目次
- 20秒自己PRは内容に加えて印象や話し方も重要
- 20秒自己PRを求められるのはどんな企業?
- 人気が高く応募人数が多い企業
- 企業が20秒自己PRを求める意図は?
- 限られた時間で端的にしっかり話せるか知りたい
- 簡単な情報から深掘りをしていきたい
- 短い時間でアピールポイントを知りたい
- 効率的に大人数の選考をおこないたい
- 時間指定がある場合に自己PRで重要なこと
- 1分の自己PR:人柄や仕事への向き合い方が伝わるように話す
- 30秒の自己PR:もっと知りたいと思わせる内容を盛り込む
- 20秒の自己PR:分かりやすい内容に加えて印象も大事
- 時間指定がない! どんな時であれば自己PRを20秒でするべき?
- 複数人による集団面接の時
- リクルーター面談やOB・OG訪問
- 要チェック! 「20秒自己PR」での5つの注意点
- ①丸暗記しない
- ②内容を詰め込み過ぎない
- ③「えー」や「あのー」を連発しない
- ④時間を気にしすぎない
- ⑤多少のオーバーは気にしない
- 自己PRを20秒でまとめるコツ
- ①100~200文字前後にまとめる
- ②アピール項目を1つに絞って簡潔にまとめる
- ③結論から先に述べる
- 面接で20秒自己PRをする際の3つのポイント
- ①要点をまとめてわかりやすく伝える
- ②企業の求める人材にマッチした強みをアピールする
- ③第一印象や話し方も意識する
- 強み別に解説! 20秒自己PRのOK例文7選
- OK例文①:継続力
- OK例文②:情報収集力
- OK例文③:コミュニケーション能力
- OK例文④:統率力
- OK例文⑤:几帳面
- OK例文⑥:粘り強さ
- OK例文⑦:行動力
- 20秒自己PRのNG例文
- NG例文①:具体的なエピソードがない
- NG例文②:強みが2つ
- 自己PR後の想定質問も考えておこう
- 想定質問①「なぜ〇〇が強みと言えるのか具体的に教えてください」
- 想定質問②「その強みを発揮した他のエピソードはありますか」
- 想定質問③「その強みは弊社でどのように活かせそうですか」
- 想定質問④「強みは分かりましたが弱みは何ですか」
- 20秒自己PRについてよくある質問に回答!
- 20秒自己PRはポイントを押さえてアピールしよう!
20秒自己PRは内容に加えて印象や話し方も重要
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
ただでさえ緊張する面接の場で、20秒というわずかな時間での自己PRを求められてうろたえてしまったという人はいませんか。
「20秒で自己PRって何を話せば良いのかな」
「20秒で自分に興味を持ってもらえる自己PRの方法が知りたい」
20秒のような短い時間の中でも面接官に良い印象を持ってもらえるよう、自己PRの内容だけでなく話し方にも工夫が必要です。この記事では、限られた時間で効果的に自分をアピールする方法をお伝えしていきますので最後まで読んで参考にしてくださいね。
20秒自己PRを求められるのはどんな企業?
「自分がエントリーした企業は20秒自己PRを求められるのかな」と不安に思っている人もいるでしょう。声優のオーディションに取り入れられることが多かった20秒自己PRですが、現在はあらゆる業界の企業が面接でおこなっており、業界で絞りこむのは難しいところです。
ですが、さまざまな業界の中で共通して、20秒自己PRを求めやすい企業のタイプがあります。
人気が高く応募人数が多い企業
20秒自己PRを企業が求めてくる大きな理由として、応募する人数が多いため一人ひとりに設けられる面接の時間が少ないということが挙げられます。
特に、学生に人気の大企業ではたくさんの応募者がいるため、面接官は1日に何人もの面接をおこないます。面接の数が多ければ多いほど、1人の応募者との面接の時間が少なくなりますから、短時間での自己PRで応募者のことを知ろうとするのです。
キーエンスの1次面接は20秒自己PRが求められる
精密機器の開発から販売までを手掛ける企業のキーエンスですが、例年1次面接で20秒自己PRが求められることが多くなっています。キーエンスの20秒自己PRは学生の間で有名になってきているので、知っている人もいるかもしれません。
キーエンスが20秒自己PRを求めるのは、短時間で言いたいことをまとめられる能力や、コミニュケーション能力の高さを見極めるためでしょう。商品開発・製造にかかわる人にも、営業等で外部の人と話す機会が多い人にも、簡潔な話ができて明るい印象があることは大切です。
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企業が20秒自己PRを求める意図は?
