100字の自己PRに盛り込むべき要素は3つだけ! 例文15選付き

この記事のアドバイザー

目次

  1. ESの100字自己PRは要点を押さえたアピールが重要
  2. 100字の中に必ず盛り込みたい3つの要素を押さえよう
  3. ①3ステップで解説! 目を引く強みの作り方
  4. ステップ1:企業に合った強みを考える
  5. ステップ2:言い換え表現はないか考えてみる
  6. ステップ3:キャッチコピーも検討する
  7. ②説得力をアップさせるエピソードの作り方
  8. 面接の深掘りに対応できる内容を選ぶ
  9. 具体性を挙げるために数字を使う
  10. ③最後の一押し! 魅力ある締めの作り方
  11. 強みと一貫性を持たせる
  12. 企業のmustを押さえよう
  13. 自己PRを100字に抑える方法
  14. ①文末表現を変える
  15. ②抽象的な表現に変える
  16. ③語彙表現を変える
  17. ④形容詞や副詞を省く
  18. 完成したら必ず確認したい3つの注意点
  19. ①文字数はオーバーしていないか
  20. ②誰が見てもわかる内容か
  21. ③ほかと差別化が図れる内容か
  22. 強み別で紹介! 100字の自己PR例文15選
  23. 例文①:協調性
  24. 例文②:責任感
  25. 例文③:統率力
  26. 例文④:真面目さ
  27. 例文⑤:向上心
  28. 例文⑥:ポジティブさ
  29. 例文⑦:几帳面
  30. 例文⑧:コミュニケーション能力
  31. 例文⑨:行動力
  32. 例文⑩:継続力
  33. 例文⑪:臨機応変さ
  34. 例文⑫:柔軟性
  35. 例文⑬:思いやり
  36. 例文⑭:サポート力
  37. 例文⑮:粘り強さ
  38. 字数が変わると自己PRの内容はどう変わる?
  39. 100字:押さえたいことは3つ!
  40. 200字:エピソードでの努力や工夫をプラス
  41. 400字:内容をさらに深掘り
  42. 100字の自己PRについてよくある質問に回答!
  43. 入れたいことは3つだけ! 要点を押さえて自分をアピールしよう

ESの100字自己PRは要点を押さえたアピールが重要

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

「自己PRを100字で書くのが難しいです……」
「100字でどんなことをアピールしたらいいんですか?」

このような相談を受けることがあります。プレエントリーなどをする際、100字の制限で自己PRを求められ「うまくアピールできない」と困った経験がある人も多いのではないでしょうか。通常、自己PRに文字数制限があることは少ないため、制限があるとどのように書けばいいか迷ってしまうかもしれませんね。

100字の自己PRでは文字数の関係上どうしても書けることは限られてしまいます。だからといって工夫をしなければ数多くの自己PRに埋もれてしまいます。盛り込むべき要素を押さえ、魅力的な自己PRを作りましょう。

この記事では、100字の自己PRの作り方から盛り込むべき内容まで解説。強み別の例文も用意しているのでぜひ参考にしてくださいね。

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100字の中に必ず盛り込みたい3つの要素を押さえよう

100字の自己PRの中に必ず盛り込んでおくべき内容は「自分の強み」「それを裏付けるエピソード」「企業での活かし方」の3つです。ここだけ確実に押さえておけば100字でもあなたの魅力が伝わりますよ。

100字の中に必ず盛り込みたい3つの要素
  1. 自分の強み…自分をアピールするには強みが欠かせない
  2. 強みを裏付けるエピソード…強みだけでは説得力に欠ける
  3. 企業での活かし方…自分の採用メリットを理解してもらうために必要

ここからは実際に100字で自己PRを作る方法を見ていきましょう。自己PRに盛り込むべき3つの内容ごとに、工夫するべきところや気を付けるところが変わってくるので、内容ごとに説明していきます。

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①3ステップで解説! 目を引く強みの作り方

目を引く強みの作り方

まずは「自分の強み」です。100字は文字が少ない分、自分の魅力を簡潔に伝えなければなりませんが、簡潔すぎて相手に刺さらないのでは自己PRの意味がありません。

採用担当の目を引くような、わかりやすいかつ印象的な強みを考える必要があるのです。自分の強みを印象的に伝える方法を3ステップで見てみましょう。

ステップ1:企業に合った強みを考える

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就活生

僕の強みは向上心があるところです! 粘り強さもあるし、働きかけ力もあります!

