目次
- Web面接のカンペはバレる? プロの意見を参考に使用を決めよう
- Web面接でカンペに気づかれるタイミング
- カンペが画面から見えているとき
- 目線が動いているとき
- 質問内容によって話の流暢さが異なるとき
- 企業側はどう感じてる? Web面接でカンペを使うことへの意見
- 話の整理ができるため使用しても良い
- 学生の人柄や熱意が伝われば良い
- 対面面接と同じ条件で評価したいためおすすめしない
- 文章を読み上げているだけなら使用は控えてほしい
- Web面接でカンペが役立つケース4選
- ①どうしても漏れなく伝えたいことがあるとき
- ②話したい内容が複雑なとき
- ③難しい固有名詞を使用したいとき
- ④緊張して頭が真っ白になりそうなとき
- Web面接を成功させるカンペ作成のコツ
- ①カンペは小さめのサイズを選ぶ
- ②要点だけ箇条書きで書く
- ③大きめの文字で書く
- ④絶対に伝えたいことを絞り込む
- Web面接でカンペがバレないための対策3選
- ①カンペの置き方を工夫する
- ②カンペを見ながら自然に話す練習をする
- ③想定外の質問にも対応できるよう練習する
- Web面接でカンペを使うことに対しよくある質問に回答!
- Q:カンペを見ていることがばれたらどうすべき?
- Q:面接の初めにメモを見て良いか聞くのはアリ?
- Q:ディスプレイやスマホをカンペにするのはアリ?
- Q:Web面接でカンペに頼ると対面時に対応できなさそうで不安……
- 必要に応じカンペを活用してWeb面接を成功させよう
Web面接のカンペはバレる? プロの意見を参考に使用を決めよう
(リンクを押して飛ぶ)
「Web面接のカンペってバレるのかな……」
「そもそもカンペを使うのはあり?」
Web面接ならではの対策として、カンペの用意を考える学生は少なくありません。
しかし、隠しているつもりでも、面接官には視線の動きや話し方でバレてしまっていることも。
この記事では、Web面接でカンペがバレる理由や企業の本音を紹介するとともに、どうしても不安なときの正しい活用法をわかりやすく解説します。
リスクを回避し、自信を持って本番に臨めるよう、ぜひ最後までチェックしてみてください。
なお、Web面接対策はこちらの記事で紹介しています。Web面接を控えている場合はあわせてチェックしておきましょう。
Web面接の基本の流れと必須準備|本番前のチェックリストつき
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Web面接でカンペに気づかれるタイミング
Web面接を受ける際、「画面の隅にカンペを置いておけばバレないかな?」と気になりますよね。
結論から言うと、隠しているつもりでも、面接官には意外とバレてしまっているものです。
面接官は画面越しにあなたの表情や挙動を想像以上に細かくチェックしています。
どのような瞬間に「カンペを見ているな」と気づかれてしまうのか、具体的な3つのポイントを詳しくチェックしていきましょう。
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カンペが画面から見えているとき
最も初歩的でありながら、実はやってしまいがちなのが「カンペが画面に映り込んでしまう」ケースです。
Webカメラが映し出す範囲は、自分が思っているよりも広いことがあります。
本人はカメラに映らない位置に隠しているつもりでも、デスクのうえに広げたノートの端や、パソコンのフレームに貼った付箋の角が、画面の隅に見切れてしまうことがあるのです。
目線が動いているとき
視線の不自然な動きからカンペの存在を確信されるケースもよくあります。
人が文字を「読んでいる」ときの目線と、自分の頭のなかにある言葉を「思い出しながら話している」ときの目線は、意外と違うためです。
- 読んでいるときの視線:
左から右(または上から下)へと規則正しく水平に動く - 思い出しながら話しているときの視線:
斜め上を向いたり瞬きが増えたり適度に泳いだりと、不規則な動きになる
面接官はこれまでに何百人、何千人もの学生を面接してきた選考のプロ。
「規則的な視線の往復」が発生した瞬間、「あ、今手元のテキストを読んでいるな」と察知してしまいます。
多くの学生が「カメラのすぐ横にカンペを貼れば視線でバレない」と誤解していますが、レンズとカンペの距離が数センチ離れているだけでも、焦点のズレは画面越しにしっかり伝わります。
