面接前の不安をすべて解消! 自信を持って面接に臨める処方箋

この記事のアドバイザー

目次

  1. 面接に不安はつきもの! 原因を知り不安を解消しよう
  2. 面接に対して感じる不安の3つの種類
  3. ①年上の人や初対面の人と話すことへの不安
  4. ②対策が十分か不安
  5. ③落ちてしまうかもしれない不安
  6. 【①年上・初対面の人と話すことが不安】な人の解消法
  7. 面接への意識を変える
  8. 段階を踏んだ模擬面接をする
  9. 面接官の顔に慣れておく
  10. 【②対策が十分か不安】な人の解消法
  11. 【企業編】ここまでできていれば大丈夫! 事前対策チェックポイント
  12. 【自分編】ここまでできていれば大丈夫! 事前対策チェックポイント
  13. 頻出質問の回答を考えておく
  14. 答えられない場合の対応を知っておく
  15. 事前に面接本番までのスケジュールを立てる
  16. 【③落ちてしまうことが不安】な人の解消法
  17. 「不採用」の捉え方を変える
  18. 志望企業の魅力を今一度考える
  19. 入社後の姿を想像する
  20. 状況別の面接の不安と解消法
  21. ①面接フェーズごとに抱える不安
  22. ②面接の経験数による不安
  23. 面接後の不安を解消する方法
  24. 面接を乗り切った自分を褒める
  25. 面接を振り返り正しく反省をする
  26. 結果のことは一旦置いておく
  27. 面接前の不安をきれいさっぱり片付けて面接に臨もう

面接に不安はつきもの! 原因を知り不安を解消しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。これから面接に臨む学生から、

「面接、すごく不安です……」
「ちゃんと対策が十分にできていたのか不安になってきました」

といった声をよく聞きます。多くの学生が面接前になると不安を感じやすくなりますが、そもそも面接に不安はつきものです。そして誰しもその不安を乗り越えて面接に臨んでいます。とはいえ不安を解消する方法も、不安の原因によって変わってきます。自分がなぜ面接を不安に思うのか、その理由に応じた対策をすることがもっとも有効な不安の解消法です。

この記事では、まずは面接を不安に思うその原因を紐解き、そのうえで原因に応じた対策方法を紹介します。これから面接に臨むにあたり、不安を感じている人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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面接に対して感じる不安の3つの種類

一口に「面接が不安」といっても、その不安にはいくつかの種類があり、その種類ごとに実践すべき解消法が変わってきます。不安解消法をやみくもにおこなっても、自分に合っていなければ効果的ではありません。

自分が感じる不安を確実に解消するために、まずはどのような不安の種類があるのかを把握しましょう。

①年上の人や初対面の人と話すことへの不安

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就活生

人見知りなので、初めて会う人と話すことに対して不安を感じてます……。特に相手が大人とかもっと怖すぎです!

面接の前に、そもそも初対面の人と話すことに不安を感じている人もいるでしょう。特に人見知りな人や内向的な性格の人に多い傾向があります。さらに、それが同年代ではなく、年上の社会人であれば不安に感じる気持ちはなおさらなのではないでしょうか

②対策が十分か不安

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就活生

前日になって、面接対策が本当に足りていたのかわからなくなってきました。不安だな、大丈夫かな……。

面接に向けどれだけ対策をおこなっていても、いざ面接直前になると自分がおこなってきたこれまでの対策が十分だったのか不安に感じてしまう人もいますよね。特に初めて面接に臨む場合は、実際の面接の雰囲気や質問されることがうまくイメージできずに、対策に自信を持てないことも多いのではないでしょうか

どんな質問がくるかわからない不安

面接では必ずと言っていいほど「自己PR」「志望動機」「ガクチカ」などの質問をされるほか、趣味や今後のキャリアプランなど、面接でよくされる頻出質問はいくつかあります。多くの人はそれらの質問にきちんと答えられるよう、事前に回答を準備してきていることでしょう。

しかし、自分が想定していなかった質問が来た場合にうまく答えられるかわからず、先走った不安を感じてしまっている人もいるかもしれませんね

企業理解ができているのか不安

面接では、志望動機はもちろんさまざまな場面で企業への熱意をアピールする場面がよくあります。「その企業だから入社したい」ことを伝えるためには、事前に企業研究をくまなくおこない、その企業の魅力や強み、同業他社との違いをきちんと理解しておかなければなりません。

特にその企業への熱意が高いと、事前におこなった企業研究が足りているのか、きちんとその企業について理解できているのかと疑心暗鬼になってしまうこともあるものです

自分を強くアピールできるのか不安

面接ではその企業への熱意を伝えるだけでなく、自分を採用することで生まれるメリットなどを語るなど、自分を売り込むことも同様に大切です。とはいえ、自分を良いところや強みなどを人に語るのは少し緊張するものですよね

特に、自分にあまり自信がない人や何度も面接に落ちている人は、自分の魅力をきちんと企業にアピールできるのかと不安に感じやすいかもしれません。

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③落ちてしまうかもしれない不安

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就活生

やっと面接! なんとか書類選考は突破できたけど、ここを突破できるかなあ、落ちちゃわないかな、怖いなあ。

就活とは、選考を突破できるかできないかの綱渡りともいえます。常に合否と隣り合わせの状態でいるため、これまでの選考を突破できていても面接で落ちてしまうのではないかと不合格に対して漠然と不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

