4月からの就活でも大丈夫! 効率良く対策を重ねて就活を巻き返そう

この記事のアドバイザー

目次

  1. 4月から就活を始めるなら効率良く積極的に動くことが大切
  2. まずは一般的な就活スケジュールを把握しよう
  3. 就活における「4月」はどんな時期?
  4. エントリー:募集を受け付ける企業が減り出す
  5. 選考:ES作成・面接対策が始まる
  6. 内定:多くの学生はまだ内定をもらっていない
  7. 4月は遅れを巻き返すチャンス! すぐに就活を始めよう
  8. 4月から就活を始める人が押さえておきたい心構え
  9. 就活本格化時期! 企業ペースで動くことを忘れない
  10. 1人での就活が難しければ積極的に周囲を頼る
  11. 効率良く対策しよう! 4月からの就活で必ずやるべきこと
  12. ①自己分析:自分の武器と就活の軸決めを優先的に
  13. ②企業選び:やみくもに動くのはNG!
  14. ③エントリー:企業のスケジュールを意識して動こう
  15. ④企業研究:社員から直接情報を得よう
  16. ⑤ES作成:最低限の労力で高評価につなげよう
  17. ⑥筆記試験対策:短期間で一気に終わらせよう
  18. ⑦面接対策:実践的な対策をしよう
  19. 4月から就職活動を始めたいと考える学生からよくある質問に回答!
  20. 効率良く・内容の濃い行動で4月から就活を巻き返そう

4月から就活を始めるなら効率良く積極的に動くことが大切

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。4月を迎え、大学4年生から

「これから就活を始めるのですが間に合いますか?」
「まずどんなことから始めたら良いでしょうか……」

といった相談を受けるようになってきました。一般的に4月はすでに就活が本格化している時期であるため、周りの学生はさまざまな対策をおこない忙しくしていることでしょう。4月から就活をスタートさせ、周りの学生に追いつくためには、効率良く積極的に行動することが非常に重要になります。

この記事では、4月から就活を始めるうえで必ずやるべきこととその具体的な対策方法をお伝えします。これから就活をスタートさせる人は、選考通過・内定獲得に向けてぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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まずは一般的な就活スケジュールを把握しよう

就活スケジュール

いきなり就活を始めるのではなく、まずは自分が何をやるべきか・どの程度遅れているのかを理解するために、一般的なスケジュールを把握しておきましょう。

毎年3月1日に就活情報解禁、6月1日から選考開始というのが基本的な就活のスケジュールです。3月1日になると企業の採用情報が公開され、説明会の参加や企業へのエントリーが始まります。

そこから逆算すると、3月までには自己分析を済ませ、興味のある業界や企業を絞り込んでいる必要があります。

就活における「4月」はどんな時期?

では、上記の一般的なスケジュールを踏まえたうえで「4月」とはどのような時期なのでしょうか。就活市場や多くの学生は以下のような動きをしています。

エントリー:募集を受け付ける企業が減り出す

3月から募集を開始して、4月の前半頃までにエントリーを締め切る企業も少なくありません。早いところでは情報解禁の3月いっぱいでエントリーを締め切っている企業もあり、4月の段階ではそもそも3月に比べて応募できる企業が少なくなっています

また、現時点で応募可能であっても締め切りまでの期間が非常に短くなっている企業も多いでしょう。応募を迷ったり企業を見逃したりすると、気付かないうちにエントリーができなくなっており、さらに応募できる企業が減ってしまうことも考えられます。

選考:ES作成・面接対策が始まる

4月は会社説明会への参加やエントリーシート(ES)を提出する時期です。一次選考としてESの提出やWebテストの受検が始まる企業も多くあります。

ESは履歴書のように単純なものではなく、志望動機や自己PRなどで自分をアピールするための重要なものです。4月までに済ませていた自己分析や企業研究をもとに、綿密に内容を練りこまなければなりません

