例文6選|新聞社の志望動機で高評価を得る書き方を4ステップで解説

この記事のアドバイザー

職種別例文付き 新聞社の志望動機は〇〇の理解が鍵!

目次

  1. 新聞社の志望動機の作成には企業や職種への理解を深めることが重要!
  2. 新聞社の志望動機を考えるうえで理解しておくべき基礎知識
  3. 新聞社のビジネスモデル
  4. 新聞社の動向
  5. 新聞社の種類
  6. 新聞社のおもな職種や仕事内容を詳しく理解しよう!
  7. ①記者職
  8. ②営業職
  9. ③技術職
  10. ④事務職
  11. 新聞社の志望動機の書き方4ステップ!
  12. ステップ①志望理由を端的に述べる
  13. ステップ②「なぜ新聞社なのか」を原体験とともに説明する
  14. ステップ③「なぜこの新聞社なのか」を具体的に説明する
  15. ステップ④入社後のビジョンや社会貢献への意欲を述べる
  16. 例文6選! 新聞社の職種別の志望動機
  17. ①記者職(全国紙)
  18. ②記者職(地方紙)
  19. ③記者職(専門紙・業界紙)
  20. ④営業職
  21. ⑤技術職
  22. ⑥事務職
  23. 要チェック! 新聞社が志望動機で重要視している3つの視点
  24. ①自社の特徴を理解しているか
  25. ②新聞というメディアにかかわりたい意欲や意思があるか
  26. ③新聞社で働くイメージがついているか
  27. 他社との差別化も大切! ほかの新聞社と比較するときの3つのポイント
  28. ①社説を比較する
  29. ②記事の内容を比較する
  30. ③各社の強みを比較する
  31. 見直し必須! 新聞社の志望動機のNG例
  32. NG例①志望職種に合っていない
  33. NG例②自身の「ジャーナリズム論」を語りすぎている
  34. 新聞社の志望動機は各社の特徴と職種への理解で差がつく! 

新聞社の志望動機の作成には企業や職種への理解を深めることが重要!

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。新聞社への就職を目指す学生から、

「新聞社の志望動機のポイントを教えてほしいです。」
「志望動機で周りの学生と差を付けるにはどうしたら良いですか? 」

と、よく質問されます。新聞社と聞くと、記者への就職を思い描く人が多いと思いますが、新聞社の仕事はそれだけではありません。また、職種は同じでも、取り扱う新聞の種類が違うと仕事の内容も大きく変わります。

そのため、新聞社への志望動機を魅力的に書くためには、新聞社の特徴や職種ごとの仕事内容を深く知る必要がありますよ。

この記事では、新聞社の種類や職種ごとの仕事内容を詳しく解説しています。また、志望動機の必須要素や、周りと差を付けるポイントも紹介しているので、志望動機をより良くしたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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新聞社の志望動機を考えるうえで理解しておくべき基礎知識

新聞社の志望動機を考えるうえで理解しておくべき基礎知識

就活で説得力のある志望動機を考えるには、志望業界や企業の情報収集が欠かせません。新聞社の場合も同様に、業界のトレンドや特性といった基礎知識を土台に、自分の価値観に結びつけると熱意の伝わる志望動機が作成できますよ。

ここからは、新聞社に関する基本的な情報について解説していきます。周囲と差がつく志望動機を作成するためにも、まずは新聞社の基礎知識をしっかりと頭に入れておきましょう。

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新聞社のビジネスモデル

新聞社のビジネスモデル

新聞社の収益の柱は2つあります。一つは新聞を購読してくれる消費者や、消費者へ新聞を届ける販売店からの収益です。そしてもう一つは、広告代理店からの広告収益です。

広告収益とは、新聞の広告枠を販売して得られる収益のことです。新聞の広告は、新聞の下のほうにあったり、一面で大きく取り上げられていたりと、サイズはさまざまあります。

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メインの収益以外に、書籍の出版やイベント開催で収益を得ている新聞社もあります。しかし収益の柱と言えるほどではなく、消費者の購読や、広告掲載が新聞社には欠かせないでしょう。

新聞社の動向

紙媒体としての新聞は長い歴史を持つ一方で、近年のデジタル化や情報取得手段の多様化により、従来のビジネスモデルからの大きな転換を迫られています。

発行部数の減少や広告収入の縮小といった課題に直面するなかで、多くの新聞社がデジタル版の提供や有料化モデルを導入しています。

また、読者のニーズに応じたコンテンツの提供や、AI(人工知能)技術を活用した情報配信の効率化など、新たな取り組みも加速しています。

このような動向は、新聞社がただ「情報を伝える」だけの存在から、「役立つ情報を作り出す場所」に変わろうとしていることを示しています

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新聞社の就職を目指すのであれば、現在の動向と、今後の課題にもしっかりと目を向けておきましょう。

