目次
- 新聞社の志望動機は企業の特徴や仕事内容の違いを理解することで差がつく!
- まずは新聞社のビジネスモデルを知ろう!
- 新聞社には3つの種類がある! 発行エリアや扱うトピック別で紹介
- ①全国紙
- ②地方紙
- ③専門紙・業界紙
- 新聞社の花形! 記者職の5つの仕事内容を詳しく理解しよう
- 取材記者
- 写真・映像記者
- 整理記者
- 校閲記者
- デジタル編集記者
- 新聞社は記者職だけではない! 記者職以外の3つの職種も理解しよう
- 営業職
- 技術職
- 事務職
- 新聞社が志望動機で重要視しているポイント
- 自社の特徴を理解しているか
- 新聞というメディアにかかわりたい意欲や意思があるか
- 新聞社で働くイメージがついているか
- 新聞社の志望動機に必ず入れてほしい3つの要素
- ①なぜ新聞社に就職したいのか
- ②なぜその新聞社を志望するのか
- ③社会にどのような影響を与えたいのか
- 志望動機のレベルを上げる! 新聞社の現状理解で差を付けよう
- 現状:発行部数は減少傾向
- 課題:新聞広告費の減少
- 展望:デジタル版の普及および有料化への移行
- 他社との差別化も大切! ほかの新聞社と比較するときのポイント
- 社説を比較する
- 記事の内容を比較する
- 各社の強みを比較する
- 例文6選! 新聞社の職種別の志望動機
- ①記者職
- ②営業職
- ③技術職
- ④事務職
- 見直し必須! 新聞社の志望動機のNG例
- NG例①志望職種に合っていない
- NG例②自身の「ジャーナリズム論」を語りすぎている
- 新聞社の志望動機には、各社の特徴と職種への理解で差がつく!
新聞社の志望動機は企業の特徴や仕事内容の違いを理解することで差がつく!
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。新聞社への就職を目指す学生から、
「新聞社の志望動機のポイントを教えてほしいです。」
「志望動機で周りの学生と差を付けるにはどうしたらいいですか? 」
と、よく質問されます。新聞社と聞くと、記者への就職を思い描く人が多いと思いますが、新聞社の仕事はそれだけではありません。また、職種は同じでも、取り扱う新聞の種類が違うと仕事の内容も大きく変わるのです。
このように、新聞社への志望動機を魅力的に書くためには、新聞社の特徴や職種ごとの仕事内容を深く知る必要があります。
この記事では、新聞社の種類や職種ごとの仕事内容を詳しく解説しています。また、志望動機の必須要素や、周りと差を付けるポイントも紹介しているので、志望動機をより良くしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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まずは新聞社のビジネスモデルを知ろう!
志望動機を書く前に、まずは新聞社がどのようなビジネスモデルで収益を得ているのかを理解しましょう。新聞社の立ち位置や役割を知ることは会社理解につながり、志望動機を作る際にも役立つので、ぜひ最初に押さえておいてくださいね。
まず、新聞社の収益の柱は2つあります。1つは新聞を購読してくれる消費者や、消費者へ新聞を届ける販売店からの収益です。そしてもう1つは、広告代理店からの広告収益です。
広告収益とは、新聞の広告枠を販売して得られる収益のことです。新聞の広告は、新聞の下の方にあったり、一面で大きく取り上げられていたりと、サイズはさまざまあります。
また、メインの収益以外に、書籍の出版やイベント開催で収益を得ている新聞社もあります。しかし、収益の柱といえるほどではなく、やはり消費者に購読してもらったり、広告を掲載してもらうことが、新聞社には欠かせないでしょう。
新聞社には3つの種類がある! 発行エリアや扱うトピック別で紹介
ビジネスモデルの次は、新聞社が扱う新聞の種類を知りましょう。多くの人は、新聞といえば全国に流通している全国紙を思い浮かべるかもしれませんが、実はそのほかにもさまざまな種類があります。
ここでは、全国紙も含めた新聞の種類を紹介します。
①全国紙
まずは、多くの人が知っている全国紙です。全国紙とはその名の通り、全国に流通している新聞のことです。扱うトピックも幅広く、総合的にあらゆる分野のニュースを掲載しています。
全国紙の特徴は、影響力の大きさです。政治や経済、国際問題などの社会的意義の高い情報を日本全国に発信しているので、影響力は地方紙に比べると圧倒的だといえます。そのため、新聞という信頼性の高いメディアで、かつ大きな影響力を与えたいという人は、全国紙を扱う新聞社への就職をおすすめします。
- 朝日新聞社
- 産経新聞社
- 日本経済新聞社
- 毎日新聞社
- 読売新聞社
各社の選考フローについて知りたいという人は、こちらの記事で詳しく解説しています。
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記事を読む
②地方紙
次に地方紙です。地方紙は、内容としては全国紙のように幅広いトピックを扱いますが、発売エリアが限られている新聞のことを表します。発売エリアの区分によって、「ブロック紙」と「県紙」に分けられるので、それぞれ詳しく説明します。
ブロック紙
ブロック紙は、複数の都道府県をまたぐ広い地域で販売されている新聞です。
