目次
- 内定式で気を抜くのは禁物! 自己紹介の準備をしておこう
- 自己紹介は重要! 第一印象が左右されるので注意
- まずは知っておきたい内定式を実施する目的
- 内定者同士や企業とのコミュニケーションを図る
- 入社意欲を高めて囲い込む
- 内定者フォローの一環として不安を払拭する
- 内定式の自己紹介で必ず盛り込む内容
- 挨拶
- 自分の名前・出身地や出身大学
- 持ち時間に合わせて話そう! 自己紹介でおすすめの4つのトークテーマ
- ①自分の趣味
- ②入社後の意気込みや抱負
- ③志望理由
- ④大学で打ち込んだこと
- 内定式の自己紹介で好印象を残すコツ
- 笑顔でハキハキとしゃべる
- 短い時間でまとめる
- 自分らしさを出す
- 聞き手の顔を見て話す
- やっておきたい3つの準備
- ①必ず話すこと、時間があれば話すことを決めておく
- ②それぞれ声に出して練習する
- ③スマホで撮影して見直す
- これだけは避けたい! 内定式の自己紹介で失敗しがちなNG例
- ネガティブ発言をする
- 自慢をする
- 時間オーバーして長々と話す
- 内定式で1分の自己紹介をするときの例文
- 意気込みを伝える場合
- 趣味や性格を伝える場合
- 大学で打ち込んだことを伝える場合
- 緊張をほぐすための3つの方法
- ①深呼吸をする
- ②「テンションが上がっている」と考える
- ③相手を意識してゆっくり話す
- 内定式の自己紹介用にスライドを作るときのポイント
- 自分の情報をわかりやすく載せる
- 装飾しすぎずシンプルなレイアウトにする
- 1ページに情報を詰め込みすぎない
- 自己紹介をあらかじめ考えて内定式にのぞもう
内定式で気を抜くのは禁物! 自己紹介の準備をしておこう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「内定式の自己紹介では何を話せばいいの?」
「人前だと緊張してうまく喋れるか不安です」
内定式を控えた学生から、このような質問を受けることがあります。内定式では採用内定書を受け取りサインをするだけではなく、内定者の一人一人が自己紹介をおこなうことが多いです。
この記事では内定式の自己紹介で失敗しないコツや、好印象を残す例文、自己紹介用にパワーポイントを作るときのポイントなどについて具体的に説明します。
そのまま使える例文もたくさん用意していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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自己紹介は重要! 第一印象が左右されるので注意
自己紹介でまずは大切にしたいのが、第一印象です。社会心理学では「初頭効果」として、最初に与えられた印象や情報がもっとも記憶に定着しやすく、後々の物事に影響を与えるとされています。
そのため、内定式の自己紹介でマイナスの印象を残してしまうと、それを挽回するのに時間がかかってしまうかもしれません。
内定式で配属部署の発表がある会社もありますが、入社後に配属先を決定する会社もあるでしょう。その場合は内定式もどの部署に配置するか参考にしている可能性もあります。
いずれにしても内定式での第一印象が配属後の人間関係に影響を与えると考えて、内定式に向けた準備が必要です。
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まずは知っておきたい内定式を実施する目的
就活生
もうすぐ内定式です。一人一人自己紹介があるみたいです。緊張します。
キャリアアドバイザー
これから一緒に働く仲間や社員の前で自己紹介するのは緊張しますよね。
就活生
笑いをとってもいいのか、真面目な自己紹介がいいのかどんな空気感かもわかりません。
キャリアアドバイザー
確かにそうですね。内定式の目的を押さえることで、自己紹介で求められている内容が明確になるはずですよ。
まず内定式で実施される内容とその目的を知っておきましょう。そうすることで、学生側もただなんとなく参加するのではなく、当事者意識を持って参加できるようになるはずです。
会社によってさまざまですが、一般的に内定式の内容は以下の通りです。
- 内定通知書の授与
- 部署の発表
- 社長など役員の挨拶
- 会社の社内見学
- 内定者の自己紹介
- 内定者懇親会