就活生
キャリア
アドバイザー
企業が20秒PRを求めるのにはいろいろな意図があります。それが分かると、企業の意図に沿った魅力的な自己PRができて、もっと話を聞きたいと思ってもらえますよ。
限られた時間で端的にしっかり話せるか知りたい
まず企業は20秒という時間の中で、論点を絞って分かりやすく話せる力を確かめようとしています。
仕事の中で人と話す際は、簡潔に筋道を立てて正しい情報をまとめることが大切です。このようなコミニュケーション能力を持っているか、企業は20秒自己PRで見極めたいと思っているのです。
簡単な情報から深掘りをしていきたい
20秒自己PRを聞いてから応募者との会話を広げていきたいと考えている企業もあります。
短い時間に盛り込まれた自己PRの要素は、あなたが企業に対してどうしても伝えたい、大切なもののはずです。企業はそれを深掘りすることで、応募者が企業に合った人材かどうか判断しようとしているのです。
短い時間でアピールポイントを知りたい
面接の時間には限りがあります。残念ながら、友人関係のように何度も会ってゆっくり話しているうちに相手のことを知るなどと、悠長なことは言っていられません。
企業は1回の面接ごとに合格者を選ぶ必要があるため、短い時間でアピールポイントが知りたいと思っています。
効率的に大人数の選考をおこないたい
大人数の選考をおこなう企業では、できるだけ短い時間で面接を実施して効率的に選考を進めたいと考えています。
応募者によって1つの質問にかける時間が変わってしまうと、選考しにくくなってしまいますよね。「20秒で」と予め時間を指定することで、企業は面接を効率化しています。
キャリアアドバイザー
集団面接の場では、その場の全ての応募者から平等に話を聞くために時間を指定するということも考えられますよ。同じ条件でも他の学生と差別化できる自己PRを心掛けるとよいですね。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
20秒の自己PRでは「相手に好印象を与える話し方ができるか」をチェックしていることもあります。人の印象は会って数秒で決まるとも言われており、見た目や話し方が印象に大きく影響します。社会人になると、社内外ともに日々誰かとコミュニケーションを取るため、話しの掴みの部分で相手にプラスの印象を与えられることは重要です。その能力があるか判断するには、20秒の自己PRはぴったりなのです。
といっても、難しいことを要求されているわけではありません。明るくハキハキ、笑顔で相手の目を見て話すことができれば問題ありません。しかしこのようなコミュニケーションの基礎となる部分が非常に重要になるため、必ず頭の片隅に入れておきましょう。
誰が聞いても分かる内容となるよう意識しよう
他にも「問題なく自己アピールができるか」といった観点でも見られます。20秒と限られた時間の中でアピールしようとすると、時間短縮のためについ専門用語を使ってしまったり、詳しく背景を説明しないとわからないような内容になってしまうこともあります。
誰が聞いてもわかるように説明する能力は、社会人として当たり前の力とも言えます。20秒で収めるのは簡単なことではないですが、必ず意識しましょう。
時間指定がある場合に自己PRで重要なこと
自己PRの時間を指定された場合、学生はもちろんその時間を守って話すよう注意する必要があります。それに加えて、指定された時間に応じた工夫をすると、自己PRがもっと魅力的なものになるはずです。
以下では、1分、30秒、20秒と指定された場合に分けて自己PRの際のポイントをお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
1分の自己PR:人柄や仕事への向き合い方が伝わるように話す
1分の自己PRというと20秒と比べたらかなり長めです。ということは、自分が最もアピールしたい強みだけでなく、自分の性格や仕事に対する考え方も盛り込んで話すことができます。
自分の強みとそれの根拠となるエピソード、それを仕事にどうつなげていきたいかをまとめてみてください。具体的な体験や当時の気持ちの話があると、企業がその人のイメージを作りやすくなり印象に残るはずです。ただし、話を進める中で伝えたいことの軸が途中で変わってしまった、ということがないように注意してくださいね。
1分の自己PRについて詳しく知りたい人はこちらも見てみてください。
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30秒の自己PR:もっと知りたいと思わせる内容を盛り込む
30秒の自己PRでは、1分の自己PRほどには詳しく話ができません。自分の強みと体験談を話すことができても、当時の気持ちの変化など複雑なことを話し始めると時間オーバーとなってしまいます。
この場合は、面接官が深掘りしたくなるポイントを盛り込んだ自己PRをおこなうことで、30秒後の面接官との会話を充実させると良いでしょう。「この行動の理由はなんだろう」「どうやって乗り越えたのかな」など、質問が浮かんでくる内容を考えてみてください。
30秒の自己PRについて詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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20秒の自己PR:分かりやすい内容に加えて印象も大事
