企業の懇談会で一言を求められたときに話すべき内容とは| 例文付きで解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 懇談会の一言で内定者や社員と親睦を深めよう
  2. 懇談会の目的は何?
  3. 内定者同士の親睦を深めるため
  4. 入社への不安や緊張を軽減するため
  5. 入社意欲を高めて内定辞退を防ぐため
  6. 懇談会での一言は何を話せばいい?
  7. 大学名・学部・名前
  8. 大学で打ち込んできたこと
  9. この会社を選んだ理由
  10. 仕事への意気込み
  11. 趣味や特技など
  12. 懇談会で一言話すときのポイント
  13. 明るい表情でハキハキ話す
  14. 話す内容は1分程度にまとめる
  15. 自分らしい内容を話す
  16. 懇談会で一言話すときの注意点
  17. ダラダラ長く話すのはNG
  18. ネガティブ発言は控える
  19. 他の内定者への気配りを忘れない
  20. ビジネスの場であることを意識する
  21. 懇談会で一言話すときの例文6つ
  22. 大学で打ち込んだことを話す
  23. 志望動機を盛り込む
  24. 仕事に対する意気込みを話す
  25. 趣味について話す
  26. 自分の性格について話す
  27. 懇談会の一言で会話のきっかけを作ろう

懇談会の一言で内定者や社員と親睦を深めよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。内定を得た就活生から、

「懇談会って何をするんですか?」
「どんな準備が必要ですか?」

と聞かれることがあります。内定を貰って一安心とはいえ、懇談会は就活生にとっては慣れないビジネスの場。どんな意気込みで臨めばいいのか不安になってしまいますよね。

懇談会は他の内定者や社員と顔を合わせ、交流を深めるためのイベントです。そして一般的に懇談会では自己紹介として1人一言話す機会があります。自己紹介をすることで周りの人に自分を知ってもらい、親睦を深めるきっかけになるでしょう。

この記事では、懇談会で一言話すときのポイントや内容について詳しく解説します。最後に例文も紹介するので、懇談会を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。

内定式での自己紹介について知りたい方はこちらも参考にしてくださいね。

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懇談会の目的は何?

懇談会の目的

内定式の後には懇談会を実施する企業が多いですが、一体何のために懇親会をおこなうのでしょうか。形式は食事会や座談会など企業によってさまざまですが、実は懇談会の目的はどの企業もだいたい同じです。

懇談会の目的を知っておけば、懇談会で話す一言を考える際もイメージしやすいでしょう。ここでは、懇談会の目的について詳しく説明します。

内定者同士の親睦を深めるため

懇談会の大きな目的は内定者同士の親睦を深めることです。内定式でも顔を合わせることになりますが、それだけではじっくり話せません。そのため、内定者同士で交流する機会を確保する目的で懇談会を実施する企業が多いのです。

内定者同士で親睦を深めるのが主な目的なので、懇談会は面接や内定式のようにかしこまった雰囲気ではありません。お互いのことを知るために自己紹介をして、食事やグループワークを通してざっくばらんに交流します。企業主催と聞くと緊張してしまうかもしれませんが、学生のためにおこなわれるイベントなのでリラックスして臨みましょう。

入社への不安や緊張を軽減するため

内定を貰って一安心しても、

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就活生

どんな同期がいるのかな?

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就活生

仕事はやっていけるかな……。

と不安がつきまといますよね。懇談会はその不安や緊張をほぐすためのイベントでもあります。変に気負った状態よりも堂々と自信を持って入社してもらった方が、企業としても嬉しいでしょう。

また、懇談会では事業紹介や新入社員研修の案内を受けたり、人事部や若手社員と話したりすることもあります。今後のスケジュールを確認することにより、入社前後の過ごし方をイメージしやすくなるでしょう

入社意欲を高めて内定辞退を防ぐため

懇談会の目的は内定者同士の親睦を深め不安を軽減することだと説明しましたが、なぜ企業がそこまでしてくれるのでしょうか。答えは、入社意欲を深めて内定辞退を防ぎたいからです。

時間とお金をかけて採用したのに辞退されてしまうと、その分他の人材を確保しなければならないため企業にとって大きな損失になります。そのため、企業としては内定を出した学生にはなるべく入社して欲しいのです。

