座右の銘を面接で聞かれた時の答え方|一覧や例文をご紹介

この記事のアドバイザー

村井 俊介

大学時代に社会保障や少子化問題を学んでおり、働き方改革をしたいと考え、人材業界を目指す。大学卒業後、外資系の人材会社でコンサルタントとして、オフィス系からファクトリー系まで幅広い業界のお客様とお取引させえて頂いておりました。そこからポートへ転職をして、キャリアアドバイザーとして、学生さんキャリアの形成のお手伝いをさせていただいおります。一緒に明るい就活にしていきましょう!

伴 美寿々

大学卒業後、宝飾店にてジュエリーアドバイザーを経験。最年少で副店長になり、店舗のマネジメントと人材育成を経験。業界トップの塾の社長・役員秘書を経てポートへ入社。「わからない」を自分ひとりで抱えこまず、一緒に新しい世界へ飛び込む準備をしていきましょう。

コラムの目次

  1. 座右の銘とは生きる上で大切にしている言葉
  2. 面接で座右の銘を聞く2つの理由
  3. 座右の銘を面接で上手に伝えるには
  4. 面接で使える座右の銘一覧
  5. 面接でアピールする座右の銘の例文
  6. 面接で座右の銘をアピールする際の注意点
  7. 面接で聞かれる座右の銘は自分の経験や個性を交えて答えよう

座右の銘とは生きる上で大切にしている言葉

こんにちは。キャリアパークエージェントの北原です。就活生から

「こないだ面接で座右の銘は何ですか、と聞かれて答えることができませんでした」
「面接で答える座右の銘が浮かびません」
「そもそも座右の銘って何ですか…」

という声を多く聞きます。座右の銘とは自分への励ましや戒めのために、常に自分の心に留めておいておく言葉です。簡単に言うと、日々生きる上で大切にしている言葉ですね。座右の銘は面接で聞かれやすい質問のひとつであり、どのように回答すべきか悩む人は少なくありません。「あなたの座右の銘は何ですか?」と聞かれてもすぐに答えるのは難しいので、事前に決めておくことが大切です。座右の銘について答えて面接を乗り越えるためにも、回答のポイントを知っておきましょう。

面接で座右の銘を聞く2つの理由

面接で上手に座右の銘を答えるには、面接官が質問する理由を知っておく必要があります。座右の銘を聞くということは、企業はそこから何かを知りたがっているのです。企業が知りたがっていることを把握しておくと、どのようにアピールすべきか、一歩進んだポイントが分かりやすいでしょう。面接で座右の銘を聞く理由は大きく2つに分けられます。

個性や人柄を知るため

企業が面接で座右の銘を聞くのは、その人の個性や人柄を知るためです。座右の銘は人生で大切にしている言葉であり、その人を色濃く表すものでもあります。例えば、「七転び八起き」が座右の銘の人と「一期一会」が座右の銘の人では個性や考え方って違いますよね。

「七転び八起き」は、失敗してもまた立ち上がるというガッツのある個性がイメージできますが、「一期一会」は周りの人を大切にするという優しい人柄がイメージできます。

つまり、その言葉がどのような性質を持っているかによって、その人の個性や人柄が把握できます。面接は短時間でいかに人となりを知ることができるかを目標にしており、座右の銘では本質部分が見られていると考えましょう。何を提示するかで、アピールできる個性や人柄は違ってくるため、題材選びにも気を配る必要があります。

価値観を知るため

価値観を知るのも、面接で座右の銘を聞く理由のひとつです。それぞれで何に感銘を受けるかは違い、座右の銘も一緒とは限りません。しかし、何十人、何百人もいると、時には座右の銘が被ることもあるでしょう。座右の銘が同じ=個性や人柄が同じとはならず、なぜそれに感銘を受けたか、なぜ座右の銘として大事にしているかという受け取り方によって、価値観の違いが判断できます。