また人によってはすでに書類選考を通過した人もいるでしょう。面接に向けた対策も始まり、ES作成と面接対策とで非常に忙しい時期であるといえます。

「面談」という名の早期選考があることも

企業によってはすでに「面談」という名の選考が始まっている場合があります。特に経団連に所属する企業では、面接開始日が6月と定められているため、それまでに面接をおこなうことができません。その期間中に魅力的な学生が他社に流出してしまうのを避けるために面談がおこなわれることがあります。

基本的に面談は企業の求める人物像に沿った優秀な学生に対しておこなわれ、ここで良い評価が付くとその後に続く選考をスキップできるなどのメリットがあります。「選考とは関係ない」と謳う企業が多いですが、実質選考と考えておくと安心です。

面談についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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内定:多くの学生はまだ内定をもらっていない

就職内定率

リクルートがおこなった就職プロセス調査によると、2021年卒者の4月1日時点の就職内定率は31.3%となっています。つまり4月の段階では、7割近くの学生がまだ内定を獲得できていないということです。

逆に、内定率が過半数を越え出すのは6月以降であることもわかりますね。そして大多数の人は8月の時点で内定を獲得しているようです。つまり、現在「遅れている」と思っている人も、6月、8月頃までに内定を獲得できれば、遅れを挽回できたといえるでしょう

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4月は遅れを巻き返すチャンス! すぐに就活を始めよう

先ほどお伝えした通り、このあとに控える6月に選考が本格化したり内定獲得者が多くなります。つまり、6月までに選考対策を万全にして内定獲得できる状態を目指すとすると、4月から就活を始めるという人は、あくまで遅れてはいるものの頑張り次第で挽回できるでしょう。

4月は遅れを巻き返すラストチャンスです。遅れたと気付いた瞬間からすぐに就活を始めましょう。

乾 花穂子

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遅れは取っているけれども実行不可能なスケジュールではない

確かに、前年から着実に準備をしてきた学生に比べると一気にやらなければいけないことがたくさんありますし、後れを取ってしまっていることは事実です。

しかし、長期間就職活動に取り組んでいたのに、いざがんばらなければいけないときに疲れてしまって実力を発揮できなかった、という学生は毎年少なからず存在します。そういう意味では見方を変えると短期集中で就活に取り組むのだと意気込むこともできるでしょう。

たとえばダイエットや英会話などの目標を3ヶ月で達成する、といった広告を見たことはあるのではないでしょうか。それと同様に、4月から就活をする場合はスケジュール管理をきちんとおこない、逆算をして今日何をするべきなのかを明確にすること、また、できなかったらそれをいつおこなう予定なのか振り返りをおこなうことを大切にすれば、一歩ずつ内定に近づくことは可能です。

強い意志を持ち正しい方向に動き出せば何事も成果は現れるので、諦めずに就活に取り組んでください。

4月から就活を始める人が押さえておきたい心構え

4月から就活を始める人が押さえておきたい心構え
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キャリアアドバイザー

これから就活を始めるのがすごく不安だったのですが、間に合いそうならこれから気合を入れてがんばります!

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キャリアアドバイザー

はい! 一緒に頑張りましょうね。その前に、実際にここから就活を始める前に持っておいてほしい心構えをお伝えします。

就活は4月から始めても間に合うとはいったものの、3月以前から就活を始めていた人と同じような心構えで就活に臨んではスムーズに物事が進まないことがあります。4月だからこその考え方を持って就活に臨みましょう。

就活本格化時期! 企業ペースで動くことを忘れない

3月以前は企業の情報解禁前であるため、自己分析や企業研究などのやるべきことを自分のペースでおこなえました。しかし、4月はすでに情報解禁後であるのに加え、エントリーの締め切りも迫りつつある時期です。

