最近のニュースを面接で質問された場合の答え方|例文とNG例文も紹介

この記事のアドバイザー

桑原 翔

大学卒業後、アミューズメント業界にて接客と店舗管理、人材教育を行いました。その後、不動産業界に入社し半年で2億円を売り上げる。人の教育や悩みの相談に乗ることでその人の人生のきっかけになりたいと思い人材業界に転身。1人で抱え込まずに気軽にまずはご相談をしてください。

増子 航平

大学時代、北海道にてNPO法人の立ち上げ、子供の貧困問題・格差問題に取り組む。その後、新卒でポート株式会社へ入社しキャリアアドバイザーを務める。1年目は新人賞を獲得し、2年目でチーフに就任。仕事には人生の大半を費やすことになります。だからこそ仕事の楽しさを伝えたいです。どんな人にも活躍出来る場はあると思っています。それを見つけていきましょう!

伴 美寿々

大学卒業後、宝飾店にてジュエリーアドバイザーを経験。最年少で副店長になり、店舗のマネジメントと人材育成を経験。業界トップの塾の社長・役員秘書を経てポートへ入社。「わからない」を自分ひとりで抱えこまず、一緒に新しい世界へ飛び込む準備をしていきましょう。

コラムの目次

  1. 面接前に最近のニュースの内容や考えをまとめておこう
  2. 面接で最近のニュースが問われる理由3つ
  3. 面接で最近のニュースについて答えるポイント3つ
  4. 面接で取り上げる最近のニュースの内容
  5. 最近のニュースについてのOK例文とNG例文
  6. 面接で最近のニュースについて答えるためには情報収集が肝心

面接前に最近のニュースの内容や考えをまとめておこう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就活生から

「面接で答えるニュースはどんなのがいいんですか?」
「ニュースの内容でNGなものってあるんですか?」
「こないだ面接で気になるニュースについて聞かれてつまってしまいました」

という声を多く聞きます。日頃ニュースをよく見たり読んだりする就活生は、気になるニュースを聞かれた際にすぐに浮かぶ人が多いのではないでしょうか。しかし、ニュースにあまり興味関心がない就活生にとって、このような質問は難しく感じやすいです。本番で焦らないためにも、事前に取り上げるニュースの内容や自分の考えをまとめておきましょう。この記事では、ニュースの選び方や伝え方のコツについて紹介していきます。

面接で最近のニュースが問われる理由3つ

面接で最近のニュースについて上手に答えるには、質問の意図をあらかじめ知っておく必要があります。面接の質問にはすべて意図があり、何の理由もなく聞かれるということはありません。

つまり、それぞれで評価されているポイントがあるということで、これを把握しておくとよりスムーズなアピールができます。面接で最近のニュースについて問われる理由は、大きく3つに分けられます。それぞれの理由を深掘りして、何が評価されているのか把握しておきましょう。

①情報感度を知るため

面接官が最近のニュースについて質問するのは、情報感度を知るためです。情報感度とは、周囲に対する興味関心、情報を得ようとする意識です。端的に言えば情報収集力であり、普段からアンテナを張って、幅広い情報、知識を得ようとしているかが見られています。情報感度はどの業界・企業でも重要です。

情報感度が高い人ほど有益な情報を素早く知ることができ、それが成長にも繋がります。新卒では就職後の成長を見越したポテンシャル採用が多いため、成長できる素地が備わっていることは特に重要視されています。現在は情報社会でもありますし、正しい情報を素早く確実に収集できるのは、社会で生き抜くための必須のスキルとも言えるでしょう。

キャリアアドバイザーコメント

増子 航平

移動時間にスマホで情報収集しておこう

最近のニュースについて質問された際は、要約して答える(理解度もみています)、そして自分の意見を述べることが大切です。ご自身の意見に正解も不正解もないですが、社会、経済の流れを把握していないと問題の内容自体を捉えにくいです。スマホで情報収集できる時代なので、電車の移動時間などを活用して情報収集をしましょうね!以下をおすすめのアプリや媒体を紹介します。

