目次
- 志望動機作成にAIを使うのはあり! 正しい使い方で魅力的な内容にしよう
- 使う前に知っておこう! 志望動機をAIで作成する際の大前提
- 志望動機の質を上げるうえではAIの使用が効果的
- AIで作成した文章をそのまま志望動機に使うのは要注意
- 改めて確認しておこう! 志望動機をAIで作成するメリット&デメリット
- メリット:短時間でクオリティの高い志望動機を作成できる
- デメリット:使い方を間違えるとかえって質が下がりやすい
- 志望動機をAIで作成する際にも徹底した自己分析×企業研究が必須!
- 入念な準備が必須! AIで志望動機を作成する際に必要な3つの準備
- ①自己分析|自分の個性を見つける
- ②企業研究|志望企業との共通点を見つける
- ③具体化|これまで上げた成果を数値などで具体的に棚卸しする
- 指示文の例文つき! AIで志望動機を作成する際の流れ4ステップ
- ステップ①志望動機を作成する際の条件を指定する
- ステップ②自分の情報を入力する
- ステップ③志望企業の情報を入力する
- ステップ④生成された志望動機をもとに内容を詰める
- 周囲と差をつけよう! AIで作った志望動機の精度を上げる3つの極意
- ①複数のAIで作成して精度の高い回答を用意する
- ②AIを使って添削する
- ③最後は第三者に読んでもらう
- 志望動機作成の際に意識しておこう! AIならではの4つの注意点
- ①事実確認を徹底する
- ②抽象的な部分がないか確認する
- ③個人情報は入力しない
- ④面接で深掘りされても答えられるか考える
- 魅力的な志望動機をAIで作る方法をマスターして最短で選考突破しよう!
志望動機作成にAIを使うのはあり! 正しい使い方で魅力的な内容にしよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。志望動機をAI(人工知能)で作成したいと考えている学生から、よくこんな相談をもらいます。
「志望動機をAIで作成するのはありですか?」
「志望動機をAIで作成するにはどうすれば良いですか?」
就活を進めるうえでは、志望動機を作成することに苦手意識を持ってしまったり、応募する企業が多いと逐一考えるのに苦労することもありますよね。そのようなときに、AIを使って志望動機を作成するのは非常に役立ちますよ。
この記事では、AIを使った志望動機の作成法や、作成をするうえでの注意点を解説します。就活を効率的に、かつスムーズに進めるために、AIの上手な使い方を確認しましょう。
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使う前に知っておこう! 志望動機をAIで作成する際の大前提
就活生
キャリアアドバイザー
志望動機をAIで作成するのは、決して間違ったことではありません。効率的に、負担を軽減した就活の進め方をするためにも、選択肢の一つとなるでしょう。
就活生
えっ、良いのですか! 良かった、これで志望動機が楽に作れそうです。
キャリアアドバイザー
ただし、注意しておきたい点もありますよ。ここでは、まず志望動機をAIで作成するうえでの大前提について解説します。
志望動機をAIで作成したいと思っても、ダメなことなのではないかと不安になることがありますよね。
ここからは、志望動機をAIで作成するうえでの前提について解説します。まずは志望動機にAIを用いて良いのか、その大前提を正しく理解しましょう。
志望動機の質を上げるうえではAIの使用が効果的
志望動機を作成する際にAIを使うのは、決して悪いことではありません。むしろ志望動機の質を上げたり、多くの企業に志望動機を提出する際の負担軽減として、AIの使用は非常に効果的です。
なかには「志望動機を使うのは良くないとする企業もあるのでは」と不安に思うこともあるかもしれませんが、そもそも質の高い志望動機を作成しようと思うなら、AIで作成したとは思えないようなクオリティに仕上げることが前提となります。
自分で内容を考える必要があることは大前提として、就活を効率的に進めたり、希望をかなえるためにもAIを使うことを視野に入れてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント堀内 康太郎プロフィールをみる
志望動機を文章生成AIを活用して作成すること自体は何の問題もありません。むしろうまく活用することで、質の高い志望動機を作成することができます。
しかし、そのためにはAIに自分自身の価値観や経験などをきちんと伝えて「これをもとにして作成して」という指示をする必要があります。もしこの具体的な指示がなければ、綺麗に整えられてはいるが、誰にでも当てはまる個性のない志望動機となってしまいますよ。