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キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください。ただ自分の強みを羅列するだけではアピールにつながりませんよ。

自分の強みをアピールするときには、企業が求めるスキルに合った強みを選ぶ必要があります。たとえば、成長スピードの速いベンチャー企業に「私の強みは堅実さです」とアピールしても、あまり好印象には映りませんよね。自分の強みが企業の求めている人物像と合わなければ、どんなに魅力的な自己PRを作っても選考を突破することは難しいでしょう

企業に合った強みを考えるには、まずは事前に採用サイトなどから「求める人物像」を確認しておきましょう。それを把握したうえで、自分の強みの中からマッチする強みを選んでアピールすると良いですね。

自分の強みが見当たらない学生はこちらの記事を参考にしてみましょう。

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ステップ2:言い換え表現はないか考えてみる

たとえば、ただ「粘り強さが強みです」と伝えても、面接官によって想像する内容は違いますし、インパクトにも欠けるため内容がうまく入ってこずに印象が薄くなってしまいます。強みを伝えるときは、具体的でわかりやすい表現に言い換えることが大切です。

粘り強さも「結果にこだわる粘り強さ」や「ストレスがかかる環境でも頑張れる粘り強さ」など人によってさまざまなものがありますよね。言い換えのコツは、その強みがこれまでの経験で活かせた場面を思い出して、その強みとは具体的にどのようなものかを考えてみることです

言い換え表現リスト
  • 向上心⇒高い目標に向かって努力し続けられる
  • 協調性⇒チーム全員の意見を汲み取り、折衷案を提案できる
  • 発信力⇒自分の意見を物怖じせずに伝えられる
  • コミュニケーション能力⇒人見知りをせずに自分から話しかけられる
  • 課題発見力⇒細かなことにも目を向けて誰も気づかないような課題を見つけられる
  • 粘り強さ⇒諦めることなく物事をやり遂げる
  • 行動力⇒良いと思ったことはまず自分で実行する

長所の言い換え方はこちらの記事でも紹介しています。効果的な言い方を見つけるのに役立つはずですよ。

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ステップ3:キャッチコピーも検討する

100字の自己PRは短い分周りと内容が似通ってしまいがちです。そんなときに周りと差を付ける方法としてキャッチコピーを使うことをおすすめしています

とはいえ「簡単に作れるのかな」と疑問に思う学生もいると思いますので、キャッチコピーの作り方について簡単に解説していきます。ぜひ自分の強みで作ってみてくださいね。

強みの特徴を考える

上でお伝えしたように、強みに対してその特徴を考えていきましょう。数が多ければ多いほどキャッチコピーを考えやすくなるので、思いついた特徴は箇条書きのような形でメモすると良いですね

例「傾聴力」
  • 話しやすい雰囲気を作る
  • 誰かの発言をフォローする
  • 相手がもっと聞いてほしいと思うポイントがわかる
  • 相談をよく受ける
  • よく相槌を打つ

特徴をもとにキャッチコピーを作る

上で出てきた特徴や言葉を組み合わせたり、さらに言葉を言い換えたりしてキャッチコピーを作っていきます。「私は○○な人間です」というフォーマットに沿ったり「私をもので例えると起き上がりこぼしです」など比喩表現を使っても良いですね。

個性やインパクトを意識しすぎる必要はありません。あくまでも自分をしっかり表現できているかが大切です。キャッチコピーをぱっと見て理解できるかを意識しましょう。もし自分で確認してもわかりづらければ、友人やアルバイト先の人たちに一度見てもらうといいかもしれませんね。

キャッチコピー例「傾聴力」
  • みんなの身近なカウンセラー
  • 人と人をつなぐ潤滑油
  • 深掘り名人
  • 相談窓口

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

キャッチコピーで重要なのは「9割の人に通じること」

自己PRのキャッチコピーは、的確かつ企業に伝わりやすいものは高評価になる反面、ありきたりなものや伝わりづらいキャッチコピーは低評価になることもあります。企業はキャッチコピーに「オリジナリティがあり伝わりやすいこと」「自己分析ができていること」を期待しています。キャッチコピーを考えることは簡単ではないためネットに出回っているものを使う就活生もいますが、シンプルなもので構わないので必ず自分で考えましょう。

キャッチコピーの作り方のコツとして一番大切なポイントは「9割の人に通じる」こと。たとえば「ネコ」というワードは多くの人がイメージできますが「クロアシネコ」となると、猫マニアでないと意図が伝わりません。具体的な説明がないと何が言いたいのかわからない表現は避けましょう。

修飾語と名詞に関連性があるかも大切

また、キャッチコピーでよく見られる形は「〇〇な××」といった「修飾語と名詞」を組み合わせたものですが、これらに関連性を持たせることも大切です。たとえば「フットワークの軽いコアラです」のように、逆イメージのワードを組み合わせると矛盾が生じ信憑性に欠けてしまうため、言葉同士がつながる意味になるように心掛けましょう。

