目次
- 企業理念を軸にした志望動機の書き方を押さえよう!
- アドバイザーが回答! 企業理念が軸の志望動機に対する印象
- 評価されやすい志望動機の一つ
- 多くの学生が話す「ありがち」な内容でもある
- 企業理念を軸にした志望動機の考え方3ステップ
- ステップ①理念が業務にどう表れているかを調べる
- ステップ②自分のモチベーションの源泉を言語化する
- ステップ③理念とモチベーションの源泉を突き合わせる
- 企業理念を軸とした志望動機の書き方
- 結論:企業理念への共感
- 根拠:共感の裏付けとなる経験
- 価値観:経験からどのような考えが生じたか
- 展望:入社後にどう貢献したいか
- 人事に刺さる! 企業理念を活かした志望動機例文6選
- ①「人々の生活を豊かにする」
- ②「顧客第一主義」
- ③「成果主義」
- ④「活き活き働ける環境をつくる」
- ⑤「顧客のパートナーになる」
- ⑥「社会基盤を支える」
- 内定者のESを公開! 企業理念を活かした志望動機例文
- ①26卒 杏林大学 インフラ業界内定
- ②26卒 近畿大学 小売業界内定
- 「企業理念の志望動機」NG例
- NG例①安直に企業理念に共感している
- NG例②企業理念の内容を正しく理解できていない
- NG例③企業理念と自身の価値観が結びついていない
- NG例④使い回しの志望動機で内容が浅い
- 企業理念を軸にした志望動機に関するQA
- Q:ほかの学生と内容が被りそうで不安……
- Q:「なんとなく」で企業理念を志望動機にして良い?
- Q:「理念のどこに一番共感した?」と深掘りされたら?
- 企業理念と自分なりの経験・体験を結びつけてオリジナリティある志望動機にしよう!
企業理念を軸にした志望動機の書き方を押さえよう!
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学生

学生
志望動機が企業理念くらいしか思いつかない……。
と悩む学生は少なくありません。
企業理念は使いやすいテーマですが、企業が見ているのは、「なぜ理念に共感したのか」「その背景にどんな経験があるのか」という点です。
そのため、なんとなく理念を入れただけでは、「どの企業にも当てはまる」と受け取られてしまう可能性があります。
この記事では、企業理念を志望動機として使う際の正しい考え方や、評価される書き方のコツをわかりやすく解説します。
アドバイザーが回答! 企業理念が軸の志望動機に対する印象
企業理念を軸にした志望動機は評価されやすい一方で、ほかの学生と差がつきにくいテーマでもあります。
それでは、企業理念を軸にした志望動機を企業はどう評価しているのでしょうか。
現役アドバイザーの回答データをもとに、企業側のリアルな視点を解説します。「見られ方」を理解し、対策に役立てましょう。
| 【志望動機に関する調査】 ・調査方法:アンケート調査 ・調査日:2026年3月18日~24日 ・調査元:「キャリアパーク就職エージェント」を運営するキャリアパーク就職エージェント編集部 ・調査対象者:「キャリアパーク就職エージェント」のキャリアアドバイザー72人 |
評価されやすい志望動機の一つ

上のグラフは「企業から評価されやすい志望動機の軸」に関するアンケート結果です。
この結果から、「ビジョン・理念共感系」は72.2%と高く、企業理念を軸にした志望動機は評価されやすい傾向にあることがわかります。
一方で、「原体験・強み還元系」も同じく72.2%となっており、理念への共感に加えて、自分の経験と結びついているかが評価の分かれ目になると考えられるでしょう。
企業の目指す未来や社会的意義に深く共感し、それが自分の実現したい将来像と一致していると、「この会社で働く意味」を理解していると判断されやすくなりますよ。
多くの学生が話す「ありがち」な内容でもある

一方で、こちらは「学生・求職者がよく使う志望動機の軸」のアンケート結果です。
「ビジョン・理念共感系」は68.1%であり、企業理念を志望動機にしている学生が多いことがわかります。
つまり、企業理念は評価されやすい反面、ほかの学生と内容が被りやすい定番テーマでもあるのです。
そのため、「理念に共感しました」だけでは差はつきません。
なぜ共感したのか、どんな経験と結びついているのかまで言語化できているかが評価の分かれ目になります。
キャリアアドバイザーが読み解く!企業理念を志望動機の軸にするのはリスクあり!?
