自己PRで「俯瞰力」を伝える方法| アピールのコツや注意点も解説

この記事にコメントしたキャリアアドバイザー

  • #面接官経験あり
    幼少期からボーイスカウト活動をおこない、大学時代には子供たちを指導する立場を経験。思うように就活を進められなかった自身の経験から、自分と同じようにつらい就活を送る学生を1人でも少なくしたいという思いでポートに入社。主に文系学生の支援を担当。全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-230215001-05641)
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  • #面接官経験あり
    体育関係の大学に在学していた関係からアスリートのセカンドキャリア支援を行うベンチャー企業で長期インターンを経験。採用型マッチングイベントの開催を機に人材業界に興味を持ち始め、ポートに新卒入社。全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-230209002-05665)
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目次

  1. 【俯瞰力の自己PR】企業からの印象・注意点・アピールできる強みまとめ
  2. 「俯瞰力」を題材にした自己PR例文
  3. 「俯瞰力」を自己PRにしたい人はこちら!

【俯瞰力の自己PR】企業からの印象・注意点・アピールできる強みまとめ

企業からの印象

チームの足りない部分や課題を見極められそう
「全体を見渡した」だけで行動や変化がともなっていない場合は浅いアピールに感じる

評価につながる経験

チーム全体の課題を突き止め、解消に向けて動いた経験 (例)部活動で勝つために何が足りないか、他チームとの差を分析し、足りない要素を練習メニューに組み込んで成果を出した
チームのバランスやメンバーの状況を見てサポートした経験 (例)突っ走るリーダーと追いつけないメンバー間の温度差に気づき、間に入ってサポートすることでチームをまとめて目標達成に貢献した

注意点

「全体を見渡しました」だけで終わらせない ただ状況を眺めていただけでは「誰でも言える浅いアピール」と受け取られやすい
⇒何をどのような視点で観察し、どのようなアクションを起こして組織を変化させたかまで具体的に伝える
「俯瞰力」という言葉を具体的にして伝える 抽象的な言葉のまま話すと、面接官に印象を残すことができない
⇒「メンバーのモチベーションの温度差に気づいた」「競合との差分を見極めた」など、何に着目して何を分析したのかを明確にする

言い換えられる言葉

課題発見力・状況把握力 一歩引いた視点から全体像を分析し、組織の不足部分を正しくとらえて行動できる強みとして評価されやすい

おすすめの業界・職種・会社

市場や数値を分析するマーケティング職・コンサルティング業界 ・全体像や競合との差分を冷静に分析することが求められる環境
・状況を客観的に見て、本質的な課題への解決策を提示する力と親和性が高い
多角的な視点で組織を動かすプロジェクトマネジメント職 ・チーム全体のバランスを見極め、足りない部分は率先してカバーすることが求められる
・全体を見渡したうえで自分の立ち位置を柔軟に変え、組織の推進力を高めるアプローチが評価されやすい

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!「全体を見渡しました」だけでは評価できない!

石川 愛

キャリアアドバイザー

石川 愛

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具体的な行動を詳しく説明しよう

「全体を見渡して行動できる俯瞰力が強みです」。

正直なところ、このような俯瞰力をアピールしてくる学生に対しては「ただ見ていただけでは」と懸念を抱いてしまいます

ビジネスでも再現性のある強みとしてアピールするためには、「何をどんな視点から見て、どう仮説を立てて動いたのか」という具体的な行動を説明することが重要ですよ。

ここからは、面接官に刺さりやすいアプローチの例を紹介します。

高評価につながる! 「俯瞰力」の自己PR例
【どんな状況だった?】
・部活動において、全国大会を目指しハードなメニューを組むリーダーと、技術的についていけない下級生との間に温度差が生じていることに気づいた

【どんなアクションを起こした?】
・一歩引いて状況を分析し、「下級生はやる気がないのではなく、日々の目標が高すぎて挫折しているのでは」と仮説を立てた
・リーダーには「全体の士気を維持するための中間目標」の必要性を提案。下級生には個別のヒアリングを実施した
・両者の間に立って認識をすり合わせ、全員が納得する「スキル別のグループ練習」という解決策を導入した

【結果どうなった?】
・下級生のモチベーションが回復して退部者がゼロになり、目標の大会出場に大きく貢献できた
⇒自分なりの視点で組織の課題を見つけ出し、解決のための行動を起こせた点がGOOD!

このように、あなたが俯瞰して動いたことによって「どう変化したか」、つまりあなたの介在価値を伝えることができれば、組織に貢献できる力を持った人材として高く評価されるでしょう。

あなただから生み出せた変化に着目して、丁寧に掘り下げてみてください。

「俯瞰力」を題材にした自己PR例文

例文

私の強みは、一歩引いた視点から組織の課題を分析し、成果につながる改善策を考えられる「課題発見力」です。

所属する演劇サークルで制作担当を務めた際、定期公演の来場者数が目標500人に対して約300人と大幅に低迷していることが問題になっていました。部内では「もっとSNSの投稿頻度を増やそう」という意見が大半を占めていましたが、私は単なる量の問題ではないと考えました

そこで、過去の来場者アンケートや集客に成功している他団体のSNSの使い方を比較・分析しました。そこから、「公演直前だけの情報発信に頼っており、演劇になじみのない一般の学生に向けた発信ができていないこと」が根本的な課題なのではないかと考えるようになりました

そこで私は、宣伝の量ではなくアプローチの仕方を変える提案をしました。具体的には、定期公演の半年前から稽古の舞台裏を見せる「ショート動画の配信」を始めたほか、学内の他サークルとコラボした割引キャンペーン企画を立ち上げました。

その結果、これまで演劇を見るのが初めてという学生の集客にも成功し、次の公演では目標を上回る550人の動員を達成することができました。入社後も課題を見つけて解決のために動くことで、貴社に貢献する所存です。

高橋 宙

高橋 宙

この例文は、以下の2点が良いですね。

他団体のSNSなど外部の情報から課題を突き止められている点
・課題を見つけるだけでなく2つの企画を立ち上げ、行動にまで移せている点

このように、自分たちの状況を俯瞰して見て組織を改善できる人は、入社後もチームの課題を解決できる人材として大いに歓迎されるでしょう。

「俯瞰力」を自己PRにしたい人はこちら!

「俯瞰力」に似た強みとして、「観察力」や「課題発見力」が挙げられます。こういった力をアピールしたい人は、以下の記事をぜひチェックしてみてください。
自己PR「観察力」の差がつく伝え方! 回答例文&注意点も紹介
「課題発見力」の自己PRを魅力的に伝える方法|企業の印象も紹介

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