目次
- 魅力的なエントリ―シート(ES)の自己PRで選考突破しよう
- 企業がESで自己PRを求める理由
- 人柄を判断するため
- 自社が求める適性を持っているかを確認するため
- ESの自己PRを作成するための準備
- 自己分析をする
- 他己分析をする
- 応募先が求める人物像を確認する
- 具体的なエピソードを集める
- ESの自己PRを作成するときのポイント
- 結論を先に書く
- エピソードはわかりやすく書く
- 仕事への活かし方を書いて締めくくる
- ESの自己PRを作成するときの注意点
- 無理にオリジナリティを出そうとしない
- ダラダラと長い文章を書かない
- 自慢するような内容にしない
- ESの自己PRについてよくある質問
- アピールできる強みがない場合はどうすれば良いですか?
- エピソードは中学や高校の経験でも大丈夫ですか?
- 自己PRは何文字くらい書けば良いですか?
- 自己PRの欄に写真を貼っても良いですか?
- ESの自己PRの例文
- アルバイトの経験をアピール
- 部活動の経験をアピール
- 大学で学んだことをアピール
- 仕事への熱意をアピール
- 自分の長所をアピール
- 自分の長所をアピール
- ESの自己PRで自分らしさを伝えよう
魅力的なエントリ―シート(ES)の自己PRで選考突破しよう
こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。
就活中の学生から
「エントリーシート(ES)の自己PRは何を書くべきですか?」
「魅力的な自己PRを作成するためのポイントが知りたいです」
といった相談を受けることがあります。
ESの自己PRは選考の第一歩となる大事なものですが、何を書けばいいのかわからないという人も案外多いですよね。しかし、自己PRは書き方のポイントさえ押さえておけばそれほど難しいものではありません。
この記事では、ESの自己PRを作成するための準備や書き方、例文などを解説していきます。魅力的なESの自己PRを作成できれば、書類突破率はぐっと向上しますよ。
企業がESで自己PRを求める理由
ESの自己PRを書く前に、まずはなぜ企業は自己PRを求めてくるのかを知っておくことが大切です。これを知っておかないと、的外れな自己PRを書いてしまいあなたの魅力を伝えられないまま落ちてしまうでしょう。ここでは、企業がESで自己PRを求める理由を解説します。
人柄を判断するため
新卒採用では能力よりもポテンシャルが重視される傾向にあります。ポテンシャルというのは、入社したらどのように働いてくれるか、成長して貢献できる人材になれるかという期待です。そしてその中には「人柄が社風に合っているか」「社内外の仲間とうまくやっていけるか」ということも含まれています。
要するに、企業は学生の人柄を知ることで、自社になじめるかどうかを判断しているということです。人柄は経歴や志望動機などでは伝わり切らないため、自己PRという形式を用います。そのため、自己PRには自分らしさが伝わるエピソードを書きましょう。
自社が求める適性を持っているかを確認するため
新卒採用はポテンシャル重視だと説明しましたが、だからといって利益度外視で人材を選ぶわけではありません。企業として存続していくためには「自社に利益をもたらしてくれる人材」が必要です。
そして、利益を生み出す人材を採用するためにはどんな適性を持っている人を選ぶべきかという基準を各社設定しています。この基準に基づき、企業は自己PRを通して学生が自社に適した人材かどうかを確認しているのです。
なお、求める適性は企業によって異なるため、一概に「こんな自己PRが最適」ということはできません。わかりやすく書くためのポイントをおさえつつ応募先の特色に合わせた自己PRを作成することが重要です。
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ESの自己PRを作成するための準備
ESの自己PRを作成しようと思っても、何から書けばいいのかわからない人も多いでしょう。そんなときは、まず自己PRを作成するための情報を収集することが大切です。
そこで次に、ESの自己PRを作成するための準備について詳しく説明します。特に初めて自己PRを作成する際は、念入りに準備してくださいね。
自己分析をする
ESの自己PRを作成する前にまずやるべきなのは自己分析です。自己分析とはこれまでの経験や思考を振り返って自分の強みや弱み、今後の目標などを整理することです。なぜ自己分析をするのかというと、自分の特徴や価値観を言語化しておくことでわかりやすい自己PRができるからです。
また、ESの自己PRに限らず、就活では企業選びや志望動機、適性検査などあらゆる場面で自己分析が直結してきます。
自己分析をする方法としては、自分史作成やマインドマップ、モチベーショングラフなどがあります。これらは過去の経験や考え方を書き出し整理していくというものです。手早く効率的に自己分析をしたい人には自己分析ツールなども使ってみましょう。