企業理念に対する理解が不可欠
企業理念を志望動機にするのは悪くないことだとは思います。しかし、ここを軸にしてしまうことのリスクもあるのかな、と私は感じています。
なぜなら、企業理念は一見抽象的に見えるからです。説明会やOB・OG訪問などに参加し、社員の生の声を聞かないと、企業理念に対する想いを正しく理解するのは難しくなるのではと思います。
企業理念に関する情報を集めて理解度を深めよう
だからこそ、企業理念を志望動機にする際に「なんとなく」で選ぶのは厳禁です。自分で企業理念に関する情報を集めて、理解度を深めましょう。
ほかにも、具体的な業務内容やキャリアパスを志望動機の切り口にするのもおすすめです。話の展開がしやすく、過去の経験とも結び付けやすくなりますよ。
企業理念を軸にした志望動機の考え方3ステップ
理念への共感を伝えるだけでは浅く見えるため、志望動機作成の際は、企業理解・自分の経験・入社後の想いまで一貫してつながっていることが重要です。
そこでここからは、企業理念を軸にした志望動機をどのように整理し、説得力のある内容にするかを3ステップで解説します。
ステップ①理念が業務にどう表れているかを調べる
企業理念をそのまま覚えるだけでは不十分。その理念が実際の業務や意思決定にどのように反映されているかまで踏み込んで理解することが欠かせません。
企業ごとに、大切にしている価値観や文化、求めている人物像は大きく異なります。同じような理念を掲げていても、事業内容や現場での判断基準には違いがあるからです。
そのため、企業研究では以下の観点で情報を集めましょう。
- どの事業やサービスに理念が活かされているのか
- 社員はどのような価値観をもとに行動しているのか
ここを押さえることで、「なぜ他社ではなくこの企業なのか」という問いにも答えられるようになります。
企業研究のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
就活の企業研究を効果的にする4ステップ! 見本つきで実施法を解説
ステップ②自分のモチベーションの源泉を言語化する
次に、「自分が何を大切にしているのか」を明確にして、自分の価値観や行動の背景を企業理念と結びつけましょう。
価値観が言語化できていないと企業理念との共通点をうまく説明できず、志望動機が表面的になってしまうためです。
価値観を言語化するには、過去の経験を掘り下げることが効果的です。たとえば以下のように整理してみましょう。
- 経験:学生時代にボランティア活動に参加
- 気づき:相手の立場に立ってニーズをくみ取る重要性を実感
- 価値観:人に寄り添うことを大切にしたいと考えるようになった
このように、①経験→②気づき→③価値観という流れで言語化することで、自分のモチベーションの源泉が明確になります。
ここが曖昧なままだと、どれだけ立派な理念に共感していても「本当にそう思っているのか?」と疑われてしまうため注意が必要です。
ステップ③理念とモチベーションの源泉を突き合わせる
このステップで意識すべきなのは、表面的に言葉を合わせるのではなく、本質的な共通点を見つけることです。
単に「共感しました」と述べるのではなく、たとえば以下のように理念とモチベーションの源泉を突き合わせてみましょう。
- 理念:圧倒的な顧客満足度を目指す
- モチベーションの源泉:
誠実な対話を通じて相手と信頼関係を築き、替えの利かない存在として認められること
➡理念の「圧倒的な顧客満足実現の裏に顧客への寄り添いがあること」と、モチベーションの源泉の「潜在ニーズを深く理解しようとする姿勢」を突き合わせ、理念への共感とできる!
理念への共感を伝える際は、「なぜ理念に通じる考えを大切にしたいか」「モチベーションの源泉と理念がどう重なるか」という点を意識して話を展開してみましょう。
この突き合わせができていると、志望動機全体に一貫性が生まれ、あなた自身の意志に基づいた納得感のある内容に仕上がります。
結果として、ほかの学生との差別化にもつながりますよ。
キャリアアドバイザーの体験談企業理念を自分に落とし込めるかがカギ
想いを伝えるには「自分の経験と結びつける」
企業理念を志望動機にするポイントは、どこまで「自分事化」させるかです。
たとえば、接客のアルバイト経験から「感謝された」という自身の過去の経験と、志望企業の理念をリンクさせるなど、企業理念を自分のなかに落とし込めると良いかなと思いますし、非常に印象に残りますね。
経験と理念を結びつけられると内定につながる!