キャッチコピーの作り方について詳しくはこちらの記事で説明しています。

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②説得力をアップさせるエピソードの作り方

次は「強みを裏付けるエピソード」の作り方について説明します。このエピソードの内容で強みの説得力が大きく変わります。

面接の深掘りに対応できる内容を選ぶ

強みに説得力をつけるためには、エピソードの選び方も重要になります。そもそも100字は短いので、この自己PRだけでは自分の魅力を存分に伝えることはできません。企業側もそれは理解していますし、面接では人柄をさらに探りたいと考えて、エピソードの内容を深掘った質問を多くしてくることが予想されます

エピソードを選ぶ条件
  • いつ
  • どのような状況で
  • どのように強みを発揮したか

質問に対して具体的に答えられるエピソードがあれば、面接で深掘りされたときも対応ができますし、あなたの魅力を理解されやすくなります。

具体性を挙げるために数字を使う

内容にさらに説得力を付けるためには数字を使うといいですよ。こちらの文章を見比べてみましょう。

  1. 「自分が提案した取り組みで以前よりも売上が上がった」
  2. 「3つの改善策を提案した結果、売上が4カ月で12%アップした」

数字を使っている分②のほうが具体的で、どれくらい売上が上がったのかが想像しやすいですよね。このように、説得力を上げるために自分の工夫や結果についてより細かく書くことを心掛けましょう。

③最後の一押し! 魅力ある締めの作り方

最初と最後の印象に大きく左右される「初頭効果」と「終末効果」があると言われており、締めをどうまとめるかによって自分の強みやそのエピソードの印象が大きく変わります。

そのため、強みやエピソードがいかに魅力的でも、最後の締めがあいまいになれば、エピソードそのものの印象が薄くなってしまうこともあるのです。

魅力的な締めを作るための方法を解説していきますね。

強みと一貫性を持たせる

締めを作る際は自分の強みとその活かし方に一貫性を持たせましょう。たとえば「何事にも臆さずに取り組める行動力があります」という強みをアピールしていたのに「コツコツと地道に積み重ねることで結果を出します」と締めてしまっては、せっかくの強みが活かされていませんよね。

自己PRは企業に自分を売り込むためのものです。しっかりと強みを活かしたアピールをすることを心掛けましょう

企業のmustを押さえよう

おさえておきたいWill・Can・Mustの視点

企業は自社の将来のために学生がどのように貢献できるかを知りたいと考えています。

そのため、企業の求めることと自分の強みとを掛け合わせた内容で締めなければなりません。ここで確認しておきたいのが「Will・Can・Mustの視点」です。

Will・Can・Must
  • Will…自分がやりたいこと
  • Can…自分にできること
  • Must…企業でやるべきこと

ただ「これがやりたい」「こんなスキルがある」とアピールしても、それが企業で求められていることとかけ離れていれば、自社の成長に貢献できないと判断されるかもしれません。そのため、締めでは企業のMustを押さえたアピールをしましょう。

また100字の自己PRが求められるフェーズごとに、締めで何を伝えるかは少し変わってきます。たとえばインターンシップの段階では、まだ自分の強みが企業にどう貢献できるかわからないでしょうし、そもそもその企業に入社したいというわけではないかもしれません。

同様に企業も、インターンと本選考では知りたいことは違います。そのため、フェーズごとに最後に何を伝えるべきかを考えながら締めを作ることが重要です。

プレエントリーやインターンは参加意欲を伝えよう

インターンもプレエントリーも、その企業に入社したいというよりはその企業に興味があるといった程度の感覚でしょう。企業としてもそのあたりはわかっているので、企業への活かし方をしっかりと書き込む必要はありません。プレエントリーでは大まかに「自分の強みはこんな活かし方ができそうかも」程度で大丈夫でしょう。

インターンは企業について理解を深めたり、自分の適性を知ることができます。そのためインターンの場合は、強みを企業でどう活かすかをアピールするよりも参加意欲や参加することで何を学びたいかについて書くほうが良いですね。

インターン/プレエントリーで書くべき締めの内容
  • インターン…インターンへの参加意欲や学びたいこと
  • プレエントリー…どう貢献できるか大まかに表現

インターンの自己PRについてはこちらの記事でより詳しく解説しています。

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プレエントリーについてはこちらの記事を読んでみてください。

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このときは先ほどお伝えした企業のMustを盛り込むことや、強みとの一貫性をより意識すると良いですね。

自己PRの魅力的な締め方についてはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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①文末表現を変える

まずは特に文末を見返して言い回しを一つ一つチェックしましょう。文末はより簡潔に言い換えができる部分が多くあります。学生が使いがちな言い回しがいくつか紹介するので、もし自分の文章にここで示している例があれば直しておきましょう。

