OB・OG訪問の時期は何月だと遅い? ベストな時期・時間帯を確認

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目次

  1. 時期を誤ると興味のある会社のOB・OG訪問のチャンスを逃すこともある
  2. OB・OG訪問の時期を年間スケジュールで確認しよう
  3. 大学3年の11月~2月(就活解禁前)がベスト
  4. ピーク時期は大学3年3月~大学4年5月頃
  5. 年度末や年始・業界職種ごとの繁忙期は避けよう
  6. 公務員は試験期間を避けてOB・OG訪問をおこなう
  7. OB・OG訪問に適した時間帯もおさえよう
  8. 出勤前
  9. ランチ
  10. 仕事終わり
  11. 土日祝日/長期休暇
  12. オンラインのOB・OG訪問におすすめの時間帯
  13. OB・OG訪問の時期に関する3つの疑問
  14. OB・OG訪問の時期が遅れるとどうなる?
  15. 大学1年~2年の早期にOB・OG訪問はOK?
  16. おすすめの時期以外にOB・OG訪問したら迷惑?
  17. OB・OG訪問の代表的なアポのとりかた
  18. ①大学のキャリアセンター
  19. ②サークルやゼミ経由
  20. ③SNS
  21. OB・OG訪問時に注意したいポイント
  22. 相手の忙しい時期や時間にアポ依頼する
  23. 事前準備せずありきたりな質問をしてしまう
  24. ビジネスマナーを守れていない(約束時間・服装・お礼)
  25. 一方的な質問攻めをしてしまう
  26. OB・OG訪問について悩んでいる学生からよくある質問に回答!
  27. 時期をおさえてOB・OG訪問を効率的に進めよう

時期を誤ると興味のある会社のOB・OG訪問のチャンスを逃すこともある

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「OB・OG訪問はいつごろから始めればよいでしょうか」
「アポはどうやってとればよいでしょうか」

といった声をよく聞きます。大学3年生になるとOB・OG訪問が活発になりますが、時期を誤ると会いたいOB・OGに会えなかったり、十分な訪問数をこなせなくなったりします。

今回は、OB・OG訪問のベストな時期・時間帯を説明したうえで、OB・OG訪問を早くおこなうとき・遅れたときの注意点もあわせて紹介します。実りのあるOB・OG訪問を進めるために、時期にまつわる疑問点も一緒に確認しておきましょう。

OB・OG訪問の概要や活用方法は以下の記事に詳しいので目を通してみてくださいね。

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OB・OG訪問の時期を年間スケジュールで確認しよう

就活の対策スケジュール

まず始めに、年間を通しての一般的な就活スケジュールを確認してみましょう。OB・OG訪問は、早い人は大学3年の8月ごろに開始しています。5~8月はちょうどサマーインターンへのエントリーや、自己分析など準備をおこなう時期となります。

その後、OB・OG訪問は、翌年の大学4年の5月ごろまで、約1年間続きます。就活解禁が3月となり、会社説明会やエントリーシートの提出をする3月~5月もOB・OG訪問は盛んにおこなわれていますよ。

この1年の中で、とくにOB・OG訪問がおすすめな時期は、ずばり大学3年の11月~2月ごろになります。その理由を次の章で詳しく説明していきますね。

こちらの記事では学内説明会について解説しています。OB・OGに出会える機会でもありますので、あわせて確認してみてください。

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大学3年の11月~2月(就活解禁前)がベスト

OB・OG訪問のスケジュール

大学3年の6月~大学4年の5月の中でも、とくにOB・OG訪問がおすすめなのは、就活解禁直前の12月~2月です。大学3年の6月~10月は、まだ前年度の新卒採用をおこなっている会社も多く、10月1日には前年度に内定した先輩の内定式がおこなわれています。そのため、会社が本腰を入れて次の新卒採用のために動き出すのは、一般的に11月ごろになります。

その後、年明けの大学3年3月1日に就活解禁がおこなわれ、それまで動いていなかった学生もいよいよ本格的に就職活動を開始します。そのため、大学3年の夏~秋ではやや早く、大学3年の3月以降ではやや遅いので、ベストシーズンは大学3年の12月~2月となるのです