実際に私が担当した学生でも、アルバイト経験と志望企業の理念を結び合わせて志望動機にしていた人がいました。
その人は、「顧客に感動を与えている瞬間」こそがモチベーション高く働けるときだったそうです。この想いは志望企業の理念と近いもので、「今後もモチベーション高く仕事に取り組みたい、だからこそこのような理念を掲げている御社への志望度がとても高い」と、論理的に語り、内定につなげていました。
企業理念を志望動機にするなら、この学生のように自分の経験やモチベーションの源泉と結びつけると想いがより一層伝わると思います。
企業理念を軸とした志望動機の書き方
企業理念を軸にした志望動機は、「共感しています」だけでは評価されません。重要なのは、共感の理由と再現性(入社後どう活かすか)まで一貫して語れているかです。
そこでおすすめなのが、以下のようなフレームに当てはめて整理する方法です。
私は、貴社の「結論:〇〇(企業理念)」に共感し、志望いたしました。
その背景には、「根拠:〇〇」という経験があります。
この経験から、私は「価値観:〇〇」という価値観を大切にするようになりました。だからこそ、この企業理念を掲げている貴社で働きたいと強く感じます。
今後はその価値観を活かし、貴社において「展望:〇〇」の形で貢献していきたいと考えております。
このように、「結論→根拠→価値観→展望」の順で構成することで、内容に一貫性が生まれ、説得力が格段に高まります。ここからは、それぞれのパートで意識すべきポイントを解説するため、構成に沿って志望動機を考えてみましょう。
志望動機の構成についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
志望動機は4ステップ構成がベスト! 内定者ESの実例付き解説
結論:企業理念への共感
- どの部分に共感したのか
- なぜその言葉に引かれたのか
結論部分は、志望動機全体の方向性を決める重要なパートです。ここが曖昧だと、その後にどれだけ具体的な話をしても軸がぶれて見えてしまいます。
ポイントは、理念を自分なりに解釈して言語化すること。企業理念は抽象度が高いため、そのまま使うと「誰にでも言える内容」になりがちです。
自分なりの視点を加えて、志望度の高さをアピールしましょう。
同じ理念でも、解釈の仕方には個人差が出ます。
ここで少しでも「この学生はほかと違う視点を持っている」と感じてもらえると、その後の話も前向きに聞いてもらいやすくなりますよ。
根拠:共感の裏付けとなる経験
理念への共感に対して、「なぜそう思うか」を説明するのがこのパート。ここがないと、志望動機は単なる感想や憧れに見えてしまいます。
重要なのは、具体的なエピソードを挙げながら、共感の根拠を語ることです。下記の点を踏まえて、過去の経験を振り返ってみましょう。
- どのような状況だったのか
- 自分はどう行動したのか
- その結果、何を感じたのか
アルバイトや部活動など、どのような経験でも構いませんが、状況・行動・感情の流れを意識することで、話にリアリティが生まれますよ。
多くの学生がエピソードのインパクトを気にしますが、企業はエピソードの「すごさ」はそこまで重視していません。
それよりも、「その経験をどうとらえているか」を見ています。
同じアルバイト経験でも、表面的な説明で終わる人と、そこから価値観まで落とし込めている人では評価に大きな差が出るのです。
自己PRで使えるエピソードはこちらの記事で紹介しています。志望動機でも使えるものが多くあるため、ぜひ参考にしてみてください。
自己PRのエピソードは3ステップで発見! ないときの対処法も解説
価値観:経験からどのような考えが生じたか
- なぜその経験が印象に残っているのか
- そこから何を学んだのか
- その学びが今の自分にどう影響しているのか
このパートは、述べた経験をもとに「どんな考えを持つようになったか」を言語化します。志望動機のなかでも、あなたらしさが最も表れる重要な部分です。
多くの学生は経験を説明して終わってしまいますが、それでは「単なる事実の紹介」にとどまってしまいます。
そのため、「だから自分は〇〇を大切にしたいと考えるようになった」と、経験を価値観に落とし込めているアピールが欠かせません。
ここが弱いと、「良いことは言っているけど薄い」という評価になりがちです。
逆に、自分の言葉で価値観を語れている人は、「この人は本気でそう思っている」と伝わるので強いです。
多少表現が拙くても、ここがしっかりしている人は評価されやすいですね。
企業で評価される価値観を知りたい場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
価値観の例30選×4例文|3段階の絞り込みで価値観は言語化できる
展望:入社後にどう貢献したいか
- どのような姿勢で仕事に取り組みたいか
- どのように企業理念を体現していくか
- 自分の価値観をどう仕事で発揮するか
