OB・OG訪問の質問リスト一覧|質問力アップの秘訣やNG例も解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. OB・OG訪問は質問の事前準備が必須! 7種類の質問内容を押さえよう
  2. 質問すべきことがわかる! まず押さえたいOB・OG訪問をする3つの目的
  3. ①ネットではわからないリアルな情報を得るため
  4. ②働いている人の雰囲気を知るため
  5. ③選考対策をするため
  6. 内容別! OB・OG訪問での質問リスト40選
  7. 業界・企業の特徴や動向
  8. 具体的な仕事内容
  9. 社風や社内の雰囲気
  10. 社内制度や働き方
  11. 先輩社員のキャリア観
  12. 先輩社員の就活
  13. 就活へのアドバイス
  14. OB・OG訪問での質問力を高める4つのポイント
  15. ①質問は事前に10個程度準備する
  16. ②質問する順番や優先順位を決める
  17. ③質問する際は質問の背景や意図・自身の仮説を明確に伝える
  18. ④質問する際は「なぜ?」と深掘りする
  19. NG例付き! OB・OG訪問で質問すべきでない4つのこと
  20. ①調べればすぐにわかる内容の質問
  21. ②ブラック企業だと決めつけたようなネガティブな質問
  22. ③個人の給料や待遇についての質問
  23. ④就活と関係ないプライベートな質問
  24. OB・OG訪問の質問についてよくある3つの質問
  25. ①質問は事前にメールしたほうが良いですか?
  26. ②メールで質問リストを送るときはどのように送れば良いですか?
  27. ③事前に質問リストを送らないと選考で不利になりますか?
  28. 事前の質問準備を徹底して有意義なOB・OG訪問をしよう!

OB・OG訪問は質問の事前準備が必須! 7種類の質問内容を押さえよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。就活中の学生から

「OB・OG訪問でどんな質問をすれば良いのかわからない」
「質問は何個くらい用意すべきですか?」

といった相談を受けることがあります。大学生のみなさんにとっては、社会人と直接話すだけでも緊張してしまいますよね。

OB・OG訪問は、ネットや説明会だけではわからないリアルな情報を収集できる貴重なチャンスです。そのため、より充実したOB・OG訪問にするためには事前に質問内容をしっかり考えておくことが成功のカギとなります。

この記事では、OB・OG訪問で質問すべきこと、質問すべきでないことや、質の良い質問をするポイントを紹介していきます。OB・OG訪問を最大限に活用し、ライバルに差をつけたい人はぜひ参考にしてくださいね。

OB・OG訪問についてさらに深く知りたい人はこちらも読んでください。
OB・OG訪問攻略ガイド|企業理解や選考に役立てるコツを解説
OB・OG訪問の時期は何月だと遅い? ベストな時期・時間帯を確認

キャリアアドバイザーが読み解く!企業への質問内容は選考や自身の印象を左右する

塩田 健斗

キャリアアドバイザー

塩田 健斗

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十分な企業研究をしたうえで自身の考えとともに質問しよう

OB・OG訪問に限らず面接での逆質問など、企業への質問内容は選考に影響します。たとえば、企業のウェブサイトを見れば簡単にわかることを質問してしまうと、企業研究が不十分だと見なされ、ネガティブな印象を持たれてしまう可能性が高いです。

一方で、自分なりに調べた情報や自身の考えを踏まえたうえで「私はこのように考えているのですが、実際はいかがでしょうか」といった形で質問できると、自身の強みや熱意も同時に伝えられ、プラスの印象につながるでしょう。

「OB・OG訪問も選考に影響する」と考え節度ある姿勢を大切にしよう

OB・OG訪問は、企業の代表として社員の方が業務時間を割いて対応してくれるケースがほとんどです。そのため、あまりにラフな態度で臨むのは避けるべきです。たとえカジュアルな雰囲気であっても、「今後の選考に影響する可能性がある」という意識を持つことが大切です。

たとえば、ワークライフバランスに関する質問ばかり聞くなど、仕事への意欲が低いと受け取られかねない質問内容や態度は避けましょう。本音で質問することは重要ですが、節度を持った姿勢が求められます。

OB訪問で差をつけられる質問とは | タブーな質問まで徹底解説!

