面接の録音は違法ではない! 録音の4つのメリットと注意点を紹介

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面接の録音は違法ではない! 録音の4つのメリットと注意点を紹介

目次

  1. 面接の録音は違法にならない! マナーを守って活用しよう 
  2. 面接の録音が違法になる場合とならない場合の違い 
  3. 自分で振り返るための録音は法律的に問題ない
  4. 他人に公開すると違法になる場合もある
  5. 面接を録音する際のおすすめの方法4選
  6. 対面の面接の場合
  7. Web面接の場合
  8. 面接の録音をすることの3つのメリット
  9. 面接の振り返りが正確にできる
  10. 他の学生の話し方を参考にできる
  11. ハラスメントの証拠になる
  12. 無許可の録音はマイナス評価につながるかも
  13. 面接の録音をする際に守るべき2つのルール
  14. ①面接の録音データは流出させない
  15. ②録音をおこなう際はあらかじめ許可をとる
  16. 面接だけじゃない! 録音ができるシチュエーション3選
  17. OB・OG訪問
  18. 社員との座談会
  19. リクルーター面談
  20. 企業側が面接の録音をする3つの理由
  21. ①面接官の評価軸をそろえやすくするため
  22. ②面接の振り返りを効率的におこなうため
  23. ③面接内容を証拠として記録しておくため
  24. 面接の録音は違法ではないが、録音マナーには注意! 

面接の録音は違法にならない! マナーを守って活用しよう 

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。面接を控える学生から

「面接を勝手に録音したら違法になりますか? 」
「録音時に気を付けるべきことはありますか? 」

といった質問を受けます。「面接の振り返りが簡単にできる」という点を魅力に感じ、就活生なら一度は録音を考えたことがあるのではないでしょうか。しかし、無許可での録音は違法になるのではと不安に思い、なかなか録音に踏み切れない就活生が多数派です。

たしかに無断で録音をすることに怖さを感じる人もいるかもしれませんが、結論から言うと、録音をすることは違法ではありません。とはいえ、やり方に注意しないと違法になる場合もあるのです。

そこでこの記事では、正しい録音方法と違法になるケースを解説します。また、就活を成功に導く活用方法も紹介しますので、これからの面接にぜひ役立ててくださいね。

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面接の録音が違法になる場合とならない場合の違い 

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就活生

面接の録音をして違法になったり選考に影響がでたりするのか不安で、いつも録音ができず面接を終えてしまいます……。

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キャリアアドバイザー

確かに面接の録音で違法になるのは避けたいですよね。違法になる場合とならない場合の違いを紹介します。

先ほどもお伝えしたように、面接の録音は基本的には違法にはなりません。しかし、その録音をどのように利用するかによっては違法になる可能性もあります。

録音の取り扱いで選考結果に影響がでないように、違法になるパターンを事前に確認しておきましょう。

自分で振り返るための録音は法律的に問題ない

結論からいうと、面接の録音行為が違法になることはありません。そのため、録音をすることで選考結果に影響することは基本的にはないと考えて良いでしょう。

なぜ違法にならないかというと、単純に無断での録音を処罰する法律が存在しないためです。そのため、無断で録音をしてもその行為自体で訴えられたり、違法になることはありません

ただし、無断で録音をおこなうことは、法律で罰されることはありませんが、マナー違反にあたります。企業側へ確認をせず無許可で録音をおこなった場合は、相手への配慮にかける行為となり、選考の評価にマイナスの影響となってしまうでしょう。

そのため、録音をする際は必ず事前に許可を取るようにしましょう。録音をする際のマナーについてはこの後詳しく紹介するので、参考にしてみてくださいね。

他人に公開すると違法になる場合もある

面接の録音が違法になるのは、その録音を一般に公開した際です。たとえば、就活の口コミサイトなどで面接の情報として公開するなど、不特定多数の人に拡散した場合が該当します。