質の高い志望動機をAIを活用して作成するために、まずは素材となる自分自身の価値観、興味関心、長所短所などの特徴、具体的な経験などを自己分析をとおしてしっかりと掘り起こしましょう。
そうした「自分なりの材料」があってこそ、オリジナリティ溢れる人間味のある志望動機を作ることができます。AIをうまく活用するためにも、こうした前提をふまえて志望動機作成に取り組んでくださいね。
志望動機に限らず、そもそも就活でAIを使って良いのか疑問に感じたときは、こちらの記事が参考になりますよ。
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AIで作成した文章をそのまま志望動機に使うのは要注意
志望動機を作成する際にAIを使うこと自体は問題ありませんが、AIで作成した文章をそのまま使うのには注意が必要です。
AIも完璧ではないため、どうしても日本語として違和感がある文章になったり、自分の主張がうまく伝わらないような仕上がりになることがあります。
AIはあくまで志望動機を作成する際のサポート役であることを忘れず、最終的には自分で文章を整える必要があることを忘れないでくださいね。
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「志望動機に時間がかかる......」と悩む就活生は多いでしょう。
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AIツールで生成した志望動機をブラッシュアップして、志望動機の作成時間を短縮しましょう。
・志望動機の作成時間を短縮したい人
改めて確認しておこう! 志望動機をAIで作成するメリット&デメリット
- メリット:短時間でクオリティの高い志望動機を作成できる
- デメリット:使い方を間違えるとかえって質が下がりやすい
就活生
志望動機をAIで作成するのは、むしろ賢い就活の進め方でもあるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。書類選考の時点で好印象を持ってもらい、選考突破につなげるためにも、AIは非常に役立ちますよ。
就活生
こう考えると、AIにデメリットはなさそうですよね。
キャリアアドバイザー
そんなことはありません。AIを使ううえではメリットだけでなくデメリットもあるので、しっかりと理解しておく必要がありますよ。ここから改めて解説します。
AIは志望動機を作成するうえで非常に便利ですが、メリットがあるのはもちろんデメリットもあります。双方をしっかりと理解していないと使い方を間違えてしまう可能性がありますよ。
ここからは、志望動機をAIで作成する際のメリットとデメリットを改めて解説していきます。この先の内容も確認し、志望動機を作成する前の心構えをしておきましょう。
メリット:短時間でクオリティの高い志望動機を作成できる
志望動機をAIで作成することのメリットは、何といっても短時間でクオリティの高い志望動機を作成できることにあります。
- 志望動機の作成時間を短縮できる
- 文章作成の負担が減る
- 自分で作成するよりもクオリティの高い文章にできる
効率的に準備を進めることができ、複数の企業にエントリーシート(ES)などを提出したいと思ったときにも負担を軽減できますよ。
また一つひとつの志望動機のクオリティを下げずに済むので、選考通過率を上げることにもつながります。
キャリアアドバイザー
AIをうまく使えば、就活自体も効率的に進めることができます。就活は長期化するとばてやすいので、こういったところで負担を減らすのも戦略の一つです。
デメリット:使い方を間違えるとかえって質が下がりやすい
志望動機をAIで作成する際に注意したいのが、使い方を間違えてしまうとかえって志望動機の質が下がってしまうことがある点です。
- 指示文が抽象的すぎると説得力のない内容になる
- うまく指示文を作成できないと修正が増えかえって時間がかかる
- 文章構成や日本語に違和感が生じる場合がある
AIは完璧ではないので、志望動機を作成するうえでも使い方には注意が必要です。頼りきりになるのではなく、あくまでAIが作った志望動機をもとにしてさらに質の高い志望動機に仕上げるくらいの気持ちで使うようにしましょう。
キャリアアドバイザー
志望動機をAIで作成する際の注意点やコツは、この先の内容で詳しく解説しています。しっかりと目をとおしておいてくださいね。
AIを活用して志望動機を自動作成してみませんか?
