目次
- 面接で自然な会話を意識するのは結構難しい
- 面接は言葉のキャッチボール! 会話が大事な3つのシーン
- シーン①会話形式の面接
- シーン②質疑応答のなかで深掘りされる
- シーン③面接中のアイスブレイク
- 【事前準備編】面接で会話を円滑にするコツ
- ①話す内容や要点を事前に整理しておく
- ②頻出の質問は事前に対策をしておく
- ③面接官が深掘りたくなるようなパワーワードを用意する
- ④面接官のプロフィールを調査しておく
- 【話し方編】面接で会話を円滑にするコツ
- ①結論から述べる
- ②目線を合わせることを意識する
- ③はきはきと明るいトーンで話す
- ④ポジティブな言葉から話し始める
- ⑤問いかけには複数行で答える
- ⑥テンポよく返すことを意識する
- 【聞き方編】面接で会話を円滑にするコツ
- ①面接官の言葉に自然なあいづちを打つ
- ②相手の話をさえぎらない
- ③深掘りができるポイントを探す
- 気をつけよう! 面接で会話をするときの7つの注意点
- ①一方的に話さない
- ②質問の意図に沿った回答をする
- ③世間話は早めに切り上げる
- ④緊張のあまり早口になってしまう
- ⑤場つなぎ表現を多用しない
- ⑥フランクに話しすぎない
- ⑦NGなワードを避ける
- そのシーンならではのコツや注意点をそれぞれ解説
- ①会話形式の面接
- ②質疑応答の中での深掘り
- ③アイスブレイク
- 会話形式の面接をする企業はここを見ている
- 学生の本心
- 臨機応変さ
- スムーズなコミュニケーション
- 事前に準備しよう! 頻出質問の受け答えOK例・NG例
- 頻出質問①自己PR
- 頻出質問②ガクチカ
- 頻出質問③志望動機
- 頻出質問④趣味
- 会話だけじゃない! 面接で注意したいこと
- 身だしなみに注意する
- マナーに気をつける
- 姿勢を正す
- 表情は自然な笑顔で
- 面接は会話! コツを理解して面接を成功させよう
面接で自然な会話を意識するのは結構難しい
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「面接で会話のキャッチボールをうまくするにはどうすれば良いでしょうか?」
「面接で自然な会話をするコツを知りたいです」
面接では、一方的に話すのではなく、会話形式で面接官と言葉のキャッチボールができると高評価につながりやすいです。しかし、面接では緊張のあまり上手く会話ができなかったり、アピールしたい内容を一方的に伝えてしまうケースも少なくありません。
今回は面接官と自然に会話をしながら、高評価を獲得するために大事なことや会話のコツ、受け答えの例をご紹介します。面接でなかなかうまく会話ができないと悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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面接は言葉のキャッチボール! 会話が大事な3つのシーン
面接ではアピールのためプレゼンを意識したり、逆に面接官の質問に「1から10まで回答しなければ」と考える人もいるのではないでしょうか。またフォーマルな場であるため、会話のイメージがつきにくい人もいるかもしれません。
まずは面接で会話が重要である理由を、3つのシーンに分けてご紹介します。
シーン①会話形式の面接
面接官
就活生
私の強みは粘り強さです。
面接官
具体的に発揮されたエピソードはありますか?
就活生
大学時代の部活で……。
面接は、あなたと面接官が言葉のキャッチボールから双方の理解を深める場です。一方が聞き手に徹する、あるいは話し手に徹するのではなく、双方が聞き手にも話し手にもなり得ます。言葉のキャッチボールができていると面接官の理解も深まり、高評価につながるので、会話形式で面接を進めることが重要といえます。
面接官も話し手になるため、一方的に自分のことだけ話したり、面接官の話を遮ってアピールを続けると、印象が悪くなリます。きちんと面接官の話を聞き、質問に的確に回答しましょう。また、プレゼンテーションではないので覚えた質疑応答を一言一句間違えずに話す必要はありません。
面接官がどんなことを聞きたいかを想像し、会話を楽しみながら面接を進めましょう。
シーン②質疑応答のなかで深掘りされる
面接官
学生時代頑張ったことはありますか?
就活生
ラグビー部の活動で日本一を目指したことです。
面接官
日本一になるためにあなたなりにどんな工夫をしましたか?
就活生
私が工夫した点は……。
会話形式で話が進むと、あなたの返答に対し、面接官から深掘りした質問をもらうことが増えていきます。深掘り質問には、どのような意図があるのでしょうか。
面接官はあなたのことをよく理解するため、会話の中で出てきたフレーズやキーワードを深掘りします。深掘り質問を通じて具体的に知りたいのはあなたの「性格」や「スキル」、「特性」などです。面接官からの深掘り質問は、あなたをもっと知りたいというサインといえます。
会話を通じて、たくさん深掘り質問をもらえば、あなたのことをより深く知ってもらえるチャンスでしょう。
シーン③面接中のアイスブレイク
面接官
当社のインターンにも参加してくれたけど、これまでインターンは何社くらい参加したの?
