目次
- 企業からの「統率力」の印象
- 評価につながる経験
- 大人数の組織を束ねたマネジメント経験
- 大規模イベント等を牽引・推進した経験
- 注意点
- 小規模な経験で「統率力」という強い言葉を使わない
- ワンマンで独善的な印象を与えないようにする
- 言い換えられる言葉
- プロジェクトオーナー力
- おすすめの業界・職種・会社
- 1年目から前線での成果・牽引が求められるベンチャー企業
- 施工管理やディレクターなどの仕切り役が重要な仕事
- 「統率力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
- 「統率力」の自己PR例文
- 「統率力」を自己PRにしたい人はこちら!
「リーダーとしてメンバーを引っ張った」。
このように統率力を発揮した経験を伝えたい人もいるでしょう。組織を牽引した経験は自己PRになりますが、一歩間違えると勘違いさせてしまう危険性もはらんでいるのがこの強み。
どのように伝えれば良いのか、この記事で確認していきましょう。
「統率力」の自己PRを作る前に、作り方を基礎から知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね。
就活の自己PR完全ガイド|26の強み別で書き方や例文を紹介
企業からの「統率力」の印象
・組織のリーダーとして、大人数をグイグイ牽引して動かす力がありそう
・プロジェクト全体を指揮・ディレクションできる素質がありそう
・「ワンマン」な気質がありそうなので、周囲との協調性に不安を感じる
評価につながる経験
大人数の組織を束ねたマネジメント経験
- 大きな規模の組織を動かした実績が評価される
(例)数百人規模の団体で幹部やマネージャーを務め、約30人単位の組織構造や役割を作って全体を引き締め・推進した
大規模イベント等を牽引・推進した経験
- 組織的な巻き込み力や調整力が評価される
(例)大学の文化祭実行委員長として、各部署に毎週新しい提案をさせるなど、組織全体を巻き込んで指揮をとった
注意点
小規模な経験で「統率力」という強い言葉を使わない
- 統率という言葉の強さに対してエピソードの規模感がともなわないと、「言葉と内容が見合っていない」と違和感を覚えられてしまう
⇒数人程度の小チームでの経験であれば「リーダーシップ」などの表現に留め、数百人規模などの明確な組織・構造を動かした実績がある場合のみ使うようにする
ワンマンで独善的な印象を与えないようにする
- 強すぎる言葉遣いによって「協調性がなさそう」「人を道具のように扱うタイプでは」と疑われてしまうリスクがある
⇒周囲への配慮や組織としての連携・巻き込み方を意識したプロセスを提示し、協調性に関する懸念を払拭する
言い換えられる言葉
プロジェクトオーナー力
- 全体の制作・進行を仕切り、周囲を動かしてプロジェクトを完遂させる素質として、将来的な活躍イメージを持たせやすくなる
おすすめの業界・職種・会社
1年目から前線での成果・牽引が求められるベンチャー企業
- 最初から即戦力として自発的に動く人材が求められる環境
- 自ら前に出て周囲を動かし、早期に成果を残そうとする強いマインドとの親和性が高い
施工管理やディレクターなどの仕切り役が重要な仕事
- 大勢のスタッフなどさまざまな関係者を動かし、現場や案件を仕切る役割が求められる環境
- 将来的に大人数を統率してプロジェクトを完遂させるポテンシャルとして評価されやすい
「統率力」に対してキャリアアドバイザーがアドバイス!
「統率力」の自己PR例文
私の強みは、大規模な組織において構造と役割を整え、周囲の納得感を得ながら全体を推進する統率力です。
大学の学園祭実行委員会で約200名の組織を統率する幹部を務めた際、部署間の連携不足による準備の遅れが課題でした。そこで、チーム全員が主体的に動けるよう約30名ごとの小集団構造へと組織を再編しました。各チームにリーダーを置き、権限を委任すると同時に、毎週各部署から新しい施策を提案してもらう仕組みを構築しました。
導入にあたっては、各部署の意見や懸念点を丁寧にヒアリングして意図を説明し、全員の納得感を醸成することを徹底しました。
個々の強みが活きる役割分担と透明性の高い情報共有を長期間継続した結果、準備の進捗スピードが大幅に向上し、当日の来場者数も過去最高の2万人を記録しました。
統率とは強引に引っ張ることではなく、メンバーの主体性を引き出し同じ方向へ動かすことだと考えています。入社後もプロジェクトオーナーとして組織を巻き込み、大きな成果を創出していきます。
組織構造に対する解像度と、配慮の行き届いた推進力が伝わる例文ですね。特に良いポイントは、以下の2点です。
・「小集団構造への再編」や「権限委任」という仕組みづくりで大規模組織を動かせている
・丁寧なヒアリングと納得感の醸成を重ねることで「ワンマン感」を払拭できている
統率力というキーワードは強い印象になってしまうリスクがあります。このように、メンバーの主体性を引き出す対話と組織作りの過程を描ければ、リスクを解消したアピールができますよ。
「統率力」を自己PRにしたい人はこちら!
統率力と近い言葉に、「リーダーシップ」があります。リーダーシップを自己PRにする方法を以下の記事から押さえ、統率力の自己PRに活かしてみましょう。
リーダーシップの自己PRを差別化する方法|業界・題材別例文付き
統率力を発揮した経験から派生して、「理想のリーダー像」を聞かれる機会もあるかもしれません。聞かれたときのために、以下の記事であらかじめ回答方法を押さえましょう。
就活で「理想のリーダー像」を聞かれた際の答え方例文|内定者の実例
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「統率力」のアピールはハードル高め
キャリアアドバイザー
堀内 康太郎
プロフィールをみる「リーダー」としてのアピールはできている?
「自己PRで統率力をアピールしたいんです」。そう意気込む学生に会うと、期待と同時に少し身構えてしまいます。なぜなら、言葉のインパクトが強すぎるゆえに、評価基準が跳ね上がってしまうからです。
統率力という言葉は、「強力な牽引力」を連想させます。それだけに、エピソードの規模感や根拠がともなっていないと、ネガティブな印象になりかねません。
では、企業を唸らせるにはどう伝えれば良いのでしょうか。好印象を残せる例を見てみましょう。
ここまで語れると納得! 文化祭実行委員長のエピソード
【どんな組織・規模?】
・全学から集まった約100名の実行委員会
【どのような行動で統率した?】
・自ら指示を出すだけでなく、部署ごとにリーダーを配置し、各チームが自発的に動ける体制を構築
・各部署から上がってくる提案を毎週精査し、全体の方針とズレがないか方向性をすり合わせた
【どんな結果につながった?】
・大規模なイベントを滞りなく成功させ、来場者数も過去最高を記録した
ここまで具体的に話せると、「大人数を組織立てて動かす力がある」「組織構造を理解して動かせる」と高い評価につながるでしょう。
社会人としてどう花開くかを語りきろう
新卒採用の段階で、完璧な統率力をそのまま発揮できる現場は多くありません。最初はアシスタントやメンバーからのスタートが基本だからです。
だからこそ「将来的に大規模なプロジェクトを動かすディレクターやプロデューサーとして活躍したい」というポテンシャルとして伝えるのが良いでしょう。
自負があるからこそ、自分の行動と周囲への影響を振り返り、説得力のある「あなただけの統率力」を言葉にしてくださいね。