志望動機をAIで作ったらバレる? AIの最適な使い方4選を解説!

この記事のアドバイザー

上手に活用する方法を解説 志望動機をAIで作成したら〇〇でバレる!

目次

  1. 就活の志望動機をAIで作成したら企業にバレる? 有益な活用方法を知ろう
  2. 就活の志望動機をAIで作成したら企業にバレる可能性がある! おもな2つのケース
  3. AIが提案した内容をそのまま使用した場合
  4. 文章構成や表現に不自然さが残っている場合
  5. AIは志望動機の質アップに使える! おすすめのAI活用方法4選
  6. ①思考の整理:AIに質問をしてもらって自分の考えを整理する
  7. ②アイデア出し:志望動機の方向性について複数のアイデアを提案してもらう
  8. ③例文作成:自分の経験や企業の情報などの条件を指定して文章例を作成してもらう
  9. ④添削:自分が作成した文章を打ち込んで添削してもらう
  10. AIで作成した志望動機はバレる可能性があるため補助ツールとして上手に活用しよう

就活の志望動機をAIで作成したら企業にバレる? 有益な活用方法を知ろう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。書類選考を控えた学生から、よくこんな質問をもらいます。

「履歴書に書く志望動機をAI(人工知能)で作成するのってダメですか?」
「AIで作成してもバレないですよね?」

就活では複数の企業に向けた志望動機を作成しなければならず、AIを使いたくなる気持ちはよくわかります。

しかし、AIで作成した文章はそのまま使うと企業にバレる可能性があります。実際に学生の志望動機を見るなかで「これはAIを使ってるな」と感じたことも何度かあります。とはいえ、それが一概に悪いことというわけではありません。

志望動機をAIで作成することがプラスになるかマイナスになるか。その評価を分けるのは、使い方です。

この記事では、AIで志望動機を作成したと企業にバレてしまう代表的なケースを解説したうえで、志望動機を作成する際におすすめのAI活用方法を紹介します。AIの適切な活用方法を理解して、説得力のある志望動機に仕上げましょう。

就活の志望動機をAIで作成したら企業にバレる可能性がある! おもな2つのケース

AIが作成する文章の精度は年々上がっているので、AIで志望動機を作成したからといって必ずバレるわけではありません。しかし、場合によっては違和感のある文章になってしまうことがあります。結果として「AIで作成している」とバレる可能性がありますよ。

志望動機をAIで作成したことがバレる事態を避けるには、まずなぜバレるのかを理解することが大切です。ここから具体的にどのような場合にバレるのかを解説します。

AIが提案した内容をそのまま使用した場合

AIで志望動機を作成したとバレる可能性がある1つ目のケースは、AIが提案した文章をそのまま使用して提出した場合です。

AIが作成する文章には、テンプレートのような標準的な表現が多く含まれます。そのため、自分で文章に関して詳細な条件を設定したり、AIが作成した文章を自分なりの表現に変更したりしない限り、志望動機がありきたりな内容になってしまいがちです。

結果として誰もが言えるような平坦な内容になってしまい、「AIで作成したのかもしれない」 と疑われる可能性があります。

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キャリアアドバイザー

志望動機は自分の考えや熱意を伝える重要な部分であるため、手を抜かず自分らしさが伝わる内容に仕上げることが大切です。

文章構成や表現に不自然さが残っている場合

AIで志望動機を作成したとバレる可能性がある2つ目のケースは、文章構成や表現に不自然さが残っている場合です。

AIが作成する文章は完璧ではなく、誤字脱字や論理の破綻があったり、不自然な言い回しになっていたりすることがあり、それによってAIが作成した文章であるとバレる場合があります

AIが作成した志望動機に感じる不自然さの例
  • 学生の文章にしては表現が硬すぎる・かしこまりすぎている
  • 普段の生活であまり使わない難解な表現が多用されている
  • 日本語として違和感がある・正しくない言い回しがある

このような不自然さが残った状態でAIが作成した志望動機を提出すると、採用担当者も同じように不自然さを感じて「AIの文章なのでは?」と疑う可能性がありますよ。

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キャリアアドバイザー

履歴書やエントリーシートに書いた志望動機について面接で改めて聞かれることがあるので、自分の言葉で説明できるようにしておくことが大切です。

AIに頼らずに自分で志望動機を作ろうと思っても、何を書いたら良いかわからないこともありますよね。そんなときは、以下の記事で解説している「企業の印象に残る志望動機の書き方」をぜひ実践してみてください。

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キャリアアドバイザーが読み解く!AIで志望動機を作ったらバレる? 

吉川 智也

キャリアアドバイザー

吉川 智也

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「使っているかも」と思われる可能性はあるが必ずしも低評価にはつながらない

正直なところ、私自身も学生の志望動機を見て「おそらくAIを使っているんじゃないかな?」と思うことはときどきあります。ただ確証までには至りませんし、そもそもAIを使っているからといって必ずしも評価が下がるというわけではありません。

問題なのは履歴書に記載された志望動機と面接当日の雰囲気のギャップがあることです。AIを活用した志望動機は完成度が高いため、書類段階では面接官から高い期待値を持たれる可能性が高いです。しかし面接当日の実際の受け答えや雰囲気がその期待値を大幅に下回っていた場合、「あれ、履歴書で抱いていた印象と違うな」とかえって評価が下がってしまうこともめずらしくありません。

AIは志望動機の質アップに使える! おすすめのAI活用方法4選

おすすめのAI活用方法4選
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就活生

AIを使ったらバレるのですね……。でも、たくさんの企業に志望動機を提出しないといけないので一つひとつ作成するのは労力がかかりすぎます。

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キャリアアドバイザー

そうですよね。そこで提案したいのは、AIの上手な使い方を心得たうえで利用することです。

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就活生

え! でも、AIは使わないほうが良いんですよね? 