言い回し例
  • ~することができた ⇒ ~できた
  • ~だと思います ⇒ です
  • ~していく ⇒ ~する
  • ~していきたいと考えています ⇒ ~します
  • ~したり~したりした ⇒ ~や~をした

②抽象的な表現に変える

具体的な表現を避け、抽象的な表現に変えることも文字数を抑えることにつながります。自己PRをするうえで具体性を上げるのは非常に大切ですが、具体性は増えれば増えるほど文字数も増えてしまいます。そのため、100字という制限においては事象そのものの抽象度を上げることで、少ない文字数でも意味の伝わる文章を作りましょう

例文
  • 私は高い目標に向かって常に努力をし続けることができる

非常に具体的な表現ができており、ひたむきに努力ができる人だと想像することができますね。しかしその分文字数が多くなっているので、意味は変えずに言葉だけ変えてみましょう。

この例文で示されている強みは「努力ができる」ということなので、端的にそれを表現できないか考えてみます。

例文

私は努力家である。

こちらでは「努力ができる」ということを「努力家」という一言でまとめました。文字数も減らすことができたうえに、意味も変わっていません。

このように長い文章は単語で簡潔にまとめられないか考えてみると良いでしょう。

③語彙表現を変える

文字数を抑えるときには言葉の表現にも目を向けてみましょう。たとえば多くの学生が自己PRでよく使う「コミュニケーション」という単語ですが、これを似た意味の「対話」や「会話」と言い換えても意味が通じる場合もあるのではないでしょうか。このように、類語を考えて語彙表現を変えてみても良いかもしれません。

このときのヒントとしては、カタカナに注目してみることです。カタカナ言葉は案外日本語に言い換えられることが多いですよ。

④形容詞や副詞を省く

文字数を押さえるには形容詞や副詞に目を向けてみることも有効です。形容詞や副詞はなくても意味が通じることがよくあります。具体例を見てみましょう。

例文
  • 私は毎日の吹奏楽部の朝練に一生懸命に取り組んでいました。

こちらは数字も使われているなど詳しい内容でわかりやすいエピソードですね。しかしこの一文章だけで35字も使ってしまっています。

ここでは「吹奏楽部の朝練を頑張っていた」というエピソードが伝われば良いので、余分な修飾を取り除いてみましょう。

例文

私は吹奏楽部の朝練に励んでいました。

これで20字です。「毎日の」「一生懸命に」という形容詞と副詞を減らしましたが意味は伝わりますよね。形容詞や副詞はあくまでも物事を詳しく説明するためのものですので、なくても意味が通ることが多いです。これらに目を向けることも文字数を減らすのにおすすめですよ。

鴨川 未奈

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100字に収めるのではなく長い自己PRから削ることもおすすめ

他にも「動詞+こと」を名詞に直すことで文字数を削減できます。たとえば「文章を書くこと」を名詞に直すと「執筆」になり、5文字もカットすることができます。これを積み重ねることでより簡潔な文章になるでしょう。

それでも100字以内にまとめられないという方は、200字以上ですでに完成させた自己PRから削る方法もおすすめです。自己PRの構成は字数によってほぼ変わらず、文章の肉付けによって字数が前後します。200字以上の自己PRでは、主にPRポイントを発揮した具体的なエピソードにボリュームがあることが多いです。減らしても問題ない言葉や言い回しを削減することで、極力エピソードを一文、多くても二文におさめます。

この方法を使うと「内容が薄くなりアピール力が不足する」と考える就活生もいますが、心配する必要はありません。内容の濃さやエピソードを重視する企業はそもそも自己PRを100字以上に指定します。企業側も100字による制限は考慮しているため、簡潔に必要最低限の言葉のみでアピールすることを第一に優先しましょう。

完成したら必ず確認したい3つの注意点

完成したら必ず確認したい3つの注意点

100字の自己PRが完成したあとは、見直しをおこなって完成度を高めていきましょう。文字数を気にするがあまり内容のクオリティが下がってしまっては、せっかくまとめた自己PRが高い評価をされないこともあります。それを防ぐために一緒に見直しをおこないましょう。

①文字数はオーバーしていないか

100字と制限が決められている以上文字数を守ることは絶対です。文字数制限は主にWebでESや履歴書を提出する場合に提示されがちですが、文字数がオーバーしていると提出すらできないことが多いです。

また、文字数が大幅にオーバーしてしまうと「確認を怠る人」「注意力が散漫な人」というマイナスな印象を持たれてしまう可能性もゼロではないので注意しましょう。

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キャリアアドバイザー

ただし極端に文字数が少ないのもよくありません。100字に限らず「○○字以内で」という指定があった場合の理想は制限の8~9割に収めることです。今回の場合だと80~90字に収めるように心掛けましょう。