つまり、座右の銘の内容だけではなく、なぜそれを座右の銘にしたのかまで見られていることは理解しておきましょう。何を大切にしているのかという価値観まで座右の銘からはかられているため、同じ内容を提示しても人によって与える印象や評価は違います。提示する座右の銘に正解はなく、そこから見える価値観が重要視されているのです。

キャリアアドバイザーコメント

村井 俊介

座右の銘は自分自身に置き換えて話してみよう

企業が座右の銘を聞く意図としては、何が印象に残っていて、何を大切にしているのかを見ているというのがあげられます。問いかけられた時に自分の考えを話せるようにしておく必要があります。なおかつ自分自身に置き換えて話してみましょう。例えるなら自身の経験があり、その会社でどう活かしていけるかなど話せるとなおよいですね。物事を考え自身に置き換えるのは、企業側としても自責にした姿勢を評価してくれるでしょう。自分の中でいいと思っているものは、自身の言葉で話せるようにしていきましょう!

座右の銘を面接で上手に伝えるには

座右の銘を問われたなら、自分が大切にしている言葉を提示しますが、それだけでは高評価の獲得はできません。面接では人となりや価値観を伝える必要があるので、それらが伝わるように座右の銘について答えることが大切です。座右の銘を上手に伝えるためにはポイントがあるため、どのようにアピールすべきか知っておきましょう。

自分の経験や個性とリンクさせる

座右の銘は面接官から見ると就活生を表すものと捉えられるので、自分と関連性の深いものを使ってアピールしましょう。過去の経験とリンクしているものや、自分の個性を色濃く表した座右の銘を選ぶといいですね。自分の性格とかけ離れている座右の銘を伝えると人物像が一致せずに、面接官の印象に残ることが難しくなります。

「カッコいいから」「素敵な言葉だから」という理由では、人柄が見えてきません。もし、このように答える場合は、「なぜカッコいいと思うのか」「なぜ素敵と思うのか」を考える必要があります。基本的には、座右の銘を胸に刻み、どのようなことをしているのか、してきたのかまで伝えるようにしましょう。

仕事に結びつけるとなおよい

個性や価値観の判断が座右の銘を聞く理由であるため、基本的には自分らしさをアピールできているなら、評価の対象にはなります。ここからさらに高評価の獲得を目指すなら、仕事に結びつけて考えましょう。座右の銘として大切にしていることを今後の社会人生活、志望先の企業での仕事にも反映できる旨を伝えると好印象を与えます。

自身の生き様が志望先の仕事に繋がることで企業との相性のよさをアピールでき、評価もされやすくなるでしょう。また、企業で活躍する姿もイメージしてもらいやすいです。座右の銘によっては仕事と結びつけるのが難しい場合もあるかもしれませんが、できるだけ最後の着地点が仕事になるよう工夫しましょう。

《例》
七転び八起き
御社に入社後もチャレンジを恐れず、改善を繰り返しながら業務に励みます。

一期一会
御社に入社後も人と人の繋がりを大切にし、多くのお客様に喜んでもらえるようなサービスを提供していきたいです。

キャリアアドバイザーコメント

村井 俊介

座右の銘と仕事を結びつけるには自身の経験を絡めよう

座右の銘と仕事を結びつけてアピールする場合は、自身の経験に基づいて座右の銘となる強みを絡めるといいでしょう。自分の実体験に基づいて、座右の銘を自分に置き換えて話すことが大切です。なぜこれが大切なのかというと、仕事では現状を把握してPDCAを回していき、目標を達成する答えを導いていきます。面接では会社に貢献できる人かどうかを判断します。そのため、自身の経験に基づいて座右の銘となる強みをアピールすることで、この学生は自身の強みを理解していて、この会社で働くイメージや活躍イメージがついていることがわかります。