そのため、自分のペースでものを進めるのではなく企業のペースやスケジュールに沿って就活を進めることが大切になります。

自分のスケジュールや志望度の高さを優先するのではなく、企業の採用スケジュールに沿ってエントリーの順番や対策の優先度などを調整するようにしましょう

就活以外のスケジュール調整も重要

先述の通り、そもそも4月が非常に忙しい時期なのに加えて、これから就活を始める人は3月までにやっておくべきことも並行しておこなう必要があります。

それらを企業スケジュールに合わせて就活をおこなう以上、就活以外の自分のスケジュールを調整することも非常に大切です。

アルバイトや学業など、就活以外で何か取り組んでいる人も多いと思いますが、必要に応じて教授やアルバイト先などに相談をし、就活に集中できる環境を整えても良いでしょう

1人での就活が難しければ積極的に周囲を頼る

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就活生

これから就活頑張ろうと思ったけど、何からどうやって始めれば良いんだろう……。

「これから就活を頑張ろう」と意気込んだものの、そもそも4月まで何もやってきていない分、何から取り組んで良いかわからない人もいますよね。そういった人は、1人で就活に臨もうとはせずに初めから周囲を頼るのもひとつの手です

多くの大学にはキャリアセンターが設置されていますから、そこで求人情報を取得したり選考対策に協力してもらいましょう。

また、就職エージェントに頼るのも良いですね。就職エージェントでは企業の紹介から内定までを無料でサポートするサービスです。企業選びから内定獲得までの道のりを一緒に走ってくれる相手になるので、不安な人はぜひ利用してみてください。

効率良く対策しよう! 4月からの就活で必ずやるべきこと

4月からの就活で必ずやるべきこと

ここまでの説明を踏まえて、ここからは4月からの就活で必ずやるべきことを解説していきます。基本的には、3月以前から就活を始めていた人がやってきたこと・やるべきことと大きくは変わりません。

しかし、これから就活を始める人は同じことをやるにしても時間が非常に限られているため、効率良く・中身を濃くおこなう必要があります。これらを意識しながら取り組んでみてくださいね。

①自己分析:自分の武器と就活の軸決めを優先的に

就活において絶対にやらなければならないのが自己分析。企業選びから選考の質問への回答まで、就活はすべて自己分析に基づいています。自己分析をおこなうことで、企業を選ぶ指針や自分の強み、将来像などさまざまなことが明確になります。

自己分析の詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。

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自己分析の質を上げる4つの方法|オススメの本・サイトも紹介

しかし、時間がない中でそのすべてをはっきりさせるのは難しいでしょう。最低限やっておきたいことを2つ紹介しますね。

就活の軸を定める

就活の軸とは、仕事や企業を選ぶ際に必要な「これだけは譲れない」という自分の中の判断基準のこと。企業選びのものさしとなるものです。人によってさまざまな軸が考えられますが、例としては以下のようなものが挙げられます。

就活の軸の例
  • 周囲と協力してお互いを高め合いながら働きたい
  • 最新の技術を生み出したい
  • 人に影響を与えられるような仕事をしたい
  • プライベートも大切にしながら働きたい
  • 教育制度が整っている会社に入社したい

世の中にはさまざまな企業がありますから、やみくもに企業選びをするのは非常に効率が悪いですよね。就活の軸があれば、それに沿った企業にエントリーをすれば良いので、おのずと企業の絞り込みができます。また譲れない条件を満たした企業ですから、仮に入社できたとしても働きづらさや相性の悪さなどを感じてしまうことも避けられます。

就活の効率を上げるためにも入社後にいきいきと働くためにも、まずは就活の軸だけでも自己分析で明確にしておきましょう。

就活の軸の定め方はこちらで解説しています。

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自分の強みを見つける

自己分析では、就活の軸と併せて最低限自分の強みも見つけ出しておきましょう。自分の強みとは企業で活かせる自分の力のことであり、就活の場では自己PRでよくたずねられます

選考においては「その企業に入りたい」という気持ちを持ちアピールすることも大切ですが、同様に「自分が入社したらどのように貢献ができるのか」を伝えることも大切です。

基本的に企業は利益を生み出して自社を成長させることをミッションとしています。そのため、その自社の成長のために力になれる人材かどうかも評価ポイントのひとつとなっています。