代表的なブロック紙の新聞社は、北海道新聞社、中日新聞社、西日本新聞社で、この3社は1950年に、全国紙に対抗しようと「ブロック紙3社連合」というものを形成しています。
このほかにも東北のブロック紙や中国地方の新聞社など、各地域でブロック紙が刊行されているので、地方に興味があるけど県紙よりも広い情報を取り扱いたいという人は、ブロック紙がおすすめですね。
- 北海道新聞社
- 中日新聞社
- 西日本新聞社
- 中国新聞社
- 河北新報社
県紙
県紙はブロック紙よりもエリアが小さく、特定の県のみで販売される新聞を表します。県紙はその県のみの情報に特化しているものが多く、地域密着型のメディアといえます。
そのため、新聞の一面が県紙ごとにまったく違うということもありえます。特定の地域に根ざした情報を扱いたい人は、地方紙を志望するのもおすすめですよ。
- 神奈川新聞社
- 茨城新聞社
- 京都新聞社
- 長崎新聞社
- 琉球新報社
③専門紙・業界紙
最後に専門紙や業界紙です。これは、特定の分野のニュースを取り扱う新聞を表します。
イメージしやすいのは、スポーツ新聞や経済新聞などですが、「日本経済新聞」は一般紙のように扱うトピックが幅広いので、専門紙でもあり全国紙でもあるという分類になっています。また、スポーツ新聞も、芸能ニュースなどを取り扱っているため、少し一般紙寄りともいえますね。
そのほかにもたくさんの専門紙がありますが、実はあげたらキリがないほど種類があります。たとえば、農業や医療、金融、観光など、あらゆる分野ごとに新聞が発行されているのです。ある分野の情報に特化したメディアにかかわってみたいという人は、まず自分の興味のある分野にどんな新聞があるか調べてみてくださいね。
- スポーツニッポン新聞社
- 科学新聞社
- 金融経済新聞社
- 日刊工業新聞社
- 住宅新報
新聞社の志望動機は、ツールを使えば自動で作成できます
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新聞社の花形! 記者職の5つの仕事内容を詳しく理解しよう
新聞社への就職で一番イメージしやすいのは、新聞記者ですよね。しかし、「記者」といっても、実は5種類もあるのです。
志望動機を書くためには、職種ごとの仕事内容の理解が不可欠です。そのため、ここでは新聞社の花形である「記者職」について詳しく解説していきます。
取材記者
まずは、新聞社の記者と聞いてイメージしやすい、取材記者です。
取材記者は、関係者に取材をして話を聞いたり、文献を調べたりして、正確な情報を選び出して記事にまとめる仕事です。このように足を使って取材をするので、どうしても休みが不規則になったり、残業を余儀なくされたりなどもあります。
社会的意義の大きい情報を自ら取りに行き、それを世の中に発信できるのは、この取材記者のやりがいといえますね。
写真・映像記者
次に、写真・映像記者です。これは、記事に使う写真を撮る仕事です。
新聞記事には、その場面を伝えるための写真が必要ですよね。一面になるような記事は、特に写真のインパクトが大きいので、その場での判断力や決定的な一瞬を捉えるための忍耐力などが必要になります。
また映像記者は、デジタル版の新聞で重宝されています。Webだからこそ、一瞬ではなく映像でその場を伝えられるというメリットがあるので、動画の撮影・編集ができる記者ももとめられていますよ。
整理記者
整理記者は、新聞の編集を担当する記者です。取材記者が作成した記事から、どれを世の中に伝えるべきかを取捨選択し、記事の大きさやレイアウトなどを決めます。
この時、同時に記事の見出しも付けていきます。見出しは読者の心をどれだけつかめるかが勝負なので、整理記者の実力によって取材記者の記事が輝くかが決まるといっても過言ではありません。
このように、記事の価値を左右する重要な仕事なので、幅広い知識はもちろん、ニュースに対する鋭い判断力も必要になります。
校閲記者
校閲記者は、名前の通り、記事の校閲を担当する記者です。校閲と聞くと、ただ記事の誤字脱字をチェックしていると思う人も多いですが、実は記事が正しい新聞用字や用語で書かれているのか、内容が適切かどうかまで、全体をチェックしています。
新聞が信頼性の高いメディアといわれているのも、この校閲がしっかり記事の用語から内容までを確認しているためです。そのため、整理記者と同じくらいの幅広い知識と専門知識、素早い判断力が必要な仕事といえます。
デジタル編集記者
最後に、デジタル編集記者です。これは、デジタル版の新聞の編集を担当する仕事です。
デジタル版も紙の新聞と同じように、正確性と信頼性の高いメディアとして、世の中に届けるべき情報を正確に判断しなければいけません。
また、紙の新聞とはレイアウトも見せ方も異なる部分が多いので、デジタル版で見やすく伝えるための工夫や、映像記者と協力しながらWebだからこそ伝えられる情報を追い求める必要があるといえますね。
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新聞社は記者職だけではない! 記者職以外の3つの職種も理解しよう
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新聞記者について、一部しか知らないということがわかりました! 新聞社の仕事についてもっと知りたいです!