現状:発行部数は減少傾向

近年、インターネットやスマートフォンの普及による情報取得手段の多様化を背景に、日本国内の新聞発行部数は減少傾向にあります。

実際に一般社団法人日本新聞協会のデータによると、2024年の新聞発行部数は約2,661万部となっており、10年前の約4,536万部という数から見ても顕著です。

また、SNSやニュースアプリの利用が増加し、無料で手軽にニュースを入手できる環境が整ったことも、紙媒体離れに拍車をかけています。

このような状況下で、新聞社は紙媒体の読者を維持するだけでなく、デジタル版の利用者を新たに獲得する必要性に迫られています。

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発行部数の減少は収益構造にも直結するため、新聞社のリアルな情報として、必ず目を通しておきましょう。

課題:新聞広告費の減少

新聞広告費の減少も、新聞業界が直面する大きな課題の一つです。電通が発表した「2024年日本の広告費」によると、新聞広告費は前年比で約2.7%減少しており、広告収入の減少が業界全体に影響を及ぼしています。

この背景には、広告主がデジタル広告やSNS広告など、よりターゲットを絞った広告手法を選択する傾向が強まっていることが考えられます。

新聞広告はもともと、多くの人に情報を届けられる強みがありましたが、デジタル広告に比べてどの程度の人がその広告に影響されたのか効果がわかりづらい点や、広告を出すコストが高いことが課題です。

これからは新聞社は広告の価値を見直し、デジタル版や特定のターゲット層に向けた広告商品の開発に取り組む必要があると予想されます。

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どこの業界にも必ず「課題」はあるため、就職時に業界の課題に対する自分の考えを持っていると良いですよ。

展望:デジタル版の普及および有料化への移行

新聞社の未来を切り開くカギとして、デジタル版の普及および有料化への移行が挙げられます。国内外の多くの新聞社が、デジタル版の有料購読モデルを導入しています。

たとえば、直近だとアメリカのニューヨーク・タイムズはデジタル版の収益が紙媒体を上回る成功例が有名なニュースとして取り上げられていました。

日本国内でデジタル版を導入している企業

今後の課題としては、無料で情報を得られる環境が整っているなかで、有料でも価値があると知ってもらうことです。そのためには、AIやデータ分析の活用、SNS活用を通し情報を広める力の強化が必要となってくるでしょう。

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AIやSNSといったIT知識は、新聞社にも欠かせないことがわかりますね。

新聞社の種類

新聞社と一口に言っても、取り扱う内容や発行エリアによってさまざまな種類があります。

それぞれの特徴を理解することで、自分がどのような分野や地域にかかわりたいのか、どの新聞社が自分に合っているのかを明確にできます。根拠のある志望動機を作るためにも、それぞれの特徴や代表的な新聞社について理解を深めましょう

全国紙

まずは、多くの人が知っている全国紙です。全国紙とはその名の通り全国に流通している新聞のことで、扱うトピックも幅広く総合的にあらゆる分野のニュースを掲載しています。

全国紙の特徴は、なんといっても影響力の大きさです。政治や経済、国際問題などの社会的意義の高い情報を日本全国に発信しているので、影響力は地方紙に比べると圧倒的だと言えるでしょう。

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新聞という信頼性の高いメディアで働きたい・大きな影響力を与えたいという人は、全国紙を扱う新聞社への就職をおすすめします。

全国紙を発行する新聞社
  • 朝日新聞社
  • 産経新聞社
  • 日本経済新聞社
  • 毎日新聞社
  • 読売新聞社

各社の選考フローについて知りたいという人は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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地方紙

次に地方紙です。地方紙は、内容としては全国紙のように幅広いトピックを扱いますが、発売エリアが限られている新聞のことを表します。発売エリアの区分によって、「ブロック紙」と「県紙」に分けられます。

ブロック紙は、複数の都道府県をまたぐ広い地域で販売されている新聞です。地方に興味があるけど県紙よりも広い情報を取り扱いたいという人は、ブロック紙がおすすめですよ。

ブロック紙を発行する新聞社
  • 北海道新聞社
  • 中日新聞社
  • 西日本新聞社
  • 中国新聞社
  • 河北新報社

一方で県紙はブロック紙よりもエリアが小さく、特定の県のみで販売される新聞を表します。県紙はその県のみの情報に特化しているものが多く、地域密着型のメディアと言えます。

そのため、新聞の一面が県紙ごとにまったく違うということもありえます。特定の地域に根ざした情報を扱いたい人は、地方紙を志望するのもおすすめですよ。

県紙を発行する新聞社
  • 神奈川新聞社
  • 茨城新聞社
  • 京都新聞社
  • 長崎新聞社
  • 琉球新報社

専門紙・業界紙

最後に専門紙や業界紙です。これは、特定の分野のニュースを取り扱う新聞を表します。

イメージしやすいのは、スポーツ新聞や経済新聞などですが、「日本経済新聞」は一般紙のように扱うトピックが幅広いので、専門紙でもあり全国紙でもあるという分類になっています。

また、スポーツ新聞も、芸能ニュースなどを取り扱っているため、少し一般紙寄りともいえますね。

そのほかにもたくさんの専門紙がありますが、挙げたらキリがないほど種類があります。たとえば、農業や医療、金融、観光など、あらゆる分野ごとに新聞が発行されていますよ。