「目が合っていない違和感」は、コミュニケーションへの熱意が薄い印象に直結してしまうため注意が必要です。
面接での目線についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
Web面接での目線はどこが正解? 自然にカメラを見る裏技3選
質問内容によって話の流暢さが異なるとき
志望動機や自己PRなど定番で事前に準備していた質問と、その場で考える質問とで話し方のスムーズさに極端なギャップがあるときも、カンペを疑われるタイミングです。
カンペを用意している質問に対しては、一切噛まずに完璧な長文を淀みなくスラスラと話せるのに、「最近気になったニュースは?」「さっきの回答について、もう少し詳しく教えて?」といった想定外の質問をされた途端に、言葉に詰まったり、急にたどたどしい話し方になったりするケースがあります。
このギャップがあまりにも激しいと、面接官は「さっきまでは用意したカンペを読んでいただけなんだな」と見抜きます。
面接官が重視しているのは、完璧なスピーチではなく「会話のキャッチボール」です。
一言一句の正確さよりも、多少言葉に詰まっても「自分の言葉」で一生懸命に伝えようとする姿勢のほうが、結果として心に響くものです。
面接で聞かれる質問を網羅的に対策したい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
新卒の面接でよく聞かれる質問65選|答え方のポイントと例文を紹介
【例文付き】面接で必ず聞かれる6つの質問リスト|回答のコツも紹介
キャリアアドバイザーの体験談カンペはバレるケースが多い
きっかけは「目線」にあり
学生がカンペを使っているかどうかは、ほとんどの場合すぐ気づきます。どうしても目線が上下や左右に動くので、「何か読んでいるな」とわかってしまうのです。
「カンペを読んでいる=即不合格」になるわけではありませんが、個人的にもやはり印象は良くありませんね。正直、準備不足のまま本番に臨む程度の熱量しかなかったのだなとがっかりしてしまいます。
深掘り質問に耐えられないケースも
また、内容面でもボロが出やすい傾向にあります。
たとえば最初の回答はスラスラ話せても、深掘り質問をすると急に言葉に詰まってしまう人は、カンペを使っていることが多い傾向にありますね。
そのため、「基本的にはカンペはバレるもの」と考えたうえで面接に臨んだほうが良いでしょう。
企業側はどう感じてる? Web面接でカンペを使うことへの意見
学生からすると心強いカンペですが、評価を下す企業側がそれをどうとらえているかは気になるポイントの一つですよね。
実は、カンペの使用に対する意見は一概に「絶対悪」というわけではなく、企業のスタンスや面接官の価値観によって異なります。
ここからは、企業側がカンペに対して抱く本音を解説します。
話の整理ができるため使用しても良い
一部の面接官は、話す内容を整理するためのツールとしてカンペをとらえ、使用を肯定的に受け止めています。
特に緊張しやすい学生が、伝えたいキーワードを忘れてしまい頭が真っ白になるくらいなら、手元のメモを見て要点を的確に伝えてくれたほうがお互いにとって有意義だと考えるからです。
社会人のビジネスシーンでも、プレゼンや商談でメモを見ながら話すのは一般的なことであるため、計画的な「準備の証」として好意的に解釈する面接官もいますよ。
ただ、このような思考の面接官がほとんど、というわけではないので注意しましょう。
学生の人柄や熱意が伝われば良い
もしその企業が、「面接で重視するのは『完璧にスラスラ話せること』ではなく、『学生の内面や入社への意欲』」ととらえていた場合、カンペの有無そのものが減点対象にはなりにくいです。
たとえカンペを使ってベースの文章を組み立てていたとしても、話すときの声のトーンや、表情、質問に対する熱量から「この企業に入りたい」という強い思いが感じられれば、十分に合格点を出すという意見もありますよ。
ただし、熱意を伝えるためには、文字ではなく面接官の顔を見る必要があります。
相手の反応に合わせて言葉の強弱やスピードを変えてこそ熱意は伝わります。
カンペを読む=面接官と目線が合いにくいという理由で熱意が伝わりづらいことには注意してくださいね。
面接で熱意を伝える方法はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接で熱意を伝えるには準備と話し方が重要! 失敗パターンも紹介
対面面接と同じ条件で評価したいためおすすめしない