キャリアアドバイザー
では、新聞社の記者以外の仕事への理解も深めていきましょう!
新聞社の記者職について詳しく解説しましたが、もちろん記者職以外にも仕事はあります。それぞれの職種についても、新聞社ならではの仕事があるので、詳しく紹介していきます。
営業職
新聞社の営業職は主に2つにわかれます。1つは広告営業、もう1つは販売営業です。
広告営業は、新聞の広告枠を広告代理店に販売する営業です。ビジネスモデルの説明でもありましたが、広告収益は新聞社の収益の柱の1つなので、営業職が新聞の広告枠を埋めることは大きな収益につながるのです。
また販売営業は、新聞の販売部数を伸ばすための営業です。新聞の購読者を増やすには、既存の顧客への継続営業や、新規開拓など、顧客によってアプローチを変える必要があります。新聞をとらない世帯が増えている中で、どのように売上を伸ばしていくか戦略を立てるのも、販売営業の仕事ですね。
このように、どちらも新聞社の収益の柱を支えている大切な仕事だといえます。
技術職
デジタル版の新聞が配信されてから、新聞社の技術職の需要は高まっています。
紙とデジタル版の新聞では、レイアウトはもちろん、読者のニュースの読み方も変わってきます。そのため、読者が読みやすくて使いやすいサイトを開発するのも、新聞社の技術職の重要な仕事です。
またデジタル版は、一部無料で有料会員への誘導をしたり、そもそもすべて有料だったりと、新聞社ごとに戦略はさまざまです。その中でどのように収益を最大化するかも、技術職にかかっています。
新聞の新しい形を切り開いていける、とても重要な仕事ですね。
事務職
新聞社もほかの企業のように、事務作業全般をする仕事もあります。
事務の仕事内容は、新聞社で働く社員が働きやすいように環境を整えたり、業務が円滑に回るようにサポートしたりなどが挙げられます。記者職や営業職などが働きやすいようにサポートをする仕事というイメージだとわかりやすいでしょう。
新聞社ならではの仕事としては、新聞の配達の手配などをおこなう点です。小さな新聞社では、事務職が経理、人事などを兼ねることもあるので、幅広い業務をこなす場合もありますよ。
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これら3つの職種に本当に行きたい場合には、その気持ちを正直に伝えていきましょう。一方で、「どうしても新聞社に行きたいが、記者は人気だと思ったから消去法で志望した」という学生は注意が必要です。
どのような会社でもそうですが、部署が異なれば仕事の進め方やかかわる人も少しずつ変わっていきます。仮に新聞社に入社ができたとしても「やっぱり記者になりたかった」「思ったのと違った」という気持ちが芽生えてしまう可能性もゼロではないでしょう。
このような学生が志望動機を書くときには、職種への熱意だけではなくて自分の強みや貢献できるスキルをアピールできるようにしましょう。もし職種への理解が不足していたら企業にすぐにバレてしまいます。反対に、職種理解を深めていけば、どんどん志望動機が上がっていく可能性があります。その中で、「自分の強みはあまり活かせない」と感じたら周囲に相談をしてみてください。思いもよらない活用方法を見いだせるかもしれませんよ。
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新聞社が志望動機で重要視しているポイント
新聞社の全体像や仕事内容をしっかり理解できたところで、いよいよ志望動機の作成に進みましょう。
志望動機を作るときに意識してほしいのは、「企業がどこを重視しているか」です。なぜならそのポイントを押さえられれば、企業に響く志望動機が作れるからです。
ここでは、新聞社が志望動機でどこを重要視しているかを説明します。
自社の特徴を理解しているか
大手新聞社から小さな新聞社まで、扱っているのは「新聞」という商品ですよね。そのなかでも、それぞれの新聞社の特徴や専門性によって扱うジャンルが異なり、新聞社ごとの主張の違いが出てくるのです。
そのため企業側は、志望動機でも「自社の特徴を理解しているか」を重視しています。特徴を理解したうえで志望している学生は、マッチ度も志望度も高いので、ミスマッチも起こりにくいでしょう。
新聞社は同じメディアを扱っているからこそ、自社への理解度をより重視しているのです。
新聞というメディアにかかわりたい意欲や意思があるか
新聞は、テレビやインターネットの普及により年々発行部数が下がっている、という課題を抱えています。現状、このような課題があるにもかかわらず、「なぜ新聞なのか」というポイントは、企業側も気になっている点です。