懇談会をおこなって内定者同士や社員と交流すれば、安心感や意欲がわき企業に対しての思いが強くなりますよね。そうなれば内定辞退をされるリスクを軽減できるというわけです。要するに、懇談会は内定者にも企業にもメリットがある大切なイベントということですね。

懇談会以外にも様々な形式のオリエンテーションがあります。こちらの記事ではオリエンテーションについて詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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内定辞退を予定している企業への懇親会の参加は控えよう

懇談会への参加後に「この企業は合わないかもしれない」と感じ、内定を辞退したくなる人もいるかもしれません。厳密に言うと、内定承諾には法的な拘束力はないため、内定の辞退は可能です。しかし、基本的にはマナーとして避けるべきものと一般的に認識されています。理由として、企業は一人の学生を採用するのに想像以上のお金と時間をかけていることが挙げられます。

また、学生が内定を承諾すると、入社をするものだと企業は認識するため採用そのものを終えていることも多いです。内定辞退が発生すると再び採用活動を始めなければならないため、そのコストも追加されます。このような背景から、内定を承諾した後に辞退することはマナー違反とされています。

とはいえ、就職先の決定は人生を左右する大きな決断です。「どうしてもこの企業で働けない」「内定承諾後に第一志望の企業に内定をもらえた」といったような事情もあるかもしれません。もし懇談会参加後に辞退する場合は、誠意をもって企業に伝えましょう。懇談会中に社員と話す機会があったのであれば、なおさらです。企業に多大な迷惑をかけてしまうことは頭に入れておき、最後まで丁寧に対応することが重要です。

内定後のメールのやりとりについてはこちらも参考にしてくださいね。

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懇談会での一言は何を話せばいい?

懇談会の一言で話す内容

懇談会では、自己紹介として1人一言話す機会があるのが一般的です。このとき、ビジネスの場であることを踏まえながらいかに自分を知ってもらえるかが大切です。自分らしい自己紹介ができれば、共通点をきっかけに他の内定者や社員と打ち解けるチャンスになるでしょう。

しかし、急に言われても何を話せばいいかわからなくなりますよね。そのため、懇談会に参加する前に一言話す内容を準備しておくのがおすすめです。ここでは、懇談会での一言で話すべき内容について詳しく解説します。

大学名・学部・名前

最初は、基本情報として大学名や学部、名前を言いましょう。名前は一番大切な情報なので聞き取れないことがないようにはっきり話すことがポイントですよ
大学名や学部名は正式名称で話します。もし同じ大学、学部の内定者がいれば話すきっかけになりますし、先輩社員の中に同じ出身大学の人がいるかもしれません。遠方の場合は何県にある大学かを合わせて言うのも良いでしょう。

大学で打ち込んできたこと

懇談会の一言では大学時代に打ち込んだことを話すのもおすすめです。大学生活をどのように過ごしてきたかを他の人が聞けば、どんな価値観を持った人なのかわかりやすくなります。共通点があれば一気に距離も縮まるでしょう。たとえば、以下のような内容が挙げられます。

大学で打ち込んできたことの例
  • 3年間塾講師のアルバイトをしてきました。
  • 大学では、地質学の研究をしています。
  • 月に一回ボランティア活動に参加しています。
  • 馬術部に所属していて、全国大会に出場しました。
  • ダイビングサークルで毎月海に潜っています。

話す内容は、輝かしい実績があるものでなくてもかまいません。等身大の自分を知ってもらう機会なので、リラックスして話しましょう。

この会社を選んだ理由

内定者が集まる場所なので、この会社を選んだ理由を話すのも良いでしょう。面接ではないので、「社員に惹かれた」「憧れの業界だった」など当たり障りのない内容でもかまいません。会社を選んだ理由を話せば、その後の懇談会でも話が弾みやすくなるでしょう。

