目次
- OB訪問は就活の第一歩! 実施方法を理解してライバルと差をつけよう
- まず知っておきたい! OB訪問とは何か
- 実施方法を一挙解説! OB訪問の流れ5ステップ
- ステップ①OB訪問ができるOBを探す
- ステップ②OB訪問のアポを取る
- ステップ③事前に準備する
- ステップ④訪問を実施する
- ステップ⑤終了したらお礼の連絡をする
- OB訪問は選考が本格的に始まる前に実施するのがおすすめ!
- 質問例を紹介! OB訪問で聞いておきたい仕事と就活の質問
- 仕事に関する質問
- 就活に関する質問
- OB訪問に関するよくある質問に回答!
- OB訪問とはなんですか?
- OB訪問のメリットは何ですか?
- OB訪問は5ステップで進めて就活を有利に進めよう!
OB訪問は就活の第一歩! 実施方法を理解してライバルと差をつけよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から、
「OB訪問はどのように実施すれば良いのでしょうか?」
「OB訪問を実施する際は、どのような準備が必要でしょうか?」
といった質問をよく受けます。OB訪問は実際にその企業で働いている人から直接話を聞くことができる貴重な機会です。ただし、OB訪問を充実したものにするには、正しい実施方法を理解したうえで、しっかりと事前準備を進めておく必要がありますよ。
この記事では、OB訪問の流れや必要な事前準備などについて解説していきます。OB訪問で聞いておきたい質問例も紹介していくので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
まず知っておきたい! OB訪問とは何か
OB訪問とは、企業で実際に働いている社会人を訪ねて、その企業の情報や仕事内容などについて話を聞くことです。
OB訪問は絶対にやらなければならないというものではありませんが、実際に働いている人の生の声を聞けるため、有益な情報を得られる可能性が高く、うまく活用すれば就活を有利に進められるようになります。
ただし、OB訪問は企業によって企画されるものではないため、実施するには自分でOBを探し出してアポを取る必要があります。
OB訪問を実施するメリットについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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実施方法を一挙解説! OB訪問の流れ5ステップ


就活生

キャリアアドバイザー
OB訪問を実施する際は、これから紹介する手順に沿って進めていきましょう。
ここからは、OB訪問の流れを5ステップで解説していきます。順序を乱すとOBに迷惑がかかったり、そもそも訪問が実現できなくなったりする可能性もあるため、しっかりとチェックしておきましょう。
ステップ①OB訪問ができるOBを探す
OB訪問を実施するには、OB訪問ができるOBを探す必要があります。そのため、まずはOBの連絡先を入手するところから始めましょう。
- 大学の先輩や友人に紹介してもらう
- 大学のキャリアセンターでOB名簿を閲覧する
- SNS経由でOBにコンタクトを取る
- OB訪問に特化したサービスを利用する
コネクションのない状態で一からOBを探そうとすると時間がかかるので、そういった場合はキャリアセンターや専門のサービスを活用するのがおすすめです。第三者が介入することで、OBとのトラブルを防止することにもつながります。