自分の強みはいわば就活における自分の武器でありアピールポイントです。自分を売り込むためにも、自分の強みも自己分析で見つけておきましょう。

強みを見つける方法はこちらの記事でより詳しく解説しています。

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乾 花穂子

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判断軸がわかれば理想の企業に辿り着きやすい

「ほかにも自己分析で何かやらなければいけないのでは」と不安や焦りを抱えてしまう学生がいるかもしれませんが、就活の軸と自分の強みを明確にできていれば事前準備はほとんど整ったと言っても過言ではありません。あとは頭で考えすぎずに実際に行動に移したほうが軌道修正をかけやすくなります。

自分の判断軸があるとどんな角度から質問や選択肢を投げかけられてもすぐに意思決定をすることができます。たとえば「長袖のトップスを買いに行こう」と洋服を買いに行くときには、いきなりスカートやTシャツが売っているコーナーに行くのではなく、長袖トップスのコーナーに行けるはずです。しかし、明確な目的がないままお店に入ったら店内を迷ってうろうろしてしまい、「結局欲しくないものまでたくさん買ってしまった」という事態になってしまうでしょう。

就活も同様で、「軸と自分の強みはこれだ」とわかっていればゴールにすぐに辿り着けますが、わかっていない場合には「何もわからないまま行きたくもない企業に入社をしてしまった」といった事態に陥る恐れがあります。

自己分析がまだの人は、ツールを活用して今月中に終わらせよう

自己分析ツール 自己分析ツール

就活を成功させるためには、自己分析がとても重要になります。しかし、自己分析を後回しにしている人も多いでしょう。

そんな人は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけあなたの強みや適職を特定できます

自己分析がまだの人は、ぜひツールを活用してみてください。

②企業選び:やみくもに動くのはNG!

次に企業選びをおこないます。先ほど定めた就活の軸に合う企業を見つけていきましょう。

そのためにはまずは企業と出会うことが必須になりますが、ここでもやみくもに企業を見ていくのは効率も悪いですし、本当に行きたい企業との出会いがエントリー締め切り後、ということも考えられます。効率良く動くための手順を解説します。

まずは業界を絞る

世の中には非常に多くの企業がありますが、それらは「業界」という単位で分けることができます。業界とは「企業を産業や商業で分類したもの」であり、それぞれの業界によって取り扱っているモノやビジネスモデルが変わってきます。

自分が扱いたい商材などを考えることで業界を定めると、おのずと企業も絞れるので、効率的な企業選びをすることができますよ

業界についてはこちらの記事で理解を深めましょう。

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業界について理解したら、次はこちらの記事で志望業界を絞っていきましょう。

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業界ごとの合同説明会に参加する

業界が絞れたら、次は業界ごとの合同説明会に参加することがおすすめです。大規模な合同説明会には業界問わず幅広い企業が参加しているため、さまざまな企業と出会えるメリットもありますが、自分の興味がある業界の企業との出会いはその分少ないといえます。

そのため、あらかじめ業界が絞られた合同説明会に参加することで、自分に合った企業ややりたいと思える仕事が見つかりやすいといえるでしょう。ナビサイトやSNSの就活情報アカウントなどで、合同説明会の開催情報が載っている場合が多いので、ぜひ調べてみてください。

塩田 健斗

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必ずしも業界を絞らなくてもかまわない!