ただし、ざっくばらんに話して良いとはいえ、正直すぎるのはご法度です。

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就活生

本当は第二志望でした。

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就活生

ここしか内定を貰えなかったんです。

といった理由を話しても、他の内定者や社員は良い気持ちになりません。そこで働いている社員や熱意を持った内定者に失礼のないよう、ネガティブな内容は避けましょう

仕事への意気込み

最後に仕事への意気込みを語ると、しっかりと締めくくれます。言い方としては、

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就活生

早く一人前になれるように頑張りたいです。

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就活生

みなさんや先輩社員に負けないように努力します。

など当たり障りのない内容でかまいません。

こちらも面接ではありませんので、そこまで堅苦しく考えなくても大丈夫です。前向きな内容で締めくくれば、他の人に明るく前向きな印象を与えられるでしょう

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キャリアアドバイザー

ただし、「この会社を変えてやります」「同期の中で一番に出世すると思います」といった内容は反感を買う可能性があります。たとえ本音であっても他の内定者や社員が聞いて引いてしまうような内容は避け、あくまでも謙虚な姿勢を心がけましょう。

高橋 宙

キャリアアドバイザーコメント高橋 宙プロフィールをみる

懇親会では具体的な仕事内容についての言及を控えることが無難

懇談会での一言の注意点として、仕事内容には言及しない方が無難です。面接では、将来的にどういった仕事に携わりたいか具体的に述べることが重要でした。しかし、まだ入社をしていない懇談会の場では、どの部署に配属になるかわからなかったり、最初はイメージ通りの仕事に就けない可能性もありますよね。

懇談会の場では「入社後は○○の部署に入って〜〜な仕事をしたいです」などと具体的に述べてしまうと、入社後のキャリアイメージがあまりできていないなどと、企業からマイナスな印象を抱かれてしまうかもしれません。「早く仕事を覚えられるように頑張ります」などと、誰が聞いても違和感を感じないような一言を選びましょう。

趣味や特技など

懇談会は親睦を深めるための機会なので。趣味や特技など仕事や大学と関係ない話をしてもかまいません。趣味や特技で共通点を見つけられれば、内定者同士の距離はぐっと縮まるでしょう。

趣味や特技を話すときの例
  • お菓子作りが趣味でインスタグラムに載せています。先日はフォロワーが1,000人を突破しました。
  • どちらかというとインドア派で、ゲームやアプリ全般が好きです。
  • 小学校からバトミントンをやっていて、全国大会に出場した経験があります。
  • 人の名前を覚えるのが得意なので一度聞いたら忘れません。

ただし、ギャンブルなどビジネスの場にふさわしくない内容は避けましょう。また好きなスポーツチームや思想に関することなど、人によって好みがわかれそうな内容も注意が必要です

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懇談会で一言話すときのポイント

懇談会で一言話すときのポイント

懇談会で一言話すときは、内容だけでなく話し方にも注意が必要です。懇談会にふさわしい話し方ができれば、他の内定者や社員に良い印象を残せるでしょう。第一印象が良ければ、その後の社会人生活も安心ですよね。

では、懇談会で好印象を残すにはどのような話し方が適切なのでしょうか。ここでは懇談会の一言を話すときのポイントをいくつか説明します。

明るい表情でハキハキ話す

人の第一印象は話す内容だけでなく表情や声のトーンも大きく影響します。特に内定者懇談会は内定者が多く数十人いる中で話すわけですから、声が小さいと何を言っているのか分かりません。

もし聞こえなければ、自分のことを知ってもらえないばかりか暗くて元気のない人と思われるでしょう。

一方で、明るくハキハキ話せばそれだけで前向きな印象を与えられます。そのため、自己紹介をするときはまず表情と声量を心がけましょう。

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キャリアアドバイザー

しっかりと胸を張って前を向くことも忘れないでくださいね。心配な人は、鏡や録音機能を使って練習しておくと自信を持って臨めますよ。

話す内容は1分程度にまとめる

懇談会で一言話すときは、特に時間制限がなくても1分程度にまとめましょう。なぜなら、ダラダラと内容がまとまっていない自己紹介は聞いている人が退屈してしまうからです。かといって短すぎてもやる気のない印象を与えてしまいます。

1分程度が自己紹介としてちょうど良い長さです。事前に話す内容の量を調節しておきましょう。

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キャリアアドバイザー

人前で話すのが苦手な人は、簡単なメモを作って時間を測ってみるのがおすすめ。目安としては300字程度ですが、話すスピードによって異なるので文字数はこだわらなくても大丈夫です。