何度も面接に落ちるのは誰だってつらく、避けたいものです。人によっては自分を否定された気になっている人もいるのではないでしょうか。その恐怖心が不安につながっていることが多いです

【①年上・初対面の人と話すことが不安】な人の解消法

ここからは種類別に面接に対する不安を解消する方法を紹介しますね。まずは年上や初対面の人と話すことが不安な人の解消法です。

こういった人たちは、面接の質問対策などよりも、基本的な「年上や初対面の人と話すこと」に慣れることからまず始めましょう。

面接への意識を変える

面接への意識を変える

年上のよく知らない相手が突然目の前に現れて質問をしてくるシチュエーションには、誰だって緊張してしまうものです。またその質問により自分が評価されていると考えると不安も増すでしょう。

年上や初対面の相手と話すことに緊張してしまう人は、「面接」というその雰囲気に気圧されてしまい過度に相手を意識しすぎていることもよくあります。まずは「面接」というものの捉え方を少し変えてみるのも不安解消のひとつの方法です。

面接官も1人の人間だと理解する

「年上や初対面の人と話すのが苦手」とはいっても、たとえばアルバイト先の先輩や社員と話したり部活やサークルのOBとの顔合わせなどでは、面接ほど不安に感じることはないのではないでしょうか。面接官もそういった存在と変わりないのですが、このような不安を抱える人たちは面接官が特別な人に思えてしまっているのかもしれませんね。

しかし、面接官も企業で働く一般的な社員です。考え方によっては、アルバイト先の社員と何ら変わらないと考えられます。もしかすると休日は趣味に没頭しているかもしれないですし、家に帰れば優しい親かもしれません

面接官が特別な存在なのではなく、自分や周囲の大人と同じ存在であることを理解しましょう。そうすると、過度に恐怖心や不安を抱くことはないと気付けるのではないでしょうか。

自分が企業を見極める場であると考える

面接官という年上で初対面の相手に対して不安意識を感じてしまう理由としては「面接官により自分が評価されている」と考えてしまうことも挙げられるでしょう。評価されているという意識が面接官に対する不安を生んでいるのです。

しかし、面接では企業からあなたが評価されるだけでなく、あなたが企業を評価する場であることも押さえておきましょう。面接で初めて知る企業情報も多くあるはずです。その中で、ミスマッチを感じることもあるかもしれません。またもし面接官の態度が悪ければ、仮に入社したとしても気持ちよく働けないことが想像できますよね。そのような企業は選ばないのが得策です。

このように面接は面接官から一方的に評価される場ではないと知っておきましょう。これだけで、面接官に対する意識も少し変わるのではないでしょうか。

こちらの記事では緊張を和らげる方法について詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

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段階を踏んだ模擬面接をする

段階を踏んだ模擬面接をする

年上や初対面の人と話すことに慣れるには、年上や初対面の人相手にとことん模擬面接をおこなうのがもっとも有効な対策でしょう。とはいえ、いきなり苦手な相手と向き合うのも難しいですよね。そういった場合は、いきなり「年上・初対面の人」という最終関門に向かおうとするのではなく、少しずつ段階を踏みながら練習をしてみましょう

ステップ①鏡に向かってセルフでおこなう

まずは第三者ではなく鏡に向かい自分を相手にして模擬面接をしてみましょう。自分を相手にすることで、まずは「人」に慣れることから始められますね。聞き手の反応や視線を気にする必要がないため、気持ちもいくらか楽に臨めるでしょう。

また、自分の表情や目線などもわかりやすいので、面接における基本的な注意点の見直しにもつながりますよ。

ステップ②友人とおこなう

セルフ模擬面接に慣れたら、次は友人を相手に模擬面接をおこなってみましょう。普段から接している友人相手だと、そこまで緊張せずに話せますよね。また模擬面接では練習相手からフィードバックをもらうことが欠かせませんが、友人からのフィードバックは比較的受け入れやすいのではないでしょうか。

このときは、ただ話すだけではなく目線や表情も気にしてみましょう。表情はにこやかに口角を上げて、目線は相手の顔の中でどこか見る箇所を定めてみると良いですよ。もちろん目と目を合わせて話すのがもっとも良いですが、難しい人はたとえば眉間やおでこなど目の付近を見るようにしましょう。友人とのステップで目線の位置に慣れておけば、このあとのステップでも自然と目線を整えやすいです。

ちなみに、模擬面接でのフィードバックのもらい方はこちらの記事を参考にしてみると良いですよ。

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ステップ③年上・初対面の人とおこなう

友人との練習を何度かおこなったあとは、いよいよ年上や初対面の人と模擬面接をしてみましょう。もっとも身近な存在としてはゼミの教授やキャリアセンターの職員などが挙げられます。顔見知りの存在であり緊張感がうまく持てない場合は、そこからOB・OGにつなげてもらっても良いでしょう

不安に感じる存在が相手だと、これまでできていたこともままならずに本来の姿を出せないかもしれません。しかし相手はあなたを評価する立場ではなく、模擬面接がうまくいかなかったからといって志望企業に合格できないわけではありません。あくまでも「年上・初対面の人に慣れる」という意識を持って、気持ちを楽に臨んでみてくださいね。

