・就活がうまくいったとしても社会に出て働いていけるのか不安に思うこともありますよね。
確かに転職・就活や仕事をするうえではプレッシャーを感じるシーンは多いものの、メンタルが弱いことは転職・就活をするうえで大きな問題にはなりません。大切なのは、メンタルの弱さをカバーするための対策を積み重ねて希望の実現へ着実に近づいていくことです。
この記事では、メンタルが弱い人へ向けた対処法や転職・就活の進め方を詳しく解説します。一緒に自分に合った対策を徹底し、あなたの希望をかなえましょう。
実は「メンタルが弱いこと」は就活にほとんど影響しない!
「自分はメンタルが弱い」と思っていると「面接できちんと話せるのか」「不採用だったら立ち直れなくなってしまうのでは」と就活に対しさまざまな不安が生じると思います。しかし、実際のところメンタルが弱いことが就活に直接的に影響することは、基本的にはありません。
ここからは、メンタルが弱い人が就活をするにあたって覚えておいてほしいことを解説します。就活に臨むための心構えをするためにも、この先の内容をしっかりチェックしておきましょう。
「メンタルが弱い自分には無理なんだ」と思うことが内定を遠のかせる
メンタルが弱いと感じている人にまず覚えておいてほしいのは、「メンタルが弱い自分には無理」だとは思わないことです。メンタルが弱いと自覚していると自信がなくなり就活に後ろ向きになってしまうかもしれませんが、その思い込みが内定を遠のかせてしまいますよ。
就活を進めるうえで重要なのは、あなたの魅力を企業に伝えることです。そのためにはまず自信を持ち、あなたの魅力を堂々とアピールする必要があります。自分の可能性に蓋をせず、自信を持って就活に臨みましょう。
本田 百合香
着実に対策を進めて自信をつけることが内定への最短の道
自分はメンタルが弱いと感じるときは、自信をつけて面接に堂々と望むことが大切です。そのためには、まずは着実に就活対策を進めていきましょう。
徹底した就活対策をすることで就活そのものへの不安を緩和することができ、自信を持てるようになります。時間を割いた分だけ自信もつきやすくなるので、メンタルが弱いことに不安を感じるときほど徹底した対策をして就活に臨みましょう。
メンタルが弱い人の就活は「意識と行動」の2軸の対策で突破できる!
メンタルが弱い人が就活に臨むとき大切にしてほしいのは、意識と行動の両面から対策をしていくことです。
仮に就活に対する意識が変わり自信を持てるようになったとしても、具体的な就活対策ができていなければ就活を成功させることはできませんよね。同様に、就活対策をしたとしても「メンタルの弱い自分には無理」という意識が変わらなければ対策の質が落ちたり、続かなかったりといった事態につながります。
確実に結果を出すためには、自分を信じる意識と対策を積み重ねる行動の両方が大切であることを忘れないでください。この2つを念頭に置いて就活をすることで、必ずあなたの希望をかなえることができますよ。
メンタルの弱い人が就活に挑むうえで覚えておきたい心構え3カ条
メンタルの弱い人が就活に挑む際には、就活のプレッシャーに負けないための気持ち作りが重要です。ここからは、メンタルの弱さから就活に不安を抱いている人に知っておいてほしい心構えを解説していきます。
ほとんどの人が就活に対して不安や焦燥感を感じている
メンタルの弱さから就活に不安を感じている人に覚えていてほしいのは、ほとんどの人が就活に対して不安や焦りを抱いているということです。たとえメンタルが強い人であっても、就活となると少なからず不安に駆られることが多いものですよ。
つまり、就活に対して不安や焦りを感じているのはあなただけではないということです。就活が成功するかは人生にかかわる重要なことなので、不安に思って当然ですよね。あなた一人だけが不安なのではなく、同じ気持ちを抱えている人はたくさんいることを覚えておきましょう。
企業は無数にあるので何度でも挑戦できるし自分に合う企業は必ずある
就活に不安を感じている時、メンタルの弱さから「不採用だったら立ち直れないかも」と不安に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。そのような不安に駆られたときに覚えておいてほしいのが、企業は無数にあり、何度でも選考に挑戦できるということです。
不採用となるとがっかりしてしまうかもしれませんが、その原因の多くは企業との相性の不一致とされています。つまり、不採用の時点であなたには合わない可能性が高いということです。あまり気落ちしすぎず、最もあなたに合う企業を見つけるまで何度でも挑戦できるという気持ちで就活に臨みましょう。
松下 建都
あなたに合う企業は必ずあります。就活をとおしてたくさんの企業を知り、「むしろ自分が企業を選ぶ」というくらいの気持ちで就活に挑めると良いですね。
メンタルの弱さに引っ張られて行動を起こさないままでは何も得られない
