就活を成功に導く12月の過ごし方|学年別で対策や挽回方法を解説

この記事のアドバイザー

目次

  1. 12月の行動次第で就活の流れが変わる
  2. 学年別! 一般的な12月の就活状況
  3. 3年生:12月以前に就活を始めている人は約6割
  4. 4年生:12月も就活を続けている人は1割未満
  5. 【3年生】12月以降の就活スケジュール
  6. 情報解禁までに自己・業界理解を深めておこう
  7. 【3年生】就活成功に向けて12月にできること7選
  8. ①自己分析をする
  9. ②幅広く業界・企業について調べる
  10. ③説明会やイベントに参加する
  11. ④インターンに参加する
  12. ⑤OB・OG訪問をする
  13. ⑥適性検査の対策をする
  14. ⑦早期選考に参加する
  15. 【4年生】12月に就活を続けている人が必要なこと5選
  16. ①就活を諦めない
  17. ②内定を貰えなかった原因を分析する
  18. ③企業選びの視野を広げる
  19. ④自己分析を徹底する
  20. ⑤就活が終わらなかった場合のことも考える
  21. 【4年生】12月の就活生が気を付けるべき注意点
  22. 「何でもいい」という理由で企業を選ばない
  23. 体調管理や精神的なケアを疎かにしない
  24. 12月からの就活に不安を感じている学生からよくある質問に回答!
  25. やるべきことを明確にして有意義な12月にしよう!

12月の行動次第で就活の流れが変わる

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。

「就活って12月は何をしたらいいんですか?」
「12月でも内定ってまだ貰えるのかな……」

就活本格化を控えた大学3年生や就活を続けている大学4年生から、12月の過ごし方についてこのような相談を受けることがあります。3年生は就活情報解禁前で何をすべきかわからない人も多いですよね。また4年生にとっては内定獲得に向けて焦りの多い時期だと思います。

3年生も4年生も、12月をどう過ごすかで今後の就活の流れが変わると言っても過言ではありません。3年生は情報解禁に向けた大切な準備期間、4年生は納得して就活を終えるためのラストスパートとなります。

今回は学年ごとに12月の過ごし方について解説していきます。後悔のない12月にするための参考にしてくださいね。

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学年別! 一般的な12月の就活状況

他の就活生が12月をどのように過ごしているのか気になる人も多いかと思います。そこで、具体的な12月の過ごし方に入る前に、一般的な12月の就活状況について解説します。

自分の立ち位置を客観的に見ることで、状況によっては就活への意識も変わってくるはずです。まずは周りの状況を押さえておきましょう。

3年生:12月以前に就活を始めている人は約6割

就活の開始時期(21年卒者)

リクルートがおこなった就職活動・採用活動に関する振り返り調査によると、21年卒者の約6割が12月以前に就活を始めていたことがわかります。つまり、半数以上の学生はすでに就活を始めているということです。

まだ就活を始めていない人はすぐにスタートさせましょう。具体的に何をやるべきかはこの後お伝えします。またすでに就活を始めている人も、他の多くの学生も同様なので油断は禁物です。

4年生:12月も就活を続けている人は1割未満

就活実施率(21年卒者)

4年生は周りで就活を終えている人も多いかと思いますが、リクルートがおこなった就職プロセス調査によると、12月1日時点で21年卒者の9.4%が就活を実施していたとわかります。

全体の割合としては小さいものの、一定数の学生が12月も就活を頑張っていることは事実です。実際に12月以降に内定を獲得する学生も見てきたので、諦めずに取り組みましょう。

乾 花穂子

キャリアアドバイザーコメント乾 花穂子プロフィールをみる

就活の定義や捉え方は人によって異なることも押さえておこう

一般的に3年生の12月以前から行動をしている学生の多くは、仕事とは何かを知るためにインターンシップに参加をしたり、まずは自己分析から手を付けたりしています。しかし実際のところは、どこからどこまでの活動を「就活」と呼ぶのかは人によって異なります。

たとえば2年生のサークル活動を頑張った経験があり、その経験を就活でアピールできるように2年生の段階からまとめていた場合も、広い意味では「就活」をしていると言えるでしょう。

また、4年生の12月段階で就活をしている人の中には、これまで就活をせずにたとえば公務員試験や大学院進学を目指していたけれども進路変更をした人も含まれています。

こうした人は、状況によっては留年も視野に入れている人もゼロではなく、焦り気味の学生や「来年また頑張るけれども様子を知っておこう」程度に考えている学生など、状況はさまざまです。就活状況についてのデータは参考にしつつも、公表されている数字だけに捉われすぎないように注意しましょう。