質問すべきことがわかる! まず押さえたいOB・OG訪問をする3つの目的

OB・OG訪問の目的
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就活生

OB・OG訪問をすべきだとはわかっているのですが、具体的な理由までは正直に言って理解できていません。

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キャリアアドバイザー

OB・OG訪問をする目的を明確にすることで、より有意義な時間にできますよ。

就活が近づくにつれ、OB・OG訪問という言葉を聞く機会も多くなることでしょう。しかし、目的をあいまいにしたままOB・OG訪問をおこなってしまうと、せっかくの貴重な機会を活かしきれない可能性もあります。

OB・OG訪問の目的をしっかり理解しておくことで、先輩に聞くべき質問が明確になります。まずは、その目的から理解を深めていきましょう。

①ネットではわからないリアルな情報を得るため

OB・OG訪問ではその企業で実際に働く人の生の声を聞けるため、ネットでは得られないリアルな情報を得られます。

最近では、企業のホームページや口コミサイト、SNSなどを見れば就活に関する多くの情報を収集できますよね。しかし、ネット上の情報はサイトによって内容がバラバラだったり、どの企業にも当てはまるようなありきたりな内容だったりすることも少なくありません

また、企業の採用ページで得られる情報にも限りがあります。その点OB・OG訪問なら、自分が気になっていることを直接聞けるため、ほかでは得られない貴重な情報を収集できます。

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キャリアアドバイザー

これは、就活を進めるうえで非常に大きなアドバンテージとなりますよ。

②働いている人の雰囲気を知るため

OB・OG訪問には、実際にその企業で働いている人の雰囲気や社風を知ることができるというメリットもあります。

就活では、職場の雰囲気や社員の働き方などを詳しく知ってから、企業選びや選考対策をしたいですよね。しかし、企業のホームページなどの文章情報や、企業説明会での一方的な説明だけでは、実際の社員の働き方や社風を把握するのはなかなか難しいものです。

そのような時、OB・OG訪問をすれば実際に働いている人から直接職場の雰囲気や、そこで活躍している人の特徴を聞くことができます

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キャリアアドバイザー

選考の時間だけでは、企業の社風や社員の雰囲気を感じ取るのは難しいものです。OB・OG訪問で詳しく話を聞くことで、それらの理解度が格段に上がりますよ。

③選考対策をするため

OB・OG訪問は、選考を有利に進めることにもつながります。というのも、OB・OGから直接話を聞いたうえでその企業を選んだ理由をアピールすれば、志望動機が格段に説得力を増すからです

たとえば、「事業内容に興味がある」「社風に共感した」という一般的な志望動機よりも、「御社の〇〇さんに直接お話を聞いて、〇〇の事業や社風に強く惹かれ、私も貢献したいと強く思いました」という志望動機のほうが、本気度や企業への理解度が伝わりますよね。

実際に見聞きした情報をベースにやりたい仕事や自分の強みをアピールできるため、説得力のある志望動機や自己PRを伝えることができるのです。

また、OB・OG訪問では面接での様子や、よく聞かれる質問内容などを聞くことも可能です。志望企業の内定を取った先輩に具体的なアドバイスをもらえるため、選考対策に非常に役立つでしょう。

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キャリアアドバイザー

企業によっては、OB・OG訪問を通して優秀な学生に目星をつけるところもあります。特にリクルーター制度を導入している企業では、内定に直結することも少なくありませんよ。

キャリアアドバイザーが読み解く!OB・OG訪問のメリット

加藤 大智

キャリアアドバイザー

加藤 大智

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社会人と話すことで面接の練習にもつながる

社会人とコミュニケーションを取るだけでも、面接練習になることはOB・OG訪問の大きな魅力の一つです。訪問する相手が人事担当者でなくても十分練習になります。一次面接では人事担当者だけでなく、営業など現場で活躍している人が面接官になるケースも多いからです。