「メンタルが弱いからどうせ就活もうまくいかない」そのような後ろ向きな考えから、なかなか就活に向けて一歩踏み出せないこともあるでしょう。しかし、行動を起こさないままでは得られるものは何もありません。
状況を変えたいと思ったら、動き出すことが何よりも大切です。簡単なことではありませんが、あなたが勇気を出して行動することで必ず状況は良い方向へ進み始めます。まずは小さなことから少しずつ、希望の実現へ向けた一歩を踏み出しましょう。
米田 有希
無理なくあなたのペースで少しずつ歩みを進めていくことが、希望をかなえるための一番の近道です。踏み出した一歩が小さくとも、あなたにとっては大きな変化になりますよ。
就活における実態を把握しよう! メンタルの弱さが就活に直接影響しない理由
就活に向けた心構えが理解できたら、次は行動を起こすための情報を得ることが大切です。「メンタルが弱いと就活がうまくいかないのでは」という不安を抱えたままでは、なかなか一歩踏み出すことができませんよね。
ここからは、就活の実態をふまえてメンタルが弱いことが就活の結果に影響しない理由を解説します。就活実態を正しく理解し、就活に向けた行動を起こす際のハードルを下げましょう。
①「メンタルが強いこと」を必須条件にしている企業は少ない
メンタルが弱くても就活に影響しないと言える理由の一つとして、そもそも企業側がメンタルの強さを求めているとは限らないということが挙げられます。
仕事をするうえではメンタルが強いに越したことはありませんが、それを必須としている企業はそこまで多くありません。多少メンタルが弱かったとしても、仕事をするうえで大きな支障がなければ問題ないとする場合が多いことを覚えておきましょう。
本田 百合香
ただし必須でないとはいえ、ある程度メンタルの強さが求められる職種はあります。あなたの希望の職種はどうかをリサーチし、自分に合っているかどうかの見極めが大切ですよ。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
メンタルの強さが求められる仕事、言い換えるとストレス強度の高い仕事はいくつかあります。たとえば肉体労働が多い仕事や、専門性が高く替えが効かないという点で業務量が増えやすい仕事、人とのコミュニケーションを取る機会が多く対人関係におけるストレスが溜まりやすい仕事などが挙げられますね。
ただし、仕事におけるストレスは人によって感じ方が大きく変わります。たとえば仕事の量が多いことがストレスになる人がいる一方、その分残業代がもらえて収入が増えるなら全く気にならないと感じる人もいるでしょう。
大切なのは、仕事をするうえで自分にとって何が重要なのか、どんなことが得意で逆に苦手なのかといった自己分析です。まずは自分のストレス要因を明確にし、そのうえで自分に合う仕事を見つけることを心掛けましょう。
②メンタルが弱くてもこれから克服すれば良いと判断する企業も多い
仕事をするうえではある程度のメンタルの強さも求められるものですが、それを初めから求められることはほとんどありません。特に転職や初めての就職となると、環境にも仕事内容にも慣れていない状態ですよね。そのようなときにメンタルを強く持ち続けるのは難しいでしょう。
企業側もそれを理解しているので、仕事を進めるなかで徐々にメンタルの弱さを克服できれば良いと判断するところが多いですよ。
松下 建都
仕事でできることが増えたり、成功体験や困難を乗り越える経験を積むことでメンタルが鍛えられ、弱さを克服できることは多くあります。
③メンタルが弱いことをそもそもマイナスに捉えない場合もある
メンタルが弱いからといって、それが必ずしも選考結果に影響するとは限りません。そもそもメンタルが弱いことがマイナス評価につながらない企業もあるので、過度に不安に思う必要はありませんよ。
ただし、メンタルの弱さをどのようにカバーするか、どのように克服するかは考えておきましょう。面接で短所をメンタルの弱さと答えたときに、克服する努力やビジョンを伝えることでいっそうマイナス印象を回避しやすくなりますよ。
米田 有希
自分を客観視したうえで克服しようと努力する姿勢は、好印象につながることもあります。短所を答えるシーンでもプラスイメージにつなげることで、就活成功の可能性を上げることができますよ。
メンタルの弱い人が就活で抱えがちな悩みを大公開! 個別の対処法を押さえよう
メンタルが弱いことは就活において大きな問題にはならないものの、内定獲得の可能性を上げるなら対処法を押さえておくことが大切です。
ここからは、メンタルの弱い人が就活に際し抱えやすい不安や悩みを解説します。あわせて対処法も紹介しているので、この先の内容を参考に自信を持って就活に臨めるよう事前に対策をしておきましょう。
転職をするうえでの不安を抱えている人は、こちらの記事がおすすめです。転職に対する不安への対処法を紹介しています。
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転職の不安を完全解消する15の方法|漠然とした不安の正体を解明!
