目次
- ディベートはテーマごとの注意点を知ることが対策の鍵
- まずはディベートの流れとそれぞれのやるべきことを把握しよう
- チーム分け
- ディスカッション
- 結論
- ディベート3タイプを例題を見ながら徹底攻略しよう!
- 政策論題
- 推定論題
- 価値論題
- テーマごとの評価ポイントを押さえて対策しよう
ディベートはテーマごとの注意点を知ることが対策の鍵
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「ディベートではどんなテーマが出されるのか知りたい」
「テーマごとで何に注意したらいいのでしょうか」
ディベート選考を控えた学生から、このような相談を受けることがあります。グループディスカッションやグループワークのように頻繁におこなわれる選考でないからこそ、情報が不十分なため不安に思う就活生も多いのではないでしょうか。
ディベートは大きく3種類に分類でき、それぞれに異なる対策が必要となります。注意点や企業の評価ポイントを押さえておかないと、的外れな主張をしてしまうことも。この記事では、3種類の注意点と対策を解説したうえで、50テーマを一挙紹介します。「自分が受ける企業が出しそうなテーマはどれかな」と考えながら読み進めてくださいね。
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まずはディベートの流れとそれぞれのやるべきことを把握しよう
ディベートのテーマの前にまず押さえておきたいのは、全体の流れです。全体の流れを知っておくことで円滑に進めることにつながりますし、結論もうまくまとまります。ディベートの選考通過率アップに向け、まずは全体の流れを把握しておきましょう。
チーム分け
「賛成 or 反対」「AかB」などの二択で意見を戦わせるディベートでは、チーム分けはかなり重要な要素といえます。自分が納得していない方のチームに入ってしまうと、なかなか説得力を持たせた話を展開をするのは難しいですよね。
ある程度意見をまとめたうえで、自分が入るチームを選びましょう。
ポイント①:判断の基準を作る
ディベートのゴールはあくまでも結論を出すことです。グループディスカッションと異なり、対立する2つの意見から最終的には一つにまとめる必要があります。
「対立する意見を一つにまとめるのはどちらかが折れないといけないのでは」。就活生からそのような声をよく聞きますが、実はそうではありません。ディベートを成功させるポイントは最初の段階で判断基準を作り、メンバーで共有することです。
たとえば、「宇宙人と共存すべきか?」というテーマがあったとします。「地球の発展につなげる」といった目的や、「短期間か長期間」といった期間などの判断基準を定めておくと、それを軸に話が進むので、論点がずれることがありません。議論の中で、反対意見だったとしても「地球の発展は見込める」と判断できた場合は、相手の主張を受け入れることができますよね。
ポイント②:時間配分を決める
いざ議論がスタートすると、自分の主張をぶつけることにヒートアップしてしまう学生も多くいます。そうした事態を防ぐためにやってほしいのは、時間配分を決めるということです。
議論の前に「意見を主張する時間」「チーム内で意見をすり合わせる時間」「結論をまとめる時間」など、なるべく細かく決めておくことをおすすめします。時間配分があると意見が対立していても妥協点を探りやすくなるので、意見がまとまりやすくなりますよ。
ディスカッション
議論でもっとも気を付けたいことは論理的であることです。初めて会う人に感情的に意見をぶつけても、説得してもらうのは難しいですよね。頭ではわかっていても、「ヒートアップしてしまい感情的になってしまった」という反省の声もよく聞くので、常に意識したいところです。
ポイント①:意見に矛盾がないか確認
論理的な主張と同じく大切なのが、相手の意見の矛盾点を見つけて指摘することです。自分の意見の主張ばかりに気を取られすぎるとなおざりになってしまうので、この意識は常に持っておきましょう。
「違う人の立場になって論点を整理してみる」「今話しているのとは異なるスパンで考えてみる」など、一度立ち止まって考えてみると矛盾点が見つかることがあります。自分の矛盾点を把握しそこをカバーできるように話を組み立てれば、自分の意見に説得力を持たせる効果も期待できますね。
ポイント②:相手への質問や責められる部分をチームで共有
思いもよらなかった論点をつかれて言葉につまってしまうことはディベートではよくあることです。そのような事態を避けるのに有効なのは、「チームの主張に矛盾がないか」「相手に責められそうな部分はどこか」をあらかじめリストアップしておくことです。
矛盾を指摘されればその時々に考えて対応するという方針では、すべてにうまく回答するのは難しいですよね。あらかじめ指摘される部分や論点を把握しておくことで、慌てずに落ち着いた回答をすることができます。
結論
ディベートの難しいところは、最終的に結論をどちらかの意見に集約しなければいけないことです。自分の主張で相手を説得するか、もしくは相手の意見に納得できればそれを受け入れて、グループとしての最終的な結論を導き出しましょう。
ただし、相手の意見を受け入れたからといって選考に落ちるわけではありません。ディベートの性質上、勝ち負けのようなものは明らかに出てしまいますが、結論がすべてというわけではありません。議論中の参加態度や発言も評価されていることは忘れないでくださいね。
ディベート3タイプを例題を見ながら徹底攻略しよう!