面接官の顔に慣れておく

面接直前、どうしてもまだ不安意識を感じている人は、企業ホームページ(HP)やパンフレットなどから社員の顔を見ておきましょう。初対面の相手に緊張するならば、相手の顔に慣れておき初対面ではなくしておけば良いのです

特に最終面接は社長や経営陣が担当することも多く、HPやパンフレットには顔が載っていることも多いです。SNSやYouTubeをやっている社長も多いので、事前にできるだけ顔に慣れておけると良いですね。

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キャリアアドバイザー

社長ではないにしろ、HPやパンフレットからは実際にその企業で働く社員の顔が写っているはずです。社員の雰囲気を知っておけば慣れにつながることもありますし、その中の誰かが面接官を務める可能性もなきにしもあらずですよ。移動中にでも確認しておきましょう。

酒井 栞里

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自分より年下の人を見て微笑ましい気持ちになった経験を思い出してみよう

受験やテストの時期に、電車の中で参考書を開いている小中高生を見たことはあるでしょううか。自分が大学生になると、彼らの姿を見て「若い」「がんばれ!応援しているよ」と微笑ましい気持ちになった人もいるかもしれません。面接も同様で、先輩社員達はできるならば一緒に働きたいから応援している、という気持ちを持って面接をおこなっていることを忘れないようにしてください。

ちなみに、一次面接の場合にはなかなか難しいかもしれませんが、選考が進んだ段階で面接官の顔に慣れておくのはいい対策になります。雰囲気や選んでいる言葉から、「この人は情熱を大切にする人だろうか」「理論を大切にする人だろうか」など多少の予測もつけることができるでしょう。情熱的と思う場合には自分の熱意を、論理を大切にしている人には結論から話すことをいつも以上に大切にしよう、という対策にもつながりますよ。

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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります

どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!

【②対策が十分か不安】な人の解消法

どれだけ対策をしても自分の対策に自信が持てず不安を感じてしまう人は、「ここまで対策ができていたら大丈夫」というボーダーラインを把握しておくと良いですね。ここから紹介する基準に達していれば「自分の対策は足りている」と自信をもってください。

【企業編】ここまでできていれば大丈夫! 事前対策チェックポイント

企業の事前対策チェックポイント

一口に面接対策といっても、やるべき対策は大きく2つに分けることができます。まずは企業に関連する知識付けや質問への回答法について、「ここまでやっておけば大丈夫!」というチェックポイントを紹介します

その企業にしかない強みや特徴を知る

特に志望動機に多いですが、「なぜ同業他社ではなくうちなのか」という自社ならではの理由を問われることが多いです。同じ事業をおこなう企業は多くありますが、その中でもその企業を選んだ理由が明確であれば、より志望意欲の高さが伝わります。

そしてその企業を選んだ強固な理由となるのが、その企業にしかない強みや特徴です。その点に共感できていたり魅力を感じていることが伝わると、「他社ではなく御社」ということがわかりやすくなります

つまり、その企業ならではの特徴や強み、魅力を自分の中で明確にできていれば対策は十分できているといえます。さらには、それを人にわかりやすく論理的に説明できるとなおよしですね。

HPなどから企業の今後の見通しまでイメージする

「今」の企業をきちんと理解するのももちろん重要ですが、それに加えて志望企業の今後の見通しまでイメージできていると、ほかの学生から一歩抜きんでることができるでしょう。

企業の「今」について理解を深めることは当然ですが、「今後」まで目を向けられている学生はそういませんし、実際、面接では企業の将来の展望にかかわる質問をされることもあります。そういった際にも慌てずに答えることができますね。

もしまだイメージできていない学生は、ぜひ企業のIR情報を見てみてください。現在の業績だけでなく、将来の展望や経営企画が企業HPよりも具体的に示されているため、企業の将来の方向性がより理解できますよ。

企業の質問の特徴を知るために口コミを見る

就活に関する口コミサイトはいくつかありますが、そういったサイトには過去に就活をしていた人たちによる、その企業の質問の傾向や実際にされた質問などのリアルな情報が載っていることがあります。

特に口コミ投稿者の卒年数が近ければ、また同じ傾向の質問が来る可能性も高いでしょう。自分に関する質問が多いのか、企業に関する質問が多いのか、一問一答式か深掘りをされるのか、その特徴を知っておくだけでも対策の方向性を決められますよね。どんな質問が来るか、口コミサイトから質問の特徴が把握できていれば対策はしっかりできているといえますよ。

おすすめ口コミサイト
  • 就活会議
  • みん就
  • JobQ
  • OpenWork

清水 沙也香

キャリアアドバイザーコメント清水 沙也香プロフィールをみる

「企業の軸 (コアバリュー) 」を端的に伝えられれば対策ができている!