選考の公平性を期すために、カンペの使用を好ましく思わない面接官も存在します。
最終面接だけは対面でおこなう企業や、すべての選考を対面と同じ基準で評価したいと考える企業に多い意見です。
Web面接だからといってカンペに頼ってしまうと、持ち込みができない対面面接になった瞬間に実力を発揮できなくなるリスクがあります。
そのため、「最初から何も見ずに臨むのが本人のためである」という理由でおすすめしないケースもあるのです。
正直、Web面接でカンペ頼りになっている学生を見ると、「対面面接になったら何も話せなくなるのでは?」と一気に不安になってしまいますね……。
文章を読み上げているだけなら使用は控えてほしい
多くの面接官が懸念しているのが、カンペが「朗読」になってしまうパターンです。
面接はあらかじめ用意した作文の発表会ではなく、その場で生まれる双方向のコミュニケーションの場。
用意した文章を一言一句間違えずに読み上げるだけなら、エントリーシート(ES)を読めば済む話になってしまいます。
面接官が本当に知りたいのは、想定外の質問を投げたときにあなたが「どう考え、どう言葉を紡ぎ出すか」という素の思考プロセスです。
丸暗記や朗読は、あなたの最大の武器である「人間らしさ」を隠してしまいます。
Web面接でカンペが役立つケース4選
「カンペはバレるリスクがあるなら、一切使わないほうが良いの?」と思うかもしれませんが、一概にそうとは言い切れません。
要点やキーワードを絞った「正しいカンペ」であれば、むしろ面接のクオリティを高める武器になります。
ここからは、カンペを用意しておくことでメリットが生じるケースを解説します。
①どうしても漏れなく伝えたいことがあるとき
どれだけ入念に面接の準備をして臨んでも、本番では予期せぬ緊張や面接官の鋭い視線によって、重要なエピソードや数値目標を忘れてしてしまうことがあります。
特に自分の最大の強みを証明するエピソードの核心部分を言い忘れてしまうと、その後の面接全体の流れが悪くなってしまいかねません。
絶対に外せないキーワードを「お守り」として手元に置いておくことは、伝え漏れを防ぐ大きな安心感につながります。
- ガクチカや自己PRの成果
(例:「売上を前年比150%にした」「登録者を3万人増やした」などの具体的な数字) - エピソードの起点となった明確な時期
(例:「大学2年の秋」「インターンに参加した2025年8月」など) - 自分の強みを表すキャッチコピー
(例:「周囲を巻き込む推進力」「課題の本質を見抜く分析力」など)
伝え漏れを防ぐためのカンペは、文章ではなく「数字」と「キーワード」だけに絞りましょう。
たとえば「売上150%、離職率ゼロ」といった事実だけをメモしておけば、視線を泳がせることなく、自信に満ちた表情のまま面接官にアピールできます。
なお、面接の不安を取り除くコツについてはこちらの記事で解説しています。
面接前の不安をすべて解消! 自信を持って面接に臨める処方箋
②話したい内容が複雑なとき
言葉だけで説明するのが難しいテーマを話す場合も、カンペを用意しておくことでスムーズにアピールできるケースがあります。
- 自分の研究内容
- 学生時代に立ち上げたビジネスの仕組み
- アルバイト先での複雑な業務改善フロー
複雑な話を頭のなかだけで組み立てて話そうとすると、主語が抜けたり論理の順序が前後したりして、言いたいことがきちんと伝わらないリスクが高まります。
話の展開のロジックや順序を視界の端に置いておくことで、整理されたわかりやすい構造のまま、最後まで話し切ることができるのです。
複雑な話をするときは、話の大まかな流れのみ手元に用意するイメージを持ちましょう。
「1.現状の課題、2.とった行動、3.得られた成果」のように、話の骨組み(PREP法など)の流れだけを矢印で書いておくと、面接官からの急な質問で話が逸れても、すぐに元の論理的なルートに戻ってこられますよ。
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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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③難しい固有名詞を使用したいとき
- 志望企業の最新の商品名
- 海外展開しているサービス名
- 最先端の技術名
- OB・OG訪問でお世話になった社員の所属部署や名前
