就活の筆記試験で落ちるのは原因がある! 筆記試験の勉強方法を解説

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目次

  1. 就活の筆記試験は正しい方法で勉強すれば高確率で通過できる!
  2. 就活で実施される筆記試験とは?
  3. 試験内容
  4. 合格ライン
  5. 試験時間
  6. 企業が筆記試験を実施する目的
  7. ①学生の特性や考え方を見るため
  8. ②一定の人数まで学生を絞るため
  9. 就活の筆記試験に落ちてしまう3つの原因
  10. ①準備不足・準備をしていない
  11. ②問題をすべて解き切れない
  12. ➂企業との相性が良くない
  13. 就活の筆記試験に合格するための勉強方法
  14. ①自分が対策すべき試験の種類を把握
  15. ②専用のテキストを購入する
  16. ③過去問や予想問題を一度解いてみる
  17. ④目次から全体像を確認し計画を立てる
  18. ⑤苦手分野を最低でも3周解いていく
  19. ⑥手を付けていない分野を一通り解く
  20. ⑦制限時間に合わせて過去問や予想問題を解く
  21. ⑧対策講座や模試には積極的に参加する
  22. 就活でよく使われている筆記試験の種類と対策方法
  23. SPI
  24. 内田クレペリン
  25. 企業が独自で制作したテスト
  26. 就活の筆記試験対策におすすめのコンテンツ
  27. ①筆記試験対策用テキスト
  28. ②SPI対策専用アプリ
  29. ③SPI対策専用サイト
  30. 緊張に負けない! 筆記試験当日にやるべきこと
  31. ①暗記物は試験開始のギリギリまで確認
  32. ②時間配分をしっかりと意識して解く
  33. ③問題用紙に解答を記入
  34. ④わからない問題は印つけて飛ばす
  35. ⑤見直しは必ずおこなう
  36. 筆記試験不合格のショックから立ち直る方法
  37. ①一旦就活について考えることをやめる
  38. ②趣味や旅行などリフレッシュをする
  39. ➂筆記試験が得意な友人や知人に相談してみる
  40. ④合格に向けて今後の勉強計画や目標を明確にする
  41. 筆記試験に落ちてしまう理由を見つけ改善を重ねよう!

就活の筆記試験は正しい方法で勉強すれば高確率で通過できる!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活の選考が本格化してくると

「就活の筆記試験、毎回落ちるのですがどうしてなのでしょうか?」
「就活の筆記試験に合格するためにはどうすれば良いですか?」

という質問をいただきます。また、筆記試験になかなか受からず、心が折れそうになっている就活生の相談に乗ることも少なくありません。しかし、就活で実施される筆記試験は極端に難解な問題を出題するものはあまりなく、きちんと時間をかけて正しい勉強方法で対策をすれば、合格を勝ち取ることができます。

今回は、就活で実施される筆記試験について詳しく解説します。また、筆記試験に落ちてしまう原因や合格するための勉強方法についても紹介するので、筆記試験が上手くいかず悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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就活で実施される筆記試験とは?

筆記試験の適切な対策をおこなうためには、まず筆記試験とはどういうものかを知ることが大切です。そこでここからは就活で実施される筆記試験の大まかな試験内容や合格ライン、試験時間などについて紹介します。まだ一度も筆記試験を受けたことがないという人は、ぜひ一度目を通してみてください。

試験内容

就活で実施される筆記試験の内容

就活で実施される試験には多くの種類があり、その種類によって出題される問題の形式は異なります。しかし、どんな試験でも、「一般常識問題」といわれる学力や教養を測るものと「性格検査」と呼ばれる学生の人柄や特性を測るものの2つに分けられます。そこでここからはこの2つの試験内容について詳しく解説していきます。

①一般常識問題

一般常識問題では、一般常識を問う問題や時事問題、学力や教養を計る問題、語学力を計る問題などが出題されます。

たとえば、学力や教養を計る問題では計算問題や読解問題など、語学力を計る問題では英語の長文読解などの問題が出題されます。問題の難易度は、高校卒業程度のものが多いため、難しい問題は出題されませんが、制限時間が短いなどの理由で点数が伸び悩む学生はたくさんいます。

また、大学では専門的な分野の勉強をおこなっているため、中学や高校で学習した内容を忘れてしまい、単純な問題でもなかなか解けないという人もいるでしょう。しかし、こういった問題は、解き方を復習し何度も演習を重ねれば、制限時間内にきちんと解くことができるようになるので安心してください。