転職は不安なことが多いですよね。良い転職先は見つかるのか、転職先でうまくやっていけるのか……そう考えるとなかなか一歩踏み出せない人も少なくありません。この記事では、専門家のアドバイスを交えて転職の不安を解消する方法や成功に導く心構えを解説。一緒に新たなキャリアへ自信に満ちた一歩を踏み出しましょう。
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①「そもそも就活を乗り越えられる気がしない」
●周りの人の力を借りながら自分のペースで進めよう
メンタルの弱い人が就活に際して抱きやすい不安の一つが、「就活を乗り越えられない」というものです。就活は心身共に負担がかかりやすく、やるべきことも多いので不安になりますよね。
そのようなときは、一人で就活を進めようとせずに積極的に周囲を頼りましょう。
- 家族や友人:親身になった精神的なサポートをしてもらえる
- 職場の同僚や先輩:転職の場合に仕事面にフォーカスしたアドバイスやサポートをしてもらえる
- 就職エージェント:就活のプロから実践的なアドバイスやサポートを受けられる
就活をするうえで重要なのは、無理なく自分のペースで行動し続けることです。仮にうまくいかないことに直面した時、あきらめないためには精神的なサポートが必要な場合がありますよね。就活での不安を誰かに相談するだけでも、気が楽になりますよ。
本田 百合香
抱えている悩みを口に出すことで頭のなかが整理できたり、気持ちがすっきりして就活に前向きになれたりとプラスの効果が期待できます。周囲の人には積極的に相談するのがおすすめです。
②「メンタルの弱い自分に合う企業があるとは思えない」
●入念な企業研究をして自分にぴったりな企業を見つけよう
「自分は周りの人よりもメンタルが弱いし、そんな自分を受け入れてくれる企業なんてない」と考えてしまい、就活に不安を抱いてしまうこともあるでしょう。そのようなときに大切なのが、入念な企業研究です。
前提として、メンタルが弱い人であっても受け入れてくれる企業はたくさんあります。そのたくさんの企業のなかから、メンタルの弱さをカバーしながら働いていけるような、自分に合っていると思える要素のある企業を探すことが重要ですよ。
- チームで協力し、支え合いながら仕事を遂行する社風の企業
- 教育制度が整っている企業
- 同年代の社員が多い企業
本田 百合香
企業研究の際には、幅広い職種を見ましょう。最初から選択肢を狭めると相性の良い企業が見つからない可能性があるので、少しでも興味を持てるポイントがあれば視野に入れてくださいね。
企業研究の際、企業研究ノートを使うことで効率的に進めることができます。詳しい使い方や企業研究のコツをこちらの記事で解説しているので、参考にしてください。
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企業研究ノートを作成することで、就活をより効率的に進めることができます。この記事では、企業研究ノートの作成方法を3ステップで解説。コツや注意点についても、キャリアアドバイザーがわかりやすく紹介しますので、是非参考にしてみてください。
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③「面接でうまく話せる気がしない」
●頻出質問への対策を徹底し自信を持って答えられるようにしよう
メンタルの弱い人が就活に感じる不安としてよくあるのが、面接での受け答えです。面接では誰しもプレッシャーを感じて緊張するものなので、その点にハードルの高さを感じる人も少なくありません。そのような場合は、まず面接での頻出質問に備えておくことが重要です。
- 志望動機を教えてください
- 自己PRをしてください
- どのようなスキルを持っていますか?
- 長所と短所を教えてください
- (転職の場合)退職理由・転職理由を教えてください
- (既卒の場合)大学を卒業後はどのようなことに取り組んでいましたか?
面接で聞かれる可能性の高い質問を把握し回答内容を事前に決めておくことで、当日焦ることなく答えられるようになります。結果としてそれが自信につながり、面接への不安を払拭しやすくなりますよ。メンタルが弱いと感じるなら、その分しっかりと回答内容を考え、練習を積んだうえで面接に臨みましょう。
松下 建都
模擬面接は緊張対策にもなります。緊張して頭が真っ白になってしまいそうなときは、事前に模擬面接をして緊張感のある場面でも冷静になれるよう訓練しておきましょう。
第二新卒としての転職を考えている際には、こちらの記事を参考にしながら面接対策をしてください。
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第二新卒として就活を始めようとするとき、「第二新卒はやばい」と言われたことがある人もいるのではないでしょうか。第二新卒は企業からの懸念を抱かれやすいもの。まずはその解消がマストです。この記事では、そんな企業の懸念解消法や求人の探し方を専門家と一緒に解説しています。
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既卒として転職する際の面接対策には、こちらの記事がおすすめです。既卒ならではの頻出質問と回答のポイントも紹介しています。
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④「面接でいろいろ詰められそうで行きたくない」
●冷静な受け答えを心掛けて前向きな回答をしよう
「面接で詰められるのでは」と不安を感じて就活に踏み出せない人もいますよね。前提として面接で責めるようなことを聞いてくる面接官はほとんどいませんが、いわゆる圧迫面接のような空気に不安を感じるときは、できる限り冷静に、かつ前向きな回答ができるよう対策をしておきましょう。
また「詰められている」と感じる質問は深掘り質問に多い可能性があるので、ある程度深掘り質問対策をしておくと安心ですよ。
ガクチカの深掘り質問に関してはこちらの記事で解説しているので、参考にしながら対策を進めましょう。
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また面接が怖いと感じてしまう場合の対処法をこちらの記事で紹介しているので、参考にして対策をしてくださいね。
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⑤「自分に自信がないし自己PRなんて無理」