就活生
夏と冬合わせて御社を含めると5社のインターンに参加しました。
極度に緊張していると、会話をしようにもなかなかうまくキャッチボールができないことがあります。
あなたの緊張を緩和するため、面接官がアイスブレイクを取り入れてくれるかもしません。緊張していると、円滑な会話のキャッチボールがうまくいかず、あなたの素を知ることができません。アイスブレイクを用いることで、緊張をほぐし、自然体で会話ができるようになります。
緊張感が漂う空気の中で面接を進めることもできますが、アイスブレイクを通して緊張をほぐして自然体な会話を見たいというのが面接官の考えでもあります。アイスブレイクで緊張をほぐしてから、面接官との会話を楽しみましょう。
アイスブレイクはオープンクエスチョンが基本!
アイスブレイクは緊張をほぐすことが目的であるため、趣味や世間話など自由に回答できる質問が多くなります。日頃、友達と話しているような内容と近しい話題なので、かしこまらずに回答できますね。アイスブレイクを通じて、徐々に緊張が解け、普段のあなたで面接に臨めるでしょう。
また面接官はアイスブレイク中も、あなたの回答から人柄を知ったり、次の質問を考えています。緊張も解れ、あなたを面接官に知ってもらえるのがアイスブレイクの特徴です。
【事前準備編】面接で会話を円滑にするコツ
会話と一口にいっても、話す内容、話し方、姿勢、準備など注意するべきポイントは複数あります。各々のポイントで何を意識するのか、面接官に好印象を持ってもらうコツはないのか気になる人も多いでしょう。
ここからは、面接での会話を円滑にするためのコツをシーン別で解説します。
面接で会話を円滑にするコツ!注意ポイントも解説!【就活】
①話す内容や要点を事前に整理しておく
面接で何を伝えるか、話す内容や要点は事前に整理しておきましょう。面接では伝えたい内容を明確に、端的に伝えることが重要です。整理しないまま話し始めると要点を得ず、受け手の面接官は何を伝えたいのか理解ができません。
また、話し手のあなたも、結局何を伝えたいのかわからなくなり、話の着地が大きく逸れてしまう可能性があります。
せっかく良い内容でも、まとまっていないと話し手も受け手も混乱してしまい、何を伝えたいのかがぼんやりしますので、事前に伝えたいことを明確にし、要点を絞っておくようにしてください。
面接における適切な回答時間に関して知りたい学生は、こちらの記事を参考にすると良いでしょう。回答のまとめ方や練習方法について詳しく解説しています。
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②頻出の質問は事前に対策をしておく
多くの面接で聞かれる共通の質問は事前に回答を準備しておきましょう。自己PRや志望動機、学生時代に頑張ったことなどは多くの面接で共通して質問されます。また、面接では学生からの質問を受け付ける逆質問も一般的です。
これらの項目は、事前にある程度回答内容を考えておくと良いでしょう。会話は相手からの質問に答えるため、準備ができないように思われますが、ある程度想定される質問は事前に準備しておくことで、要点をまとめられます。
一言一句丸暗記する必要はありませんが、事前に回答を準備し、しっかりと面接官にアピールしましょう。
面接で頻出の質問についてはこちらの記事で紹介しています。
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③面接官が深掘りたくなるようなパワーワードを用意する
ほかの学生とは一味違ったり、とびぬけた成果を持っている学生には面接官も思わず話を突っ込みたくなるもの。話の節々にそんなパワーワードを盛り込んでおきましょう。具体的には、以下のような一言を付け加えると面接官の印象に残りやすくなります。
- 一番(トップ)
- もっとも〜
- 絶望
- 窮地
上記のワードを盛り込むと、面接官の記憶に残り「もっと具体的に聞いてみたい」と深掘りの質問をもらえるでしょう。あえてアピールしたい部分にパワーワードをつけることで面接官に深掘りしてもらいやすくなるので覚えておくと良いですね。
キャリアアドバイザー
意図的にパワーワードを入れることで、面接官から深掘り質問をもらえる可能性が高くなります。あなたがアピールしたいポイントを存分にアピールしてください。
④面接官のプロフィールを調査しておく
面接では、面接官が事前にエントリーシート(ES)などを通じ、あなたのことを知っているからこそ質問が生まれ会話が生まれます。同様に、あなたも事前に面接官を知っておくことで、面接官に投げかける質問が生まれ、会話を生みやすくなります。
加えて、事前調査により面接官のことを多少は知った状態になりますよね。面接官をまったく知らない状態に比べて気が楽になり、落ち着いて面接に臨むことにもつながります。