「まずは業界を絞ろう」とお話ししましたが、絶対に業界を絞らなければならないというわけではありません。中には、軸は定まったけれども業界を絞ることができない、という就活生もいるでしょう。4月から就活を始める場合に限らず、早い段階から就活を始めているものの絞れていない人も少なくありません。このような学生は「ビジネスモデル」に注目をしてみましょう。

同じ業界内でもビジネスモデルによって仕事内容が大きく異なる

たとえば「人材業界」に興味がある場合、エージェント形式の場合には企業間でお金が動いていることが多いです。しかし、カウンセリング事業などをおこなっている場合には個人からお金を受け取って収益をあげているケースも考えられるでしょう。

また、「製造業」と一括りにしても、商品を売って完結するケースと、サブスクリプション型のケースがあるでしょう。前者の場合には、1回の金額が大きいので受注が決まったときに非常にやりがいを感じることができるでしょうし、後者の場合には継続的な関係が必要になるので関係構築力が必要となってきます。

このように、「〇〇業界」と一括りにするのではなくてどのような顧客からどのような収益をあげていきたいかに注目すると、いろいろな業界の中から共通項が見出せるかもしれません。

エージェントを利用する

自分で軸に沿った企業や興味のある業界の企業をうまく見つけられない人はエージェントを頼るのもひとつの手です。エージェントはさまざまな企業の求人情報を持っていて、学生の就活の軸や興味に沿った企業を紹介します。

エージェントから企業をいくつか提示されれば、自分で企業を見つける手間が省け、効率化につながりますね

また、キャリアパーク!就職エージェントではしっかりと学生へのヒアリングを重ねたうえで企業紹介をおこなっています。ミスマッチの防止にもつながりますよ。

③エントリー:企業のスケジュールを意識して動こう

興味のある企業を選べたら、次はいよいよその企業にエントリーをしましょう。ここで気をつけたいのは、先ほどもお伝えした通り、4月は企業のエントリー締め切りが非常に近くなっているということ

うかうかしていると締め切りを過ぎてしまうことも考えられるので、ここでは企業スケジュールを逐一確認しながら動くことが重要です。

締め切りが近い企業を優先して見る

エントリーで絶対に避けたいのは、行きたいと感じた企業へのエントリーが締め切られてしまうこと。そのため、自分のペースでエントリーをするのではなく、企業の採用スケジュールに合わせてエントリー漏れがないようにしたいところです。

特にナビサイトなどでは、エントリーの締め切り順で企業を並び替えたり、「締め切り間近!」などというように、近い締め切り日の企業をまとめて見られるようになっていることがあります

実際にエントリーする際はそういったシステムを利用して、まずは締め切りが近い企業から優先的に見ていきましょう。

興味を持った企業はとりあえずでもエントリーしておく

エントリーの際は、少しでも興味を持った企業はとりあえずでもエントリーしておくことをおすすめします。さまざまな企業を見ていくうちに、「やっぱり最初に興味を持ったあの企業にしたい」とエントリーを決めても、締め切り日が過ぎていては元も子もありません。

エントリーをしたからといって、必ず選考を受けなければならないわけではありません。もっとも避けるべきは、あとから「やっぱりエントリーしておけば良かった……」と後悔してしまうことです。きっかけは「おもしろそう」でもかまわないので、興味がある企業は積極的にエントリーしてみましょう。

一般的なエントリー数はこちらの記事で説明しています。ぜひ参考にしてみましょう。

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④企業研究:社員から直接情報を得よう

就活では綿密な企業研究が選考突破のカギを握ります。たとえば企業ホームページ(HP)にも載っている簡単な情報すら知らなければ、その企業への志望度や熱意を疑われてしまうかもしれませんし、求める人物像を知っておけば、その像に沿った人間性をアピールでき選考の通過率も上がるでしょう。

4月からの就活では限られた時間を使って効率的に情報収集をすることが大切です。インターネット上の情報を細かく調べていくより、実際に企業の社員と触れ、直接情報を得たほうが手っ取り早く、鮮度の高い情報を手にすることができますよ

単独の会社説明会や座談会に参加する

会社説明会も大きく2つに分けられます。ひとつが先ほど説明した合同説明会で、多くの企業が参加するためよりいろいろな企業と出会いやすいのが特徴です。その点単独説明会はその企業が独自で開催する説明会であり、その企業についてさらに深く知ることのできる機会になっています

