【例文9選】大学生必見!自己PRの考え方や書き方を徹底解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 多くの大学生が自己PRに悩んでいる
  2. 自己PRを書くための材料は2つ
  3. ①自己分析
  4. ②業界・企業の研究
  5. 説得力の出る自己PRを書く3ステップ
  6. ①最初の結論で強みをアピールする
  7. ②強みを発揮した経験を伝える
  8. ③仕事でどのように貢献できるのかを伝える
  9. 気を付けるべき自己PRのNGな書き方
  10. アピールポイントに具体性がない
  11. 文字数が少なく空白が多い
  12. 【強み・エピソード別】自己PRの書き方例文9選
  13. 例文①強み:やり抜く力
  14. 例文②強み:問題解決能力
  15. 例文③強み:コミュニケーション能力
  16. 例文④強み:リーダーシップ
  17. 例文⑤強み:行動力
  18. 例文⑥エピソード:アルバイト
  19. 例文⑦エピソード:部活
  20. 例文⑧エピソード:学業
  21. 例文⑨エピソード:ボランティア
  22. 大学生の自己PRの書き方を理解して具体的にアピールしよう

多くの大学生が自己PRに悩んでいる

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活を始めるとエントリーシート(ES)や履歴書を書く機会が増えますが、自己PRの書き方に悩む大学生は多くいます。自己PRは企業に自分を売り込む項目であるため、自分が最もアピールしたいことを絞って記入しましょう。

では、どのようにすれば魅力的な自己PRになるのでしょうか。この記事では、学生がつまずくことの多い自己PRの書き方についてご紹介していきます。

自己PRを書くための材料は2つ

自己PRを書くためには、事前にやっておきたいことがあります。それは、自己分析と業界・企業研究です。いきなり自己PRを書こうとしても、書けない人がほとんどです。何を自己PRすればいいのかわからない状態で書き始めても、文章を書いたり消したりの繰り返しになるでしょう。自己PRをスムーズに書き進めるためにも、事前準備をしておくことが大切です。

①自己分析

自己PRを書くためだけでなく、就活全体において自己分析は核となるものです。自己分析をすることで、自分の強みや弱みがわかります。これまでどのような経験をしてきたのかを洗い出しましょう。

自己分析をするには、自分史を作成するのがおすすめです。子供時代から現在までを年表にし、印象に残った出来事を書いていきます。いいことも悪いことも含めて書くことが大切です。また、そのときにどういった感情を持っていたのかも書くと、自分が何に喜びを感じやりがいを持つのかがわかってきます。これらは仕事をするうえで大切な価値観になり、仕事選びにも役立ちます。

自分史の作り方はこちらの記事で説明していますよ。

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吉川 智也

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なぜ続けてこれたのか? 頑張れたのか? を振り返ってみよう

自己分析の第一歩は自分の行動、思考に疑問を持つことです。すべての行動や思考には必ず理由が存在します。たとえば、あなたが野球を中学生から大学まで約10年間やっていたとします。それはなぜ続けられたのでしょうか。勝ち負けがはっきりしていることが好きだったから? 厳しい環境で成長できることが好きだったから? 同じ志を持つ仲間と何かを成し遂げるのが好きだったから? 理由はさまざまありますよね。

自分が続けてきたことひとつを例に挙げても、自分自身がどんな思いを持って続けていたのかがわかりますよね。このようにバイトやサークル、習い事などさまざまなことを「なぜ」続けてこれたのか? 頑張れたのか? を振り返ってみましょう。自己分析はそういった疑問を投げかけ、細かく分析していくことから始まります。

こちらの記事では、自分史やモチベーショングラフを使った自己分析の方法を紹介しています。自分史やモチベーショングラフを作成することで、スムーズに自己分析を進めることが可能になります。自分で自己分析をしても上手く行かないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

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②業界・企業の研究

業界・企業研究をすることで、それぞれでどのような人材が求められているのかを把握しましょう。業界や企業にはカラーがあります。企業は、学生と自社との相性も大切にしているため、企業が目指すものや働き方の価値観と学生のそれが大きく離れている場合は、採用を見送ることもあるのです。