一般常識問題では数学の問題もよく出題されます。数学問題を攻略したい人はこちらを読んでおきましょう。

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②性格検査

性格検査は学生の人柄や特徴、考え方を測るテストなので、基本的には正解や不正解はありません。しかし、結果から学生が企業が求める人物か否かが判断されるので、求める人物像から大きく外れてしまうと不合格になる場合もあります。

だからといって、無理に企業が求める人物像に寄せようとするのは危険です。性格検査で正直に答えていなければ、回答に矛盾が生まれ嘘をついていることがバレて良くない印象を与えてしまう可能性があります。

また、性格検査の中には、社会人としてのマナーを問う問題が混ざっている可能性もあります。たとえば

  • 人と協力して仕事はできない
  • 締め切りを守ることはそれほど大切ではない

などです。こういった問題の解答を間違えてしまうと、社会人としての素質がないと判断されかねないので、注意が必要です。

性格検査で落ちてしまう人はこちらを読んでおきましょう。

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酒井 栞里

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自分という人物を把握しきれていないまま受けるのは危険

学生の中には、志望企業が求める人物像や社風に合わせた回答をする学生もいるようですが、性格適性検査には形を変えて同じ内容を問う質問が複数回出されたり、嘘をついていないかを測るライスケールと呼ばれる質問も含まれており、正直に答えているか否かが明らかになってしまいます。受かりたいがために自分を良く見せようと、本来備わっていない行動や性格傾向を選択するのではなく、偽ることなく正直にあるがまま答え、回答に矛盾がなく一貫性を持たせることが必要です。

ただし正直に答えたとしても、回答に矛盾が生じてしまう場合もあります。それは自己分析が不足しており、自分という人間がどんな人物なのか、自分自身でも把握しきれていない場合です。就活の前には自己分析を深めることが欠かせません。自分の性格、能力、強み、行動特性、価値観など、事前にしっかりと把握しておきましょう。

また、200問以上の質問に短時間で答えなくてはならない検査もあり、同時に作業効率も見られています。丁寧に回答するのも大事ですが、すばやく時間内に全質問に答えることが重要ですよ。

WEBテストの対策に時間が取れない人は、頻出問題集を使って効率的に対策しよう

WEBテストは就活で避けて通れないものです。多くの就活生が苦手と感じるWEBテスト、あなたも不安ではありませんか?

WEBテスト対策問題集」があれば、頻出問題に絞って効率よく対策できます。この問題集では、TG-WEBや玉手箱などのWEBテストでよく出題される問題とその解き方を掲載しています

1冊で効率よく対策できるので、今すぐ手に入れて志望企業の選考を突破しましょう。

合格ライン

筆記試験の合格ラインは、募集人数や応募人数、試験を受けた学生の平均点などによって大きく変わってきますが、一般的に70%前後が合格ラインと言われています

ただ、大手企業や有名企業となると、合格ラインが高くなる傾向があるので、70%で満足せず、1問でも多く正答できるように勉強することが重要です。

また、正答率が90%を超えることができれば、ほとんどの企業で合格を勝ち取ることができるといわれているため、確実に合格を勝ち取りたいと考えている人は正答率90%を目指して勉強しておくことがおすすめです。

試験時間

筆記試験の試験時間については、試験で使われる問題の種類によって異なります。

たとえば、就活で実施される筆記試験として有名な「SPI」では、言語の分野が30分、非言語の分野が40分で合計70分間の試験時間となります。また、「内田クレペリン検査」は前半後半各15分間で合計30分間が試験時間となります。

このように、試験時間は実施される試験によって大きく異なるため、自分がどの試験を受けるのか、事前に把握しておくことが大切です

企業が筆記試験を実施する目的

企業が筆記試験を実施する目的

就活の選考では、書類審査や面接、グループディスカッションなど、さまざまな選考方法がありますが、なぜ筆記試験をおこなうのでしょうか。そこでここからは企業が筆記試験を実施する目的について解説します。

①学生の特性や考え方を見るため

書類審査や面接などをおこなえば、学生の人柄や長所短所などを見ることができます。しかし、物事の考え方などについては、自分をアピールするためのエントリーシート(ES)や時間が限られている面接では、深く知ることはできません。