20秒という本当に短い時間での自己PRでは、30秒よりも更に内容を絞り込むことになります。自分の強みとエピソードはより簡潔に分かりやすく、結論が明確になるよう話さなければなりません。
また、面接官に良い印象を持ってもらうことも大切です。選考の早い段階で求められることの多い20秒面接ですから、これがあなたの第一印象を決める大切な場かもしれません。明るく堂々と、面接官の目を見て自己PRを行って、企業への熱意と自信を伝えるよう心掛けてください。
面接官に良い印象を持ってもらうための話し方のコツについて知りたい人はこちらも見てみてください。
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キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
20秒の自己PRではやはり印象が重視されます。明るくハキハキと、堂々とした喋り方が求められますが、そのコツとして「20秒で言い切る」勇気をもつようにしましょう。
時間の制約から具体的なエピソードが十分に伝えられず心配になってしまったり、時間オーバーとなり歯切れの悪い状態で自己PRが終わってしまったりすることもあります。
事前に20秒で話す内容を考え、時間内に終えられるよう準備を重ね、自信をもって言い切ることを意識すると、自然と堂々とした印象を与えられるようになりますよ。
時間指定がない! どんな時であれば自己PRを20秒でするべき?
就活生
時間を指定されなかったのに、自己PRでたくさん話しすぎて面接官に止められてしまいました……。
就活生
そもそも自己PRってどれくらいの時間を使ってするものなんでしょうか?
失敗の経験があったり、自己PRの適切な長さが分からない学生もいることでしょう。その場に合った長さで簡潔な自己PRができたら、内容の評価に加えて気遣いのできる人だと思ってもらえることもあります。
個人面接の場合は一般的に1分程度に収めると理想的とされていますが、もっと短く20秒でおこなうと良い場面もあるので覚えておいてくださいね。
複数人による集団面接の時
複数人による集団面接の際は20秒で自己PRをおこなうのが良いでしょう。限られた時間の中、面接官はあなただけでなく他の学生とも会話しようとしています。
そんな中で自己PRを長々と話してしまったら、状況に合った適切な行動ができないと判断されかねません。時間指定がなくても20秒を意識して話すと良いですよ。
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似た場面として学内説明会があります。採用担当者に自己PRできる機会が設けられていることがあるので、こちらの記事であわせて確認しておきましょう。
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リクルーター面談やOB・OG訪問
20秒で自己PRをするべきもう1つの場面は、リクルーター面談やOB・OG訪問の時です。
リクルーター面談やOB・OG訪問は選考の面接とは異なります。人事担当ではない社員が仕事の時間を割いて面談の場を設けていることも多いので、だらだらと話すのは良くありません。
また、リクルーター面談やOB・OG訪問は面接のような質疑応答形式で進められることよりも、対話形式で進むことが一般的です。そのため、自己PRは20秒程度でおこない、そこからどんどん深掘りしてもらう流れが良いでしょう。
リクルーター面談についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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要チェック! 「20秒自己PR」での5つの注意点
自分を最大限にアピールしたい自己PRの時間が短いと、うまく乗り切れるかどうか不安だと考える人も多いでしょう。
これから20秒自己PRにおいて注意すべき5つのポイントについて詳しく解説していきます。これらを意識したうえで準備してみてくださいね。
①丸暗記しない
「20秒という短い時間にする話だから、丸暗記して準備しておけば安心だ」と思っている人はいませんか。実は、丸暗記には危険が潜んでいます。
練習を重ねて面接に臨んだとしても、いざ本番となると緊張してしまうものです。丸暗記して話している場合、次に言いたい言葉を1つ忘れただけで焦ってしまい、全てが台無しになってしまったということも起こり得ます。話したい内容や構成を考えておき、その場で出てくる自分の言葉で話すようにしましょう。
②内容を詰め込み過ぎない
面接官が「20秒」と指定してくるのには理由があるとこれまでお伝えしてきました。論点を絞って分かりやすい話ができる力を見たいと思っている面接官の前で、盛りだくさんの内容を詰め込んだ話をするのは得策とは言えません。
本当に伝えたい自分の強みを1つ選んで、要点を絞ったうえで簡潔に話せるようにしましょう。
③「えー」や「あのー」を連発しない
20秒というわずかな時間では、「えー」や「あのー」のような「言葉に迷っている時に出てしまう声」の時間も惜しいです。面接の場でスムーズに話せるように、予め練習を重ねておくと良いでしょう。