そのため、あえて新聞を選ぶ理由について、企業が納得できるような理由をしっかり考えておきましょう。
「メディア業界に入りたいから、とりあえず新聞社を受けようかな」というレベルでは、残念ながら不合格になる可能性が高くなってしまいますよ。
新聞社で働くイメージがついているか
志望動機において、「働くイメージがついているか」は大切なポイントです。なぜなら、どのような業務内容で働くかを理解できていないと、その企業でのキャリアプランも立てられないためです。
新聞社は特に、記者職という珍しい職種があったり、営業も広告営業と販売営業の2分野に分けられていたりと、イメージとのギャップが生まれる可能性が高いので、職種ごとの仕事内容の理解が必須になります。
イメージだけで志望し、仕事内容をよく知らないまま入ってしまい、結局すぐに退職するというのはもったいないですよね。そのため、「働くイメージがついているか」は重要視されていますよ。
新聞社の志望動機に必ず入れてほしい3つの要素
企業側の視点を取り入れたことで、より相手に響く志望動機になってきたのではないでしょうか。
ここでは、新聞社の志望動機なら絶対に入れてほしい要素について解説していきます。企業が重要視している部分をどのようにアピールするのかも紹介するので、ぜひ参考にして見てくださいね。
①なぜ新聞社に就職したいのか
まずは、企業側が重視している「新聞というメディアにかかわりたい意欲や意思があるか」という部分に対応するように、「なぜ新聞社に就職したいのか」を伝えましょう。
ここでは、さまざまなメディアがある中で、なぜ新聞を選択したのかをアピールしてください。新聞というメディアにしかない価値や意義を考えて、なぜ新聞にかかわりたいのかをもう一度洗い出してみると良いでしょう。
あなたの考える「新聞にしかない価値」を見出してみてくださいね。
②なぜその新聞社を志望するのか
新聞というメディアの価値がまとめられたら、たくさんある新聞社の中で「なぜその新聞社を志望するのか」を伝えましょう。これは、「自社の特徴を理解しているか」という部分に対応していますね。
新聞社ごとの特徴や取り組みを分析することで、その新聞社でしか成し遂げられないことが見えてくるはずです。わかりやすいのは、専門紙や業界紙を志望する場合です。全国紙でもさまざまな範囲の情報を扱いますが、1つの分野に特化した情報はその専門紙でしか扱えませんよね。
切り口はなんでも良いですが、その新聞社を選んだ理由が明確にわかるように意識して考えてみましょう。
③社会にどのような影響を与えたいのか
新聞社の志望動機では、新聞を通して「社会にどのような影響を与えたいのか」については必須項目といえます。これは「新聞社で働くイメージがついているか」にかかわってきますね。
新聞は政治や経済など、社会的意義の大きいトピックを扱うことも多いですよね。信頼度の高いメディアだからこそ、切り取り方や伝え方によって、世の中に与える影響も変わるでしょう。
そのため、どのように社会に貢献したいのか、どのような社会になってほしいのかなど、どのような目的があって新聞にかかわりたいのかを明確にして、志望動機に盛り込みましょう。
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社会にどのような影響を与えたいのかを考えるときには、自分なりに考える「世の中の今と未来」を整理してみてください。政治や子育て、スポーツ、日本ではなく欧米など、観点はどのようなものでも構いません。自分が決めた領域において、将来は何が起きて、それによって人の生活はどのように変化をするのかを少しずつ深めていきます。
残念ながらこの作業は一日でできるものではありませんし、いきなりすべてを言語化できるわけではありません。ノートや付箋に箇条書きのメモを残すところから開始して、徐々にそれらをつなぎ合わせていきましょう。
それでもどうしても言語化が難しい場合には、参考程度に書籍や、それこそ新聞などのメディアに触れて、自分がしっくりする言葉を拾い集めてみてくださいね。
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志望動機のレベルを上げる! 新聞社の現状理解で差を付けよう
就活生
志望動機に入れるポイントはわかったのですが、これって周りの学生も意識するポイントですよね? もっと良くするためになにか方法はありますか?
キャリアアドバイザー
素晴らしい視点ですね! それなら新聞社の現状分析を志望動機に入れてみるのがおすすめですよ!