その公開した録音が面接官やその企業の社会的評価にかかわる場合には、「名誉棄損」にあたり違法になる可能性があります。また、かかわらない場合でも「プライバシーの侵害」にあたる可能性があり、どちらにせよ違法行為になります。

名誉棄損(刑法230条)
  • 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する
プライバシーの侵害の基準
  • 周囲から私生活上の事実、または事実であると認識される可能性があること
  • 一般の人の感受性を基準にして、その本人の立場に立った場合に公開して欲しくないであろうと認められること
  • 一般の人々に未だ知られていない事柄であること

「プライバシー権」は刑法として明文化されておらず、憲法解釈や判例で確立されてきた権利になります。そのため明確な「刑事罰」はないのですが、その行為が「名誉棄損」にも値することが多いので、懲役刑や罰金刑に処されることはあると覚えておきましょう

また、SNSで録音とともに面接の悪評などを投稿した場合は、「名誉棄損」として違法になる可能性もあります。最近では採用担当者がSNSで発信をしている場合も多く、検索して投稿を確認することは簡単なので注意が必要でしょう。

録音はあくまで自分のために利用するものとして、正しく管理するようにしましょうね。

辻 華菜子

キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる

SNSだけではく、身近な人にも録音は共有しないでおこう

就活の口コミサイトやSNSへ録音内容を公開する以外にも、同じ企業を受けようとしている友人や、親兄弟など、身近な人に録音内容を聞かせることも絶対にしてはいけません。「ここだけの話だよ」と言ったとしても、相手が同じように他の人に話してしまう可能性があるため、自分だけで管理するようにしましょうね。

 企業側は、コンプライアンスの観点から「情報漏洩」に対して非常に敏感になっています。面接でのやり取りの中で、企業の今後の事業展開などの説明が含まれていたり、企業名が判明してしまった場合は、企業の大きなイメージダウンになりかねないからです。そうなると最悪の場合、訴訟に発展する可能性もあります。

録音自体は法的には違法ではなく、今後も録音をする学生は後を絶たないかもしれませんが、企業からするとあまり歓迎できることではないでしょう。もし事前に許可をとる際も、「自分のためだけの録音」であることを主張するようにしましょうね。

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面接を録音する際のおすすめの方法4選

面接を録音する際のおすすめの方法4選

録音が違法ではないとわかったところで、実際に面接を録音するための準備をしましょう。面接を録音する時、対面の場合とWebの場合で少し準備が異なります。どちらの場合でも対応できるように確認しておきましょうね。

対面の面接の場合

まず対面の場合です。対面の場合は、スマートフォン(スマホ)かボイスレコーダーを使う方法があります。どちらも操作は簡単なので、メリット・デメリットでどちらが良いか判断してくださいね。

スマートフォンのボイスメモを使う

まずはスマホで録音する場合です。スマホの場合は、録音アプリを使って録音をします。元々ダウンロードされている録音アプリを使っても、新しくダウンロードしても、どちらでも構いません。

スマホを使う一番のメリットは、準備が必要ないことです。普段から使っているスマホで録音が完了するので、操作も簡単で費用もかかりません。

一方でデメリットとしては、録音をする際にスマホを取り出すと、少し見栄えが悪いという点です。スマホは録音のためだけの機器ではないので、面接中に操作をすると、マナーの観点で少しマイナスな印象を抱く人もいるかもしれません。

また、録音の際は、サイレントモードにすることを忘れないようにしましょう。マナーモードのバイブ音は意外と響いてしまうので、通知音で面接をさえぎらないように注意してくださいね。

ボイスレコーダーを使う

ボイスレコーダーを使う際も、録音ボタンを押してバッグの中に入れておくか、机の上に置くという手順は変わりません。

ボイスレコーダーを使用するメリットとしては、スマホに比べて音質が良いという点です。ノイズキャンセリング機能がついているものもあるので、雑音で声が聞こえないという失敗が少なくなります。

また、ボイスレコーダーは録音専用の媒体であるため、面接時に操作したとしても、録音以外の行動をしていると勘違いされることがなく、相手にマイナスの印象を与えにくいでしょう