最後は、これまで述べてきた価値観を踏まえて今後の展望を伝えましょう。志望動機を「過去の話」で終わらせないための重要なパートです。
ポイントは、抽象的な表現で終わらせず、自分の価値観をどう仕事に活かすのかまで具体化することです。
たとえば、「顧客に寄り添うことを大切にしたい」という価値観があるなら、

学生
顧客のニーズを丁寧にくみ取り、最適な提案ができる営業として貢献したいです。
というように、行動レベルまで落とし込むことが重要です。
ここまで一貫して書けていると、企業側も入社後の姿をイメージしやすくなり、志望動機としての完成度が一気に高まりますよ。
このパートでは、「一緒に働くイメージが湧くか」を見られています。
価値観と行動がつながっていないと、説得力がありません。
逆に、具体的な行動まで落とし込めている人は、「入社後も同じスタンスでやってくれそうだな」と評価されやすいですよ。
将来の展望が思いつかない……という場合はこちらの記事を参考にしてみてください。
「将来の展望」は面接の重要質問! 社会人像を明確化する4ステップ
人事に刺さる! 企業理念を活かした志望動機例文6選
企業理念ごとに求められる価値観や伝え方は異なるものです。そのため、型を理解していても、具体的な志望動機の書き方のイメージが持てない人も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、よくある企業理念ごとに、評価されやすい志望動機の例文とポイントを解説します。
単に例文を読むだけでなく、なぜこの書き方が評価されるのかまで押さえながら読んでみてください。
そうすることで、自分の志望動機にも応用できるようになりますよ。
①「人々の生活を豊かにする」
私は、貴社の「人々の生活を豊かにする」という企業理念に強く共感し、志望いたしました。
大学時代、地域の子ども向けイベントの運営に携わり、企画から当日の進行まで担当しました。
当初は参加者が少なく課題を感じておりましたが、子どもや保護者のニーズを考え直し、内容を改善したことで、参加者が増え、「楽しかった」「また参加したい」といった声をいただくことができました。
この経験から、自分の工夫や行動によって誰かの生活に前向きな変化を与えられることにやりがいを感じるようになり、人の生活をより良くすることに価値を見出すようになりました。だからこそ、人々の生活に価値を届け続けている貴社で働きたいと考え、志望いたしました。
入社後は、お客様一人ひとりのニーズに寄り添いながら、日常をより豊かにできるようなサービス提供を通じて貢献していきたいと考えております。
この例文では、イベント参加者のニーズを踏まえて改善した経験が具体的に語られている点がポイントです。
特にサービス職や企画職では、日々の業務のなかで「どうすれば相手にとってより良いか」を考える場面が多くあります。
そうしたときに、自ら考えて行動できる人材は評価されやすく、このようなエピソードは企業にも刺さりやすいでしょう。
サービス業や企画職の志望動機のコツはこちらの記事でも解説しています。合わせてチェックしておきましょう。
サービス業:
サービス業界の志望動機はライバルとの差別化が重要| 例文5選
企画職:
企画職とは? 5つの仕事内容から就職をかなえる志望動機例文を紹介
②「顧客第一主義」
私は、貴社の掲げる「顧客第一主義」という理念に共感し、志望いたしました。
飲食店でのアルバイトにおいて、マニュアル通りの接客ではなく、お客様一人ひとりに合わせた対応を意識して取り組んできました。たとえば、ご高齢のお客様には料理の説明を丁寧におこない、注文しやすいようサポートするなど、小さな工夫を積み重ねました。その結果、「あなたがいるから来ている」と言っていただけるようになりました。
この経験から、相手の立場に立って考え、その人にとって最適な対応をすることの大切さを実感しました。だからこそ、顧客第一を徹底されている貴社のもとで働きたいと考え、志望いたしました。
入社後も、お客様のニーズを丁寧にくみ取りながら、状況に応じた柔軟な対応を心掛けることで、信頼される存在として貢献していきたいと考えております。
顧客第一主義という言葉はよく使われますが、企業が見ているのは、相手ごとに必要な配慮を考えられるのか、という点です。そのような人のほうが、現場での活躍が期待できます。
この例文では、顧客の年齢層により接し方を変えている点が評価ポイント。
小さな気配りでも、相手視点で行動した経験は面接で十分強みになりますよ。
営業職、販売職に興味のある学生はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
営業職:
競争が激しい営業職は志望動機の差別化が重要|アピールのコツも解説
販売職:
販売職とは|仕事内容・キャリアパス・選考対策などを徹底解説
③「成果主義」
私は、成果を正当に評価するという貴社の考え方に魅力を感じ、志望いたしました。