志望動機をAIで作成する際にも徹底した自己分析×企業研究が必須!
就活生
志望動機をAIで作成するうえでは、メリットだけでなくデメリットもあるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです。AIに頼めば簡単にクオリティの高い志望動機が出来上がるというわけではないので、その点は注意してくださいね。
就活生
では、どうすればAIで魅力的な志望動機が作成できるのでしょうか?
キャリアアドバイザー
大切なのは、AIに頼るといえど自己分析と企業研究をおろそかにしないことです。ここで詳しく解説しますよ。
志望動機をAIで作成するにしても、志望企業のどこに魅力を感じるのか、自分の強みは何かといった要素を明確にする必要があります。むしろ、AIに志望動機を作成してもらうからこそ具体的にする必要があるといっても過言ではありません。
AIはあなたがこれまで歩んできた人生や価値観、どのような希望を持っているのかなどは知りませんよね。だからこそ、前提としてそれらの情報を伝えたうえで志望動機を作成しないと、抽象的でどの企業にでも、誰にでもいえるような志望動機になってしまいます。
志望動機をAIに作成してもらう際にはどのような情報が必要なのか、どうすればクオリティの高い志望動機となるのかはこの先の内容で解説していくので、しっかりと目をとおしてくださいね。
入念な準備が必須! AIで志望動機を作成する際に必要な3つの準備
就活生
AIに志望動機を作ってもらうからこそ、自分の強みや企業の魅力をしっかりと言語化する必要があるのですね。
キャリアアドバイザー
そのとおりです! あとは具体化も大切ですよ。抽象的な情報だと、AIから得られる回答も抽象的なものになります。
就活生
なるほど……なんだか難しそうですね。できるか不安になってきました。
キャリアアドバイザー
順を追って情報を整理していけば大丈夫です。ここから一緒にあなたの情報を整理してみましょう。
志望動機をAIで作成するうえでは、徹底的に自己分析と企業研究をし、さらに情報を具体化した状態でAIへの指示文を作成することが大切です。
ここからは、志望動機をAIで作成する前に必要な準備について解説していきます。AIを使う前に、ここで一緒に必要な情報を整理しておきましょう。
①自己分析|自分の個性を見つける
志望動機をAIで作成するなら、自分の情報を正確に言語化しておく必要があります。まずは自己分析を徹底し、自分に関する基本的な情報や自分にしかいえない個性といえる部分を言語化してみましょう。
- 希望のキャリアプラン
- 仕事をするうえで大切にしたいこと
- 自分の強み・強みを裏付けるエピソード
- 志望企業との共通点・共通点を裏付けるエピソード
志望動機にオリジナリティを出すために必要なのは、これまでの人生経験や具体的なエピソードです。
今までにどのような人生を歩んできて、どのような未来を思い描いているのかを言葉にすることで、AIで志望動機を作成する際にもあなたならではの魅力を押し出した内容にできますよ。
キャリアアドバイザー
徹底した自己分析をするうえでは、自分史やモチベーショングラフ、マインドマップといったツールを使用するのがおすすめです。
自己分析に役立つツールについては、以下の記事で詳しく解説しています。テンプレートも紹介しているので、自己分析が十分でない場合は参考にしてくださいね。
そもそも自己分析の方法がよくわからないというときは、こちらの記事を参考にしましょう。
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②企業研究|志望企業との共通点を見つける
自己分析をして自分の情報が整理できたら、次に必要になるのが企業研究です。自分のことだけでなく企業に関する情報もAIに学習させることで、その企業にしかいえない志望動機を作成することができますよ。
- 志望企業の概要
- 志望企業に対し魅力に感じるポイント