自分らしい内容を話す

懇談会の一言は、自分のことを知ってもらう絶好のチャンスです。しかし、ありきたりな内容だけではあまり印象に残りません。奇をてらったような話をする必要はありませんが、なるべく自分らしい内容を話すと良いでしょう。では、自分らしい内容とはどんなことを話せば良いのでしょうか。

趣味や特技について話す

前述したように、趣味や特技について話すのもおすすめです。自分の好きなことなら話しやすいでしょうし、他の人が共通点を見つけてくれればぐっと距離が縮まるでしょう。このとき、「カメラが好きです」「料理が得意です」だけではなく、具体例を盛り込むとさらに良いですね。たとえば、以下のような話し方がおすすめです。

趣味について話すときの例

・カメラが好きで、最近は愛猫や空の写真を撮るのにハマっています。興味のある人はぜひ見てください。
・1人暮らしをしているため料理が得意なのですが、この前はブラジル料理にも挑戦しました。

具体的な例を一言添えるだけで、どんな趣味・特技を持っているのか明確に伝わります。ただし、あくまでも自己紹介の一部として話すだけなので、長くなりすぎないように注意してくださいね。

生い立ちについて話す

出身地や経歴など、自分の生い立ちについて話すのもおすすめです。特に遠方出身者や特殊な経歴を持っている人は、それだけで興味を持ってもらったり印象に残ったりしやすいでしょう。

生い立ちについて話すときの例

・淡路島出身です。豊かな自然の中で育ったのでのんびりしているところがあるかもしれません。
・東京生まれ東京育ちです。初めて東京を出るので分からないことも多いですが、新しい生活を楽しみたいです。
・20歳のときに仮面浪人して大学に再入学しました。みなさんより少し年上かもしれませんが仲良くしてください。

特に出身地は初対面でも話しやすいテーマなので、何を話すか迷ったときにもおすすめです。

自分の性格について話す

自分をよく知ってもらうには、ダイレクトに自分の性格について話すのもおすすめです。仕事にもつながる言い方ができればなお良いでしょう。

性格について話すときの例

・人からはよくクールだと言われますが、実は負けず嫌いで熱い性格です。仕事でもみなさんに負けないように頑張りたいと思っています。
・緊張しやすい性格で今もドキドキしていますが、社会人になったら度胸をつけられるように頑張ります。
・人と話すことが大好きなので、みなさん気軽に声をかけてください。

ただし、「怒りっぽい」「時間にルーズ」といった性格は、他の人に不安感を与える可能性があるので避けた方が無難です。誰が聞いても安心できるような内容にまとめましょう。

懇談会で一言話すときの注意点

懇談会で一言話すときの注意点

懇談会は面接のように合否が決まる場ではなく打ち解けるためのイベントなので、自分らしい自己紹介をしてもかまいません。

しかし、プライベートではないので何でも許されるというわけではありません。もし懇談会にふさわしくない言動をしてしまった場合、自分の印象を悪くするだけなく他の人にも迷惑がかかります。

では、懇談会で一言話すときはどんなことに注意すべきなのでしょうか。

ダラダラ長く話すのはNG

他の内定者と打ち解けようと自己紹介でたくさん話したくなる人もいるかもしれません。しかし、ダラダラと長い自己紹介は聞いている人を退屈させるだけです。

また、懇談会では何人もの内定者が自己紹介をするため、長く話すと他の人に迷惑がかかります。たとえ1分オーバーしただけでも、内定者1人ひとりがオーバーすれば20人で20分時間が延びてしまいます。これではその後の懇談会スケジュールもズレてしまいますよね。

懇談会の主役はあなただけではないことを自覚し、時間を意識してわかりやすくまとめましょう

ネガティブ発言は控える

懇談会は面接や説明会よりもカジュアルな場なので、羽目を外したくなる人もいるかもしれません。また、人事担当者から「リラックスして過ごしてください」と言われることもあるでしょう。しかし、だからといってネガティブな発言をするのは厳禁です。