面接で使える座右の銘一覧

四字熟語
一期一会(人との繋がりを大切にする)
粉骨砕身(物事に全力で取り組む)
七転八倒(失敗しても挽回を目指して挑戦する)
初志貫徹(最初に決めた志を最後まで突き通すこと)
ことわざ
石の上にも三年(辛抱強く取り組むことが大切)
千里の道も一歩から(何事にも堅実に取り組む)
情けは人の為ならず(人への親切は返ってくる)
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥(知らないことは素直に聞くべき)
偉人の名言
アイデアの秘訣は執念である(湯川秀樹)
なんでもいいから、まずやってみる。それだけなんだよ(岡本太郎)
自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない(ゲーテ)
天才とは努力する凡才のことである(アインシュタイン)

座右の銘は、ことわざ、四字熟語、名言と幅広い選択肢から選べます。心に響く言葉なら、どのようなもの、誰の言葉でも構いません。好きな作家やアーティストがいるなら、その人の発言を参考にしてもいいでしょう。

面接でアピールする座右の銘の例文

一覧を参考に座右の銘を選んだなら、実際にどのようにアピールするか内容を考えてみましょう。面接でのアピール内容が思い浮かばないなら、例文を参考にするのがおすすめです。例文を見ながらどのような内容、言葉、構成になるかを細かく知ることで、アピールの全体像がより明確にイメージできます。また、NG例文を参考に失敗しやすいポイントを知ることも大切です。いい点と悪い点の両方を参考にして、アピール内容を考えていきましょう。

例文①一期一会

私の座右の銘は「一期一会」です。これまでの人生で人と繋がることの大切さや、素晴らしさを学びました。大学時代は居酒屋でアルバイトをしており、最初にお世話になった店長とは親しくさせて頂きました。店長は転職経験が豊富で、プライベートで食事に連れていってもらうと、友人や知人が多く集まり、常に新しい出会いがありました。出会いは常に楽しいもので、人と接することの素晴らしさを改めて実感しました。御社でも一期一会でどのような人との出会いも大切にし、縁を繋いで多くの人と関わりながら仕事をし活躍したいと考えています。

キャリアアドバイザーコメント

伴 美寿々

人柄のよさが伝わり入社後の姿をイメージしてもらいやすい

この例文からは、一度出会った方との深い繋がりを大切にしていることが伝わってきました!店長から信頼され、友人を紹介されている点なども、ご自身の人柄のよさが伝わり好印象です。上司に好かれる愛嬌などがある方なんだなと、企業に入ってからの姿もイメージできました!改善点としては、「店長は転職経験が豊富」という言葉は入れなくてもいいかと思います。言い換えるとしたら「人脈が多い方」のほうが印象がいいですね!あとは、縁を繋いで多くの人と関わりながら「どんなことがしたいのか・会社にどんな影響を与えられるのか」をしっかりと伝えられたほうがさらによくなると思います!

例文②塵も積もれば山となる

私の座右の銘は「塵も積もれば山となる」です。大学2年の頃に簿記が苦手で、1日3問必ず問題を解くということをしていました。毎日の積み重ねでだんだんコツをつかむことができ、日商簿記1級を取得することができました。御社に入社後も日々の努力を積み重ねて大きく貢献できるよう頑張ります。

この例文では、「塵も積もれば山となる」が座右の銘であることの裏付けとして、苦手なことを克服するために毎日少しずつ努力したというエピソードを交えています。結果を残すこともできているので、説得力のある内容になっています。

例文③誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある

私の座右の銘はアインシュタインの「誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある」という言葉です。この言葉を知ったのは中学生の時で、それからずっと大切にしています。この言葉を胸に、大学時代は老人ホームでのボランティア活動に力を入れました。利用者の方から「ありがとう」と言われることで、誰かの役に立っていることを嬉しく感じました。御社に入社後もお客様第一の考えの元、多くの人に喜ばれるサービスの開発に励みたいと考えています。