キャリアアドバイザー
「えー」や「あのー」が連発されると内容が伝わりにくくなり「うまく話をまとめられない人なのかな」などと面接官に思われてしまうかもしれませんよ。
④時間を気にしすぎない
「20秒に収めないと」と焦るあまり早口になってしまったり、内容が不十分なまま自己PRを終えてしまったりするのはもったいないことです。
20秒での自己PRを求められる多くの場合、厳密に20秒という時間が守られることが重視されているわけではなく、分量の見当をつけて話してほしいと面接官が思っているにすぎません。時間を気にしすぎず、落ち着いて自分をアピールしてくださいね。
⑤多少のオーバーは気にしない
20秒自己PRをした後に、もしかして時間をオーバーしたのではないかと不安になる人もいるかもしれません。ですが、そのオーバーが5秒程度であれば問題ない場合がほとんどです。
失敗したと思い引きずって、その後の質問への回答が空返事になってしまったなどということがないよう、気にしないでおきましょう。
ただし、20秒以内で話すことを求められる場合は時間厳守
「時間を気にしすぎない」「時間オーバーのことも気にしない」とアドバイスをお伝えしましたが、面接官から20秒「以内で」とわざわざ時間内に収めることを求められた場合は必ず時間を守らなければなりません。
20秒以内と指定されているにもかかわらずオーバーしてしまうと悪い印象を持たれる可能性もありますし、場合によっては途中で話を遮られる可能性もあります。面接官の指示をよく聞いて、その場に合わせてきちんと対応できるようにしましょう。
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
20秒自己PRをする際の注意点として「丸暗記をしない」ことを挙げました。とはいえ話す内容が短いこともあり、ついまるまる覚えてしまいますよね。
そんな時は「会話をするように話すこと」を意識してみましょう。面接におけるコミュニケーション能力は会話を通じて評価されます。学生から一方的に述べたいことを連ねられても、面接官の興味はそがれてしまいます。
もちろん事前の練習は必要ですが、いかにも「暗記をしてきました」という棒読みの話し方では、不自然かつ一方的な印象を与えてしまいます。
ただ覚えた内容を口に出すのではなく、話す中で面接官の表情を読み取り、それに合わせて抑揚をつけて話すだけでもコミュニケーションのキャッチボールは成立します。面接官との自然な会話を心掛けましょう。
また、20秒に収めなければ、という焦りから早口になることもあります。早口になっている時は意外と自分では気が付きにくいものなので、時間を測りながら録音や録画をしてみてください。早口だけでなく、話す時の無意識のクセが他にも発見できるかもしれません。
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自己PRを20秒でまとめるコツ
就活生
面接に備えて20秒での自己PRを作ってみようと思っていますが、うまくまとまりません。どうしたらいいですか?
キャリア
アドバイザー
これからお伝えする3つのコツをつかめば、20秒での自己PRを分かりやすくまとめることができますよ。
①100~200文字前後にまとめる
まず20秒自己PRの内容を考えてみようという時には、文字数を意識してみましょう。
- 20秒で話せる文字数:100~200文字
早口になりすぎず、はきはきと話すのにちょうど良い一般的な文字数がこれです。わかりやすく話ができる落ち着いた人だという印象を面接官に持ってもらえるよう、100~200文字で自己PRを考えてみてください。
一般的に自己PRで最適とされる文字数についてはこちらの記事で解説しています。最適数から文字数を削り、100~200字にまとめても良いですね。
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②アピール項目を1つに絞って簡潔にまとめる
20秒というわずかな時間に内容を詰め込みすぎるのは避けた方がよいとお伝えしてきました。アピール項目、つまり自分の強みは1つに絞り、それの根拠となるエピソードを1つ選んでまとめると良いでしょう。
強みを複数述べると、それぞれの根拠を十分に話す時間がなくなり説得力が弱くなってしまいます。あいまいな表現も避けて、分かりやすく簡潔にすることを心掛けましょう。
アピールポイントの絞り方はこちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
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アピールポイントの効果的に伝えるコツは、結論を冒頭に述べて具体的なエピソードを後に述べることです。今回はアピールポイントを見つける方法5選とアピールポイントの効果的な伝え方を紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、アピールポイント別の具体例も紹介しているので、自己PR作成の参考にしてみてください。
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③結論から先に述べる
