履歴書の賞罰欄の書き方! 賞のアピール方法も例文付きで解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 履歴書の賞罰欄は書くべきこととそうでないことがある!
  2. 賞罰とは? 押さえておくべきポイント
  3. 賞は受賞歴、罰は刑法犯罪での有罪歴を書く
  4. 賞と罰で記載する目的が違う
  5. 賞罰の告知義務
  6. 履歴書の「賞」の基準
  7. 知名度が高いもの
  8. 全国や国際レベルの賞
  9. 履歴書の「罰」の基準
  10. 「刑事罰」を書く
  11. 「行政罰」は書かない
  12. 履歴書の賞罰の書き方
  13. 時系列で書く
  14. 賞罰欄がない場合は「職歴」の下に書く
  15. 書き終えたら「以上」と右詰めで書く
  16. 賞罰の記載例
  17. 受賞歴をアピールしたい場合
  18. 履歴書の「資格」欄に書く
  19. 履歴書の「趣味・特技」欄に書く
  20. 自己PR欄でアピールする
  21. 賞罰が何もない場合
  22. 何もなければ「賞罰なし」と記載する
  23. 虚偽の内容は不採用になる場合もある
  24. 「賞罰」欄を記載する際の注意点
  25. 知名度が低いものは書かない
  26. 古すぎる受賞歴は書かない
  27. 正直に書く
  28. 正しく賞罰を記載してアピールしよう!

履歴書の賞罰欄は書くべきこととそうでないことがある!

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、

「履歴書の賞罰欄に何を書けば良いのかわかりません……」
「履歴書の賞罰欄に書くべき基準が知りたいです」

といった質問を受けます。就活に欠かせない書類の1つである履歴書ですが、さまざまな項目があるなかで、何を書くべきか特に迷いがちなのが賞罰です。実は履歴書の賞罰欄には書くべきこととそうでないことがあります。

この記事では、履歴書の賞罰欄に書くべきこと、そうでないことを解説していきます。正しく賞罰を記載して、自分を効果的にアピールしていきましょう。

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賞罰とは? 押さえておくべきポイント

賞と罰のそれぞれが何を指すのか、また賞罰を記載する目的は何かについて、しっかりと把握するようにしてください。賞罰は嘘をつかずに正しく記載する必要があります。間違いがないよう、ポイントを押さえて理解しましょう。

賞は受賞歴、罰は刑法犯罪での有罪歴を書く

「賞」とは
  • 賞罰の賞とは受賞歴のことです。これまでに学業や芸術、スポーツなどいろいろな分野で何かの賞をもらった経験がある人もいるでしょう。賞罰欄には、そのような賞を記載することができます。ただし、記載するのは社会的に一定以上の価値がある賞に限ります。
「罰」とは
  • 賞罰の罰ですが、これは刑法犯罪での有罪歴を意味します。傷害罪などで有罪判決を受けた場合、記載しなければならないということです。基本的に、行政罰については記載の必要はありません。

賞と罰で記載する目的が違う

履歴書では賞罰欄としてまとめられていますが、記載する目的は賞と罰で異なります。

賞を記載するのは、自分のスキルや強みをアピールするためです。受賞経験はあなたの能力が高いものであることの裏づけになるので、積極的に記載したいところです

それに対して罰を記載するのは、企業が応募者の経歴を正しく把握するためです。これから自分が働く企業と信頼関係を結ぶためには、嘘のない自分の過去を見せる必要があります。

賞罰の告知義務

賞罰を正しく申告することは義務とされています。

刑事罰を受けた経験を記載すると選考で不利になるのではないかと考え、隠したいと思っている人もいるでしょう。しかし、もしも虚偽申告をしてしまうと、告知義務違反となって内定の取り消しにつながることがあります。入社後に嘘が発覚した場合、解雇となる可能性もあるでしょう。

賞罰欄は、必ず間違いなく記載するようにしてくださいね。

長尾 美慧

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賞罰欄は企業側のリスク管理の一環として使用されることが多い!

