目次
- ブラインドタッチが必須? タイピングのプロ「キーパンチャー」を解説
- そもそもキーパンチャーとは
- まずは確認! データ入力とキーパンチャーの違いを解説
- 業務理解が大切! キーパンチャーの仕事内容とは
- 入力業務:データを早く正確に入力する
- 検査業務:入力データの確認をする
- キーパンチャーのなり方は? 2つの方法を紹介
- ①総合職採用で事務部門へ配属になる
- ②キーパンチャーの求人に応募する
- どうして人気? キーパンチャーで働く3つの魅力
- ①在宅で働くことができる
- ②難しいスキルや資格がいらない
- ③事務職に必要なスキルが身に付く
- 大変さもある? キーパンチャーで働くうえで知っておくべき4つのポイント
- ①同じ作業が続くこともある
- ②肉体的な負担がかかることがある
- ③時間に追われることがある
- ④スキルアップにつながりにくい
- 要チェック! キーパンチャーが向いている人の特徴
- 黙々と作業をするのが好きな人
- 集中力・忍耐力がある人
- 自己管理能力が高い人
- タイピングのプロ! キーパンチャーにもとめられるスキル
- タイピングスキル:速さと正確性が大切
- コミュニケーションスキル:社内連携が必須
- キーパンチャーへ就職するためのおすすめ対策を紹介
- ホームポジションを覚える
- オンラインタイピングゲームで練習する
- 「キータッチ2000テスト」を受験する
- 適性検査を受験する
- まずは業務理解から! タイピングスキルを高めてキーパンチャーを目指そう
ブラインドタッチが必須? タイピングのプロ「キーパンチャー」を解説
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
「キーパンチャーってデータ入力とは違う仕事ですか?」
「キーパンチャーになるにはどうすれば良いでしょうか?」
学生からこのような質問や相談をされることがよくあります。たしかに、キーパンチャーに関する情報は少なく、特徴や就職する方法がわかりづらいですよね。
キーパンチャーに興味ある学生に向けて仕事の特徴や必要なスキル、キーパンチャーになるための方法について解説します。自分に向いているかどうかを考えながら読み進めてくださいね。
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そもそもキーパンチャーとは
今のようなパソコンが普及する前は、コンピューターへの入力にパンチカードが使われており、キー操作をする機械が「キーパンチ機」と呼ばれていました。当時の言い方が残っており、データを正確かつ迅速に入力する仕事をキーパンチャーと呼ばれています。
近年では「データエントリー」や「キーオペレーター」「データ入力オペレーター」が同じ意味として使われることが多いです。
まずは確認! データ入力とキーパンチャーの違いを解説
「データ入力と何が違うのか」と悩む学生がほとんどではないでしょうか。キーパンチャーとデータ入力の違いは、担当する仕事の範囲と必要なスキルです。
キーパンチャーはデータ入力が主な業務ですが、データ入力は事務職として採用されるため、「データを入力すること」以外の事務作業や電話応対等を含むことがほとんどです。
たとえば、入電した際には問い合わせの対応や取次の対応をします。また、来客時にはお茶出しなどの来客の応対も担当します。そのため、データ入力ではコミュニケーションスキルなども求められています。
事務職の仕事内容についてはこちらの記事で説明していますので、合わせて確認してみると違いもよくわかりますよ。
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業務理解が大切! キーパンチャーの仕事内容とは
キーパンチャーの仕事は説明したとおり、コンピュータに文章やデータを正しく入力することです。しかし、人間が担当するためミスは起こってしまいますよね。このミスがおこらないようにキーパンチャーは入力業務と検査業務の2つに分かれています。
ここからはキーパンチャーの入力業務と検査業務の特徴をそれぞれ詳しく解説します。
入力業務:データを早く正確に入力する
入力業務はキーパンチャーのメインの仕事で、さまざまな文章やデータをコンピュータに入力します。入力する情報は、申込書や請求書、アンケート回答、調査報告書、統計データなどがあります。入力にルールがある場合にはマニュアルが用意されており、ルールに沿って入力をおこないます。
入力する内容は日本語だけでなく数字や英文なども含まれることがあるため、日本語以外のタイピングスキルも問われます。数字についてはテンキー入力の速さを求められることもあります。
検査業務:入力データの確認をする
検査業務は、入力したデータにミスがないかを確認・検証するベリファイ作業を担当します。同じデータを検査業務担当者が再入力をして、入力内容が一致していないデータはチェックと修正をおこないます。
検査業務を担当した人が入力内容に誤りがないことの責任を負うため、キーパンチャーの中でも熟練者が担当することが多いです。ただし、職場によっては入力業務と検査業務を交互におこなうこともあります。
キーパンチャーのなり方は? 2つの方法を紹介
- 総合職採用で事務部門へ配属になる
- キーパンチャーの求人に応募する
ここまでの説明を読んで、キーパンチャーへの就職意欲が高まった学生もいますよね。しかし、キーパンチャーの求人数は多くないため、正しい就職ルートを把握しておくことがポイントです。就職する方法を理解していないと、気づいたときには求人募集がなく就職できなってしまう可能性もあります。
ここからは、キーパンチャーとして働きたい人に向けてキーパンチャーになるための2つの方法を紹介します。
①総合職採用で事務部門へ配属になる
新卒採用をしている企業は職種別ではなく総合職として採用されることも多いですよね。総合職として採用されると、内定承諾後に適性をみて配属先が決定されます。この配属先に事務部門がある企業であれば、入社後にキーパンチャーとして活躍できるチャンスがあります。