そうはいっても企業研究には終わりがなく、一体どこまでおこなえばいいのかわからなくなってしまうかもしれません。そのときには、「端的に答えられるようになっていたら」十分に対策ができていると考えましょう。

物事は、突き詰めていくと答えは非常にシンプルです。顧客は誰で、何を、どのようにして提供しているのか。それによって世の中のどのような課題を解決して、どのような価値がを生んでいるのか。競合他社と異なる点は何か。HPからの抜粋ではなく、自分の言葉で咬み砕くことができている人は、それぞれ一言で回答できます。つまり、企業の「軸」を捉えられているということです。

自分自身が「就活の軸」を考えたように企業にも「事業の軸」が存在します。そこを見誤らなければ、どんな質問が来てもその軸に戻ればいいので十分対策ができている、と自信を持ってくださいね。

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やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。

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【自分編】ここまでできていれば大丈夫! 事前対策チェックポイント

自分についての事前対策チェックポイント

面接では企業情報についてしっかり答えられることも大切ですが、同様に自分のことについてもたずねられるものです。企業だけでなく自分のことについても「ここまでできていればOK」というチェックポイントを紹介しますね。自分がその基準を満たしているかの参考にしてみてください。

提出書類から自分の回答を再度確認しておく

基本的に面接は書類選考を突破したのちにおこなわれることが多いですよね。つまり、面接はエントリーシート(ES)などの書類の内容をもとに進みます。書類から気になった点やもう少し詳しく聞きたい点を深く質問されることが考えられるため、面接の前に提出書類を再度見直し、自分がどのようなことを書いたのか思い起こしておきましょう。

「自分の回答なんてわざわざ見返さなくても覚えている」という学生もいると思いますが、面接という緊張する環境においては意外といいたいことが頭から抜けてしまうものです。念には念を、で一度見直しておくようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

また書類の内容から「ここが深掘りされそう」などと質問が広がりそうなポイントに目星をつけられるとより良いですね。

絶対に伝えるべきポイントを把握しておく

面接という緊張する場においては、頻出質問に対し事前に用意していた回答をど忘れしてしまうこともあるでしょう。そのような事態に備え、回答では話の肝となる絶対にアピールするべきポイントは確実に把握しておくようにしましょう。

  • 志望動機:その企業を志望する理由、入社後にやりたいこと
  • 自己PR:自分の強み、企業での活かし方
  • ガクチカ:学生時代に頑張ったこと、その学び

ここさえ伝われば、仮にほかに伝えたかったことを忘れてしまったとしても、あなたが言いたかったことは何となくでも伝わります。面接官もあなたの緊張と努力を察して、そこから話を広げてくれるかもしれませんよ。

伝えるべきことがパッと思い浮かべられれば、何をアピールするべきか、話の要点は押さえられているといえます。面接も乗り越えられるはずですよ。

求める人物像と自分が合っていることを説明できる状態にする

企業が学生が入社後に避けたいことのひとつとして早期離職が挙げられます。そして早期離職を引き起こす一因となるのが、自社とのミスマッチです。つまり、企業が学生に合格を出すかどうかには自社の求める人物像と学生のマッチ度も大きなポイントになるのです。

そのためには企業が求める人物像と自分が合っていることを面接官に納得してもらう必要があります。どうして自分と志望企業が合っているのか、論理的に説明できる状態にしておくこともやっておくべき面接対策のひとつですよ

企業の求める人物像:新しいことに次々チャレンジできる人
↓↑
思い立ったことはすぐに行動に移してきた経験があるから、志望企業と合っている

求める人物像についてはこちらの記事で詳しく解説しています。志望する企業の求める人物像を調べたい人は、あわせて参考にしてみてくださいね。

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企業が求める人物像は就活対策する際に重要な要素です。この記事ではキャリアアドバイザーが企業が求める人物像とは何かや就活での活かし方などを解説します。求める人物像をもとに志望企業に適性があるかのチェック方法も紹介するので、参考にしてください。

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就職後のキャリアを詳細に描く

面接が進むにつれ、自分の過去の経験だけでなく就職後の将来についての質問をされることもよくあります。ここでしっかりとした回答ができていないと、その企業でしっかり長く働くイメージが持てていないとマイナスに捉えられてしまう恐れがあります

実際に働く社員のキャリアパスなどを加味したうえで、その企業で実現可能なキャリアプランを描いておきましょう。実際に質問されたときもスムーズに答えられるうえ、その回答も納得してもらいやすいですよ。

  1. 入社、販売職として配属
  2. 入社3年で店長を目指しながら、商品や接客の基礎知識をつける
  3. 3年後以降は現場を離れ、エリアマネージャーとして担当地域の売り上げや接客の質の向上に努める
  4. 6年後には本社勤務となり、実際の現場を見てきた知識と経験から人事担当者として販売職の新卒採用に携わる

身だしなみなどの外見を整える

面接直前は自分の身だしなみも再度確認しておく必要があります。企業によっては、入室時の身だしなみで合否が決まってしまうところもあるもの。そうでなくとも、身だしなみというその場ですぐに改善できる点から余計な減点をされるのは避けたいところですよね

絶対に押さえておくべきチェックポイントはこちら。

  • 髪型:理想は証明写真の髪型。顔周りが隠れていないか、前髪が目にかかっていないか
  • 服装:スーツによれやほこり、汚れはないか。またボタンはすべてそろっているか
  • 靴:磨かれており汚れがないか
  • そのほか:入室時コートは脱いでいるか

このほかにも身だしなみについてさらに完璧にしたい人はこちらの記事にも目を通して置くと良いでしょう。

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清水 沙也香

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どんな自分を表現したいのか考えられていれば対策はばっちり

