志望動機と自己PRの違いと含めるべき3つのポイント|例文8つ

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コラムの目次

  1. 志望動機と自己PRは別物だと理解しよう
  2. 志望動機と自己PRの違いとは
  3. 志望動機:企業を志望する理由
  4. 自己PR:自分を採用するメリット
  5. 志望動機は未来、自己PRは過去と現在のことを話す
  6. 志望動機と自己PRを書くうえでの注意点
  7. 一貫性のある内容にする
  8. まったく同じ内容にはしない
  9. 違いを理解して作成する
  10. 志望動機と自己PRの欄が1つの場合は?
  11. タイトルをつけて書き分けよう
  12. 志望動機に含めたい3つの要素
  13. ①なぜその業界なのか
  14. ②なぜその企業なのか
  15. ③入社後に実現したいことやビジョン
  16. 志望動機を書く際の注意点
  17. 漠然とした内容にしない
  18. どの企業でも通用する内容にしない
  19. 企業理念や仕事内容に絡めた内容にする
  20. 自己PRに含めたい3つの要素
  21. ①自分の強み
  22. ②強みを活かしたエピソード
  23. ③強みを活かしてどう企業に貢献するか
  24. 自己PRを書く際の注意点
  25. 成果をわかりやすく伝える
  26. 第三者からの評価を取り入れる
  27. 企業にマッチした強みを選ぶ
  28. 志望動機の例文4選
  29. ①メーカー
  30. ➁IT企業
  31. ③商社
  32. ④小売業界
  33. 自己PRの例文4選
  34. ①コミュニケーション力
  35. ➁チャレンジ精神
  36. ③チームワーク
  37. ④縁の下の力持ち
  38. 志望動機と自己PRで効果的にアピールしよう

志望動機と自己PRは別物だと理解しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活を始めた学生から、こんな相談をよく受けます。

「志望動機と自己PRは何が違うのですか?」
「志望動機と自己PRを書いたら同じような内容になってしまいました」

志望動機と自己PRは似ているように感じるかもしれませんが、実際はまったくの別物です。どちらも就活では非常に重要な項目ですが、両者の違いが区別できていないと十分にアピールすることができません。

そこでこの記事では、志望動機と自己PRの違いやそれぞれを作成するうえでのポイントと注意点を解説します。例文も紹介するので、両者の違いをしっかり理解して就活に活かしてくださいね。

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志望動機と自己PRの違いとは

志望動機と自己PRの違い

まずは、そもそも志望動機と自己PRはどう違うのか、明確にしていきましょう。
簡単に言うと志望動機は企業を志望する理由、自己PRは自分を採用するメリットだといえますが、分かっているつもりでも、実際に区別して書くのは難しいものです。

志望動機と自己PRを書くうえで大前提となる部分なので、詳しく見ていきましょう。

志望動機:企業を志望する理由

志望動機はその企業を志望する理由であり、具体的には次のような内容を盛り込みます。

志望動機に含める内容の例
  • その企業で働きたいと思ったきっかけ
  • その企業でどんな仕事がしたいのか
  • その企業のどんな点が魅力的だと思うか
  • 競合他社ではなくその企業で働きたい理由
  • 似た業種・職種ではなくその仕事をしたい理由

特に社会人としての能力が未知数な新卒採用では、スキルや資格だけでなく、本人の意欲や企業に対する思い入れなども重要なチェック要素となります

また、企業側は志望動機を通して以下のようなことを知りたいと思っています。

企業が志望動機を通して知りたいことの例
  • 内定を出した場合に承諾してくれそうか
  • やる気を持って働いてくれるか
  • 会社の方向性と本人が目指すビジョンがずれていないか

「志望動機が書けない!」と思ったらこちらの記事を読んでください。

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自己PR:自分を採用するメリット

自己PRは、企業に対して自分を採用するメリットを伝えるものです。

自己PRで伝える内容の例
  • 自分の性格やマインド
  • 経験、実績
  • 企業で働くうえで活かせそうな強み

採用側は志望動機を通して学生の意欲などを確認しますが、いくら意欲があっても、それだけでは入社後本当に活躍できるかわかりません。

しかし、コストをかけて採用活動をおこなう以上、一定の活躍が見込める学生を見極めなければならないので、自己PRから学生の強みや人柄を確認し、自社とのマッチ度を測るとともに、入社後に活躍できそうかを判断するのです

