目次
- 企業からの「共感力」の印象
- 評価につながる経験
- 顧客のニーズに寄り添い行動に移した経験
- 周囲の要望を把握して協力関係を築いた経験
- 注意点
- 「共感力がある」だけで終わらせない
- 共感した背景や対象をうやむやにしない
- 言い換えられる言葉
- 潜在ニーズを汲み取る力
- おすすめの業界・職種・会社
- 顧客満足度や接客品質を重視する仕事
- 長期的な信頼関係の構築を重視するルート営業などの仕事
- 「共感力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 27卒内定者の例文を紹介|アドバイザー解説付き
- 【内定者例文】27卒 帝塚山学院大学 介護業界
- 「共感力」の自己PR例文2選
- ①顧客のニーズに寄り添い行動した経験の例文
- ②周囲の要望を把握して協力関係を築いた経験の例文
- 「共感力」を自己PRにしたい人はこちら!
他者に寄り添える優しさがある「共感力」。この力を自己PRにしたいと考える人もいるでしょう。
共感力は自己PRになりますが、伝え方には注意が必要です。
具体的にどう伝えれば良いか、この記事で解説します。
共感力の自己PRを作成する前に、自己PRの作り方の基礎を知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
【例文9選】大学生必見!自己PRの考え方や書き方を徹底解説
企業からの「共感力」の印象
・ホスピタリティや人柄の良さがありそう
・周囲の人と良好な関係を築けそう
・ただのお人よしで終わってしまいそう
・成果を出すために貢献する姿がイメージしにくい
評価につながる経験
顧客のニーズに寄り添い行動に移した経験
- 会話から顧客の潜在的な要望を組み取ってメニューの案内をした
- 顧客のニーズをつかんで提案した結果、リピーターとなってくれた
周囲の要望を把握して協力関係を築いた経験
- 集団やチームの中で周囲の意見や悩みを受け止めたうえで行動を起こした
- 全員が納得する形での問題解決や目標達成に貢献した
注意点
「共感力がある」だけで終わらせない
- 「誰でもできること」「ただの優しさ」と受け取られ、ビジネスに活きるアピールとして弱くなる
⇒「相手の理解+具体的な行動+成果」という構成でビジネス上の成果・メリットまで語る
共感した背景や対象をうやむやにしない
- 何に対してどう共感したかが不明確だと、自分の考えや行動のプロセスの正しさが伝わらない
⇒「誰の・どんな状況や感情に・なぜ共感したのか」を説明し、感情論で終わらせないようにする
言い換えられる言葉
潜在ニーズを汲み取る力
- 相手が口にしていない本質的な課題や要望を察知し、先回りして解決や提案へと動ける点がビジネススキルとして評価されやすくなる
おすすめの業界・職種・会社
顧客満足度や接客品質を重視する仕事
- 丁寧な接客や顧客との関係性構築による満足度・対応品質の向上が求められる環境
- 相手の要望や困りごとに寄り添い、真摯に応える姿勢が顧客からの信頼と評価に直結しやすい
長期的な信頼関係の構築を重視するルート営業などの仕事
- 既存の取引先と継続的にコミュニケーションを取り、信頼を維持・拡大することが成果につながる環境
- 状況の変化や隠れた不満・課題をいち早く察知し、納得感のある提案やサポートをすることで強固な協力関係を築ける
「共感力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
27卒内定者の例文を紹介|アドバイザー解説付き
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
【内定者例文】
27卒 帝塚山学院大学 介護業界
私の強みは、周りの変化や違和感に素早く気づき、自発的に行動を起こせる点です。
これまでも街中で体調を崩された方に声をかけて対応したり、落とし物を警察に届けたりと、周囲の異変を見過ごさず行動に移してきました。時折「おせっかいだ」と言われることもありますが、困っている方を目の前にして何もしないことの方が自分にとっては不自然だと感じています。
この姿勢は大学のゼミ活動やアルバイトでも活かされました。ゼミのプレゼン準備では、表情が暗くなっているメンバーにいち早く声をかけて不安を傾聴し、個別に練習を重ねることで「一緒に準備できて心が軽くなった」と感謝されました。
また、カフェチェーンのアルバイトでも、業務で戸惑っている後輩の様子を察して先回りしてフォローをした結果、「〇〇さんがシフトにいると安心して働ける」と言っていただけるようになりました。
人の言葉にならない感情や潜在的なニーズに寄り添い、主体的に動くことで築いた信頼は私の財産です。貴社においても、周囲が安心して能力を発揮できるようきめ細やかにサポートし、チームの成果に貢献してまいります。
観察力の高さと、それを他者へのサポートに還元できる実行力が伝わる例文ですね。特に良いポイントは、以下の2点です。
・マイナスにとらえられかねない側面を、説得力のある価値観として開示できている
・「気づく」だけで終わらず、具体的な信頼獲得までつなげられている
「共感力」は抽象的になりやすいテーマですが、日常のエピソードから組織での実践へとステップアップして語ることで、人柄の誠実さと組織貢献への意欲が伝わります。