●自己分析で自分が持っている魅力を明確にしよう
メンタルが弱い人が陥りやすいのが、「自分には魅力がない」という後ろ向きな考え方です。自信のなさからそのように考えてしまい、自己PRに対する苦手意識が払拭できないときは、入念な自己分析をしてあなたが持つ魅力を見つけましょう。
人には誰しも強みや魅力があります。自己分析でこれまでの経験を丁寧に振り返ることで、あなたが持つ魅力を見つけることができますよ。
- 自分史:過去の出来事を時系列に沿って丁寧に振り返ることができる
- モチベーショングラフ:モチベーションの上がり下がりを可視化することで印象的な出来事を振り返ることができる
- マインドマップ:一つの単語から連想して強みを深掘りしていくことができる
本田 百合香
どうしても自分の魅力が見つからないときは、弱みを言い換えるのもおすすめです。こちらで詳しく解説しているので、あわせて参考にしてくださいね。
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⑥「選考に落ちたとき立ち直れるかわからない」
●選考に落ちたのは企業と相性が合わなかっただけと考え気持ちを切り替えよう
メンタルが弱いと感じている人にとっては、選考に落ちてしまった際に立ち直れるかどうかも大きな不安のもとになっていますよね。そこで覚えていてほしいのが、選考に落ちるのは企業との相性の不一致が原因である場合が多いことです。
たとえあなたに十分な能力があったとしても、企業の社風に合わない、すでに働いている社員と相性が合わないと判断されれば、不採用になってしまうことがあります。
相性が良くない企業で働いてもあなたのストレスがたまるほか、仕事のパフォーマンスが下がり企業にとってもマイナスの影響が出ますよね。そういった事態を避けるためにも、選考の時点で仕事に対する価値観や考え方が企業と合わないと判断した人を不採用にする企業がありますよ。
米田 有希
不採用になったからといって「自分に魅力や能力がなかった」と考える必要はありません。むしろもっと相性の良い企業を見つけるチャンスができたと捉え、前向きに気持ちを切り替えましょう。
面接に落ちたときの対処法をこちらの記事で解説しているので、どうしても不安なときは事前に目をとおしてみるのがおすすめです。
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⑦「入社してもちゃんと働いていけるか不安」
●教育制度が整っている企業に応募しよう
メンタルが弱いために自分に自信が持てず「入社してもちゃんと働いていけないかも」と不安に感じてしまうときは、教育制度が整っており不安なく働けると思える企業を探しましょう。
- 研修期間が設けられている
- 新入社員向けの研修がある
- 採用ページに教育制度に関して明記されている
- 定期的に社内での勉強会やセミナーを実施している
教育制度が整っていれば、ある程度の知識を身に付けた状態で仕事を始めることができます。また教育をとおして社員とのコミュニケーションも取れ、メンタル面に不安があったとしてもサポートを受けられる可能性が高いですよ。
松下 建都
仕事の進め方がある程度理解できれば、自信を持って仕事に取り組むことができます。安心してスタートを切ることができるので、精神的な負担も少ないですよ。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
新しい環境に飛び込む前はどうしても不安を感じるものです。それは人間として当然の反応なので、不安に思うこと自体を否定的に捉える必要はありません。どんなにメンタルが強い人でも、未経験の分野や責任のあることに取り組む際は不安や緊張を感じるものですよ。
大切なのは不安を感じている状態を「未経験のことなんだから不安になるのは当然」と受け入れることです。不安に思っているのは、就活や転職を大切なことと捉えているからですよね。関心のないことやどうでも良いことには緊張や不安も湧きません。もちろん過度な不安はストレスになりますが、「自分は今仕事や新しい環境に対して誠実に向き合っている」と考えると、前向きに頑張るモチベーションが湧いてきます。
皆さんの先輩も入社前は不安や緊張を感じ、その過程を経て成長してきています。今の不安や緊張を乗り越えた経験を、これから後輩や部下ができたときに役立てられれば良いですね。
メンタルの弱さは強みにもなることを理解して自信を持とう!
自分のメンタルが弱いと感じている人のなかには、メンタルの弱さが大きな弱みと感じている人もいますよね。しかし、メンタルの弱さは強みとして捉えることもできますよ。
ここからは、メンタルの弱さを強みとして捉える考え方を解説します。この先の内容にもしっかりと目をとおし、自信を持って就活に臨むためのマインドセットをしましょう。
①ネガティブ=慢心せず先を考えられる計画性
メンタルの弱さは、「自分には無理かも」「悪い結果につながりそう」というネガティブな気持ちからくる場合があります。そのように普段から何事もネガティブに考えがちな人には、自分を過信せずに先を考えられる計画性という強みがありますよ。
ネガティブな人は普段から最悪の事態を想定でき、起こり得る可能性のあるトラブルを見越すことができるとも言えるでしょう。そういったリスクに目を向けられる点は、計画性の高さと結び付けることができますよ。
本田 百合香
この点を仕事に活かすと、トラブルを想定したリカバリープランを立てながら確実に仕事を遂行することができます。トラブル時に冷静な行動ができるのは大きな魅力の一つですよ。
②緊張しやすい=準備を怠らない慎重さ
メンタルが弱い人は、緊張に押しつぶされてしまった経験があるのではないでしょうか。その緊張しやすい性格は、準備を怠らない慎重さに変換することができますよ。
大切なシーンで緊張してしまうとわかっていれば、頭が真っ白になったり思わぬミスをしてしまったりといったケースに備え、事前に準備を固めておくことができます。そういった緊張による万が一の際に備えて先回りした準備ができるのも、メンタルが弱い人の魅力です。
松下 建都
プレゼンテーションや重要な商談で緊張したときに備え、入念な準備をして臨むことができます。ミスのない仕事につながるため、確実に仕事を遂行できる人として企業から重宝されますよ。
③自分の意見を言うことが苦手=周りを気遣える優しさ
メンタルが弱い人のなかには、「否定されるかも」と考え自分の意見を発信することを避けがちな人もいますよね。あなたのそういった人柄は、ほかの人の意見を尊重する優しさと捉えることもできますよ。