座談会は主に説明会のあとに開催されるものであり、社員とざっくばらんに交流できるようになっています。社員からの情報提供だけでなく、学生からも気軽に質問ができる双方向のコミュニケーションが特徴です。

説明会で詳細な企業情報を仕入れ、気になった点は座談会で解消する、というように2つを使い分けると良いでしょう。

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キャリアアドバイザー

どちらも主に人事担当者が進行を務めます。人事担当者はその企業の入り口となる存在ですから、企業のことは熟知しているといえるでしょう。さまざまな情報が得られそうですね。

会社説明会に参加する予定の人はこちらの記事も参考にしてみてください。会社説明会での質問について例文付きで詳しく解説しています。

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座談会についてはこちらの記事が詳しいです。

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OB・OG訪問をする

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一般的なスケジュールでは3月までにおこなっておくべきOB・OG訪問ですが、4~5月もOB・OG訪問はおこなうことができ、かつこれが選考前の最後のチャンスです。実際にその企業で働く先輩社員に話を聞くことができるため、企業理解を深める絶好の機会といえます。

また、基本的に企業は多くの学生に自社に興味を持ってもらいたいもの。そのため、会社のネガティブな情報は会社説明会などのオフィシャルな場ではあまり聞けないことが多いです。しかし、OB・OG訪問では実際の仕事内容や働き方から、少し聞きづらいことについても質問しやすかったりします。よりリアルな声を得られる機会といえるでしょう。

OB・OG訪問について、そのメリットややり方などをこちらで詳しく説明していますよ。

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加藤 大智

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両極端な企業を見ることで心地のいい労働環境を見定めるのも1つの手

どんなに頭でイメージをしていても実際に話を聞いて見なければわかりません。そのため、会社説明会にはできる限り足を運ぶようにしましょう。ただ、説明会に参加をするにも時間が限られています。本当に時間がない場合には、興味がある企業をすべて見るのではなくて、ある程度両極端な企業を比較してもいいかもしれません。

たとえば「小さな会社と大きな会社、どちらがいいのだろうか?」と迷っている場合には、事業内容に魅力を感じているからという理由で数百人規模の会社の説明会に何度も足を運んだとしても答えは見えてこないでしょう。思い切って3人の会社と千人規模の会社の両方を見てみる、など少し極端な行動に出てみたほうが自分にとってのいいあんばいが見えてくることが多いです。さらにいうと、その判断をしていくためにも前述した就活の軸を定めておくことが大切とも言えるでしょう。

⑤ES作成:最低限の労力で高評価につなげよう

エントリー時などに必ずと言っていいほど求められるのがES。書類選考はこのESがメインで進められるので、内容はしっかり練りこんでおきたいところです

とはいえほかの対策にも時間は取られると思いますので、短時間で効率良く作成することを心掛けましょう。そのためには、例文や周りの力も適度に借りることが大切ですよ。

頻出質問はひな形を作る

多くの企業にエントリーすればそれだけESを作成する必要があるため、できるだけ手間は省きたいですよね。そんな中でESでは、多くの企業で頻出する質問が決まってあります。そういった質問への回答は、ひな形を用意しておくと良いでしょう。

ひな形を作っておけば、ESのたびに回答を考え直す必要がないのでスムーズに作成や提出ができます。手間をひとつ減らすことができますね。

頻出質問の例
  • 自己PR
  • ガクチカ
  • 志望動機
  • 長所と短所

例文を参考にする

3月以前にインターンに参加していたりすると、インターンの選考で志望動機や自己PRなどを考える機会があったことでしょう。しかしそういった経験がないと、いきなり自己PRなどの回答を考えるのも難しいですよね。その場合は先輩などの例文を参考にしてみると良いでしょう。

例文を参考にすると、文章の流れや盛り込むべき内容がイメージしやすくなります。どのようなことを書けば良いかがわかり、筆も進むようになるのではないでしょうか。

ただし、例文はあくまで参考にするだけに留めておきましょう。たとえ書きたい内容が同じであってもまるごとコピーするのはNGです。話の組み立て方や結論、まとめ方の参考にする程度にしてくださいね。