賞罰欄の記載に、企業は何を求めているのでしょうか。よくある目的としては、採用するにあたってリスクのある人物かどうかをチェックしているパターンです。

入社した企業で働くことは契約のうえで成り立っており、入社から退職まで長期間継続するものです。そのため、企業と社員との間には信頼関係がなければなりません。

社後のトラブルを防ぐ目的もある

信頼関係を構築するには、学生の過去の経歴や考え方などを可能な限り把握し、入社後にトラブルが発生しないか、活躍してくれるかどうかを見極める必要があります。その判断材料として、企業は賞罰欄の項目をチェックしています。

仮に刑事罰の経験があったとしても、どういった背景や経緯があり問題が発生してしまったのかを把握し、問題に発展しそうな環境が企業にない場合は入社しても特に問題はないと判断することもあります。もし問題が発生しそうな原因があるにもかかわらず入社してしまった場合には、企業にも学生本人にも重大なリスクとなります。そのような状況を避けるために、賞罰欄は重要な位置付けとなっています。

履歴書の「賞」の基準

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就活生

企業にアピールするために、履歴書の「賞」をたくさん書きたいです。校内での表彰のことを書いても良いのでしょうか?

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キャリア
アドバイザー

履歴書の「賞」に書くことができるのは、知名度が高い賞、全国や国際レベルの賞です。校内での表彰は規模が小さいので、避けるようにしましょう。

これから紹介する履歴書の「賞」の基準をよく読んで、適切に記載するようにしてください。

知名度が高いもの

知名度が高いものについては、履歴書の「賞」として記載することができます。

誰もが名前を聞いたことのある大会やコンクールで受賞した経験があるという人は「賞」として書くと良いでしょう。また、世間一般ではあまり知られていなくても、志望する業界内では知名度が高い賞であれば、良いアピールになるはずです。

校内や地域のものなど、小さな規模の賞を賞罰欄へ記載するのは適切ではありません。気をつけて選ぶようにしましょう。

全国や国際レベルの賞

全国や国際レベルの賞については、履歴書の「賞」にふさわしいものです。

全国レベルの賞は、優勝や準優勝などのレベルのものを記載するようにしましょう。国際レベルの賞に関しては、入賞以上であれば記載できると考えてください。

ただし、あまりに古い受賞歴を書くことは避けたほうが良いでしょう。過去10年を振り返って、全国や国際レベルの賞があれば記載できます

「賞」として書くことができるものの例

知名度の高いもの、そして全国や国際レベルの賞を「賞」として書くことができます。加えて、官公庁からの表彰についても記載するようにしてください。

「賞」として書くことができるものの例
  • 第〇回 〇〇文学賞 小説部門 第1位
  • 第〇回 全国高等学校総合体育大会水泳競技大会 〇〇部門 準優勝
  • 第〇回 日本〇〇学会 論文賞
  • 〇〇国際音楽コンクール 銅賞
  • オリンピック 〇〇大会 射撃 第6位
  • 〇〇警察署長より感謝状 (人命救助のため)

「賞」として書くことができないものの例

一般的に、知名度が低く規模の小さいものは記載しないと考えましょう。校内のもの、県や地方の大会での成績は、履歴書の「賞」には当たりません

「賞」として書くことができないものの例
  • 校内マラソン大会 第1位
  • 第〇回 全国高等学校野球選手権大会 大阪府大会 優勝

このほか、全国や国際レベルの賞であっても「小学生のときに受賞した」など古すぎるものを記載すると、過去にこだわっていると悪い評価をされてしまう可能性があります。気をつけてくださいね。

履歴書の「罰」の基準

履歴書の「罰」についても、記載する必要があるかどうかの基準があります。

繰り返しになりますが、賞罰は虚偽なく申告しなければならないものです。書く必要のある「罰」が何かを正しく把握して、正直に記載するようにしてくださいね。

「刑事罰」を書く

記載する必要のある「罰」は「刑事罰」です。

懲役刑や罰金刑などといった刑事罰を受けた場合は、必ず「罰」として記載します。つまり、罪を犯して逮捕され、裁判によって有罪判決を受けた経験がある人は、それについて申告するということです

交通違反に関しては、その重大さによって刑事罰か行政罰かが異なります。6点以上の重大な交通違反の場合は刑事罰となるので、記載する必要があります。

「行政罰」は書かない

「行政罰」に関しては、記載しなくても問題ありません。

駐車違反のような交通違反は行政罰であるため、罰金を支払ったとしても「罰」として記載する必要はありません。しかし、志望する職種が自動車の運転手である場合は、交通違反歴についても申告しなければなりません

「罰」として書く必要があるものの例

刑事罰が記載の対象となるので、罪状と罰の内容について書きましょう。

「罰」として書く必要があるものの例
  • 傷害罪 懲役〇年 執行猶予〇年 執行猶予中
  • 道路交通法違反 スピード超過(時速50km以上) 罰金刑

スピード違反は、時速30km以上(高速道路は時速40km以上)の超過の場合は刑事罰となるため、記載する必要があります。それ未満の超過は行政罰のため、記載しないということになります。