否定されると考える以上は、相手の意見が自分の意見と食い違うポイントを理解しているということですよね。それだけ相手の考えを把握し、正確に理解しようとしているというのは、あなたの大きな魅力です。
米田 有希
たとえば会議中に複数の意見が出た時、周りの意見によく耳を傾けている人はスムーズに意見をまとめられます。そういったあなたの一歩引いた視点は、仕事をするうえでも強みにもなりますよ。
④完璧主義者的な一面がある=物事に雑にならない繊細さ
メンタルが弱い人は、細かいところが気になってしまう傾向にあります。そのため些細なことまで完璧にしようとする完璧主義な一面もあり、その几帳面さは物事に雑にあたらない繊細さがあるとも捉えることができますよ。
何事も雑に扱わず真摯に向き合う姿勢は、あなたの大きな魅力です。また完璧主義だからこそ何事もミスなく遂行できる点も、企業にアピールできる強みとして大きな要素になります。
本田 百合香
仕事をミスなくこなせる人は、どの企業であっても重宝されます。小さな仕事であっても手を抜かずに取り組む姿勢は、誰にでもあるものではありません。自信を持ってアピールしましょう。
キャリアアドバイザーコメント松下 建都プロフィールをみる
記事にある通り、メンタルの弱さは捉え方によって真逆の評価になり得ます。たとえば、緊張しやすいというのは単なる感じ方の傾向で、それ自体は悪いものではありません。ネガティブに捉えると「メンタルが弱い」ポジティブに捉えると「慎重派」となります。まずは「自分は緊張しやすいんだな」のようにフラットに捉えることから始めましょう。
そのためには、自分のメンタルの弱さを「具体的な考え方や行動」で言い換えてみるのがコツです。たとえば、すぐに緊張する、失敗ばかりをイメージする、人にどう思われるか気にする、などですね。メンタルの弱さを改善するための対策は立てづらいかもしれませんが、具体的な考え方や行動で言い換えると「こう考えられるかも」のように逆の視点が思いつきやすくなりますよ。
このようにメンタルの弱さは考え方や行動によって強みとして変換し成果を上げる武器にもなり得ます。もし自分の性格的特徴を弱みとして捉えてしまっているならば、一度フラットに捉え、どうすればそれが強みとして発揮できるかという視点で考えてみてください。
メンタルが弱い人に向いてる仕事の特徴! 適職が見つかる仕事一覧
メンタルの弱さを魅力として捉えられるポイントが理解できたら、気になるのはそれらを活かせる職種ですよね。あなたの強みを活かせる仕事が理解できていると、自己PRがしやすいほか入社後も比較的負担が少なく仕事に取り組むことができますよ。
ここでは、前に解説したメンタルが弱い人が持っている強み別の仕事を紹介していきます。あなたの場合はどのような仕事が向いている可能性が高いのかをここで確認してみましょう。
- プロジェクトマネージャー:おもにIT業界でプロジェクトチームの責任者を担う
- プランナー:業界内で専門知識を活かしながら企画や立案をする
- エンジニア:IT業界でシステムの設計や開発、運用を担当する
- プログラマー:IT業界でコード設計や開発を担当する
- ビジネスアナリスト:企業が抱える課題を分析し解決に導く
- 物流企画:流通業界で製品が正確に運搬されるよう管理する
- デザイナー:業界によってさまざまなモノのデザインを決める
- 経理:企業の資金全般を管理する
- 品質管理:提供する商品・サービスが一定の品質を保てるよう管理する
- 秘書:企業の管理職クラスの人が業務を円滑に進められるようサポートする
- 心理カウンセラー:メンタル面での悩みを抱える人の課題を解決する
- コンサルタント:企業が抱える課題を見極め解決する
- Webディレクター:Webサイト制作にかかわる責任者の役割を担う
- 接客:店舗に足を運んだ顧客にサービスや商品を提供する
- 事務:企業の経営に必要な事務作業全般を担う
- 営業:顧客が抱える問題を解決する商品やサービスを提案する
- 介護:要介護者が不自由なく生活できるよう身の回りのサポートをする
- 保育:保育を必要とする子どもを預かり保護者に代わって子育てをする
- コールセンター:電話をとおして顧客からの疑問や要求に応える
- 銀行員:銀行に勤務し社会のお金の循環全般にかかわる
- 研究職:特定の分野で高い専門性を発揮し研究に従事する
- 薬剤師:薬の専門家として医薬品の販売に携わる
- 弁護士:法律の専門家として依頼者が抱える問題を解決する
- 会計士:監査業務をとおし企業のお金の流れに問題がないか確認する
- アニメクリエイター:アニメーション制作をする
実践を重ねて「慣れること」が超重要! メンタルが弱い人に必須な就活対策3選
自分に向いている仕事を理解し就職した際のビジョンが湧いたら、次は就活対策を固める必要があります。メンタルが弱い人が就活をするうえで重要なのは、練習を繰り返し緊張しやすいシーンや精神的な負担がかかりそうなシーンに慣れることです。
ここからは、メンタルが弱い人の必須対策を解説します。この先の内容もしっかりと確認し、あなたに合った就活対策を実践して希望の実現へ駒を進めましょう。
①普段話さないような目上の人とかかわる機会をとにかく作る
就活はもちろん、仕事をするうえでも目上の人とかかわる機会が多くなります。普段そういった人たちと接する機会がない場合、就活で急に話すとなると緊張してしまいますよね。余計にメンタルへの負担になる可能性があるので、就活に向けて普段から目上の人とかかわる機会を作ってみましょう。
- 職場やアルバイト先の少し上の立場の上司に積極的に質問をする
- セミナーなどに参加し登壇者に質問をする
普段から目上の人と接する習慣をつけることで緊張を緩和できるほか、正しい敬語も身に付きます。これまでよりもマナーに気を配れるようになるのでおすすめですよ。
就活でのマナーについて知りたい人は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
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「就活マナーくだらない」は危険|状況別の実践方法をすべて解説
就活マナーを身につけておくと面接で好印象を残すことができますよ。 この記事では、就活マナーの要素、心がけ、実践法などをキャリアアドバイザーが解説します。 シーン別・メールの返信の就活マナーも参考にして自信を持って臨んでくださいね!