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ある分野の情報に特化したメディアにかかわってみたいという人は、まず自分の興味のある分野にどんな新聞があるか調べてみてくださいね。

専門紙を発行する新聞社
  • スポーツニッポン新聞社
  • 科学新聞社
  • 金融経済新聞社
  • 日刊工業新聞社
  • 住宅新報

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ地方紙や専門誌まで視野を広げてみよう

北浦 ひより

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どのようなことを大切にしたいかを考えながら企業選びをするのが大切

その地域に住んでいたりその領域に関心があったりしないと、地方紙や専門紙まで志望度を高めることは難しいかもしれません。

しかし、「ゼミで地域経済について勉強をした」「広く浅い付き合いよりも狭く深く人間関係を築いていきたい」「一つの領域に対してのめり込んだことがある」などの経験を持つ人は、全国紙だけではなくほかのタイプの新聞社にも注目してみることをおすすめします。

また、なかには「地方紙だからこそチャレンジできる企画がある」「少数精鋭だからこそ若いころからたくさんの経験を積める」など、地方紙ならではの特徴もあるかもしれません。どのようなことを大切にしたいのかを考えながら、自分に合う会社を選んでみてくださいね。

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新聞社のおもな職種や仕事内容を詳しく理解しよう!

新聞社のおもな職種や仕事内容
  1. 記者職
  2. 営業職
  3. 技術職
  4. 事務職

新聞社への就職と一言で言っても、携わる仕事は多岐にわたります。志望動機を書くためには、職種ごとの仕事内容の理解が不可欠です。

ここからは、新聞社で働くうえで知っておくべき仕事内容について解説していきます。

①記者職

記事職の5つの仕事内容

新聞社の中核を担う記者職は、社会に正確で信頼性の高い情報を届ける重要な役割を果たしています。一口に記者職といっても、その仕事内容は多岐にわたり、それぞれが専門性を持ちながら連携し、新聞というメディアを支えていますよ

以下では、各記者職の特徴について詳しく解説していきます。

取材記者

まずは、新聞社の記者と聞いて最もイメージしやすい、取材記者です。

取材記者は、関係者に取材をして話を聞いたり、文献を調べたりして、正確な情報を選び出して記事にまとめる仕事です。このように足を使って取材をするので、どうしても休みが不規則になったり、残業を余儀なくされたりなどもあります。

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社会的意義の大きい情報を自ら取りに行き、それを世の中に発信できるのは、この取材記者のやりがいと言えますね。

写真・映像記者

次に、写真・映像記者です。これは、記事に使う写真を撮る仕事です。

新聞記事には、その場面を伝えるための写真が必要ですよね。一面になるような記事は特に写真のインパクトが大きいので、その場での判断力や決定的な一瞬をとらえるための忍耐力などが必要になります。

また映像記者は、デジタル版の新聞で重宝されています。Webだからこそ、一瞬ではなく映像でその場を伝えられるというメリットがあるので、動画の撮影・編集ができる記者ももとめられていますよ。

整理記者

整理記者は、新聞の編集を担当する記者です。取材記者が作成した記事から、どれを世の中に伝えるべきかを取捨選択し、記事の大きさやレイアウトなどを決めます。

このとき、同時に記事の見出しもつけていきます。見出しは読者の心をどれだけつかめるかが勝負なので、整理記者の実力によって取材記者の記事が輝くかが決まるといっても過言ではありません。

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このように、記事の価値を左右する重要な仕事なので、幅広い知識はもちろん、ニュースに対する鋭い判断力も必要になります。

校閲記者

校閲記者は、名前の通り記事の校閲を担当する記者です。校閲と聞くとただ記事の誤字脱字をチェックしていると思う人も多いですが、記事が正しい新聞用字や用語で書かれているのか、内容が適切かどうかまで、全体をチェックしています。

新聞が信頼性の高いメディアと言われているのも、この校閲がしっかり記事の用語から内容までを確認しているためです。そのため、整理記者と同じくらいの幅広い知識と専門知識、素早い判断力が必要な仕事と言えます。

デジタル編集記者

最後に、デジタル編集記者です。これは、デジタル版の新聞の編集を担当する仕事です。

デジタル版も紙の新聞と同じように、正確性と信頼性の高いメディアとして世の中に届けるべき情報を正確に判断しなければいけません。

また、紙の新聞とはレイアウトも見せ方も異なる部分が多いので、デジタル版で見やすく伝えるための工夫や、映像記者と協力しながらWebだからこそ伝えられる情報を追い求める必要があると言えますね。

②営業職

新聞社の営業職はおもに2つにわかれます。一つは広告営業、もう一つは販売営業です。

新聞社の営業職の仕事
  • 広告営業:新聞の広告枠を広告代理店に販売する営業
  • 販売営業:新聞の販売部数を伸ばすための営業

広告収益は新聞社の収益の柱の一つなので、広告営業が新聞の広告枠を埋めることは大きな収益につながります。

また新聞の購読者を増やすには、既存の顧客への継続営業や、新規開拓など、顧客によってアプローチを変えることが大切です。新聞をとらない世帯が増えているなかで、どのように売上を伸ばしていくか戦略を立てるのも、販売営業の大切な仕事であると言えるでしょう