- 志望企業が推進する事業のなかで興味があるもの
- 志望企業でどのような働き方がしたいか
- 自分の強みを志望企業でどのように活かせるか
志望動機をAIで作成するうえでは、企業の概要はもちろんどのような事業を展開しているのか、自分が志望企業に入社した場合にどのように活躍できるのかを言語化したうえで学習させる必要があります。ここでしっかりと企業に関する情報も整理しておきましょう。
キャリアアドバイザー
企業研究をする際には、企業のホームページだけでなく口コミ、SNSなど、幅広い情報源から情報収集をするようにしてくださいね。
企業研究の方法について悩んだときは、こちらの記事が参考になりますよ。
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企業研究を効率的に進めていくには、企業研究ノートを使うのもおすすめです。詳しい使い方はこちらで解説しているので、必要に応じて作成してみましょう。
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③具体化|これまで上げた成果を数値などで具体的に棚卸しする
最後に、自己分析と企業研究の結果をより具体的に言語化できるポイントはないかを考えてみましょう。
- アルバイトで上げた成績を数値で表す
- ゼミの発表で得られた評価を具体的に、誰が見てもわかるような表現で言い換える
- 留学経験からどの程度TOEICの点数が上がったのかを明確にする
- 企業の業務内容をより詳しく言語化する
- 企業の魅力に感じている部分とあわせて具体例を用意しておく
AIで志望動機を作成するうえでは、一つひとつの情報を具体化して指示文を作成することが重要です。「何も知らない相手に自分と志望企業の情報を伝える」という気持ちを忘れず、情報を整理してくださいね。
キャリアアドバイザー
AIに志望動機を作成してもらった際にも、抽象的な表現になっている部分がないかはよく確認して適宜情報の補足をしていくことが大切ですよ。
指示文の例文つき! AIで志望動機を作成する際の流れ4ステップ
就活生
AIにクオリティの高い志望動機を作成してもらおうと思ったら、具体化が重要になるのですね。
キャリアアドバイザー
そうですね。AIはあなたや企業については何も知らない状態なので、指示文は丁寧かつ具体的に作成することが重要です。
就活生
実はあまりAIを使ったことがなくて、なんだか指示文を書くハードルが高いです……。うまく使いこなせない気がしてきました。
キャリアアドバイザー
大丈夫です。AIを使い慣れていない人でも、指示文の書き方のコツをつかめば納得のいく回答を得られますよ。ここから詳しく解説します。
こちらの指示に沿ってアウトプットを出力する「生成AI」で期待どおりの志望動機を作成するには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
ここからは実際にAIを使って志望動機を作成する際の手順と、指示文の例文を紹介していきます。コツを理解すればクオリティの高い志望動機を作成することができるので、この先の内容に沿って生成AIを使ってみましょう。
ステップ①志望動機を作成する際の条件を指定する
実際にAIを使って志望動機を作成するうえでは、まず志望動機作成の条件を指定する必要があります。初めに以下の内容を生成AIに伝えましょう。
- 文字数の制限
- 志望動機の用途
- 応募する業界
- 応募する職種
志望動機を作成するうえでの前提をしっかりと伝えておくことで、回答内容が想定よりも大きくずれたものになるのを防ぐことができます。ここは明確に伝えるようにしてくださいね。
志望動機を作成したいと思っています。
その際、以下の点をふまえてください。
①文字数は400~450文字
②新卒の書類選考で使う志望動機
③IT業界向け
④エンジニアに応募
ステップ②自分の情報を入力する