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キャリアアドバイザー

いえ、そんなことはありません。志望動機の質を上げるサポートツールとして活用するのはむしろアリですよ。

AIは、正しい活用の仕方をすれば志望動機を作成するうえで強力なサポートツールになります。

ここからは、志望動機の質を上げるのに役立つ、おすすめのAI活用方法を4つ解説します。AIをうまく使いこなし、自信を持って提出できる内容に仕上げましょう。

①思考の整理:AIに質問をしてもらって自分の考えを整理する

おすすめのAI活用方法の1つ目は、自分の考えや経験についてAIに質問をしてもらい、思考の整理をすることです。

志望動機を作成するときは、次の3つについて自分の考えをあらかじめ整理しておく必要があります。

志望動機を作成する前に整理すべきこと
  • 数ある企業のなかから応募先の企業を選んだ理由
  • 応募先の企業に興味を持ったきっかけ・エピソード
  • 入社後に対する意気込み・目標

しかし、一人でただ机に向かって考えていても考えがまとまらないことはよくあると思います。そこでAIに壁打ちの相手になってもらいましょう。

「就活の志望動機を作成したいから、思考の整理をするためにいくつか質問して」と指示すれば、AIから適切な質問が返ってきます。それに答えることで自分の考えを深掘りしていき、整理していくことができますよ

AIに対するほかの指示の例
  • 「応募先の企業を選んだ理由を整理したいから質問してほしい」
  • 「入社後にやりたいことについて深掘りする質問を5つ送ってほしい」

②アイデア出し:志望動機の方向性について複数のアイデアを提案してもらう

おすすめのAI活用方法の2つ目は、志望動機の方向性について複数のアイデアを提案してもらうことです。これは、応募先の企業を選んだ理由を一つに絞れないときにおすすめの方法です

たとえば「企業の理念に惹かれたから」「自分の希望に近い仕事内容だから」という2つの理由で応募先の企業を選んだ場合、このどちらをメインの理由として志望動機を作成したら良いのか迷いますよね。

その際にAIにそれぞれのパターンで志望動機の構成を提案してもらえば、具体的なイメージが膨らみ、どちらの理由で作成したら良いか判断しやすくなりますよ。

具体的な手順
  1. 応募先の企業を選んだ理由をすべて洗い出す
  2. AIに「それぞれの理由のパターンで志望動機の構成を考えてほしい」と指示する
  3. 提案された構成を確認し、一番説得力を感じて魅力的だと思ったパターンを選ぶ

③例文作成:自分の経験や企業の情報などの条件を指定して文章例を作成してもらう

おすすめのAI活用方法の3つ目は、AIに自分の経験や考え方、応募先の企業などの情報を与えて志望動機の文章例を作成してもらうことです。これは、志望動機に盛り込みたい内容を文章としてうまくまとめられないときに役立ちます

以下の情報をAIに伝えて「志望動機の例文を作成して」と指示すると、AIが読みやすい文章にまとめてくれますよ。

例文作成に必要な情報
  • 応募先の企業名
  • 希望職種
  • その企業や職種に興味を持ったきっかけ・エピソード
  • 自分の強み
  • 入社後にやりたい仕事やキャリアの目標

AIの力を借りて一度文章の形にすることで情報のまとめ方のイメージをつかむことができ、志望動機が作りやすくなります。

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キャリアアドバイザー

AIに与える情報は、できるだけ具体的な内容にしましょう。情報の具体性が上がると、文章例もよりオリジナリティのある質の高い内容になりますよ。

以下の記事でも志望動機の例文を30個以上紹介しています。職種別、業界別、動機別などさまざまなカテゴリーに分けて例文を紹介しているので、自分の状況に当てはまるものを探してみてくださいね。

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④添削:自分が作成した文章を打ち込んで添削してもらう

おすすめのAI活用方法の4つ目は、自分が作成した志望動機の文章をAIに添削してもらうことです。

自分が考えた文章は、間違いや読みにくさに気づけないことがあります。そのためAIに第三者となってもらい、言葉や表現に間違いがないか、読みやすい文章になっているかを確認してもらうのです

AIが添削してくれること
  • 誤字脱字・主述のズレ・不自然な表現などを指摘して修正案を示してくれる
  • より読みやすくなるように文同士の接続や語尾の調整を提案してくれる

しかし、AIを使った志望動機作成にはいくつか注意点もあります。詳しくは以下の記事で解説しているのであわせてチェックしてみてくださいね。

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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!AIを活用して志望動機を作る際に気を付けたいこと

酒井 栞里

キャリアアドバイザー

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面接官の深掘り質問へスムーズな受け答えができるかが重要

志望動機は「履歴書に書いたら終わり」ではありません。面接時には多くの場合、深掘り質問をされるので、AIを活用して作成した際には内容をしっかり確認しておくのはもちろんのこと、質問に対してスムーズに回答できるようにしっかりと準備をしておく必要があります。

もし履歴書に記載している志望動機と面接でのあなたの受け答えにギャップがあると、評価が下がってしまうこともあるため注意しましょう。

AIで作成した志望動機はバレる可能性があるため補助ツールとして上手に活用しよう

この記事では、AIで志望動機を作成したとバレる可能性が高いケースについて紹介しました。

AIが作成した文章に何も手を加えずそのまま志望動機として提出してしまうと、内容がありきたりだったり不自然さが残っていたりするので、企業にバレる可能性が高いです。

しかし、自分の思考の整理やアイデア出し、添削などにAIを活用すれば志望動機の質を上げることができます。そのためAIは「志望動機を作成する際の補助ツール」として上手に活用しましょう。

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