OB・OG訪問で社会人と話す際は、自分のことを何も知らない人に向けて、これまでの経験がわかるように伝えることになりますよね。この経験が、面接官に対して自分の強みや学生時代に取り組んだことを伝える練習になるのです。また、説明しているなかで社会人から質問がきたり、「わかりづらい」と言われたりした内容は、面接でも深掘りされる可能性が高いですよ。

OB・OG訪問は学びが多い就活対策の一つなので、ぜひ積極的に活用しましょう。

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認しましょう

自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

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内容別! OB・OG訪問での質問リスト40選

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就活生

OB・OG訪問をする目的をしっかり理解できました! でも、具体的にどのような質問をすれば良いですか?

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キャリアアドバイザー

OB・OG訪問ですべき質問は、大きく分けて7種類に分けられますよ。

ここからは、OB・OG訪問で質問すべきことを例文とともに紹介します。これらすべてを質問しなければならないということはありませんが、自分の興味や知りたいことに合わせて質問をピックアップし、準備を進めていきましょう。

業界・企業の特徴や動向

質問例

・この業界の課題について教えてください。
・AI(人工知能)の発展やグローバル化によりこの業界はどう変化していくと思いますか?
・この業界内での御社のポジションについて教えてください。
・先輩が考える御社の強みと弱みは何ですか?
・今後御社をどう変えていきたいと考えていますか?

実際に働く人の意見を聞くことで、ネット上ではわからない業界・企業の特徴や動向を知ることができます。

エントリーシート(ES)や面接では、「業界全体を把握できているか」「企業研究をしっかりしているか」といった点が確認されることも多いので、これらを聞いておくと選考対策に大いに役立ちます。

企業の弱みや課題点など、ほかでは聞きづらいことを確認しておくのもおすすめですよ

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キャリアアドバイザー

これらの質問をするうえで、基本的な業界・企業理解は不可欠です。あまりにも基礎的な内容を聞かないように、事前にしっかりと情報収集をしておきましょう。

なお、業界研究の進め方や8大業界の特徴を押さえたい人は、こちらの記事を確認しておきましょう。

関連記事

業界とは世の中の仕事を分類したもの! 8大業界の特徴を理解しよう

業界研究をする際、そもそも業界とは何か、どのような業界があるのか疑問に思うこともありますよね。この記事では、キャリアアドバイザーが業界の意味やおもな8大業界の特徴を解説します。自分にぴったりな業界を見極める自己分析法も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

記事を読む

業界とは世の中の仕事を分類したもの! 8大業界の特徴を理解しよう

業界研究や企業研究の際は、ノートにまとめるのが非常に効果的です。それぞれ以下の記事で説明しているので、気になる人は確認してみてくださいね。
周りと差がつく業界研究ノートの作り方|状況別の活用法まで解説
企業研究ノートは3ステップで作れる! コツや活用方法も解説

具体的な仕事内容

質問例

・入社してから今までどんな仕事を経験しましたか?
・仕事は個人でおこなうことが多いですか? チームでおこなうことが多いですか?
・繁忙期はいつですか? 1年の流れを教えてください。
・仕事のやりがいや大変なことを教えてください。
・一日の仕事の流れやスケジュールを教えてください。
・働くにあたって役立つ資格・知識はありますか?
・大学で学んだことで仕事に役立っていることはありますか? 

会社説明会や求人票でも仕事内容はチェックできますが、それはあくまでも大まかな話です。OB・OG訪問ではより具体的な仕事内容や日々の業務について聞いてみましょう。

先輩社員の生の声を聞くことで、入社後にギャップを感じたり早期退職したりするリスクを回避できます

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キャリアアドバイザー

たとえば入社1年目と3年目では、仕事内容に大きな差があるでしょう。キャリアを積んだときの仕事内容を深く理解することは、キャリアビジョンを作る際にも役立ちますよ。

社風や社内の雰囲気

質問例

・どんな雰囲気の社員が多いですか?
・同業他社と比べて御社はどんな社風ですか?
・先輩自身は社風に合っていると感じていますか?
・若いうちから活躍できる環境はありますか?
・仕事以外でも社員同士の交流はありますか?
・社内に女性管理職はどれくらいいますか? 