先ほどお伝えしたことと少し重なりますが、今度は自分の軸を持っていれば十分に面接対策ができています。面接にはある種の「役作り」が必要です。その企業でアピールしたいのは「こつこつ努力をする誠実な自分」なのか、「チームワークを大切にして和気あいあいと物事を進めるのがすきな自分」なのか、によって話すエピソードも大きく変わってきます。

もちろんこの軸は複数持っていても問題ありませんが、ぶれてしまうと突拍子もない質問が来た時に途端に答えられなくなってしまいます。どんな質問がきてもこの軸に戻ってくる、という「自分」が言語化できていれば、そのことを表現できるエピソードの引き出しを開け続ければいいだけです。あとは些細なマナーなどに気を付けて自信をもって面接に挑んでくださいね。

頻出質問の回答を考えておく

学生の不安の多くがどんな質問が来るかわからないことではないでしょうか。事前に回答が準備できていないと対策の不十分さを感じてしまい不安にも襲われてしまいますよね。

基本的に、合否を出すにあたり学生に聞いておきたいことはどの企業でもあまり変わらないため、面接にはどの企業においても問われる頻出質問があります。まずはその頻出質問の回答だけは確実に用意しておきましょう。

頻出質問の例
  • 自己紹介をしてください。
  • 自己PRをお願いします。
  • 弊社を志望した理由は何ですか?
  • 学生時代にもっとも力を入れたことは何ですか?
  • 長所と短所を教えてください。
  • 入社後はどんなことがやりたいですか?
  • 将来のキャリアプランを教えてください。
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キャリアアドバイザー

逆に、これ以外の質問は少し稀なケースだと考えても良いでしょう。そのため、もし回答に詰まってしまってもそれは自分だけではないはずですよ。

面接で頻出の質問はこちらの記事でも紹介しています。さらに対策を重ねたい人はぜひ読んでおくと良いでしょう。

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答えられない場合の対応を知っておく

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面接官

これまでにやってきた習い事を教えてください。

面接対策として、今お伝えしたように志望動機や自己PRについての回答はしっかり考えてくる人が多いでしょう。しかし、このように突然就職と直接は関係がなさそうな質問をされ、戸惑うこともあるでしょう。人によっては言葉に詰まりすぐに回答ができないかもしれませんよね。

その場合は無理に即答しようとするのではなく、「少々お待ちください」などと伝え、頭を整理する時間を取りましょう。しどろもどろになりながら回答するよりは、少し時間を置いてでもきちんと論理的な回答ができたほうが印象が良いですよ。

また企業情報など、知識がなく回答できない場合は素直に伝えるのがもっとも良いです。下手に嘘をついたり取り繕おうとするほうがかえって印象が悪くなります。その際は「これから勉強していきます」などと前向きな言葉で締めると良いですね。

事前に面接本番までのスケジュールを立てる

面接直前に意外と不安を駆り立てやすいのが当日のスケジュールです。家を出る時間がぎりぎりになってしまったり、会場の場所がわからなかったりするとそれだけで不安が増してしまいます

そういったことを防ぐために、前日までに当日の面接時刻から逆算し起床時間から綿密なスケジュールを立てておきましょう。できれば電車の遅延などの事態も想定し、目的地までの交通手段はいくつか考えておくなどもしておきたいですね。

考えておくべきスケジュール
  1. 起床時間
    ・着替えやヘアセットなどをおこなう時間
  2. 家を出る時間
    ・駅までの移動時間
  3. 電車に乗る時間
    ・乗り換えがあればそれにかかる時間
    ・目的地までの別の交通手段
  4. 電車到着時間
    ・目的地までの道のり
    ・目的地までにかかる時間
  5. 企業到着時間
    ・余裕を持った到着ができる時間

【③落ちてしまうことが不安】な人の解消法

面接そのものに対し恐怖心や不安を感じてしまっている人は、まずは面接や選考などに対する考え方を少しでも変えてみるのがもっとも有効な解消法になります。

「不採用」の捉え方を変える

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就活生

またお祈りメール……。もう僕ってどこにも就職できないのかな。誰からも必要とされてないのかも。

面接に落ちるとどうしても自分を卑下してしまったり、自分を否定されているのではと感じてしまいがちです。しかし、不採用は「あなたが必要とされていない」わけではありません。むしろ、捉え方を変えれば不採用はあなたにとって非常に幸運なことでもあるのですよ

入社後のミスマッチを防げた

どんなに魅力的な企業であっても、働き方や社内環境が自分と合っていなければミスマッチを感じてしまい、いきいきと働くことが難しくなるかもしれません。企業としてもそれは避けたいことであるため、面接では企業への熱意だけでなく、自社の雰囲気や既存の従業員、お互いの将来の方向性などと合っているかはよく見られています。

学生にとっても入社後のミスマッチはつらいものです。精神的につらくなり、ひどい場合は早期離職につながることもあります。不採用によってそのような状況を回避できたと考えられると良いですね。

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キャリアアドバイザー

早期離職は自身の経歴にも傷をつけることになります。キャリアという長い目で考えても、実は不採用は良いこととも言えるのですよ。

別の企業と出会える機会が増えた

不採用になると、新しく別の企業にエントリーしなければと企業探しを始めますよね。不採用になったおかげで出会ったその企業が、実は自分にとってぴったりマッチした運命の企業であることもよくあるものです。