自己PRする場合は、自分の強みが企業が求める人材と一致しているかどうかを考えてみるといいでしょう。たとえば企業が「挑戦する心を忘れない人材」を求めている場合は、「チャレンジ精神」「行動力」「積極性」があることをアピールしたほうが内定につながりやすいことが想像できませんか。強みを見つけたら、それが志望企業で求められているものかどうかは必ず確認しておきましょう。

業界ごとの特徴や適性はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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説得力の出る自己PRを書く3ステップ

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自己PRでは強みを伝えると同時にその内容に説得力をもたせる必要があります。自分の強みが何かなどは誰でもアピールすることができますが、実際にそれが本当であることを証明しなければなりません。とはいえ、どのようにすれば自己PRで説得力を出すことができるのでしょうか。ここからは、説得力が出る自己PRの書き方を紹介していきます。

①最初の結論で強みをアピールする

PREP法

自己PRでは、最初に結論を伝える必要があります。結論を伝えずにだらだらと経験談から書いてしまうと、何を伝えたいのかがわからず採用担当者の印象に残りにくくなるからです。自己PR欄を見てすぐに「これが強みなんだな」と理解してもらうことが大切です。

そこで、自己PRでは「PREP法」を活用しましょう。PREP法とは、話す順序をあらわしたものです。ビジネスでは上司や部下と情報を共有する際など、多くの場面でわかりやすく話すことが求められます。PREP法を身につけて、自己PRだけでなく就活のさまざまなシーンで活かすことがおすすめです。

書き出しで差をつける自己PRの例文はこちらの記事でも紹介しています。

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②強みを発揮した経験を伝える

自己PRをする際に、部活動やアルバイトの実績を伝えるだけで終わってしまう人は多いのではないでしょうか。しかし、それではもったいないです。過去に素晴らしい成績を残したことがあるなら、どのようにしてそれを達成したのかを伝えるようにしましょう。ただ「県大会で優勝することができた」とあっても、事実を述べただけで個人の強みが伝わってきません。

自分がチームの中でどのような役割を持って、その強みを活かして何を達成したのかをきちんと伝えるようにしましょう。優勝するまでに乗り越えた困難や、自分やチームの課題に対する向き合い方について書くことができれば、人間性をあらわす印象深い内容になります。

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③仕事でどのように貢献できるのかを伝える

自己PRで取り上げた強みは自分の性格の一部であるため、入社後も発揮されるはずです。そのため、強みが企業でどのように活かせるのかを伝えるといいでしょう。

この際も、企業の特色を理解していることが大切になります。協調性を大切にしている企業相手に、「1人で黙々と作業できる集中力がある」とアピールしても響きません。

企業の社風や社員の働き方をよく見て、どのように自分の強みを活かしていけばいいのかを考えましょう。ただ、自分の人間性を偽っても意味がないため、「自分の強みを活かせる業界・企業なのか」をここでも考えてみてください。入社後に働くイメージを描いて自己PRを作成することが大切です。

吉川 智也

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「Can」をベースに「再現性」を意識しよう

仕事での貢献につなげる自己PRの書き方は「Can」をベースに「再現性」を意識することがポイントです。「再現性」とは、特定の場面で発揮された自分の強みがどの程度、他の場面でも発揮できるのかということです。

たとえば、居酒屋のアルバイトを継続しており人と関わることが好きだとします。お客さんに喜んでもらおうと独自のアイディアで商品+αのサービスをしていたら、営業や販売など、対人でのお仕事においても「頑張ってくれそう」なイメージが持てます。

こちらの記事では、面接官に評価される長所を一覧で紹介しています。自己PRでアピールする強み選びに悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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気を付けるべき自己PRのNGな書き方