さらに、スマホと違って、着信などで録音が止まる心配もありません。そのため、「録音が知らない間に中断されていた」という失敗もなくなります。

一方で、デメリットは費用がかかる点です。ボイスレコーダーは録音をするための機械なので失敗のリスクは低いですが、高性能であればあるほど価格は上がってしまいます。そのため、手軽さを取るか音質やリスクの低さを取るかで、どちらを使用するか判断してみてください。

Web面接の場合

次にWeb面接の場合です。新型コロナウイルスの影響によりWeb面接が一般化したことで、対面よりWeb面接が主流となっている企業も多くありますよね。

Web面接を録音する場合は、外部機器で録音をする方法と、パソコンで録音する方法の2種類があります。状況によって使い分けが必要になるので、どちらの方法も覚えておきましょう。

スマートフォンなどの外部機器を使う

まずは外部機器を使用する方法です。外部機器はスマホでもボイスレコーダーでも、録音ができる機器であればなんでも大丈夫です。

この方法だと、手順は対面の場合とほぼ同じになります。面接をおこなうパソコンの近くに外部機器を置き、パソコンからスピーカーで音が出るように設定して録音するだけです。パソコンはイヤホンをつながなければ本体から音が出るので、この方法で録音をする際はイヤホンをはずすようにしてください。

この方法の懸念点としては、カフェやコワーキングスペースなど、ほかの人がいる場所では難しいという点です。スピーカーで音が出せるような環境なら簡単に録音ができるので、ぜひ試してみてくださいね。

パソコンの録画機能を使う

パソコン本体から音を出せない環境で面接の録音をしたい際は、パソコン内のアプリを使ってみましょう。ショートカットキーで録画機能を起動させるだけなので、手順もとても簡単です。

録画をする際のショートカットキー
  • Windowsの場合:「Windowsキー」+「G」
  • Macの場合:「command」+「shift」+「5」

手順としては簡単ですが、もし不安なら、事前に別の動画で録画できるか試して、どこに保存されるのかなどを確認しておくと良いでしょう。

また、Web面接を録画する際の注意点としては、Web会議アプリの録画機能を使わないということです。なぜなら、アプリの録画機能を使うと録画していることが一目でわかってしまうからです。

そもそも面接のURLは基本的に企業側が用意するので、録画の権限がないことがほとんどです。面接の前にホスト権限をもらって録画をするのも不自然なので、パソコンの録画ツールを使用するようにしましょうね。

Web面接対策について知りたい人は、この記事も参考にしてくださいね。

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面接の録音をすることの3つのメリット

面接の録音をすることの3つのメリット

面接を録音する方法がわかったところで、あらためて面接を録音するメリットをおさらいしましょう。ここでは、面接を録音する3つのメリットを紹介します。

面接の振り返りが正確にできる

まずは面接の振り返りが簡単かつ正確にできるということです。これは面接を録音をするメリットとしては一般的ですよね。

面接の直後に振り返ったとしても、緊張も相まって、どのような質問をされたかなどすべてを覚えている人は少ないでしょう。また、自分の話し方や答えるまでの間なども、客観的に判断して改善するのは難しいですよね。

このように、自分では難しい振り返りでも、録音をすることで客観的に判断ができるようになります。された質問を逃すこともなくなるので、次の面接の対策にも役立ちますよ。

また、回答の内容も正確に振り返ることができます。たとえば、最終面接では一次面接や二次面接の自身の答えが、面接官の手元の資料に記載されていることもあります。

そのため、もし今までの面接と異なる内容を話した場合は、「主張に一貫性がなく、信用にかける」と判断される可能性もあります。この点でも、過去の面接を振り返ることは重要になるのです。