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他己分析をする
- 第三者が自分の性格や長所、短所を分析すること。
自己分析をしていると自分の強みを錯覚してしまったり弱みだと思い込んでしまったりすることがあります。そんなとき、他己分析をすれば自分にはなかった視点で強みや弱みを客観的に把握できます。就活は他者(企業)が自分を客観的に評価する機会でもあるので、周囲の人からどのように見られているのかを知っておくと魅力的な自己PRにつながるでしょう。
他己分析はなるべく多くの人にしてもらうのがおすすめです。複数の人に他己分析してもらうことで自分の強みや弱みがより明確にわかるため、親や大学の友人、アルバイト先の先輩など自分をよく知る人にお願いしてみましょう。
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応募先が求める人物像を確認する
自己分析や他己分析をおこなったら、次は応募先企業が求める人物像を確認しましょう。前述したように、ESの自己PRは自社の採用方針に合った人材かどうかを確認するためのものです。どれだけ自己PRをしてもそれが企業の求めるものでなければ良い評価は得られません。
そのため、企業が求める人物像を確認し自分の強みと重なる部分がないか探してみましょう。重なる部分がわかったら、そこを自己PRのアピールポイントとします。企業が求める適性につながる自己PRができれば選考突破にぐっと近づくでしょう。
具体的なエピソードを集める
自己PRでアピールする強みが見つかったら、次はその強みが発揮されたエピソードを集めましょう。具体的なエピソードがあることによって自己PRの説得力と信ぴょう性が増します。エピソードは誰もが驚くような内容を書かなければならないということはありません。アルバイトや部活動、研究、ボランティアなど日常生活のことでもかまわないので、これまでの経験を洗い出してみましょう。
なお、実際に自己PRに盛り込むエピソードは1つに絞ってください。2つ以上あると長くなってわかりにくい自己PRになるので、集めたエピソードから最も適切なものを選びましょう。
ESの自己PRを作成するときのポイント
ESの自己PRを書く準備ができたら、次は実際に作成してみましょう。ここでのポイントは結論を先に書くこと、わかりやすくエピソードを書くこと、仕事への活かし方を書くことです。このポイントを押えれば誰でも魅力的な自己PRを作成できるのでぜひ参考にしてくださいね。
結論を先に書く
ESの自己PRでは「私の強みは〇〇です」と結論を先に書きましょう。そうすることで何が自分の強みなのか一目でわかり読みやすい自己PRになります。
書類選考では、採用担当者は何十人、何百人ものESに目を通さなければなりません。1枚1枚じっくり読んでくれるとは限らないため、ぱっと見てわかりにくい文章だと読み飛ばされてしまう可能性があります。せっかく一生懸命自己PRを書いても読み飛ばされてしまっては大変もったいないですよね。そのため、読み手が素早く内容を理解できるよう結論を先に書いてしまいましょう。
また、印象に残る自己PRにするためには「〇〇大学の元気印」「〇〇のような人間です」などキャッチフレーズを取り入れるのもおすすめですよ。
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エピソードはわかりやすく書く
結論を書いたら、次はそれを裏付けるエピソードを書きます。具体的なエピソードがないと採用担当者はあなたの人柄や働く姿をイメージできません。そうなると他の学生に埋もれてしまい選考通過は難しくなるでしょう。そのため、強みの根拠となるエピソードを書いて自分らしさをアピールしましょう。
エピソードを書くときのポイントはとにかくわかりやすくまとめることです。繰り返しにはなりますが、書類選考では採用担当者は短い時間で何枚ものESを見なければなりません。「どういう意味なんだろう」「何が伝えたいんだろう」と思われるとその時点で興味を持たれなくなってしまう可能性があります。そのため、具体的かつ端的に書くようにしてくださいね。
文章をまとめるのが苦手な人は、時間を空けて読み返してみるか他人に読んでもらうと修正点がわかるのでおすすめですよ。
仕事への活かし方を書いて締めくくる
強みの根拠となるエピソードを書いたら、最後は仕事への活かし方を書いて締めくくりましょう。
自己PRは企業側が自社に合った人材かどうかを確認するためのものです。ただ強みをアピールしただけでは入社後どう頑張ってくれるのかをイメージできません。また、仕事への活かし方を述べないとただの自慢と捉えられてしまう可能性もあります。そんなことがないように、自己PRの最後は改めて自分の強みをアピールし仕事につなげましょう。
このように、「結論」「エピソード」「仕事への活かし方」という流れで書くと全体がすっきりし伝わりやすい自己PRになりますよ。
ESの自己PRを作成するときの注意点
上記では自己PRを作成するときのポイントを説明しましたが、ほかにも注意すべき点があります。これを知っておかないと読み手に不快感を与えてしまうかもしれません。