このように正確に発音・表現すべき固有名詞を扱うケースです。
せっかく熱意を持って企業研究の成果をアピールしようとしても、社内の人間が日常的に使っている固有名詞を間違えてしまっては、かえって「本当にうちを志望しているのかな?」と熱意を疑われる原因になりかねません。
企業の固有名詞、特に英数字の羅列や専門用語は、緊張するとつい忘れがち。
これらをカンペに書いておくのは、リスクマネジメントとして有効です。
ただし、固有名詞を言うときだけ急に手元を凝視すると不自然なので、文字サイズを大きくしてカメラの奥に配置する工夫をセットでおこないましょう。
なお、面接で話す内容を覚えられないと悩んでいる人は、以下の記事にも目を通してみてください。面接で話す内容を暗記するコツについて解説していますよ。
面接での回答を覚えられないときの対処法|本番で忘れないコツも解説
④緊張して頭が真っ白になりそうなとき
面接という独特の空気感に飲まれやすく、極度の緊張から「次の言葉が出てこない」「何を質問されたかわからなくなってしまった」という経験を持つ学生にとって、カンペは最強の精神安定剤になります。
「最悪、これを見れば軌道修正できる」という逃げ道が視界にあるだけで、脳の過度な緊張が和らぎ、結果としてカンペを一度も見ることなく自然体で受け答えができるようになるケースも多いです。
どうしても面接で緊張してしまう人は、以下の記事で緊張しない方法や和らげる方法を確認してみましょう。
面接で緊張しない方法10選! 事前準備や当日のピンチ回避法も解説
Web面接を成功させるカンペ作成のコツ
面接官にバレてしまう最大の原因は、カンペに長文の台本をそのまま書いてしまうことにあります。
そのため、Web面接でカンペを「味方」にできるか、それとも「マイナス評価の原因」にしてしまうかは、カンペの作り方一つで決まると言っても過言ではないのです。
ここからは、カンペの存在を完全に消し去りつつ、自分のパフォーマンスを最大化するためのスマートな作成のコツを4つ解説します。
①カンペは小さめのサイズを選ぶ
カンペを準備する際、大きなノートやA4サイズのコピー用紙を何枚も広げるのは避けましょう。
サイズが大きいカンペは、視界に入れるために首や顔ごと動かす必要があり、面接官に「今、別の場所を見ているな」と一発で気づかれる原因になります。
手のひらに収まるサイズの付箋やミニカードを選び、パソコンの画面(特にインカメラのすぐ近く)に収まる範囲で配置するのが鉄則です。
おすすめは10cm×10cm程度の正方形の付箋。
このサイズであれば、カンペを見ているときでも面接官からは「しっかりカメラ(面接官の目)を見て話している」ように見えます。
②要点だけ箇条書きで書く
カンペには「〜です」「〜と考えます」といった文章を書かないようにしてください。
文章が書かれていると、脳は無意識にそれを「朗読」しようとしてしまい、声のトーンから抑揚が消えて不自然な話し方になります。
書くべきなのは、話の流れを思い出すためのトリガーとなる「単語」だけです。
3つほどの箇条書きに留めることで、パッと一瞬見ただけで瞬時に頭のなかの記憶とリンクさせることができます。
カンペは「話すための台本」ではなく、「ド忘れを防ぐための見出し」として機能させるのが正解です。
「1.挫折経験、2.行動、3.学び」のように、ストーリーの接続詞の役割を果たすキーワードだけをシンプルに配置し、肉づけは自分の生の声でおこないましょう。
③大きめの文字で書く
小さな付箋やカードに情報を詰め込もうとして、細いペンで小さな文字をびっしり書くのは逆効果です。
面接中に「なんて書いてあるっけ?」と文字を凝視した瞬間、あなたの目は細くなり、眉間にシワが寄り、画面への不自然な前傾姿勢が生まれてしまいます。
これでは面接官に違和感を与えるだけでなく、険しい表情を見せることになり印象も悪くなります。
50cmほど離れた場所からでも、パッと見ただけで文字が飛び込んでくるようなサイズ感や文字数で書きましょう。
④絶対に伝えたいことを絞り込む
自己PR用、ガクチカ用、志望動機用……と、すべての質問に対するカンペをパソコンの周りに何枚も貼り巡らせてはいけません。
情報の選択肢が多すぎると、面接官から質問されたときに「どのカンペだっけ?」と視線で迷子を探すことになり、不自然な間が生まれます。
カンペとして用意するのは、自分のアピールの軸となる「これだけは絶対に忘れたくない最重要項目」だけに絞り込み、画面周辺をすっきりとさせておきましょう。