特に社長面接の場合、社長の名前を調べるとさまざまな情報が出てくることが多いです。事前に面接官のことで知っておける情報はないか調査しておきましょう。
- ネット上で「面接官の名前」を検索する
- 著書があれば読んでおく
- 採用HPやパンフレットに乗っていないか見てみる
【話し方編】面接で会話を円滑にするコツ
面接では面接官の質問に対し自分が答えるという流れがもっとも多いですよね。そのため、円滑に会話を進めるためには自分の話し方がカギを握ります。どのように話せばスムーズに会話ができるのか、そのコツをいくつか紹介します。
①結論から述べる
面接ではまず結論から話しましょう。結論から話すことで、あなたが伝えたい内容が明確になります。志望動機や自己PRなど、数多くの質問をされますが、どんな質問でも結論から話すことを意識しましょう。
結論を先に伝えないと、何を伝えたいのかが不明確になり、アピールしたい内容もぼやけてしまいます。何を伝えたいかが不明確で、会話のキャッチボールが続かなくなってしまう恐れがあるので注意が必要です。
どんな時でもPREP法を意識する
実際にどのように伝えれば良いか迷う人は「PREP法」を意識してみると良いです。「PREP法」を意識することで、面接官に伝わりやすい会話ができるでしょう。
- Point(結論):初めに結論を述べる
- Reason(理由):次にその理由を述べる
- Example(具体例):理由を裏付ける具体例を示す
- Point(まとめ):最後にもう一度結論を述べる
②目線を合わせることを意識する
会話で重要なポイントの一つは相手と目線を合わせることです。面接でも面接官と目線を合わせるように意識しましょう。目を見て話すことは、コミュニケーションの基本です。
目線を逸らされると「自信がなさそう」「嘘をついているのか」など面接官にネガティブな印象を与えてしまいます。伝える内容と同等に目線の位置も重要な要素の一つですので、注意してみてください。
キャリアアドバイザー
どうしても目線を合わせるのが苦手な人もいますよね。そんな人は面接官のおでこやあごを見るようにしましょう。相手からは目線が合っているように見えるので効果的です。
③はきはきと明るいトーンで話す
面接では明るくはきはき話すことで「明るさ」「元気の良さ」を伝えられ、好印象を持たれやすくなります。ただし、単に明るく振る舞ったり、大きな声で受け答えするのではなく、面接官の話し方を観察しながら、適切な振る舞いを心がけましょう。
過剰に振る舞うと、逆効果につながってしまいます。面接官の話すテンポや声量、間などを観察しながら、面接官に合わせたトーンを意識すると良いでしょう。
ボソボソと話すよりも、明るいトーンで会話した方が面接官も気持ちよく、適切な会話のキャッチボールができていると感じてもらえます。
面接で好印象を残せる話し方についてはこちらの記事が詳しいですよ。
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④ポジティブな言葉から話し始める
面接官
短距離で県2位を受賞しているんですね。それはすごい!
就活生
ありがとうございます! もちろん、2位を取るまでには苦労や困難が~~~
面接官からの問いかけに対しては「はい」や「ありがとうございます」など、ポジティブな言葉から答え始めると良いですよ。そうすることで面接官とのやりとりを「対話」ではなくあたたかみのある「会話」にすることができます。
特にアイスブレイクの場合は、くだけた雰囲気であることが多いです。積極的にポジティブな返しを活用し、その後の和やかな雰囲気を積極的に作っていきましょう。
⑤問いかけには複数行で答える
面接官
大学時代は部活に力を入れていたのですね。
はい。
はい、陸上部に所属し、短距離を専門としておりました。2年生までは~~~。
面接官から投げられたボールは、きちんと面接官に投げ返すことが大切です。問いかけに対し1行で終わらせてしまうと、面接官はそこから深掘りができず会話のキャッチボールがそこで止まってしまいます。
しかし、自ら話題を増やし複数行で答えることで、面接官もそこから話を深掘りしたり広げることができますよね。円滑に会話を進めるためには、あなたから会話のネタを生むことも大切なのです。
⑥テンポよく返すことを意識する
面接官からの質問には、極力空白を生まないように返すようにしましょう。たとえば友人と山手線ゲームをしていたとします。手をたたくリズムに乗せテンポよく単語を挙げられるとゲームが盛り上がりますよね。会話もそれと同じで、テンポよく答えるとその分会話が弾みます。
質問やその意図を理解して、問いかけの最中に「何を答えるか」を考えておきましょう。もしすぐに回答が出てこない場合は、空白の時間を作るよりも「少々お時間をいただけますか」などと言っておくと良いですよ。
キャリアアドバイザー
テンポよく会話を進めるために、事前準備で「頻出質問の対策をしておく」ことが重要になるのですね!