志望動機をもっと良くしたいなら、先ほどの3つのポイントに加えて、新聞社の現状の課題と展望を盛り込んでみましょう。
ここでは、新聞社の現状・課題・展望について、詳しく解説していきます。
現状:発行部数は減少傾向
まずは新聞社の現状です。新聞の発行部数が減少していることはなんとなくわかっていても、実際にどれくらい減少しているのか知らない人も多いのではないでしょうか。
日本新聞協会の調査によると、2010年から2021年の10年間で、一般紙とスポーツ紙を合わせた発行部数は1600万部も減少しています。また、1世帯当たりの新聞数も、かつては1を切ってしまったと問題になっていましたが、2021年時点で「1世帯当たり0.57」と、5世帯中3世帯しか新聞を取っていないという計算です。
データを見れば歴然ですが、減少が止まる目処は立っておらず、むしろ今後も減少傾向が続くとされています。そのため、この減少幅をいかに小さくするかが、新聞社ごとの戦略が光るポイントになります。
課題:新聞広告費の減少
現状の発行部数の減少も大きな問題ですが、もう1つ新聞社の売上にかかわる大きな課題があります。それが、広告費の減少です。
日本新聞協会の調査を見てみると、新聞社全体の売上が下がってしまっているのはもちろん、広告費の構成比が2012年から減少し続けています。その結果、2012年では売上全体の23.3%は広告費だった状態から、2020年には17.2%と5%以上減少しているのです。
これは、新聞を取る世帯が減り発行部数が減少していることで、新聞広告の需要が減り、広告費で稼げていた収入が稼げなくなってきていることを表しています。
このように、新聞の1世帯あたりの発行部数も減り、広告収入もどんどん減っているので、新聞社の収入の2本の柱は、どちらも危機的状況にあるといえます。
展望:デジタル版の普及および有料化への移行
上記のように、新聞社はいままで収入源としていた紙での販売と広告費、どちらも厳しい状況に置かれていますが、新聞社ごとにデジタル版への移行を進めて対策をしています。
新聞のデジタル版には、大きく6つの種類があります。
このように、有料で記事を見てもらえるように、無料記事と掛け合わせながらさまざまなパターンでデジタル版を配信し、収益化につなげようと試行錯誤しています。
しかし、「インターネットの情報=無料」という考えがいまだ根付いており、無料でしか配信できていない新聞社も3分の1ほどあります。
現状、デジタル版の会員のみでの収益化に苦戦している新聞社も多くあります。たとえデジタル版であっても、紙媒体の新聞同様に信頼性・正確性の高いメディアの情報としての価値を確立していくことが今後の課題となるでしょう。
他社との差別化も大切! ほかの新聞社と比較するときのポイント
新聞社の現状を把握したうえで、ほかの新聞社との比較も忘れずにおこないましょう。新聞社は、同じ「新聞」という商品を扱うからこそ、それぞれの会社の比較が大切になります。
ここでは、新聞社同士を比較する場合の3つのポイントを紹介します。
社説を比較する
新聞の「社説」は、新聞社の論説委員と呼ばれる人が数人で執筆しており、世の中で話題になっている出来事に対して、新聞社としての意見を述べるコンテンツです。そのため、事実を伝える記事とは異なり、社説はその事実に対して疑問を提示するという役割を持っています。
志望動機を作る際は、社説でどのようなトピックを取り上げているのか、また同じトピックを取り上げているなら、どのような意見の違いがあるのかなど、さまざまな角度から分析してみましょう。社説は新聞社の意見なので、報道の特徴についてより理解できるかもしれませんよ。
デジタル版で社説のみ無料公開している新聞社もあるので、ぜひインターネットで調べてみてくださいね。
記事の内容を比較する
各社の報道の特徴を分析するには、記事の切り取り方を分析するのもおすすめです。どのニュースを一面に載せているか、そしてどのような報道をしているかを比べてみてください。
紙面のほうが記事の大きさや目立たせ方なども確認できるのでより良いですが、デジタル版でも内容の違いを確認することはできます。
大きなニュースがあった際は、おそらくどの新聞社でも同じトピックを扱っているので、直近で世間を騒がせたニュースがあった日の新聞を比較してみるのも良いでしょう。数記事を比較することで、それぞれの新聞社の傾向がつかめてくるはずですよ。
各社の強みを比較する
最後に、新聞社ごとの強みも比較してみましょう。
たとえば朝日新聞社なら、代表メッセージから「ジャーナリズム」や「社会貢献」に力を入れているとわかります。また、毎日新聞社なら企業のミッションや理念から、「コミュニケーション」や「個の力」を全社的に意識していることが理解できます。
このように、コーポレートサイトの代表あいさつや企業理念、ミッションビジョンなどのページから、それぞれの新聞社が強みとしている部分を分析して、比較してみてください。
例に挙げたのは全国紙の新聞社ですが、地方紙や専門紙も比べることで、各社が何を強みとして置いているのか、どのようなポジションを取っているのかがより理解できますよ。
例文6選! 新聞社の職種別の志望動機
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志望動機を書くためのポイントはわかったのですが、やはり見本がないとうまくまとまらなくて……。
キャリアアドバイザー
ポイントがわかっても書くのは難しいですよね。職種別の例文を紹介するので、参考にしてみましょう!