たとえば、以下のような発言は避けましょう。

・社会人になるのは憂鬱ですがほどほどに頑張ります。
・第一志望に落ちたのでここに来ました。
・いつも失敗ばかりなので、みなさんフォローしてください。

このような発言は他の人を不快にさせるだけなので、たとえ本音であっても避けましょう。ジョークを盛り込む場合でも、最後は明るく締めくくるようにしてくださいね

他の内定者への気配りを忘れない

懇談会はあなただけが主役ではありません。むしろ自分が話すより他の内定者の話を聞く時間の方が長いです。そのため、自分が話すことに集中するだけでなく、他の内定者への気配りも忘れないようにしましょう。

具体的には、他の内定者の自己紹介もしっかり聞くようにしてください。そうすれば、自分の他にどんな内定者がいるかを知れて、交流するきっかけを見つけられます。周囲の人への気配りは社会人として非常に大切です。懇談会は社会人としての第一歩なので、自覚を持って臨みましょう。

ビジネスの場であることを意識する

懇談会はカジュアルな雰囲気ですが、ビジネスの場なので社会人としてふさわしい言動を心がけましょう。たとえば、以下の言動は避けましょう。

・会社の批判をする
・自慢話・不幸話をする
・足を組んで話を聞く
・スマホをいじる
・居眠りをする
・内定者同士で大きな声で騒ぐ

このような言動は、他の内定者や社員に不快感や不信感を与えます。懇談会での態度が原因で入社に影響が出る可能性は低いですが、みんなが気持ちよく参加できるように意識しましょう。

酒井 栞里

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懇親会はビジネスの場なのでお酒の飲みすぎには注意しよう

懇談会は前提としてビジネスの場ですが、お酒が出ることもあります。まず、お酒が飲めない場合は、事前に人事担当者に伝えておくと安心です。当日は無理して飲まず、最初の乾杯のタイミングで一口だけお酒を飲むか、最初からソフトドリンクを飲めるように手配をしてもらいましょう。

一方で、お酒に強く飲む量が多い人は、懇談会では飲み過ぎないよう注意が必要です。懇談会はカジュアルな場とはいえ、ビジネスであることが前提です。普段の友人との飲み会のペースで飲むのは避けましょう。さらに、初対面の人も多く緊張しやすい状況のため、お酒がまわるペースが早いことも想定されます。

実際に「懇談会で飲み過ぎてしまって失態を晒してしまった」という後悔の声を毎年耳にします。多少であれば企業も見逃してくれるかもしれませんが「まだ学生気分が抜けていないんだな」と入社前からマイナスなイメージを抱かれてしまう可能性が高いです。少しでも心配な人は、お酒を飲むペース配分に常に意識を配り、ハメを外さないようにしましょう。

懇談会で一言話すときの例文6つ

ここまで、懇談会の一言で話すべき内容やポイントについて説明してきました。どんな自己紹介をしようか頭に浮かんできたでしょうか。ここでは、だいたい1分程度で自己紹介をするときの例文を6つ紹介します。

懇談会を控えている人はぜひ参考にしてくださいね。ただしこれはあくまで例文なので、参考にしつつ自分らしくアレンジするのがベストです。

大学で打ち込んだことを話す

例文

初めまして、〇〇大学〇〇学部〇〇学部の〇〇(名前)と申します。本日は素敵な懇談会に参加でき大変嬉しく思います。

私は小学生からバレーボールを始め、大学でもバレーボール部で日々練習に励んできました。1年生のときはレギュラーになれず悔しい思いをしましたが、2年生の冬にやっとレギュラーを掴みました。部活はもうすぐ引退ですが、部活を通して培った忍耐力と体力を活かして、この会社で頑張っていきたいです。ちなみに、社会人になっても趣味としてバレーボールは続けていきたいと思っています。

みなさんと一緒に働くのを今から楽しみにしています。今日はたくさんお話ができればと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

どんな大学生活を過ごしてきたのかが分かる良い自己紹介ですね。スポーツを頑張っていたことから努力家で熱意のある人柄であることが伝わります。

志望動機を盛り込む

例文

本日は盛大な懇談会を用意していただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学部の〇〇(名前)と申します。
 