内定式では内定通知書の授与をし、内定者の自己紹介や懇親会なども予定されていることが多いです。
なぜ入社前に貴重な時間を使って内定者を集めるのか、その目的として主要なものを3つ紹介します。
内定者同士や企業とのコミュニケーションを図る
内定式は「内定者同士」「内定者と社員」「内定者と企業」の絆を深める役割があります。入社後に同期や先輩とうまく人間関係を築けるか不安を抱く学生は多いですよね。
入社までに内定式として直接顔を合わせる機会を設けることで、内定者同士や社員とのコミュニケーションを図ることができます。
また、内定式は学生の企業理解を深める場でもあります。企業のビジョンや事業内容を直接伝え、学生からの質問を受けるなど、双方向のやりとりが可能です。疑問をその場で聞くことができるので、入社への不安も解消しやすいでしょう。
入社意欲を高めて囲い込む
さまざまな事情により、入社までに内定を辞退する学生は一定数います。そのため、内定式をすることで入社意識を高めて内定を辞退されないようにする目的もあります。
内定式では学生に内定通知書を交付し、入社承諾書を提出させます。書面によって入社する意思を再確認し、社長や役員も出席する内定式に出席してもらうことで、内定者としての自覚を高める効果があります。
キャリアアドバイザー
実際に一緒に働く同期に会ったり、仕事内容を聞いたりすると、入社後のイメージが具体化されて入社への意欲が高まりますよね。内定式にはそういった狙いもあるのです。
内定者フォローの一環として不安を払拭する
近年では優秀な学生を囲い込むために採用の早期化が進み、内定をもらってから入社するまでの期間が長くなっています。
入社までの期間が空くことで学生は「本当にこの会社に入社していいのかな」「自分はほかにもやりたいことがあったのでは」「本当に社会人になれるのかな」と、内定ブルーになることがあります。
そこで必要なのが、入社前の内定者フォローです。入社前に内定式をすることで学生の気持ちを引き締め、モチベーションを取り戻すことができます。
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ある意味で入社式は「儀式」とも言えるでしょう。極論を言えば、内定通知書の授与は郵送で事足りますし、その方がコストも抑えることができます。
それでも1日がかりで企業が内定式を実施するのは、就職活動中は「就活生」と「面接官」だった双方の立場から、これからは同じ会社で働く社員同士になるという仲間意識を醸成しあうという側面もあるからです。
企業は、内定式の段階で学生により入社意欲を高めてもらうことで、入社後にスムーズに職場に馴染めるようにしたいと考えています。
もちろん、内定式がおこなわれない企業も多数あります。そうした企業は決して何か問題があるわけではなく、費用面の観点から、昔からの慣習、社長の方針や代替のイベントがおこなわれるなどさまざまな理由があります。内定式の有無で企業の良し悪しが決まるわけではないので安心しましょう。
内定ブルーの解消法については以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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内定式の自己紹介で必ず盛り込む内容
内定式の多くは学生が自己紹介をする時間が設けられています。この自己紹介が周囲にとっての第一印象になりますので、いい印象を持ってもらって気持ちの良い社会人のスタートを切りたいですよね。
タメ口を使うなどフランクすぎる表現は避けて、誠実な自己紹介を心がけることが大切です。それでは、自己紹介では何を話すのがいいのでしょうか。どんなに短い自己紹介の場でも必ず話すことは、以下の2つです。
挨拶
まずは、話し手の印象を大きく左右する「挨拶」です。メラビアンの法則によると、人の印象に影響を与えるのは「視覚情報が55%」「聴覚情報が38%」「言語情報が7%」といわれています。つまり、目で見た情報がもっとも強く印象に残るのです。
そのため、自己紹介の「挨拶」でも動作や表情に気を抜かず、明るく元気に見せるとよいでしょう。内定式で挨拶をする際の主な手順は以下の通りです。
- 登壇前に役員へ向け一礼
- 登壇後全体に一礼
- スピーチを始める前にもマイクの前で再度一礼
- 「本日は素晴らしい式を開いていただきありがとうございます」と挨拶をしてから自己紹介