企業が自己PRを通して知りたいことの例
  • 人柄や考え方
  • 社風や業務とのマッチ度
  • 将来活躍してくれそうかどうか

志望動機では意欲面での適性が見られるのに対し、自己PRでは能力面での適性が見られると考えると、わかりやすいですね。

面接での効果的な自己PRの伝え方はこちらの記事を参考にしてください。

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志望動機は未来、自己PRは過去と現在のことを話す

志望動機は「将来、どんなことをしたいと思ってその企業を志望するのか」を説明するものです。そのため、将来のなりたい姿やビジョンを中心に組み立てます。

一方、自己PRは自身を採用するメリットを説明するために、根拠として過去や現在で自分が頑張ったことや経験したことを語ります。ここでは、単に「未来はこうしたい」という夢や願望ではなく、より具体的なスキルや特性を伝えます

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キャリアアドバイザー

「志望動機=未来」、「自己PR=過去・現在」という視点を持てば、志望動機と自己PRの書き分けがしやすくなりますよ。

キャリアアドバイザーコメント

清水 沙也香

清水 沙也香プロフィール

企業は志望動機よりも自己PRを重視していることが比較的多い

志望動機と自己PRを比較すると、選考フェーズにも寄りますが、志望動機よりも自己PRを重視している企業が多い印象です。企業の中には志望動機は聞かれず、自己PRと学生時代に取り組んだことをメインにESや面接で質問されることすらあります。

採用担当者が特に重視していることは、入社後に活躍できるかどうかです。特に株式会社であれば売上利益を上げなければ企業経営ができなくなってしまうため、会社に利益をもたらしてくれるかも採用のポイントとして重視されます。非営利組織であっても、活躍することで社会への価値貢献できるかどうかは、採用する上で大切なポイントになりますよ。

ただ、選考フェーズに寄って企業が重視する点が変わることもあります。例えば、1次選考〜最終選考手前まではどちらかというと「その人の人となり(価値観のすり合わせ)」、最終選考では入社をしてからどんな利益を生み出してくれるか?を見ていくなどです。

企業によっては自己PRよりも志望動機を重視していることも中にはありますので、どちらも必ず時間をかけて自己分析や企業分析をするようにしましょう。

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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう

 実際にChat GPTが作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

志望動機と自己PRを書くうえでの注意点

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就活生

なんとなく書くべきことがわかってきました。

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キャリアアドバイザー

飲み込みが速いですね。

ただ、志望動機と自己PRは非常に重要な要素ですから、注意点もしっかり押さえておきましょう。

志望動機と自己PRには違いもありますが、「企業に自分を採用するかどうか判断してもらうためのもの」という点では共通しています。

これから解説する注意点を踏まえつつ、両者を組み合わせることでより自分の魅力や強みが伝わるよう工夫してみてくださいね。

一貫性のある内容にする

まず注意すべきなのは、志望動機と自己PRの内容に一貫性を持たせるということです。

たとえば志望動機では営業に対して意欲的な姿勢を示しているのに、自己PRではプログラミングのスキルを強みとして挙げていると、「本人が目指す方向性とスキルが合っておらず、入社後に活躍できるか判断できない」と思われかねません。

志望動機と自己PRは別物ですが、互いにリンクする内容を書くことが重要です

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キャリアアドバイザー

「自己PRに書いてあるこのスキルがあるなら、志望動機で意欲を見せていたこの仕事もできそうだ」と採用側に納得してもらえるよう、両者の内容に一貫性を持たせましょう。

まったく同じ内容にはしない

志望動機と自己PRに一貫性を持たせることは重要ですが、それによって両者がまったく同じ内容になってしまうと、わざわざ志望動機と自己PRを分ける必要がなくなってしまいます

特に志望動機では、

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就活生

こんなスキルや経験があり、それを活かせると思ったので貴社を志望しました。

と書いてしまいがちです。しかし、これでは「同じようにそのスキルや経験が活かせる同業他社や、別の会社の同じ職種でも良いのでは?」と思われてしまうので、志望動機としては不十分です。