採用ページに「風通しの良い社風」「切磋琢磨できる環境」と書いてあっても、実際にどんな雰囲気なのかイメージしづらい人も多いでしょう。

OB・OG訪問は、先輩社員が感じているリアルな実態を知るチャンスです。そのため、社風や働いている人の特徴、人間関係などについても詳しく聞くのがおすすめです。「自分にとって魅力的な社風」「逆に苦手な社風」を明確にしたうえで、この質問をしてみましょう。

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キャリアアドバイザー

企業によっては、福利厚生の一環で部活動がある企業もありますよ。休日での社員同士のかかわり合いを聞くことも、社風の理解を深める手がかりになります。

なお、自分に合った社風の企業の見つけ方についてはこちらの記事で解説しています。企業選びの際に社風を重視している人は、ぜひ確認してみましょう。

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社風を科学しよう! 自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説

入社後に後悔しないためにも、社風の理解はとても大切です。今回の記事ではキャリアアドバイザーが、なぜ社風を理解することが大切かを解説した上で、社風を把握するための切り口や方法を紹介していきます。業界ごとの社風の傾向も紹介しているので、自分に合った企業探しの参考にしてみてください。

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社風を科学しよう!  自分に合った企業が見つかる分析方法を徹底解説

社内制度や働き方

質問例

・残業時間の管理はどのようにおこなわれていますか?
・社内イベントにはどんなものがありますか?
・長期休暇はどのように過ごしていますか?
・評価や査定はどのようにおこなわれますか?
・産休や育休実績について教えてください。

充実した社会人生活を送るためには、ワークライフバランスや待遇も大切な要素です。説明会や面接などでは聞きにくいことも多いので、OB・OG訪問の機会にぜひ確認してみましょう。

ただし、給料や休日について直接聞くと不快に感じる人もいるため、評価制度や休日の過ごし方を聞くことで間接的に確認するようにしてくださいね

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キャリアアドバイザー

たとえば、残業時間について聞くときは、「退勤後にスキルアップの勉強をしたいと考えている」など、理由や背景を添えることで印象良く聞くことができますよ。

また、福利厚生についてさらに理解を深めたい人は以下の記事も確認してみましょう。

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福利厚生の例をすべて紹介! 就活生がチェックしておくべき理由

先輩社員のキャリア観

質問例

・5年後、10年後はどのように仕事に取り組みたいと考えていますか?
・今の職種以外に、やってみたい職種はありますか?
・将来の夢はありますか?
・上司になったらどのように部下を指導したいですか?
・今後取得したい資格やスキルはありますか?
・将来的に転職する意思はありますか?

キャリア観とは、将来どのように仕事に取り組みたいか、どんな立場になりたいかを示すもの。先輩社員のキャリア観を聞くことによって、自分がその企業に入社したときの長期的なプランをイメージできます。

また、自分にはなかった新たな視点や考え方に触れることで、自身のキャリアイメージを膨らませるきっかけにもなるでしょう

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キャリアアドバイザー

キャリアプランを面接で答える際には、「その企業で実現できること」を伝えることが不可欠です。自分のキャリアプランがその企業で実現可能かどうか、先輩目線でアドバイスをもらうことは非常に効果的ですよ。

面接でキャリアプランを聞かれたときの対応はこちらを参考にしてくださいね。

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例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説

面接でキャリアプランを聞かれたときは、最終的な目標と、目標を叶えるための計画、達成に向けてすべき努力について述べましょう。今回はキャリアプランを考えるメリットやキャリアプランの評価基準を解説していきます。またキャリアアドバイザー監修のもと、キャリアプランの考え方や面接での伝え方も例文付きで紹介します。

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例文付き|面接で聞かれるキャリアプランの答え方・作り方を解説