営業職志望の方は、こちらの記事で志望動機の作り方についてまとめています。ぜひチェックしてくださいね。

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③技術職

デジタル版の新聞が配信されてから、新聞社の技術職の需要は高まっています。

紙とデジタル版の新聞では、レイアウトはもちろん、読者のニュースの読み方も変わってきます。そのため、読者が読みやすくて使いやすいサイトを開発するのも、新聞社の技術職の重要な仕事です

またデジタル版は、一部無料で有料会員への誘導をしたり、そもそもすべて有料だったりと、新聞社ごとに戦略はさまざまです。そのなかでどのように収益を最大化するかも、技術職にかかっています。

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新聞の新しい形を切り開いていける、とても重要な仕事ですね。

技術職を検討している人は、こちらで志望動機の例文も参考にしてみてくださいね。

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④事務職

事務の仕事内容は、新聞社で働く社員が働きやすいように環境を整えたり、業務が円滑に回るようにサポートしたりなどが挙げられます。記者職や営業職などが働きやすいようにサポートをする仕事というイメージです。

新聞社ならではの仕事としては、新聞の配達の手配などをおこなう点です。小さな新聞社では、事務職が経理、人事などを兼ねることもあるので、幅広い業務をこなす場合もありますよ

キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへ記者は人気だと思ったから消去法で志望したという人は注意が必要

吉田 実遊

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まずは職種の理解から始めてみて

記者職以外の職種で新聞社に勤めることを希望する人もいるはずです。もし本当に希望する場合には、その気持ちを正直に伝えていきましょう。一方で、「どうしても新聞社に行きたいが、記者は人気だと思ったから消去法で志望した」という人は注意が必要です。

どのような会社でもそうですが、部署が異なれば仕事の進め方やかかわる人も少しずつ変わります。仮に新聞社に入社できたとしても「やっぱり記者になりたかった」「思ったのと違った」という気持ちが芽生えてしまう可能性もゼロではありません。

このような人は、職種への理解を深められるようにしましょう。もし職種への理解が不足していたら企業にすぐにバレてしまいます。反対に職種理解を深めていけば、どんどん志望度が上がっていく可能性があります。そのなかで、「自分の強みはあまり活かせない」と感じたら周囲に相談をしてみてください。思いもよらない活用方法を見出せるかもしれませんよ。

事務職の仕事についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひチェックしてください。

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特別な動機がなくても、ツールを使えば魅力的な志望動機が作れます

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新聞社の志望動機の書き方4ステップ!

新聞社の志望動機の書き方4ステップ

新聞社の基礎知識や職種について理解できれば、ここからは志望動機作成の方法について解説します。

次の例文の作成方法を4つに分けて紹介するので、自分の作りたい文章をイメージしながら読み進めてくださいね。

例文

私は、社会の出来事を正確かつ深く掘り下げて伝える新聞社の役割に魅力を感じ、貴社を志望しました。(ステップ①

情報が氾濫する現代において、信頼できる情報を提供する新聞の存在は、読者の生活や意思決定を支える重要な役割を果たしていると考えております。私自身、受験時に新聞を通じて得た正確な情報が進路選択の大きな助けとなった経験があり、そのとき感じた「信頼できる情報の大切さ」は今でも心に留めております。(ステップ②

数ある新聞社のなかでも、貴社を志望した理由は、他社にはない「現場主義」の姿勢です。地方創生に関する特集では、記者が地域に足を運び住民の声を拾い上げている点に感銘を受けました。また、紙媒体とデジタル版の双方で読者に価値を届ける姿勢にも共感しています。(ステップ③

大学で社会問題を研究してきた経験を活かし、記者として社会に貢献できる記事を届けたいと考えています。(ステップ④

ステップ①志望理由を端的に述べる

例文

私は、社会の出来事を正確かつ深く掘り下げて伝える姿勢に魅力を感じ、貴社を志望しました。

まず、志望動機の冒頭では、新聞社を志望する理由を簡潔かつ明確に述べましょう。この部分では、新聞社ならではの特性を意識し、「なぜ新聞社なのか」を端的に伝えることが重要です

また、新聞社の特性には「正確な情報提供」「社会に対する影響力」そして「現場主義の取材力」などがあります。これらをふまえたうえで、自分の価値観やキャリアビジョンと結びつけて説明すると、説得力を高められるでしょう。

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ここでは、例文の「社会の出来事を正確かつ深く掘り下げる」といった、具体的なキーワードを用いることがポイントです。

ステップ②「なぜ新聞社なのか」を原体験とともに説明する

例文

情報が氾濫する現代において、信頼できる情報を提供する新聞の存在は、読者の生活や意思決定を支える重要な役割を果たしていると考えております。私自身、受験時に新聞を通じて得た正確な情報が進路選択の大きな助けとなった経験があり、そのとき感じた「信頼できる情報の大切さ」は今でも心に留めております。

次に、「なぜ新聞社を選んだのか」を自分の原体験や価値観と結びつけて説明します。この部分では、新聞社が持つ特性と自分の経験をリンクさせることで、志望理由に説得力を持たせることができます