記事を読む
②想定される頻出質問の回答を用意して何度も読み上げる
面接で想定される頻出質問への回答を事前に用意しておき、それを聞かれた際にスムーズに答えられるよう練習しておくことで、「答えられなかったらどうしよう」といった不安を緩和することができます。こちらで紹介した頻出質問を参考に、回答内容を事前に考えておきましょう。
練習する際は、声に出して読み上げることが大切です。記憶が定着しやすいほか、普段から口に出しておくことで本番でもスムーズに答えられるようになりますよ。
松下 建都
ただし回答内容を丸暗記すると、台詞のような言い回しになってしまいます。感情がこもっていないように聞こえる場合もあるので、回答練習の際はキーワードで覚えるのがおすすめです。
③模擬面接をひたすら繰り返して面接という場に慣れる
誰かに協力してもらい、模擬面接をすることも面接の場に慣れるうえでは効果的です。その際はできるだけ当日に近い環境作りをして練習をしましょう。
- 椅子や机の配置を面接当日の様子に近づける
- 面接の際に着る予定のスーツを着る
- 就職エージェントなど初対面の人と模擬面接をする
模擬面接をする際に重要なのは、緊張感を持って練習をすることです。あくまで本番のつもりで練習ができるよう、できるだけ面接本番に近い環境を作ってくださいね。
米田 有希
模擬面接をする際には、その様子をカメラで撮影し後から見返せるようにするのがおすすめです。自分の様子を客観的に見ることができるので、課題を見つけやすく練習の質が上がりますよ。
模擬面接の方法はこちらの記事で解説しているので、練習をする際に参考にして効率良く対策を進めてください。
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日常に取り入れて自分の「普通」にしよう! メンタルの弱さを緩和する5つの習慣
メンタルが弱いと、どんなに就活対策を重ねても不安になってしまうことがあると思います。そこで、就活対策と並行してメンタルの弱さを緩和する方法を試してみるのがおすすめです。
ここからは、メンタルの弱さを緩和するためにできる5つの対策を紹介します。日常的にできるものなので、習慣にして少しずつメンタルの弱さを克服しましょう。
松下 建都
現在仕事をしており、メンタルの弱さに悩んでいる人にとってもおすすめの対処法です。ぜひ参考にしてくださいね。
①普段からポジティブな発言をするよう意識する
メンタルの弱さは、ネガティブな気持ちから来る場合があります。そこで普段からポジティブな発言をして、気持ちを前向きにする習慣をつけましょう。
- 疲れた→今日はよく頑張ったな
- 不安だな→自分ならきっとできる
- できない→とりあえずやってみよう
口に出す言葉が後ろ向きだと、それが感情に影響してネガティブな思考に陥ることはよくあります。そのため逆にポジティブな発言をすることで、その言葉に影響され前向きに考えることができるようになりますよ。
本田 百合香
ただ考えるだけでも良いですが、口に出すことが大切です。ポジティブな考え方が身に付くと自己評価も上がりやすくなり、自信が持てるようになりますよ。
②定期的な運動などをして生活リズムを整える
メンタルの弱さは、生活リズムを整えることである程度緩和できる可能性があります。まずは毎日同じ時間に寝て起き、軽い運動をしてみましょう。
- 毎日同じ時間に寝起きする
- 適度に運動する
- 朝は日の光を浴びる
気持ちが落ち込みやすくなるのは、ホルモンバランスの乱れが影響していることもあります。規則正しい生活をして体調を整えることで気持ちが軽くなり、メンタルの弱さが緩和される可能性がありますよ。
③モヤモヤしたことを一日の終わりに書き出す
メンタルが弱い人は一日のうちに気持ちが落ち込むことが多く、その不満を抱え続けてよりいっそうメンタルに負担がかかりやすくなっている場合があります。このような事態に心当たりがある人は、一日の終わりにその日の出来事を振り返り、少しでもモヤモヤしたことを書き出してみましょう。
- 自分のミスではないのに怒られた
- 意見に耳を貸してもらえなかった
何に悩んでいるのかを言葉にすると、自分が置かれている状況を客観視でき、原因が解明しやすくなります。実は些細なことで悩んでいるケースもあり、それに気づくことができるだけでも気持ちが軽くなることがありますよ。
④新しいことに積極的にチャレンジする
メンタルが弱いことで悩んでいる人は、何か新しいことに積極的にチャレンジしてみるのもおすすめです。
- 新しい趣味を見つける
- 行ったことのない場所に行く
これまで経験のないことにチャレンジする時、「失敗したらどうしよう」と不安になると思います。しかしそれを乗り越えこれまでにない経験を繰り返すことで、不安に思う気持ちが少しずつ緩和され、メンタルの弱さの克服に近付くことができる可能性がありますよ。