スキルや経験はその多くを自己PRで書くとして、志望動機ではその企業でないといけない理由、その企業に共感した点などにボリュームを割くようにしましょう。

違いを理解して作成する

ここまで、「志望動機と自己PRの内容に一貫性を持たせる」一方で、「両者でまったく同じ内容にはしない」というポイントを解説してきましたが、見方によっては矛盾しているようにも思えますよね。

そんな矛盾しているようなポイントを押さえて志望動機と自己PRを書き分けるには、両者の違いをしっかり理解していなければなりません

この記事の中でも両者の違いについてはすでに解説してきましたが、よくわからなくなってきた場合には、次の点を確認してみてくださいね。

志望動機と自己PRを作成後にチェックしたいこと
  • 志望動機を書いたら、本当にその企業でないといけない理由になっているか、別の企業でも良いのではないかと反論されないかを考えてみる
  • 自己PRを書いたら、その企業で活躍できる根拠がスキルや経験の面から明確に示されているかを考えてみる
  • 志望動機と自己PRの内容を反対にしても違和感がないような内容になっていないか確認する

キャリアアドバイザーコメント

吉田 実遊

吉田 実遊プロフィール

自己PRと志望動機は一貫性だけでなく相乗効果を意識しよう

説明したとおり自己PRと志望動機の一貫性は大切ですが、志望するきっかけのエピソードと自己PRの強みを関連性のあるものにするとより効果的にアピールができるようになりますよ。志望動機は未来のことを語りますが、興味を持った理由は過去の経験を使って説明します。そのときに強みを活かしていることは前提として、別の意識したことをアピールすることで周りの学生と差をつけることができます。

例えば、強みが「発信力」で、志望動機が「仕事を通じて異文化交流の素晴らしさを伝えたい」であるとします。志望動機のエピソードの中で、発信力を活かした経験を述べると一貫性がアピールできることは説明していますよね。ここで、発信力だけでなく「異文化を発信する機会を自らつくるために積極的に行動したこと」を伝えるとどうでしょうか。発信力だけでなく行動力もアピールできますよね。

この例の志望動機でアピールした「行動力」も強みの1つですが、自己PRと志望動機を使い分けると入社後の貢献度の説得力がより増しますよね。一貫性を意識するだけでなく相乗効果を意識してエピソードを語ると、より効果的にアピールできるようになるので、ぜひ実践しましょう。

志望動機と自己PRの欄が1つの場合は?

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就活生

志望動機と自己PRを書く欄が1つしかない場合はどうしたらいいですか?

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キャリアアドバイザー

まずは書き方について企業から指示がないか確認しましょう。

エントリーシートによっては、志望動機と自己PRを書く欄が同じになっている場合があります。企業から書き方について指定がある場合は、それに従います。

特に何の注意書きもない場合はどうすれば良いのかも押さえておきましょう。

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タイトルをつけて書き分けよう

志望動機と自己PRの欄が1つになっている場合、タイトルをつけて両者を明確に分けることをおすすめします。タイトルは凝ったものでなく、【志望動機】、【自己PR】といったもので構いません。

タイトルをつけて区切った方が、採用側も「志望動機はこうで、自己PRはこうなんだな」と整理・理解しながら読みやすくなります

志望動機や自己PRの内容を練るだけではなく、読み手にとって理解しやすい書き方をすることも、ESを書く際には重要です。設問・指示から外れない範囲内で、読み手のことを思いやった工夫をしてくださいね。

自己PRで悩んだら、Chat GPTを活用しよう

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 実際にChat GPTが作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。 さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

志望動機に含めたい3つの要素

志望動機に含めたい3つの要素

続いて、志望動機に含めたい3つのポイントを解説していきます。

なぜその企業に入社したいのか、なぜ他の企業ではだめなのかを明確にするために必要な要素なので、それぞれ自分の中でしっかり深掘りし、説得力のある志望動機を書いてくださいね。

①なぜその業界なのか

まずは、なぜその業界なのかを盛り込みましょう。単純に「興味があるから」ということではなく、掘り下げて考えてみる必要があります。

「なぜその業界なのか」の掘り下げ方の例
  • 似た業界との違いは何か
  • 似た業界ではなくその業界で働きたい理由は何か
  • その業界でしか実現できない夢は何か