例文のように、実際に新聞を通して得た経験を具体的に挙げ、自分の志望動機にどのように影響を与えたのかを明確に表現できると、面接官に熱意が伝わりやすくなりますよ。

ステップ③「なぜこの新聞社なのか」を具体的に説明する

例文

数ある新聞社の中でも、貴社を志望した理由は、他社にはない「現場主義」の姿勢です。地方創生に関する特集では、記者が地域に足を運び住民の声を拾い上げている点に感銘を受けました。また、紙媒体とデジタル版の双方で読者に価値を届ける姿勢にも共感しています。

経験が話せたら、「なぜこの新聞社を選んだのか」を具体的に説明します。この部分では、企業研究で得た情報を基に、その新聞社ならではの特徴や取り組みを挙げ、志望理由を明確に伝えることが大切です。

「他社ではなくこの新聞社でなければならない理由」を述べることで、採用担当者に熱意を伝えられるでしょう。特に、その新聞社の報道姿勢や特集記事、デジタル展開など、具体的な事例を挙げると説得力が増します

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基礎知識として業界のトレンドや課題を調べられていると、このステップがスムーズに進められるはずです。

キャリアアドバイザーからあなたにメッセージ新聞社ならではの大変さを理解したうえで志望すべき

酒井 栞里

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なぜ新聞社での仕事に向いているかを話せるよう準備しよう

新聞社は、非常に大きな企業の一つです。「おもしろそう」という気持ちだけでは通用しないほど大変なこともたくさんあるでしょう。

大変な理由の一つは、スケジュール管理の難しさにあります。私の友人で地方の新聞社で働く人がいますが、急な呼び出しは日常茶飯事で、休みもゆっくり取れないそうです。そういったマスコミ業界ならではの仕事の大変さを理解しているか、そしてそれに耐えうるストレス耐性があるかを確かめるのは、新聞社でやっていけるかを見極めるポイントになります。

志望する際には、「なぜ自分がこの仕事に向いていると思うのか」という点を客観的な根拠を持って話せるように、入念な準備をしておきましょう。

ステップ④入社後のビジョンや社会貢献への意欲を述べる

例文

入社後は、大学で社会問題を研究してきた経験を活かし、貴社の記者として社会に貢献できる記事を届けたいと考えています。

最後に、入社後にどのように会社に貢献し、自分が成長していくのかを具体的に示します。自分の目標が会社の理念や特徴に合致していると伝え、採用担当者に「この人は会社で活躍できる」と感じてもらうことが重要です

志望動機を作成する際、学生のなかにはステップ③で終了してしまう人もいます。しかし、就活において企業は、学生の意欲や採用メリットをもとに内定を出すかどうか判断します。

面接官へのメッセージとして、入社後どう活躍したいか、しっかりとアピールしましょう。

例文6選! 新聞社の職種別の志望動機

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就活生

志望動機を書くためのポイントはわかったのですが、やはり見本がないとうまくまとまらなくて……。

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ポイントがわかっても書くのは難しいですよね。職種別の例文を紹介するので、参考にしてみましょう!

ここまで、志望動機を書くためのポイントをいくつか紹介してきましたが、どのようにポイントを盛り込めば良いかわからないという人も多いでしょう。

ここでは、職種別の志望動機のOK例文を紹介するので、見本がほしいという人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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①記者職(全国紙)

例文

私が貴社を志望した理由は、正確性の高い情報をより多くの人に発信したいと考えているからです。

私は大学2年生のころからIT企業のインターンシップに参加しています。インターンでは、SNSで情報を発信することで顧客の集客をサポートするという仕事をおこなっており、この仕事を通して自分の情報発信が多くの人の興味をひきつけられていることを知り、大きなやりがいを感じるようになりました。その一方で、SNSでの情報発信は正確性に欠けるものも多く、場合によっては多くの人に悪い影響を与えてしまうということがあるということを学びました。

この経験から、私は正確性の高い情報を発信する新聞という媒体に携わりたいと考えるようになりました。

貴社を志望した理由は、貴社の購読者数は業界トップで、より多くの人に情報を届けられると考えたからです。また、貴社の新聞記者養成講座に参加した際、ノウハウや技術の豊富さに驚き、働きながら吸収していきたいと思いました。貴社に入社することができた際は、時間や場所を問わずさまざまな場所に足を運び、積極的に情報を収集して、新聞を通して多くの人に正確な情報を伝えていきたいと考えています。

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正確性の高い新聞にかかわりたいという理由が明確に伝えられていますね。また、志望企業のサービスを利用していたというのも、志望度が高いというアピールになるでしょう。

②記者職(地方紙)

例文

私は静岡県に住む人々の暮らしに役立つ情報を発信したいと考え、貴社を志望いたしました。

私は静岡県在住で、両親の影響で小さい頃から貴社の情報誌を読んでおり、掲載されているお店や施設に遊びに行くことが我が家の休日の過ごし方でした。また、行政サービスの利用方法や生活の知恵など、貴社の情報誌に載っているコラムの情報にたくさん助けられたことがあります。この経験から、私自身も静岡県に住んでいる人々の生活を豊かにしたり、助けたりすることができる情報を発信したいと考えるようになりました。