面接の基本的な対策をあらためて確認したい人は、こちらで詳しく解説しています。

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他の学生の話し方を参考にできる

集団面接の場合、自分の振り返り以外にも、ほかの学生の話し方やエピソードを参考にすることができます。

面接中は、自分の話す内容を考えるので精一杯で周りの状況を俯瞰することは難しいですが、録音をすればほかの学生の言動を振り返ることができるのです

話すスピードや声のトーンなど、ほかの学生から学べるポイントはたくさんあります。そのため集団面接の場合は、自分の回答の振り返りはもちろん、ほかの人の回答にも注目してみてくださいね。

他の学生の発言で注目すべきポイント
  • 声のトーン
  • 話すスピード、全体の回答時間
  • 回答に対する面接官の反応や発言

面接の話し方のコツを知りたい人は、こちらも参考にしてみてくださいね。

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また、面接の受け答えが苦手な人は、この記事も参考にしてみてください。

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ハラスメントの証拠になる

最後に、録音をハラスメントの証拠としても使う方法もあります。

面接でのハラスメント行為は、残念ながら完全にないとは言い切れないのが現状です。そのため、自分の身を守るためにも、録音を取って証拠を残しておく方法もあります

面接中に予想されるハラスメントには、主に2種類あります。

面接中のハラスメント行為
  • セクシャルハラスメント:面接官が内定をちらつかせて、学生を食事に誘ったりプライベートで会おうとしたりすること
  • 就活終われハラスメント:学生に対して内定を出すことを条件に、過剰に囲い込みをすることで、「この場で他の選考を辞退しろ」という発言や、「内定辞退したら訴える」などの発言もこれに該当する

また、面接中のハラスメントでは「圧迫面接」が浮かぶ人も多いかと思いますが、実は圧迫面接を罰する法律はないというのが現実です。しかし、録音などの証拠を集めて弁護士に相談すれば、損害賠償を請求できる場合もあります。

また、録音をおこなうことでハラスメント行為を防止することにもつながります。ハラスメント行為を証明するだけでなく、未然に防ぐ「防止策」としてもためにも、録音行為は活きてくるでしょう。

無許可の録音はマイナス評価につながるかも

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就活生

面接の録音にはメリットもたくさんあるんですね!
でも、無許可の録音がバレたら、不合格になるのではと少し不安です……。

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キャリアアドバイザー

それだけで不合格になることはないと思いますが、評価にかかわる場合はあるのです。

面接の録音は違法ではないとわかっていても、もし無許可の録音がバレたらと不安になってしまいますよね。たしかに、「無許可で」という点に対して、あまり良い印象を持たない人が多いので、バレてしまうとマイナス評価につながる可能性もあります

しかし、面接を録音していたという事実だけで、面接の結果が不合格になることはほとんどありません。面接官によって無許可の録音に対しての印象は多少異なりますが、一発アウトのような行為ではないので安心してくださいね。

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

無許可の録音は、あなたの働く姿勢への疑念につながるかも

万が一、無許可で録音していたことがばれてしまった場合は、「バレなければいいと思って陰でこそこそ良からぬ事をする人物ではないか」「企業秘密や顧客情報を漏洩しかねないのではないか」「楽をして仕事をしようとする人物ではないか」などの疑念につながりかねません。

また、こっそり録音していることがバレないかとビクビクした心理や、やましい思いは表情や目の動き、態度に表れるものです。録音がバレなかったとしても、落ち着きのなさや不自然な態度などが面接官の目に留まり、マイナス評価になることもありえるでしょう。そのため、録音をしたい場合は事前に申し出て、面接には集中して堂々と臨むようにしましょう。

ただし大手企業や歴史の長い老舗企業などは、たとえ事前に録音の申し出をしたとしても、録音自体を好ましく思わない可能性もあります。なぜなら、そのような企業の上層部の年代の就活時は面接を録音すること自体少なく、大事なことはメモをするように言われてきた世代だからです。そのため企業によっては、録音をしようとすると印象が悪くなる可能性があることも覚えておくといいでしょう。

面接の録音をする際に守るべき2つのルール

面接の録音をする際に守るべき2つのルール

面接の録音にはたくさんのメリットがありますが、最初にもお伝えしたように、取り扱いを間違えると違法になる可能性もあります。そのため、ここでは面接を録音する際に守ってほしいマナーを紹介します。