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面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
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そのほかにも「聞かれた質問に即答をしない」ことも大事なポイントです。一見不思議な表現に思うかもしれませんが、普段誰かと話す日常会話を思い出してみてください。とても共感をして少し食い気味に「そうそう」と頷くこともあれば、質問を受けて「そうだね」と回答するために間を置くこともあるのではないでしょうか。このように、会話には自然な緩急があります。
しかし、面接はある程度回答を準備してから臨むものであるため、面接官からの質問すべてに対して、待っていましたと言わんばかりにすぐに答える学生が見受けられます。この場合、面接官は学生に対して「答えを準備してきた」「落ち着きがない」という印象を持ってしまいます。
一方で、意識しすぎてしまいすぐにリアクションをして欲しい部分で間を置きすぎてしまい「人の話を聞いていない」という判断をされてしまうこともあります。このあと改めて説明しますが、自然な「間」を大切にすることを改めて意識してみることが大切になりますよ。
【聞き方編】面接で会話を円滑にするコツ
気持ちよく会話を進めるためには、相手の話を聞くことも欠かせません。友人や家族との会話で経験がある人もいるかもしれませんが、聞き方一つで相手の話しやすさも大きく変わります。
会話を円滑に進めるための聞き方とはどんなものか、以下で確認しておきましょう。
①面接官の言葉に自然なあいづちを打つ
面接官
うちは最近こういう事業にも力を入れ始めていて~~。
就活生
(にこやかにうなずきながら)そうなんですね。
会話の随所にあいづちを打って、面接官の言葉にきちんと反応しましょう。会話では、自分が話して終わりではなく、相手の話を丁寧に聞くことも重要な要素です。
自分が伝えれば終わりではなく、面接官の話に耳を傾けて要所であいづちを打つことで、しっかりと聞いているとアピールできます。しかし、何でもかんでもあいづちを打つと、逆に「本当に話を聞いているのかな?」と不安を与えてしまう恐れがあり、コミュニケーション能力が低いと判断されかねないので注意が必要です。
- 「はい、はい」とはいを連発する
- 「うん」「たしかに」「なるほど」といった話し言葉
- 「ハハッ」というような乾いた笑い
あいづちも含めた聞き方のテクニックについてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
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②相手の話をさえぎらない
相手が話している最中に話を始めることは、そもそも失礼にあたります。それだけでなく会話の腰がおられてしまうので、せっかく場が盛り上がっていたとしても気まずい雰囲気になりかねません。
何か言いたいことがある場合でも、まずは面接官が話し終えるのを待つようにしましょう。良い会話は片方が一方的では成り立ちません。ときには自分を押さえ相手を気遣いながら、途切れることなく会話が進む必要があることを覚えておいてくださいね。
キャリアアドバイザー
相手の話に共感できていたとしても、あいづち程度で留めておきましょう。また仮に相手が話している最中に口が出た場合はすぐに謝罪をし、続きを促してください。
③深掘りができるポイントを探す
先ほど、話し方では「複数行で答える」とお伝えしました。これは面接官が自分の話を深掘りできるようにし、会話を広げやすくするためでしたが、面接官の話に対しても同じように心掛けておくと良いですね。面接官の話の中で、深掘りをし話が広げられる部分はないか探しながら注意深く話を聞きましょう。
ここでヒントになるのが「5W1H」です。
- なぜ(why)
- 何(what)
- どこ(where)
- いつ(when)
- 誰(who)
- どのように(how)
面接官の話をこの6つの視点に沿って、深掘りできる部分はないか聞くようにしてみましょう。質問できそうな箇所が見つかりやすくなるはずです。
気をつけよう! 面接で会話をするときの7つの注意点
面接では会話を意識することが大事で、上手にコミュニケーションが取れると高評価につながります。反面、会話を意識するがあまり、ついつい注意すべき点を見落としがちです。中には自分では気づきにくい会話の習慣や癖など、面接官の印象を下げてしまうこともあります。
面接の時に注意すべき会話のポイントを解説します。家族や知人に見てもらったり、録画して確認するなどして、修正しましょう。
面接時の話し方のコツはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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①一方的に話さない
面接でやりがちなことの失敗の一つに、一方的に話してしまうことが挙げられます。
真面目な学生ほどやってしまいがちな失敗事例で「あれも伝えたい、これも伝えたい」と一気にプレゼンテーションのように話してしまう人がいます。
面接はプレゼンではなく、面接官と就活生の会話が大前提です。アピールしたい気持ちもわかりますが、大事なのは面接官との会話のキャッチボールです。会話の流れを意識して面接官との意思の疎通を図りましょう。
会話の焦点は一つ絞る
面接で会話を心掛ける際は、話題を1つに絞ると面接官に伝わりやすくなります。
一方的なプレゼンテーションになってしまう理由として、アピールしたい内容がたくさんあることが要因に挙げられます。
就活生
アルバイトも頑張ったし、勉強もしたし……。あと部活も頑張ったな。
とすべて伝えたい気持ちはわかります。ですが、あれもこれもアピールされても面接官は全てを受け止められません。
会話の話題を一つに絞り、その内容を重点的にアピールするように準備しましょう。すると、面接官も深掘り質問がしやすくなり、あなたへの理解度を高めることができるはずです。
②質問の意図に沿った回答をする
面接官の質問には必ず意図があります。そのため、その意図を考えながら回答することはとても大切です。
たとえば「学生時代に頑張ったことは?」という質問は、あなたの価値観や思考力、チームワーク力などを知りたいのです。あなたの回答が面接官の求めている内容と逸れてしまうと、面接官は意図を汲み取れないと感じ、評価を下げてしまう恐れがあります。
瞬時に意図を探るのは難しいので、代表的な質問には事前に「なぜその質問をされるか」を考え、意図に沿った回答ができるように準備しましょう。面接官とのスムーズな会話のキャッチボールができるはずです。
③世間話は早めに切り上げる
緊張をほぐす目的から、フランクな雰囲気で面接が始まることがあります。フランクな雰囲気の場合、話しやすい世間話から始まることも少なくありませんが、世間話に夢中にならないように気をつけましょう。
世間話はあくまで緊張をほぐすことが目的ですので、早めに切り上げ、本題の面接に話題を移すようにしてください。世間話で盛り上がったとしても、面接での評価にはつながりません。
キャリアアドバイザー