ピーク時期は大学3年3月~大学4年5月頃

多くの人がOB・OG訪問に参加するピーク時期は、なるべく避けた方が無難です。多くの学生が同時に動くので、人気なOB・OGの予定が埋まりやすく、自分の話に集中してもらいづらくなってしまうためです。場合によっては、狙っていた会社のOB・OG訪問枠が全部埋まってしまい、本選考までに話を聞けないケースもありえます。

OB・OG訪問のピーク時期は、大学3年の3月~大学4年の5月ごろなので、ピーク時期前にOB・OG訪問を数多く終えているのが一つの目安といえます。

年度末や年始・業界職種ごとの繁忙期は避けよう

OB・OG訪問は年度末や年始、繫忙期など、相手の忙しい時期を避けておこないたいところです。業界職種問わず次の時期は、一般的にアポを避けたほうが良い時期のため覚えておきましょう。

アポを避けたい時期
  • 年度末、決算月
  • 年末年始、お盆
  • クリスマスやお正月などイベントの日、前後の日

年度末とは、会社ごとに定めている1年の区切りの月のことで、日本では3月末を年度末とする場合が多いです。決算月とは年度末と同じで、会社の事業年度という1年の区切りとなる月を指します。

事業の売上を区切る重要な時期のため、繁忙期になる会社や仕事が多いことは知っておきたいところですね。会社によって年度は異なるので、事前に訪問相手の年度末と決算月はいつか確認できるとなお良いでしょう。

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そのほかにも、OB・OG訪問相手の業界や職種によって、繁忙期は異なります。事前に調べて、特に忙しい時間は避けるよう注意が大切です。

公務員は試験期間を避けてOB・OG訪問をおこなう

公務員にOB・OG訪問する際は、接触禁止期間を避けておこなう必要があります。接触禁止期間とは、公務員の試験期間にあたるもので、この時期は受講者に対する会社の説明や、電話・メール含む学生との接触が禁止されています。皆さんが受ける試験によって接触禁止期間は異なるので、早めに確認してOB・OG訪問のスケジュールを立てましょう。

公務員と民間企業の併願を検討している人はスケジュールなど詳細を紹介している下記の記事で確認してみてください。

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OB・OG訪問に適した時間帯もおさえよう

OB・OG訪問に適した時間帯

OB・OG訪問をおこなう際は、時期だけでなく時間帯にも気を付けなくてはなりません。OB・OG訪問を依頼する時間帯は、出勤前の早朝、ランチタイム、仕事後の夜の時間帯に大きく分けられます。この3つの時間帯に依頼するときの注意点と、土日祝日や長期休暇にOB・OG訪問をおこなうときの適した時間帯を一緒に確認しましょう。

出勤前

出勤時間が10時、11時などやや遅い人や朝早起きの先輩に訪問するケースです。始業開始までしか話せないので、入念な下準備とタイムコントロールがポイントになります。

OB・OG訪問後にスムーズに出勤してもらうために、OB・OGの会社の最寄り駅などでおこなうと良いでしょう。人によっては朝の時間は慌ただしく、OB・OG訪問を嫌がられることもあるため、一方的に朝を指定しないよう注意してください。

ランチ

勤務中のお昼休みの時間に、OB・OG訪問をおこなう場合です。出勤前と同様、会社のすぐ近くのお店をおさえて、OB・OGに負担をかけないようにしましょう。会社によってはお昼休み+OB・OG訪問の時間をプラスアルファでとってくれますが、場合によっては1時間の貴重なお昼休憩を割いてOB・OG訪問を引き受けてくれる人もいます。

相手が仕事の休憩中という点に配慮して、出勤前と同様、一方的なランチタイムのアポとりは控えた方が良いでしょう

仕事終わり

仕事終わりの時間帯は、もっともOB・OG訪問がおこなわれやすい時間帯です。会社によって定時が17時~19時ごろになるため、定時よりも30分~1時間程度後に時間を調整しましょう