貴社を志望した理由は、静岡県に特化した情報誌で、行政サービスの解説コラムや新たにオープンしたお店の情報など、地元の人々に役立つ幅広い情報を発信しているからです。

私が貴社に入社することができた際は、大学で学んだ農業の知識を活かして地元の農家の方々に関する情報発信に取り組みたいと考えています。そして、静岡県の農家と静岡県に住んでいる人々をつなぐ架け橋となります。

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地元を盛り上げるために、地方の新聞社に就職したいという意思が伝わってきますね。

③記者職(専門紙・業界紙)

例文

私は多くの人に新聞に慣れ親しんでほしいと考え、貴社を志望いたしました。

私は大学生になるまでほとんど新聞を読んだことがありませんでした。新聞を読むきっかけとなったのは、応援しているスポーツチームの優勝を伝える記事が一面となっていた貴社のスポーツ紙を購入したことでした。新聞といえば堅苦しく難しいという印象がありましたが、カラフルな紙面やユーモアのある見出しを見ているうちに興味が湧き、すべての面を読みました。そして、現在は毎日貴社のスポーツ紙を購入しています。

この経験から、新聞の堅苦しく難しいというイメージを払しょくし、より多くの人にスポーツ紙を読んでもらいたいと考えるようになりました。

貴社を志望した理由は、貴社のスポーツ紙のファンであることはもちろんですが、他紙と比べて記事のレイアウトや見出し、文章が親しみやすく、多くの人に読みやすいと感じてもらえるスポーツ紙だと感じたためです。

私が貴社に入社することができた際は、大学で学んだデザインの技術を活かして、今まで以上に親しみやすいレイアウトを考え、多くの人に慣れ親しんでもらえるスポーツ紙にしたいと考えています。そして、貴社のスポーツ紙のファンをたくさん作り、発行部数の増加に貢献します。

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その新聞を手に取ったエピソードが浮かんでくる志望動機ですね。他社との比較もできていて、志望度の高さが伝わってきます。

④営業職

例文

私は、新聞に広告を掲載することで地元の中小企業や個人のビジネスに貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。

私の実家は飲食店を営んでいるのですが、ここ数年間は新型コロナウイルス感染症が流行した影響で客足が途絶えてしまい、売り上げが伸び悩んでいました。そんなときに手を差し伸べてくださったのが、地方新聞の広告営業の方で、「新聞にお店の広告を載せないか」と提案してくださったのです。小さな広告ではありましたが、掲載後は広告を見てくださった地元の顧客が増え、売上も回復していきました。

この経験から新聞広告の影響力の大きさを知り、私自身も広告営業をすることでさまざまな企業や個人のビジネスに貢献したいと考えるようになりました。

貴社を志望した理由は、大手企業ばかりではなく、中小企業や個人経営の店舗の広告なども多く掲載しているからです。また、広告以外にも、地元に密着した記事やコラムが多数掲載され、地域の人々を応援している部分にも魅力を感じています。

私が貴社に入社できた際には、これまで新聞広告を出したことがない企業や個人にも積極的に営業をおこない、新たな顧客を獲得します。また、デザインやキャッチコピーなどにこだわることで広告の効果を高め、新聞広告の価値も高めていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

新聞の広告営業に焦点を当てられていて、その仕事を目指すきっかけにもオリジナリティがありますね。

他業界の営業職の志望動機の例文も参考にしたい人は、この記事で紹介しています。

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⑤技術職

例文

私が貴社を志望した理由は、社会人のスキルアップに役立つ情報を発信する貴社のデジタル版に携わりたいと考えたからです。

私はビジネス書を読むことが趣味なのですが、大学2年生の頃に読んだ本で日本の労働生産性が低いということを初めて知りました。日本人といえば真面目で勤勉、労働時間もほかの国と比べて長いというイメージがあったためはじめは疑問に思いましたが、調べていくうちに労働生産性の低さは事実であることがわかりました。

そして、私は調べたことから労働生産性の低さは社会人になってからの学びにあるのではないかと考えるようになり、社会人のスキルアップに役立てる仕事に携わりたいと思うようになりました。

貴社のデジタル版に携わりたいと考えるようになった理由は、忙しい社会人であっても隙間時間で学ぶことができるように記事が工夫されていたり、動画での情報発信をおこなっていたりしているためです。そして、貴社のデジタル版をさらに多くの人に利用してもらえるようにしたいという思いから貴社を志望いたしました。

私が貴社に入社することができた際には、大学で学んだAIの技術を活かして、ユーザー一人ひとりが必要としている情報を的確に提供できるシステムを構築し、新規ユーザーの獲得に貢献したいと考えています。