キャリアアドバイザー
特にOB訪問をするのが初めての場合は、個人的にお願いをしにいくよりも第三者を介して紹介してもらったほうが安心です。
ステップ②OB訪問のアポを取る
OBの連絡先を入手したら、OB訪問のアポを取っていきましょう。
OB訪問を実施するには、事前のアポが必須です。約束もなしにいきなり企業をたずねるのは非常識であり、OBに大きな迷惑をかけてしまいます。
なお、OB訪問の依頼メールを送る際は、相手の連絡先を入手した方法についても記載するようにしましょう。そうしないと、見ず知らずの大学生からいきなりメールがきたと思われ、不審がられてしまうからです。連絡先の入手ルートを理解してもらうことで、OBも安心してやり取りができるようになります。
- 件名(大学名、氏名)
- 企業名、OBの氏名
- 連絡先を入手した方法
- OB訪問を希望する理由
- OB訪問の希望日
- 挨拶
- 署名
依頼メール例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
OB訪問のお願い/○○大学 港 太郎
○○株式会社
○○ ○○様
初めてメールを送らせていただきます。
○○大学○○学部3年の○○○○と申します。
大学のキャリアセンターで○○様の連絡先を紹介していただき、OB訪問のお願いでご連絡差し上げました。
現在就職活動中で食品業界を中心に企業研究をしており、貴社が展開してらっしゃる事業に大変興味を持っております。ぜひ○○様からお話を伺いたく、メールをお送りした次第です。
突然のお願いで大変恐縮ですが、ご検討いただければ幸いです。
お時間をいただけるようでしたら、○月○日までの火曜日か木曜日でご都合の良い日程をお伺いできれば幸いです。
お忙しいなか恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
日程調整メールの作成方法や例文については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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ステップ③事前に準備する
OB訪問のアポが取れたら、当日に向けて事前準備を進めていきましょう。OB訪問に必要な事前準備としては、おもに以下の3つが挙げられます。
- OBが勤める業界・企業について情報収集する
- 質問を考える
- 当日の服装や持ち物をまとめる
OB訪問を有意義なものにするには、事前準備が欠かせません。準備不足で当日に臨んでしまうと、OBから有益な情報を引き出しづらくなるだけでなく、貴重な時間を割いてくれたOBにも失礼なため、事前準備はしっかりとおこなうようにしましょう。
OBが勤める業界・企業について情報収集する
OB訪問の事前準備では、OBが勤める業界や企業についての情報を集めておくようにしましょう。
業界や企業についての知識が浅いと、何が価値のある情報なのかが判断しづらくなります。その点、事前に業界や企業についての情報を集めておけば、より具体的な質問ができるようになり、質の高い情報を引き出せるようになります。
- 企業のコーポレートサイトや公式SNSを確認する
- 業界に特化した書籍やサイトを見る
- 企業(業界)研究セミナーに参加する
企業研究の方法やポイントについては、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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質問を考える
OB訪問の事前準備では、当日の質問内容も用意しておきましょう。
OB訪問は基本的にこちらの質問にOBが回答する流れで進行するため、当日に何を聞くかを考えておかないと、有益な情報を聞き出すことが難しくなります。また、OB訪問は時間が限られているため、その場で質問を考えていると時間が足りなくなる可能性もあります。
そういった事態を防ぐためにも、あらかじめ質問内容を考えておき、リスト化しておくようにしましょう。なお、リスト化する際は優先順位も付けておくと、よりスムーズに質問できるようになりますよ。

キャリアアドバイザー
OB訪問で聞いておきたい質問例については、「質問例を紹介! OB訪問で聞いておきたい仕事と就活の質問」で紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
当日の服装や持ち物をまとめる
OB訪問の事前準備では、当日の服装や持ち物もまとめておきましょう。
OB訪問の服装については、スーツが基本です。「服装は自由」と言われた場合には私服でも問題ありませんが、ラフな服装は避け、オフィスカジュアルを意識した服装で臨むようにしましょう。
一方、OB訪問の持ち物としては、「筆記用具」「メモ帳」「質問リスト」などが挙げられます。その他、エントリーシート(ES)を持参してOBに添削を依頼するのもおすすめです。実際にその企業の選考を通過した人の意見を聞くことで、新たな気付きが得られることもありますよ。
オフィスカジュアルの基本ルールや注意点については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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ステップ④訪問を実施する
OB訪問当日は遅刻をしないよう、時間には余裕を持って行動しましょう。
なお、飲食店などを待ち合わせ場所に指定されている場合には早めに到着しても問題ありませんが、企業を指定されている場合には5〜10分前に到着するのがおすすめです。早すぎると相手をせかしてしまう可能性がありますよ。
社会人は時間厳守が基本ですが、これは単に遅れないだけではなく、早すぎる到着にも注意しなければなりません。学生のうちから5〜10分前行動を徹底しておくことをおすすめします。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!遠慮よりお礼が肝心
飲食代を負担してもらえる場合はお礼を忘れずに
OB訪問で飲食店を指定された場合、OBの方が代金を支払ってくれることがあります。基本的に目上の人が代金を支払ってくれる場合は、頑なに「払います!」と言うのではなく、素直に支払ってもらってOKです。その際、意識してほしい重要なポイントには下記の3つがあります。
①始めは財布を出すなど代金を払う意思表示や姿勢を見せること
②支払ってもらったときにお礼を言うこと
③次回その人に会ったときにお礼を言うこと
奢ってもらうことは悪いことではないので遠慮しないようにしましょう。以上の3つのポイントを守っていれば何も問題はありませんよ。
前日になったらリマインドのメールをしよう
OB訪問の前日には、リマインドのメールを送っておきましょう。
リマインドメールの送付は必須ではありませんが、リマインドメールによって最終確認をおこなっておけば、当日のトラブルを未然に防ぐことができ、細かな気配りができる学生としてOBからの印象も良くなります。
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
明日のOB・OG訪問の件について/○○大学 港 太郎
○○株式会社
○○ ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部3年の○○○○と申します。
この度はお忙しいなかOB訪問をお引き受けいただきまして、誠にありがとうございます。
明日は○時に○○にて、お待ちしております。
○○様にお会いできるのを楽しみにしておりますので、明日は何卒よろしくお願いいたします。―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
ステップ⑤終了したらお礼の連絡をする
OB訪問終了後には、メールでお礼の連絡をしましょう。手紙や電話でお礼を伝えるという方法もありますが、手紙はポストに投函してからOBのもとへ届くまでタイムラグがあり、電話はOBの仕事の妨げになる可能性があるため、メールでのお礼がベストと言えます。
- 件名(大学名、氏名)
- 企業名、OBの氏名
- OB訪問のお礼
- 勉強や学びになったこと
- お願いとお礼
- 署名
お礼メールを送るタイミングは、基本的に当日中です。連絡が遅くなるとその分印象が薄れてしまうため、どうしても当日中に送れない場合であっても、翌日の午前中までには送るようにしましょう。