「罰」として書く必要がないものの例

「罰」として書く必要がないのは行政罰だとお伝えしましたが、もう少し踏み込んで確認しましょう。

「罰」として書く必要がないものの例
  • 有罪判決が出ていない事件:不起訴の場合は書く必要がない
  • 裁判中の事件:有罪・無罪が決定していないため書く必要がない
  • 効力がなくなった刑事罰:一定の期間が経過した刑事罰は効力を失うので書く必要がない
  • 少年犯罪歴:未成年の犯罪の告知義務はないため書く必要がない
  • 軽度の交通違反:行政罰に当たるため書く必要がない

刑事罰の効力については、刑によって定められた期間が異なります。刑事罰を受けた経験のある人は、期間をしっかりと確認して、記載の必要があるかどうか判断しましょう

高橋 宙

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書くべき罰を隠すと「告知義務違反」や「経歴詐称」とみなされるので注意を!

罰があることで、就活がうまくいかないことを恐れて隠したくなる人もいるかもしれません。しかし、記載が義務づけられている罰については必ず記入しましょう。仮に履歴書で申告すべき罰があるにもかかわらず記入をしなかった場合、告知義務違反や経歴詐称とみなされてしまいます。告知義務違反や経歴詐称は、不採用の可能性が発生するだけでなく、内定の取り消しや入社後の解雇にもつながります。

内定取り消しや入社後の解雇となると、他の人を採用するために企業側にも多大な時間とコストがかかります。このように、記載が義務付けられている罰を履歴書に記入しないと、企業と学生の双方に大きなリスクが発生するのです。

罰を記入することにためらう気持ちはあるかもしれませんが、入社したい企業との信頼関係を構築するためには、正直に申告する必要があります。
採用されるには、何よりも誠実さを示すことが重要です。過去に起こってしまったことは修正ができないため、隠すのではなく正直に罰として記載し、誠実に向き合う姿勢を見せるようにしましょう。

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履歴書の賞罰の書き方

履歴書の賞罰の書き方

履歴書の賞罰の書き方について、具体的に見ていきましょう。

賞罰についても、学歴や職歴と同じように時系列に記載していきます。賞罰を受けた年月を明らかにし、賞罰の名称は正しく書くようにしましょう。

時系列で書く

賞罰は古いものから時系列で書くようにしてください。

賞罰を受けた年月は間違いのないように注意しましょう。罰については「刑期終了」「執行猶予中」のように、現在の状況についても記載します

賞罰欄がない場合は「職歴」の下に書く

履歴書の中には、賞罰欄がないものもあります。そのような場合は「職歴」の下に記載するようにしましょう。

枠の中央に「賞罰」と自分で書き、その下に時系列で賞罰を記載します。賞罰は企業に間違いなく申告する必要があるものですから、賞罰欄がないからといって書かないわけにはいきません。告知義務違反とならないよう、必ず記載してくださいね。

書き終えたら「以上」と右詰めで書く

すべての賞罰を書き終えたら「以上」と右詰めで書きましょう。

「以上」と書くことで、どこからどこまでが賞罰についての記載なのかを明確にすることができます。履歴書を作成する際のマナーですから、忘れずに記載するようにしてください。丁寧な履歴書を提出することは、企業に好印象を持ってもらうことにもつながりますよ。

賞罰の記載例

これから、賞罰の記載例を紹介します。必要な情報を正しい書き方で記載できるよう、参考にしてくださいね。

賞の書き方
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キャリア
アドバイザー

賞の名称は正式なものを記載します。「第〇回」「〇〇部門」などの情報も必ず書くようにしましょう。

罰の書き方
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キャリア
アドバイザー

罰についても、罪状と刑の内容を正確に記載しましょう。刑が終了しているのかそうでないのかという情報も、隠さずに申告してください。

受賞歴をアピールしたい場合

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就活生

賞罰欄に記載するほどの賞ではないけれど、サッカーの地方大会での優勝経験を企業にアピールしたいです。何か良い方法はありますか?