たとえば食品メーカーで働きたい場合、単に食べ物が好き、食べ物で人の生活を豊かにしたいという志望動機だと、飲食業や農業でも良いのではないかと思われかねません。英語を使って仕事がしたい場合も、商社、貿易、英語教育、観光などさまざまな業界が考えられますよね。

このように似た業界が多くある中でなぜその業界で働きたいのか、その業界ならではの役割や魅力などから掘り下げてみましょう

②なぜその企業なのか

「なぜその業界なのか」という理由を明らかにしたら、次は業界の中でもなぜその企業で働きたいのかを考えてみてください。

「なぜその企業なのか」の掘り下げ方の例
  • 競合他社との違いは何か
  • その企業独自の取り組みについてどう思うか
  • 会社説明会やOB・OG訪問で受けた印象

この時、理由として給与水準や残業の少なさなどを挙げることは避けましょう。もちろんそうした要素も企業選びの際には重要ですが、志望動機として挙げてしまうと、打算的、企業に対する思い入れがないなどと思われてしまう可能性があります。

③入社後に実現したいことやビジョン

最後に、入社後に実現したいことやビジョンも盛り込みましょう。そうすることで、意欲の高さをアピールでき、採用側に入社後の姿を想像してもらうこともできます。

企業の今後の動向を分析し、新たな事業に参画して活躍したいといった具体的な内容があれば伝えましょう。「顧客にとってこんな存在になりたい」「大きな仕事を安心して任せてもらえる存在になりたい」といった、なりたい姿を伝えるのも良いですね。

入社後の目標で企業を納得させるコツについてはこちらを読んでおきましょう。

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就活の面接では入社後の目標についてよく聞かれますが、企業側の質問意図を知ることで答え方がわかってきます。 この記事では、面接官の質問の意図などを考えながら、目標の考え方やヒントなどをキャリアアドバイザーが詳しく解説します。 入社後の目標で面接官を納得させるコツや事務職・営業職などの職種別の回答例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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面接の際に「それを実現するにはどう仕事に取り組んだら良いと思うか」などの質問を受ける可能性があるので、答えられるように準備しておくと安心ですね。

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津田 祥矢

津田 祥矢プロフィール

「入社後に実現したいことやビジョン」は選考結果を左右するほど重視される

まだ就職して働いた経験が少ない学生の方々にとっては、「入社後に実現したいこと」を考えることのハードルが高いと感じているかもしれません。ですが、実現したいことやビジョンをきちんと語れるかどうかが内定を左右することもありますよ。

説明したとおり、面接ではビジョンについて深く質問をされることがあります。そのときに、スムーズに回答できなかったり、熱量が感じられない話し方をしてしまうとマイナス評価になることがあります。入社後に実現したいことを書くこと自体が目的になってしまうと、このようなマイナス評価を作ってしまいかねません。

ビジョンと聞くと「大きな目標を掲げなければならない」とイメージするかもしれませんが、自分にとって小さいと感じる目標でも立派なビジョンですよ。ビジョンを偽るのではなく、今の自分が感じていることをきちんと伝えられると、ESや面接で高評価が得られるので実践してみましょう。

志望動機を書く際の注意点

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就活生

よし、3つのポイントを盛り込んでさっそく書いてみます!

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キャリアアドバイザー

心意気はいいですが、書く際にはぜひ押さえておきたい注意点もありますよ。

せっかくうえで解説したポイントを盛り込んでいても、次の注意点を意識していなければ、言いたいことが採用側にうまく伝わらなかったり、良い評価につながらなかったりする可能性があります。

志望動機を書く際は次の3点に注意し、書き上がったら第三者にも確認してもらうことがおすすめです。

漠然とした内容にしない

まず大切なのが、漠然とした内容にしないということです。志望動機を深掘りできていないと、誰にでも言えるような漠然とした内容になり、面接官の印象に残らないので注意しましょう。

言いたいことが整理できておらず、あれもこれもと詰め込み過ぎた結果、何を言いたいのか不明瞭になることもあります

自分ならではのオリジナリティを出しつつ、誰が読んでも言いたいことがはっきりとわかるような書き方をしましょう。

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キャリアアドバイザー

エピソードは1つに絞る、内容に一貫性を持たせるなど、盛り込む内容を厳選することも大切ですよ。

どの企業でも通用する内容にしない

志望動機はその企業に入社したい理由を伝えるものなので、どの企業でも通用する内容では意味がありません。「他の企業の志望動機を一部アレンジすれば良いだろう」という消極的な姿勢は必ず企業に伝わるため、熱意が感じられないと判断される可能性があります