キャリアアドバイザー
やむを得ない事情でお礼が遅れてしまった場合には、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」といった一言を添えるようにしましょう。
お礼メールの例文
新規メッセージ
○○○○○@shukatsu.com
△△△△△@shukatsu.com
OB訪問のお礼/○○大学 港 太郎
○○株式会社
○○ ○○様
お世話になっております。
○○大学○○学部3年の○○○○と申します。
本日はお忙しいなか、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
美味しいコーヒーをごちそうしていただき、楽しくお話をうかがうことができました。
○○様にお話しいただいたことで貴社への理解を深めることができ、ぜひ私も貴社の一員として貢献していきたいと感じました。
今後もご相談させていただくことがあるかもしれませんが、その際はご指導いただけると幸いです。
この度は、貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
OB訪問は選考が本格的に始まる前に実施するのがおすすめ!

OB訪問は、選考が本格的に始まる前に実施することをおすすめします。就活が本格化してからでは、OB訪問で得た情報を整理できずに選考でうまく活かせなかったり、そもそもOB訪問に時間を割けなくなったりする可能性があるからです。
具体的には、11〜2月の間に実施するのがおすすめです。この期間にOB訪問をやっておくことで、3月から始まるエントリーや企業説明会に集中できるようになります。また、就活解禁の直近を避けることで、OBとのアポも取りやすくなります。
なお、OB訪問は一度きりで終わるものではなく、何度実施しても問題ありません。早めに実施しておくと複数回訪問でき、OBの印象に残りやすく、かつ企業への理解も深まりやすくなるため、就活をより有利に進められるようになりますよ。
OB訪問の実施時期については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!業界で迷ったらOB訪問がおすすめ
希望職種を決めてから訪問しよう
複数の業界で迷っている場合は、OB訪問を実施してから業界を絞っていくのも良いでしょう。直接話を聞いて自分のなかのイメージとすり合わせることで、必然的に業界も決まってくると思います。ただし、職種はある程度決めておくのがおすすめです。
OBの人も自分の業務内容については詳しいアドバイスができますが、ほかの業務については答えにくいからです。職種は自己分析やキャリアビジョンを考えていくなかで業界よりも決めていきやすいので、事前に考えてからOB訪問に足を運びましょう。
あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう
就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな時におすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みを分析したうえで、合う仕事・合わない仕事を診断できます。
早めに自分に合う仕事・合わない仕事を知って、就活を成功させましょう。
質問例を紹介! OB訪問で聞いておきたい仕事と就活の質問

就活生
OB訪問では、どのようなことを聞くべきなのでしょうか?