自己PRをする際は、先に結論である自分の強みは何かということから話すようにしましょう。最後に結論を持ってくると、面接官は自己PRのほとんどの間「この応募者は何を伝えたいのかな」と考えることになり、印象に残りにくくなってしまいます。
ですが、結論を先に持ってくると話の筋道が明確になり、面接官にアピールしたいことが伝わりやすくなります。また、分かりやすく論理的に話ができる人だと印象づけることもできるでしょう。
PREP法を意識してみよう
論理的に自分の強みをアピールする際はPREP法を意識してみましょう。自己PRの場合、結論として自分の強みを伝えた後、その理由を述べて、そしてその具体例を伝えてから再び自分の強みを話すという構成になります。
20秒という時間で考えると、PREPそれぞれに5秒ずつ程度の短い時間しか当てられませんが、論理的な話し方で自分をアピールすることができますよ。
キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる
20秒という短い時間でアピールするには、エピソードを話す際に定量的な数字や結果を伝えるようにしましょう。
1分程度の自己PRの際は、エピソードの中に結果を出すために具体的に頑張った定性的な努力ポイントやその時に感じた思いを十分に盛り込むことができますが、20秒ではすべてを伝えきれません。
「学園祭の委員会活動で、SNSでの集客方法に力を入れたことで、来場者目標数を150%達成しました」など、客観的に誰が見ても評価できる数字や結果を重点的に伝え、短い時間の中で良い印象をもってもらうことが重要です。
面接で20秒自己PRをする際の3つのポイント
ここまで、自己PRを20秒にまとめるコツをお伝えしてきましたが、面接で20秒自己PRをする際に重要となる3つのポイントについて更に深掘りしていきます。より魅力的な自己PRができるように準備して、面接の場でしっかりアピールしましょう
①要点をまとめてわかりやすく伝える
自分の考えた20秒自己PRの要点はどこか、改めて考えてみましょう。作った原稿を客観的に読んでみて何となく分かりにくいと感じた人は、自分が面接官に伝えたい要点、つまり強みと根拠とするエピソードをまとめ直す必要があります。
要点がまとまった文章は論理的で分かりやすく、説得力も生まれます。要点を意識して作った原稿をもとに練習をして、いつでも分かりやすい自己PRができるようにしてくださいね。
②企業の求める人材にマッチした強みをアピールする
あなたが伝えようとしている自分の強みは、その企業ではどのように役立つのでしょうか。20秒自己PRでどんなことをアピールするか決める際には、企業の求める人材像と自分の強みを照らし合わせて考えると良いでしょう。
短時間での自己PRで、企業にマッチした的確なアピールができたら好印象を残せますね。先ほど紹介したPREP法の最後の結論で「自分の強みを企業でこう活かしたい」と話せると、企業と自分のことをよく考えられていると面接官に感じてもらえるでしょう。
自分の強みが何かわからない人はこちらの記事を読んでみるとよいでしょう。
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アピールポイントの見つけ方は、こちらの記事でも紹介していますよ。
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時間が短いので印象に残るパワーワードは効果的
20秒自己PRの場合は時間が短いので、面接官の印象に残るようなパワーワードを盛り込むのも効果的です。自分の魅力を一言で伝えられるキャッチフレーズのような言葉があると、それだけで覚えてもらえるということもあるでしょう。また、エピソードを話す時に具体的な数字や評価されたポイントを述べるのも良いですね。
ただし、パワーワードにこだわりすぎて何を言っているのか分かりにくくなる、ということがないように気をつけてくださいね。
キャッチフレーズの作り方や例文はこちらの記事を参考にしてください。
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③第一印象や話し方も意識する
選考の早い段階で導入されることが多い20秒自己PRですから、面接官に良い第一印象を持ってもらえるように話す態度にも気を配りましょう。相手の目を見て姿勢良く、明るい顔で話せると、意欲的な人という印象を持ってもらえることができるでしょう。
また、早口になってしまうのも避けたいところです。落ち着いて堂々と、はきはきと話すよう心掛けてください。緊張しても、ぼそぼそと小さい声にならないよう気をつけてくださいね。
話し方を意識するには身振り手振りを活用するという方法もあります。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
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身振り手振りは正しいタイミングで使うことで面接官とのコミュニケーションが円滑になりますよ。 この記事では身振り手振りを使って話すメリット・デメリット、使いたいシーン、テクニックをキャリアアドバイザーが解説します。 動画も参考にして、印象アップを目指しましょう!