- スピーチ後、マイクの前で再び一礼
- 壇上から降りたあとも役員に向けて丁寧に一礼
背筋を伸ばし、テキパキと快活な印象を残すことを心掛けてくださいね。
自分の名前・出身地や出身大学
自己紹介とは、自分の基本情報を相手に知ってもらうことです。1人でも多くの人に自分の名前を覚えてもらえるように、大きな声でしっかりと名乗るようにしましょう。
あわせて、出身地や出身大学も添えると会話のきっかけづくりにもなります。同じ大学出身の人がいる場合は親近感を持ってもらえるかもしれません。
出身地も同様に話題が広がりやすいテーマです。名産品や観光地などから、会話がしやすくなるでしょう。
持ち時間に合わせて話そう! 自己紹介でおすすめの4つのトークテーマ
自己紹介はその場の雰囲気で思いついたことを話そうとすると、当日は緊張してうまく話せなくなってしまうかもしれません。自己紹介で話す内容はあらかじめ考えておきましょう。おすすめのトークテーマを4つ紹介します。
1つのテーマで1分程度話すことができるので、自己紹介の持ち時間が長い場合はいくつかのテーマで文章を組み合わせて自己紹介をするといいでしょう。
①自分の趣味
人は他人と同じ共通点を見つけることで親近感を覚えます。相手に自分のことを知ってもらうためにも趣味の話をすることはとても有効です。共通の趣味、もしくは珍しい趣味であれば印象に残りやすいでしょう。
たとえば「大学のときから釣りが趣味で、海釣りをするために船舶の免許を取得しました」「体力作りのために始めたマラソンにはまっていて、大阪マラソンに出た経験があります」などと話したあとで「もし同じような趣味をお持ちの方がいれば、ぜひ誘っていただけると嬉しいです」と締めると、その後の会話のきっかけにもなります。
自己紹介で趣味を話すときのコツを知りたい学生は、こちらの記事も参考にしてみてください。
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自己紹介で趣味について話すことは必須ではありませんが、話す場合は端的に話しましょう。 この記事では、自己紹介で趣味について話すときのポイントや例文などをキャリアアドバイザーが解説します。 趣味がない場合の対処法やNG例文も参考にしてください。
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②入社後の意気込みや抱負
内定式でよくあるトークテーマは入社後の意気込みや抱負です。「自己紹介と入社後の抱負を述べてください」とテーマをあらかじめ指定される場合もあります。入社後の抱負はビジネス上の目標とは、また少し違います。抱負とは目標を達成するための計画や手段、方法のことです。
たとえば、「海外事業部に入っても十分通用する英語力を身につけたいです」は、目標になります。一方、「海外事業部に入っても十分通用する英語力を身につけるため、入社までの間にオンライン英会話をはじめ、TOEICで〇〇点を目指します」という、計画を語ることが抱負です。
入社後の意気込みや抱負は、役員や上司が興味を持ちやすいトークテーマです。新入社員らしい前向きでフレッシュな抱負を伝えて、意気込みをアピールしましょう。
③志望理由
内定式は入社後の熱意を伝えるチャンスの場でもあるため、自己紹介で志望動機を語る学生も多いです。しかし、内定式では志望動機だけでなく「志望動機+入社後やりたいこと」も一緒に話すといいでしょう。
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私は大学受験のときにこのホテルを利用したことがあります。その行き届いたサービスに感銘を受けました。そのときにサービスをしてくれたのが〇〇さんです。
わたしもあのときの〇〇さんのようにお客様の思い出に残るようなサービスを提供していきたいと思っています。
このような形で、志望動機だけではなく入社後にどうなりたいのかをしっかり伝えると自分らしさが出ていいですね。
④大学で打ち込んだこと
大学で打ち込んだことも内定式でよく使われるトークテーマです。大学の4年間、何に打ち込んできたのかを聞くと相手がどんな人なのか、どのような価値観を持った人なのかがわかりやすくなります。
ここで、共通点を見つけることができると一気に距離が縮まります。以下のように具体的なエピソードを語ると、周りもイメージがしやすいでしょう。