先輩社員の就活

具体例

・どのような就活の軸のもと、志望企業を決めていましたか? 
・面接対策はどのようにおこなっていましたか? 
・企業研究はどのようにおこなっていましたか? 
・就活で最も苦労したことは何ですか? それをどのように乗り越えましたか? 
・就活で成功するために、最も重要だと感じたことを教えてください。

先輩社員がどのように就活を進め、どのような壁を乗り越えてきたのかを具体的に知ることで、あなた自身の就活にも活かすことができます。上記の内容を参考に、気になる内容を聞いてみましょう。

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キャリアアドバイザー

先輩の回答に対してさらに疑問に思ったことや、深掘りしたい点がある場合は、積極的に質問してみましょう。掘り下げて聞くことで、より具体的な先輩ならではのエピソードを知ることができます。

就活へのアドバイス

質問例

・この企業への入社の動機を教えてください。
・なぜこの企業から内定をもらえたと思いますか?
・入社前後でギャップはありましたか?
・面接ではどんなことを聞かれましたか?
・就活中にやっておくべきことは何かありますか?
・自分の第一印象についてどう感じましたか? 

訪問した企業に入社したい場合は、内定を獲得するために具体的なアドバイスをもらうのがおすすめです。実際に内定を得た人からのアドバイスは、具体的な選考対策にも役立ちます。

ここ数年で就活を経験した先輩だからこそ聞ける、就活全般のヒントや注意点についても知れると良いですね

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キャリアアドバイザー

就活をやり切った先輩だからこそ、後輩に伝えたい経験や後悔があることでしょう。感謝の気持ちを忘れずに、積極的に学ぶ姿勢を見せましょう。

キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!OB・OG訪問でおすすめの質問内容

清水 沙也香

キャリアアドバイザー

清水 沙也香

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具体的な仕事内容を聞いて解像度を上げよう

これまでさまざまな質問例を紹介しましたが、なかでも「②具体的な仕事内容」について深く聞くのがおすすめです。

学生は仕事内容に対するイメージの解像度がまだ低いことが多く、同じ業界でも企業によって担当領域や一日の流れは大きく異なります。仕事内容を具体的に理解することで、面接でのアピールに活かせるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

質問する際は、事前に業界や職種の概要を調べたうえで、さらに深く知りたい点や、調べてもわからなかった点を確認するという姿勢で臨みましょう。

あなたが受けないほうがいい職業を診断しよう

就活では、自分に合った仕事が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけあなたの性格や強みを分析し、適職・適さない職業を提案してくれます

自分の適職・適さない職業を知ることで、自信を持って就活を進めましょう。

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OB・OG訪問での質問力を高める4つのポイント

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就活生

先輩に聞いてみたい質問を選ぶことができました!

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キャリアアドバイザー

それは素晴らしいです。それでは、OB・OG訪問をより価値のある時間にするためのポイントをこれから解説しますね。

OB・OG訪問の時間を最大限に有効活用するためには、「質問力」がカギとなります。ここからは、OB・OG訪問を実りある時間にするための4つのポイントを解説していきます。一つずつ確認してみましょう。

①質問は事前に10個程度準備する

OB・OG訪問では、限られた時間を有効活用するため、事前に質問内容を準備しておきましょう。先輩は忙しいなか時間を確保してくれているので、その場で質問を考えているとあっという間に時間が過ぎてしまいますし、相手にも失礼です。

そのため、聞き忘れがないように、あらかじめ質問リストを作成しておきましょう。質問は、10個程度用意しておくのがおすすめです。質問1個につき5分かかるとして、1時間程度で終わるイメージです。

もし質問数が少ないと時間が余ってしまい、「もう質問はないの?」と聞かれてしまう可能性があります。相手に余計な気を遣わせないためにも、多めに用意しておくと安心ですね。

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キャリアアドバイザー

一つの質問に対してさらに質問をして深掘りしていくのもおすすめですよ。

②質問する順番や優先順位を決める

質問リストを作成しても、時間内にすべてを聞ききれるとは限りません。話が盛り上がり、時間が足りなくなってしまうこともあります。そのため、質問リストを作成したら優先順位を付けておくのがおすすめです