キャリアアドバイザー
OB訪問では、仕事や就活に関する質問をするのがおすすめですよ。
ここからは、OB訪問で聞いておきたい仕事と就活の質問例を紹介していくので、質問を考える際の参考にしてみてください。
OB訪問で聞いておきたい質問については、以下の記事でより詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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仕事に関する質問
- 今の仕事の好きなところはどこですか?
- 仕事でどのような瞬間にやりがいを感じますか?
- 仕事をしていて大変だったこと、つらかったことはありますか?
- これまでどのようなキャリアを辿ってきましたか?
- 今後どのような仕事をしたいと考えていますか?
OB訪問では、仕事に関する質問は積極的にしておきましょう。特に、「どこにやりがいに感じるか」「どういった部分が大変か」といった、実際に働いているからこそわかるような質問をするのがおすすめです。また、仕事の詳細から離れて、キャリアについての質問をするのも良いですよ。
「企業に入って仕事をするとはどのようなことなのか」「仕事を続けていくとどのような将来を歩むことになるのか」といった点を事前に知っておくと、就職後のビジョンもイメージしやすくなります。
事前に調べてわかることはNG
OB訪問では、企業のホームページや就活サイトなどを調べればすぐにわかるような質問をするのはNGです。
- 企業が取り組んでいる事業は何ですか?
- どのような商品やサービスを扱っていますか?
- 従業員は何名ですか?
OB訪問は、他では聞けないことを深掘りして聞ける貴重な機会です。そのような場でいつでも調べられることを聞いてしまうのは、非常にもったいないと言えます。場合によっては下調べが不十分ということで、意欲の低さを疑われる可能性もあります。
せっかくのチャンスを無駄にしないためにも、業界や企業、仕事に関する基本的な内容は事前に調べておき、調べてもわからなかったことを抽出して質問するようにしましょう。
就活に関する質問
- 就活はどのような軸で進めましたか?
- 面接の対策はどのようなことをしましたか?
- 御社に就職した決め手は何ですか?
- 御社ではどのような人材を求めていますか?
- これからの新入社員に期待したいことは何ですか?
OB訪問では、就活に関することも積極的に質問しておきましょう。その際は、話を聞くOBの年次に合わせて、質問内容を変えることをおすすめします。
たとえば、若手社員でまだ就活の記憶が新しい人であれば、学生時代にどのように就活を進めたのか、具体的な部分まで聞くのがおすすめです。就活に成功した人のモデルケースを知ることで、自身の就活にも役立てることができます。
逆に、年次が高く、就活を終えてからかなり時間が経っている人であれば、企業の目線から見た就活や採用について聞くのがおすすめです。どのような人材を欲しているのか、あるいは一緒に働きたいと思っているかを聞き出すことで、その企業が求める人物像を把握するのに役立ちます。
キャリアアドバイザーから就活に悩むあなたへ条件面の質問はしないほうが吉
仕事のやりがいや大変なことを聞こう
OB訪問で質問する際は、採用ページに載っている福利厚生、条件面に関するものは避けましょう。あらためて聞かれても企業はそれ以上回答することができません。
また、企業の展望などについては役員クラスの社員が決めるものであり、現場の社員が詳しく述べられることではないため、質問するのは控えたほうが無難です。
年齢が近い担当者であれば、学生と社会人の考え方の変化や、実際の苦労、楽しさを聞いてみましょう。こちら側に目線を合わせて話してくれることが多いですよ。プライベートな質問に関しては答えにくい人もいると思うので、仕事の内容をメインに質問していくと良いでしょう。
あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのが「適職診断」です。40の質問に答えるだけで適性のある職業や受けないほうがいい職業を診断できます。
自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。
OB訪問に関するよくある質問に回答!
OB訪問をしたことがない学生であれば、「そもそもOB訪問とはどのようなものか?」「OB訪問にはどのようなメリットがあるのか?」といった疑問を持つこともあるかと思います。ここからは、そのような学生からのよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。
OB訪問とはなんですか?
OB訪問とは、学生が自身と同じ大学出身の社会人先輩に直接会って話を聞くことで、志望する企業や業界の理解を深めるものです。
企業のホームページや求人情報、説明会への参加だけでは得られない、実際に働いている先輩だからこそわかる就活に役立つ情報を集めることができますよ。
OB訪問のメリットは何ですか?
OB訪問のメリットは、人事担当者に聞きづらいことも質問しやすい点です。OB訪問は大学の先輩と会って話をするため、率直に質問しやすく企業に関する多くの情報を得ることができます。
また、具体的な仕事内容や社内の雰囲気、やりがいに関しても質問することができるため、自分が働いている姿をイメージすることや自分にマッチするかどうかの判断にも役立ちます。
さらに、実際に働いている先輩の経験や生の声を聞くことで、志望動機や自己PRに活かすこともできますよ。
OB訪問は5ステップで進めて就活を有利に進めよう!
OB訪問は必須のイベントではないものの、ネットや説明会などではわからないような情報が入手できることも多く、積極的に実施することで他の就活生との差別化にもつながります。
OB訪問は流れを理解すれば、それほど難しくはありません。今回解説した内容を参考にしながら、より充実したOB訪問を実施して就活を有利に進めていきましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

OB訪問を実施するにあたって、まずは何から始めれば良いのでしょうか?