むしろ、面接という場で関係のない世間話を延々とすると、空気を読めないと評価を落とす恐れもあります。世間話はほどほどにしておきましょう。
④緊張のあまり早口になってしまう
面接で緊張していると感じたら、一呼吸おいて話し始めましょう。緊張をしていると、知らぬ間にに早口になってしまいます。早口になると、何を言っているのか聞き取りづらかったり、面接官にあからさまに緊張が伝わったりと、アピールしたいことを十分に伝わらない恐れがあります。
緊張自体は仕方ありませんが、そのまま会話を続けると面接官との会話が成り立たなくなってしまうので、緊張を感じたら一呼吸置き、会話をはじめてみましょう。
⑤場つなぎ表現を多用しない
会話を意識しすぎると、普段の会話での癖が出てしまうことがあります。特に「えーっと」「あのー」など前置きをつける場つなぎ表現は、面接では適した表現とはいえません。このような前置きはできるだけ控え、質問に対して簡潔に答えるように意識しましょう。
普段の会話のなかでは問題にはならない分、なかなか自分では気づきにくい癖ですので、友達や家族にアドバイスをもらうのも良いでしょう。
- えー
- あのー
- えっと
⑥フランクに話しすぎない
面接は選考の場であることを忘れず、受け答えは丁寧におこないましょう。会話形式の面接だと、ついつい気を抜いてフランクに話しすぎてしまうことがあります。
面接官が気さくに話しかけてくれるのは、あくまであなたの緊張をほぐすことが目的です。面接官が気さくだからといって、ついついフランクな口調にならないよう、十分に注意しましょう。
キャリアアドバイザー
フランクになると、口調だけでなく、腕や足を組んだりと態度にも出てしまう恐れがあります。このような態度は良い印象を持たれません。面接官がフランクでも、面接であることを忘れず気を抜かないようにしましょう。
⑦NGなワードを避ける
うまくアピールできたはずなのに、なぜか不合格の連絡をもらうことがあります。実は面接時にNGワードを発していたのかもしれません。気をつけたいNGワードについて解説します。
- 志望動機
「福利厚生が充実しているため」
「エージェントから紹介を受けて」 - 自己PR
「どんな仕事でもやります」
「この仕事はやりたくありません」
「定時で帰る仕事がしたい」
気をつけないとついつい発してしまうNGワードをチェックし、面接官にアピールしましょう。
面接で絶対に気を付けたいNGワードについてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
関連記事
絶対気を付けたい面接NGワード|評価に影響する事例を状況別で解説
面接にNGワードがあるのは知っていましたか? 今回は、絶対に気をつけたい状況別の面接NGワードをキャリアアドバイザーが紹介します。また、履歴書やESでのNGワードも解説しているので、しっかりと頭に入れて面接に挑みましょう。
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面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、伊藤忠商事や森永製菓、トヨタ自動車などの人気企業の面接でも実際に聞かれたような質問とその答え方が一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
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場つなぎの表現を意識するあまり「あのー」の代わりに「そうですねー」と言いながら身振り手振りも加えて少しわざとらしく考えているポーズをする人がまれに見受けられます。決してNGではないのですが、見え方によってはやりすぎで不自然だと捉えられてしまうリスクもあり、逆に目立ってしまいます。
当たり前に聞こえるかもしれませんが気づかずにおこなっていることもあるので、第三者からの意見を大切にして何事もほどほどに留めておきましょう。
また、あまりに謙遜しすぎる態度を取らないようにも注意しましょう。面接の場を和ませるために、学生自身の経験をとても褒めてくれる面接官もいるでしょう。その際に「そんなことはありません」「先輩のおかげで、たまたまです」といった謙遜した言葉を使いすぎないようにしてください。
特に、自己PRに書いているにも関わらずそのような態度を取ってしまうと自信がないように見えてしまいます。自分にかけられた言葉に対して「ありがとうございます」とお礼の言葉を述べる程度に留めておきましょう。
そのシーンならではのコツや注意点をそれぞれ解説
就活生
面接で会話を意識するのが重要なのは理解できましたが、コツや注意点はありますか?
キャリア
アドバイザー
会話が重要だと伝えましたが、シーンによってコツや注意点は異なります。それぞれを解説していきますね。
①会話形式の面接
会話形式の面接は、普段の会話と違い、選考をおこなう場です。そのため、普段の会話のままだとカジュアルすぎたり、ビジネスライクではありません。面接ならではのコツや注意点を解説します。
- 丁寧な言葉遣いを意識する
- 背筋を伸ばし、姿勢を正して臨む
- 面接官の話を最後まで聞いてから、自分の話をする
- 砕けた言葉を使わない(「〜っす」、「うす」など)
- 意思表示だけせず、自分の考えや思いを伝える
- 焦って自分の話ばかりをしない
キャリア
アドバイザー
会話形式の面接では伝える内容だけでなく、身だしなみも大切です。コツや注意点と身だしなみに注意して面接に臨みましょう。
面接での正しい言葉遣いはこちらで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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②質疑応答の中での深掘り
面接官には深掘りしやすい会話と、深掘りしにくい会話があります。質疑応答のなかで、突っ込みたくなる単語があると話が盛り上がりやすくなります。面接官に深掘りしてもらうためのコツや注意点を解説します。
- 深掘りしてほしいワードを明確に伝える
- 焦点をずらさないように、一文を短く伝える
- 数字や順位など、具体性を持たせる
- 「はい」「いいえ」で回答を終わらせない
- ダラダラと話し続けない
- 抽象的な表現ばかりを用いない
キャリア
アドバイザー
質疑応答はできるだけシンプルに応えましょう。具体的に話すことで面接官の記憶にも残り、たくさんの深掘り質問をしてもらえますよ。
③アイスブレイク
緊張をほぐす目的のアイスブレイクは注意しましょう。ついついフランクになりすぎて、面接という選考の場であることを忘れがちです。アイスブレイクでうまくコミュニケーションをとるコツと注意するポイントを解説します。
- フランクな場でも、丁寧な言葉を使って回答する
- 姿勢は正したまま
- 明るくハキハキ話す
- 砕けた言葉を使わない
- 姿勢を崩さない
- ダラダラ話さない
キャリア
アドバイザー
アイスブレイクでは友達と話しているかのように、フランクな側面が出てしまいがちです。選考の場であることを忘れずに、言葉遣いや姿勢を意識し、面接官との会話を楽しむことを心掛けましょうね。
会話形式の面接をする企業はここを見ている
就活生
会話形式の面接を通じて、企業側は何を知りたいのでしょうか?