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【3年生】12月以降の就活スケジュール

12月以降の就活スケジュール

3年生は今後の就活への取り組みを考える中で、まずは就活スケジュールを把握することが大切です。今後の流れを知って初めて今やるべきことが見えてきます。

具体的には12月前後から多くの企業でウィンターインターンが始まります。その後3月1日に就活情報情報が解禁となり、企業説明会やエントリーが順次スタートします。ただし、経団連に所属していない場合など3月以前にエントリーを始める企業もあることは覚えておきましょう。

その後6月1日に選考開始となり面接などが始まります。とはいえエントリーと同様にそれ以前にも選考を実施する企業もあるので、6月から選考対策をすれば良いわけではありません。

情報解禁までに自己・業界理解を深めておこう

この就活スケジュールをふまえて12月にやるべきことを考えると、12月は情報解禁に向けた準備期間だと言えます。そのため、情報解禁後にスタートダッシュを決められるような状態にしておくことが理想です。

具体的には、12~2月の3か月間で自分と業界への理解を深めましょう。というのも、3月に説明会などの参加者の募集がスタートすると、人気企業ではあっという間に定員が埋まってしまうこともあります。企業をじっくり選んでいる時間はないので、事前に興味のある業界や企業が何か把握しておきましょう

また志望業界や企業を選ぶには、自己分析をして自分のことを理解することが欠かせません。さらにエントリーシート(ES)など選考でアピールするにも自己理解が重要となるので、3月までに自己分析を済ませておきましょう。

情報解禁がされる3月に向けた準備方法や、3月の過ごし方について興味のある学生は、こちらの記事を参考にするとよいでしょう。

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【3年生】就活成功に向けて12月にできること7選

【3年生】就活成功に向けて12月にできること

それでは3年生が12月にやるべきことについて具体的に見ていきましょう。この期間にしっかり対策をしていないと、3月以降エントリーが始まってから遅れをとってしまいます。

反対に今まで就活を本格的に進められていなかった人は、この12月が挽回のチャンスです。これから紹介する7つをおこなえば選考が本格化してから周りと差をつけることができるので、一つひとつ実践してくださいね。

12月に限らず就活でやるべきことについてはこちらの記事を参考にしましょう。

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自己分析がまだの人は、ツールを活用して9月中に終わらせよう

自己分析ツール 自己分析ツール

就活を成功させるためには、自己分析がとても重要になります。しかし、自己分析を後回しにしている人も多いでしょう。

そんな人は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強みや適職を特定できます

自己分析がまだの人は、ぜひツールを活用してみてください。

①自己分析をする

そこまで重要視していない学生も多いものの、就活の成功に向けて非常に大切なのが自己分析です。自己分析をすることでどんな企業を受けるべきなのかがわかりますし、選考でも自分の魅力を明確に伝えることができますよ

情報解禁後は説明会や選考などで忙しくなります。自己分析は今のうちにある程度終えておくことが大切です。そのうえで、エントリーなどが始まってから状況に応じて自己分析を深めていくと良いですね。

自己分析の詳しいやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。

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②幅広く業界・企業について調べる

情報解禁後は続々とエントリーが始まりますから、その前に幅広く業界や企業について見ておきましょう。遅くても12月には業界について調べ始めると良いですね。

国内だけでも数多くの企業が存在します。普段の生活の中で名前を聞いたことがあるような企業はその中のほんのわずかです。自分に合った就職先を見つけるという意味でも、早めからじっくり業界や企業について調べることが大切ですよ

まずはそれぞれの業界が何をやっているのか一通り調べてみましょう。そのうえで気になった業界をさらに調べていくと、他の業界などとも比較しながら見ていくことができます。

業界について幅広く調べる方法
  • 書籍「業界地図」を読む
  • 合同説明会で複数の業界の説明を聞く
  • 各業界最大手のホームページを見る

こちらの記事では8業界をそれぞれ解説しています。まずはここから業界について見ていきましょう。

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③説明会やイベントに参加する

業界や企業について調べるためには説明会に積極的に足を運ぶことをおすすめします。

3月になると多くの企業で説明会が実施されますが、全ての説明会に参加することはできないですよね。合同説明会などは12月でも開催されているので、今のうちに足を運んでおきましょう。