食べ歩きが大好きで大学時代4年間毎日食べたものをインスタで投稿していました。自分で投稿するだけではなくてインスタでフォロワーを増やしたい友人へアドバイスをし、さらにインスタのノウハウをブログでまとめていました。
4年間かけてついに先日、インスタのアカウントが1万フォロワーを達成しました。インスタで培った発信力や映える写真の取り方、視覚での訴求の仕方など、これからは会社の広報部として認知度アップに貢献したいと思っています。
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その他には、出身地や地元の話題をいれると親近感や興味を持ってくれる可能性も高いでしょう。ただしこれらはメインの話にするのではなく、あくまでもさりげなくアピールするにとどめておきましょう。
また、どのような内容を話すにしても、話の締めくくりに入社後に関心がある仕事の話をすることをおすすめします。
懇親会の話が弾むきっかけになることも
内定式は懇親会とセットになっていることが多く、その際に関心があると述べた事業部の社員を紹介してもらえるケースがあるからです。もちろん必ずその部署に配属ができるわけではありませんが、あらかじめつながりを作っておくと入社をしてからもプラスに働くことが多いでしょう。
内定式の自己紹介で好印象を残すコツ
社員や他の内定者はこれから一緒に働く仲間ですから、少しでも良い印象を残したいと思う人は多いでしょう。自己紹介で好印象を残すコツを詳しく説明します。
笑顔でハキハキとしゃべる
内定式の規模にもよりますが、内定者が数十人もいる中で一人一人の話の内容をすべて覚えることは困難でしょう。印象に残りやすいのは、その人の笑顔としゃべり方です。
自己紹介では自信をもって、笑顔でハキハキと話すことを心がけましょう。背筋を曲げてうつむいたり、何を言っているのか聞き取りにくい小声や早口で話すことは避けましょう。
短い時間でまとめる
自己紹介の制限時間が決まっていない場合でも、短い時間で話をまとめるよう意識しましょう。
長すぎる自己紹介は式の進行を遅らせてしまうため、1分でだいたい500字程度話すことを目安にし、1分から2分を目安にしてしゃべるといいですね。言いたいことを要領よくまとめるため、内容をメモに書き出しておくこともおすすめです。
自分らしさを出す
自分らしさを出すと言っても、他人と違う変わったことをすればいいわけではありません。目立つ服装や髪型、個性的すぎる発言などは避けましょう。
しゃべり方や表情、話の内容などで自分らしさを出すことが大切です。自分らしさを出して、あなた自身に興味をもってもらえるようにしましょう。
聞き手の顔を見て話す
緊張してしまうとつい下を向きがちですが、できるだけ聞き手の顔を見て話すことを心がけましょう。たくさんの聞き手がいて、どの人を見ればいいのかわからないという場合には、目線の高さを人と合わせることが大切です。
1人の人をじっと見るのではなく会場を見回すようにすると、それだけでとても余裕のある人のように見えますよ。聞き手の顔をしっかり見て、目線を話をしながらうなずくことでとても親しみやすい印象を与えます。
好印象を与える話し方についてさらに知りたい人は、こちらの記事を参考もしてください。面接での話し方となっていますが、自己紹介でも応用できる内容が多いですよ。
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やっておきたい3つの準備
内定式のプログラムで自己紹介の時間があることがわかったとしても、1人あたりの持ち時間まで記載されていることはあまりありません。
あらゆるケースを想定しながら上記の3つの準備をしておく必要があります。
①必ず話すこと、時間があれば話すことを決めておく
まず、「必ず話すこと」「時間があれば話すこと」を分けて考えておきましょう。たとえば、以下のようにトークテーマを決めておきます。
- 挨拶
- 大学名・氏名
- 入社後の抱負や決意表明など
- 趣味や特技
- 大学在籍中に夢中になったこと
このように分けておくことで、直前に話をした人と内容がかぶってしまった場合はほかのトークテーマに変えるなど柔軟な対応をすることができます。
「自己紹介くらい思いつきで話せる」と考える人もいますが、それはおすすめできません。思いつきで話してしまうと大切な話が抜けてしまったり、聞く相手に失礼な発言をしてしまったりすることがあります。