筆記試験の性格検査では、「1人で何かに取り組むことが好きだ」「結果よりプロセスが大事だ」というような質問が数十問出題され、「はい」か「いいえ」、もしくは当てはまる度合いを5段階で回答します。

性格検査は、書類審査や面接以上に深く学生の特性や考え方を見ることができるため、その結果によって、企業が求める人物像に合っているかや社風に合っているかなどが判断されているのです

②一定の人数まで学生を絞るため

募集人数に対して応募人数が多い場合は、何らかの選考をおこない人数を絞っていかなければなりません。しかし、全ての学生を面接する時間や費用がないという企業も多く、そういった時に用いられるのが筆記試験です。

筆記試験は、面接やグループディスカッションなどに比べると、時間や費用がかからないことはもちろんですが、一定の基準によって学生を平等に評価できるため、より公平な選考をおこなうことができます。書類選考通過後や一次面接前に筆記試験を実施する企業が多いのはこういった理由があります。

就活の筆記試験に落ちてしまう3つの原因

筆記試験に落ちてしまう原因

筆記試験に合格するためには、試験に落ちてしまう原因を明確にし、その原因を取り除くための適切な対策をおこなうことが何よりも重要です。

そこでここからは、就活の筆記試験に落ちてしまう主な原因を3つ紹介します。筆記試験が上手くいかず悩んでいる人は、自分はどの原因に当てはまるかを考えながら読んでみてください。

①準備不足・準備をしていない

就活の筆記試験は、高校卒業レベルの問題が多いため、「わざわざ勉強する必要はない」「少し勉強すれば合格できるだろう」と思っている人もいると思います。しかし、その考え方では、合格をつかみ取ることはできません。

問題のレベルは高校卒業レベルであっても、出題形式が独特なものが多いため、問題に慣れていないとスムーズに解くことはできません。また、中学や高校で学習した内容の多くは忘れてしまっている可能性が高いです。

そのため、まずは一度過去問や予想問題を解き、自分の実力を把握した上で、しっかりと勉強時間を確保しましょう。

②問題をすべて解き切れない

就活で実施される筆記試験は、問題数に対して制限時間が短く設定されているものが多いため、問題を全て解き切れないという原因で不合格になってしまう人もいると思います。

問題を全て解き切れない原因は、問題を解くスピードが遅いことや時間配分が上手くできていないことが考えられるため、まずは過去問や予想問題を使って、自分の解答速度を把握しましょう

解答速度が遅い場合は、解き方はわかっているものの問題に慣れていないという可能性が高いので、同じ問題で構わないので何度も繰り返し演習をおこな行うことが大切です。

➂企業との相性が良くない

一般常識問題でどれだけ高得点を取れたとしても、性格検査で企業が求める人物と判断されなければ、不合格となる可能性は大いにあります。しかし、さきほども述べた通り、無理に企業が求める人物像に寄せることもよくありません

そのため、まずは企業選びから見直してみましょう。自分の人柄や特性を活かせる企業や考え方や方針に共感できる企業であれば、性格検査で落ちる確立を下げられる可能性が高いです。

就活の筆記試験に合格するための勉強方法

筆記試験に合格するための勉強方法

就活の筆記試験に合格したいからといって、手当たり次第に問題を解いていたり、点数につながらない勉強を続けていては、なかなか合格することはできません。

そこでここからは、就活の筆記試験に合格するための勉強方法について解説します。点数が伸び悩んでいる人は、自分の勉強方法を思い出しながら、読んでみてください。

①自分が対策すべき試験の種類を把握

就活の筆記試験といっても、どこの企業も同じ試験を使用しているわけではありません。後ほど詳しく説明しますが、SPIや内田クレペリン検査、企業独自の問題など、種類はさまざまです

そのため、自分が実際に受ける試験がどの種類の試験なのかを把握しないまま勉強をしてしまうと、その勉強が無駄になってしまう可能性があるのです。

試験の種類を知る方法
  • 企業説明会で質問をしてみる
  • その企業の選考を受けた経験のある先輩に聞く

就活の口コミサイトに、どういった試験内容だったか書かれていることもありますが、古いものだと試験内容が変わっている可能性があるので、信じすぎると危険です。いくら調べても、種類がわからない場合は、最もスタンダードな筆記試験であるSPIを対策すると良いでしょう。