また選考対策などのセミナーもぜひ参加しましょう。3月以降は忙しくセミナーに参加できる時間も限られてしまうので、今のうちに積極的に動くことが大切です

説明会に参加する際はこちらの記事で服装も確認しておきましょう。

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④インターンに参加する

12月頃はウィンターインターンが開催される時期です。インターンに参加することで業界や企業への理解が深まりますし、選考があるインターンでは本選考の練習にもなります。またインターン参加者は選考が有利になるような企業もあるので、積極的に参加しましょう。

短期インターンのメリットや探し方については以下の記事を確認してください。

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またウィンターインターンは情報解禁直前ということもあってたくさんの就活生が参加します。選考倍率が高い企業も多いので、インターン選考の対策もしておきましょう。

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インターンの申し込みについてはこちらの記事で詳しく解説しています。申し込む際の注意点やマナー紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。

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⑤OB・OG訪問をする

OB・OG訪問は12月頃がおすすめです。情報解禁後は多くの就活生がOB・OG訪問をするため社員側も忙しい可能性があります。また学生側としても、就活が本格化すると説明会や選考対策で忙しく、なかなかOB・OG訪問の時間を取れないかもしれません

OB・OG訪問は業界や企業の生の声を聞くことのできる大変貴重な機会です。また若手社員であれば選考対策なども教えてもらえたりします。今のうちから積極的にOB・OG訪問をしましょう。

OB・OG訪問の具体的なやり方はこちらの記事を参考にしてください。

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⑥適性検査の対策をする

特に応募者の多い大手企業などでは、面接の前にSPIや玉手箱などの適性検査をして足切りするケースも多くあります。エントリー後は順次適性検査の受検が始まっていくので、事前に対策しておきましょう。

特に能力検査は事前に勉強しておかないと高得点を取ることは難しい内容です。大体対策に3か月程度かかると考えて、12月頃には勉強を始めることをおすすめします

能力検査の勉強法
  1. 問題集を1冊一通り解く
  2. 2周目以降は間違えた問題を解く
  3. ①②を繰り返して問題集1冊を完璧にする

能力検査の対策の後は、性格適性検査についても見ておきましょう。

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⑦早期選考に参加する

12月の時点ですでに選考を実施している企業もあります。特にベンチャー企業などでは12月頃から説明会や選考が始まるケースも多いので、ぜひ参加しましょう。

面接やグループディスカッションなどの選考で自分の実力を発揮するためには場慣れも必要です。早期選考に参加することで、その後の選考の練習にもなります

また早期選考で内定を獲得できれば、その後就活を続けたとしても他の学生に比べて不安やプレッシャーが少ないはずですよ。

ベンチャー企業について詳しく知りたい人はこちらの記事も参考にしましょう。

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北浦 ひより

キャリアアドバイザーコメント北浦 ひよりプロフィールをみる

12月は業界や企業に目を向けることを意識しよう

ここまで解説した対策の中でも、12月は業界分析をおこないながら実際に行動をすることに特に注力しましょう。

今後開催される企業説明会は日時が決まっていて自分の都合でどうこうすることはできません。また、説明会などに参加をする場合には事前に業界の分析をして、有意義な時間を過ごすことが大切です。そのため、12月はOB・OG訪問やインターンなど業界・企業研究に注力して、万全な状態で説明会に臨めるようにしましょう。

また気になる業界を見つけるという意味でも、12月までに自己分析をして自分の価値観や将来像について明確にしておくことも重要です。もちろん自己分析は就活が始まっても引き続きおこなうことで磨かれていくものなので、企業の説明会が終わったらその都度自己分析と照らし合わせて振り返る時間も忘れないでくださいね。

【4年生】12月に就活を続けている人が必要なこと5選

【4年生】12月に就活を続けている人が必要なこと
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就活生

周りはみんな就活を終えているのに僕だけ内定ゼロなんです……。

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キャリアアドバイザー

不安な気持ちはわかりますが、12月以降に内定を獲得する学生もいます。諦めずに頑張りましょう!