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キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
企業にマッチングした強みをアピールすることはとても重要ですね。企業は入社したら1日でも早く活躍してくれる人材を求めているため、アピールポイントが企業の求める能力と合致するかどうか、実際に入社して活かせるかどうかを測っています。そのため、まずは自分が受ける企業が求める力は何なのか把握したうえで、強みをアピールする必要があります。
一般的に評価されるアピールポイントとして「チャレンジ精神」「周囲を巻き込む力」「協調性」がよく挙げられますが、業界や企業によって重視するものは異なります。たとえば、金融業界であれば「協調性」「勤勉性」が求められ、商社であれば「リーダーシップ」「課題解決力」が求められる傾向にあります。さらに、同じ業界でも企業によって異なることもあります。
企業が求める強みとミスマッチが起きないように、企業ホームページの「求める人物像」を確認したり、説明会やOB・OG訪問で企業研究をおこなうなど、事前に下調べを欠かさないようにしましょう。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
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強み別に解説! 20秒自己PRのOK例文7選
20秒自己PRのポイントや注意点を理解できたところで、ここからは、20秒自己PRの具体例を7つ紹介します。内容はもちろん、PREP法を使った構成もぜひ参考にしてみてくださいね。
ほかにも1分や3分間の自己PR例文など、さまざまな場合の自己PR例文が気になる人は、こちらの記事からチェックしてみてくださいね。
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経験別の自己PR例文 まずは、自己PRの根拠となる経験別の例文を紹介します。自分の経験の中でどのようなエピソードを自己PRにしたら良いかわからない人は、ぜひ参考にしてくださいね。 強み別の自己PR例文 次に、強み別の例文 […]
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OK例文①:継続力
私の強みは継続力です。小学生の頃から空手を続け、現在は2段を取得しています。怪我が多くやめたくなったこともありましたが、動けない時は過去の練習や試合の動画を振り返り、怪我なく強くなれる練習方法を模索しながら継続してきました。御社でも、目標達成のためにさまざまなアプローチ方法を考えながら、努力を重ねていきたいと思っています。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリア
アドバイザー
逆境を乗り越えて継続する工夫をしたと述べることで、その継続力が空手というエピソードだけの話ではなく、仕事でも活きるだろうと思わせる内容です。具体的にどのような練習方法を思いついたのか、など質問も出てきそうですね。
継続力のアピール方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
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OK例文②:情報収集力
私は素早く情報収集することが得意です。大学では、日本各地に伝わる民謡について調べ卒業論文を書きました。全国の図書館や博物館のデータにアクセスしたり、時には現地に赴いて資料を集めた結果、情報量の多さと分析の緻密さで学科内の最高評価をいただきました。この力を活かし、御社では顧客のニーズをいち早く掴んでブランド戦略立案に携わりたいと思います。
キャリア
アドバイザー
部活動やアルバイトの経験を話す学生はたくさんいますが、学生の本分である勉学に打ち込んだ話も良い印象を与えます。具体的におこなったこと、そして他者からの評価を盛り込むことで説得力が出ていますね。
OK例文③:コミュニケーション能力
私は、コミニュケーション能力に自信があります。花屋でアルバイトをしていた時、記念日やお墓参りなどさまざまな目的で花束の注文を受けました。始めは場面に合わない花を選んで先輩から叱られることもありましたが、花について調べて知識を身に着け、お客様との会話から適切かつお客様の好みの花を取り入れた花束を作れるようになりました。御社でも、会話の中から求められていることを察することのできる営業になりたいです。
キャリア
アドバイザー
お客様との会話からニーズを引き出してくるという、営業職にぴったりのコミニュケーション能力を持っていることが分かります。また、正しい商品知識を持って顧客に誠実な対応をする営業になれそうだとも思ってもらえるでしょう。
OK例文④:統率力
私は皆をまとめる力があります。高校の吹奏楽部で部長を務めていた時、コンクールの曲選びで意見が割れたことがありました。私はそれぞれの曲を選ぶメリット・デメリットを客観的に考えて提示し、皆が自分の好みだけでなくコンクールを意識した曲を選べるよう導きました。その結果、皆が納得して選んだ曲で練習を重ね、良い成績を収められました。仕事の中でも、仲間の意見をまとめて最善の策が取れるよう努力したいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