たくさんのカンペを用意したくなる気持ちはわかりますが、それは準備不足の裏返しでもあります。
たくさんのカンペを用意する時間がある場合は、自己分析や面接対策に時間を割き、自信を持って面接に臨めるように準備しておきましょう。
自己分析や各フェーズごとの面接対策はこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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Web面接でカンペがバレないための対策3選
カンペの準備が整ったら、次はどう使うかを考えましょう。
どんなに完璧なカンペを作っても、本番での置き方や話し方に不自然さがあれば、面接官は瞬時に違和感を抱いてしまうからです。
ここからは、カンペの存在を隠しつつ、面接官に「堂々と自分の言葉でコミュニケーションが取れる学生だ」と好印象を持ってもらうための対策を3つ紹介します。
①カンペの置き方を工夫する

カンペを配置する適切な場所は、紙や付箋を用意するか、PC内のデジタルドキュメントで用意するかによって異なります。
上の図を参考に、それぞれの配置の特徴を整理してみましょう。
どちらの手法を選ぶにしても、カンペをあちこちに分散させず、1カ所にまとめることが大切です。
紙とPC画面の両方にカンペがあると、本番中に視線が泳いでしまい、面接官に不信感を与えてしまいます。
②カンペを見ながら自然に話す練習をする
どれだけ最適な位置にカンペを置いても、ぶっつけ本番で挑めば「カンペに引っ張られている空気感」が必ず話し方に滲み出てしまいます。
カンペがある状態を前提とした、「見ながら話す」トレーニングを事前に積んでおくことが不可欠です。
- カンペばかり見ないでカメラ目線を意識する
- 一方的に話さず、面接官との会話のキャッチボールを心掛ける
- 身振り手振りを使う
- 自然な「間」を取り、スムーズな「つなぎ言葉」を意識する
自主練習だけでは、どうしても自分に甘くなり「見落とし」が生まれます。
最も確実なのは、友人や就職エージェントなどの第三者に頼んで、実際に画面越しに模擬面接をしてもらうこと。
他人の目を通すことで、自分では気づけない違和感を見つけ出し、改善することができます。
模擬面接のやり方はこちらの記事で解説しています。
質問&チェック項目付き|模擬面接は6ステップのやり方で効果アップ
③想定外の質問にも対応できるよう練習する
面接が始まれば、当然ながらカンペを用意していない角度からの質問も飛んできます。
ここでパニックになってしまうと、それまでの流暢な回答とのギャップから、カンペの存在を面接官に確信させてしまいます。
あらかじめ想定外の質問のパターンを頭に入れ、その場で思考を組み立てる訓練をしておくことが欠かせません。
- どのような質問も「PREP法」の型に当てはめる訓練をおこなう
- 友人や家族に「1問1答のノック」をしてもらう
- 過去の自己分析を「なぜ?」で3回深掘りしておく
想定外の質問が来たときは、すぐに答えようと焦る必要はありません。
社会人の対話においても、難しい問いに対して「少し考える時間をいただけますか?」と数秒の時間をもらうのはよくあること。
むしろ、落ち着いて自分の頭でロジックを組み立てる姿勢を見せることで、「自分の言葉で不測の事態に対応できる臨機応変さがある」という高評価につながりますよ。
キャリアアドバイザーが読み解く!面接を録画して自分を客観的に見て!
カンペありで模擬面接してみよう
「カンペを使うと、目線が不自然になってしまうかもしれない」と心配な人は、自分の面接を一度録画してみるのがおすすめ。
模擬面接の様子を録画して、キャリアセンターの人などと一緒に振り返ってみてください。
録画を客観的な視点で見ることで、カンペを読む際に目線が動く、話し方が不自然など、多くの改善点に気づけるでしょう。
Web面接は対面での面接よりも至近距離で表情を見られるため、不自然な部分がないかを早めに把握しておくことが大切ですよ。
Web面接でカンペを使うことに対しよくある質問に回答!
Web面接に向けたカンペの準備や対策を進めるなかで、「もし本番でトラブルが起きたら?」「この方法は本当にマナー違反にならない?」と、細かな疑問や不安が湧いてくることもあるでしょう。
そこでここからは、学生から特によく寄せられる4つの疑問について、キャリアアドバイザーの視点で回答します。疑問をすべて解消し、万全の状態で本番に臨みましょう。
Q:カンペを見ていることがばれたらどうすべき?