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「きれいにまとめること」よりも「自分の言葉で伝えること」が大切です。たとえうまくまとめられていない拙い内容でも、自分なりの言葉でまとめた熱意が伝われば選考突破につながることもありますよ。

自己PRの例文はこちらを参考にしてみてください。

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志望動機の例文はこちらにまとめてあります。

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先輩や就活のプロに添削してもらう

質問への回答を作っても、その内容にあまり自信が持てない人もいますよね。そんなときは就活をすでに体験した社会人の先輩や就活のプロに添削してもらうと良いでしょう。

ゼミやサークル、アルバイトの先輩に連絡を取るのも良いですし、先ほど説明したOB・OG訪問でも可能です。特にOB・OG訪問は志望企業への訪問ですから、選考突破へのヒントを知ることができるのではないでしょうか

または、就職エージェントや大学のキャリアセンターに添削をしてもらうのもおすすめです。プロの目線で添削をしてもらえば、完成した回答にもさらに自信を持てるようになるでしょう。

⑥筆記試験対策:短期間で一気に終わらせよう

SPIなどの筆記試験も、必ずやるべき選考対策のひとつです。ESの提出時や一次面接の前など、選考の早めの段階で求められやすく、特に大手企業や人気企業の場合は、足切りとして使用されることが多いため、ここでつまづいてしまうと次の選考に進むことができません

とはいえ対策必須ではあるものの、ほかの対策を疎かにすることは避けたいですよね。筆記試験はあくまで次の選考につなげるためのものであり、筆記試験よりもそのあとに続くES作成や面接対策に力を入れたほうが良いでしょう。筆記試験の対策こそ効率良く短期間で一気に終わらせてしまいましょう。

SPIの勉強方法や対策についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

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SPIで時間切れを防ぐためには、問題の傾向を把握しておくことが大切です。今回はSPIの種類や時間、それぞれの特徴を紹介していきます。またキャリアアドバイザー監修のもとSPIで時間切れを回避するための対策10選も紹介していきます。SPIでの時間切れを回避する対策をして高得点を狙っていきましょう。

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出題頻度の高い問題を優先的に取り組む

もっとも多くの企業で使われている試験がSPIですが、SPIには出題形式がいくつかあり、形式によって出題される問題の傾向が変わります。そのため、自分の受検形式に沿った頻出問題を優先して解いていくようにしましょう。

もし志望企業の形式がわからない場合は、すべての形式で共通している問題を多く解いておくと良いですね。

SPIの形式別の頻出問題
  • テストセンター:割合、代金の清算、資料の読み取り問題
  • Webテスティング:割合、整数の推測
  • インハウスCBT:割合、整数の推測
  • ペーパーテスティング:代金の清算、グラフの良識、物の流れと比率、装置と回路

暗記問題はすきま時間で対策する

本来筆記試験対策は、1週間程度時間を設けて短期間で頭に叩き込むのがもっとも効率的なやり方です。しかし時間がない中で1週間も試験対策に時間を使うのは非常にもったいないといえるでしょう。

そのため、手を動かす必要のある計算問題などは時間をかけ、暗記系の問題は移動中や寝る前などのすきま時間を利用して対策をすると良いですね。問題によって勉強方法を使い分け、効率的に勉強しましょう。

⑦面接対策:実践的な対策をしよう

限られた時間ではじっくり面接対策をおこなうことはできません。また、インターンの選考経験者であればすでに面接の雰囲気などを経験しているため、本選考の面接でも比較的緊張しにくいといえるでしょう。

そのようなライバルに追いつくためには、初めから実践的な対策をするなどして場数を踏むことが大切です。面接練習としてはもちろん、緊張感に慣れる効果もあるため効率の良い面接対策ができますね