ここまで、志望動機を書くためのポイントをいくつか紹介してきましたが、どのようにポイントを盛り込めば良いかわからないという人も多いでしょう。ここでは、職種別の志望動機のOK例文を紹介するので、見本がほしいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
①記者職
まずは、新聞社の選考で志望する人が多い記者職です。
記者職は、全国紙・地方紙・専門紙などで、志望動機の内容も大きく異なるので、新聞のジャンルごとの志望動機を紹介します。
全国紙の記者職
私が貴社を志望した理由は、正確性の高い情報をより多くの人に発信したいと考えているからです。
私は大学2年生のころからIT企業のインターンシップ(インターン)に参加しています。インターンでは、SNSで情報を発信することで顧客の集客をサポートするという仕事をおこなっており、この仕事を通して自分の情報発信が多くの人の興味をひきつけられていることを知り、大きなやりがいを感じるようになりました。その一方で、SNSでの情報発信は正確性に欠けるものも多く、場合によっては多くの人に悪い影響を与えてしまうということがあるということを学びました。
この経験から、私は正確性の高い情報を発信する新聞という媒体に携わりたいと考えるようになりました。
貴社を志望した理由は、貴社の購読者数は業界トップで、より多くの方に情報を届けられると考えたからです。また、貴社の新聞記者養成講座に参加した際、ノウハウや技術の豊富さに驚き、働きながら吸収していきたいと思いました。貴社に入社することができた際は、時間や場所を問わずさまざまな場所に足を運び、積極的に情報を収集して、新聞を通して多くの人に正確な情報を伝えていきたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
正確性の高い新聞にかかわりたいという理由が明確に伝えられていますね。
また、志望企業のサービスを利用していたというのも、志望度が高いというアピールになるので良いですね!
地方紙の記者職
私は静岡県に住む人々の暮らしに役立つ情報を発信したいと考え、貴社を志望いたしました。
私は静岡県在住で、両親の影響で小さい頃から貴社の情報誌を読んでおり、掲載されているお店や施設に遊びに行くことが我が家の休日の過ごし方でした。また、行政サービスの利用方法や生活の知恵など、貴社の情報誌に載っているコラムの情報にたくさん助けられたことがあります。この経験から、私自身も静岡県に住んでいる人々の生活を豊かにしたり、助けたりすることができる情報を発信したいと考えるようになりました。
貴社を志望した理由は、静岡県に特化した情報誌で、行政サービスの解説コラムや新たにオープンしたお店の情報など、地元の人々に役立つ幅広い情報を発信しているからです。
私が貴社に入社することができた際は、大学で学んだ農業の知識を活かして地元の農家の方々に関する情報発信に取り組みたいと考えています。そして、静岡県の農家と静岡県に住んでいる人々をつなぐ架け橋となります。
キャリアアドバイザー
地元を盛り上げるために、地方の新聞社に就職したいという意思が伝わってきますね。
もっと良くなる点として、ほかの地方紙と比べてどこが良いかも志望動機に入れられると、より魅力的になりますよ!
専門紙・業界紙の記者職
私は多くの人に新聞に慣れ親しんでほしいと考え、貴社を志望いたしました。
私は大学生になるまでほとんど新聞を読んだことがありませんでした。新聞を読むきっかけとなったのは、応援しているスポーツチームの優勝を伝える記事が一面となっていた貴社のスポーツ紙を購入したことでした。新聞といえば堅苦しく難しいという印象がありましたが、カラフルな紙面やユーモアのある見出しを見ているうちに興味が湧き、すべての面を読みました。そして、現在は毎日貴社のスポーツ紙を購入しています。
この経験から、新聞の堅苦しく難しいというイメージを払しょくし、より多くの人にスポーツ紙を読んでもらいたいと考えるようになりました。
貴社を志望した理由は、貴社のスポーツ紙のファンであることはもちろんですが、他紙と比べて記事のレイアウトや見出し、文章が親しみやすく、多くの人に読みやすいと感じてもらえるスポーツ紙だと感じたためです。私が貴社に入社することができた際は、大学で学んだデザインの技術を活かして、今まで以上に親しみやすいレイアウトを考え、多くの人に慣れ親しんでもらえるスポーツ紙にしたいと考えています。そして、貴社のスポーツ紙のファンをたくさん作り、発行部数の増加に貢献します。
キャリアアドバイザー
その新聞を手に取ったエピソードが浮かんでくる志望動機ですね。他社との比較もできていて、志望度の高さが伝わってきます!