自己PRは、NGな書き方に気をつけて書き進めていきましょう。企業の担当者は、多くの就活生のESや履歴書に目を通します。内容にきちんと目を通してもらうためには、こちらも工夫しなければなりません。読み手に対するマナーや志望意欲が感じられないと判断されると、読む気をなくしてしまうでしょう。ここからは、自己PRのNGな書き方を紹介していきます。

自己PRは添削を受けることで効率的に自分では気づけないミスや改善点を把握することができますよ。添削についてはこちらの記事を参考にしてください。

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アピールポイントに具体性がない

自己PRという限られた項目ですべてを伝えるのは難しいかもしれませんが、これまでに紹介した内容を踏まえることで、薄っぺらい内容ではなくなります。具体性がない自己PRでは意欲を感じられないため、「うちにあまり興味がないのかな」と思われる可能性が高いです

具体性がない自己PRとは、「どのように課題を乗り越える人物なのか」「どのようなときに強みを発揮するのか」が見えてこないアピールです。自己PRは自分を売り込むためのものと思って、強みを裏づける具体的なエピソードを書くことを忘れないようにしましょう。あなたという人間をあらわすためには、どのようなエピソードが適切でしょうか。これまでを振り返って、特に思い入れのある出来事から特別なエピソードを見つけましょう。

塩田 健斗

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「一緒に働きたい」と思ってもらえるアピールをしよう

企業が求める人物像と自分の性格が一致していないと評価が下がると思われがちですが、必ず下がるとは言い切れません。そもそも「求める人物像」とは文字通り、企業がどんな人に応募してきて欲しいか、どんな人と働きたいかをまとめたものです。求める人物像に合わせることで自分のよさが伝わらないことが最もよくないパターンです。

「一緒に働きたい」と思ってもらえるアピールができれば「求める人物像」はあまり気にしなくていいです。その企業でなければならない理由、つまり「独自性」を意識してその企業との接点を自分なりに説明できるようにしましょう。

文字数が少なく空白が多い

ESや履歴書全体で気をつけたいのが、文字数が少なく空白が多くなることです。企業によっては、ESで文字数を指定される場合があります。そのような場合にあまりに文字数が足りていないと、志望意欲が低いと判断されるでしょう。また、文字数を満たしていない人は最初から弾かれてしまう可能性もあります。

企業から文字数を指定されている場合は、必ず満たすようにしましょう。文字数が指定されていない場合でも、空白が目立たないように8〜9割は埋めるのがおすすめです。欄を埋めるためにわざと字を大きく書いても見透かされるでしょう。読みやすい文字の大きさや行間を意識することが大切です。

自己PRで最適な文字数はこちらの記事で解説しています。

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自己PRで最適な文字数は300~400.文字!今回は最適な文字数内で自己PRを書く際のポイント6つをキャリアアドバイザーが紹介します。評価を下げないための6つの注意点も紹介するので、自己PRを作成する際の参考にしてください。

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適切な文字の大きさや書き方についてはこちらを併せて読んでおきましょう。

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吉川 智也

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文字数が少なすぎると再現性が低くなる

自己PRには過去の類似した経験を書くのがベストです。文字数が少なすぎると、エピソードとして企業にその時の情景をイメージさせることができません。つまり「再現性」が低くなります。自己PRの説得力は「その経験から活躍できるイメージを持てるか」につながるのです。

そのため、自分が思っている以上にしっかりとより具体的に、どんな努力をしてきたか(過程)がわかるように、面接官が「人にあなたを説明するイメージ」で書きましょう。

塩田 健斗

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初対面の人にもあなたという人物が伝わるように書くのが自己PR

「文字数が少ない自己PR」=「イメージしづらい」につながります。あなたのPRしたいポイントは、あなた自身はよく理解しているかもしれません。しかし、初めてあなたを知る人にも伝わるようにしなければいけないのが自己PRの文章です。

どんな状況で、どんな困難があり、それに対して何をおこない、どう改善したことがあなたの強みなのかを誰が見てもわかりやすく説明することが大切です。もちろん文章のセンスも必要ですが、それ以上に必要なのは客観的に見て誰が見てもわかる内容にまとめることです。わかりやすい文章の方が、あなたの良さはきっとよりよく映るはずです。頑張りましょう!