100字「程度」の場合

「100字以内で」という制限ならば100字を超えないよう気を付ければ良いですが、企業によっては「100字程度」という指定を付ける場合もありますよね。この場合は「80字~120字」で収めるようにしましょう

指定ごとの目安文字数
  • 100字以内…80字以上100字以内
  • 100字程度…80字以上120字以内

②誰が見てもわかる内容か

文字数を減らすとはいえ、読みやすさを意識するのは忘れないようにしましょう。読点を必要以上に省いたり、使い慣れない言葉や日常であまり使われない言葉を無理やり使うのは避けるべきです。

また先ほど文字数を減らす方法としてカタカナを日本語にすることをお伝えしました。しかし、この方法は意味が変わってしまうこともよくあるので使うときには注意が必要です。ものによっては、日本語にしてしまうと自分の伝えたいことが正しく伝わらないと感じることもあるかもしれません。

完成した文章で本来自分が伝えたいことがしっかりアピールできていない、読みにくいなどの場合は無理に言い換えをするのは避けましょう

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また、自分ではわかるように書いたつもりでも、ほかの人が読むとよくわからなかったということもあるものです。自己PRを作成したあとは、友人やキャリアセンターの職員など自分以外の人にも読んでもらうことをおすすめします。

③ほかと差別化が図れる内容か

差別化におすすめの言い換え例

100字の自己PRは文字数が少ないこともあり、どうしても周りと似通った自己PRになりがち。周りに埋もれてしまいそうな自己PRになっていないかも確認すべき重要なポイントです。

差別化には強みを言い換えてみることをおすすめしています。たとえば自分の強みを「リーダーシップ」とアピールする学生は多いですが、そこから一歩踏み込んで、チームの先頭に立って仲間を引っ張る「統率力」や仲間を助けチームの後方支援をおこなう「サポート力」などとアピールしてみましょう。

単純に「強みはリーダーシップです」と言い切るのではなく、強みを別の言い方で表すと差別化を図りやすいですよ

鴨川 未奈

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「必ず盛り込むべき3つの要素」が抜けていないか確認しよう

100字の自己PRでは、必要最低限の情報がしっかり盛り込まれているかも確認しましょう。必要最低限の情報とは、先ほどお伝えした以下の3点です。

「自分の強み」
「強みを裏付けるエピソード」
「企業での活かし方」

のこと。100字以内におさめるために文字を減らしていくと、気付かないうちに減らしてはいけない情報まで消してしまっていることもあります。これら3つのポイントは押さえられているか必ず確認しましょう。

当たり障りのない内容はなるべく盛り込まないように

また「面接で話したい内容か」といった点も忘れないようにすると良いですね。簡潔に書くあまり、当たり障りのない情報を盛り込んでしまい、面接に進んだ際に企業からスルーされてしまったり、エピソードの詳細をうまくアピールできないこともあります。企業から興味を持ってもらい、面接で深掘りしてもらいやすいような情報が盛り込まれているかチェックしましょう。

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強み別で紹介! 100字の自己PR例文15選

ここからは強み別の例文を紹介します。自分の強みと同じものがあれば、構成や内容を照らし合わせて先ほどお伝えした注意点をチェックしてみると良いですね。また、この中にアピールポイントがない人も、基本の構成は変わらないので、ぜひ参考にしてください。

例文①:協調性

例文

私の強みは協調性です。保育園や高齢者施設で楽器の演奏をした際、演奏後に園児や入居者など多くの方と会話をし仲を深めました。入社後も協調性を活かし、さまざまな人と協力することでチームの活性化に貢献します。

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キャリアアドバイザー

年代を問わず多くの人と協調できる人なのだろうと想像できますね。仕事でもさまざまな人と滞りなく接してくれそうです。

協調性をアピールしたい人はぜひこちらの記事も参考にしてみましょう。

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例文②:責任感

例文

私には物事を投げ出さない責任感があります。アルバイトでは、自分の仕事はすべて100%の質を出すことを常に意識していました。貴社でも、与えられた仕事には妥協せずに取り組むことで結果を出したいです。

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キャリアアドバイザー

100%という数字が非常に説得力があります。どんな工夫をしたのか気になるので、ぜひ面接で詳しく聞いてみたいですね。

責任感のアピールにはこちらの記事も参考にすると良いですよ。

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例文③:統率力

例文

私には統率力があります。部員150名の野球部を主将として率いました。危機的状況でも仲間を鼓舞し、常に周りの先頭に立ってきました。この統率力を活かし、早いうちからチームを牽引する存在となりたいです。