②営業職
私は、新聞に広告を掲載することで地元の中小企業や個人のビジネスに貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。
私の実家は飲食店を営んでいるのですが、ここ数年間はコロナ禍ということもあり客足が途絶えてしまい、売り上げが伸び悩んでいました。そんなときに手を差し伸べてくださったのが、地方新聞の広告営業の方で、「新聞にお店の広告を載せないか」と提案してくださったのです。小さな広告ではありましが、掲載後は広告を見てくださった地元の顧客が増え、売上も回復していきました。
この経験から、新聞広告の影響力の大きさを知り、私自身も広告営業をすることで、さまざまな企業や個人のビジネスに貢献したいと考えるようになりました。
貴社を志望した理由は、大手企業ばかりではなく、中小企業や個人経営の店舗の広告なども多く掲載しているからです。また、広告以外にも、地元に密着した記事やコラムが多数掲載され、地域の人々を応援している部分にも魅力を感じています。私が貴社に入社できた際には、これまで新聞広告を出したことがない企業や個人にも積極的に営業をおこない、新たな顧客を獲得します。また、デザインやキャッチコピーなどにこだわることで広告の効果を高め、新聞広告の価値も高めていきたいと考えています。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
新聞の広告営業に焦点を当てられていて、その仕事を目指すきっかけにもオリジナリティがあって良いですね!
他業界の営業職の志望動機の例文も参考にしたい人は、この記事で紹介しています。
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営業職は競争が厳しいので、具体性と意欲をアピールした志望動機で差別化を図ることが重要です。 この記事では営業職の志望動機の書き方や例文、アピールになる4つのスキルなどをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にぜひ自分なりの志望動機を作ってみてくださいね。
記事を読む
③技術職
私が貴社を志望した理由は、社会人のスキルアップに役立つ情報を発信する貴社のデジタル版に携わりたいと考えたからです。
私はビジネス書を読むことが趣味なのですが、大学2年生の頃に読んだ本で日本の労働生産性が低いということを初めて知りました。日本人といえば真面目で勤勉、労働時間もほかの国と比べて長いというイメージがあったためはじめは疑問に思いましたが、調べていくうちに労働生産性の低さは事実であることがわかりました。
そして、私は調べたことから労働生産性の低さは社会人になってからの学びにあるのではないかと考えるようになり、社会人のスキルアップに役立てる仕事に携わりたいと思うようになりました。
貴社のデジタル版に携わりたいと考えるようになった理由は、忙しい社会人であっても隙間時間で学ぶことができるように記事が工夫されていたり、動画での情報発信をおこなっていたりしているからです。そして、貴社のデジタル版をさらに多くの人に利用してもらえるようにしたいという思いから貴社を志望いたしました。私が貴社に入社することができた際には、大学で学んだAIの技術を活かして、ユーザー1人ひとりが必要としている情報を的確に提供できるシステムを構築し、新規ユーザーの獲得に貢献したいと考えています。
キャリアアドバイザー
新聞社の技術職は、デジタル版の配信になくてはならない存在です。
なぜ新聞社の技術職なのかという点も伝わりやすくて良いですね。
技術職の志望動機の例文は、この記事を参考にしてみてくださいね。
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④事務職
私は事務職員として多様性を大切にする貴社の情報発信を支えたいと考え、貴社を志望いたしました。
私は学生時代、学習塾の事務職員としてアルバイトをしていました。私が働いていた学習塾には、学校に行けない不登校の子どもや学校の勉強についていけない子どもが多く通っていましたが、一生懸命勉強に取り組み、自身の将来のために努力をしていました。
そんな子どもたちを見て、どんな子どもたちも自分らしく生きられる多様性のある社会を作ることに貢献したいと考えるようになりました。また、事務職員の仕事を通して、頑張っている人のサポートをする仕事にやりがいを感じるようになりました。
貴社の新聞では、ジェンダーや人種、年齢、障がいなど、多様性に関するさまざまな話題を取り上げており、多くの人々を勇気づける情報を発信しています。そんな貴社で事務職員として働くことができれば、私の思いを実現できるのではないかと思い、貴社を志望いたしました。私が貴社に入社することができた際には、貴社で働く社員の方々をあらゆる面から支えられる事務職員になります。また、大学時代に取得した日商簿記2級やMOSを活かしていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
新聞社の事務職は、「その職種である理由」が難しいかと思いますが、なぜ事務職なのかという点もエピソードにうまく盛り込めていますね。
事務職の志望動機の書き方がわからない人は、この記事を読みながら作成してみましょう。