この例文では、ドイツ生まれの理論物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉を座右の銘として伝えています。実際に大学時代にボランティア活動をした経験を交え、ただ好きな言葉で終わらせるのではなく、実行する行動力も伝えている例文です。

NG例文

私の座右の銘は「自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人でも持ち上がらない」です。これはゲーテの言葉で、私は彼の作品のファンです。ゲーテで特に好きなのは、「若きウェルテルの悩み」で、若者特有の葛藤や恋愛のもやもやが特徴の作品です。この作品からゲーテのファンになり、他の作品もどんどん読破していきました。作品を知るにつれて、作者自身のことも気になり、ネットで検索してこの言葉にたどり着きました。この言葉から何事もまずは自分でやることが大切であると学び、これを自分の哲学として、今後の人生でも大切にしたいと考えています。

NG例文では座右の銘は提示できているものの、それを言った人の紹介ばかりにアピールが集中しています。ゲーテの言葉と明かす分には構いませんが、作品のよさやいかに自分がファンであるかといった情報は必要ありません。また、最終的な着地点が自分の人生そのものになっており、仕事に繋げられていないのもNGポイントでしょう。座右の銘に選ぶ題材としては申し分ないものの、上手く活かしきれていないのが問題です。

面接で座右の銘をアピールする際の注意点

座右の銘は上手にアピールするポイントを押さえることが大切ですが、それだけではなく注意点を意識することも大切です。マイナスの印象を与えないためにも、注意点も正しく理解して上手なアピールに繋げましょう。

志望先の考えと異なり過ぎるものはNG

座右の銘は自分とリンクしていること、なぜそれを座右の銘として捉えているのかを明確に説明することが大切です。しかし、これらの点を守っていたとしても、志望先の考えとあまりにかけ離れたものだと、評価の対象にはならないため注意が必要です。例えば「何事も自分の力でやり遂げる」といった内容の言葉を座右の銘としている場合、個人主義や実力主義の企業なら、おおむね高評価が得られるでしょう。

しかし、チームワークを大切にする企業や周囲との和を重んじる企業では、自分勝手、独りよがりといった印象を与える可能性もゼロではありません。志望先の考えと100%一致している必要はありませんが、まったく方向性が違う内容を座右の銘として取り上げると、その時点で「自社には適さない」と判断される可能性が高いです。

言葉の意味を正しく理解しておく

座右の銘には難しい言葉も多く、中には勘違いしたまま覚えてしまっていることもあるでしょう。難しい言葉を座右の銘にしていると賢さのアピールにもなりますが、言葉の意味を正しく理解できていないと見せかけの知識と思われてしまいます。よくある勘違いが、ことわざの「情けは人の為ならず」というもので、これは情けをかけるのは人のためにならないから、やめるべきということではありません。

正しくは人に情けをかける、つまり優しくすると、その優しさは巡り巡って自分に戻ってくるという意味になります。他にも勘違いしやすい言葉は数多くあるため、座右の銘を選ぶ際には、正しい意味もチェックしておきましょう。面接官から意味を聞かれた際に、簡単に説明できるようにしておくといいですね。

面接で聞かれる座右の銘は自分の経験や個性を交えて答えよう

ことわざや四字熟語、偉人の名言以外にも、故事成語や慣用句、アーティストの言葉まで、座右の銘は幅広いジャンルから選べます。映画や小説のワンシーンから引用してもいいですし、好きな言葉なら説明もしやすいでしょう。ただし、面接で使う場合は、単に好きなだけではなく、自分を一言で言い表す言葉でなければなりません。

自分という人となり、価値観を伝えることが、座右の銘をアピールする意図のため、それらが伝わるよう、自分に合った言葉を選びましょう。また、面接で座右の銘について答える場合は、その言葉に関係する自分なりの経験を交えるのがおすすめです。座右の銘と経験や個性をリンクさせることで、面接官の印象に残ることができます。

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