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キャリアアドバイザー

将来の目標まで示しており、非常にやる気に満ち溢れた自己PRです。単にリーダーシップと表さず具体的なスキルをアピールしているのもポイントですね。

例文④:真面目さ

例文

わたしの長所は真面目なところです。周囲が手を付けたがらない仕事も率先して引き受けてきました。入社後の業務も、毎日丁寧に取り組むことで結果につなげ、社員の働きやすさに貢献していきます。

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キャリアアドバイザー

仕事への誠実さがよくわかるPRですね。単に「真面目」と伝えるよりは「誠実さ」を強みにしてもいいかもしれませんよ。

真面目さをアピールする場合はこちらの記事も読んでおきましょう。

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真面目な性格の自己PRは、具体的でわかりやすい表現をすると面接官に伝わりやすくなりますよ。 この記事では真面目な人の特徴、アピールすべきポイント、自己PR例文をキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、好印象を与えましょう!

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真面目な強みを自己PRでアピールするコツ|言い換え表現や例文

例文⑤:向上心

例文

私には常に高い目標を持ち続ける向上心があります。所属していた野球部では一つの目標を達成するたびに次の目標を立てていました。貴社でも、常に目標を達成して高い成果を出して業績に貢献したいです。

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自分のこれまでの姿勢が企業での活かし方としっかりリンクしており、説得力がありますね。入社後も頑張っている様子が目に浮かびます。

例文⑥:ポジティブさ

例文

私の強みはポジティブさです。部活で負けが続いていたときは、この負けが糧になると考えて仲間を励まし続けました。このポジティブさを活かし、何事にもめげずに最後までやり遂げていきたいです。

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キャリアアドバイザー

前向きさが全面に伝わる自己PRになっています。なぜそのように考えるようになったのか、ぜひ面接で聞いてみたいですね。

前向きな姿勢をアピールしたい人は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

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例文⑦:几帳面

例文

私の強みは几帳面さです。大学のレポートは提出形式が決まっており、形式の誤りで受理されない学生も多くいる中で、ミスを起こしたことはありません。この強みを活かして実直に仕事に取り組みたいと思います。

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短い文章の中でも周囲との比較ができていることで、几帳面さにしっかり説得力が付けられています。文字数が多い自己PRでは、どのような工夫をしてミスを防止してきたのか詳しく書いてみると良いですよ。

例文⑧:コミュニケーション能力

例文

私はコミュニケーション能力が強みです。イギリスへ留学した際には、5ヵ国の学生と積極的にを交流し仲を深めました。この強みを活かし、多くの人と良い関係を築き、働きやすい環境づくりに努めたいです。

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日本語が通じない相手ともコミュニケーションを取れているのは非常に強いアピールポイントです。流れもスムーズでわかりやすく、海外志向の強い企業などでは特に有効でしょう。

留学経験をアピールする際はこちらの記事がおすすめです。

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例文⑨:行動力

例文

私の強みは行動力です。学生時代のテレアポのアルバイトでは、質よりも量にこだわり誰よりも多い架電量を心掛けた結果、年間MVPを受賞しました。貴社でも誰よりも多く動くことで貢献していきます。

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行動が結果につながっていることを示しているのが非常に良いですね。入社後もその行動力を活かして、さまざまなことに取り組んでくれそうです。

行動力のアピールの仕方はこちらの記事で詳しく解説しています。

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例文⑩:継続力

例文

私は何事もやり遂げる継続力があります。やり初めの頃は目が出ずつまらなかったサッカーも、続けることで成果を出しレギュラーを勝ち取りました。この強みを活かして業務に責任を持ち最後までやり抜きます。

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「つまらなかった」というマイナスな感情を示していることで、あきらめずに続けるという姿勢が強く伝わってきます。文字数が増えたときには、粘り強さと絡めるとさらに魅力的な自己PRになりますよ。

継続力のアピールにはこちらもぜひ参考にしてください。

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例文⑪:臨機応変さ

例文

私には咄嗟に行動できる臨機応変さがあります。特にアルバイトでは想定外のトラブルが発生した際、自分で指示を出しその状況を乗り越えました。入社後も、そのときやるべきことを瞬時に判断し行動していきます。

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話の流れもスムーズですし、強みをしっかり裏付ける説得力のあるエピソードを盛り込めていますね。どのような指示を出したのかなど、ぜひ面接で深掘りしてみたいですね。

臨機応変に対応する力をアピールしたい人はぜひこちらの記事もよんでおきましょう。

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例文⑫:柔軟性

例文

私の強みは柔軟性です。海外留学を通して、考え方や意見の違いがあることとそれを理解することの大切さを学びました。貴社においても、多様な考え方や意見を受け入れチームが円滑に動くよう努力します。