質問内容が整理されていれば、相手もより答えやすくなるので充実したOB・OG訪問ができるでしょう。

質問の優先順位を考える際のポイント
  • インターネットや説明会では得られない、OB・OG個人の具体的な経験や考えを聞けるか?
  •  入社後のミスマッチを防ぐために役立つ情報か? 
  • 自分のキャリアを明確にするうえで、特に知りたいと思っていることか?
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キャリアアドバイザー

もし、聞きたいことがたくさんありすぎて優先順位を付けられない場合は、「これだけは絶対に聞きたい」という質問を3~5つ程度に絞るだけでも有効です。

③質問する際は質問の背景や意図・自身の仮説を明確に伝える

OB・OG訪問ではただ質問をするだけでなく、その質問をした背景や意図、自分自身の仮説を添えて質問するようにしましょう。そうすることで、OB・OGは質問の意図に沿った、より的確で具体的なアドバイスができるようになります

質問の背景や意図・自身の仮説を伝える具体例
  • 御社で働くうえで、周りの社員と協力する場面はどれくらいありますか
    →私は大学時代のバスケットボール部での経験から、チームメンバーと連携して目標達成することが大きなモチベーションになります。御社で周りの社員と協力する場面について具体的に教えていただきたいです
  • 御社の事業で特に将来性が高い事業は何ですか
    →私は御社の事業のなかでも、特にAIを活用した医療診断支援の事業が、今後さらに急成長すると考えています。先輩の現場目線で、今後特に将来性を見込める事業について教えていただきたいです
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キャリアアドバイザー

「私は~~だと考えているのですが、実際のところどうでしょうか」と仮説を伝えると、「自分で考えたうえで答え合わせをしようとしている」と、前向きな姿勢や主体性を示せ、好印象につながりますよ。

④質問する際は「なぜ?」と深掘りする

先輩の回答を聞いて終わりではなく、「なぜそう思うのですか?」「具体的にどのような状況だったのですか?」と、さらに深掘りすることも重要です。


そうすることで、表面的な情報だけでなく、その先輩の価値観や仕事への向き合い方、具体的な仕事でのエピソードなどまで詳しく聞くことができます

先輩の回答を深掘りをする際のポイント
  • 「具体的に」という言葉を加えて聞く
  • 相手の感情や考えに焦点を当てる
  • 「もし○○だったら?」と仮定の質問をする
  • 自分の感想や疑問を率直に伝える
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キャリアアドバイザー

「はい・いいえ」で答えられるクローズドクエスチョンではなく、自由に答えてもらうオープンクエスチョンを積極的に聞くのもおすすめですよ。

あなたが受けないほうがいい職業を確認しておこう

就活の成功は、自分に合う仕事・合わない仕事を知ることが鍵です。しかし、それがどんな仕事なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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NG例付き! OB・OG訪問で質問すべきでない4つのこと

OB・OG訪問で質問すべきでない内容
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就活生

OB・OG訪問では先輩のリアルな意見を聞ける場ですが、聞かないほうが良い質問はあるのでしょうか?

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キャリアアドバイザー

あなたの言う通り、質問すべきでない内容もあります。質問内容によっては、「失礼な学生だな……」とマイナスな評価を受けてしまう可能性もあるので注意しましょう。

就活への疑問や不安を解消するためにも、OB・OG訪問ではぜひ多くの質問をしてほしいところですが、どのような質問でも良いというわけではありません。

ここでは、OB・OG訪問で避けるべき質問内容について解説します。質問内容で自身の印象や評価を下げないために、「この質問はしても良いのかな?」と迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。

①調べればすぐにわかる内容の質問

企業のホームページや募集要項を見ればすぐにわかることを質問するのは控えましょう。相手はあなたのために貴重な時間を作ってくれているため、「それくらい自分で調べたら?」と思われる可能性があります。

また、限られた時間で基本的な情報ばかりを質問すると、本当に知りたい深い質問ができないまま終わってしまいます

質問NG例

・御社の事業内容を教えてください。
・海外進出はしていますか?
・採用人数を教えてください。
・初任給はいくらですか?