②それぞれ声に出して練習する
実際に声に出して自己紹介するのと、心の中で自己紹介を読み上げるのではスピードが違います。
実際の自己紹介の場に立ったときに早口になっている人は「声に出した練習」が足りない人です。会場の広さにもよりますが、実際の内定式では声を張ってしゃべらないと最後列の人まで声が届かないことがあります。
社会人でも大切なプレゼンの前は声に出して、立った状態で身振り手振りを入れて練習します。本番を想定して「必ず話すこと」も「時間があれば話すこと」もそれぞれ声に出して練習しましょう。
③スマホで撮影して見直す
自分自身は自己紹介の内容を知っているので多少早口でも理解できると思いますが、はじめて聞く他人はそうではありません。
内定式での自己紹介は自分自身に言い聞かせているわけではなく、人に理解してほしいことですよね。自分のことを客観的に見るのは思った以上に難しいことです。少しでも客観的に見れるように、自己紹介している自分自身をスマホで撮影して見直して見ましょう。
話すスピードや姿勢、表情など、きっと今まで気付けなかった癖や欠点に気付くことができるでしょう。
これだけは避けたい! 内定式の自己紹介で失敗しがちなNG例
就活生
自己紹介の内容はあらかじめ考えておいた方がいいんですね。話さない方がいいトークテーマもありますか?
キャリアアドバイザー
自虐や否定的なトークはしない方がいいですね。第一印象を与える場なので、ポジティブな話をするよう心掛けましょう。
自己紹介で話すべきことを紹介してきましたが、内定式の自己紹介で失敗しがちなNG例を紹介します。自信を持って考えた自己紹介文でも、周りからはマイナスな印象を抱かれてしまうかもしれません。
もし、あなたが書いた自己紹介に以下の要素があれば、自己紹介文の書き直しをおすすめします。
ネガティブ発言をする
内定式は、入社意欲を高めて囲い込み、内定者の不安を払拭する目的があります。そのような場でネガティブな発言をすると、全体の士気を下げることになります。
就活生①
いつもバイトでは失敗ばかりな私なので、社会人としてやっていけるのか不安がありますが、精一杯がんばります。
就活生②
みんなの前で話をすることが苦手なのでプレゼンや商談では失敗しないように気を付けます。
このようなネガティブな表現は避けましょう。後ろ向きに終わるのではなく「失敗することもあるかもしれませんが、前向きに業務に取り組んでいきたいと思います」など、少しでもポジティブな印象になるように内容を考えてみてください。
自慢をする
自己紹介でプラスの表現を心がけるあまり、やってしまいがちなのが「自慢」です。自慢は話している人は気分がいいかもしれませんが、聞いている人はあまりいい気分ではないものです。
就活生
私は5社から内定をいただきましたが、最終的にはこの会社に決めました
たとえば、上記のような挨拶ではどう感じるのか考えてみてください。それが事実であったとしても同期に敵を作ることになりかねません。内定式での自己紹介は謙虚な姿勢が一番です。
時間オーバーして長々と話す
内定式では多くの新入社員が自己紹介をします。自分のことを知ってほしい一心で、時間をオーバーして長々としゃべってしまうとほかの人に迷惑が掛かります。
たった1分オーバーしただけと思うかもしれませんが、1人1分オーバーすれば30人で30分も予定時間から遅れることになります。自己紹介の時間が伸びることで順番が終わりのほうの人にしわ寄せがくることも考えられます。
内定式はあなたが主役の場ではないことを自覚し、時間はできるだけ守るようにしましょう。
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その他にも、話す内容には注意をしましょう。自己紹介で定番の話題とも言える学生時代のエピソードを話すことは問題ありませんが、あまりにもふざけている内容を入れて笑いを取ろうとすることは避けましょう。
たとえば飲み会で羽目をはずしたエピソードや学業に専念していなかったことを自慢するような話し方は、聞いている人を不安や不快にさせてしまう可能性もあります。
内定式の入社式は、入社後にも影響を及ぼす可能性があります。もしもそのような話をして聞き手を困惑させてしまったと感じた場合には、そこから何を学びこれからどうしていきたいのか、といった未来に焦点を当てて話すことで挽回をしていきましょう。