生成AIに志望動機を作成する際の条件を提示したら、次に自分に関する情報を入力していきましょう。ここでは自己分析で棚卸しした情報をもとに、以下の内容をできるだけ具体的に伝えてください。
- 志望企業で何がしたいか
- 企業を志望する理由・エピソード
- 今持っている知識・スキル
- 企業で活かせる強み
上記で挙げたもの以外にも伝えたいポイントがあれば、あわせて入力しておいてくださいね。
次に、私の情報を提示します。
①志望企業でエンジニアとして活躍したい
②志望企業のソフトを愛用しており、どの企業よりもユーザーの使用感を追求した品質の高いソフト制作に携わりたい
③HTMLやCSSを使用したプログラミングスキルがある
④プログラミング経験があり基礎知識も備わっているため、早期に技術を身に付け即戦力として貢献できる
ステップ③志望企業の情報を入力する
自分の情報が一通り入力できたら、次に志望企業に関する情報を入力していきます。ここでは企業研究で集めた情報をもとに、具体的な指示文を作成することを意識しましょう。伝えたいのは以下の内容です。
- 志望企業名
- 志望企業が展開する事業
- 志望企業の強み
- どのような人材を求めているか
志望企業の情報はできるだけ具体的に伝えておきましょう。ほかの企業にはいえない内容にするためにも、ここで入力する指示文の精度が重要になりますよ。
最後に、志望企業の情報を提示します。
①株式会社〇〇
②AI技術を用いて多くの人の幅広い課題を解決する
③ユーザーの使用感に徹底的に寄り添った使いやすいソフトの開発
④行動力がありプログラミング技術に強い興味を持っている人材
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
業界研究や企業研究など、情報収集の際にもAIを活用すると効率的に作業を進めることができます。たとえば自分が総合商社に興味があり、業界の将来性はどうなのかを知りたいとします。そこでAIに「私は就職活動中の大学◯年生」「総合商社の将来性について教えて」と入力すると、一般的な回答が返ってきます。ただしその回答は「インターネット上に出回っている情報を組み合わせたものだ」という認識を持って慎重に吟味することが大切です。
たとえばAIの回答のなかで「脱炭素」や「再生可能エネルギー」というキーワードが上がってきたとします。そこで、こうしたキーワードで国や民間企業が出している調査結果などがないか改めて調べると、より精度の高い情報を得ることもできますよ。
ここを最初から自分で調査すると「総合商社の将来性」といっても、どの部分から調べて良いか検討がつかないということがよくあります。まず第一段階としてAIによって調査の方向性や焦点を当てるべきポイントを知り、さらに自分で深めるという形が効率良く調査をするうえで非常に有効な手助けになりますよ。
ステップ④生成された志望動機をもとに内容を詰める
最後に、生成AIが作成した志望動機をブラッシュアップしていく作業が必要になります。一度ですぐに良い回答が得られるわけではないので、これ以降は対話をするつもりで内容を詰めていきましょう。
プログラミングに興味を持ち始めたのが高校3年生のときであることをふまえてください
「〇〇」という情報は事実でないので削除してください
「〇〇」という情報を「△△」に変更してください
「〇〇」という単語を「△△」に書き換えてください
一度納得のいく志望動機に仕上げることができれば、あとはそれをテンプレートとして内容を調整していくことができます。志望企業に合わせて文言を調整してくださいね。
周囲と差をつけよう! AIで作った志望動機の精度を上げる3つの極意
就活生
4ステップに沿ってAIに志望動機を作成してもらったのですが、これが完璧とはいえない気がしていて……。自分でも微調整してみたのですが、なんとなくしっくりきません。
キャリアアドバイザー
そのようなときは、AIで作った志望動機の精度をさらに上げていく方法を実践してみてください。
就活生
そんな方法があるのですね! 具体的にはどうすれば良いでしょうか?