就活では複数企業の採用試験を受けることは珍しくありませんし、いくつもの志望動機を書くのは大変ですが、採用側も時間と労力をかけて真剣に採用活動をおこなっています。

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その企業の魅力や入りたい理由を明確にすることは、自分自身の就活へのモチベーションへもつながるので、一社ずつ丁寧に志望動機を書いてくださいね。

企業理念や仕事内容に絡めた内容にする

企業理念や仕事内容に絡めた内容にすることも重要です。企業理念はその企業独自のものであり、仕事内容にも企業独自の特徴が反映されています。そのため、志望動機の中に企業理念や仕事内容を盛り込むことで、その企業に入社したい理由として説得力が増すのです

採用側は志望動機から志望度の高さも判断しているので、「企業理念や仕事内容をしっかり理解し、共感している」と思える志望動機は高く評価されやすくなります。

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漠然としたイメージや表面的な情報に基づく志望動機では説得力が薄いので、企業研究を徹底して企業に対する理解度の高さをアピールしましょう。

企業理念を志望動機に盛り込む方法についてはこちらを読んでおきましょう。

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志望動機に企業理念を盛り込む場合に気をつけたいのは、しっかりと事業内容や会社の沿革を調べることです。今回は企業理念を志望動機にする際の志望動機の作り方を、例文とともにキャリアアドバイザーが解説します。面接官が評価するポイントも紹介するので、参考にしてみてください。

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自己PRに含めたい3つの要素

自己PRに含めたい3つの要素

自己PRの目的は採用側に自分を採用するメリットを感じてもらうことです。3つのポイントを通して、入社後に活躍できることをしっかりアピールしていきましょう。

①自分の強み

まずは自分の強みを明確に述べましょう。特に、企業への入社後に活かせる強みをアピールしてください。

自己PRしたい強みの例
  • コミュニケーション能力がある
  • 継続力がある
  • 向上心がある
  • リーダーシップがある
  • 縁の下の力持ち

企業や職種によって評価されやすい強みは違ってくるので、複数の企業のESを書く際は、強みを書き分けることをおすすめします。ただし、どの企業にどの強みをアピールしたのか忘れてしまうと面接時に困ってしまうので、メモに控えるなどしておきましょう

自分の強みが思いつかない場合は、周りの人に聞いてみたり、これまでの経験で頑張ったことや学んだことなどを思い返したりしてみてください。

長所と短所の見つけ方はこちらの記事でまとめています。

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②強みを活かしたエピソード

単に「コミュニケーション能力があります」、「リーダーシップがあります」というだけでは説得力がなく、具体性に欠けます。

そこで、自己PRで強みをアピールするときにはそれを活かすことができたエピソードもセットで伝えるようにしましょう

自己PRでアピールする強み自体は、よほど特殊なものでない限り、他の学生と重複しがちです。その中でも他の学生との違いや自分ならではのカラーをより鮮明に採用側に伝えるには、オリジナリティのあるエピソードが必要です。

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奇抜な内容を狙うよりも、状況に対して自分がどのように考え、どのような工夫をして強みを活かしたのか、筋道立てて臨場感のある説明ができると印象に残りやすくなります。

自分の強みがわからない人はまずこちらの記事を読んでみましょう。

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③強みを活かしてどう企業に貢献するか

自己PRを通して自分を採用するメリットを伝えるためには、自分の強みが企業で活かせることをアピールしなければなりません。せっかく良い強みを挙げていても、企業で再現できなさそうだと思われてしまっては意味がないのです。

「こんな強みがあるのだから、当然貢献できるだろう」と決めつけ、強みをどう活かせるか明確にしないのは得策ではありません。面接官の想像力に委ねるような方法ではアピール効果が弱いうえに、大量の書類に埋もれて読み飛ばされてしまうかもしれないため、できるだけ具体的に書くことが大切です。

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企業のこんな事業の中で、あるいはこんな場面で自分の強みをこういうふうに活かして貢献したい、と明確に書きましょう。