キャリア
アドバイザー
企業が会話形式の面接をするにはいくつかの理由があります。会話形式の面接を通じて企業が見ているポイントを解説しますね。
学生の本心
学生によっては事前に準備した内容を一言一句間違えないように暗記していたり、就活マニュアルに書いてある内容を話したり、と本心はなかなか見えません。そのため、本心を知るために、自然な会話形式の受け答えを重視しているのです。
深掘りした質問をされると一瞬思考が止まってしまうかもしれません。実は面接官の狙いはここにあり、準備してきた内容では答えられない質問を通じて、本心を知ろうとしています。会話形式だからこそ、事前に準備できなかい学生の本音をつかむことができるのです。
臨機応変さ
会話形式の面接では、予想外の質問を受けることがあります。予想外の質問に対し回答できるかどうかで臨機応変に対応できるか、柔軟に対応ができるかを確認しています。
仕事をする中では、予想しなかった事態に巻き込まれることも多く、準備していない状況にどのように対応するかも大事な能力と言えます。会話形式の面接を通じて、焦らず柔軟に対応できるか、臨機応変に対応できるかをチェックしています。予想外の質問が来ても、焦らず対応するようにしましょう。
スムーズなコミュニケーション
仕事をするうえで、スムーズにコミュニケーションが取れるかどうかは重要なポイントです。仕事は一人で完結せずに、社内や社外の関係者と一緒に仕事を進めていきます。中には自分と相性が合わない人ともコミュニケーションを取りながら、仕事を成功に導く必要があります。
その際に相手の話を聞き、自分の意見を端的に伝える会話のキャッチボールが求められます。そのような場面を想定し、会話形式での面接を通じて、スムーズなコミュニケーションが取れるかをチェックしています。
キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる
学生の本心を知りたいので会話形式にしている、という企業は多く存在しています。たとえばすでに何年も会社員経験がある人が行う転職活動の面接の場では、ほとんどの場合会話形式で面接をしてスキルのミスマッチが起きないかどうか見極めています。履歴書で気になった点を1つずつ聞いていき、その人の人となりを知っていくため、テンポのいいコミュニケーションが好まれます。
このような中途採用の経験がある企業の場合には、新卒採用においても同じような考えを持っているでしょう。ESの限られた文字数だけでは書ききれなかったであろう学生の本心や性格を掴むために、あえてESからは外れた話をされることもあります。その場合、多少スムーズに話すことができなくても熱意が伝わればそこまで心配する必要はありません。面接の基礎を大切にしながら、自分の本来の姿を出せるように挑んでください。
事前に準備しよう! 頻出質問の受け答えOK例・NG例
頻出質問の準備は必要とわかっても、どのように準備したらいいか分からないという人も少なくないでしょう。頻出質問について、OK例・NG例を見て頂き、どのようなポイントを押さえるべきかを解説します。事前に準備し、面接でしっかりとアピールしましょう。
頻出質問①自己PR
面接で最も多い質問のひとつが自己PRです。基本的にどの面接でも聞かれることを想定して準備をしておく必要があります。
面接では自身の長所や強みを伝える自己PRを、いかに効果的に伝えられるかが重要です。伝え方次第で合否を分けるかもしれません。会話の中でどのようにアピールしていけるかがポイントといえるでしょう。
OK例
面接官
自己PRをお願いします。
就活生
私は一つの目標を決めたら、最後までやり切ります。大学受験では模試の判定がE評価ながら、志望校に合格できました。
面接官
素晴らしいですね、志望校に合格するために工夫したことはありますか?
就活生
一度目標を決めたら、達成するまでに何をすべきかを明確にし、ひたすらやり続けられたことが理由です。最後まで諦めず、達成するために都度見直しをおこないます。
面接官
目標に向けて、計画を立てられたんですね。計画を立てる時に意識していることはありますか?