自己PRで悩んだら、AIツールを活用しよう!

自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。

そんな就活生に活用してほしいのが最新の「自己PR作成ツール」です。AIが自己PRを自動生成してくれるため、ネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

自己PRで悩んでいるなら、まずはツールを活用して自己PRの土台を完成させましょう

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【強み・エピソード別】自己PRの書き方例文9選

自己PRの書き方について紹介してきましたが、ここからは例文をみていきましょう。自己PRの書き方がわからないという場合、「実際にどのような流れで書けばいいのかがわからない」という理由も考えられます。ここで紹介する例文を参考に、実際に自己PRを作成していきましょう。

例文①強み:やり抜く力

例文

私の強みは、最後までやり抜く力です。周りの人が諦めそうなことでも、どうにかして状況を変えたいと思い試行錯誤できます。

私はパン屋でアルバイトをしており、売上を上げるために何ができるのか考えたことがあります。ほかのバイトスタッフは、お店に来る人が少ないから売上は上がらないと諦めていましたが、私は諦めきれず新商品開発、移動販売などさまざまな策を考えました。2か月間続けた結果、お店の売上を2倍にすることができました。この経験を活かし貴社でも、現状に満足せず常に物事の改善に努めたいと思います。

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吉川 智也

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「どんな視点で」「どんな工夫をしたか」も加えると再現性が上がる

この例文のいい点は「最後までやり抜く力がある」という自分の良さをアルバイト経験から説明しているところです。売上向上のための施策を考え、その内容や取り組んだ期間を具体的に説明したうえで、売上を2倍にできたというお話もわかりやすくていいと思います。文章自体も流れがしっかりとあるので一度読むだけで理解しやすいですね。

一方で具体的な取り組みに関して「どんな視点で」「どんな工夫をしたか」も挙げられているとより再現性が上がります。詳しく言うと、「お店に来る人が少ないから売上が上がらない」という原因に対して、新商品開発や移動販売をしたのであれば、売上だけでなく客数に対しても結果がほしいですね。その方が客数が少ないから売上が上がらなかったのか・それとも他の要因があったのか、ということが読んでいる人にも伝わりやすいはずです。

数字を使うと平常時の売上に対しての取り組み結果の対比が明確になるので読み手がイメージしやすいですよ。

やり抜く力をアピールしたい学生はぜひこちらの記事も併せて読んでみてください。

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例文②強み:問題解決能力

例文

私の強みは問題解決能力があるところです。私は大学時代バスケットボール部に所属していました。部のなかで、私は練習メニューを考えることに力を入れていました。試合結果を分析して課題と改善点を打ち出すことで、チームの底上げになる練習メニューを考え取り入れていました。

すべての練習に参加し、試合に出場しない時も必ず会場に足を運びました。メニューの考案は部員からも感謝され、弱点を克服するメンバーもいました。私はこの強みを活かして、入社後も常に課題を見つけ改善に向けた努力を重ねていきます。

この例文では、問題解決能力があるという強みを部活動での練習メニューの提案という経験をもとにアピールしています。ただ練習メニューを提案するだけでなく、試合結果を分析し課題と改善点を打ち出していたという具体的な取り組みが説明されているため、信用を得やすいといえるでしょう。実際に改善の結果があったということでも、部にとって重要な役割だったことがわかります。

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例文③強み:コミュニケーション能力

例文

私の強みは、誰とでも笑顔で接することができるコミュニケーション力です。大学に入学してから2年間、カフェで接客のアルバイトをしていました。ランチタイムは1日でお客様が最も多くとても忙しかったのですが、だからこそいつも以上に笑顔で過ごすようにしていました。

笑顔で接客する他にも、手荷物を入れる箱を増やしたりメニュー表を増やしたりしました。コミュニケーション力には、相手を思いやる心遣いも含まれると感じています。入社後も、お客様を第一に考えたサービスの拡大に貢献したいと考えております。