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キャリア
アドバイザー

部活動などでの経験は「趣味・特技」欄や自己PR欄でアピールすると良いでしょう。自分にとってその受賞歴がどのような意味を持っているのか、しっかりと伝えてくださいね。

何かを成し遂げた経験は、企業にあなたの努力をアピールするには効果的なエピソードです。受賞歴はその根拠になりますから、ぜひ活用していきましょう。

履歴書の「資格」欄に書く

履歴書の「資格」欄に書くことのできる受賞歴があります。

実用英語技能検定やTOEICといった語学力を証明する試験での高得点などがこれに当たります。「資格」欄はその名の通り「資格」について記載する欄ですから、このような資格試験の結果を書くべきでしょう。

記載例

・20△△年 △月 実用英語技能検定 準1級 取得
・20△△年 △月 TOEIC Listening&Reading 800点 取得

これも、資格試験の名称は正確に記載するようにしましょう。「英検」のような通称があるものでも、正式名称を調べて書いてください。

履歴書の資格欄の書き方についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

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履歴書の「趣味・特技」欄に書く

履歴書の「趣味・特技」欄で受賞歴をアピールすることもできます。

「趣味・特技」欄は文章で自分の趣味や特技を表現する欄です。受賞に至るまでの経緯をわかりやすく説明し、自分が積み重ねてきた努力が伝わるように記載しましょう。受賞という具体的な成果が書かれた文章には説得力があり、高く評価されることでしょう。

記載例

例文

私は身体を動かすことが好きで、中学生の頃から毎朝10kmのランニングを欠かさずおこなってきました。大学で所属している陸上部では、長距離をメインに活動しています。毎朝のランニングでは、必ずタイムや自分の体調、天候などを記録しており、自分のコンディションを客観的に分析するよう心掛けています。自分で集めたデータをもとに、大会当日に向けて万全の状態を整えられたことで、〇〇陸上大会では銀メダルを獲得できました。自己ベストも更新でき、分析力が役に立ったことを実感しました。身につけた体力と分析力は、御社での営業の仕事にも活かせると考えています。

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キャリア
アドバイザー

継続力と分析力の両方を持っていることが伝わる、魅力的な例文ですね。大会での受賞歴がそれらの力の根拠として示されることで、説得力のあるものになっています。

自己PR欄でアピールする

受賞歴は、自己PR欄でアピールするのも効果的といえます。

企業に自分の強みを伝える大切な場が自己PR欄です。強みにまつわる具体的なエピソードを述べる際に、受賞歴を文章に盛り込みましょう。自分の強みをどのように活かして受賞という成果を得られたのか、わかりやすく説明できると良いですね

記載例

例文

私の強みは、課題解決のために多様な方法を実践できる行動力があることです。私は高校生のとき、合唱部で部長を務めました。その年のコンクールの課題曲はリズムが取りにくく、難易度の高いものでした。私は部員のリズム感を磨くことに特化した練習が必要だと思い、手拍子や身体の動きでリズムを取る方法を取り入れました。また、部員どうしが息を合わせることも大切だと感じたため、ミーティングを増やして交流を深めるなど、精神面でのアプローチもおこないました。この結果、コンクールでは県知事賞を受賞できたほか、審査員からリズムの良さをほめていただけました。御社では、どんな問題に対しても工夫して取り組む行動力を活かし、魅力的な商品企画に取り組みたいです。

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キャリア
アドバイザー

自分の行動が受賞という結果につながっていった経緯が、簡潔に述べられていて良いですね。この例文のように、賞罰欄に記載しない賞のことも魅力的にアピールできますよ。

賞罰が何もない場合

履歴書に書くことができる賞罰の基準と照らし合わせると、特に記載することが見つからなかったという人も多くいると思います。そのような場合は、何もないことを申告しなければなりません。

賞罰が何もないと評価が下がるのではないかと不安に思うかもしれませんね。しかし、賞罰がある人のほうが少ないものなので、心配する必要はありません。正直に申告することが大切です。

何もなければ「賞罰なし」と記載する

履歴書に記載するべき賞罰が何もない場合は「賞罰なし」と記載するようにしましょう。

「賞罰なし」と書くだけだと、賞罰欄の空白部分が広く感じるものです。気になってしまうかもしれませんが、何の問題もありません。賞罰を書いた場合と同じように、最後には右詰めで「以上」と書いておきましょう。

「賞罰なし」の記載がないと、企業から記入漏れではないかと書類の不備を疑われる可能性があります。賞罰が何もないことを正しく伝えることが大切です。

虚偽の内容は不採用になる場合もある

履歴書の賞罰欄に虚偽の内容を記載すると、不採用になってしまう場合もあります。

罰を受けたことを隠したくても、告知義務があるため嘘をついてはいけないとお伝えしてきました。同様に、賞罰が何もないからといって、嘘の受賞歴を記載してアピールすることもやってはいけません。