では、ESの自己PRではどんなことに注意すれば良いのでしょうか。次に、自己PRでやるべきではないことについて詳しく解説します。
無理にオリジナリティを出そうとしない
自己PRというと「他の学生と差を付けなければ」「ユニークなことを書いて印象に残らなければ」と思う人もいるでしょう。しかし、ESの自己PRでは無理にオリジナリティを出す必要はありません。
確かにユニークな内容だと採用担当者の印象に残りやすいでしょう。しかし、自己PRでまず大切なのはオリジナリティよりも伝わるかどうかです。無理にオリジナリティを出そうとしてわかりにくい内容になってしまっては本末転倒です。
そもそもあなたとまったく同じ人生を歩んできた他人は存在しません。強みやエピソードを書くだけでも十分自分らしさは伝わるので、オリジナリティよりもわかりやすさを優先しましょう。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
他の学生と差をつけるためには、相手が「イメージできる」文章を作成する点を意識してください。たとえば、同じフットサルサークルでも、みんなで和気あいあいと楽しむことをモットーにしている場合と試合で勝つことを一番の目標に掲げて厳しい指導をしている場合とでは、サークルの雰囲気や所属をしている人の性格は異なってくるでしょう。
しかし、単に「フットサルサークルに所属して、計画性を大切にして練習の管理をしました」と書くだけではどのような雰囲気のサークルなのか掴むことができません。自己PRを書くときには、もし文字数に余裕があれば「全体の雰囲気」と「自分の役割」の双方を入れることで相手がその場面を想像しやすくなります。
ダラダラと長い文章を書かない
自己PRに限ったことではありませんが、誰かに読んでもらう文章を書くときはダラダラと長くならないように気を付けましょう。一文が長いと非常に分かりにくくなってしまうからです。
たとえば、以下の文章はどちらがわかりやすいでしょうか。
私はバスケットボール部に所属しており、2年生まではレギュラーになれなかったのですが、部活が休みの日も毎日3キロ走って体力づくりに励んだ結果3年生でレギュラーの座を獲得し、この経験から毎日コツコツ努力することの大切さを実感しました。
私はバスケットボール部に所属しているのですが、2年生まではレギュラーになれませんでした。しかし、部活が休みの日も毎日3キロ走って体力づくりに励んだ結果3年生でレギュラーの座を獲得。この経験から毎日コツコツ努力することの大切さを実感しました。
OK例の文章の方が読みやすいですよね。繰り返しになりますがESの自己PRはわかりやすさが重要なので、一文一文がダラダラと長くならないように注意しましょう。
自慢するような内容にしない
自己PRというと何かすごい経験や功績をアピールしなければならないと思う人もいるかもしれません。しかし、自己PRは経験や功績自体をアピールするものではなく自分の強みや考え方を伝えるためのものです。企業側も、経験そのものよりも「経験を通して何を感じたか」「入社後どう頑張ってくれるのか」を知りたいと思っています。
そのため、「〇〇の大会で優勝した」「ボランティアに多く参加した」といったような事実を自慢するだけの内容に終始しないように気を付けましょう。自慢話で終わらせないためには、前述したように仕事への活かし方を書いてしめくくるのがおすすめです。そうすれば、入社後も謙虚な姿勢で頑張ってくれそうなイメージを与えられますよ。
キャリアアドバイザーコメント津田 祥矢プロフィールをみる
繰り返しになりますが企業は学生の「成功体験」を聞きたいわけではありません。仕事において、すべての行いがうまくいくとは限りません。時には失敗をすることもあります。そのときには「結果」だけではなくその行動全体を振り返り次につなげていく必要があります。
だからこそ、企業が一番知りたいことは、その取り組みの中で学生が「何を考えていたのか」です。そのため、自己PRを元にした面接では「なぜその取り組みをしたのか」「続けられたモチベーションはどこにあったのか」など気持ちに関する質問を受けることが多いです。
最初からこれらの想いをすべて文章にすると長くて複雑な文章になってしまうので詳しくは面接で話せばいいですが、少なくとも1文は自分の気持ちを入れられるように工夫をしてみてください。
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自己PRを書こうとしても、ネタが思いつかなかったり、忙しくて手つかずのままだったりする人は多いでしょう。
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ESの自己PRについてよくある質問
ここまで、ESの自己PRを書くときのポイントや注意点について説明してきましたが、まだまだ疑問が残る人も多いでしょう。そこで次に、ESの自己PRに関してよくある質問を集めてみました。
アピールできる強みがない場合はどうすれば良いですか?