大学のゼミ活動では、チームでの研究発表においてリーダーを務め、目標であった上位評価の獲得に向けて取り組みました。メンバーごとに得意分野が異なるなかで、それぞれの強みを活かせるよう役割を分担し、自身も積極的に資料作成や発表準備に取り組みました。その結果、チームとして高い評価を得ることができました。
この経験から、目標達成に向けて主体的に行動し、結果にこだわることの重要性を学びました。
だからこそ、成果を重視し挑戦できる環境がある貴社で働きたいと考え、志望いたしました。
入社後は、自ら目標を設定し、成果に向けて粘り強く取り組むことで、貴社に価値を提供できる人材として成長していきたいと考えております。
成果主義の企業では、どれだけ努力したかより、何を考えて行動し、どんな結果につなげたかが重視されます。
コンサルなどの職種では、結果にこだわった経験を語れる学生は、入社後も同じように活躍してくれる人材として見てもらいやすいです。
この例文のように、チーム内で役割を整理し、自分も手を動かしながら成果を出した経験は、評価につながりやすいですよ。
コンサル業の志望動機についてはこちらの記事で詳しく解説しています。興味がある場合はぜひチェックしてみてください。
コンサル業界の志望動機で盛り込むべき要素とは|例文付きで解説
④「活き活き働ける環境をつくる」
私は、社員が活き活きと働ける環境づくりを大切にされている点に魅力を感じ、志望いたしました。
大学のサークル活動では、メンバーが意見を出しにくい雰囲気が課題となっておりました。そこで、誰でも発言しやすいように小グループでの話し合いを取り入れるなど、意見を出しやすい環境づくりに取り組みました。その結果、全員が主体的に意見を出すようになり、活動の質も向上しました。
この経験から、安心して発言できる環境が人の主体性を引き出すことを学びました。だからこそ、働きやすい環境づくりを大切にされている貴社で働きたいと考え、志望いたしました。
入社後は、周囲とのコミュニケーションを大切にしながら、チーム全体が力を発揮できる環境づくりに貢献していきたいと考えております。
この理念に対して、「働きやすそうだから志望した」と伝える学生は多いですが、それだけでは受け身な印象になります。
企業が求めているのは、環境を享受する人ではなく、良い環境づくりに参加できる人です。
この例文では、周囲が発言しやすくなるよう自ら仕組みを変えている点が非常に良いですね。組織に前向きな影響を与えられる人材として伝わります。
人事に興味がある学生はこちらの記事もチェックしておきましょう。
人事の志望動機の作り方と例文7選|NG例も紹介
⑤「顧客のパートナーになる」
私は、お客様と長期的な関係を築くという貴社の考え方に共感し、志望いたしました。
アルバイト先で常連のお客様と接するなかで、継続的にかかわることで信頼関係が生まれ、より深いニーズを引き出せることを実感しました。たとえば、お客様の好みや来店目的を把握したうえで提案をおこなったところ、「あなたに相談してよかった」と言っていただくことができました。
この経験から、一度きりの対応ではなく、長期的に関係を築くことの重要性を学びました。だからこそ、お客様との長期的な関係を大切にされている貴社で働きたいと考え、志望いたしました。
入社後は、お客様一人ひとりと信頼関係を築きながら、長く頼っていただける存在として貢献していきたいと考えております。
この理念の本質は、相手から継続的に頼られる存在になること。
そのため、一度きりの接客経験より、関係を深めるなかで信頼を得た経験のほうが評価されやすい傾向があります。
この例文では、顧客の好みや目的を理解し、相談される存在になれている点が強みです。
法人営業など、信頼構築型の仕事との相性の良さが伝わる内容です。
法人(BtoB)営業についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
BtoB営業とは? 業界や仕事内容、向いてる人|志望動機例文付き
⑥「社会基盤を支える」
私は、人々の生活を支える社会基盤にかかわる仕事に携わりたいと考え、志望いたしました。
大学でインフラに関する授業を受けるなかで、電気や交通など、普段当たり前に使っているものが多くの人によって支えられていることを知りました。また、災害時にインフラの重要性が改めて認識されたニュースを見て、その価値の大きさを実感しました。
この経験から、目立たない部分であっても社会を支える仕事に携わることにやりがいを感じるようになりました。だからこそ、社会基盤を支え続けている貴社で働きたいと考え、志望いたしました。
入社後は、一つひとつの業務に責任を持って取り組みながら、人々の生活を支える一員として安定した価値提供ができるよう貢献していきたいと考えております。
この理念を持つ企業では、見えないところで社会を支える責任感が重視されます。
実際、インフラや公共性の高い仕事は、毎日の業務の積み重ねが「当たり前」につながっているのです。