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さまざまな人とかかわっていることから、強みに説得力が強くついています。コミュニケーション能力のアピールにもつながりそうですね。

例文⑬:思いやり

例文

私は周りへの思いやりが強みです。困っている人に寄り添い、相手の立場に立って話を聞くことを心掛けていました。貴社でも、周囲を常に確認し、社員が働きやすいような環境づくりに努めてまいります。

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思いやりのアピールから、周囲から信頼されている様子も伝わりますね。空気づくりや環境づくりに良い影響を与えることが想像できます。文字数を増やすときは周りから言われたことなどを盛り込むとさらに説得力が上がりますよ。

思いやりのアピールには、こちらの記事も参考にしてくださいね。

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例文⑭:サポート力

例文

私にはチームを後ろから支えるサポート力があります。所属していた部活では、勝つことよりも負けないことを優先して、チームメンバーの補佐に努めました。貴社でもチームが円滑に働くように行動していきます。

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チームで動くことが主となる部署や企業においては非常に強いアピールとなりますね。入社後の姿もイメージしやすいです。

サポート力をPRしたい人はこちらの記事を参考にしてみましょう。

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例文⑮:粘り強さ

例文

私は何事も粘り強く取り組むことができます。アルバイト時代は店舗の売上目標の達成に最後まで尽力しました。あきらめずに数字を追った結果目標が達成できたので、貴社でも数字にコミットして目標を達成していきます。

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あきらめない姿勢が強く伝わる自己PRです。今後も目標のために努力を重ねる様子が想像できます。文字数が増える場合は向上心などを組み合わせてみるのも良いかもしれません。

粘り強さのアピールにはこちらの記事も参考にしてみると良いですよ。

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ほかにあきらめない性格をアピールしたい人はこちらの記事も読んでみてください。

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字数が変わると自己PRの内容はどう変わる?

せっかく100字で自己PRが作れたのですから、今後もさまざまな場面でこの自己PRをうまく使っていきたいですよね。ここからはこの自己PRに肉付けをおこない、字数制限のない自己PRを書くときや「400字以内で」などと指定されたときにも対応できる方法をお伝えします。そのときどきで自己PRに盛り込むべき内容も説明してあるので、ぜひ参考にしてみてください。

文字数制限がない場合の最適な文字数はこちらの記事で解説しています。

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100字:押さえたいことは3つ!

100字の場合は先ほどお伝えした通り「自分の強み」「強みを裏付けるエピソード」「企業での活かし方」の3つの内容を盛り込むようにしましょう。

例文

私の強みはやり遂げる力です。大学時代は学校祭を盛り上げるために宣伝活動に力を入れ、来場者数を30%増加させました。貴社でも与えられた業務はあきらめずに必ずやり遂げ、活躍していきたいです。

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200字:エピソードでの努力や工夫をプラス

肉付けをおこなう箇所とその内容
  • 強み…具体性を付ける
  • エピソード…どんな努力や工夫をしたか

一般的に自己PRをESに書くときの文字数は200字程度であることが多いですが、200字では100字に比べてエピソードに深みを付けられます。エピソードの中でどんな努力や工夫をしたかをさらに詳しく述べるようにしましょう。そうすることでさらに強みに説得力を持たせることができます。

また、強みにも具体性を付けるようにしましょう。たとえば真面目さでも「責任感」「誠実さ」などさまざまな側面があります。ただ「真面目さが強みです」と伝えるよりも「何事にも責任を持って取り組む真面目さが強みです」のように表現するほうが具体的でより自分のことを理解してもらえそうですよね。

例文

私は何事にも手を抜かず物事を最後までやり遂げることができます。大学時代に4年間所属していた文化祭実行委員会では、学校祭を盛り上げるために宣伝活動に力を入れ、周囲に積極的に呼びかけて来場者数の30%の増加に貢献しました。

貴社でも与えられた業務1つ1つに真摯に取り組み、あきらめずに必ずやり遂げることで自己成長と企業の成長につなげ活躍していきたいです。

400字:内容をさらに深掘り

肉付けをおこなう箇所とその内容
  • 強み…具体性をさらに付ける
  • エピソード…その努力や工夫をなぜしようと思ったか、何に問題を感じて行動を起こしたか
  • 企業での活かし方…部署名や具体的な行動

400字の自己PRでは、3つの内容それぞれにさらに深掘りが必要になります。

たとえば200字の自己PRで盛り込んだ努力や工夫をなぜしようと思ったのか、何に問題を感じて行動に起こしたのかなど、自分の行動の原因について深掘りしてみましょう。またそのときの状況や起こした具体的な行動など、エピソード全体をブラッシュアップするのも具体性が増すので良いでしょう。