世の中には何万という企業が存在しています。その中のどれが自分と合うかはわかりませんし、合う企業と出会うにはできるだけ多くの企業を知ることがもっとも有効な手段でしょう。

しかし多くの人は内定をいくつかもらうと就活をやめ、企業との出会いを減らしてしまいます。それに比べて、不採用の数だけさまざまな企業との出会いの機会が作り出されていると考えると、不採用に対する考え方が変わるのではないでしょうか

志望企業の魅力を今一度考える

面接前は不安な気持ちばかりが募り、「突破できるかな」と合否ばかりに考えがいきがちな人もいるかもしれませんね。先ほどもお伝えした通り、面接では志望企業への熱意を伝えることが大切です。しかしそういった後ろ向きな姿勢からは熱意がうまく感じられないでしょう。

そのため、まずは「なぜ自分がその企業にエントリーしようと思ったか」を考え直してみましょう。何かしらその企業で魅力に感じた部分があるはずです。志望企業の魅力を思い返すことで、その企業への意欲も再度湧いてきますよ

入社後の姿を想像する

就活とは社会人になるためのステップのひとつです。しかし、面接の合否ばかりに気が向いてしまい不安が募ると、就活の本来の目的であるその後の社会人としての生活にあまり希望が見えなくなっているかもしれませんね。しかし、就活が始まったころを振り返ってみると、当時は就職に対して期待やわくわくした気持ちを抱いていた人も少なくないのではないでしょうか

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就活生①

入社後はバリバリ働いて課のエースになりたい!

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就活生➁

仕事終わりは同期と飲みにも行きたいなあ。

など、人それぞれさまざまな入社後の姿を描いていたことでしょう。不安に感じる今だからこそ、入社後のキラキラした自分の姿を想像し直してみてください。きっとそれがモチベーションにつながり、再度面接に気合が入るきっかけになりますよ。

吉川 智也

キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる

不安な気持ちを認めて吐き出すことも大切

落ちることが不安、というのは「起きていないこと」に対しての不安です。すぐに解決できるわけではないのですが、その気持ちを認めて、誰かに吐露するのもおすすめです。多くの人は「大丈夫だよ!応援しているよ!」と励ましてくれるでしょう。そのことがプレッシャーになってしまうとよくないのですが、本当に信頼している家族や友人に話した場合には、むしろ気持ちが落ち着くことも多いはずです。

「〇〇だったらどうしよう」と思いすぎると、表情にも出てしまい、企業に「この人は大丈夫かな」と思われてしまう、という悪循環に陥ります。面接前に深く深呼吸をして臨んでくださいね。

状況別の面接の不安と解消法

一言で「面接の不安」といっても、選考フェーズや臨む状況などでその不安も変わるのではないでしょうか。

これまでは不安の種類別でそれぞれの解消法をお伝えしてきましたが、ここからは少し思考を変えて、面接前の不安を面接の状況別に分け、その解消法をお伝えしていきますね。自分が今いる状況と照らし合わせながら自分に合った解消法を実践してみてください。

①面接フェーズごとに抱える不安

同じ面接と言えど、一次面接前に感じる不安と最終面接前に感じる不安はおそらく違うはずです。不安が違えばもちろんその解消法も違いますよね。選考フェーズごとに感じる不安とその解消法をそれぞれお伝えします。

一次面接:選考スタートだからこその不安

一次面接は面接フェーズにおいて一番初めの段階です。人によっては、書類選考を突破しやっと選考のスタートラインに立てたと感じる人もいることでしょう。誰だってスタートラインに立ったそのときは不安に襲われやすいものです

一次面接においては、企業についての詳細な情報を問われるよりも身だしなみやコミュニケーションスキルなど社会人として基本的なマナーを確認される傾向にあります。あまり構えすぎずに、面接官と自然な受け答えができるよう意識しましょう。

一次面接が不安な人にぜひ実践してほしい解消法はこちらです。

  • 段階を踏んだ模擬面接をする
  • 面接官も1人の人間だと理解する
  • 提出書類から自分の回答を再度確認しておく
  • 身だしなみなどの外見を整える
  • 頻出質問の回答を考えておく
  • 答えられない場合の対応を知っておく
  • 事前に面接本番までのスケジュールを立てる

一次面接の概要や評価ポイントはこちらで詳しく説明しています。

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二次面接:選考中間だからこその不安

二次面接に臨む際は、一次面接時とは違う不安に襲われやすいです。一次面接を突破した高揚と次も順調に進みたいという気持ちから不安が生まれたりするもの。そういった人たちはまず二次面接の概要を確認したうえで、二次面接に沿った対策をすることが大切です。

また、第一志望の企業でない場合は、このまま選考を進めていっても良いかという迷いから不安を感じてしまう人もいるでしょう。しかし、実際に内定をもらえるかどうかは別の話ですし、面接を進めることで意外と自分に合っていると気付く場合もあるかもしれません。ぜひ「企業をよく見てみる」つもりで臨んでみてください。