松下 建都
新しいことへのチャレンジは、モノの見方が変わったり価値観が変わるきっかけにもなります。これまで知らなかった自分の一面を知る機会でもあるので、積極的に挑戦するのがおすすめです。
⑤小さなことでも良いので「やりきること」を大切にする
自分に自信が持てないと、「やっぱり自分には無理なんだ」と考えてしまい余計にメンタルが弱くなってしまう可能性があります。この事態を回避するために、小さなことでも良いのでやりきることを意識してみてください。
一つのことをやり遂げる経験を積むことで達成感が生まれ、それが自信につながります。自信がつけば「自分ならできる」と思えるようになり、メンタルの弱さも克服しやすくなりますよ。
- 朝誰よりも早く出社する
- コミュニケーションを取ることで苦手だった顧客との信頼関係を構築した
要注意! 避けておきたいメンタルへの負荷が増える3つの行為
転職活動や就活をするうえでは、メンタルへの負荷をできるだけ減らすことが大切です。なかには意識していないとメンタルに大きな負担になることもあるので、ここから解説する要注意な行為を欠かさずにチェックしておきましょう。
①あれもこれもと予定を入れてタイトな就活スケジュールにすること
就活や転職活動を始めると、焦りや見通し不足からタイトなスケジュールを組んでしまう可能性があります。エントリーシート(ES)提出日や面接日を詰め込んだりせず、日程調整の際には現実的なスケジュールかどうかを考えてくださいね。
- ESは週に2社提出するつもりでスケジュールを組む
- 面接は1週間に1度
特に仕事をしながら転職活動をする場合は、スケジュールの組み方に注意しましょう。過密スケジュールは準備不足や心身の負担につながります。万全な状態で就活や転職活動に臨めるよう、余裕を持ったスケジュールを設定できると良いですね。
米田 有希
仮に仕事をしておらず時間に余裕があるとしても、慣れないことに挑戦するのには時間も労力もかかります。入念な準備をする時間を確保する意味でも、予定を詰め込みすぎないようにしましょう。
②周りの人と自分を比べてネガティブになること
就活や転職活動をするうえで大切なのは、周りの人と自分を比べないことです。
「一緒に働いている〇〇さんと比べて自分は能力がないから、転職なんてできないかも」「今でも仕事をしていない自分では、どこにも雇ってもらえない」といったように周りと自分を比べてしまうと、ネガティブな気持ちになってしまいますよね。
ネガティブな気持ちは自信のなさにつながり、それは面接をとおして企業側にも伝わってしまいます。あなたにはあなたにしかない魅力があり、それはほかの人と比べられるようなものではありません。周囲と自分を比べず、自分が持つ魅力を企業にしっかりと伝えることを考えましょう。
本田 百合香
周囲と自分を比べるのではなく、これまでの自分と今の自分を比べましょう。昨日の自分よりもいかに前進したかに目を向けることで、前向きな気持ちになれますよ。
キャリアアドバイザーコメント米田 有希プロフィールをみる
自分を他人と比較してネガティブな気持ちになってしまう場合、2つのことを意識してみてください。自分の考えの一部に根拠のない思い込みがある可能性を疑うことと、今自分がやるべきことは何かを具体的にすることです。
まず根拠のない思い込みについてですが、たとえば一回失敗したことで今後も必ず失敗すると考えてしまったり、「〜しなければならない」と極端な決めつけをしてしまったり、何でも0か100かの白黒で判断してしまう考え方です。もし自分と他人を比べ、能力の一部の違いを「人間的に劣っている」と考えてしまっているならば、注意が必要ですよ。
次に自分がやるべきことは何かを具体的にすることです。他人の能力という自分にコントロールできないことに目を向けるのではなく、自分がすべきことというコントロールできるものにフォーカスすることで心理的に落ち着いたり、能力を発揮しやすくなりますよ。
③自分の意思ではなく他人の評価を重視してしまうこと
就活や転職活動をするうえで注意したいのは、他人の意見にとらわれすぎないことです。
たとえば会社の口コミサイトに書き込まれた情報を鵜呑みにしすぎてしまったり、「〇〇さんって自己PR苦手そう」といったような周囲からの評価に影響されすぎてしまうと、就活に集中できなかったり自分に対する他人の評価に基づいて企業を決めてしまい、ミスマッチにつながったりといった事態が考えられます。
この事態を避けるために、あなたが仕事に対し何を求めていて、何をしたいかをしっかりと考えましょう。周囲の評価や意見に影響されず、あなたが望むものに目を向けることが大切ですよ。
松下 建都
メンタルが弱いと周囲の言葉が気になってしまうかもしれませんが、「自分はどうしたいのか」を考えましょう。後悔のない決断をするためにも、自分の気持ちを第一に判断することが重要です。