また企業での活かし方では、実際の部署名を出したり、具体的にどのように行動するか書いてみると良いですよ。具体性が上がるのはもちろんですが、企業理解ができているというアピールにもつながります。

例文

私は人が「面倒だ」と思うようなことにも手を抜かず、物事を最後までやり遂げることができます。大学時代は文化祭実行委員会に4年間所属しました。学校祭の来場者数が落ち込んでいる時期だったので、まずはより多くの人に来場してもらえる方法を考えました。

その中でもっとも大切なことは宣伝活動をおこなうことだと判断し、チラシ配りやSNSでの呼びかけなどを積極的におこないました。最初は気乗りしない学生も多くいましたが、何度も話し合いを重ねるうちに協力してくれるようになり、その年の来場者数は前年度の130%に増加しました。

この経験を貴社の営業職でも活かし、与えられた業務1つ1つに真摯に取り組み、あきらめずに必ずやり遂げたいと考えています。そしてやり遂げた経験を自己成長につなげ、企業に利益をもたらすことで貢献していきたいです。

400字の自己PRのまとめ方はこちらの記事を参考にしてください。

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例文15選! 400文字の自己PRで自分を魅力的にアピールする方法

高橋 宙

キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる

文字数が増えるときはもっともアピールしたい場所を重点的に肉付けしよう

今紹介したような字数別の自己PRで、盛り込むべきポイントをそれぞれ詳しくお伝えしますね。

先ほど「具体性を出すために数字を使うこと」をコツとしてお伝えしましたが、100字の自己PRこそそれを意識するようにしましょう。字数制限のためエピソードを伝えることにも限界がありますが「売上を2倍にした」と数字で結果を表すことで「どのように工夫したのか面接で聞こう」と企業が興味を持ちやすくなります。

200字はアピールしたい要素に焦点をあてる

200字の場合だと「もっともアピールしたい点に焦点を当てる」というコツがあります。エピソードに厚みを持たせるのも良いですし、その企業に入社したいという意欲が誰よりも強いのであれば「企業で強みをどのように活かすか」の部分をより丁寧に書くこともできます。しかし200字でも記載できる内容に限りがあるため、エピソード中心に述べるか強みの活かし方を中心に述べるか、面接で詳しく話したい方に絞って詳細を書くようにしましょう。

アピールポイントは一つに絞り込むのがおすすめ

400字の場合、アピールポイントは1つに絞りましょう。ある程度ボリュームのある内容を書けるため2つ以上の強みを記載する就活生もいますが、100字の場合と同じく必ず1つに限定しましょう。2つにしてしまうと、400字であっても結局1つあたりのエピソードが薄くなってしまい、アピールポイントが弱くなってしまいますよ。

100字の自己PRについてよくある質問に回答!

自己PRで100字の指定があったときにどのようにアピールすれば良いか分からない悩んでいる人もいますよね。ここでは、そのような疑問や悩みをもつ学生からの質問にキャリアアドバイザーが回答していくのでぜひ参考にしてくださいね。

  • 100字の自己PRでは何をアピールしたら良いですか?

    100字の自己PRでは、まず企業がもとめる人物像を把握してから作るようにしましょう。自分ではアピール度が高いと思っていても、企業側が「うちの会社に合っているな」「活躍してくれそうだな」といった感覚が持てないと、アピール度は低くなってしまいます。

    そのため、企業がもとめる人物像と一致していることが前提になります。大学生活での学業やアルバイト、サークルなどの経験で得られたことを分析し、より企業のイメージに近いエピソードをピックアップすると良いでしょう。

  • 自己PRを100字でまとめるコツが知りたいです。

    100字の自己PRは、短すぎてどうまとめていいのか分からないという人もいますが、流れを覚えておけばスムーズに作ることができます。まず、冒頭で「自分の強み」を端的に述べます。次は、その強みを裏付けるエピソードを伝えて説得力を持たせましょう。最後に、その強みを企業でどう活かすのかという抱負で締めくくります。

    この流れで書けば、自分の強みと入社への意欲を伝えることができ、アピール度も高くなるのでおすすめです。

入れたいことは3つだけ! 要点を押さえて自分をアピールしよう

100字の自己PRで大切なことは「強み」「エピソード」「企業での活かし方」の3つを必ず盛り込むことです。この3つさえ入れておけば、自分の魅力は充分に伝えられます。詳しい内容は無理に書こうとせず、そのあとに続く面接で存分にアピールするようにしましょう。コツや注意点も踏まえて魅力的な自己PRを自分なりに作ってみてくださいね。

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