録音を正しく活用するためにも、この2つは守るようにしてくださいね。

①面接の録音データは流出させない

面接の録音は他人に流出させず、自分の振り返りのためだけに利用しましょう

企業側も録音をされること自体は問題なくても、不特定多数の学生に公開されるのではないかという点を懸念しているのです。

そのため、録音は振り返りが完了したらすぐに削除するなど、自分でしっかり管理するようにしてくださいね。そうすることで、誤って公開してしまうという事態も防ぐことができますよ。

②録音をおこなう際はあらかじめ許可をとる

無許可の録音はマイナス評価につながる可能性があるとお伝えしましたが、マイナス評価へのリスクをなくしたければ、あらかじめ録音の許可を取るようにしましょう

許可を取る際は、「面接の振り返りをするために録音をさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか? 」と伝えてみてください。このように録音を何に使うかも明言して許可を取れば、録音によってマイナス評価につながる不安はなくなります。

たとえば対面の面接なら、

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面接官

最初に軽く自己紹介をよろしくお願いいたします。

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就活生

はい。〇〇大学の〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。
面接の前に1点お伺いしたいのですが、振り返りをするためにこの面接を録音させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?

また、Webの面接の場合なら、

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就活生

よろしくお願いいたします。〇〇大学の〇〇と申します。

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面接官

株式会社△△の△△と申します。よろしくお願いいたします。

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就活生

よろしくお願いいたします。
1点お伺いしたいのですが、面接の振り返りをおこなうために、本日の面接を録画することは可能でしょうか?

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面接官

大丈夫ですよ。

もし録音や録画を断られた場合は、

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面接官

申し訳ございません。面接の録音等はお断りしています。

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就活生

承知いたしました。ご回答いただきありがとうございます。改めまして本日はよろしくお願いいたします。

録音は禁止だと言われたら素直に従いましょう。禁止といわれたのに録音をしていた事実がバレてしまったら、余計にマイナス評価になる可能性が高くなるので気を付けてくださいね。

面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

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面接だけじゃない! 録音ができるシチュエーション3選

ここまで面接を録音するメリットを紹介してきましたが、面接以外にも、録音を振り返ることで就活に役立つシチュエーションはあります。

ここでは、おすすめの録音ができるシチュエーションを3つ紹介します。

OB・OG訪問

OB・OG訪問とは、志望する企業に勤めている社員に仕事内容や会社の雰囲気などを聞くことで、業界研究や企業研究に役立てる活動のことをいいます。

OB・OG訪問をするためには、大学主催のOB・OG会に参加したり、アプリを使って自分でアポイントを取ったりと、さまざまな方法があります。大学主催のものだと志望する企業がない可能性もあるので、おすすめはアプリを使う方法です。

なぜOB・OG訪問の録音が役立つかというと、現場の社員の生の声を聞けるチャンスは貴重だからです。相手は社会人なので、1回のOB・OG訪問も時間が限られていますよね。その中で話した情報を取りこぼさないためにも、録音が大切なのです。

実際の仕事内容や人間関係など、面接では聞けないようなこともたくさん聞いて、企業研究に役立てましょう。

OB・OG訪問の全体の流れや準備すべきことなどは、こちらで解説しています。

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社員との座談会

座談会も企業の情報を集める場として大切な機会です。選考よりもラフに話が聞けるので、社員同士の仲の良さなどを知りたい人にはおすすめです

また、企業によっては、座談会にいろいろな部署の社員を呼んでくれる場合もあります。そのため、志望する部署以外の雰囲気や仕事内容を知ることができるかもしれません。

座談会もOB・OG訪問と同じように、多くの情報が手に入る分、メモをするのも追いつかない場面もあるでしょう。企業を深く知るためにも、情報源として録音を残しておくと安心ですね。