私は大学で食物栄養学を学んでいるのですが、将来は人の健康を支えるサービスを作りたいと思い就活をしていました。〇〇(会社名)を志望したのは、最新の栄養科学と人体工学を取り入れたサービス開発を行っている点に惹かれたからです。インターンのときには、先輩社員の働きぶりをみて私もあんな社員になりたいと思いました。最初は分からないことも多いかと思いますが、精一杯努力して貢献できるように頑張りたいです。
 
内定者のみなさんとは今日初めて会いましたが、「この方たちと同期になるんだ」と改めて喜びを感じています。たくさん交流して親睦を深めたいと思っていますのでよろしくお願いします。

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キャリアアドバイザー

仕事に対して前向きに取り組む姿がイメージできます。他の内定者へのメッセージもあって親しみやすさを感じますね。

仕事に対する意気込みを話す

例文

こんにちは、〇〇大学〇〇学部〇〇学部の〇〇(名前)と申します。本日はこのような懇談会に参加でき大変嬉しく思います。
 
かねてからシステム開発に興味を持っていたので、入社しましたらシステムエンジニアとして早く一人前になれるように努力していきたいです。現在は基本情報技術者試験に向け勉強中なのですが、ゆくゆくはオラクルマスターにも挑戦したいです。先輩社員の働く姿も拝見しながら、早く追いつけるように努力します。
 
また、仕事以外ではパソコンを使って画像編集をしたり絵を書いたりするのが好きです。まだまだビギナーですが仕事を通じて趣味のスキルアップもできたらと思っています。今日はみなさんとたくさんお話できればと思っていますのでよろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

仕事内容に言及しすぎることなく具体的な目標を掲げている良い自己紹介ですね。趣味にもつなげている点が素晴らしいです。

趣味について話す

例文

本日は懇談会でみなさんにお会いできて嬉しく思います。〇〇大学〇〇学部〇〇学部の〇〇(名前)と申します。
 
私はこう見えて釣りが趣味です。先日は県内の川でニジマスを釣って家族で食べました。去年は海釣りにも挑戦したのですが、6時間かけて1匹しか釣れませんでした。釣りはいつでも成功するとは限らず忍耐力が必要ですが、大物を釣り上げたときの感動は何とも言えないものです。
 
また、釣りをしていると幅広い年代の方とコミュニケーションをとれるチャンスがあるので、それも魅力だと思います。みなさんも釣りに興味を持ったらぜひ私のところまできてください。おすすめのスポットや竿を紹介します。
 
今日は、同期社員となるみなさんの趣味についても知りたいと思っています。一緒に働く仲間として、どうぞこれからよろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

趣味について具体的なエピソードを交えて話しているので、釣りに詳しくない人でもイメージしやすいですね。他の内定者の趣味を知ろうとしている点も素晴らしいです。

自分の性格について話す

例文

こんにちは、〇〇大学〇〇学部〇〇学部の〇〇(名前)と申します。今日はこのような会を開いていただきありがとうございます。
 
私は人からよくせっかちだと言われます。自分ではそんなつもりはないのですが、つい先を見越して先回りしてしまうクセがあるようです。今日も1時間前に会場に着いてしまい、近くのカフェで待機していました。自分ではあまり気にしていないのですが、落ち着きがないように見えるかもしれません。もし私が突っ走ってしまっていたら、みなさん優しく注意してください。
 
こんな私ですが、仕事では冷静に判断できるようになりたいと思っています。多くの人から信頼される社員になれるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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キャリアアドバイザー

自分の性格について少し自虐を交えながら紹介しているので、親しみやすさが感じられますね。最後に仕事への意気込みを盛り込んでいる点も良いです。

懇談会の一言で会話のきっかけを作ろう

懇談会は他の内定者や社員と親睦を深め、入社に向けて意欲を高めるためのイベントです。自己紹介として一言話すときは、自分らしい内容を交えながら明るくハキハキと話しましょう。

面接とは違いカジュアルな雰囲気なので、かしこまった内容である必要はなくジョークなどを取り入れてもかまいません。ただし、ビジネスの場なのでネガティブな発言や下世話な話は避けた方が無難です。

これから懇談会に参加する人は、この記事の内容を参考にして一言話すときの内容を考えてみましょう。

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