②専用のテキストを購入する

対策すべき試験の種類がわかれば、専用のテキストを購入しましょう。テキストを選ぶ際は自分が好きなレイアウトや色使いのものを選ぶことがおすすめです

見づらいものや勉強する気が起きないテキストを選んできますと、勉強に支障をきたす可能性があるため要注意です。

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解説がわかりやすい言葉で詳しく書かれているもの選びましょう。

中には、答えだけが書かれていたり、解説がわかりづらいものもあるので、テキストを選ぶ際は必ず中身を確認するようにしましょう。

③過去問や予想問題を一度解いてみる

テキストを購入したら、1ページ目から解説を読み、問題を解いて進めようと考えるかもしれませんが、まずは過去問か予想問題を一度解いてみましょう。そうすることで、勉強前の自分の実力を把握することができるので、苦手分野と得意分野などが明確になり、どこから勉強すべきかがわかります

また、時間を測りながら解くことが大切です。いくら正答率が良かったとしても、時間をかけすぎてしまっていたら、試験本番では点数が取れないからです。はじめは制限時間内に解き切る必要はありませんが、制限時間内にどこまで解けたかメモをしておくと、後から見た時に自分の成長を感じられるでしょう。

④目次から全体像を確認し計画を立てる

問題を解き終わり、自分の実力を把握したら、次はテキストの目次を見てテキストの全体像を把握しましょう。問題集の目次を見る人はあまり多くないと思いますが、目次を見れば「これからどれだけ勉強しなくてはならないのか」「いくつの章に分かれているのか」などが一目でわかります

これがわかれば、学習計画が立てやすくなります。たとえば、大まかな計画ですが、8章構成のテキストで30日後の筆記試験までにテキストを3周解きたいと考えるのであれば、1日1章のペースで進め、残りの6日で過去問を繰り返し解いて、時間制限をクリアできるように調整するというような計画を考えられます。

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勉強のベースとなる学習計画を立てることができれば、「これをやり切れば合格できる」という思いになり、モチベーションを維持しやすくなります。

⑤苦手分野を最低でも3周解いていく

全体像を確認し、学習計画を立てたら、まずは苦手分野から取り掛かりましょう。得意分野であればスラスラ解けるので、勉強が苦になることはあまりありませんが、苦手分野はなかなか正答率が上がらず、投げ出したくなる場合もありますよね。

だからこそ、モチベーションが高い勉強を始めた段階で苦手を克服しておくことが重要なのです。苦手分野は想定以上に勉強時間が必要となることもあるので、試験当日まで時間の余裕がある早い段階に取り掛かっておくと、苦手克服ができないまま試験本番に挑まなければならないという状況は避けられます。

⑥手を付けていない分野を一通り解く

苦手を克服することができたら、手をつけていない分野を一通り解きましょう。過去問題を解いた時には気づけなかった苦手な部分に気づけたり、効率の良い解き方を学ぶことができたりします

さらに時間の余裕がある人は、手を付けていない分野も3周解くようにしましょう。就活の筆記試験は時間制限が厳しいものも多いため、何度も繰り返し解き、問題に慣れ、1秒でも早く問題を解くことが必要だからです。

⑦制限時間に合わせて過去問や予想問題を解く

テキスト全体を3周解き終わったら、制限時間に合わせて、過去問や予想問題を解きましょう。テキストの練習問題では解けていた問題も、時間を制限されて焦ると解けなくなってしまったり、そもそも時間が足りなかったりなど、改善すべき点が見えてきます。

また、過去問や予想問題を解く前に、必ず時間配分を決めておくようにしましょう

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たとえば、SPIの非言語は40分で30問の問題を解かなければならないので、1問にかけられる時間は1分20秒です。

また、見直しの時間を5分取りたい場合は、1問あたり1分10秒となります。

⑧対策講座や模試には積極的に参加する

筆記試験対策講座では、登壇する講師独自の解き方や考え方を知ることができます。また講座によっては、練習問題を配布していたり、模擬試験を受けられたりもします。

模試は、自分の実力を計ることができる非常に有意義な機会です。また、模試によっては、平均点や最高点などが公表される場合があるので、ほかの学生がどのくらいのレベルなのかも把握できますよ