4年生で就活を続けている人は「内定が1つもない」「内定はあるものの納得できていない」という状況が大半だと思います。どちらにしても、納得のいく形で就活を終えるためには12月の行動が非常に重要です。

就活を続けている人が今必要なことを5つ解説します。胸を張って社会人生活に臨めるように、どれも欠かさずに実践してくださいね。

①就活を諦めない

12月に就活を続けている人にとって最も重要なのは「就活を諦めない」ことです。12月になると周りは就活を終えている人が大半だと思います。そのため劣等感があったり「もう就職先は決まらないのではないか」と諦めがちになったりする人も多いでしょう。

しかし諦めずに就活と向き合えば誰でもまだチャンスがあります。「就活を諦めない」という心意気を持ったうえで行動しましょう。

就活成功に内定獲得の時期は関係ない

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就活生

確かに諦めないことは大切だと思うんですが、この時期に内定がない時点でもう就活に失敗してると思うんです……。

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キャリアアドバイザー

そんなことはありません。逆に早くに内定を獲得したからと言って就活成功とは限りませんし、自分の納得のいく形で就活を終えることが1番大切ですよ。

まだ内定を貰えていないというだけで「就活に失敗した」と落ち込んでしまう就活生をよく見かけます。しかし、就活の成功に内定獲得の時期は関係ありません。

就活成功とは、自分の納得のいく企業に入社してその後いきいきと働くことです。「いつ内定を獲得したか」なんてことは入社してから誰も気にしません。また早期に内定を獲得したからと言って、それが自分に合った企業とは限らないですよね。

3月31日までに自分に合った企業への入社が決まればそれで良いのです。内定獲得の時期にはこだわらず、笑顔で入社式に参加できるように就活を進めていきましょう。

12月以降も採用活動を続ける企業はある

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就活生

今内定がなくても気にしなくて良いんですね! ただ、今からでも内定を貰える企業なんてあるのでしょうか……?

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キャリアアドバイザー

春頃と比べて数は少ないですが、採用活動をおこなう企業はあります。誰にでもチャンスがあるということです。

「内定辞退者が出た」「定員が集まらなかった」という理由でこの時期でも採用活動をおこなっている企業はあります。諦めずに企業を探すことが大切です。

「まだ採用活動をおこなう企業は人気がないのでは」と不安になる人もいるかもしれません。しかし、知名度がなくても業績が安定していたり働きやすかったりと優良企業と呼ばれる企業はもちろんありますよ

企業が12月以降に採用活動をおこなう理由
  • 応募者が少なく定員が埋まらなかった
  • 内定辞退者が出た
  • 元々通年で採用活動をおこなっている

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

今は調子が悪くても内定を得られる可能性は十分にある

就活は、大雑把に言ってしまうと「縁」とも言えるでしょう。ピンチだと思う時こそその先にはチャンスが待ち受けているものです。

就活に限らず何事も物事が進むときにはトントン拍子に進んでいきます。これは極端な例ですが、結婚適齢期に差し掛かり周りが結婚をする中で「自分はもう無理かもしれない」と思ったときに素敵な相手に出会えた、というシンデレラストーリーは結構よくある光景とも言われています。

また、新卒の就活ではなくて転職活動の場合だと、人によっては1、2ヶ月で次の仕事を見つける人もいます。そう考えると、12月の段階では、4月入社だとしてもまであと3ヶ月以上ありますし、掘り起こせば内定を得る方法はいくらでもあるでしょう。

「そんなのただ運がいいだけだ」と自暴自棄になるのではなくて、可能性は0%ではないという希望をぜひ持ち続けてください。そしてそのうえで、現実も見据えて下記に書いた通り原因を分析していきましょう。

②内定を貰えなかった原因を分析する

まだ内定を貰えていないという人は、まずはその原因を把握することから始めましょう。「時間がない」と焦ってやみくもに就活を進める人がいますが、原因を知らないままではなかなか内定に近づけません

12月に内定を貰えていない人の大半は「就活のスタートが遅れた」場合と「対策はしていたものの内定を貰えていない」場合の2パターンです。それぞれの原因について詳しく解説するので、当てはまる方を確認してください。

就活のスタートが遅れた場合

就活のスタートが遅れてしまったという人は、なぜ他の就活生と同じ時期に就活を始められなかったのか考えてみましょう。

「部活が忙しかった」「留学に行っていた」など明確な理由がある人はこれから集中的に就活を進めれば良いので問題ありません。注意したいのは「なんとなくやる気が出なかった」「就活をやりたくなかった」などあなたの気持ちに原因があった場合です。

あなたの内面的な要素が原因となって就活を始められなかった場合、そこを解決しないと前向きに就活を進めることが難しいでしょう。後ろ向きな気持ちになっていた原因を見つけて解決することから始めてくださいね。