基本的な面接練習についてはこちらの記事を参考にしてください。

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時間がない人におすすめ!
たった3分で自己分析が完了します

自分の弱みはわかっても、強みは思いつかないものですよね。「それ強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば、3分程度の質問に答えるだけ選考でそのまま使える強みがわかります

無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。

模擬面接をおこなう

模擬面接とは、友人や先輩など周囲の人に面接官役をお願いして、実践的な練習をおこなうことです。回答を考えるだけでなく、面接官役の人からの質問に実際に口に出して答えることができるので、面接の雰囲気や流れが掴みやすいといえます

たとえば普段から人と話すことが苦手な人は、まずは友人や親などを相手にして練習することから始めても良いでしょう。

面接時期が迫っていたり、人と話すことが苦でない人は緊張感に慣れるため、キャリアセンターやゼミの教授、エージェントなどに面接官役をお願いするなど、うまく相手を使い分けてみてくださいね。

模擬面接の詳しいやり方はこちらの記事で解説しています。

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本命企業の前に面接練習として選考を受ける

いくら面接対策をしても、やはり本番の面接とは雰囲気もその緊張感もまるで違うものです。毎年、模擬面接ではうまくできていたのにもかかわらず、実際の面接で失敗してしまう学生が一定数見受けられます。面接本番の緊張感や雰囲気に慣れるためには、本物の面接を受けるのが一番の対策といえるでしょう。

志望企業の面接を受ける前に、滑り止め企業や第一志望群ではない企業の面接を積極的に受けてみましょう。実際の面接だからこそわかることや、自分の苦手な質問などが見えてくると思います。そのほうが面接後もさらなる効果的な対策ができそうですね。

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キャリアアドバイザー

本命企業ではない分、たとえ面接で失敗してしまってもそれほどショックも大きくないでしょう。ただし、本命ではないとはいえ選考突破を目指して真剣に取り組むことは忘れないでくださいね。

4月から就職活動を始めたいと考える学生からよくある質問に回答!

大学4年生の4月から就活をスタートするのは遅いと感じる学生や、4月からスタートした場合に何をすべきか悩む学生は多いです。そのような学生からの質問に、キャリアアドバイザーが回答します。

  • 就活を4月から始めるのは遅いですか?

    4月でもエントリーを受け付けている企業はあるため。4月から就活を始めるのは遅すぎることはありません。ただし、3月から募集を開始し4月の前半にはエントリーを締め切ってしまう企業も多いため、4月から就活を始めることで応募できない企業も発生するでしょう。

    また人気の企業は募集を早めに締め切ったり、ほかの就活生より選考対策の面で遅れをとってしまう場合もありますよ。そのため1日でも早いスタートを切ることをおすすめします。

  • 4月から就活を始める際にすべきことを教えてください。

    4月から就活を始める際、まずは自己分析に取りかかりましょう。自己分析よりも、とにかく企業説明会や選考に参加したいと考える学生もいるかもしれませんが、あまりおすすめしません。自己分析では、自分の価値観を知ることはもちろん、自分の得意分野や苦手分野を知ることで、自分に合った企業がわかるようになります。

    自己分析をせずに就活を進めると、後々ミスマッチが生じてしまったり、選考がうまく進まなくなってしまう可能性もあるため注意しましょう。

効率良く・内容の濃い行動で4月から就活を巻き返そう

一般的に見て4月から就活を始めるのは少し遅いスタートだといえるでしょう。しかし、周囲に追いつくためにはまだまだ巻き返せる時期です。

やるべきことは多くありますが、そのすべてを効率良く、内容を濃くおこなうことを意識してください。遅れに気付いた瞬間から積極的に行動を始め、就活を巻き返しましょう!

【25卒必見】4月から就活はすでに遅れてる? 現役面接官が教える4月今すぐやるべきこと

あなたが受けないほうがいい業界をチェックしよう

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就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は適職診断を活用して、志望する職業と自分の相性を確認してみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

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