内定式で1分の自己紹介をするときの例文
内定式の自己紹介では、「意気込みを伝える」「趣味や性格を伝える」「大学で打ち込んだことを伝える」この3つが基本です。だいたい1分程度の自己紹介をするときの例文を紹介します。
こちらの記事は面接の自己紹介を1分でおこなう方法を解説しています。押さえるポイントは似通っているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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1分の自己紹介で面接官に伝えるべき3つの内容|OK・NG例文付き
自己紹介は1分程度にまとめると簡潔で面接官も聞きやすいですよ。 この記事では、1分でまとめるための内容やポイント、例文をキャリアアドバイザーが解説します。 10の例文や解説動画も参考に、第一印象を良くして面接の流れを作りましょう!
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企業によっては3分程度の自己紹介をもとめられることもあります。3分ならではの自己紹介の作り方に興味のある学生は、こちらの記事を参考にしましょう。
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自己紹介は第一印象を決める重要な項目 こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。 「自己紹介で3分間も何を話せばいいのかわからない」「面接官に好印象を与えるにはどうしたらいい?」 という就活生は多いのではないでしょうか […]
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意気込みを伝える場合
本日は内定式を開催していただきありがとうございました。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(名前)です。
私は大学時代4年間、塾の講師として中学生に英語を教えていました。英語が好きではない生徒に興味を持ってもらえる授業とはどのようなものなのか、相手を惹きつけるトークテクニックはないのか、覚えやすくテストに強い授業をするにはどうしたらいいのかなど工夫しながら授業をすすめました。
生徒のためにやった努力や工夫したことを、仕事でも活かしていきたいと思っています。4月からは〇〇株式会社の一員として、売り上げに貢献していけるよう努力してまいります。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
学生時代に力を入れたことをうまく意気込みに伝えている例です。参加者は活躍イメージを持つことができるので、一緒に働く社員に好印象を与えるいい紹介例文です。
本日は内定式を開催していただきありがとうございました。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(名前)です。
私は大学時代海外でボランティア活動をおこなっていました。日本では当たり前のインフラがどれだけすごいものなのか知り、普段の生活を支えるインフラの仕事の素晴らしさに気が付くきっかけになりました。
このときの活動と経験がきっかけで御社の海外事業部に興味を持ちました。入社後も海外生活の経験を活かしていけるように日々精進してまいります。みなさんと働けることを楽しみにしております。ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
自分が入社後にやりたいことを明確に伝えており、同じ部署の社員とのコミュニケーションのきっかけがつかめるかもしれません。
趣味や性格を伝える場合
本日は素晴らしい式を開いていただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(名前)です。大学では〇〇を専攻しています。卒論のテーマは〇〇です。
中学・高校と野球をしてきて、、毎日欠かさずバットを振ってきました。コツコツと努力を続けることが得意です。この根気強さを活かし、入社後も与えられた仕事を根気強く取り組んで参ります。
1日でも早く仕事に慣れて、皆さまの戦力として売り上げに貢献していけるよう努力してまいります。4月から皆さまと一緒に働けることが楽しみです。これからどうぞよろしくお願いいたします。