この例文では、その価値に気づき、自分も支える側に回りたいという意思をきちんと伝えられていますね。
目立たない役割にも誇りを持てる人は、企業から見ても安心感があります。
インフラ業界の志望動機はこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
インフラ業界の志望動機|8業種の業務内容・職種を例文付きで解説
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3位:自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、AIツールを活用して自己PRを完成させよう
4位:面接回答60選
見るだけでOK!面接でよく聞かれる質問と模範解答をまとめました
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①適職診断
たった30秒であなたが受けない方がいい仕事がわかります
②面接力診断
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内定者のESを公開! 企業理念を活かした志望動機例文
ここでは、実際に内定を獲得した学生の志望動機をもとに、どのような点が評価につながったのかをキャリアアドバイザーの視点で解説します。
一見するとシンプルに見える志望動機でも、評価されている背景には必ず理由があります。「どこが良いのか」「どこを真似すべきか」を意識しながら読み進めてみてください。
※本記事の実例文は、キャリアパーク就職エージェントの利用者の許可を得て作成しております。個人情報の保護と例示としてのわかりやすさを重視し、編集部にて固有名詞の変更や内容の編集をおこなっています。
①26卒 杏林大学 インフラ業界内定
貴社を志望した動機は二つあります。
一つ目は、どんな時代でもどんな社会状況でも必ず必要なサービスや製品を提供している点です。
二つ目は、「〇〇」という企業理念のもと、人命、財産を守り、人々に最大の満足と安心を提供し続けるために、社員全員参加で品質向上に努めている点です。
私は学生時代、野球部の経験において、当たり前のことを当たり前にこなすことにこだわってきました。一つのミスが命取りになることを知っているからこそ、細部にまでこだわってプレーを磨いてきました。
貴社が人々の財産を守るために妥協なく品質向上を追求する姿勢は、私の「一球に対する誠実さ」と重なります。
入社後には、野球部の経験から得た分析力と継続力を活かし、貴社の理念の元で働きかけたいと考えます。
「人命や財産を守る」「安心を提供する」といった価値に共感している点から、企業の社会的な役割まで理解できていることがわかります。
さらに、野球部で培った分析力や継続力を活かしたいと述べているため、企業にとっても入社後の働き方がイメージしやすいでしょう。
②26卒 近畿大学 小売業界内定
私が貴社を志望する理由はおもに二つで、一つは業界トップクラスの売り上げを誇っているということ、もう一つは、「〇〇」という企業理念に共感したからです。
まず一つ目ですが、貴社の商品は国内売り上げNo.1であり、全体の売上としても、〇〇メーカーのなかではトップクラスの数字を誇っていると認識しています。
多くの顧客が貴社の商品を手に取っているということは、社会に与える影響力というものが大きく、私の「〇〇で人々を笑顔にする」という願いが叶えられると感じました。
二つ目ですが、健やかで健康な社会の実現のために貴社ではイベントをおこなっており、そのようなイベント企画や運営に携わりたいと考えています。
イベントをおこなうことによって、ブランドイメージの向上や貴社の製品の価値を知ってもらうだけではなく、子どもたちに〇〇に関する正しい知識を身に付けてもらったり、〇〇への関心を高めたりしていると考えます。
こうすることで、学校では補えない部分や、家庭ではなかなか意識付けすることができない部分を企業からアプローチされています。
これは、社会的にも大きな役割を果たしていると思い、そのような業務に携わりたいと考え、志望しました。
この志望動機は、企業理念への共感を「イベント活動」という具体的な取り組みと結びつけて説明しています。「どのように社会に価値を提供しているのか」まで踏み込めているため、企業理解の深さも同時に伝わりますね。
さらに、イベントに携わりたいという具体的な展望があるため、入社後のイメージも持ちやすくなっています。
理念・事業・自分のやりたいことがバランス良くまとまった、説得力のある志望動機です。
「企業理念の志望動機」NG例
企業理念を志望動機にする場合、書き方を一歩間違えるだけで「浅い」「よくある」と判断されかねません。
ここからは、ありがちなNG例とその改善方法をセットで解説します。自分の志望動機と照らし合わせながらチェックしてください。
NG例①安直に企業理念に共感している