ディベートはさまざまなテーマがありますが、それぞれの性質によって「政策論題」「推定論題」「価値論題」の3種類に分けることができます。その種類ごとで企業の評価点や注意したいポイントが変わってくるので押さえておきましょう。
自分が受ける企業でよく出題されるテーマが分かる人は、どの種類に当てはまるかを考えながら読み進めると、より具体的な対策ができますよ。
政策論題
政策論題では、ある政策に対し可決と否決の2グループに分かれて議論を戦わせます。政策だけでなく、法律、制度がテーマになることもあり、実際に存在しない政策・法律・制度が出題されることもあります。
自分の生活に密接に関わっていたり、具体的なイメージがつきやすいテーマが多いことから、比較的地に足のついた議論ができるのが特徴です。
企業の評価点
議論を進めるうえで不可欠なのは、社会の情勢や動向の理解です。ですので、企業は、学生が日頃からニュースをチェックし、自分なりの意見を持っているかを重要な評価ポイントにしているといえます。
政策論題をよく出題する企業は、社会情勢やニュースに対するアンテナをはっていたり意見を持っている人材を求めています。代表的なのは、IT業界やコンサル業界などです。日々進化を続けるIT業界や、相手の課題を理解し改善策を提案するコンサル業界では、自分の周りの状況や社会の変化に敏感に反応し、対応する必要があるからです。
最近のニュースは面接でも聞かれることがあるテーマです。
日ごろからアンテナを張っておきましょう。
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企業が社会情勢やニュースに関心をもっている学生を高評価するのは、実際に就職したときに役立つからです。さまざまなニュースを知っていることも大切ですが、それ以上に「常に社会情勢に興味を持ち、最新のニュースをインプットする習慣」がある学生を企業は求めています。
数ある職種の中でも総合職や営業職は非常に人気ですが、これらの仕事では、顧客への最適な提案や距離を縮めるためのトークのために、顧客が関わる業界の動向をチェックしておかなければなりません。これ以外にマーケティング職やデザイナーなどのクリエイテイブ職でも、社会情勢や流行情報は仕事の成果に大きく影響します。膨大な知識のインプットと、仕事の中で使いこなすためのアウトプットは、一朝一夕にはできないものです。
そのため、学生時代からニュースのチェックを習慣にしている学生は企業から重宝されます。さらに比較的すぐに結果を出す傾向があるため、選考でもチェックされていますよ。
注意すべきポイントと対策
論題のメリットとデメリットをどのような立場や視点から展開するかが大きなポイントと言えます。「誰にとっての利益なのか、不利益を被る人はいないか」といったさまざまな立場にたった考え方のほか、「可決・否決されることでどのような影響があるのか」といった仮説を積み上げることができれば、より具体的な議論を展開できますよね。
社会問題や経済などのニュースをチェックしておくのはもちろんですが、しっかり意見を持ち、その理由を考える癖をつけましょう。実際のニュースに対して「このテーマがディベートに出されれば自分はどう話を進めるか」まで考えることでできるといいですよね。
- 消費税は減税するべきか?
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- レジ袋は無料にするべきか?
- 定年の年齢を引き上げるべきか?
- 日本に飛び級制度を導入すべきか?
- 選挙権の付与は20歳に戻すべきか?
- 裁判員制度を継続すべきか?
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- 一夫多妻制を導入すべきか?
- 救急車を有償化すべきか?
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- 大阪を府から都に変えるべきか?
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- 首相を公選制に変えるべきか?
面接本番まで時間がない人は、頻出質問の模範解答だけでも必ず押さえておこう
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例:レジ袋は無料に戻すべきか?