自己PRを書く際の注意点

志望動機を書く際の注意点
  • 漠然とした内容にしない
  • どの企業でも通用する内容にしない
  • 企業理念や仕事内容に絡めた内容にする

続いて、自己PRを書く際の注意点を3点解説していきます。
自己PRでしっかり自分の強みをアピールするには、具体性と根拠、企業から見たときの価値の高さを意識する必要があります。

これらの点をクリアするために、これから解説する3点を意識して自己PRを書いてみてくださいね。

成果をわかりやすく伝える

自分の強みを活かしたエピソードでは、その強みによって得られた成果を分かりやすく伝えることが重要です

単に「このような場面で自分の強みを活かすことができた」といっても、それは自己満足にすぎない可能性があり説得力がありませんし、その強みがどれくらい役に立ったのかもわかりません。

成果を伝える際に取り入れたい数値の例
  • 頻度
  • 時間
  • 点数

たとえば「毎日2時間継続して英語の勉強をすることで、TOEICのスコアが半年で200上がった」というように、具体的な数値を入れるようにしましょう。

自己PRで英語力を効果的に伝える方法はこちらの記事で解説しています。

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第三者からの評価を取り入れる

自分の強みがテストのスコアや成績など、数字で成果を示せるものでない場合は、裏付けとして第三者からの評価を取り入れましょう。

  • △「チームワークを高めるために仲間に積極的に声掛けをするようにした」
  • ◎「チームワークを高めるために仲間に積極的に声掛けをした結果、周りから相談しやすくなった、チームの雰囲気が明るくなったと言われた」

自分の視点だけだと独りよがりだったのではと思われかねません。しかし、第三者からの評価を加えることで、説得力が出ますよね

自分の強みが周りにどのような影響をもたらしたのか、客観的に振り返ってみましょう。

チームワークの自己PRで高評価を得るコツはこちらの記事で解説しています。

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企業にマッチした強みを選ぶ

自己PRでもう1つ重要なのが、企業にマッチした強みを選ぶということです。

自己PRは、「こんな強みがあるならこの学生を採用するメリットがあるな」と企業側に感じてもらうためのものです

それにもかかわらず、たとえばスピード感を持った成長・成果を目指す企業なのに、「自分の強みはじっくり確実に成長していくことです」といってしまうと、「強み自体は素敵だけどうちの会社には合わない」と判断されかねません。

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キャリアアドバイザー

その企業ではどのような人物像が求められているのかを、企業理念や事業内容、先輩社員の話などから研究し、企業にマッチした強みをアピールしましょう。

志望動機の例文4選

それではここからは具体的な例文を挙げていきます。まずは志望動機の例文です。

志望動機で盛り込むべきポイントは、「なぜその業界なのか」、「なぜその企業なのか」、「入社後に実現したいことやビジョン」の3点でした。

その企業ならではの内容にするという注意点も踏まえた例文となっているので、ぜひ参考にしてください。

①メーカー

例文

私が貴社を志望したのは、日本のお菓子を海外の子どもたちに届ける貴社の事業に貢献したいと思ったからです。

私は幼いころからスーパーのお菓子売り場が大好きだったことや、海外留学時にホストファミリーの子どもに貴社のお菓子をプレゼントしたところ、非常に喜んで日本のお菓子に興味を持ってくれたことをきっかけに、将来は世界の子どもたちに日本の可愛くておいしいお菓子を知ってもらう仕事をしたいと思うようになりました。

そんな中、貴社が今後、まだ日本のお菓子があまり流通していない地域を中心に海外展開していくということを知り、ぜひ貢献したいと思いました。入社後は、世界の子どもたちに驚きとワクワクを届けられるよう、積極的にアイディアを出して活躍していきたいです。

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自分の経験と絡めてその企業を選んだ理由が、仕事への情熱とともに明確に述べられています。企業の今後の方針まで調べている点もポイントです。

食品業界の志望動機例文はこちらの記事でも紹介しています。

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➁IT企業

例文

私が貴社を志望したのは、IT技術を通して高齢者の生活をより豊かにしたいと思ったからです。

私は、1人暮らしを好みながらも老化により暮らしに不便を感じつつある、私の祖母のような方々を多く支えたいと思っています。そのためにはIT技術を使ったサービスが有効だと思い、IT業界を調べていたところ、貴社を知りました。