虚偽の内容だと判明した場合は告知義務違反となり、企業からは信頼に足らない人物だと判断されてしまいます。不採用になることもありますから、賞罰は正確に記載しましょう。

就活で噓をつくリスクについてはこちらで解説しています。

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根岸 佑莉子

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余白はきにしない! 書くべきことがない場合は「賞罰なし」でも問題なし

賞罰がないと「賞罰なし」以外に書くことがなくなり、余白ができることで不安に思う人もいるかもしれませんが、問題ありません。賞罰がない人の方が多いため、企業は賞罰欄に記載がない履歴書を日々目にしています。

逆に、賞罰欄に記載がある履歴書の方が珍しいため、何かしら記入すると企業の印象に残るという面もあります。そのため、賞の記載があれば、面接で企業から確実に深堀されるでしょう。その実績が正しいものであれば立派なアピールポイントになりますが、仮に大袈裟な実績や虚偽の実績を記入してしまった場合、面接で深堀りされると嘘がバレてしまう確率が非常に高いです。ずっとお伝えしているとおり、履歴書の内容が虚偽だと思われてしまうと不採用となる可能性があります。

賞として記入するものがないにもかかわらず、見栄をはり賞を記入することで上記のような状況になるよりは「賞罰なし」と正直に申告した方が、印象はずっと良いです。

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「賞罰」欄を記載する際の注意点

「賞罰」欄を記載する際の注意点

最後に「賞罰」欄を記載する際の注意点をまとめていきます。履歴書に記載するべき賞罰の基準をしっかりと把握して、正直に申告するようにしてくださいね。

知名度が低いものは書かない

知名度が低い賞については、履歴書の賞罰欄には書かないようにしましょう。

賞罰欄に記載するべき賞は、世間一般に広く知られているものです。規模としても、全国や国際レベルのような大きなものが対象となります

知名度が高く大規模な賞をもらった経験がある人は、多くはありません。記載できる賞がなく「賞罰なし」と書いたとしても、それだけで評価が低くなることはないので、安心してくださいね。

古すぎる受賞歴は書かない

古すぎる受賞歴を書かないことも大切です。すでに賞罰欄に記載する賞は、過去10年間に受けたものにするべきだとお伝えしました。古すぎる受賞歴が履歴書の賞罰欄に記載してあると、過去にこだわる人物だという悪い印象を持たれてしまう可能性があります。

受賞歴があるとアピールしたくなるものですが、古すぎないかを確認してから記載しましょう

正直に書く

賞と罰の両方について、正直に書くことが重要です。履歴書の賞罰欄で嘘の内容を記載すると、告知義務違反として不採用につながる可能性があります。企業に対して間違いのない事実を伝えることで誠意を見せて、信頼関係を築いていきましょう

情報が正しく伝わるように、賞罰は正式名称で記載するよう気をつけてくださいね。

賞罰欄で前科を隠すと「経歴詐称」になる

履歴書の賞罰欄で前科があることを隠すと「経歴詐称」となってしまいます。

前科がある、つまり賞罰欄に書くべき刑事罰を受けたことがある人の採用は、企業にとってはリスクのあるものです。だからこそ企業は、正確な情報を得たうえで選考を進めたいと考えています。

経歴詐称があると企業からの信頼を失うばかりか、不採用になる危険性があります。正直に記載して、誠実に企業に向き合いましょう。

履歴書を書く際は誤字脱字には注意しましょう。誤字脱字を防ぎたい学生はぜひこちらの記事を参考にしましょう。

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履歴書の誤字によって選考が不利になる場合があるのは知っていますか?今回は履歴書の誤字が与える企業からの評価の影響や、提出後に誤字に気が付いた場合の対処法をキャリアアドバイザーが詳しく解説します。履歴書の誤字脱字を防止する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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正しく賞罰を記載してアピールしよう!

履歴書の賞罰欄に記載できる「賞」と「罰」には、それぞれに基準があります。「賞」としては知名度が高く、全国や国際レベルのものを書きましょう。「罰」に記載するべきものは、基本的に刑事罰です。

初めて履歴書を作成する際には戸惑いがちな賞罰欄ですが、正しく賞罰を記載することで企業へのアピールにつなげましょう。正直に書くことが何よりも大切ということを理解しておきましょう。

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