キャリア
アドバイザー
リーダーシップがあるだけでなく、物事を客観視することができる性格だということも伝わってきて良いですね。将来、チームで取り組む仕事のリーダーに成長することを期待できる内容です。
OK例文⑤:几帳面
私の強みは細かいことに気づく几帳面さです。私は所属していたテニスサークルで会計係を務めていました。過去の出納帳を細かくチェックした結果、打ち上げの飲食費が大雑把に書かれていることに気づき、厳格に管理するよう改めました。その結果、余ったお金でユニフォームを新調し、メンバーの士気を上げることができました。今後は経理の仕事でこの力を活かし、正確な仕事をしたいと思っています。
キャリア
アドバイザー
自分の力がどのような業務に活きるのか、深く自己分析ができていることが分かる良い自己PRです。具体例から今後の活躍が想像しやすい自己PRは、面接で高く評価されるでしょう。
OK例文⑥:粘り強さ
私のセールスポイントは「最後まで粘るがんばり屋」です。レストランでアルバイトをしていた時、近隣に競合するレストランができたため売上が落ちてしまったことがありました。私は、そのレストランにはない新しいメニューの提案や、お客様の満足度を上げるためのサービス改善の提案をおこない、入店当初よりも高い売上の達成に貢献しました。御社でも、高い目標の達成まで諦めずに取り組もうと思っています。
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最初のフレーズで面接官の注意を引き、また考えを次々と行動に移しながら目標まで粘る力がよく伝わってくる、とても良い自己PRですね。企業でも最後まで責任感を持って仕事をしてくれるだろうと期待されるでしょう。
粘り強さをアピールしたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
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OK例文⑦:行動力
私の強みは行動力です。私はボランティアサークルに所属しており、豪雨災害の被災地で活動したことがあります。避難所に着いた時、退屈そうな子どもたちとなだめる保護者の姿に気づき、瓦礫撤去で空いたスペースに遊び場を作ることを提案しました。その結果、遊び場に来た家族から、子どもの笑顔まで戻してくれてありがとうと言っていただくことができました。御社でも、このように臨機応変に行動する力を活かして働きたいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
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ボランティア活動の中で主体的に起こした行動についての良いエピソードですね。独りよがりの行動にならず、周りの状況をよく理解した上で最善の行動を取ろうとする姿が伝わってきます。
行動力のアピール方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
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20秒自己PRのNG例文
ここからは、20秒自己PRの良くない例文も紹介していきます。20秒PRに相応しくない理由も解説するので、自分の作った自己PRと照らし合わせて確認してみてください。
NG例文①:具体的なエピソードがない
私の強みは向上心があることです。私はピアノを習っていますが、コンクールで上位入賞することを目標にして毎日練習しています。御社でも、営業成績トップを目指してたくさんのお客様に商品を紹介できるよう努力したいと思っています。
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この内容では、向上心の根拠となるエピソードの具体性がありません。毎日の練習で工夫していることを述べたり、努力の結果何を得られたのかなどを述べたりすると説得力が出てきますよ。
NG例文②:強みが2つ
私の強みは誰とでも円滑に会話ができる社交性と、好奇心旺盛に物事に取り組めることです。物怖じしない性格のため、目上の人にも自分の意見を伝えて会話を広げていくことができます。また、周囲の人との会話で気になったことはすぐに調べてさまざまなことに挑戦するようにしています。御社ではこの強みを活かし、多くのお客様に良い提案ができればと思います。
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アドバイザー
強みを2つ詰め込んだことで、それぞれの根拠が十分に述べられなくなってしまっています。また、企業でやりたいこととと自分の強みのつながりも薄くなっていますね。強みを絞って、それが企業でどう活きるか考え直すと良いでしょう。
自己PR後の想定質問も考えておこう
20秒間の自己PRを終えたらそれで終わりではありません。自己PRを聞いた面接官から内容を深掘りする質問が来ることを想定して、予め回答を考えておくと安心です。
これからお伝えする4つの想定質問は誰でも聞かれる可能性があるものです。これらに加えて、自分の作った20秒自己PRではどのような質問をされそうなのか考えてみましょう。面接官との会話を広げて、もっと自分をアピールできると良いですね。