高齢者の生活を支えるITシステムの提供に加え、高齢者と家族・地域の人々を結ぶイベント開催にも積極的だったり、ITシステムの中に楽しく利用できる遊び心をしのばせたりする貴社の取り組みに、自分のやりたかったことはまさにこれだと感銘を受けました。

今の高齢者と将来の高齢者とでは抱える問題やニーズも違ってくると思うので、入社後はそうした面も意識して、先手を打ったシステムづくりに取り組んでいきたいです。

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キャリアアドバイザー

企業側がこだわっているであろう部分に感銘を受けたと述べることで、企業に対する思い入れ、志望度の高さが感じられる志望動機となっています。

IT業界の志望動機を魅力的にする方法はこちらの記事を参考にしてください。

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③商社

例文

私が貴社を志望したのは、上質な素材と良い価格にこだわる貴社の姿勢に感銘を受けたからです。

私は大学の服飾サークルで、自分で服を作っていました。その中で困ったのは、理想とする素材が見つからなかったり、高価すぎたりしたことでした。しかし、海外の繊維市場などを訪れてみると理想とするものが多くあり、何とかしてこうした良い素材が日本でも手に入りやすくならないかと考え始め、商社に興味を持ちました。

貴社はメーカーに良い素材を良い価格で届けることを大切にされており、その目標を達成すべく営業の方々の交渉力が非常に高いことで有名です。そんな先輩方に囲まれて、私も同じ目標・熱意を共有しながら取引先に信頼される存在になれるよう、努力していきたいです。

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キャリアアドバイザー

企業の方針や先輩社員の特徴を志望動機として挙げることで、なぜその企業なのかが明確に伝わる志望動機となっています。顧客企業が感じているであろう困りごとを自分自身も感じたことがあるという点も魅力ですね。

7大商社の攻略法についてこちらの記事で検証しています。

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④小売業界

例文

私が貴社を志望したのは、貴社のスーパーの企画に惹かれたからです。

私は1人暮らしを始めて以来、貴社のスーパーを利用しています。スーパーは必要だから行く場所という程度の認識しかなかったのですが、貴社のスーパーでは、数量限定の豪華なお惣菜や旬の果物がおまけで付いてくる野菜の販売、店員の方々の昨日の晩ご飯を紹介する掲示板の設置など、ユニーク・楽しい・役立つ企画が多く、スーパーに行くこと自体が楽しみになりました。

人々の日常生活を支える仕事をしたいと思ってスーパー業界も視野に入れていたところ、こうした貴社の魅力を改めて感じました。貴社において私も人々の日常の何気ない時間を彩る、個性ある企画を作っていきたいと思い、志望しました。

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キャリアアドバイザー

単に人々の日常生活を支えたいというだけではなく、その日常生活の何気ない時間を彩りたいという部分に情熱が感じられます。積極的におもしろいアイディアを出してくれそうなところも魅力的です。

小売業界についてこちらの記事で理解を深めましょう。

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自己PRの例文4選

次は自己PRの例文を紹介します。

自己PRは自分を採用するメリットを企業に直接伝える非常に大切な項目です。成果をわかりやすく伝えたり、第三者からの評価を盛り込んだりして、企業にマッチした強みを伝えられるよう、例文を参考にしながら自己PRを書いてみてくださいね。

①コミュニケーション力

例文

私の強みは、立場に関係なく周りと良い関係を築くコミュニケーション能力です。

私は大学時代、仕事内容や接客に関して特にマニュアルがない飲食店でアルバイトをしていましたが、店長や社員の方、先輩アルバイトの方に積極的に話しかけた結果、仕事のコツや経験に基づくアドバイスをたくさんいただきました。

また、仕事のスピード感についていけていない様子の後輩にも積極的に話しかけ、早く慣れるようサポートしました。その結果、店長から「君はこの店の潤滑油だ」との評価をいただき、新人教育を任されるようになりました。

立場関係なく対等に仕事をすることを重視する貴社においてもこの強みを活かし、多くの方との相乗効果を生み出しながらさらに貴社を発展させていきたいです。

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キャリアアドバイザー

目上の人とも部下・後輩とも分け隔てなく接し、柔軟に影響を受けたり与えたりしながら活躍する姿が想像できます。皆が協力して働かなければならない環境にいち早く適応できそうな印象がありますね。