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キャリアアドバイザー

新聞社の技術職は、デジタル版の配信になくてはならない存在です。なぜ新聞社の技術職なのかという点も伝わりやすくて良いですね。

技術職の志望動機の例文は、この記事を参考にしてみてくださいね。

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⑥事務職

例文

私は事務職員として多様性を大切にする貴社の情報発信を支えたいと考え、貴社を志望いたしました。

私は学生時代、学習塾の事務職員としてアルバイトをしていました。私が働いていた学習塾には、学校に行けない不登校の子どもや学校の勉強についていけない子どもが多く通っていましたが、一生懸命勉強に取り組み、自身の将来のために努力をしていました。

そんな子どもたちを見て、どんな子どもたちも自分らしく生きられる多様性のある社会を作ることに貢献したいと考えるようになりました。また、事務職員の仕事を通して、頑張っている人のサポートをする仕事にやりがいを感じるようになりました。

貴社の新聞では、ジェンダーや人種、年齢、障がいなど、多様性に関するさまざまな話題を取り上げており、多くの人々を勇気づける情報を発信しています。そんな貴社で事務職員として働くことができれば、私の思いを実現できるのではないかと思い、貴社を志望いたしました。

私が貴社に入社することができた際には、貴社で働く社員の方々をあらゆる面から支えられる事務職員になります。また、大学時代に取得した日商簿記2級やMOSを活かしていきたいと考えています。

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キャリアアドバイザー

新聞社の事務職は、「その職種である理由」が難しいかと思いますが、なぜ事務職なのかという点もエピソードにうまく盛り込まれていますね。

事務職の志望動機の書き方がわからない人は、この記事を読みながら作成してみましょう。

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要チェック! 新聞社が志望動機で重要視している3つの視点

新聞社が志望動機で重要視している3つの視点
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就活生

新聞社の志望動機では、特にどんな部分が評価されるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

採用のポイントは、業界ごとに注目すべき箇所が異なります。新聞社が重要視するポイントを事前に伝えておきますね。

選考通過を目指す志望動機を作るには、企業の評価ポイントを知っておくと、それに応じたアピールができるようになります。適切なPRができれば面接官の好印象につながり、選考突破を目指せるでしょう。

ここでは、新聞社が志望動機でどこを重要視しているかを3つに分けて説明します。

①自社の特徴を理解しているか

大手新聞社から小さな新聞社まで、扱っているのは「新聞」という商品ですよね。そのなかでも、それぞれの新聞社の特徴や専門性によって扱うジャンルが異なり、新聞社ごとの主張の違いが出てくるのです

そのため企業側は、志望動機でも「自社の特徴を理解しているか」を重視しています。特徴を理解したうえで志望している学生は、マッチ度も志望度も高いので、ミスマッチも起こりにくいでしょう。

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キャリアアドバイザー

新聞社は同じメディアを扱っているからこそ、自社への理解度をより重視していますよ。

②新聞というメディアにかかわりたい意欲や意思があるか

新聞は、テレビやインターネットの普及により年々発行部数が下がっているという課題を抱えています。現状、このような課題があるにもかかわらず、「なぜ新聞なのか」というポイントは、企業側も気になっている点です

そのため、あえて新聞を選ぶ理由について、企業が納得できるような理由をしっかり考えておきましょう。

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キャリアアドバイザー

「メディア業界に入りたいから、とりあえず新聞社を受けようかな」というレベルでは、残念ながら不合格になる可能性が高くなってしまいますよ。

③新聞社で働くイメージがついているか

志望動機において、「働くイメージがついているか」は大切なポイントです。なぜなら、どのような業務内容で働くかを理解できていないと、その企業でのキャリアプランも立てられないためです。

新聞社は特に、記者職という珍しい職種があったり、営業も広告営業と販売営業の2分野に分けられていたりと、イメージとのギャップが生まれる可能性が高いので、職種ごとの仕事内容の理解が必須になります

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キャリアアドバイザー

イメージだけで志望し、仕事内容をよく知らないまま入ってしまい、結局すぐに退職するというのは企業側にとっても不利益となります。そのため、「働くイメージがついているか」は重要視されていますよ。

他社との差別化も大切! ほかの新聞社と比較するときの3つのポイント

ほかの新聞社と比較するときの3つのポイント
  1. 社説を比較する
  2. 記事の内容を比較する
  3. 各社の強みを比較する

志望動機では、「他社ではなくなぜ自社なのか」という点についても重要視されます。内容を考える際は、新聞社の現状を把握したうえで、ほかの新聞社との比較も忘れずにおこないましょう。ここでは、新聞社同士を比較する場合の3つのポイントを紹介します。

①社説を比較する

新聞の「社説」は、新聞社の論説委員と呼ばれる人が数人で執筆しており、世の中で話題になっている出来事に対して、新聞社としての意見を述べるコンテンツです。

そのため、事実を伝える記事とは異なり、社説はその事実に対して疑問を提示するという役割を持っています

志望動機を作る際は、社説でどのようなトピックを取り上げているのか、また同じトピックを取り上げているなら、どのような意見の違いがあるのかなど、さまざまな角度から分析してみましょう。

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キャリアアドバイザー

社説は新聞社の意見なので、報道の特徴についてより理解できます。デジタル版で社説のみ無料公開している新聞社もあるので、ぜひインターネットで調べてみてくださいね。

②記事の内容を比較する

各社の報道の特徴を分析するには、記事の切り取り方を分析するのもおすすめです。どのニュースを一面に載せているか、そしてどのような報道をしているかを比べてみてください

