就職浪人はあり?やるべきことや内定に近づくおすすめのサービス3つ

この記事のアドバイザー

熊野 公俊

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間在籍後、22歳で都内の大学へ入学。大学では心理学・教育学などを学ぶ。卒業後、大手総合人材サービス企業にて人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPOでの勤務を経て現職。将来の目標はキャリアコンサルタントとして幅広い人たちの前向きな一歩をサポートすること。皆さんのより良い一歩を応援できるご支援が出来ればと思います。

コラムの目次

  1. 就職浪人として就活を継続するのはあり
  2. 就職浪人と就職留年の違いは卒業するかしないか
  3. 就職浪人になるメリット
  4. 就職浪人になるデメリット
  5. 就職浪人になる場合にやるべきこと
  6. 就職浪人におすすめのサービス3つ
  7. 就職浪人になる場合は目的を明確にして1人で悩まないようにしよう

就職浪人として就活を継続するのはあり

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から

「アルバイトが忙しくて就活に専念できませんでした」
「狙っていた企業の選考すべて落ちました」
「大手にいきたかったのに受かりませんでした」
「どうしても○○業界を諦めきれません」

という声を多く聞きます。このような悩みを持つ学生の中には、就職浪人を検討する人も多いです。就活は必ずしも上手くいくとは限らず、最後まで内定がもらえないこともあります。

また、内定はもらえても納得のいく企業ではないため、辞退して就活を続けるという学生もいるでしょう。このような場合は、就職浪人として就活を続けるのもひとつの方法です。就職浪人のメリットやデメリット、なった場合にやるべきことをご紹介していきます。

就職浪人と就職留年の違いは卒業するかしないか

就活を続ける選択肢としては、就職浪人以外にも就職留年というものがあります。就職浪人は卒業して就活を続行しますが、就職留年は卒業せずに就活を続けます。就職浪人はいわば既卒になって就活をするやり方であり、就職浪人と就職留年は、既卒か新卒かという違いになるでしょう。

どちらを選択しても問題ありませんが、就職留年の場合、半期、あるいは全期分の学費を払わなければなりません。就職留年を希望していても、学費の負担が厳しく、やむを得ず就職浪人を選ぶという人もいるでしょう。

就職浪人になるメリット

就活に専念できる

就職浪人は就活に専年できる環境を作りやすく、納得いくまで活動できます。新卒でも就活期間中は就活が中心の生活になりますが、授業やレポートなど、学業で忙しいことも少なくありません。場合によってはゼミや研究発表が重なり、選考を断念しなければならないということもあるでしょう。

既卒の場合はこの心配がなく、多くの時間を就活に注ぐことが可能です。選考を受けるだけでなく、OB訪問や説明会にも時間をかけることができます。就活に未練が残る原因のひとつに行動数の少なさがあるのであれば、就職浪人をしていろいろな所に足を運ぶのもいいでしょう。行動する中で「自分がやりたいことは何なのか」をじっくり考えることができます

キャリアアドバイザーコメント

年間スケジュールを立てて計画的に就活を進めよう

就職浪人になる場合は、年間でスケジュールを立てましょう。時間がある分いくらでも就活ができると思っていたらいい縁は舞い込みません。企業側も採用のスケジュールがあります。企業のペースに合わせるべきです。そして、以下の点を押さえましょう。

①なぜ就職浪人を選んだのか
②要因分析をすること、受け入れること
③就活終了の期限設定をすること

受けたい企業のエントリーに間に合わなかったのであれば、計画性を見直す必要があります。志望業界に入れなかったのであれば、なぜ受からなかったのか分析しましょう。

適性がずれている可能性もあります。受験企業数が少なかったのであれば、何社受けて、どの条件が満たされれば納得のいく終え方なのか述べられますか?それぞれ就職浪人を選択した背景は異なると思いますが、期限がないと人間だらける生き物です。期限を決め目標が決まれば自ずと何をいつすべきか見えてきますので、だらけることはないでしょう。

就活の経験や友人のアドバイスを活かせる

就職浪人は就活を一度経験しているため、就活の流れやマナーなどはすでに身についているはずです。つまり基礎はできていると言えるため、在学中の就活で不足していたこと、自信がなかったことを中心に対策できます。P(Plan=計画)D(Do=実行)C(Check=評価)A(Action=改善)を回すことで、効率的に就活を進められるでしょう。

また、就活を終えて社会人になった友人から、内定を得るまでにやったことなどのアドバイスを受けることもできます。アドバイスをお願いする際は「実際に働いてみてどうか?」も聞くようにしましょう。もしかしたら、入社前と後でギャップを感じているかもしれません。自分と就職先のミスマッチを防ぐためにも参考にしましょう。