前向きに就活を始められなかった原因例
  • 働くことにポジティブなイメージがない
  • 就活という制度自体に疑問を感じている
  • 合否を判断されることが怖い
  • 就活以外のストレスから就活にも前向きに取り組めない

「就活したくない」という気持ちから脱せない人はこちらの記事もおすすめです。

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対策をしても内定を貰えない場合

就活は前から進めていたものの、なかなか内定にたどり着かないという就活生も少なくありません。その場合、同じことを繰り返しても内定獲得は難しいので、対策のどこに問題があるのかをまずは分析しましょう

対策をしても内定を貰えない原因例
  • 応募書類の内容がわかりにくい
  • 自分の魅力が明確になっていない
  • 企業への熱意が伝わっていない
  • 面接での話し方や受け答えに問題がある
  • 受ける企業との相性が悪い
  • 倍率の高い企業ばかり受けている

なかなかESや履歴書が通らないという人は、こちらの記事を参考に原因を考えてみてください。

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③企業選びの視野を広げる

12月以降も採用活動をおこなう企業は数が限られています。これまでよりも視野を広げて企業選びをおこないましょう。

またこれまで内定を貰えていない人の中には、そもそも自分に合った企業を受けられていない場合もよく見受けられます。企業は選考で自社とのマッチ度を重視しているので、自分に合っていない企業の選考通過は難しいでしょう。

これまで見てきた業界や企業以外にも目を向けてみると、自分にマッチした企業と出会えるかもしれません。先入観にとらわれずに企業を見ることが大切です。

自分に合った企業の見つけ方はこちらの記事を参考にしましょう。

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また幅広く企業を探す方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて確認してください。

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エージェントを利用しよう

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企業選びの視野を広げるといっても、どんな企業を見ればいいのかわかりません……。エントリーを受け付けている企業もなかなか見つからないですし……。

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キャリアアドバイザー

そんなときはぜひ私たちを頼ってください。一緒に企業選びを進めていきましょう!

企業選びの視野を広げるにしても、どんな企業を見ていけばわからない人も多いですよね。また12月以降も採用活動をおこなう企業を見つけることはこれまでの企業選びよりも難しいと言えます。

そんなときは自分だけで解決しようとせずに、ぜひエージェントを頼ってください。エージェントにはナビサイトなどに載っていないような企業情報もありますし、自分だけで探すよりも効率よく企業選びを進められます

キャリアパーク!就職エージェントでは、あなたの価値観や将来像を聞きながらあなたに合った企業を紹介します。また選考対策も徹底的にサポートするので、一緒に内定獲得に向けて頑張りましょう。

スピード選考を取り入れている企業も検討しよう

一般的に選考は書類選考から内定まで数週間~数か月かかります。しかし、12月に就活を続けている学生にとっては「早く内定を獲得したい」という気持ちが強いですよね。

そこで、スピード選考を取り入れている企業も受けてみることをおすすめします。スピード選考とは面接回数が少なかったり複数の面接の期間が短かったりすることで、一般的な選考よりもスピーディーに内定が出る仕組みです

スピード選考をおこなう企業に関しても、エージェントへの相談やナビサイトでの検索などを通して探してみてくださいね。

④自己分析を徹底する

「自己分析はもう済んでいる」「自己分析をする時間がない」と考える人もいるかもしれませんが、内定獲得を確実なものとするためには自己分析が非常に重要です。

自分に合った企業を選ぶことが大切だとお伝えしましたが、そもそも自分のことがわかっていないと自分にどんな企業が合っているのかわからないですよね。

また面接は30分程度の限られた時間です。その短い時間であなたの魅力を最大限伝えるには、まずは自分のことを徹底的に理解する必要があります

⑤就活が終わらなかった場合のことも考える

就活を諦めないことは前提として、万が一3月までに就活が終わらなかった場合のこともそろそろ考え始めた方が良いでしょう。就活が終わらない場合の対応策がないままでは余計に不安やプレッシャーを感じてしまいます

4月以降も就活を続ける場合は、主に就職留年か就職浪人の2パターンです。留年する場合は学費や単位数などの問題もあるので、早めに家族や大学に相談しておくと良いですね。

また就職浪人した場合でも卒業後3年以内なら新卒枠としてエントリーできる企業も多くありますよ。

就職浪人を検討している場合にはこちらの記事も見ておきましょう。

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上村 京久

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時間がないからこそ加点方式で企業にエントリーする数を増やそう