・NewsPicks
・スマートニュース
・ダイヤモンドオンライン

②社会問題への意識を見るため

社会問題への意識を見ることも、面接官が最近のニュースについて質問する理由のひとつです。簡単に言えば、最近のニュースについて自分の考えを持っている=社会に対しての意識があるとみなされ、評価の対象となります。大切なのは、自分が生きている社会に対してきちんと関心を持てているかどうかです。

気になるニュースが提示できずに無関心と思われると評価は下げられるため注意が必要です。社会問題への意識とは、いわば社会に対して責任感を持っているかどうかです。気になるニュースが提示できないと、責任感がないとも思われかねないため注意しましょう。

③個性を知るため

ひとくちに最近のニュースといっても幅広く、何を取り上げるかは当然人によって違います。そのため、どのようなニュースを取り上げるかによって、個性も見られていると考えましょう。最近気になるニュースは、ここ最近の出来事の中で、もっとも印象に残った出来事です。同じニュースを見ても関心を抱く人と抱かない人に分かれることはありますし、何を印象深く感じるかによって、その人の個性が現れるでしょう。

個性をアピールするためにも、自分と関係のあるニュースを選ぶのがおすすめです。自分と関係のあるニュースを選ぶことで、ニュースに対する見解にも深みが増します。アルバイトやボランティアなどで社会と関わりがある場合、ビジネスに関する話題や社会問題との親密性も高くなるはずです。面接官は質問を通して人柄を見たいと考えているので、最近のニュースについて答えると共に、自分の人となりについても伝えるといいでしょう。

面接で最近のニュースについて答えるポイント3つ

最近のニュースを問われたなら、気になったものを提示する必要がありますが、単に「このニュースが気になった」と述べるだけでは不十分です。評価されるには、アピールの方法を工夫する必要があります。同じニュースを例に挙げる場合でも、どのように伝えるかによって印象は大きく変わります。評価が大幅に変わることも少なくないため、上手に回答するポイントを知っておきましょう。回答時のポイントは大きく3つに分けられます。

①結論ファーストで述べる

「最近気になったニュースは?」と質問されたら、「最近気になったのは、○○のニュースです」と、結論ファーストで述べることが大切です。これはどの質問でも言えることですが、最初に結論を提示しておかないとアピールの印象が薄れやすいため注意しなければなりません。結論を後回しにすると、全体を通して何を伝えたいのかが分からず、話がわかりづらくなります。

また、情報を端的に伝えられないと思われたり、退屈な印象を持たれたりして、マイナスイメージにもなりやすいため注意しましょう。冒頭で結論を述べておくと、その後に続く具体的な内容が面接官にも伝わりやすいです。最近のニュース以外にも、面接の質問には基本的に結論ファーストで述べるようにしましょう。

②気になった理由も伝える

ニュースは単に何が気になったと伝えるだけではなく、「なぜそれが気になったのか」という興味を持ったきっかけについても伝えましょう。面接官はニュースの内容そのものよりも、ニュースに対する就活生の考えを知りたいと考えています。そのため、自分がなぜ興味を持ったのかまで詳細に伝えるといいです。

ニュースが気になった理由とは、いわばその人が何に対して興味を持つのかを示すポイントでもあり、個性を知るための重要な手掛かりになるでしょう。面接官は個性を知ることで、企業が自社にマッチしているかどうかを判断します。気になった理由の中で自分との関連や共通点を交えることができれば、自分の人柄や経験も同時に伝えることができます。

キャリアアドバイザーコメント

桑原 翔

ニュースを選んだ理由は現在取り組んでいることや経験を交えると効果的

気になるニュースを選んだ理由を効果的に伝えるには、自分が現在取り組んでいることや経験などを踏まえて話しましょう。そうすることで、採用担当も「そのような経験からこういったニュースを意識的に吸収しているんだな。であれば、他のこういったことも自分から情報収集ができるんだろうな」とイメージ出来ます。また、過去、現在の話からニュースをピックアップするのもいいですが、企業もしくは業界に入社するために常日頃からピックアップしたニュースを見ているというような未来に向けた理由でも採用担当者に伝わりやすいかと思います。過去、現在、未来、受けようとしている企業、業界この5つから理由を考えてみてください。