就職浪人になるデメリット

新卒ではなく既卒扱いになる

企業側からすると、就職浪人は新卒ではなく既卒扱いとなります。そのため、新卒向けの求人に応募できないこともあるのです。行きたい企業がある就活生は、事前に既卒でも応募できるのか確かめておきましょう。もしない場合は、中途採用の求人に応募する必要があります。

職歴のある社会人と比べて、スキルや経験のない就職浪人は不利になることが多いです。企業に必要な経験やスキルは何かを見極め、就職浪人中にそれらを身につけるための行動を起こせば評価されるでしょう。中途採用の中で勝ち抜くには、企業への強い入社意欲とともに、どう貢献できるのかを伝えることがより大切になります。

孤独感・不安・焦りを感じる

就職浪人は卒業してもなお就活を続けている状態であるため、「後がない」と感じる人も多いです。周囲の友人が働いている焦りや「このまま就職できなかったら…」という不安を感じ、自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。在学中は友人達と情報交換をしながら過ごしていた人も、就職浪人になると1人で戦うことになります。

在学中の就活でも不安や焦りはあったと思いますが、就職浪人になるとまた違ったプレッシャーがのしかかってくるのです。モチベーションに変えられる人は問題ありませんが、ほとんどの人はマイナスに考えてしまうのではないでしょうか。友人や家族などに相談しながら、1人で悩みを抱え込まないようにしましょう。説明会やセミナーに足を運び、新たに就活仲間を作るのもおすすめです。

就職浪人になる場合にやるべきこと

就活生

就活うまくいきそうにないので、とりあえず就職浪人になろうと思います。

キャリア
アドバイザー

ちょっと待って!就活がうまくいったと最終的に思うためにも、ゴールを明確にして現状の課題を洗い出すことから始めてみましょう。

志望業界・企業を考え直す

就職浪人になる場合、まずは志望業界・企業について考える必要があります。しかし、在学中と同じところを志望するのはおすすめしません。「どうしてもこの企業でなければダメだ」という意欲がない限り、志望業界・企業を変えずに固執していては、就職浪人をしても同じと言えます。志望業界・企業が決められないという人は、自己分析をして「どのような適性があるのか」「どのような環境であれば力を発揮できるのか」を把握しましょう。

在学中にも自己分析をしていると思いますが、就活でいろいろな人と触れ合う中で、やりたいことや目指す姿に変化があったという人も多いはずです。そのため、もう一度自己分析をすることで、見過ごしていた自分の強みや適性を再確認してみましょう。「自分はこうだ」と思い込んでいただけで、実際は違ったということがあるかもしれません。

こちらの記事では、自分史やモチベーショングラフを使った自己分析のやり方を見本つきで紹介しています。パソコンまたは紙とペンがあればすぐにできるので、この機会に自分と向き合いましょう。

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キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

自己分析は「Will」「Can」「Must」の3つの軸で進めよう

自己分析をする際に考えたいのは、「Will=やりたいこと」「Can=出来ること」「Must=やらなければならないこと」の3つの軸。自らの考え方や経験を3つに分類することで、会社の志望理由や長所・短所、将来的にどうなりたいか、などを整理することができます。例えば「明るい性格の人」は、人と話すことに積極的(Can)で対人のお仕事が好き(Will)となります。

就職浪人になった理由を考えておく

就職浪人として就活をすると、面接で就活を続けている理由を聞かれる可能性が高いです。基本的に、面接官は就職浪人に対していい印象を持ちません。「どうして就職浪人になろうと思ったのですか?」「新卒で就職しなかった理由を教えてください」などの質問をされてもいいように、事前に回答を考えておきましょう。

就職浪人になった理由
  • アルバイトで責任ある立場を任されていた
  • 部活動に力を入れていた
  • 研究に打ち込んでいた
  • 留学していた

就職浪人になった理由を聞かれた場合の回答例文

例文

生涯働き続けたいと強く思えるような仕事をしたいと思ったからです。学生時代の就活期間中はアルバイトが忙しく、自己分析や業界・企業研究に時間を割くことができませんでした。
自分のスケジュール管理不足でもあるのですが、就職浪人として就活を継続して一生働きたいと思う仕事に就きたいと考えました。就職浪人中は自己分析や業界・企業研究はもちろん、OB訪問も10件おこないました。