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キャリアアドバイザー

貴重な情報を得られる絶好の機会なので、調べればすぐにわかるありきたりな質問ではなく、OB・OGだからこそ聞ける質問を準備することを心掛けましょう。

②ブラック企業だと決めつけたようなネガティブな質問

訪問先企業の働き方について不安な部分があったとしても、ブラック企業だと決めつけるようなネガティブな質問は控えましょう。やりがいを持って働いている社員に対してそのような質問をするのは、大変失礼なことです。

もし不安なことがある場合は、相手に不快感を持たれないよう、前向きな表現に言い換えて質問するように工夫してみてくださいね

質問NG例と言い換え例

・NG質問①「やはり残業は多いのですか?」
【言い換え】「残業時間はどのように管理されていますか? 終業後はどのように過ごしていますか? 」
・NG質問②「休みが少ないと大変ではないですか? 」
【言い換え】「ワークライフバランスで大切にしていることは何ですか?」 
・NG質問③「離職率が高いそうですが、転職したいと思わないんですか?」
【言い換え】「キャリアアップの一環として転職も視野に入れていますか?」 

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キャリアアドバイザー

質問の意図を「会社への不満」ではなく「自分の働き方を具体的にイメージしたい」という、前向きな姿勢で伝えることが大切ですよ。相手も気持ち良く答えてくれるでしょう。

③個人の給料や待遇についての質問

就活を進めるにあたってお金について気になる人も多いかと思いますが、OB・OG訪問で個人の給料や待遇について直接的に聞くのは避けましょう。これらは非常にデリケートな質問だと考える人も多いため、相手を困らせてしまう可能性があります

また、給料が低いと決めつけるような質問も相手は不快に感じます。絶対に控えましょう。

質問NG例

・月の手取りはどれくらいですか?
・ボーナスはいくらでしたか?
・今の給料には満足していますか?
・給料が悪くても楽しいですか?

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キャリアアドバイザー

どうしてもそれらを知りたいときは、給与額を直接聞くのではなく、「社員の努力や成果がどのように給与に反映されているのでしょうか?」といった形で企業の評価制度について聞くようにしましょう。

④就活と関係ないプライベートな質問

OB・OGと話しているうちに会話が盛り上がり、つい就活と無関係なプライベートな話をしたくなる人もいるかもしれません。しかし、OB・OG訪問は限られた時間で情報収集をする貴重な機会なので、不必要な質問をして時間を無駄にしないように気を付けましょう

質問NG例

・彼女・彼氏はいますか? 
・家賃はいくらですか? 
・学生時代の友人はどのような企業で働いているんですか? 
・車は持っているんですか? 

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キャリアアドバイザー

どれだけ親密な関係になっても、相手はあくまで仕事上の関係になり得る「先輩社員」です。プライベートを聞かれることを不快に感じる社員も少なからずいるため、OB・OG訪問のときは聞かないのが賢明です。

キャリアアドバイザーが読み解く!OB・OG訪問で内定を乞うような依頼はNG

辻 華菜子

キャリアアドバイザー

辻 華菜子

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自分なりの努力を重ねて内定獲得を目指すべき

志望度の高い企業でOB・OG訪問をすると、「選考で有利にしてほしい」とお願いしたくなる気持ちはよくわかります。しかし、「内定がもらえるようになんとかしてくれませんか?」といった依頼は絶対にしないようにしましょう。このような依頼をしてしまうと、かえってマイナスな評価につながり、選考で不利になる可能性もあるので注意が必要です。

そのおもな理由は、就活生として企業に採用されるための努力が感じられないためです。たとえば、第一志望の企業から内定をもらうために、大学1年生から部活やサークルなどで努力を重ね成果を上げている学生もいます。そのような人がいるなかで、自分で努力をせずに社会人にこのような依頼をしてしまうと、「社会人として仕事が任せられない」と判断されてしまうのです。