時間がない時期だからこそ、ちょっとでもいいなと思った会社にはぜひエントリーをしてください。内定をなかなか貰えていない学生の中でも時々あるのが、選り好みをしすぎているケースです。

求人サイトに書いてある条件で少しでも違うな、と思うポイントがあったら理由をつけてエントリーをせず、結果として条件のいい競争率の高い企業にばかり応募をしていた、という場合にはどうしても内定が遠のいてしまいがちです。一旦はそうした条件を外して加点方式で企業を見るようにしていきましょう。

というのも、こうした学生は面接経験も乏しい場合が多く、いざ本命の企業のESが通ったとしても面接で落とされる可能性が高いからです。あまり乗り気ではない企業であっても面接練習のために行く、と思い多くの企業にチャレンジしてみましょう。

【4年生】12月の就活生が気を付けるべき注意点

就活を続けている4年生にとって、12月は焦りやプレッシャーが大きい時期ですよね。そんな時期だからこそ気を付けてほしい注意点があります。

就活を挽回して納得のいく結果で終えられるように、これから解説する2つの注意点もしっかり押さえておきましょう。

「何でもいい」という理由で企業を選ばない

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就活生

こんな時期なので、入社できればもうどんな企業でも良いです!

就職しなくてはならないという焦りから「何でも良いから内定がほしい」と話す学生も少なくありません。しかし、焦って入社を決めてしまうと入社後の後悔や早期退職につながります。

12月以降に採用活動をおこなう企業は数が少ないので、さまざまな企業にチャレンジすることはもちろん大切です。しかし、入社するかどうかは企業のことをよく理解したうえで決めましょう。納得のいく企業と出会ってから就活を終えてくださいね。

内定承諾するべきか悩んでいる人はこちらの記事もおすすめです。

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体調管理や精神的なケアを疎かにしない

これまで就活が上手くいかなかったことへの劣等感や残り数か月で内定を獲得したいというプレッシャーなど、この時期の就活生は精神的な負担が特に大きいと言えます。精神面でのケアも忘れないでくださいね。

気持ちが沈んでいると、自然と選考でも元気がなくなり面接官から評価されにくいという側面もあります。またそのような精神状態では体調不良など心身ともに疲弊してしまうかもしれません。

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キャリアアドバイザー

また12月はインフルエンザなどの感染症が流行する時期でもあります。大事な選考を体調不良で迎えることがないように、心も体も健康を意識しましょう。

就活をしんどいと感じている人はこちらの記事も参考にしてくださいね。

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12月からの就活に不安を感じている学生からよくある質問に回答!

12月から就活を始めることに不安を感じている学生や、12月はどのように就活を進めればいいか知りたい学生もいるでしょう。そういった学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。

  • 就活を12月から始めるのは遅いですか?

    就活を12月から始めることに対しては、志望業界や企業によって異なるため一概に「遅い」とは言い難いです。ただし、多くの大手企業はインターンシップなどを通じながら早期選考をおこない、秋頃までには一通りの内定を出すことが一般的です。そのため、応募ができる選択肢に限りがあるリスクはゼロではありません。

    もちろん、一部の業界では引き続き採用活動が継続されている場合もあるので、常に情報収集を続けて効率的に就活を進めましょう。

  • 12月で内定がない場合はどのように就活を進めれば良いですか?

    もしも何らかの事情で12月で内定が出ない場合、落ち込みすぎずに切り替えて戦略を練り直しましょう。闇雲に進めるのではなくキャリアアドバイザーなど第三者と一緒に課題点などを分析して、改善点がないか検討してください。また、応募する企業規模や業界を見て、人気企業ばかりをターゲットとしていた場合には、自分の就活の軸と照らし合わせてほかの選択肢を探ってみましょう。

    これらの作業は一人ではなくアドバイスをもらいながら進めることをおすすめします。そうすることで、辛くなってしまっても自己成長の機会と捉えて前向きに活動できるようになるでしょう。

やるべきことを明確にして有意義な12月にしよう!

12月は3年生・4年生どちらも就活成功を左右する大事な時期です。3年生は万全な状態でスタートを切るために、4年生はここまでの遅れを挽回して就活を成功させるために、就活としっかり向き合う必要があります。

ここまでの解説で12月に何をすべきか明確になったと思うので、一つひとつ実践して有意義な12月にしましょう。

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