就職浪人になった理由を聞かれた場合は、ポジティブに答えましょう。面接官側が「真面目に就活をしなかったのでは?」「だらけていただけでは」という印象を持っていることも少なくありません。この例文ではアルバイトを理由にしているため、だらけていたという印象は回避できます。また、アルバイトが忙しくてできなかった自己分析や業界・企業分析も就職浪人中にしたと言うことで、精力的に取り組んでいることが伝えられるでしょう。

プラスアルファのスキルを身につける

上記でも説明しましたが、既卒は新卒ではなく中途採用の社会人と同じ土俵で戦うことになります。職務経験やスキルが身についている社会人と就職浪人では、圧倒的に差がありますよね。そこで、就職浪人中はプラスアルファのスキルを身につけましょう。即戦力となるスキルがあれば企業へのアピールになります。

また、面接では「就職浪人の間に成長したことはありますか?」という質問をされることもあります。就職浪人の期間中に自分を高める努力もできる人材は、企業から見て好印象です。留学して語学力を身につける、インターンに参加して実務経験を積む、企業に必要な資格を取得するなど、内定獲得に必要なスキルは何かを考えましょう。ただやみくもに資格を取得しても意味がないので「何のために必要なのか」を考えることが大切です。

キャリアアドバイザーコメント

熊野 公俊

就業体験程度のインターンに参加しよう

就職浪人中は就活に専念できるため「インターン」など積極的に参加をしましょう。学業で忙しい在学時と違い、時間も出来るので就職活動をじっくり時間をかけて進められるはずです。もちろん、年間のスケジュールは決まっておりますので「就業体験」程度がおすすめ。

長期インターンは、さらに浪人期間を延ばすことになりますのでおすすめしません。まだ日本の新卒採用市場では新卒一括採用が主流である点は事実なので、卒業後間もない方が就職しやすいのは事実です。自分はどのように働きたいのか、自己理解を深める機会として参加してみるのはいいでしょう。

就職浪人におすすめのサービス3つ

①既卒向けの求人サイト

就職浪人として就活を継続する場合は、既卒向けの求人サイトを利用するのがおすすめです。通常の求人サイトは年代を問わない中途採用向けのため、応募条件としてスキルや経験が求められることが多いです。そのため、最初から応募できる企業が絞られてきます。

そこで利用したいのが、既卒者に特化した求人サイトです。既卒や未経験歓迎の求人サイトを利用すれば、既卒者を採用したい企業とのマッチングが可能になります。たくさんある求人の中から企業を選びたい人、自分のペースで就活を進めたい人は、ぜひ既卒専門の求人サイトを利用してみましょう。

オススメの求人サイト

②既卒専門のエージェント

1人で就活をするのが不安という人は、エージェントの利用がおすすめです。既卒専門の求人サイトには多くの求人がありますが、その中から志望企業を見つけるのは大変ですよね。エージェントを利用すると、アドバイザーとの面談を通じてあなたに合った企業を紹介してもらえます

また、履歴書の作成や面接対策など、エージェントによっては手厚いサポートを受けられます。日程調整を引き受けるエージェントが多く、選考をスムーズに受けることが可能です。無料で利用できるエージェントがほとんどなので、就職浪人中でお金がないという人も安心して利用できますよ。

オススメのエージェント

③新卒応援ハローワーク

最後におすすめするのが、ハローワークの「新卒応援ハローワーク」という学生や卒業後就職をしていない人を支援する施設です。専門の相談員が、求人情報の提供や履歴書の作成相談、面接指導などをおこないます。臨床心理士による心理的サポートもおこなっているため、相談することで精神的な負担も軽くなるでしょう。

就職フェアや就活に役立つセミナーも開催しており、企業探しや面接対策を効率的に進めることができます。また、ハローワークは全国にあるので、首都圏はもちろん、地元企業の求人を探すことも可能です。厚生労働省が運営する国の機関なので、すべてのサービスを無料で利用できるところも魅力的です。

就職浪人になる場合は目的を明確にして1人で悩まないようにしよう

「就職浪人になる」という選択はとても勇気のいるものだと思います。周囲の友人が卒業後就職していく中、1人で就活を継続するのは心細いものです。途中で挫折しないためにも目的を明確にしましょう。目的を決めておかないと、就活を続ける中で自分が何を求めていたのかがわからなくなってしまう可能性があります。

また、1人で悩まないというのも大切なポイントです。悩みを誰にも打ち明けずにいると精神的につらくなり、早く就活を終わらせようとして間違った判断をしてしまう可能性があります。友人や家族に相談しにくいときは、就職エージェントやハローワークなどのサービスを利用するのがおすすめです。急がずに納得のいく形で就活を終えられるようにしましょう。

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