私は、貴社の「顧客第一主義」という企業理念に共感し、志望いたしました。なぜなら、仕事において顧客は欠かせない存在で、私も顧客のためになりたいからです。
企業理念への共感理由が浅く、「なぜ共感したのか」が十分に伝わらない状態です。この書き方ではどの企業にも使い回せる内容になってしまい、志望度の高さが感じられません。
企業は志望動機の中でも「なぜそう思ったのか」「どんな経験があるのか」を見ています。
この部分が抜けていると、「とりあえず理念を志望動機にしたのでは」という印象になりやすいです。
特に営業や接客など顧客とかかわる職種では、想定外の事態が起こることも多いです。
実体験に基づく考えがある人は、予期せぬ場面でも自分の軸で判断して動く再現性があると評価されるため、活躍イメージにつなげられますよ。
私は、貴社の「顧客第一主義」という企業理念に共感し、志望いたしました。アルバイトで接客業に携わるなかで、お客様一人ひとりに合わせた対応をすることで満足度が大きく変わることを実感しました。
この経験から、相手の立場に立って考えることの大切さを学び、同様の価値観を大切にされている貴社に魅力を感じました。
NG例②企業理念の内容を正しく理解できていない
私は、貴社の「社会に貢献する」という理念に共感しました。この理念から、多くの人とかかわれる仕事だと感じたため志望いたします。
理念の意味を表面的にしかとらえておらず、「社会に貢献=人とかかわれる」と短絡的に結びつけてしまっています。
志望動機が企業側の意図とずれている可能性が高く、理解不足と判断されやすい内容です。
企業理念は抽象的である分、解釈のズレが出やすいポイントです。企業は学生に対し「その理念をどう事業で体現しているか」まで理解しているかを見ています。
特にメーカーやインフラなどでは、直接人とかかわらなくても事業が社会貢献につながっているケースも多いため、事業内容と結びつけて志望動機を理解することが重要です。
私は、貴社の「社会に貢献する」という理念に共感し、志望いたしました。貴社が提供されているサービスは、多くの人々の生活を支えるものであり、日常を当たり前に過ごせる環境を支えている点に魅力を感じました。
このように社会の基盤を支える形で貢献できる点に共感しています。
志望動機で社会貢献を伝えたい人は、以下の記事も参考にしてください。
志望動機で「社会貢献」を伝えて高評価を得るコツ|例文5つ付き
NG例③企業理念と自身の価値観が結びついていない
私は、貴社の「挑戦を大切にする」という理念に共感し、志望いたしました。大学ではサークル活動に力を入れていたため、この経験を元に活躍したいです。
経験は述べられているものの、企業理念との一貫性がありません。
理念と自分の経験がつながっておらず、「なぜその理念に共感したのか」がわかりにくい内容になっています。
理念と経験がつながっていない志望動機は、「とりあえず理念と経験を書いてみた」という投げやりな印象になりやすいです。
企業理念と学生の価値観が結びついているほど、入社後の意欲の高さや、長期的な活躍が期待できるもの。
自分なりの経験を挙げて、価値観にまで落とし込み、理念を結び付けられているかが評価を分けるポイントになります。
私は、貴社の「挑戦を大切にする」という理念に共感し、志望いたしました。大学のサークル活動では、新しい企画に挑戦し、これまでにない取り組みをおこないました。
そのなかで、失敗を恐れず挑戦することの大切さを実感しました。この経験から、挑戦を重視する環境で成長したいと考え、貴社を志望いたしました。
NG例④使い回しの志望動機で内容が浅い
私は、貴社の企業理念に共感し、成長できる環境だと感じたため志望いたしました。理念を掲げて社会に価値を提供し続ける貴社こそが、最も高い志を持って働ける環境であると確信しております。
企業は基本的に社会への価値提供を経営の基盤にしています。
この例文の内容ではどの企業にも使いまわせるものになっており、「どのような価値なのか」「そこから自身の成長性を感じたのか」が伝わりません。
企業は数多くの学生の志望動機を見ているため、「ほかの企業との間で使い回している」などの熱意が感じられないものはすぐに見抜かれます。
その企業ならではの志望動機にするには、「企業ならではの特徴」に触れられているかが重要です。
さらに、志望職種ごとに内容を調整できていると、評価が上がる可能性が高まりますよ。
私は、貴社の「顧客に寄り添い、最適な価値を提供する」という企業理念に共感し、志望いたしました。なかでも、貴社が顧客ごとに提案内容をカスタマイズし、長期的な関係構築を重視している点に魅力を感じました。
大学でのアルバイト経験から、相手の立場に立って考えることを大切にしており、その価値観を活かしながら貴社で貢献していきたいと考えております。
キャリアアドバイザーは実際にこうアドバイスしています!やりがちなのは「理念を自分勝手に解釈してしまう」
企業理念に対する理解を深めることが必須!