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友人や就活仲間と一緒に参加するのもおすすめです。

WEBテストで選考に落ちるのはもったいない! 今すぐ問題集で対策しよう

WEBテスト対策問題集 WEBテスト対策問題集

WEBテストは多くの企業が採用する選考フローの一つ。しかし、対策不足で通過できない人も少なくありません。

そんな就活生におすすめなのが「WEBテスト対策問題集」です。この問題集を使えば、解く上で重要なポイントの解説を見ながら効率よく勉強することができます

ぜひ活用してWebテストを突破しましょう。

就活でよく使われている筆記試験の種類と対策方法

よく使われている筆記試験の種類
  1. SPI
  2. 内田クレペリン検査
  3. 企業独自の問題

就活の筆記試験には種類があり、それぞれの問題形式には特徴があるので、その特徴に合った対策をおこなうことが重要です。特徴をつかみ切れないまま勉強をしてしまうと、勉強した割に点数が伸びないということが起こりえます。

そこでここからは、就活でよく使われている筆記試験の種類とそれぞれの対策方法について解説します。

SPI

SPIとは、リクルートマネジメントソリューションズが開発した試験で、多くの企業が新卒採用に利用しています。また、SPIは書類選考後に実施されることが多く、SPIである程度の点数を取れるようにならなければ、どの企業の選考でも面接に進むことが難しくなってしまいます

そのため、就活を始めると同時に、SPIの勉強も始めることが必須です。

試験内容

SPIの試験内容
  1. 能力検査
  2. 性格検査

能力検査では、「言語」といわれる読解力や語彙力が問われる問題と「非言語」といわれる計算力や論理的思考力を計る問題が出題されます。それぞれ難易度が高い問題が出題されるわけではありませんが、制限時間が短かったり、出題形式が独特な形式であったりするため、事前の対策は必須です。

「性格検査」では、学生の人柄や考え方に関する質問が出題されます。この結果から、企業が求める人物像とどのくらい一致するかが見られています。また、向いている職種なども予測できるため、配属の決定に利用している企業もあります。

対策方法

能力検査は、問題数に対して解答時間が短く設定されているため、スムーズに問題をこなしていく必要があります。そのため、まず効率的で正しい考え方を身につけることはもちろん、何度も演習を繰り返すことで問題に慣れることも必要です。

そのため、1冊テキストを購入し、掲載されているすべての問題を完璧に解けるようになるまで繰り返し演習することがおすすめです。遠回りに見えるかもしれませんが、地道な努力を重ねることが実は最も近道だったりもするのです。

性格検査では、「正直に答える」ということが重要です。企業が求める人物像に寄せようと考えて回答してしまうとほかの回答と矛盾が生まれ、悪い印象を与えかねません。万が一、企業が求める人物像に寄せて回答し合格しても、入社後に苦労する可能性が高まるので、やめておきましょう。

SPIで高得点を取りたい人はこちらを読んでおきましょう。

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内田クレペリン

内田クレペリン検査は、SPIと比べて、あまり聞いたことがないという人も多いかもしれませんが、官公庁や医療法人、大手企業など、年間70万人もの人が受験している非常に実績のある検査です。

この検査は、「能力面の特徴」と「性格・行動面の特徴」を計ることができます。また、「性格・行動面の特徴」は、

  • 作業開始時の滑りだしを表す「発動性」
  • 作業中の気分や行動の変化を表す「可変性」
  • 作業を進める強さ「亢進性」

の3つの特性に分けて判定します。

試験内容

試験内容は、マス目状に並んでいる一桁の数字を、隣同士で足していくというとてもシンプルなものです。1分ごとに行をずらしていき、前半15分間、休憩をはさみ後半15分間の合計30分間この作業をおこなっていきます。

対策方法

対策方法としては、まず一度解いてみることです。どういった試験か事前に知っておくだけでも、テスト本番で落ち着いて解答することができます。

また、計算のスピードを上げることも重要です。1分間に1行分をすべて計算しきることはできませんが、少しでも早く計算を進めることが重要となります。計算のスピードを上げるためには、何度も演習を繰り返して問題に慣れ、頭で考えなくても反射的に答えを導き出せるようにしておくことが重要です。

ただ、スピードが上がることによって、正確性が失われてしまうと逆効果になってしまう場合もあるため、スピードと正確性の両立を目指しましょう。

クレペリン検査で好成績を残したい人はこちらを読んでおきましょう。

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企業が独自で制作したテスト

企業によっては、SPIや内田クレペリンのようなほかの企業が開発したテストを使わず、企業が独自で開発したものを使っている場合があります

試験内容

企業が独自に開発しているテストでは、試験内容は企業によって全く違うため、何が出題されるかははっきりとはわかりませんが、多くの場合以下のような内容が出題されるでしょう。