仕事終わりは、出勤前のように後ろの時間が決まっていないので、ついつい長く話してしまうこともあります。OB・OGが次の日も出社日であれば、遅くとも21時には切り上げるよう気をつけてください。

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アポを依頼していても、突発的な残業でOB・OGが遅れてしまったり、残念ながらキャンセルになったりするケースもあります。万が一遅れるときの連絡手段と、予備の日程も押さえておくと安心です。

土日祝日/長期休暇

土日祝日や長期休暇にOB・OG訪問をおこなう際は、早朝や深夜を避けて、日中の9時~18時の時間帯にアポをとりましょう。ただし、平日勤務で土日休みの人は、土曜日の午前はゆっくりしたい人もいます。「午前中、ランチタイム、夕方のどの時間帯がご都合いいですか」と、相手が選べるようなアポ調整をすると、丁寧な印象を与えられます。

また、せっかくの土日休みや長期休暇中にOB・OG訪問を受けると「仕事を休んだ気がしない……」と感じさせてしまう場合もあります。人によって朝昼晩、土日含めてどの日時が良いかはまちまちなので、幅広く提示して相手に選んでもらうのがおすすめです。

上村 京久

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訪問時間はOB・OGに指定してもらおう

OB・OG訪問に適した時間帯はOB・OGによって異なります。「モーニングを食べながら朝に話したい」方もいれば「仕事が終わってからゆったり話したい」方もいます。何時に訪問すると都合が良いのかはOB・OGに指定してもらいましょう。

「忙しいのに時間を空けてもらって申し訳ない」という気持ちが強すぎると、いざOB・OG訪問が始まったときに遠慮しすぎて聞きたいことが質問しにくくなってしまいます。OB・OG訪問に応じてくれるということは、それだけの時間をあけても良いと了承してくれたということです。礼儀はもちろん大切ですが、必要以上に遠慮せず聞きたいことは確認しましょう。

オンラインのOB・OG訪問におすすめの時間帯

最近ではオンラインの選考、インターンに加え、オンラインOB・OG訪問も増えてきました。基本的に注意する時間帯は対面のときと変わりませんが、OB・OG訪問相手が在宅勤務か、出社するかによって時間帯は変わります

OB・OG訪問のあとに相手が出社する場合は、何時に家を出れば間に合うのかを確認して時間を決めるようにしましょう。訪問時と同様、勤務開始ギリギリまで話をしないよう、配慮が必要です。在宅勤務であれば、終業後すぐの時間帯にアポをもらうとスムーズです。

下記はweb面接の準備について解説していますが、オンラインのマナーや注意点は共通しているので、参考にしてくださいね。

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相手が出社勤務のあとにアポをとる場合は、家に何時ごろに着くか失礼のないように確認します。相手が慌ただしくならないよう、開始時間に気を付けましょう。

OB・OG訪問の時期に関する3つの疑問

OB・OG訪問の時期は、絶対に大学3年の11月~2月におこなわなければならないのでしょうか。サークルやゼミ、部活の大会などの予定があり、どうしても11月~2月はOB・OG訪問に時間を費やせない人もいます。逆に、もっと早い大学1年~2年の時期にOB・OG訪問をしたいと考える人もいるでしょう。

ここでは、OB・OG訪問の時期に関する、よくある3つの疑問に答えます。

OB・OG訪問の時期が遅れるとどうなる?

OB・OG訪問の開始時期が遅れると、次のようなデメリットが起きる可能性があります。

デメリット例
  1. 人気企業・大手企業、会いたかったOB・OG訪問枠の空きがなくなる
  2. OB・OG訪問を何度も受けているので、訪問相手の対応が雑になる
  3. 選考開始までにOB・OG訪問を実施できない

開始時期が遅くなると、会いたかったOB・OG訪問に会えなくなるのがいちばんのデメリットです。人気企業・大手企業はOB・OG訪問相手の社員数も多いですが、受験する学生の人数も多いため、必ずしもアポがもらえるとは限りません。

また大学3年の冬以降は、OB・OGが多くの学生と会っているため、何度も同じ質問を受け答えするようになります。もちろん最後まで丁寧に対応してくれるOB・OGもいますが、人によっては「また同じ質問か……」と、だんだん回答が定型的になってしまったり、雑になったりする場合もあるでしょう。

OB・OG訪問は、本選考が始まる前までに数を重ねておかないと、志望動機の作成・面接準備に役立てにくいです。そのため、可能な限り目安の時期内にOB・OG訪問を終える必要があります。

大学1年~2年の早期にOB・OG訪問はOK?