紙面のほうが記事の大きさや目立たせ方なども確認できるのでより良いですが、デジタル版でも内容の違いを確認することはできます。

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キャリアアドバイザー

大きなニュースがあった際は複数の新聞社が同じトピックを扱うことが多いので、直近でそういったニュースがあった日の新聞を比較してみるのも良いでしょう。数記事を比較することで、それぞれの傾向が見えてきます。

③各社の強みを比較する

最後に、新聞社ごとの強みも比較してみましょう。

たとえば朝日新聞社なら、代表メッセージから「ジャーナリズム」や「社会貢献」に力を入れているとわかります。また、毎日新聞社なら企業のミッションや理念から、「コミュニケーション」や「個の力」を全社的に意識していることが理解できます。

このように、コーポレートサイトの代表あいさつや企業理念、ミッションビジョンなどのページから、それぞれの新聞社が強みとしている部分を分析して、比較してみてください

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キャリアアドバイザー

例に挙げたのは全国紙の新聞社ですが、地方紙や専門紙も比べることで、各社が何を強みとして置いているのか、どのようなポジションを取っているのかがより理解できますよ。

見直し必須! 新聞社の志望動機のNG例

新聞社の志望動機のOK例文を参考にして、もう志望動機は完璧! という人もいるかもしれませんが、念のためNG例も確認しておきましょう。どの職種に応募する際も、これから紹介する2点は特に気を付けてほしいので、必ず見直しするようにしてくださいね。

NG例①志望職種に合っていない

例文

私は、取材をすることでしかわからない当事者たちの思いを伝えたいと考え、御社の事務職を志望しました。

私は大学1年生の頃から学内新聞の記者をしています。おもに部活やサークル、イベントなどの取材をおこなっているのですが、取材の際は当事者に話を聞くことを意識しています。このような心掛けをするようになったのは、書いた記事に対して「私たちの考えとは違う」「こんなことは言っていない」といったクレームを言われてしまったことがあるためです。このころの私は当事者に取材をせず、起きたことから推測したことを記事にしてしまっていたのです。

私はこの経験から当事者に話を聞き、彼らの思いを伝えることが大切なのだと気づくことができました。貴社は他紙と比べても丁寧な取材をおこなっており、私の思いと通じる部分があると感じたため、志望いたしました。

私が貴社に入社することができた際は、事務職員として貴社の方々の仕事を全力でサポートします。また、記者をしていた経験を活かして、記者の方々に寄り添ったサポートをおこなっていきたいです。

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キャリアアドバイザー

例文の内容だと、記者職の志望動機に思われる可能性があります。応募職種の業務内容をしっかり読み込んで、入社後のイメージができている志望動機を作成しましょう。

NG例②自身の「ジャーナリズム論」を語りすぎている

例文

私はネットニュースの信頼性と中立性を高めたいと考え、貴社を志望いたしました。

近年はネットニュース普及していますが、発言の意図とは異なる意味にとらえられるような悪意ある記事を発信する媒体も少なくありません。情報が伝わるのが早く、影響力が非常に大きいネットニュースは、一度発信されてしまえば当事者たちの人生を変えてしまう可能性があります。また、情報が正しいかどうかということは関係なく、当事者のイメージを大きく変えてしまうのです。

話題性を高めるための手段であることは理解していますが、私は、報道とは真実をそのまま伝えなければ意味がないと思っております。話題のために切り口を変えて注目をされたところで、それは本当のジャーナリズムではないと考えております。

そのため、信頼性が欠けていたり、一方の立場に偏っていたりする記事が日々発信され続けていることは大きな問題だと感じております。このような思いから、私はネットニュースの信頼性と中立性を高めたいと考えるようになりました。

貴社を志望した理由は、新聞社であることの強みを活かして、正確かつ公平な内容の記事をデジタル版で発信しているからです。

私は貴社のデジタル版の記者として働き、読者の感情を不用意に煽ることがない、事実に基づいた情報を発信していきたいと考えています。そして、この行動がネットニュースの信頼性や公平性を高めることにつながっていくと信じています。

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自分の主張を持つことは大切ですが、志望動機はあくまで仕事の理解や志望度をアピールする場なので、ジャーナリズム論よりもいかに志望企業への熱意が高いかを伝えるようにしましょう。

新聞社の志望動機は各社の特徴と職種への理解で差がつく! 

新聞社の志望動機作成に必要な基礎知識や、書くときのコツを紹介しました。

新聞社の志望動機を書くためには、まず業界や職種の理解が必要です。特に新聞社は記者職に焦点が当てられることが多いので、記者を目指すなら記者の仕事の深掘り、それ以外の職種も新聞社ならではの仕事を理解してから、志望動機を書くようにしましょう。

ライバルと差別化するためにも、現状分析や他社との比較も盛り込み、面接官の聞きたいことに応えられる志望動機にしてくださいね。下準備の大切さを忘れず、憧れの企業の内定を勝ち取りましょう。

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