自己PRでアピールできる強みがないと悩む学生は非常に多いです。結論から言うと、何も強みはない人間は存在せず、みなさん何かしらアピールできる材料を持っています。それを見つける方法や伝え方を知らないというだけです。
では、強みを見つけ相手に伝えるにはどうすればいいのでしょうか。答えは自己分析や他己分析をすることです。自己分析では自分史やモチベーショングラフを作成したり診断ツールを活用したりするのがおすすめ。自分で考えても出てこない場合は第三者に自分のことを聞いてみると客観的な視点で自分の強みや弱みがわかります。
他人と比べる必要はないので、自分の中で得意なことや好きなことがあれば胸を張ってアピールしてくださいね。
アピールポイントの見つけ方についてもっと知りたい人はこちらも参考にしてくださいね。
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エピソードは中学や高校の経験でも大丈夫ですか?
自己PRのエピソードとして中学や高校時代の経験を書きたいと思っている人も多いでしょう。結論としては、中学や高校時代の経験だけで完結させるのは避けた方が無難です。というのも、就活で企業が知りたがっているのは今のあなたの人柄や考え方だからです。
たとえば、中学時代の部活のエピソードを書くと「質問の意図を理解していない」「大学では何も経験していないの?」と思われてしまうでしょう。また、過去に捉われて成長できない人というイメージを与えてしまうリスクもあります。
どうしても中学や高校の経験を盛り込みたい場合は、その経験が今の自分につながっていることも伝えましょう。エピソードの一部として補助的に中学や高校の経験を使うのであれば問題ありません。
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自己PRは何文字くらい書けば良いですか?
ESの自己PRには何文字書くという明確なルールはありませんが、一般的には指定文字数や記述欄の8割以上埋めるのが好ましいとされています。たとえば、400文字以内と指定されているなら320~400文字程度が適切です。文字数制限がなく記述欄が決められている場合は、スペースの8~9割を埋めるように調節しましょう。
ただ、中には文字数制限も記述欄もなく完全自由という場合もありますよね。そんなときは、300~400文字程度を目安に作成しましょう。これくらいの文章量であれば短すぎず長すぎず読みやすい内容にまとめられますよ。
自己PRの欄に写真を貼っても良いですか?
ESの自己PRの欄に写真を貼っても良いかについては、応募先企業に確認するのが無難です。なぜなら、特に指示がないのに写真を貼ることについての印象は企業によって異なるからです。
たとえば、写真を貼ることによって「目立ってわかりやすい」「しっかりESの準備をしてくれている」と前向きに捉える企業もあります。一方で「こちらの指示を理解していない」と悪い印象を持つ企業もあるでしょう。
写真を貼ることへの印象がどちらに転ぶかわからないので、写真を貼りたい場合は企業に問い合わせて確認しておきましょう。
自己PRが思いつかない就活生は、AIツールを使うのが一番おすすめ!
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが自動で完成します。
ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう!
ESの自己PRの例文
最後に、ここまでの説明を踏まえてESの自己PRの例文を経験別に紹介します。具体的な書き方が思い浮かばない人はぜひ参考にしてください。ただし、これらはあくまで例文なので自分なりにアレンジしてくださいね。
アルバイトの経験をアピール
私の強みは自ら課題を解決していく行動力です。
私は大学1年生の頃から中学生向け個人指導塾の講師アルバイトをしています。その中で、担当している中学1年の生徒が英語に苦手意識を持っていた時期がありました。そこで私は、まずは英語に親しみを持ってもらうように工夫しました。具体的には、芸人のネタを英語に書き換えるという課題を出し一緒に取り組みました。
その結果、生徒は英語に興味を持ち以前よりも前向きに英語を勉強するようになりました。英語を「勉強しなければならないもの」ではなく「楽しんで使うもの」という意識に変えられたことが良い結果につながったのだと考えています。
このように私は、困っていることや問題点に対して自ら解決策を考え行動することができます。社会人になったら、この行動力を活かして業務の効率化にも積極的に取り組みたいです。
選考の通過率を上げたい人は、自己PR作成ツールを活用しましょう
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部活動の経験をアピール
私の長所は何事もコツコツと取り組む忍耐力があることです。
私は大学でバドミントン部に所属しているのですが、もともと体力がなくすぐにバテてしまうという弱点がありました。そのため、1年生の頃は一度も団体戦のメンバーに選ばれず大変悔しい思いをしました。
そこで、何とか大会メンバーに選ばれたいと思い、毎日のランニングや生活習慣の見直しなどをして体力づくりに努めました。その結果、プレイ中にバテることが減り2年生の秋には初めて団体戦のメンバーに選ばれました。