おすすめの時期よりもっと早い、大学1年~2年の早期にOB・OG訪問をおこなうのは問題ありません。開始タイミングが早ければ早いほど、たくさんの業界・同業界の複数会社の話を聞けるので、業界や職種研究に役立ちます。また、2年生までの間にたくさんの情報を仕入れることで、3年生のサマーインターンに向けた準備もしやすくなります。

そのほかにも、就活開始まで時間がある1年~2年生は就活にかかわらず純粋に興味本位で自然体の会話ができるでしょう。力み過ぎず、自然な状態で聞いた話のほうが、結果的に就活に活かされることもありますよ。

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ただし、まだ就職活動の実感がまったくわかない時期に始めると、どのような質問をしたらいいか悩んでしまう人もいます。焦って早めにOB・OG訪問をすると逆効果なので、無理に早めに開始しなくても良いでしょう。

おすすめの時期以外にOB・OG訪問したら迷惑?

どうしても予定があり、大学3年の11月~2月に十分な時間をとれない人もいますよね。おすすめの時期以外にOB・OG訪問をすることは、100%相手に迷惑になるとは言い切れません。「この時期は大学の研究室の発表があるので」「この時期は、バイトの繁忙期で人手が足りず手伝いたいので」など、理由を丁寧に伝えたうえで、希望の時期を伝えれば問題ありません

乾 花穂子

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OB・OG訪問はスピードダッシュが肝心

OB・OG訪問は、大学2年生くらいの早期におこなっても大丈夫です。早めにOB・OG訪問することで働くイメージができて、やりたい仕事や今のうちにやるべきことが明確になります。

学生のなかには「院に進もうか就職しようか」と迷っている人もいますよね。大学2年くらいにOB・OG訪問をしておくと進路について具体的に考えられるので、院試や就職活動に向けてたっぷり準備期間を取ることができます。

ほかにOB・OG訪問に関する疑問で「名刺はどうやってもらうのが良いの?」といった声をよく聞きます。名刺は「頂戴します」と言いながら両手で受け取り、机の左右どちらかに置きましょう。汚さず曲げず、丁寧に扱えば基本的な名刺マナーはクリアできます。名刺はその人の分身だと考えて扱えば失礼にあたる対応は避けられますよ。

時間がない人におすすめ!
たった3分で自己分析が完了します

自分の弱みはわかっても、強みは思いつかないものですよね。「それ強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、3分程度の質問に答えるだけ選考でそのまま使える強みがわかります

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OB・OG訪問の代表的なアポのとりかた

OB・OG訪問におすすめの時期や、時間帯について理解したところで、OB・OG訪問の代表的なアポとり方法を紹介します。

①大学のキャリアセンター

初めてOB・OG訪問をする人は、まず所属大学のキャリアセンターや学生課に足を運んでみましょう。先輩がどこの会社に就職したのか、名簿が用意されているので、キャリアセンターにOB・OG訪問相手を探したい旨を伝えて閲覧許可をもらいます。

ただし、すべての先輩の連絡先・就職先が載っているわけではなく、大学によっては連絡先の詳細を個人情報保護の観点で教えてもらえないケースもあるので注意が必要です

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まずは所属大学に問い合わせをして、どのような方法でOB・OG訪問が可能か案内を受けましょう。

②サークルやゼミ経由

大学のキャリアセンターや学生課以外にも、サークルやゼミ、研究室の先輩、または教授経由でOB・OG訪問相手を探すこともできます。サークルやゼミ経由であれば、学生とOB・OG、双方の人柄を理解したうえで話しやすいOB・OG相手を紹介してくれる可能性も高まるのでおすすめです