③自分の意見でまとめよう

ニュースについてのアピールは、最終的に自分の意見を述べてまとめることが大切です。全体のアピールの構成は、「気になったニュースを伝える冒頭の結論」「気になった理由を伝える中間の根拠」「自分の意見を述べる最後の結論」となります。これら3点の構成を守って伝えることで好印象を与えやすいですが、最後の結論をどのように伝えるかによって、評価は大きく変動すると考えましょう。

ニュースに対する意見は、その人の個性をもっとも色濃く表す部分で、ここが最重要視されていると言っても過言ではありません。ただ、ニュースのコメンテーターなどの意見をそのまま真似するのはNGです。自分の頭で考えていない意見は、面接官にすぐに見破られてしまいます。面接官が求めているのは完璧な回答ではなくあなた自身の考えなので、自信を持って答えましょう。

面接で取り上げる最近のニュースの内容

最近のニュースについて問われた時には、アピールするための題材も重要です。ニュースに対する意見も評価の対象ですが、それだけではなく、何を選ぶのかも評価の指標として見られています。

まずは、アピールの大前提となる部分で好印象を与えることが大切であるため、提示するニュースは慎重に選ばなければなりません。自分がもっとも気になることなら基本的には何でもいいですが、選択肢を少し工夫するだけでさらに評価を獲得しやすくなることは覚えておきましょう。

キャリアアドバイザーコメント

伴 美寿々

SNS関連の情報を過信せずに新聞記事で情報収集しよう

志望先業界の話などは面接官のほうが詳しいため、特に注意をしてください。ネット(特にSNS関連)に出回っている情報がすべて正しいわけではありません。出来れば、新聞記事で情報を収集するようにしましょう。ひとつの記事の情報を過信せず、類似の記事は2つ以上読むように心掛けてください。また、ニュースに関して自分の意見を伝える際、その回答がご自身の就活の軸と方向性が違っていると不信感を与えてしまいます。知ったかぶりをせず事前にしっかりと情報の収集をし、どの方向から質問されてもご自身の就活の軸とぶれない回答ができるよう考えをまとめてみましょう!

社会・経済全体の問題

最近のニュースについて聞かれた場合、社会や経済全体に関する問題を取り上げるのがおすすめです。これは業界や企業に関係なく提示できます。どの業界・企業でも社会・経済に属し、大きく関係しているため、これらのニュースなら多少なりとも関連性があります。また、大きな問題に目を向けることで、社会問題への意識、社会に対する責任感もアピールできて、評価もプラスに働きやすいでしょう。

ビジネス関連のニュースを取り上げるのが無難ですが、注意点として面接官の方がより詳しい情報を知っているという可能性があります。突っ込んだ質問が飛んでくる可能性もあるため、話題になっているビジネス関連のニュースを選ぶ際は、興味関心が高く自分も詳しく話せるものがいいですね。面接官の興味を引きつつも、面接官があまり知らないような分野がおすすめです。

志望先に関係すること

志望先の業界・企業に関係するニュースに興味があるなら、それらを題材にしても構いません。志望先に大きく関係することに興味を示すと、イコール志望先への興味と判断され、志望度の高さがアピールできる場合もあります。ただし、志望先に関係することでも、ネガティブなニュースは控えたほうがよく、企業批判になりそうな場合は別のニュースを選びましょう。

例えば志望先で不祥事があった場合、最近気になるニュースとしてそれに触れるのはNGです。ネガティブな印象のあるものを提示すると、それだけでイメージが悪くなるため注意しましょう。基本的には明るいイメージのあるニュースを選び、マイナスの印象を与えないようポジティブに関心事を述べることが大切です。