A. 「メモを見ながらお話させていただいています」「事前に提出した書類を手元に置いています」などと正直に伝えましょう。
カンペに対しては、面接官全員がネガティブな印象を持っているわけではなく、なかには何とも思わない面接官や、反対に「入念に準備をしてきている」とポジティブな印象を持っている面接官もいます。
カンペの使用がバレたからといって必ずしも評価が下がるわけではないので、焦って「何も見ていません」と嘘をつくのは絶対に控えましょう。
想定外の事態だからこそ、無理に言い訳をせず誠実な対応を貫くことで、あなたの素の誠実さやピンチの際の人柄を面接官にしっかりと伝えることができますよ。
就活で嘘をつくことのリスクはこちらの記事で解説しています。
就活の嘘はバレる可能性大! バレる原因と噓のリスクを徹底解説
Q:面接の初めにメモを見て良いか聞くのはアリ?
A. 「キーワードを忘れないためのメモ」という名目であれば、事前に許可を求めるのはアリです。
冒頭の挨拶の段階で「本日は大変緊張しておりまして、大切な伝え漏れがないよう、手元に要点をまとめたメモを用意しております。
確認のために時折視線が落ちることがあるかもしれませんが、よろしいでしょうか」と一言添えてみてください。
この一言があるだけで、カンペは後ろめたい「隠し事」から、ビジネスにおける「計画的な準備」へと印象を変えられるかもしれません。
ただし、許可を得たからといって用意した文章を一言一句丸読みして良いわけではありません。また、メモの使用を断られてしまう可能性も考えられます。
基本的な面接練習はきちんとおこないつつ、使用する場合はあくまで「お守り」としてのメモであることを忘れないようにしましょう。
話すときは画面の向こうの面接官の表情をしっかり見て、会話のキャッチボールを楽しむ姿勢をベースに臨んでくださいね。
Q:ディスプレイやスマホをカンペにするのはアリ?
A. デバイスを増やすと視線の動きや通知トラブルのリスクがあるため、基本的にはおすすめしません。
液晶画面に映し出されたデジタルテキストを追う時も、瞳は細かく左右に動き、堅い表情になってしまいがちです。
また、スマートフォンをPCの近くに置いていると、本番中に予期せぬプッシュ通知が光ったり、マナーモードの振動音が鳴ったりして、あなたの集中力が途切れてしまうリスクも高くなります。
どれだけ便利な時代であっても、面接官に最も響くのはあなたの「熱意がこもった表情」です。
余計なリスクを抱え込むくらいなら、手書きのメモに情報を絞り込むほうが、視線もブレず最も安全で賢明な選択と言えます。
Q:Web面接でカンペに頼ると対面時に対応できなさそうで不安……
A. カンペを「台本」ではなく「キーワード」に留めておけば、対面でもそのままの実力を発揮できます。
この不安を抱いてしまう最大の原因は、Web面接のカンペを長い「文章」で作ってしまっていることにあります。
もし付箋に「留学」「挫折」「協調性」といった、話のきっかけとなる単語だけを書いて本番を乗り切るコツをつかめていれば、それはカンペへの依存ではなく、頭のなかの引き出しが整理されている証拠です。
Web面接を「要点のメモだけをチラッと見ながら、自分の言葉で肉づけして相手に伝える練習の場」だととらえてみてください。
このステップをふんでおけば、手元に何も持ち込めない対面面接になったとしても、頭のなかの引き出しから自然と言葉を取り出せるようになり、対面でも通用する面接力が身に付きますよ。
必要に応じカンペを活用してWeb面接を成功させよう
Web面接におけるカンペは、使い方次第であなたの魅力を半減させるリスクにもなれば、本来の実力を引き出す強力な「お守り」にもなります。
大切なのは、用意した文章をただ朗読するのではなく、ド忘れを防ぐためのキーワードだけを手元に置き、画面の向こうの面接官としっかり目を見て対話をすることです。
カンペに頼り切るのではなく、心の余裕を生むためのツールとして賢く活用しながら、あなた自身の素直な言葉と熱意を企業に届けて、Web面接突破を目指しましょう。
キャリアパーク就職エージェントは、東京証券取引所グロース市場に上場しているポート株式会社(証券コード:7047)が運営しているサービスです。

スマートフォンの画面やタブレットをカンペ代わりにしている場合も注意が必要です。
それらの液晶画面から発せられる強い光が、メガネのレンズやあなたの瞳に反射し、手元で何かを見ていることが画面越しに筒抜けになってしまうケースも少なくありません。