想定質問①「なぜ〇〇が強みと言えるのか具体的に教えてください」
20秒自己PRではその時間の短さゆえに、強みの根拠となるエピソードは話せても、具体例まではどうしても伝えきれなかったということもあります。そのため、面接官からは「なぜ強みと言えるのか」という根拠を深掘りされます。
質問された際には経験を具体的に話し、「自分の〇〇という力はこのように活かされたので、これは強みだ」とはっきり示すことができると良いでしょう。
想定質問②「その強みを発揮した他のエピソードはありますか」
20秒自己PRでは1つの強みと1つのエピソードに絞ることが必要でした。他のエピソードを話すように求められたら、それは自分の強みの裏付けを補強するチャンスです。
たとえば自己PRで部活動の話をしたなら今度はアルバイトの話をするというように、違う場面で自分の強みが活かされたエピソードを話せると良いですね。
想定質問③「その強みは弊社でどのように活かせそうですか」
企業の求める人材像にマッチした強みを自己PRで話すと良いとお伝えしてきました。自分の強みを活かしてその企業で何をしたいのか、具体的に考えておくと良いでしょう。
将来のビジョンを持つことができ、また企業の事業計画や風土を理解している人だと面接官に印象づけることができますよ。
想定質問④「強みは分かりましたが弱みは何ですか」
自分の弱みについて質問されることもあるでしょう。この場合、自己分析がしっかりできているか、強みと弱みから見て応募者が企業と合った人材であるかを企業は知ろうとしています。
弱みを聞かれた際には、ただ弱みだけ答えるのではなく、改善・克服のために努力したエピソードを伝えると良いでしょう。成長意欲をアピールできますよ。
弱みの答え方や例文はこちらの記事を参考にしてください。
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想定質問の中でも「その強みを発揮した他のエピソードはありますか」といった質問に的確に回答できると、他の学生と差別化を図りやすくなります。
案外、1つの強みに対して1つのエピソードしか準備していない学生は多いものです。そのため2つ目のエピソードを求められて困惑する人も多く、なんとか回答できてもエピソードの内容が1つ目に比べて薄くなってしまう人も少なくありません。そのような中で、2つ目のエピソードもしっかりと回答できれば企業からの印象が良くなるでしょう。
どのように強みを活かせるかが伝われば志望度のアピールにもなる
他にも「その強みは弊社でどのように活かせますか」といった類の質問も重要です。企業で評価される強みをアピールしても、結局強みをどのように活かせるかまでイメージができていなければ、入社後の活躍は想像しにくいですよね。実際の業務まで理解できていないと回答できないため、この質問に的確に回答できることで志望度が高いことの証明にもなります。
自己PRから派生するパターン以外にも「あなたを採用するメリットは何ですか」といった質問も同様です。企業が納得できる回答を作れるよう時間をかけて準備しましょう。
20秒自己PRについてよくある質問に回答!
面接で自己PRを20秒以内でするようにいわれたものの、短い時間で何を話せば良いのかと戸惑う学生も少なくありません。ここでは、そのような学生の疑問や相談にキャリアアドバイザーが回答していきます。
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20秒の自己PRでは何をアピールしたら良いですか?
20秒の自己PRでは、発揮することで志望先企業に貢献でき、かつ企業側がもとめる人材にマッチする強みを1つに絞ってアピールしましょう。冒頭でその強みを「私は〇〇の強みがあります」「私の強みは〇〇です」などと結論を述べ、次にその根拠となる具体的なエピソードを簡潔にまとめて伝えます。最後にその強みをどのように発揮して企業に貢献していくのかを示して締めくくると良いでしょう。
また、自己PRのおおまかな構成は時間指定がなかったとしても上記のような流れが基本なので、自己PRを聞かれたらスムーズに答えられるようにしておくと良いですね。
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自己PRを20秒で話すコツが知りたいです。
自己PRを20秒で話すには、アピールしたい強みを要点を絞って簡潔に示すことが重要です。そのためにも、事前に話す内容を書き出し、余分な部分をそぎ落としていきましょう。そのうえで20秒以内で話せるかどうか時間を計り、超過するようであれば修正を重ねて仕上げることが大切です。
短時間であるため、内容だけでなく、話す時の表情や態度、話し方もアピールになります。笑顔で姿勢良く、ハキハキと明るい声で、面接官とアイコンタクトを取りながら話しましょう。20秒以内に多くの要素を盛り込もうと早口で話さなくてすむように、内容を絞ることも大事ですね。
20秒自己PRはポイントを押さえてアピールしよう!
短い時間で自分の魅力をアピールするにはコツがあるということが分かっていただけたでしょうか。たくさん話すことができなくても、あなたのことをもっと知りたいと興味を持ってもらえるような自己PRができていれば大丈夫です。
20秒自己PRを求められた時は、企業の求める人材にマッチした自分の強みを分かりやすく落ち着いて話してくださいね。
20秒なんて短い時間の自己PRを聞いて、企業は何が知りたいんですか?