大型のサークルや部活では自主的にOB・OG訪問を受け付けると広報活動をしている場合もありますし、サークルやゼミのSNSグループで情報発信をしていることも多いです。積極的に「OB・OG訪問相手を探しているのですが」と問い合わせしてみましょう。

③SNS

FacebookやTwitter、LinkedinなどのSNSを活用して、OB・OG訪問相手を探す方法もあります。中でも、FacebookとLinkedinは実名制ですし、プロフィール欄に出身校や勤務先情報が載っているため、探しやすいのがメリットです。また、「〇〇会社のOB・OGグループ」といった一般公開のFacebookグループに問い合わせてアポをとる方法もあります

Twitterのような拡散性の高いSNSであれば「〇〇会社の営業さんにOB・OG訪問をさせていただけませんか?」と投稿して、拡散しながらアポ相手を見つける方法もあります。

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「#21卒」「#22卒」など、ハッシュタグをうまく使って工夫しながら取り組んでみましょう。

OB・OG訪問時に注意したいポイント

OB・OG訪問を依頼するときは、相手の業務やプライベートの妨げにならないよう細心の注意が必要です。また、せっかくベストな時期にアポをとれたとしても、事前準備を怠ったり、ポイントを押さえていないと、相手に嫌な思いをさせてしまいます。

OB・OG訪問時に注意したいポイントをしっかり読み込んで、失礼のないよう心掛けて下さいね。

相手の忙しい時期や時間にアポ依頼する

OB・OG訪問は、年度末や年末年始、繁忙期など相手の忙しい時期を避けて依頼するのがマナーとお伝えしました。しっかり業界の繁忙期を調べて「この時期・時間帯ならいいだろう」と思って連絡したとしても、OB・OG訪問相手のプライベートの予定までは下調べが難しいです。お子さんやご両親との予定があるかもしれませんし、忙しいの感じ方は人それぞれです。そのため、相手に気を遣わせないよう、次のポイントを意識してアポとりをしてください

アポをとる注意点
  • アポをとるタイミング…1か月~2週間ほど前に調整する。
  • 候補の時期…平日、土日祝日、長期休暇のどこが都合がいいのか、複数の時期を提示して選んでもらうようにする。
  • 時間帯…出勤前、ランチタイム、勤務後、その他日中の時間など複数提示して、選んでもらうようにする。
  • 連絡手段、連絡タイミング…電話、メール、チャットなど相手の指定にあわせて連絡手段を使い分ける。朝5~7時の早朝や、21時以降~深夜帯に連絡を入れるのは避ける。

事前準備せずありきたりな質問をしてしまう

OB・OG訪問は、限られた時間の中で、会社ホームページやナビサイトに記載してないような項目を聞き出さなくてはなりません。事前に下調べをして想定質問を用意しないと、その場で思いついた適当な会話で終わってしまいます。OB・OG訪問で聞きそびれたことをあとから何度も連絡して聞くのは効率が悪く、何より「準備不足な学生だ」という印象を持たれてしまう可能性が高いです

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質問を準備するときは、「会社の事業内容を教えてください」「仕事内容を教えてください」といったありきたりな質問ではなく、もう一歩先の質問をするように心掛けましょう。

OB・OG訪問の効果的な質問項目については、こちらの記事を参考にしてみてください。面接のときの逆質問やNG例がまとまっているので、OB・OG訪問の質問準備にも役立ちますよ。

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ビジネスマナーを守れていない(約束時間・服装・お礼)

OB・OG訪問をする際は、基本的なビジネスマナーを厳守して臨むようにしてください。約束時間、当日の服装、お礼の3つのポイントに絞って、気を付けたいビジネスマナーについて説明します。

気を付けたいビジネスマナー
  • 到着時間時間…約束時間の5~10分前を目安に到着する。先にOB・OGが到着していたときは「お待たせして申し訳ありません」と一言伝える。
  • 服装…OB・OG訪問は必ずしもリクルートスーツである必要はないが、清潔感のある服装を選ぶ。リクルートスーツを着用しないときはビジネスカジュアルを選ぶと良い。
  • お礼…OB・OG訪問が終わったら、当日中に必ずお礼の連絡を入れる。なお連絡方法はメールが一般的だが、チャットで連絡するときは絵文字など入れず、ビジネス文書の形式で送るように心掛ける。