  • 計算力や情報処理能力を測る問題
  • 読解力や論理的思考を測る問題
  • 社会人としての一般常識が身についているかを測る問題
  • 日頃から情報収集をしているか測る時事問題
  • 人柄や考え方、日常的な行動に関する問題

また、過去に自分が受ける企業を受けた先輩や知人がいれば、どういったテストであったか聞いておくのも良いでしょう。ネットの口コミやSNSにも問題の傾向が書かれている場合もあるかもしれませんが、古い情報であれば試験内容が変更されている場合があるので注意が必要です。

対策方法

対策方法としては、SPIのテキストを活用することがおすすめです。SPIでは、計算力や情報処理能力を測る問題や読解力や論理的思考を測る問題が出題されるので、問題形式などは違うかもしれませんが、有効な勉強となるでしょう。

また、日頃から新聞を読む習慣をつけましょう。時事問題に関するテキストなどが販売されていますが、出題される問題は新しいものが多いため、テキストなどに頼ってしまうと、最新の時事問題には対応できません。また、ネットニュースなどは、隙間時間での利用は便利かもしれませんが、読むジャンルに偏りが出てしまったり、情報量が少なかったりもするため、新聞がおすすめです。

就活の筆記試験対策におすすめのコンテンツ

筆記試験対策におすすめのコンテンツ
  1. 筆記試験対策用テキスト
  2. SPI対策専用アプリ
  3. SPI対策専用サイト

ここまで、就活の筆記テスト対策に関するさまざまな方法を紹介してきましたが、それと同じくらい重要なのが、使用するコンテンツです。自分の好みや勉強スタイルに合ったコンテンツを選ぶことができれば、勉強へのモチベーションを維持できたり、効率良く勉強を進められたりします。

そこでここからは、就活の筆記テストにおすすめのコンテンツについて紹介します。何を使って勉強すれば良いか、迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

①筆記試験対策用テキスト

筆記テスト対策をするにあたって必須アイテムといって過言ではないのが、筆記試験対策用テキストです。これは、筆記試験で出題される問題の解き方や練習問題、予想問題などが入っているため、1冊持っているだけで非常に役立ちます

また、テキストによっては、重要な語句を赤シートで隠せるようになっているものもあるので、隙間時間などを使って手軽に勉強ができます。

②SPI対策専用アプリ

SPIを実施しているしている企業が非常に多く、SPIの対策を効率的におこな行うことができれば、筆記試験突破の近道となります。

SPI対策のテキストは数多く発売されているので、それらを利用するのも良いですが、アプリを使うと隙間時間や移動時間に効率良く対策ができるのでとても便利です。また、無料で使えるものも多いので、お財布に優しいのも魅力の1つです。

また、アプリでは自分の学習履歴を記録しておけるものも多いので、進捗を確認しながら勉強を進められ、モチベーションアップにもつながります。

③SPI対策専用サイト

テキストやアプリ以外にも、SPI対策専用サイトもおすすめです。これらはネット環境さえ整っていれば無料で使えるので、非常に便利です。また、筆記試験の対策ができることはもちろんですが、Webテスト対策としてパソコン上で受験する練習にもなります

また、サイトによっては、自分自身の点数だけでなく、そのサイトを利用した学生の中で何番目の成績かということもわかるものもあるので、力試しとして利用するのも良いでしょう。

SPI対策専用サイトの例

緊張に負けない! 筆記試験当日にやるべきこと

筆記試験当日にやるべきこと

いくら万全に対策をおこなっていたとしても、筆記試験当日の緊張感に負けてしまい実力を発揮できないと、努力が水の泡になってしまいます。

そこでここからは、緊張感に負けないための筆記試験当日のポイントについて解説します。緊張する場面が苦手という人は、ぜひ覚えて実践してみてください。

①暗記物は試験開始のギリギリまで確認

漢字や語彙、英単語など、直前に見ていたものが偶然試験に出るということは少なくありません。また、緊張で暗記したことが思い出せないということを防ぐためにも、ギリギリまで粘ることが大切です