座談会についてもっと知りたい人は、この記事も参考にしてみてください。

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リクルーター面談

リクルーター面談は、リクルーター(人事担当者)と面接よりもラフな雰囲気で面談をする機会のことをいいます。企業によってリクルーター面談を設けていないところもあるので、もし面談の機会があれば積極的に参加しましょう。

リクルーター面談では、仕事内容などの会社のことを教えてくれるのはもちろん、選考対策やキャリア形成について一緒に考えてくれる場合があります。リクルーターと話しながら自己分析を進めることで、客観的な視点を得られて、自分ではわからなかった一面を見つけることもできるのです。

このように、対話の中で発見した自分の価値観や、人事の目線からの就活のアドバイスなど、振り返るべきポイントばかりなので、録音にはとてもおすすめですよ

リクルーター面談の目的やメリットは、この記事で詳しく解説しています。

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企業側が面接の録音をする3つの理由

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就活生

この前の面接で企業から「録音をしたい」と言われたことがあったのですが、企業側が録音をすることもあるんですか?

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キャリアアドバイザー

実は企業側も、記録のために録音を取ることもあるんですよ。

ここまで、学生側が録音をするメリットや方法などをお伝えしましたが、時には企業側が面接の録音許可を取ってくる場合もあります。なぜ録音を取るのか、主な2つの理由を解説します。

①面接官の評価軸をそろえやすくするため

面接の合否は、担当した面接官の意見のみで決まるわけではありません。そのため、担当面接官がほかの人事に共有し、合否を相談するという工程が必要になります。

その際に口頭やメモでの共有だと、どうしても面接官自身の評価軸が入ってしまうため、適切な評価ができない場合もあるのです。

この時、録音があれば学生の発言を客観的に判断でき、面接官が違えば合否が変わっていたという事態を防ぐことができます。会社として公平な判断をするためにも、面接の録音は必要なものなのです。

②面接の振り返りを効率的におこなうため

面接官も学生と同じように、「自分の面接の仕方が適切だったか」と振り返るために録音を使用することがあります。

面接は、企業が学生を判断するのと同時に、学生が企業を判断する場でもあります。面接官の印象で会社のイメージが変わる可能性もあるので、学生に対してどのような言動をしていたか振り返る必要があるのです

振り返りを客観的におこなうためにも、録音をして記録しておくことが大切になります。

③面接内容を証拠として記録しておくため

最後に、学生が録音をハラスメントの証拠にするのと同じように、企業側も学生から訴えられたときの証拠として録音をする場合があります

企業側も、もし不当な訴えがあった場合に対抗するすべを持っていなければいけないので、録音がその証拠としてはたらくという訳です。

また、学生と雇用条件や給料面などで意見の齟齬が生まれた場合にも、「面接でこのように説明をしている」と証拠を提示することができます。

このように、企業側でも学生側でも、録音が自分の意見を主張するための証拠としてはたらくこともあるのです。

吉川 智也

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企業側の録音が採用以外の用途で使われることはない

企業側も上記の理由から、企業側でも録音・録画をする場合があります。その際は、個人情報保護法の観点から、応募者に対して録音・録画をする旨を伝え、そのデータの使用目的と理由、利用期間、利用終了後の扱いなどに関して事前説明をし、同意を得たうえでおこなわれます。

加えて、録音・録画をしたとしてもその内容や映像が採用以外の用途に使われることはないこと、外部に流失することもない旨のことわりもあります。そのため、自分の録音が悪用されるのではと不安な学生もいるかもしれませんが、そのような心配はしなくても大丈夫ですよ。

企業側は皆さんの個人情報に細心の注意を払い、厳重な管理をします。同様に皆さんも、録音した面接の内容は外部に決して漏らすことがないようにし、自分自身の面接の振り返りに活用するだけにしましょうね。

面接の録音は違法ではないが、録音マナーには注意! 

面接を録音することは違法ではありません。しかし、録音のマナーを守らないと、選考の結果に影響する場合もあります。

マナーを守れば、面接の録音にはメリットもたくさんあります。ぜひ自分自身の選考対策のためにうまく活用して、選考を突破しましょう。

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