「共感しました」だけで終わってしまう例もよく見られるのですが、意外に多いのが「理念を自分勝手に解釈してしまうこと」です。企業理念は抽象的な物が多いため、誤った解釈もしやすいのではと思います。
理解を誤ったまま進めてしまうと「企業理解が浅い」と思われてしまうリスクがあるので、余計にミスマッチ感を抱かれてしまうのではないでしょうか。
社員の生の声を積極的に聞きに行こう
私は学生に対し、企業理念に対する理解を深めるべく「OB・OG訪問や説明会に行こう」と伝えています。
ここで正しい解釈を確認することで、企業理念を自分の言葉で語りやすくなりますよ。
企業理念を軸にした志望動機に関するQA
企業理念を志望動機に取り入れる際、「これで評価されるのか」「ほかの人と差がつくのか」といった不安を感じる学生も多いはず。
そこでここからは、企業理念を軸にした志望動機に関するよくある疑問に対して、評価につながる考え方を解説します。
Q:ほかの学生と内容が被りそうで不安……
A. 結論が同じでも、「なぜそう思ったか」という過程で差別化すれば問題ありません。
企業理念は人気企業ほど似た内容になりやすく、結論だけで差別化するのは難しいです。
そのため重要なのは、「なぜその理念に共感したのか」という原体験を盛り込むことです。自分の過去の経験や考え方を具体的に語ることで、自然とオリジナリティが生まれます。
また、その企業ならではの取り組みや強みと自分の価値観を結びつけることで、「その会社である理由」も明確になります。
結論ではなく思考プロセスで差をつける意識を持ちましょう。
Q:「なんとなく」で企業理念を志望動機にして良い?
A. 「共感」だけでは不十分で、理由と行動までセットで語る必要があります。
「なんとなく共感した」という状態では、企業側から見ると主体性が弱く、「どこでも良いのでは?」という印象になりがちです。
評価されるためには、「なぜその理念に共感したのか」を自分の実体験と結びつけて説明することが不可欠です。
さらに、「なぜ他社ではなくその企業なのか」という視点や、入社後にどう貢献したいのかまで言語化することで、志望動機としての完成度が高まります。
もし明確な理由が出てこない場合は、理念以外の点で志望動機に組み込めることは無いか検討するのも一つの手段です。
Q:「理念のどこに一番共感した?」と深掘りされたら?
A. 自分の経験と最も重なる部分を選び、その理由を具体的に説明しましょう。
この質問では、理念の理解度と自己分析の深さが同時に見られています。
答える際は、理念のなかでも特に印象に残ったフレーズを一つに絞り、それが自分のどんな経験と結びついているのかを説明することがポイントです。
また、他社の理念と比較したうえで、その企業ならではの特徴に触れられると、より説得力が増します。
単なる共感で終わらせず、「なぜ自分にとって理念が重要なのか」まで言語化できるかが評価の分かれ目になります。
企業理念と自分なりの経験・体験を結びつけてオリジナリティある志望動機にしよう!
企業理念を軸にした志望動機は評価されやすい一方で、「共感しています」だけでは差がつきません。重要なのは、なぜ理念に共感したのかを、その背景にある自分の経験や価値観まで一貫して語ることです。
企業は、理念の理解だけでなく、それを自分ごととしてとらえ、入社後に活躍できるのかを見ています。自分の過去の経験と結びつけて言語化することで、志望動機に説得力とオリジナリティが生まれるのです。
結論が似ていても、企業理念が志望動機となった理由や、その裏付けとなる経験は人それぞれ。自分ならではの経験を軸に、納得感のある志望動機に仕上げましょう。
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企業理念を志望動機にしたいけど、どう書けば良いかわからない。