キャリアアドバイザー
ここから志望動機の精度を上げる方法を詳しく解説していきますね。
AIを使って志望動機を作成した際、いまいち思ったような文章にならなかったり、もっと精度を上げていきたいと感じるときもあるでしょう。
ここからは、AIで作った志望動機の精度を上げるための極意を解説していきます。ライバルと差がつく志望動機の作成にも役立つので、この先の内容もしっかり確認しておきましょう。
①複数のAIで作成して精度の高い回答を用意する
AIで志望動機を作成する際に精度を上げたいと思ったときは、複数のAIを使って作成してみるのがおすすめです。生成AIにはいくつもの種類があり、それぞれに得意分野もあるので、同じ指示文を入力して精度を確かめ、使いやすいものを探してみましょう。
なかには指示文を入力することで一度に複数の生成AIを使った回答結果を見ることができ、それぞれを比較検討できるサイトもありますよ。
キャリアアドバイザー
ほかにも志望動機作成に特化したAIツールを制作している企業もあります。登録しなければならないものもありますが、必要に応じて使い分けてクオリティを上げていくことが重要ですよ。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
複数のAIを使った結果、どの志望動機が良いのか判断するのが難しいときがあるかもしれません。そのようなときに大切なのは、自分という人間の個性をどれだけ具体的に反映しているかです。読みやすく、綺麗に整えられた文章でも、ありきたりな内容だと企業に興味を持ってもらうための志望動機としては弱いといえます。
こちらがAIに指示をしていなければ特にエピソードが一般的なものになりやすいです。エピソードには自分が感じたことがリアルに反映されていたり、具体的な状況がイメージできることが大事なので、もし気になる場合はさらに具体的な状況などを入力して修正しましょう。また、志望企業の情報も詳細を入力していなければ、どの企業にも当てはまるような一般的な内容になりやすいのでここも注意です。
こうした注意点をふまえ、生成されたものを読み比べてみて、どれが最も自分自身の個性を丁寧にかつ具体的に表現しているのかという視点で検討してみてください。必要なところを組み合わせ、最もしっくりくる形に整えるということも効果的ですよ。
②AIを使って添削する
AIで作成した志望動機のクオリティがいまいちだと感じたときは、AIを使った添削をするのもおすすめです。
- 文章校正AI:漢字の使い方や文章の違和感の修正に便利
- Shodo(ショドー):漢字が正しく使えているか確認したいときに便利
AIを使った添削をすることで、自分では気づきにくい日本語の違和感や、よりわかりやすい言い回しができるポイントを修正することができますよ。
キャリアアドバイザー
サイトによって特徴や精度が異なるので、ここでも複数のサイト・ツールを使ってみるのが良いですね。
③最後は第三者に読んでもらう
AIを使った志望動機にいまいち納得感がないときは、第三者に読んでもらうことも効果的です。AIだけだと精度を上げるにも限界があるので、家族や友人などに見てもらいブラッシュアップできる点がないか確認しましょう。
- 細かな表現の修正や文章の違和感に気づくことができる
- ブラッシュアップに関する具体的なアイディアをもらいやすい
第三者に読んでもらうことで「この出来事も入れたら良いのでは」といった新たなアイディアをもらえる可能性もあります。さらに志望動機の精度を高めたいと思ったら、誰かに意見をもらうのがおすすめですよ。
志望動機作成の際に意識しておこう! AIならではの4つの注意点
就活生
教えていただいた方法で内容を詰めていったのですが、かなり良い出来になりました! これで志望動機はばっちりですね!