コミュニケーション力をより自分らしく表現するための言い換え表現はこちらの記事で確認してください。

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➁チャレンジ精神

例文

私の強みは、チャレンジ精神を持ってチャンスをつかんでいくところです。

私は大学時代、チャレンジ精神を活かして多くのチャンスをつかんできました。たとえば以前、所属している吹奏楽サークルに大きなイベントのオファーが来ました。実力を上げ活躍の場を広げるチャンスだと思い、練習スケジュールや目標を立てて、自信がないと参加を見送ろうとする仲間を説得し、皆でイベントに参加しました。

集中的な練習の甲斐あって本番では多くの方から好評をいただき、その後も大きなイベントへのオファーが続くようになりました。

挑戦には不安がつきものですが、実力主義の貴社にてチャンレンジ精神を活かし、自分を高め、どんどん大きな仕事を任せてもらえるようになりたいです。

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キャリアアドバイザー

チャレンジを通してぐんぐん実力をつけ、成長していきそうな印象が感じられます。消極的だった周りをも巻き込んでチャレンジしたというエピソードから、周りを巻き込み導く力も感じられますね。

チャレンジ精神の言い換え表現や例文はこちらの記事で確認してください。

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③チームワーク

例文

私の強みは、チームワークを構築できるところです。

以前ゼミで1つのプレゼンを作る機会があったのですが、私のゼミは個人主義志向のメンバーが多く、各自の担当部分はしっかり準備するものの互いに連携がとれておらず、皆で1つのプレゼンを作っているのにバラバラな状態でした。

そこで、私は週に1度、メンバー内で2人組や3人組を作って準備する時間を設けたり、ゼミ後は皆で学食へ行く提案をしたりしました。その結果、皆が互いに助け合ったり意見を出し合ったりできるようになり、今では卒業旅行に行こうという話まで出ています。

こうした強みを活かし、貴社でも皆が協力して相乗効果を生み出す要となる存在として活躍していきたいです。

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キャリアアドバイザー

チームの状況を見て適切な対応ができていることから、企業に入ってからも臨機応変に柔軟な対応ができそうですね。チームの力を最大限に発揮させてくれる存在になりそうな点も評価ポイントです。

④縁の下の力持ち

例文

私の強みは、縁の下の力持ちとして人を支えられるところです。

私は家庭教師のアルバイトで中学生の勉強をサポートしてきました。頑張って良い結果を残すのは生徒自身ですが、私は彼らが正しい道を全力で走れるよう、モチベーションの向上や授業の質の向上に尽力し、試験で緊張しない方法や体調の整え方などもアドバイスしました。

生徒がC判定だった高校に合格し、「自分が頑張れたのは先生がいてくれたからだ」といってくれたときは非常にうれしく、人の成功や活躍を支える仕事のやりがいを感じました。

貴社で働き始めてからも、縁の下の力持ちとして人をサポートするやりがいを大切に、転職者の方が成功・活躍できる道筋を作り、その道筋を全力で走るためのサポートをしたいと思います。

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キャリアアドバイザー

人をサポートする仕事に対する情熱をすでに持っている点がポイントです。働き出してからも目的意識や使命感をしっかり持ち、ブレずに邁進していきそうな印象があり、入社後の活躍が期待されそうです。

縁の下の力持ちの効果的なアピール方法はこちらの記事で解説しています。

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志望動機と自己PRで効果的にアピールしよう

ESや面接で問われることの多い志望動機と自己PRは、企業に対して自分を売り込む非常に重要なものです。両者の違いを意識しつつ、うまくリンクさせることで、自分らしさや他の学生との違いを面接官に印象付けましょう。

企業側の意図に沿って志望動機と自己PRをまとめることで、ぐっと説得力のある内容になります。志望動機と自己PRをしっかり練って、効果的に自分をアピールしてくださいね。

記事の編集責任者

北原 瑞起きたはら みずき

新卒でポート株式会社へ入社。入社2年目に年間1億2千万円の売上を記録し、全社の年間MVPを獲得。現在は、リクルーティングアドバイザーグループの責任者として、年間300社の採用支援及び、年間2,000人の学生の就活相談に乗り、企業と学生の最良なマッチング機会の創出をおこなっている。プロフィール詳細

全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-190515132-01458)

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