コミュニケーション力は多くの人がアピールしする強みなので、自分なりのエピソードが重要視されます。この例文では笑顔を大切にしていたという心がけにプラスして、実際にお客様に喜んでもらうサービスの提供についても伝えています。「相手を思いやる心遣いも含まれる」というコミュニケーション力に対する価値観についても述べており、入社後の対応についても期待を持たれやすいでしょう。

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例文④強み:リーダーシップ

例文

私は周囲を見渡しながら、リーダーシップをとって物事を決断することができます。大学時代はアルバイト先でリーダーを務め、チームが協力し合える運営方法について考えていました。それには適材適所の人員配置が大切だと考え、1人1人が得意なことと苦手なことを見極めるために性格診断テストをおこないました。

もちろん、それがすべてではないため実際にヒアリングをしました。結果的に得意なことが活きる職場となり、お互いに苦手なことをカバーし合いながら業務に励むことができました。私はこの強みを活かし、チームの活性化に貢献したいと思っております。

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リーダーシップは、「大勢の人をひとつにまとめるタイプ」や「先頭に立って引っ張るタイプ」などさまざまなタイプにわかれます。この例文では、みんなで協力し合える体制を構築するためにリーダーシップを発揮したことが述べられています。ひとりひとりに向き合う姿勢がアピールできているため、独りよがりにならず周囲からの信頼を得て進んでいけるタイプという印象を感じてもらえるでしょう

例文⑤強み:行動力

例文

私は目標達成に向けて手段を考え、行動に移すことが得意です。大学時代に2年間本屋でアルバイトをしていたのですが、1年目に担当のコーナーを持たせてもらうことができました。そこで、私は自分が担当するコーナーの売上を伸ばすという目標を立てました。

売上を伸ばす手段としてPOPの作成を始めたところ、担当するジャンルに興味のなかったお客様の足を止めることができ、ターゲット層を広げることができました。本の仕入れなどにもかかわることができ、順調に売上を伸ばすことができました。入社後も、目標を達成するために行動力を惜しみなく発揮していこうと考えております。

行動力をアピールする際は、なりふり構わずに突き進んでいくことを伝えがちです。しかし、この例文では、目標達成に向けて手段を考えたうえで行動に移すことで「何のために行動するのか」が明確になっています。自ら売上を伸ばすという目標を立て、POPを作成するという行動を起こした結果、目標を達成できたという具体的なエピソードがあることで信用を得やすいといえるでしょう。

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例文⑥エピソード:アルバイト

例文

私の強みは几帳面なところです。学生時代のアルバイトでは、閉店作業の際にレジの鍵を閉め忘れてしまったことがあります。閉店作業そのものが一つのルーティンワークになってしまっており、確認を怠っていたことが原因でした。

お金のミスはお店の存続につながる重大なミスです。そのため今後はこのようなミスをなくすため、閉店の作業をひとつひとつ箇条書きにしチェックリストを作成しました。私が閉店作業にあたったときは必ずそのチェックリストを使用して、すべての作業を完璧におこなうようにしたところ、そのミスを解消することができました。そういった経験をもとに、アルバイトだけでなく忘れ物やミスをしやすい箇所でそのチェックリストの作成を導入したところ、忘れ物やミスを大幅に減らすことができました。

入社後も、細かな作業が多くなると思いますので、ミスをしそうな箇所は事前にこのチェックリストを活用し、ミスゼロに努めていきたいです。

アルバイトでのミスをもとに几帳面さという強みを手に入れた事例です。対処方法も具体的でわかりやすく、かつその強みを今後どのように仕事に活かしていくのかも明言されているのが良い点です

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例文⑦エピソード:部活

例文

私は切り替えの早さが強みです。学生のときに所属していたオーケストラで、ある音楽祭に参加したとき、全員の音がそろう大切な場面で音を外してしまいました。得意な音域の音で、練習も流しておこなっていたと思います。