質問に対し、結論から答えており、端的にまとまっていて、良い例です。面接官との会話のキャッチボールもスムーズです。織り交ぜたキーワードを面接官が掘り下げることで、話題も膨らみ十分にアピールができています。
NG例
面接官
自己PRをお願いします。
就活生
私は目標に向けて頑張ることができます。また挫折しても諦めません。さらに何がいけなかったのか、周囲にアドバイスを求める素直さもあります。アドバイスをすぐに取り入れて改善する力もあります。これらを御社でも十分に活かせると思います。
面接官
なるほど。ありがとうございます。それでは次の質問に移ります。
質問に対して一方的にアピールをしており、面接官との会話をまったく意識できていないNG例です。一気に多くの情報を話されても、面接官は受け止めきれず、どのように深掘り質問をしていけばいいか迷ってしまうので注意しましょう。
頻出質問②ガクチカ
面接では、「学生時代に一番力を入れたこと」いわゆる「ガクチカ」も頻出質問の一つです。
ガクチカはアピールしたいことが数多いため、事前に準備していないと何をアピールするか話が四方八方に広がってしまう恐れがあります。
アピールする内容は事前に準備し、質問に対して端的な回答ができるようにしましょう。力を入れて取り組んだからこそ、内容を盛りだくさんにしすぎないように注意が必要です。
OK例
面接官
学生時代に一番頑張ったことはなんですか?
就活生
私は大学時代、主将として部活動を頑張ってきました。特にチームワークを大事にしてきました。
面接官
具体的にどのようにチームワークを大事にしてきたのですか?
就活生
はい、総勢50名の部員と毎月個別に面談し、意見をチームに反映させてきました。
面接官の質問に対して端的に回答をしているのが良い点です。また、アピールしたい「チームワーク」というキーワードを盛り込んでいるため、そこから深掘り質問につながり、テンポよく、会話のキャッチボールができているのも良い点ですね。
NG例
面接官
学生時代に一番頑張ったことはなんですか?
就活生
私は大学時代、主将として部活動を頑張ってきました。特にチームワークを意識し、メンバーと密にコミュニケーションを取りました。また朝練の提案、毎週末の練習試合の調整と数をこなしながらチーム力底上げを目指しました。それに誰よりも声を出して、毎日一番遅くまで練習しました。
面接官
そうでしたか。ありがとうございます。
アピールが長く、何を伝えたいのか焦点がわからなくなっています。そのため、どこから深掘りしていけばいいのか検討がつかないため、面接官との会話が成立していません。
頻出質問③志望動機
志望企業へ入社の本気度ややりたいことを伝えるとともに、企業側では自社にミスマッチではないかを判断する重要な質問です。伝え方次第では採用の合否に大きく関わってくる質問ですので、事前の準備をしっかりとおこないましょう。
想いが強くなると、面接官との会話のキャッチボールから外れ、一方的なプレゼンテーションになってしまう恐れがありますので注意が必要です。
OK例
面接官
弊社を志望する理由を教えてください。
就活生
スポーツに取り組む人たちの力になりたいと思い、御社を志望します。
面接官
なぜそのように思われたのですか?
就活生
はい、私は学生時代に陸上に取り組んできましたが、大きな怪我をし選手生命を断念しました。怪我を防ぐ製品を提供する御社で、スポーツ選手の怪我を減らしたいです。
志望理由をシンプルに伝えており、面接官との会話がスムーズに進んでいます。また質問に対して自身の経験を端的にまとめ、説得力のある内容な点も良いですね。
NG例
面接官
弊社を志望する理由を教えてください。
就活生
御社の製品に魅力を感じ、志望しました。最新の技術は非常に魅力的で、世の中を大きく変えると感じました。今までの研究内容にも近しく、お力になれると感じました。また御社は歴史のある企業で、さまざまな分野に挑戦している点も魅力的です。
面接官
弊社のどのような分野に魅力を感じますか?
就活生
はい、自動車部品の分野や生活家電の分野、それに重工業にも進出されていて魅力を感じています。他にも化学品なども取り扱っており、すべてが魅力的です。
会社を志望する熱意は伝わりますが、いくつもの志望理由を伝えており、会話としてはやや一方的です。面接官から深掘りをしようにも、どのポイントから質問しようか迷ってしまいます。伝える内容は絞るように心掛けましょう。
頻出質問④趣味
人となりを知るための頻出質問として、趣味について聞かれることが多いです。
自己PRや志望動機からは伺い知れない、普段のあなたを知るために質問されます。たとえば、集団でおこなうチームスポーツを趣味にしていれば、「チームワークがありそう」「周囲のメンバーを大事にしそう」などといった印象を持ちますね。
OK例
面接官
趣味は何かありますか?
就活生
野球が趣味で、今は週に一回、サークルに参加しています。
面接官
いつから野球をやっているんですか?
就活生
小学生の頃からです。高校生の時は強豪校のキャプテンを務めました。野球を通じて、チームワークの大切さを学びました。
面接官
チームワークの大切さを学んだエピソードを教えてもらえますか?
野球という趣味から、チームワークを大事にするという長所のアピールにつなげています。また、端的な回答のため面接官との会話もテンポよく進んでいますし、深掘りにつながっていますね。
NG例
面接官
趣味は何かありますか?
就活生
趣味はサッカーとサイクリングと読書です。サッカーは小学生の頃から取り組み、高校生のときは全国大会に出場しました。読書は主にビジネス書を読み、毎週一冊読んでいます。
面接官
印象に残っている本はありますか?