自分の取り組んできた野球を通して、コツコツと仕事に取り組むタイプとアピールしています。また、同じ野球部の社員がいる場合は会話も弾みそうですね。
本日は素晴らしい式を開いていただきありがとうございます。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(名前)です。
大学のときから釣りが趣味で海釣りをするために船舶の免許を取得しました。海や釣りが好きな方がいらっしゃったら、ぜひ誘っていただけると嬉しいです。皆さまと一緒に働けるのを今からとても楽しみにしています。
早く皆さまの一員になれるよう尽力いたします。これからよろしくお願いいたします。
同じ趣味の人なら興味を引きやすい内容です。また、船舶の免許取得までしているため、釣りが趣味でない人にとっても強い印象が残りそうな内容です。
大学で打ち込んだことを伝える場合
初めまして。〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇(名前)です。本日は盛大な内定式を催していただき、誠にありがとうございます。
私は学生時代、被災地へのボランティア活動を積極的におこない地域に貢献してきました。そのときに老人ホームに何度も訪問し、たくさんの人とふれあい「来てくれてありがとう」「手伝ってくれて助かるよ」とたくさんの感謝の言葉をいただきました。自分でもできることがこんなにあるんだと本当に嬉しくなったのを覚えています。それから介護施設のサービスや運営に興味を持つようになりました。
入社後は利用者さまにより良い環境を提供し、利用者様とそのご家族に寄り添ったサービスを提供していきたいと考えています。
今後はこれらの経験を生かし、会社や社会に貢献していけるよう精一杯努めてまいります。ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
非常に誠実な人柄が伝わるいい内容の自己紹介です。そのうえで、企業にどのように貢献していきたいかもアピールしているので、バランスのいい例といえそうです。
その他自己紹介の例文はこちらの記事も参考にしてください。
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例文14選! 就活で差がつく自己紹介の文章の書き方を徹底解説
自己紹介の文章でライバルとの差別化を図るために、自分の強みをしっかりとアピールして企業の興味を惹きましょう。今回は自己紹介の文章に入れるべき3つの項目や、上手な自己紹介文を書くための4つのコツをキャリアアドバイザーが解説していきます。内容別、業界別に例文も紹介しているので、自己紹介文を作成する際の参考にしてくださいね。
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緊張をほぐすための3つの方法
「社長や役員、上司のいる前で自己紹介するなんて緊張する」という人もたくさんいるでしょう。緊張をほぐすためにまずしてほしいのが、以下の3つの方法です。
自分なりの「緊張のほぐし方」を身につけておくと、これからの社会人生活でとても役に立ちますよ。
- 深呼吸をする
- 「テンションが上がっている」と考える
- 相手を意識してゆっくり話す
①深呼吸をする
自己紹介をする前にはしっかりと深呼吸をしましょう。人は緊張やストレス、不快感を感じると自然と呼吸が浅くなります。そのため、緊張しているときは普段以上に、呼吸に気を付けて大きく息を吸うようにしましょう。大きく息が吸えれば息は自然と吐けます。
お腹から大きな声を出そうとしたとき、直前に大きく息を吸いますよね。それと同じように、息を大きく吸うことを意識すると自然と大きな声がでます。
おすすめする深呼吸の方法は以下の通りです。呼吸をゆっくり長くすることでリラックスできるので試してみてくださいね。
- 姿勢を正す
- 肩の力を抜く
- やさしく目を閉じる
- 肺を大きく膨らませるイメージで鼻からゆっくりと大きく息を吸う
- ほんの少し息を止める
- 吸うときの倍の時間をかけ口からゆっくり吐く
②「テンションが上がっている」と考える
「緊張してきた」「あがってしまって頭が真っ白になってきた」と思ったときには、「テンションが上がって気力が充実している」「今なら何でもできそうだ」と思うようにしましょう。