二次面接が不安な人にぜひ実践してほしい解消法はこちらです。

  • その企業にしかない強みや特徴を知る
  • 企業の質問の特徴を知るために口コミを見る
  • 絶対に伝えるべきポイントを把握しておく
  • 求める人物像と自分が合っていることを説明できる状態にする
  • 頻出質問の回答を考えておく
  • 志望企業の魅力を今一度考える

二次面接の概要や評価ポイントはこちらの記事で解説しています。

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併せて一次面接と二次面接との違いも把握しておけるとさらに良いですね。

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最終面接:突破目前! 内定にかかわるからこその不安

最終面接を突破できれば内定です。自分の将来を決める機会であり、これまでしてきた対策などの努力が報われる機会でもあるため、特にその不安もこれまでとは比べ物にならないくらい大きいものでしょう。また、企業の社長などの経営陣が面接官を担当することも多く、それも一層不安を駆り立てているかもしれませんね。

このような場合は、まずは最終面接まで進んだことに自信を持ちましょう。基本的にその企業で働くにあたり必要な資質は持ち合わせており、従業員など働く環境ともマッチしていると判断されていますよ。そのうえで、こちらも最終面接のチェックポイントなどを確認し、それに合った解消法を選択しましょう。

最終面接が不安な人にぜひ実践してほしい解消法はこちらです。

  • 面接官の顔に慣れておく
  • HPなどから企業の今後の見通しまでイメージする
  • 就職後のキャリアを詳細に描く
  • 志望企業の魅力を今一度考える
  • 入社後の姿を想像する

最終面接の概要や評価ポイントについてはこちらの記事を確認しておきましょう。

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②面接の経験数による不安

これまでに面接をどれくらい経験してきたか、その経験数によっても感じる不安は違うでしょう。ここからは、面接の経験数ごとに感じる不安についてその解消法をお伝えします。

初めての面接:面接そのものに対する不安

初めて面接に臨む場合、そもそも面接がどのような空気感でどのような質問がされ、どのように進むのかなど、面接そのものが何もわからない状態なのではないでしょうか。わからないことに飛び込むのは誰だって不安に感じてしまいますよね。

そういった人は、まずは面接とは何かを簡単に把握しておくことが大切です。わからないものが少しでもわかるようになると、少しは不安も解消できますよね。ただ、どうしても面接の経験がない以上実際の空気感や勝手はわかりづらいもの。簡単にかつ絶対にやっておくべき対策だけはマストでこなしておきましょう。

初めての面接が不安な人にぜひ実践してほしい解消法はこちらです。

  • 段階を踏んだ模擬面接をする
  • 企業の質問の特徴を知るために口コミを見る
  • 身だしなみなどの外見を整える
  • 頻出質問の回答を考えておく
  • 答えられない場合の対応を知っておく
  • 事前に面接本番までのスケジュールを立てる

ちなみに面接の流れはこちらの記事でまとめてあります。面接の様子を想像するのに役立ててみてください。

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面接当日の動きなどはこちらの記事が詳しいですよ。

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複数回目の面接:落ちることへの不安

複数回面接を受けているということはつまり何度か面接に落ちた経験があると考えられます。特に落ちた回数が多ければ、面接に臨む前も「どうせ今回も落ちるんだろうな」「もう落ちたくない」などと不安な気持ちが先行してしまうことも多いでしょう。

そのような人は、面接や不採用の捉え方を少し変えてみることから始めましょう。落ちることが悪いことではなく、自分にとってポジティブなことだと把握すれば、いくらか気持ちも楽になりますよ

複数回目の面接に対して不安な人にぜひ実践してほしい解消法はこちらです。

  • 面接官も1人の人間だと理解する
  • 自分が企業を見極める場であると考える
  • 「不採用」の捉え方を変える
  • 志望企業の魅力を今一度考える
  • 入社後の姿を想像する

面接に落ちてしまう理由とその対処法をこちらの記事で解説しています。こちらに目を通しておくのも良いでしょう。

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面接後の不安を解消する方法

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就活生

面接、乗り切りました! 大丈夫だったかな、合格しているかちょっと不安です。

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キャリアアドバイザー

お疲れ様でした! 終わったあとも不安にはなってしまいますよね。でも、やるべきことをやって面接後の不安も解消しておきましょう!

不安でいっぱいだった面接を乗り切った後も、「受け答えは大丈夫だったかな」「合格できているのかな」などと、新たな不安に襲われてしまいますよね。とはいえ不安なままでは気持ちを切り替えて次にやるべきことに向かうのは難しいでしょう。次の行動につなげるため、やっておくと良い解消法を紹介します。

面接を乗り切った自分を褒める

まずは、不安な気持ちを抱えながらも面接を乗り切った自分を褒めてあげてください。もちろん、「ここでミスをしてしまった」など悔やむ部分もあるでしょう。しかし、まずは面接を乗り切った自分を認めることも大切です。そこから、今後の面接や就活そのものへの自信につながっていきますよ

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キャリアアドバイザー

お菓子を食べたり、友達と遊んだりなど何か自分にご褒美をあげるのも良いですね。

面接を振り返り正しく反省をする

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就活生

面接、全然だめだった……。あれもできなかったしこれもうまくできなかったな、もうだめだ……。

面接を不安に感じる人の中には、何事もネガティブに考えてしまう人も多いのではないでしょうか。面接が終わった後はなるべく早く振り返りをおこなう必要がありますが、こういった人たちは自分の悪かったところばかりに目が行ってしまい、健全な自己反省ができていないことが多いです

今回の振り返りを次の面接につなげられるよう、正しく反省をするようにしましょう。

良かったところ:1つでも良かったところを見つける

反省というと自分の悪かったところや改善すべき点に目が行きがちですが、それだけではなく必ず1つは良かったところにも目を向けるようにしましょう。

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就活生

自己PRだけはしっかり伝えられたはず!