周囲の力を引き出す調整役や、顧客・チームの潜在ニーズを汲み取る職種において、特に強い魅力を発揮できるでしょう。
「共感力」の自己PR例文2選
①顧客のニーズに寄り添い行動した経験の例文
私の強みは、相手の言葉の背景にある感情や状況に共感し、そのニーズを汲み取って提案する力です。
飲食店のアルバイトにて接客を担当した際、注文を受けるだけでなく、会話や表情からお客様の状況に寄り添う提案を徹底しました。
たとえば、メニュー選びで迷われているお客様に対し、「どれがおすすめか」という表面的な要望だけでなく、会話から「仕事終わりで疲れている」「量より質やさっぱり感を求めている」といった背景や感情を察して共感しました。そのうえで、メニュー記載のない味付けの変更や、その日の体調に合わせた最適な料理・ドリンクの組み合わせを提案しました。
相手の立場に徹底的に寄り添い、期待を超える価値を提供し続けた結果、多くのお客様から指名や感謝の言葉をいただき、リピーター獲得数が店舗内で上位となりました。
貴社においても、顧客自身も気づいていない本質的な課題や要望に共感を持って耳を傾け、最適なソリューションを提案することで、長期的な信頼関係の構築と成果に貢献いたします。
顧客の潜在ニーズを察知して売上やリピーター獲得という成果につなげる提案力も同時に伝わる例文ですね。特に良いポイントは、以下の2点です。
・共感の対象とその過程が具体的に言語化されている
・共感をビジネスの成果につなげられている
感情ベースになりやすいテーマでも、再現性のある行動として提示できていますね。入社後も顧客と長期的な信頼関係を築き、ビジネスでの成果を出し続けるイメージが湧いてきます。
②周囲の要望を把握して協力関係を築いた経験の例文
私の強みは、周囲の意見や本音を汲み取り、全員が納得する形で目標達成へと導く「共感力と調整力」です。
大学でのゼミ活動で課題に取り組んだ際、メンバー間で意見が対立し、進捗が停滞する事態が発生しました。
私はまず全員と個別に対話し、「なぜその主張になるのか」という背景の焦りや妥協したくない想いに共感して受け止めました。そのうえで、それぞれの譲れない点や本質的な要望を整理し、双方の強みを活かせる新たな役割分担と進行案を提案しました。
全員の想いに寄り添いながら「共通のゴール」を提示したことでチームの一体感を取り戻し、最終的には期限内に質の高い成果物を完成させ、ゼミ内で高い評価を得ることができました。
この「相手の感情や背景に共感し、周囲と協力関係を築く力」は、チームの成果を最大化するためのものです。貴社においても、関係者の真のニーズを汲み取り、強固な協力体制を構築することで、事業目標の達成に貢献いたします。
共感力を「組織を動かす推進力」として発揮できていることが伝わります。
・共感を感情論で終わらせず、「個別対話による動機の深掘り」として行動化できている
・「お人よし」の印象を、「全員が納得する着地点と成果」で打ち消せている
この2点が特に良いですね。チームでの取り組みで、意見の対立はよくあるテーマ。共感によって本音と妥協点を見抜き、共通ゴールに向かって協力を引き出すという再現性の高いアプローチが描けています。
「共感力」を自己PRにしたい人はこちら!
共感力がサークル活動で発揮された場合は、以下の記事もチェックしてみてください。サークル活動を自己PRとして話す方法について詳しく解説しています。
【例文付き】自己PRではサークル活動をアピール|作成のコツも解説
共感力が強みの人は、人をサポートする仕事にも適性があるでしょう。以下の記事で、人をサポートする仕事はどのようなものがあるのか、確かめてみてくださいね。
人をサポートする仕事一覧! 4つのタイプ別16職種や向いている人
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「共感力」だけでは響かない!
キャリアアドバイザー
高橋 宙
プロフィールをみる相手に共感しただけで終わってない?
「私の強みは共感力です」。正直なところ、これだけでは企業側に「ただ優しい人」という印象になり、評価にはつながりにくいのが現実です。企業が知りたいのは、共感したうえで「あなたがどう動いて、どんな成果を出したか」というビジネスにおける再現性だからですね。
同じ自己PRをする人の間でも差が付くポイントは、「相手の潜在ニーズを汲み取り、自発的な行動に落とし込めたか」という点。実際にどのような自己PRが良いのか、例を紹介します。
ここまで語れるとGOOD! 共感力の自己PRの例
【どんな課題や場面があった?】
・メニュー数が非常に多い個人経営の飲食店で、初来店のお客さまが注文に迷ってしまうことが多かった
【共感から「どんな行動」を起こした?】
・「メニューが多くて決めきれない」というお客さまの潜在的な困りごとを会話から察知
・好みの味付けやその日の気分をヒアリングし、一人ひとりに合わせた最適なメニューを提案した
・退店時にも感想を聞くなど、丁寧なコミュニケーションを継続した
【結果どうなった?】
・お客さまの満足度が向上し、店舗のリピート率が20%向上した
共感力を「相手の潜在的なニーズを汲み取る」というビジネス視点に言い換え、そこから「リピート率向上」という成果まで行動をつなげられている点が評価の分かれ目です。
共感したその一歩先で、あなたがどんな工夫やアピールをしたのか、ぜひ自分の経験を掘り起こしてみてくださいね。