緊張していると思うとどんどん焦ってきてしまいますね。手が震えてきたり気持ちがパニックになってしまったりします。緊張ではなくて、あくまでもこのドキドキはテンションが上がっているからだと思うようにしましょう。
キャリアアドバイザー
緊張をポジティブにとらえることができれば、今後の電話対応や上司との面談、プレゼンなどでも落ち着いて対応できるようになりますよ。
③相手を意識してゆっくり話す
緊張しているときこそ、相手のことを意識してゆっくり話すようにしましょう。相手のことを意識していると余計に緊張すると思うかもしれませんが、相手に理解してもらおうと思うことで早口が治ることがあります。
プレゼンでも使う方法ですが、相手を意識することで相手に訴えかけるような言い回しになり、相手の共感を得ることができます。自己紹介は相手の共感を得ること相手と自分の距離をぐっと近づけます。
内定式の自己紹介用にスライドを作るときのポイント
内定式の自己紹介では、自己紹介用のスライドを用意する企業もあります。大学の発表でもパワポ資料を作ったことがある人も多いかもしれませんが、ここでは内定式の自己紹介用の記載しておくべき内容とポイントを紹介します。
気を付けるポイントは3つです。それぞれ詳しく説明します。
自分の情報をわかりやすく載せる
まずは自分の情報をわかりやすく載せます。以下のような項目を書いておきましょう。
- 名前
- 出身大学、学部、学科
- 専攻
- 趣味
- 会社での抱負
- 座右の銘など
装飾しすぎずシンプルなレイアウトにする
装飾やレイアウトは自分がおしゃれだと思うデザインで作るのではなく、一目で読みやすくなるための装飾を施します。
- 見やすくなじみのあるフォントを使う
- 文字の大きさや文字数に注意する
- 自分や特技、趣味の写真を入れる
自分らしく装飾するのも良いですが、伝えたい内容がパッと見てわからなくなるような装飾は避けてください。装飾やデザインが得意だとアピールするために凝ったデザインにする人もいますが、伝えたい自分の情報が目立たなくなるようなデザインはやめましょう。
キャリアアドバイザー
サッカー好きをアピールするのであればサッカーボール、釣り好きを知ってほしいのであれば海と船をデザインし、遠目から見てもわかるようなデザインを意識してもいいですね。
1ページに情報を詰め込みすぎない
自分のことを伝えたくて、長い文章を数ページにわたって載せてしまうことがあります。しかし、会場の広さによっては細かい文字が見えにくいもの。文字が見えなくなってしまうようでは、パワポ資料を用意する意味がありません。
1ページにあれもこれもと情報を詰め込むのではなく、載せる情報は最低限に絞るようにしましょう。入りきらなかった情報はスピーチでカバーすることもできます。
自己紹介をあらかじめ考えて内定式にのぞもう
内定式の自己紹介で失敗しない、上司にも同期にも好印象を残すポイントを説明しました。もっとも伝えたいのは内定式がビジネスの場だということを理解し、事前の準備をすることが必要不可欠だということです。
「自己紹介なんて当日考えても何とかなる」と思うかもしれませんが、実際は緊張感もありなかなかうまくいきません。
ここで紹介した例文を自分らしくアレンジし、しっかり準備しておくことをおすすめします。当日は上司や同期に「もっと知りたい」と思ってもらえるような第一印象を残せるようにしましょう。
【就活】内定式で失敗しない自己紹介とは!?
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
内定式は会社のカラーが出やすいため、かしこまった雰囲気やパーティーのような雰囲気、さらに近年だとオンラインでおこなわれることもあるかもしれません。しかし、いずれにしても自己紹介があるケースは多いと考えていいでしょう。
自分が参加する内定式の形式を調べておこう
ただし、新入社員が100人単位の企業の場合などでは、1人1分の自己紹介をするとそれだけで数時間も時間を要してしまいます。その場合には、代表者のみが挨拶をしたり、グループに分かれて自己紹介をしたり、新入社員紹介冊子などを作ってそこに自己紹介を載せたりする場合もあります。
とはいえ、たとえ内定式で自己紹介の機会がないケースでも入社後の配属先では自己紹介をすると思うので、いつ何を聞かれてもいいように準備を怠らないようにしましょう