2020年にレジ袋が有料化される制度がスタートしましたが、無料化に戻すべきをテーマとした議論です。この議論では、「消費者側」と「お店側」のメリット・デメリットをそれぞれ考えることが重要になってきます。
無料だった頃や、有料になった現在における実体験に基づいて話を進めていきましょう。たとえば有料派の意見では、地球温暖化など環境への配慮とレジ袋を結び付けて話を展開することが予想できます。そこに加えて「買い過ぎることがなくなったおかげで食べ物を無駄にすることが減った」など、環境保護について別視点での話ができると議論が深まりますね。
推定論題
推定論題では特定の事実について、事実の有無や「どちらかが正しいのか」を議論します。政策論題やこれから説明する価値論題と比べて、白黒をはっきりさせる必要があることに加えて、さまざまな争点があるので、収集がつかなくなりやすい論題の種類といえるでしょう。
企業の評価点
相手側と自分の意見は対極にあるので、結論を出すために相手を説得しなければなりません。そのために必要なのは論理性で、ほかの2つの論題よりもとりわけ重要視されます。
また、テーマの自由度が高いので、物事を多角的に捉えたり、柔軟な発想力も求められます。
注意すべきポイントと対策
「○○だったらどうなる」といったように議論は仮定に基づいて進むことが多々あります。一つの視点に固執しすぎず、細かく視点を切り替えてさまざまな角度から議論を進めいくことを意識しましょう。自由度が高いからこそ熱くなりがちな論題になるので、より冷静に根拠に基づいた意見を展開することが大切です。
「過去にこのような話を聞いたことがある」「実際に以前こういうことをしたことがある」など、過去に得た情報や知識を思い起こすことが解決の糸口につながったりします。議論の中心になっている話題のみに集中しすぎずに、少し異なる視点から根拠を根拠づけ、自分の主張に説得力を持たせる工夫もいいですね。
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柔軟な発想力や多角的に物事を捉えることはさまざまな業界や職種で評価されており、ポテンシャル採用である新卒においては、特にその傾向が強いです。
中でも強く求められる業界としては広告業界やマスコミ業界があります。社会の変化を瞬時にキャッチし、新たな企画を考えられる人材が活躍できるからです。ほかにIT業界やコンサル業界も、クライアントの課題をさまざまな方法で解決する必要があるため、多角的に物事を考えることが求められます。
職種だとマーケティング職やクリエイティブ職で求められるスキルです。決まった回答がない課題に対し、さまざまな視点から最適案を出すことが求められます。ほかにもIT業界や人材業界など無形商材を扱う営業職でも、答えがない抽象的な課題に対して解決策を導き出さなければならないため、柔軟な発想力が必要とされています。
- 男女の友情は成立するか?
- 幽霊は存在するか?
- お酒は飲まないほうがいいか?
- 高校生活に制服は必要か?
- 小学生にランドセルは必要か?
- 延命措置は必要か?
- ペットは幸せといえるか?
- 連絡網は必要かどうか?
- 子供には幼少期から習い事をさせるべきか?
- 自転車には免許が必要か?
- 親は敬うべきか?
- コンビニで何も買わずにトイレだけ借りるのはあり?
- 専業主夫はあり?
- 宇宙人は存在するか?
- 超能力は本当に存在するのか?
- 通年採用は必要か?
- 義理チョコにお返しは必要か?
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
やみくもに面接を受ける前に、自分の面接力を知っておくことが大切です。
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進め方例:宇宙人は存在するか?
宇宙人は存在するか・存在しないかは世間的には証明されていないので、「どちらかに答えを絞ることなんてできるのか」と難しさを感じる就活生もいるでしょう。ここでのポイントは、宇宙人の定義付けをしておくこと。たとえば、「地球以外の星に生息する知的生命体」などが考えられます。ここで定義づけることで、地球に住む人間や、微生物などは考慮せずに議論を進めることができます。
どちらの場合においても、「実際に写真が残っている」「科学的証明はされていない」など、過去に得た知識や情報をもとに主張をしていく必要があります。そこからは、たとえば「存在しない」派ならば、その写真が本物かどうかの信憑性を突くことで、相手の主張を崩していくことができます。
価値論題
価値論題は、異なる価値観を比べる議論です。人によってさまざまな価値観が存在するため、どちらの価値観が良い・悪いかを判断するのは、非常に難しいです。議論の範囲が広がってしまいますし、結論も出しにくくなります。
論点がぼんやりしやすいからこそ、 議論を成立させることが非常に難しくなります。最初にテーマの定義や判断基準を細かく決めたり、タイムキーピングをしっかりおこなったりと議論の土台を作っておかなければ、ただの価値観のぶつけ合いになってしまいます。そのため、価値論題は3つの論題の中でもとりわけ難しいといえるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
価値観や思考は、人によって異なる上に、わかりやすく説明することが難しいものです。日頃から抽象的なことがらを言語化して皆さんにお伝えしている立場から、ちょっとしたコツを伝授します。