悔しさで落ち込みはしましたが、「コンクール本番でなくてよかった」と頭を切り替え、その後はその失敗した箇所を重点的に練習するようにしたほか、基礎練からやり直して土台からの鍛え直しを図りました。その結果コンクールでもミスなく演奏を終えることができました。

あのときくよくよ落ち込まずにすぐ切り替えて練習に励めたのが良かったと感じています。仕事でも初めのうちは落ち込むことが多いと思いますが、いちいち深くは落ち込まずにすぐに前を向いて努力につなげ、自分の成長につなげていきたいです。

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切り替えの早さだけでなく、失敗からその対処方法を考え、努力を重ねられるという努力家な一面や失敗を分析する力があることも感じられますね。入社後の新卒社員としての在り方にも触れられており、企業研究ができていることもよくわかります。

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例文⑧エピソード:学業

例文

私は計画性が強みです。大学時代にある単位を落とす寸前になり、教授のお情けで補講と再テストの機会を設けていただき、それに合格した場合は単位を認めてもらえることになりました。

もともと苦手な授業だったことから真面目に授業に取り組んでいなかったものの、きちんと単位を取ろうと考え、再テストまでの期間で綿密な勉強スケジュールを立てました。必ず予習をし、わからないところを具体的にしてから補講に臨むことで補講の中で疑問点の解消ができ、理解の促進につながったと思います。その結果無事に再テストも合格し、単位を認めてもらうことができました。

この経験を活かし、物事に取り組む際には必ずスケジュールを組むことを心掛けます。計画的にできたことには必ず結果がついてくるということを学べたので、御社の業務においてもこの作業を忘れずおこない、結果に結び付けていきます。

計画的に物事を進めることにした理由やその結果を詳細に書き込めており、非常にわかりやすいです。仕事へ活かしていく姿勢も感じられるので、結果に結び付けられるイメージもしやすいですね

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例文⑨エピソード:ボランティア

例文

私は人のために何かをすることが自分のモチベーションであり、思いやり精神が自分の強みです。学生時代は町内会の役員に立候補して、季節の行事の企画運営や町内会の治安の向上に努めてきました。

特にゴミ捨て場の清掃や町のごみ拾い、花壇の花植えなど、体力を使うような仕事は、高齢者が多い町内会の役員会ということもあり積極的に取り組みたいという人が少なかったです。こういう仕事こそ誰かが手を挙げなければと考え、私の担当として町内会の美化活動に努めてきました。年末のクリスマス会では、役員の方々に加えて子供たちやその親御さんからもその努力を認めていただけたことが嬉しかったです。

この思いやり精神を活かして、入社後も誰もやりたがらないような仕事にも積極的に手を挙げていきたいです。それで誰かに喜んでもらえたり、周囲の環境が良くなっていけば嬉しいと思いますしそのような環境づくりに励んでいきたいです。

思いやりについて、まず詳しく自分の中で定義して述べられているのが良いですね。またエピソードについても、他者からの評価を取り入れているのが説得力をさらに上げられています。入社後にどう活かすのか、おこなう業務について触れられるとさらに良い自己PRになるでしょう。

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大学生の自己PRの書き方を理解して具体的にアピールしよう

大学生が就活の際に自己PRを作成する場合、自分の強みを理解することが大切です。そのためには、事前に自己分析や業界・企業研究をしましょう。何も準備せずに自己PRを書き始めても、何を伝えればいいのかわからなくなってしまいます。自己分析をして自分の強みを掴めたら、それを裏付ける経験をピックアップしましょう。

自己PRは具体性が大切なので、強みを発揮したエピソードを選びましょう。実績だけに目がいきがちですが、より詳しく伝えたいのはそれまでの過程です。「課題や困難をどのように乗り越えたのか」というところで、その人の考え方や行動が見えてきます。自己PRで採用担当者に自分を売り込むためにも、最もアピールしたい強みとそれを発揮したエピソードの2つをセットで書きましょう。

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