また、どうしても覚えられないことや何度覚えても忘れてしまうものについては、テキストをしまう直前に確認し、試験が始まった瞬間に問題用紙の隙間に記入しておきましょう。この方法は1、2個の知識にしかつかえない方法ですが、苦手を補うための有効な手段です。

②時間配分をしっかりと意識して解く

緊張していると想定していた以上の時間がかかってしまうことがあるので要注意です。また、各問題にどのくらい時間をかけるかなどの時間配分については、事前に決めておきましょう

事前にどんな種類の試験が使われるかわかっていれば、問題数や問題の構成、制限時間を調べて把握しておくことができます。その情報をもとに、どのような時間配分で問題を解いていくか計画を立てましょう。

また、過去問や予想問題が手に入る場合は、一度時間を計って解き、自分が考えた時間配分で問題ないかを確認しておくことがおすすめです。そうすることで、「計画通りに解けば時間内に解き切れる」という自信になり、緊張感に負けることはないでしょう。

③問題用紙に解答を記入

一通り問題が解き終わり見直しをする際に、答えが書かれているのが解答用紙のみだと、問題用紙と解答用紙を交互に見ることになり、見直しに時間がかかってしまいます。また、2つの紙を交互に見ているとずれが生じる可能性もあります。

問題用紙に解答を記入しておくと問題用紙のみで見直しができ、問題用紙の見直しが終われば、正しくマークできているか解答用紙を確認すれば終了です。また、問題用紙は持ち帰りができる場合、問題用紙に回答を記入していれば自己採点をすることもできます。

④わからない問題は印つけて飛ばす

就活の筆記試験では、まれに難易度が高い問題が混ざっているということがあります。その問題につまづいてしまうと、その問題を解けたとしても、ほかの問題を解く時間がなくなってしまいます。

そのため、一度見て解けないと思った問題は印を付けて飛ばしましょう。そうすることで、ほかの問題を解く時間を確保できる上に、一通り解き終わり時間が余った際には、保留にした問題にスムーズに戻ることができます

⑤見直しは必ずおこなう

せっかくこれまで努力して解けるようになった問題も、マークミスをすると不正解になってしまいます。そういったことを防ぐためにも、必ず見直しの時間を確保するようにしましょう。

事前に時間配分を考える際に、見直しのために時間を確保しておきましょう。そうすれば、見直し時間を踏まえた上での時間配分が考えられるため、試験当日にもきちんと見直しの時間を取ることができます。

吉川 智也

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緊張するのは当然だということを理解しよう

人は誰でも初めての体験に対しては緊張するものです。事前にどんなに筆記試験の対策をしてきたとしても、やはり緊張することでしょう。極度の緊張は実力を発揮できにくくしますが、ほどほどの緊張感は集中力をアップすることに効果を発揮します。「緊張することは悪いことだ」と思うとより緊張してしまいますので、「緊張することは当たり前のことで自分だけではない」と受け入れましょう。加えて、「これまでしっかり勉強してきたから大丈夫」と自信を持って自分に言い聞かせることも大事ですよ。

試験当日は会場に到着する前に、リラックス効果や気分を上げる音楽を聴いたり、ウーロン茶やハーブティーなどリラックス効果のある飲料水や飴、ガム、気合い入れのドリンクを用意しておくのもおすすめです。会場に到着したらストレッチをしたり、席に着いたら軽く目をつむり、鼻から息をたっぷり吸って腹に溜め、吐くときは口から吸うときよりもゆっくりと吐くという腹式呼吸を3回繰り返すといいでしょう。また、試験が始まったら、周囲の人たちのペンを走らせる音やタイピング音に気を取られず、自分のやるべきことに集中しましょう。

筆記試験不合格のショックから立ち直る方法

筆記試験の不合格のショックから立ち直る方法

筆記試験に落ちてしまうのは、点数が合格点に及ばなかっただけであり、あなた自身を否定されているというわけではありません。しかし、何度も筆記試験に落ちてしまうと、ショックから気持ちの切り替えが上手くできないという人もいると思います。

そこでここからは、筆記試験不合格のショックから立ち直る方法を4つ紹介します。筆記試験に落ちてしまい気持ちが沈んでしまっている人は、ぜひ実践してみてください。

①一旦就活について考えることをやめる

筆記試験が上手くいかないことを考え続けても、点数が上がることはなく、むしろ不安や焦りが大きくなってしまうだけです。

ただ、期間を決めずにこれをやってしまうと、就活に戻ることが難しくなってしまうので、「今日1日だけ」「3日間は就活について考えない」など、具体的な期間を決めておくようにしましょう