自分が努力したことや会社への熱意をアピールすれば、結果的に選考で良い評価につながることもあります。OB・OG訪問では、有利に進めてもらえるよう依頼をするのではなく、「今までに努力したことをアピールする」という姿勢で臨みましょう。

あなたが受けないほうがいい職業は?
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入社後の早期離職を避けるためには、自分に適性のある職業を選ぶことが大切です。しかし、それがどんな職業なのかが分からず悩む人も多いでしょう。

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OB・OG訪問の質問についてよくある3つの質問

ここまで、OB・OG訪問のポイントや質問内容について説明してきましたが、訪問のイメージは浮かんできたでしょうか。まだまだ不安が残る人もいるかと思うので、最後にOB・OG訪問に関してよくある質問に回答します。

①質問は事前にメールしたほうが良いですか?

OB・OG訪問では、可能なら事前に質問をメールで送っておくのがおすすめです。あらかじめ質問内容を知らせておけば、先輩も入念な準備ができるため、お互いにとって無駄がなく有意義なOB・OG訪問ができるでしょう

メールを送るときは、質問への返信は不要である旨もあわせて伝えておきましょう。ただし、先輩がメールでの事前共有を希望しない場合は無理に送らないようにしてくださいね。

なお、就活でのメールの返信の仕方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
就活で問い合わせメールを送るときのポイントや例文を紹介!
例文17選! 日程調整メールで好印象を残す8つのコツも大公開
企業へメールを送る時間の正解は? 例文付きで必須マナーを徹底解説

②メールで質問リストを送るときはどのように送れば良いですか?

メールで質問リストを送るときは、質問を箇条書きで送ることがおすすめです。以下の例文を参考にしてみてくださいね。

例文

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

OB訪問(〇月〇日)事前質問のご送付(〇〇大学 氏名)

〇〇様

いつもお世話になっています。
〇〇大学〇〇学部の〇〇 〇〇(氏名)です。

このたびは、ご多忙のなか、OB訪問のお時間をいただき、誠にありがとうございます。
〇月〇日のOB訪問を大変楽しみにしています。

つきましては、当日の限られた時間をより有意義なものにできるよう、
いくつか質問事項を事前にまとめさせていただいたので、ご確認いただけると幸いです。

当日、お話しできる範囲でかまいませんので、ご教示いただけると幸いです。

【質問事項】
・~~~

お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
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メールの書き方や文章表現は、かなり印象を左右します。メール全体が見にくくないか、適切に改行できているか、適切な敬語を使えているかなど、送信前に必ず確認しましょう

③事前に質問リストを送らないと選考で不利になりますか?

OB・OG訪問前に質問リストを送らないこと自体が、直接的に選考で不利になるとまでは言い切れません。しかし、間接的にあなたの印象や、得られる情報量などに悪影響を及ぼす可能性があります

たとえば、事前に質問をメールで送らないことで、先輩が「この学生は相手への配慮が足りない」「準備不足だ」と感じてしまう可能性はあるでしょう。

また、事前に聞きたい質問を共有していないと、先輩も適切な準備ができません。その場で質問されても回答に時間がかかってしまう場合も考えられるため、限られた時間のなかで、最大限の情報を得る機会を逃してしまうことにもなりかねませんよ。

そのため、できる限り事前に質問リストをメールで送ることをおすすめします。それが直接的な選考結果につながらなくても、OB・OGに良い印象を持ってもらえ、結果的にプラスに働く可能性は十分にありますよ。

事前の質問準備を徹底して有意義なOB・OG訪問をしよう!

OB・OG訪問は、ネットではわからないリアルな情報を収集できるため、企業選びや選考対策に非常に役立ちます。事前に質問を準備しておくと、当日もスムーズに話せるため時間を有効活用できるでしょう。

質問内容は調べればすぐにわかるようなことなどではなく、OB・OGだからこそ聞ける深い内容が適切です。ただし、個人の給料や就活には関係ない話など、相手に不快な思いをさせる可能性のある質問は控えてください。

この記事を参考に質問内容を入念に準備して、充実したOB・OG訪問をしましょう。

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