マナーについては下記の記事に詳しいので、チェックをしてみましょう。

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なお、次の記事は「一次面接のお礼メールの書き方」を説明したものですが、OB・OG訪問のお礼メールを作成するときの参考にもなるので、ぜひ読んでみてくださいね。

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一方的な質問攻めをしてしまう

事前に想定質問を準備せず、質問の数が少ないのはマナー違反ですが、相手の話をさえぎるように質問攻めをするのもNGです。1時間などの限られた時間で聞きたいことをすべて聞けるとは限りません。質問項目が多くなってしまったら、質問に優先順位をつけておくと良いでしょう

たくさん聞いてくれるのは嬉しい反面、立て続けに質問を繰り返すと、相手は「尋問」されている感覚になり、気分が悪くなってしまうでしょう。相手に気持ちよく答えてもらうために、質問項目は厳選して、双方のコミュニケーションを意識するようにしてください。

吉川 智也

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会話を膨らませるようにすると質問攻めになりにくい

相手が答えてくれた内容と関係のないことを質問すると「質問攻めをした」という状態になりやすくなります。

たとえば「私の強みは〇〇だと考えているのですが、御社で活かすことができますか」と質問して「思いますよ」と答えてくれたとします。次に「社風はどんな感じですか」と先ほどとまったく関係のないことを聞くと、話がぶつ切りになり一問一答形式のようになってしまいますよね。これを続けると質問攻めのようになりやすいです。

「あなたの強みが活かせられますよ」と答えてくれたなら「どんな仕事で活用できそうですか」や「強みはこのエピソードから感じられますか」など、強みに関連させた質問をするようにしましょう。そうすると質問攻めと感じられにくくなりますよ。

OB・OG訪問について悩んでいる学生からよくある質問に回答!

OB・OG訪問をしたくても適切な時期や避けた方がよい時期がわからない学生や、OB・OG訪問で避けた方がいい時期を知りたい学生もいるでしょう。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。

  • OB・OG訪問をする際のおすすめの時期を教えてください。

    OB・OG訪問をする際のおすすめの時期は、大学3年生の11〜2月頃の就活解禁前のタイミングです。大学3年生の10月頃までは前年度の新卒採用をおこなっている企業もあり、次の年の採用に向けた準備が整っていないことが多いので、自分が就活をする年度の採用体制が整ってからOB・OG訪問をするのがおすすめですよ。

    また、大学3年生の3月になると多くの学生が本格的に就活に取り組むため、OB・OG訪問をしにくくなる場合があります。これらの時期を避けた、大学3年生の11〜2月頃がOB・OG訪問に適切な時期と言えるでしょう。

  • OB・OG訪問を避けたほうがいい時期はありますか?

    年度末や繁忙期、年末年始・お盆などはOB・OG訪問を避けたほうがいい時期です。年度末は会社ごとに定めている1年の区切りの月のことで、3月末を年度末とする企業が多いです。この時期は会社全体が忙しいことが多く、避けた方が安心です。年度末のタイミングは企業によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

    また年末年始やお盆の時期は休暇を取る社員も多いため、予定が合わないことが多く、避けるのが無難です。

時期をおさえてOB・OG訪問を効率的に進めよう

OB・OG訪問は、他の就活生が活発に動き出す前、そして前年の採用活動が落ち着いたタイミングを狙っておこなうと効率的です。就活解禁になると多くの学生が人気企業・大手企業のOB・OG訪問に殺到しますし、本選考が始まる前に一通りのOB・OG訪問を終えていないと就活準備に役立てられません。

OB・OGのスケジュールに余裕のある時期に開始すれば、その後の自己分析や業界研究の時間もたっぷりとれますし、早めのほうがOB・OGの予定も合わせやすくなります。OB・OG訪問の時期だけでなく、アポのとりかたや時間帯にも気を付けて、ビジネスマナーを守ったOB・OG訪問をおこないましょう。

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