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就活生

質問に答えられなかった時、「ちょっと待ってください」と言って頭を整理する時間を作れたのが良かった!

良かったところがひとつでもあると安心できますよね。面接後の不安を少しは解消することができます。また、良かったところを認識することでそれが自信につながり、今後の面接においても意識的に続けていくことができるはずですよ

悪かったところ:ネクストアクションを考える

反省をする際、どうしても悪いところは多く見つかりやすいものですが、ネガティブに考えてしまう学生の多くは「ここがダメだった」と悪いところを認識するだけで完結してしまいがちです。しかし、ただ悪いところを認識するだけでは次の行動につなげられませんよね。それは正しい反省とは言えません。

悪かったところを見つける際は、ネクストアクションもセットで考えるようにしておきましょう。次の面接に向けて具体的にどうすべきかがわかるので、改善を図りやすくなりますよ。

例①

想定外の質問に戸惑い、そこから焦ってうまく回答ができなかった

あまり頻出とはいえないイレギュラーな質問を検索し、回答を考えてみる

例②

会社への道のりで迷ってしまい、時間ギリギリに企業に到着し直前準備が不十分だった

今回は10分前に着く計算でスケジュールを立てていたが次は20分前に着く予定で立てる

吉川 智也

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まずは些細な部分よりも「そもそも」の大枠で捉えよう

良かったところは、「〇〇ができた」だけではなく「なぜできたのか」を考えましょう。練習をしたから、であればどのような練習方法に効果があったのか?まで洗い出します。悪かったところも同様ですが、「あそこで少し嚙んでしまった」「くしゃみをしてしまった」といった生理現象などで生じることばかりを羅列しないように注意しましょう。それよりも、本質的に会話のキャッチボールができていたのか、面接官は自分の伝えたことを理解していたか、どのようなときにペンが動いていたか、など客観的な分析を心掛けてください。

そして、次に活かすためには、「なぜ面接官はその質問をしたのか?」など相手の目線を想像し、必要に応じて第三者に聞いてみるといいでしょう。

人間、不安なことが多いと悪かったところにどうしても目が行きがちになってしまいますが、できれば悪かったところよりも良かったところを1つでも多く思い出せるようにしてくださいね。

結果のことは一旦置いておく

面接が終わると、誰しもその合否が気になるものです。インターネットやSNSから「面接官が○○していると合格!」といった情報を目にすることもありますよね。しかしこういった結果にかかわる情報は、面接後の不安を助長するだけです。面接結果が企業から届くまで、結果のことは一度忘れておくのが得策ですよ。

結果通知までの一般的な期間は1~2週間

一般的に、面接結果の通知までの期間は面接日から1~2週間ほどとされています。もちろん企業によっては即日・翌日に結果を通知される企業もありますが、あくまで一部の企業の話です。仮に周囲がほかの企業から早めに結果を知らされていたとしても、1~2週間は気長に待ってみましょう。

2週間以上経ったら問い合わせるのもあり

逆に面接から2週間経っても面接結果が通知されない場合は企業に問い合わせてみてもかまいません。待ち続けるのも不安につながりますし、合否どちらの場合においても、早めに結果を知って次に向けて気持ちを切り替えたいですよね。

ただし、問い合わせの際はできるだけメールを使うようにしましょう。採用担当は非常に忙しいことを考えると、電話は採用担当の手を一度止めてしまうことになります。採用担当のタイミングで対応ができるメールのほうが相手にも親切で、気配りができる印象にもつながりますよ。

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キャリアアドバイザー

不安な人は、面接時に「結果通知はいつ頃になりますか?」と事前にたずねておくのでもかまいませんよ。

新規メッセージ

○○○○○@shukatsu.com

△△△△△@shukatsu.com

面接の結果につきまして/○○大学経済学部 港 太郎

○○株式会社 人事部
採用担当○○様

いつも大変お世話になっております。
○○大学経済学部の港 太郎です。

先日は面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。
○月×日(月)に一次面接を受けさせていただいたのですが
選考結果につきまして、いつごろご連絡をいただけるか
お教えいただくことは可能でしょうか。

本来ならば面接時にご返答期日を確認すべきところ
私の不注意でこのような確認メールを差し上げ
大変失礼とは存じますが、ご教示いただけますと幸いです。

お手数をおかけして誠に恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。

―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:minato@☓☓☓☓☓☓.ab.jp
―――――――――――――――

メールでの問い合わせ方はこちらの記事でさらに詳しく解説しています。

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面接前の不安をきれいさっぱり片付けて面接に臨もう

面接は誰しも不安を抱いたり緊張するものです。そして、人によってその不安の解消法はさまざまですが、事前の対策で解決できるものも多くあります。

自分の不安の種類に応じた解消法を実践することで、面接前の不安をすべてなくし、面接に臨んでみてくださいね。

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