それは、抽象的なものを具体化する方法です。たとえば、「犬の平均的な散歩時間」について話すとします。しかし犬種はさまざまなので「チワワ」を想像する人もいれば「コールデンレトリバー」を想像する人もいますよね。犬の大きさによって散歩時間は変わってくるので「チワワの平均的な散歩時間」と最初から相手に説明する必要があります。このように、具体化によって相手に正確な情報を伝え、矛盾点をなくすことができます。
思考の具体化に慣れていない場合は、日常生活で練習してみましょう。練習には「5W3H(What、When、Who、Where、Why、How to、How many、How much)」を使って掘り下げていくのがおすすめ。先ほどの犬の散歩時間の例になぞらえると「What」は「犬種」。「Where」は「散歩する場所」。「How to」は「散歩方法」となります。このように、複数の視点から具体化を繰り返すことで主張が明確化され、相手に考えが伝わりやすくなりますよ。
企業の評価点
扱うテーマがあいまいだからこそ、根拠などが抽象的になりがちです。自分の考えや価値観を言語化する能力が求められます。抽象的な思考は言葉にするのが非常に難しいですが、それをあえて掘り下げて、自分の意見として言葉にしなければなりません。
コンサル要素のある業界や職種では、抽象的な事象をうまく言語化する能力が求められています。人材サービスやITなど、無形のものが商材となる業界でも同じく重要視されるスキルです。
注意すべきポイントと対策
好き嫌いなど、個人の価値観を自分の主張に盛り込まないことを意識しましょう。「好き嫌い」ではなく「どちらが良いか」で物事を客観的に判断する必要があります。そのとき、「良い」を判断するためにあらかじめ基準をはっきりさせておくといいですね。そのほかにも、言葉の定義づけを細かくやっておくなどして、議論の方向性が不明確にならないよう気を付けるとより具体的な議論が展開できます。
事前に多くの人の価値観に触れるようにしておきましょう。それに対して、「なぜこの人はこの選択をしたのか」「何を良いと判断したのか」を想像し、共感できる部分や自分にはない考え方を精査してみてください。そうすることで「良い」の判断の基準を見つけるコツがわかってきます。自分の価値観の確立にもつながりますよ。
- 自営業と会社員はどちらのほうが安定しているか?
- 友達と彼氏(彼女)はどちらが大切か?
- 時間とお金はどちらが大切か?
- 犬と猫ペットとして向いているのはどちらか?
- TVとYouTubeどちらを見るか?
- リモートと出社どちらがしたいか?
- 映画は映画館で見るかDVDで見るか?
- 企業にとって大切なのはお金か人か?
- 企業にとって大切なのは利益かお客様か?
- 厳しい上司と優しい上司どちらに付きたいか?
- 小学校は給食かお弁当どちらが良いか?
- 住むなら都会か地方か?
- マンションか一軒家どちらに住みたいか?
- 朝ごはんはパンか米かどちらがいいか?
- デートに行くなら遊園地と映画館どちらか?
- 貰ってうれしいのは花束とお菓子のどちらか?
- 生きることと死ぬことはどちらが大変か?
進め方例:犬と猫、どちらをペットとして飼うべきか?
まず気を付けるべきは「どちらが好きか」ではなく「どちらを飼うべきか」です。自分の好みではなく、客観的なメリットやデメリットを考えて意見を定めましょう。議論が始まる前には「飼うのは定年後か、小さな子供がいる家庭なのか」など、状況を定義づけて判断基準を作っておくと議論が円滑に進みやすくなりますよ。
実際には「犬のほうが人懐っこい」「猫のほうが静か」などの意見が出ることが考えられます。そこからは、たとえば「犬」派だと、なぜ人懐っこいことが大切なのか、猫の静かというメリットを犬で補えることはないかを述べて、相手を説得させていきましょう。
ディベートも事前に練習しておくことで当日緊張せずに意見を言いやすくなります。
こちらの記事も参考に面接前に練習しておくことをお勧めします。
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テーマごとの評価ポイントを押さえて対策しよう
ディベートにはテーマの種類ごとに押さえるべきポイントが異なります。ポイントを知っておかなければ、議論の方向性が定まらず結論がまとめられなかったり、議論が成立しなくなってしまうかもしれません。
それを防ぐためにも、3種類のテーマについて注意点や評価ポイントなどをしっかりと把握して、選考でどのテーマのディベートがおこなわれても対応できるようにしていきましょう!
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ディベートでは意見を明確に主張し、最終的に自分のチームの意見がグループの結論として採用されるよう努めなければなりません。そのため「相手のチームを打ち負かそう」という意識が芽生えやすくなります。
しかし、ディベートで重視されているのは結果よりも「結論までのプロセス」です。結果だけにこだわると、客観的な視点で議論を進められなってしまいます。議論のプロセスの中で、先ほどお伝えしたディベートのポイントをクリアできるよう常に意識しましょう。
また、チームメンバー全員が論理的に議論ができるとは限りません。中には勝ち負けにこだわるあまり、感情的になるメンバーがいる可能性があります。そのような時でも、相手の言葉を遮ったり否定するのではなく、最後まで主張を聞きましょう。そのうえで、議論から話が脱線していることを伝えて軌道修正ができると、企業に良い印象を与えることができますよ。