メンタルの弱さが原因で仕事を辞めたい……そんなときに確認したい3つのこと
メンタルが弱いことに悩んでいる人のなかには、それが原因で仕事を辞めたいと考えている人もいるかもしれません。そのようなときに大切なのが、勢いで辞めずにまずは自分と向き合い、本当に辞めるべきなのか、辞めたいと思うのは本当にメンタルの弱さが原因なのかを確認することです。
ここからは、メンタルの弱さが原因で仕事を辞めたいと考えたときにまず確認したい3つの項目を解説していきます。冷静な判断をするためにも、この先の内容もしっかりと確認しておきましょう。
①本当に自分のメンタルの問題なのか
「自分のメンタルが弱いから、嫌なことに耐えられない」と感じてしまい退職を考えたときは、まず本当に自分のメンタルに問題があるのかを確認しましょう。なかにはメンタルの弱さとは関係のない場合もありますよ。
- ハラスメントを受けている
- 実はほかに明確なやりたいことがある
メンタルの弱さが原因でないなら、自分を責める必要はありません。今が転職をするのに適したタイミングと捉え、転職活動に臨みましょう。
米田 有希
「自分のメンタルが弱いせい」と考えてしまうと、ネガティブな思考に陥り転職活動に集中できないことがあります。気持ちを切り替えるためにも、本当にメンタルの問題なのか冷静に考えましょう。
キャリアアドバイザーコメント本田 百合香プロフィールをみる
「仕事がつらくて辞めたい」と思うときは、精神的に何かしらストレスがかかっていると考えられます。それが自分自身のメンタルの弱さによるものか、それとも別の原因なのかはケースバイケースですが、一般的に退職理由としてよく挙げられるものは人間関係、仕事内容、労働条件、給与の低さなどです。
特に人間関係はメンタルにかなり大きく影響します。人間関係で悩んでいる場合は自分の状況を客観的に捉えることが難しく、冷静な判断もしにくくなるので、第三者に協力してもらうのがおすすめです。もし社内に相談できる人がいないなら、総合労働相談コーナーなど公的機関に相談するのも良いでしょう。
仕事内容がストレスの原因の場合は、考えられる要素は2つあります。単に知識・スキル・経験不足によるものか、それとも根本的に価値観が合わないかのどちらかです。前者であれば経験とともに知識が増え、徐々にストレスなく取り組めるようになりますよ。後者であれば、年数がたっても違和感が消えないので、その場合は環境を変えることも視野に入れましょう。
どちらにしろ仕事内容に違和感がある場合は1〜3年ほどは様子をみることになるので時間が必要です。
②どんな環境なら仕事を続けられるのか
退職をしたい理由が明らかになったら、次はどのような環境なら仕事を続けられるのかを整理することが大切です。ここで次の職場に求める条件を明確にし、長く働いていける企業を探しましょう。
- 密なコミュニケーションを取りながら働ける環境
- 自分のやりたいことに合った仕事内容
次の職場に求める条件が明確になっていないまま転職活動をしても、どのような企業が自分に合っているのかがわからずこれまでと同じようなストレスを抱えることになる可能性があります。転職活動を始める前に仕事に求めるものを整理しておきましょう。
松下 建都
希望が複数ある場合は、5つ程度に絞って優先順位をつけるのがおすすめです。すべての希望をかなえようとすると企業探しが難航するので、優先順位の高いものを満たせる企業を見つけましょう。
③求める環境と今の環境との違いは何か
職場に求める条件が明確にできたら、今置かれている状況と照らし合わせどこがどのように違っているのかを確認しましょう。
場合によっては今の仕事がうまくいかないことによるストレスから、冷静さを失って勢いのまま辞めたいと考えている可能性もあります。まずは本当に今の職場では自分の希望がかなえられないのかを考え、辞めるべきなのかを冷静に見極めることが大切ですよ。
本田 百合香
勢いのまま辞めてしまうと「辞めずに済む選択肢もあったのに」と後悔してしまう可能性があります。辞めることのリスクもしっかりと考えたうえで決断をしましょう。
意識と行動の2軸を変える対策を重ねてメンタルの弱さを乗り越え内定獲得しよう!
ここまで、メンタルが弱いことに悩んでいる人の就活・転職活動について解説しました。メンタルの弱さは、就職や転職活動の結果とは関係ありません。着実に対策を積み重ねていくことで、希望をかなえることができますよ。
そのためにも、まずは意識と行動の2つの軸から今のあなたにとって必要な対策を見極め、メンタルの弱さを乗り越えましょう。一歩踏み出せば、かならず状況は変わり希望を実現することができます。ここで自分と今一度向き合い、適した対処法を見つけましょう。
自信のなさが企業に伝わるように、自信に満ち溢れている様子も企業に伝わります。堂々とした姿は相手に好印象を残しやすいので、メンタルの弱さをカバーする対策をして不安を和らげましょう。