宗教・政治・思想に関するニュースは避けよう

厚生労働省が採用選考の指針をまとめた公正な採用選考の基本によると、本人に責任のない事項や本来自由であるべき事項を企業側が把握することは就職差別に繋がるおそれがあるとされています。ニュースとして自分で答える場合は問題ないかもしれませんが、企業が把握することには変わりありません。宗教や政治、思想などに関する内容以外のニュースを取り上げた方がいいでしょう。

本人に責任のない事項
  • 本籍・出生地に関すること (注:「戸籍謄(抄)本」や本籍が記載された「住民票(写し)」を提出させることはこれに該当します)
  • 家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)
  • 住宅状況に関すること(間取り、部屋数、住宅の種類、近郊の施設など)
  • 生活環境・家庭環境などに関すること
本来自由であるべき事項(思想信条にかかわること)
  • 宗教に関すること
  • 支持政党に関すること
  • 人生観、生活信条に関すること
  • 尊敬する人物に関すること
  • 思想に関すること
  • 労働組合に関する情報(加入状況や活動歴など)、学生運動など社会運動に関すること
  • 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること

最近のニュースについてのOK例文とNG例文

OK例文

地方創生についての例文

私が最近気になったのは、地方創生で全国各地に東京に本社を持つ企業が支社を設立しているというニュースです。私の出身地には就職したいと思える企業が少なく、進学を機に県外に出る若者が多いのですが、地方創生が開始されてから続々と東京の企業が進出し、今ではデザイナーの姉もUターンして地元に住んでいます。姉は地元に残りたかったのですが、就職先がないことを理由に都内で働いていました。この件で、私は地方創生は人々の人生に大きな影響を与える取り組みだと感じました。今後も都心の企業が地方に進出し、地方もそれを受け入れる世の中が当たり前になればいいと考えます。

この例文では、地方創生を取り上げています。自分の出身地が抱えていた問題が、地方創生の取り組みにより解消されつつあるという内容であり、姉の具体例を盛り込むことでよりわかりやすく伝えられています。人々の人生に大きな影響を与える取り組みという考えもあり、前向きな感情が伝わる例文です。

NG例文

元号改正について

最近気になったニュースは、元号改正後、皇居の周りに多くの人が集まったというものです。これまでの時代を作ってきた天皇に対し、感謝の気持ちを伝えたい人で殺到したというのが、大変印象に残りました。新しい時代になったことにはまだ実感がありませんが、周囲の人々のお祝いムードや、新時代から前向きに歩こうとする姿勢は見ていて元気をもらえます。私も心機一転して頑張りたいと思い、現在では資格の勉強にも取り組んでいます。この明るいムードがこの先も続き、社会や経済が今後さらにいいものになればいいなと思い、大変印象に残りました。

キャリアアドバイザーコメント

桑原 翔

誰でも知れる大きなニュースは日頃の情報収集力がはかりにくい

この例文は、そもそもこのニューストピックを伝えることが果たして本当に企業から評価を得られるのかということを考えていただきたいです。採用担当が見ている部分のひとつとして、日々情報取集を進んでおこなっているかどうかがあげられます。元号改正に関しては普段ニュースを見ない人でも日本各地で話されており、誰でも意識していた内容かと思います。その内容を安易に伝えるのは、果たしてニュースを日々意識的に見ているか情報収集が出来ているのかという点で考えると疑問が残ります。

面接で最近のニュースについて答えるためには情報収集が肝心

最近のニュースについて上手に答えるには、伝え方を工夫しなければなりませんが、まずは情報収集が肝心です。どれだけ上手に伝えるポイントを把握していても、アピールできる題材のニュースを知らないと伝えようがありません。ニュースを知っていること、細部まで理解していることは大前提の条件であり、まずはこれをクリアしましょう。

ニュースはテレビや新聞、ネットから得られ、方法は関係ありません。どのやり方でも正しい情報さえ得られているなら問題はなく、自分なりのやり方で、効率的に情報収集することが大切です。情報収集力は就職してからも必要で、社会に出てから大いに役立ちます。就活中から情報を集める力を身につけ、上手にアピールして面接の攻略を目指しましょう。

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