そうすれば、その数日間で気持ちをリセットでき、つぎに就活について考える時は前向きな気持ちで物事を捉えることができるでしょう。

②趣味や旅行などリフレッシュをする

先ほど紹介した「考えることをやめる」ということを簡単に実践できる人もいるかもしれませんが、考えたくなくても考えてしまう人もいると思います。

そういった人には、趣味や旅行など就活以外のことに時間を使うことがおすすめです。何かに没頭していたり、楽しんでいたりすると、自然と就活のことを忘れられるでしょう

また、就活が不安で趣味や旅行を楽しめないという人は、「今の気持ちのまま就活を続けても上手くいかない。この時間は就活を成功させるために必要な時間なんだ。」と思うようにしましょう。

そうすれば、周りの人が就活で忙しそうであっても、焦ることはなく、リフレッシュすることに集中できます。

➂筆記試験が得意な友人や知人に相談してみる

筆記試験不合格によって傷ついた気持ちが少し癒えてきたら、筆記試験が得意な友人や知人に相談してみることがおすすめです。

特に、これまでさまざまな努力や試行錯誤をおこなってきた人は、自分の考えに凝り固まってしまい、そのせいで改善策が見えなくなっている可能性があります。

そのため、筆記試験が得意な知人や友人から勉強方法についてアドバイスをもらったり、使っているテキストを教えてもらったりすると良いでしょう。また、相談できる人がいない場合は、ネットの記事や就活について綴ったブログなどを見ると、新しい勉強方法などに出会える場合があります

④合格に向けて今後の勉強計画や目標を明確にする

筆記試験不合格によってショックを受けている人の多くは、ショックと同時に今後に対する不安を抱えていると思います。そういった人におすすめなのが、筆記試験合格に向けて今後の勉強計画や目標を明確にすることです

いきなり「筆記試験合格」と目標を掲げてしまうと、自分自身を精神的に追い込んでしまう可能性があるため、筆記試験合格に必要な要素を細分化して、勉強スケジュールを立て、小さな目標をたくさん作りましょう。

たとえば、「問題集の1章を完璧にする」「問題集を1か月間に3周解く」「苦手な分野の問題は毎日最低5問解く」というような感じです。

そうすることで、合格に向けた道筋や毎日やるべきことが明確になり、今後に対する不安を小さくすることができるでしょう。

柴崎 拓也

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就活は一人で進めているわけじゃない! 時には誰かに相談することも必要

書類選考も筆記試験も通らない状態が続くと、まるで人格を否定されているようで、就活への意欲も減退してしまうことでしょう。そんな時は、まずは今紹介した「不合格のショックから立ち直る方法」を参考に気持ちの切り替えをし、再び就活の仕方や応募書類の見直しをしてみましょう。

大手企業や有名企業ばかりを受けている場合、応募者が数千、数万人も集まるため、受かる人よりも落ちる人のほうがはるかに多いのです。また、選考を通過しなかったのは、その企業にマッチしなかっただけのことです。自己分析不足で進むべき方向性や自分がどういう人間なのかわかっていない人物と判断されると、早期退職予防のためにお見送りとされる場合もあります。再度自己分析を深めることと、中小企業にも目を向け、可能性を広げてみましょう。

また決して一人で悩まず、大学のキャリアセンターや若者サポートセンター、就活エージェントのキャリアカウンセラーのサポートも受けましょう。応募書類の添削や就活に関するさまざまなアドバイス、相談にも乗ってもらえますよ。加えて他の学生と比較して一喜一憂せず、自分のペースで納得いく就活をしましょう。

筆記試験に落ちてしまう理由を見つけ改善を重ねよう!

筆記試験に何度も落ちてしまうと、自信がなくなってしまったり、自分自身が否定された気持ちになり落ち込んでしまうかもしれません。しかし、筆記試験は面接などの選考方法と比べて、最も客観的で公平な基準で評価されている選考方法と言っても過言ではありません。

つまり、きちんと点数を取れるように勉強すれば合格できるのです。まずはショックから立ち直り、筆記試験に向けて前向きな気持ちを取り戻すことが大切です。不合格になってしまった原因をまずはひとつずつ分析し、その原因に合った適切な勉強方法で対策を進めていきましょう。

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