就活生
はい、今週読んだ本はどれも印象に残っています。一つは仕事の進め方について、もう一つはモチベーションの高め方についてでした。あと、漫画も好きです。漫画なら〇〇が好きです。
自分の話したいことを一方的に伝えており、話にまとまりがなくなっています。趣味は自分の好きなことなので、ついつい熱を持って話しがちですが、面接では会話を意識し端的に伝えるようにしましょう。
会話だけじゃない! 面接で注意したいこと
面接は会話だけではなく、身だしなみやマナーにも注意が必要です。どんなに会話のキャッチボールが弾んだとしても、その他の部分で評価を落としてしまう恐れがあります。
最後に会話以外に面接で注意すべきポイントを解説します。会話と合わせて注意することで、面接官の印象をアップさせましょう。
身だしなみに注意する
面接では身だしなみも重要な要素の一つです。身だしなみは第一印象に大きく関わると言われています。面接官は最初の印象から、どんなタイプの人なのか、普段はどのように仕事をしているのかなどを推測しています。
具体的に身だしなみで注意すべき点は以下の3点です。
- 清潔感があるか
- 受験先企業のカルチャーに合っているか(スーツが一般的なのに私服等)
- 面接官に失礼がないか(選考の場に相応しい格好をしているか)
上記のポイントを押さえて、家を出る前、身だしなみに問題ないか確認するようにしましょう。必要に応じてスーツを新調したり、髪を切りにいくなども有効です。
就活で押さえておきたい身だしなみについてはこちらの記事が詳しいです。目を通しておきましょう。
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マナーに気をつける
面接の前後のマナーも面接官や企業の採用担当者がチェックしているポイントです。会話のキャッチボールがうまくいき、面接内容が高評価でもそれ以外のマナーで減点評価されている可能性もあります。押さえておきたいマナーを解説します。
- 面接日程などの企業からの連絡は速やかに返答する
- 面接会場には面接開始10分前を目処に到着する
- 社員の方への配慮を忘れないように
- 入室マナー、退室マナーを押さえる
- 面接のお礼をその日中に送る
上記のマナーを押さえることで、面接官だけでなく、他の社員からの印象をアップさせることができます。面接でうまくいかなったとしても、マナーを評価されることもあるので、最初から最後まで手を抜かないようにしましょう。
就活マナーについてはこちらでも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
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姿勢を正す
面接はフォーマルな場ですので、姿勢を正して臨みましょう。
腕を組んだり、足を組むことは当然ながら、背筋を伸ばす、手は太ももの上に置くなどフォーマルな場に即した姿勢を保ってください。姿勢が悪いと、見た目の印象が悪くなるとともに、不真面目さを面接官に与えてしまいます。
仕事に向き合う態度も不真面目ではないかと感じられてしまい、面接の評価を落としてしまうかもしれませんので注意しましょう。
面接中の姿勢についてはこちらの記事で解説していますよ。こちらも見ておけると安心ですね。
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表情は自然な笑顔で
緊張から表情が強張ってしまったり、声がうわずってしまうなど、面接では緊張から思いがけないトラブルが発生します。無理に笑顔を作ろうとすると、ぎこちなくなってしまい、面接官に良い印象を与えられません。
アイスブレイクで緊張をほぐしてもらえるかもしれませんが、自然な笑顔を出せるように準備していきましょう。面接開始前にトイレに立ち寄って、鏡で笑顔を作って確認するのもおすすめです。面接前に表情を動かしておくと、面接中も自然な表情が作れます。
自然な笑顔で面接に臨み、面接官との会話を通じて存分にアピールしましょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
身だしなみに関連しますが、話しているときの自分の癖にも注意しましょう。学生と話していると、照れ隠しや自信がないときに無意識に前髪を触ってしまう人が多いです。特に、最近おこなわれているオンライン面接では、自分の顔も画面に映るのでついつい気になって身体のどこかを触ってしまう人が多くいます。こういった癖は面接官側からすると非常に気になるもの。準備の段階から意識して直していきましょう。
話せなかった内容はあとから付け足すことも可能
また面接1回あたりの大体の時間は決まっています。そのため、緊張がほぐれてきた頃に面接時間が来てしまい「あれも言えばよかった」とあとからいろいろと話したかったことが出てくる可能性が考えられます。面接官が深めた話の内容が、本来自分がPRしていきたいと思っていた内容と異なる場合もあるでしょう。
どうしても伝えきれなかった内容がある場合には、最後の質疑応答で「先ほどは伝えそびれたのですが」と前置きをして発言をしてもいかまいません。会話とはいえ、面接は自分を100%アピールする場ですからね。ただし、その内容次第では評価がマイナスになってしまうリスクもあるので注意してください。長々と話し過ぎずに、簡潔にまとめると良いですね。
面接は会話! コツを理解して面接を成功させよう
面接官とのコミュニケーションは一問一答ではなく会話が大切です。そのため会話のキャッチボールを意識して、面接官にアピールをしましょう。面接での会話が続かないと不安を感じる人も、今回紹介したコツや注意点を押さえれば十分にアピールが可能です。
コツを理解してぜひ面接を成功させましょう。
あなたの強みは何ですか?