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見直し必須! 新聞社の志望動機のNG例
新聞社の志望動機のOK例文を参考にして、もう志望動機は完璧! という人もいるかもしれませんが、念のためNG例も確認しておきましょう。
どの職種に応募する際も、これから紹介する2点は特に気を付けてほしいので、必ず見直しするようにしてくださいね。
NG例①志望職種に合っていない
私は、取材をすることでしかわからない当事者たちの思いを伝えたいと考え、御社を志望しました。
私は大学1年生の頃から学内新聞の記者をしています。主に部活やサークル、イベントなどの取材をおこなっているのですが、取材の際は当事者に話を聞くことを意識しています。このような心掛けをするようになったのは、書いた記事に対してクレームを言われてしまったことがあるためです。クレームの内容は「私たちの考えとは違う」「こんなことは言っていない」といったものでした。このころの私は当事者に取材をせず、起きたことから推測したことを記事にしてしまっていたのです。
私はこの経験から当事者に話を聞き、彼らの思いを伝えることが大切なのだと気づくことができました。貴社は他紙と比べても丁寧な取材をおこなっており、私の思いと通じる部分があると感じたため、志望いたしました。私が貴社に入社することができた際は、事務職員として貴社の方々の仕事を全力でサポートします。また、記者をしていた経験を活かして、記者の方々に寄り添ったサポートをおこなっていきたいです。
選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう
キャリアアドバイザー
この内容だと、記者職の志望動機に思われる可能性が高いです。
「本当は記者がやりたいけど事務に応募している」と思われないように、事務職の内容をしっかり理解して、志望動機を作成するようにしましょうね。
NG例②自身の「ジャーナリズム論」を語りすぎている
私はネットニュースの信頼性と中立性を高めたいと考え、貴社を志望いたしました。
近頃はネットニュースが普及していますが、発言の一部を切り取った記事や悪意のある見出しをつけた記事などを発信するメディアが増えています。ネットニュースはすぐに拡散されるため影響力が非常に大きく、一度発信されてしまえば当事者たちの人生を変えてしまう可能性があります。また、情報が正しいかどうかということは関係なく、当事者のイメージを大きく変えてしまうのです。
話題性を高めるための手段であることは理解していますが、私は、報道とは真実をそのまま伝えなければ意味がないと思っています。話題のために切り口を変えて注目をされたところで、それは本当のジャーナリズムではないと考えています。
そのため、信頼性が欠けていたり、一方の立場に偏っていたりする記事が日々発信され続けていることは大きな問題だと感じています。このような思いから、私はネットニュースの信頼性と中立性を高めたいと考えるようになりました。
貴社を志望した理由は、新聞社であることの強みを活かして、正確かつ公平な内容の記事をデジタル版で発信しているからです。
私は貴社のデジタル版の記者として働き、読者の感情を不用意に煽ることがない、事実に基づいた情報を発信していきたいと考えています。そして、この行動がネットニュースの信頼性や公平性を高めることにつながっていくと信じています。
キャリアアドバイザー
自分の考えを述べていることは良いのですが、ジャーナリズムに関する個人的な主張が強い印象があります。
自分の主張を持つことは大切ですが、志望動機はあくまで仕事の理解や志望度をアピールする場なので、「ジャーナリズムのプロ」に対して、志望動機の範疇を超えたジャーナリズム論を主張することは控えるようにしましょうね。
新聞社の志望動機には、各社の特徴と職種への理解で差がつく!
新聞社の志望動機を書くためには、まず業界や職種の理解が必要です。特に新聞社は記者職に焦点が当てられることが多いので、記者を目指すなら記者の仕事の深掘り、それ以外の職種も新聞社ならではの仕事を理解してから、志望動機を書くようにしましょう。
また、志望動機に必ず入れるべきポイントや、より魅力的にするコツも紹介しました。ライバルと差別化するためにも、現状分析や他社との比較も志望動機に盛り込んで、志望する新聞社の内定を勝ち取りましょう!
キャリアアドバイザーコメント大江 マリア 百合プロフィールをみる
その地域に住んでいたりその領域に関心がなかったりしないと、地方紙や専門紙まで志望度を高めることは難しいかもしれません。しかし、たとえばゼミで地域経済について勉強をした、広く浅い付き合いよりも狭く深く人間関係を築いていきたい、1つの領域に対してのめり込んだことがある、などの経験を持つ学生は必ずしも全国紙だけではなくほかのタイプの新聞社にも注目をしてみるといいかもしれません。
また、中には「地方紙だからこそチャレンジできる企画がある」「その業界に詳しくないと会うことができない著名人と話ができる機会が生まれる」「少数精鋭だからこそ若いころからたくさんの経験を積ませてもらえる」など、地方紙ならではの特徴もあるかもしれません。自分が働くうえでどのようなことを大切にしたいのかを考えながら、会社を選んでみてくださいね。