この結果から、コツコツ努力を続けることによって目標を達成する喜びを感じました。社会に出ると結果を求められる場面は多くあると思います。そんなときでも持ち前の忍耐力を武器に、諦めずに努力を続けていきたいです。
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大学で学んだことをアピール
私の強みは大学の研究室で学んだ有機化学の専門知識です。
私は、将来抗がん剤の開発に関する研究がしたいと思っており、生命有機化学の研究室に所属しています。研究室では、毎週1本以上の論文を読んだり教授の勉強会に参加したりして日々知識の習得に励んでいます。また、来月には学会発表を予定しているため実験も精力的におこなっています。
貴社に入社したら、大学で学んだことを活かし新薬開発に取り組みたいです。まだまだ未熟な部分もありますが、積極的にセミナーや学会に参加したり海外研修に行ったりしてよりいっそう専門知識を深めたいと考えています。
仕事への熱意をアピール
私は持ち前のチャレンジ精神とコミュニケーション能力を活かして、営業職としてトップを目指したいと思っています。
私は大学2年生のときに健康食品の配達のアルバイトを経験しました。その際は、注文された商品を配達するだけでなく顧客とお話をしたり新商品を紹介したりすることもありました。最初はマニュアル通りに業務をこなすだけで精一杯だったのですが、経験を積むうちに顧客とのコミュニケーションが楽しくなり、「こうしたら興味を持ってくれるのではないか」とさまざまなアプローチをしました。その結果、学生アルバイトの中では歴代トップの契約数を達成することができました。
このように私は、人とのコミュニケーションが好きで何事も前向きにチャレンジする性格です。この強みを活かし社会人になったら営業職として確実に結果を出したいです。
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自分の長所をアピール
私の長所はピンチをチャンスに変えるポジティブ思考と行動力です。この長所は、大学2年生の頃サークルの仲間と旅行したときに発揮されました。
旅行では幹事を任されていたのですが、途中乗車したバスが渋滞で大幅に遅れてしまうというトラブルが発生しました。次の予定もあったので少し焦りましたが、焦ったところで解決できるわけではないのでその場でみんなが楽しめるクイズ企画を考え実行しました。その結果、到着は予定より大幅に遅れてしまいましたがサークルメンバーは楽しく過ごしてくれました。
このように私は、トラブルがあってもネガティブにならず臨機応変に対応できる性格です。仕事においてもトラブルは付きものだと思うので、この長所は社会人になっても活かせると考えています。
自分の長所をアピール
私の長所は何事も最後までやり抜く真面目さです。この長所は老人ホームでボランティアをしたときに発揮できました。
私は少子高齢化問題に関心を持っていたため、大学1年生の夏休みに老人ホームのボランティアに参加しました。そこでは体操やレクリエーションをしたのですが、中には認知症など意思疎通が難しい方もいて思うように進行できないこともありました。
しかし、ここで投げ出すわけにはいかないと思い、写真やイラストを使ったり音楽を流したりと何とか高齢者のみなさんに楽しんでもらう工夫をしました。その結果、施設の職員の方からお褒めの言葉をいただくことができました。
この経験から、困難なことがあっても最後までやり抜くことの喜びや大切さを実感しました。貴社に入社したら持ち前の真面目さを活かし、どんな仕事にも前向きに取り組んでいきたいです。
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自己PRを作成するときは、自己分析や他己分析をして応募先企業の特色を踏まえてアピールポイントを決めます。企業が求める適性にマッチする人材であることが伝われば内定獲得はぐっと近づくでしょう。
この記事を参考に、自分らしい自己PRを作成して自信を持って書類選考に臨みましょう。
エントリーシートの自己PRを好印象に書くコツを解説! 構成の考え方や例文も紹介【就活】
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
いくら自分のことをアピールするからといっても、ギャンブルなどは就活の自己PRとしてあまりふさわしいとは言えない内容もあるので気を付けましょう。たとえば、分析力があることをアピールしようとして「連日パチンコに通い、どの店舗のどの台が当たりやすいかリサーチを繰り返している」と書いたり、社交性があることをアピールしようとして「連日飲み歩いており隣の人と初対面でも意気投合し、毎回奢ってもらっている」と書いたりする事例です。
もちろん、これらの話は絶対にしてはいけないというわけではありません。どちらもおもしろいな、と思ってくれる人はいるでしょうし、実際に入社をして、ある程度距離が縮まった段階で自己開示をすることは問題ではないでしょう。ただし、物事には何事も順番やTPOという考え方があります。一般的には第一印象としてどう捉えられるかという視点を忘れないでください。