キャリアアドバイザー
待ってください! 最後までしっかりと確認できたでしょうか? 特に志望動機をAIで作成するからこそ見ておきたいポイントもあるので、最後まで油断はできませんよ。
AIで志望動機を作成するうえでは、いくつか注意しておきたいポイントがあります。一から十まで自分で作成したわけではないからこそ見落としがちな点もあるので、この先の内容もしっかりと確認しておきましょう。
①事実確認を徹底する
AIで志望動機を作成した際に確認したいのが、事実と異なる点がないかどうかです。回答のなかにはAIが独自に補った情報なども含まれる可能性があるため、自分に関することはもちろん、志望企業の情報にも言及しているなら事実確認は徹底しましょう。
- 年号や年数のずれ
- 企業の最新情報が反映されているか
- 業界の動向と矛盾している点はないか
事実確認をする際には、企業のホームページや信頼性の高いニュースサイトのような確実といえる情報源を探すようにしてくださいね。
②抽象的な部分がないか確認する
AIで志望動機を作成した際は、機械的に出力された、抽象的な言い回しになっている部分がないかを確認しましょう。そのうえで、具体的な言い換えができる部分は修正しておいてくださいね。
志望動機のなかで抽象的な部分があると、ほかの企業にも言える内容になってしまったり、自分だけの魅力を押し出しきれない場合がありますよ。
キャリアアドバイザー
特に書類選考の場合は限られた文字数で意欲の高さをアピールする必要があるので、できるだけ具体的に伝えることを重視しましょう。
③個人情報は入力しない
AIで志望動機を作成する際に注意したいのが、可能な限り個人情報を入力しないことです。
生成AIは誰かが入力した情報をデータとして溜め込み、学習していくことで回答の精度を上げていきます。そのため、自分が入力した情報が今後ほかの誰かに向けた回答として提示されてしまう可能性も0ではありません。
行政機関である個人情報保護委員会からは、生成AIを使う際のリスクについて明文化した「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について」が発表されています。生成AIを使うことは、一定のリスクもあることを忘れないでくださいね。
キャリアアドバイザー
生成AIを使う際は、指示文入力の前に今一度自分の個人情報や伏せておくべき情報が含まれていないか確認しましょう。
④面接で深掘りされても答えられるか考える
志望動機をAIで作成した際には、面接で深掘りされても明確な回答ができるかどうかを考えておきましょう。
志望動機をAIで作成すると、自分の実体験とは異なる情報が回答として出力される場合があります。誤った情報をそのままにして選考書類などに記載してしまうと、面接で深掘りされた際に答えられなくなってしまう場合がありますよ。
また、自分で一から作成したわけではないからこそいざ面接で深掘り質問をされた際に「そんなこと書いていたっけ」と返答に困ってしまう可能性もあります。しっかりと内容を精査し、深掘りしても問題なく回答できるよう準備しておいてくださいね。
キャリアアドバイザー
AIで作成した志望動機をもとに誰かに深掘り質問をしてもらい、模擬面接形式で対策をするのがおすすめです。
キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる
AIを使って志望動機を書いていると「どうすればAIの使い方がうまくなるか」ということに過度に意識が向いてしまい、そこにばかり時間を使ってしまうということがあります。しかし「AIの使い方がうまくなること」は、就職活動の目的を達成するために、本当に大切な核心部分ではありません。
就職活動をするうえでは自分の特徴や価値観とマッチする働き方を見つけ、それが実現できる環境を獲得することが大切です。そのためには「自分の価値観や特徴を理解する」「魅力的な志望動機の作り方を知る」「自分の考えを相手に効果的に伝える力を身に付ける」といったことが欠かせません。こういった準備の過程でAIをうまく活用することができれば、時間短縮にもなりますし、成果物の質を上げることもできます。
就職活動をして焦りが募ると、目の前のことに意識が奪われがちになります。「本来の目的を見失わない」といつも自分に言い聞かせることで、就活を上手に進める手助けになりますよ。
魅力的な志望動機をAIで作る方法をマスターして最短で選考突破しよう!
ここまで、AIで志望動機を作成する際のコツや具体的な作成法について解説してきました。
志望動機をAIで作成するのは決して悪いことではなく、むしろ使い方を工夫すれば就活を効率的に進めるために非常に便利なツールとなります。正しい使い方をすれば、選考の通過率アップを狙うことができますよ。
まずは志望動機をAIで作成するために必要な自己分析と企業研究の取り組み方や、どのように使っていけば理想的な志望動機となるのかを正しく理解しましょう。あなたの希望をかなえるためにも、AIをうまく使ってみてくださいね。
何社にも向けて志望動機を作成するのが大変ですし、そもそも志望動機を作るのが苦手です……最近話題のAIに頼るのはダメでしょうか?