ただし、企業によっては希望通りの配属にならないこともあります。希望した部署や職種に配属になるかどうかは事前に確認しましょう。
②キーパンチャーの求人に応募する
新卒であってもキーパンチャーとして職種別採用をおこなっている企業もあります。職種別採用の場合には、入社後に別の部署や職種へ異動することなく働くことができますよ。そのため、内定獲得をすれば確実にキーパンチャーとして働くことができます。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーコメント酒井 栞里プロフィールをみる
学生が総合職からキーパンチャーを目指す場合、入社後に希望の部署に配属される可能性がどれくらいあるかどうかを事前に確認しておきましょう。
どうしても行きたい部署がある場合には、ESや面接の段階からその熱意を伝えることが大切です。その際には、「ほかの部署に配属されたとしても精一杯仕事に取り組む」という姿勢を見せたうえで、配属面談の方法やキャリアプランはどのように決められるのかをしっかりと聞いてみましょう。
面接で聞くことに不安がある場合には、OB・OG訪問やインターンシップを通じてフランクな形でリアルな情報を得ることも視野に入れてみてくださいね。1つの情報だけを鵜呑みにするのではなく、複数人の体験談やウェブサイトの情報を調べることで希望の部署に行けるのかを判断しましょう。
どうして人気? キーパンチャーで働く3つの魅力
学生によっては、データ入力ではなくキーパンチャーとして働く魅力がわからないという人もいるのではないでしょうか。このような学生に向けて、ここからはキーパンチャーとして働く3つの魅力を紹介します。
①在宅で働くことができる
キーパンチャーはパソコンがあれば仕事をすることができるため、在宅ワークを採用している企業も多いです。すると、通勤時間がないためプライベートとの両立がしやすくなります。また、出社するためにオフィスカジュアルな服装を用意する必要もありませんし、食事も自宅で済ませることができるなどもメリットがあります。
ただし、企業によっては機密情報を扱っていることもあります。そのような企業では、出社して仕事をしなければならないため、企業ごとの就業条件を必ずチェックしましょう。
②難しいスキルや資格がいらない
キーパンチャーは、データの転記やチェックをする仕事なので、情報処理やプログラミングなどのスキルは必要ありません。また、入力するデータに関する知識も問われないため、資格がない人であっても活躍することができます。
そのため、就職のための学習や就職後の学習をする必要もないため、就職するハードルが低いとも考えられますね。
③事務職に必要なスキルが身に付く
事務職には営業事務や経理事務などさまざまな種類がありますが、共通してパソコンスキルが必要です。さらに、パソコン操作をするときにはエクセルや専用ソフトを使用するため、これらの操作にも慣れている必要がありますよね。このような事務職で必要なスキルは、キーパンチャーの仕事を通じて身につけることができます。
たとえば、入力業務であってもエクセルに入力することもあり、基本的な操作を学ぶことができますよね。このように、事務職に必要な基本的スキルを学べることを就職のハードル低く学べることはキーパンチャーの魅力ですね。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
キーパンチャーの経験は仕事で必要な基本的なスキルをしっかりと身につけられるという点も魅力としてあげられます。たとえば細部に注意を払う能力は、集中力を養うためコツコツと物事を進めていく業務全般でも転用ができるでしょう。
また、副業として働けるスキルを身につけられることも魅力の1つです。キーパンチャーは個人で進められる業務も多いため、隙間時間で仕事を進めたり、自分のライフスタイルを崩さずに自分のペースで取り組むことができます。在宅ワークが増えている現代において、このようなスキルを持っていると、多くの副業の機会に巡り合うことができるでしょう。
大変さもある? キーパンチャーで働くうえで知っておくべき4つのポイント
キーパンチャーは魅力的な仕事である一方、大変な面もあります。人によってはキーパンチャーが向いていないこともあるので、これから紹介する4つのポイントもきちんと知ったうえで志望するかどうか考えてみてください。
①同じ作業が続くこともある
キーパンチャーのようなデスクワークは、外出する機会がないため同じ姿勢で仕事をすることが多いです。特に、キーパンチャーは付随する業務も少ないため、同じ作業が続くことがほとんどです。そのため、仕事に変化がなく飽きを感じてしまう人もいます。
反対に、ひとつの仕事に集中できるため、人と話すことが苦手な人は自分のペースで働くことができます。同じことを黙々と続けることが好きな人には向いている仕事といえますね。
②肉体的な負担がかかることがある
キーパンチャーは一定の姿勢で指を長時間使用するため、首や肩、腕などを中心に筋肉の疲労が発生しやすいです。疲労だけでなく、人によっては腕や指の痛み、しびれ感、目の疲労、思考力の低下などを引き起こすとも言われています。これはキーパンチャー病と言われており、レジ係やピアニストにも発症しやすい職業病です。
ただし、十分な休養を取ったり適度な運動、マッサージをしたりすると解消されることも多いです。キーパンチャーで働く人の全員が発症するものではないので、身体に不安がなければ問題ないですよ。
③時間に追われることがある
キーパンチャーは限られた業務時間内に入力業務を終わらせなければなりません。そのため、職場によっては時間に追われて仕事をしなければならないこともあります。特に、タイピングに慣れていない人や正確に入力するタイピングスキルが足りない人は時間に追われて仕事をする感覚に陥ってしまいます。
しかし、スキルアップをしてタイピングスピードが早くなれば、時間内に終わらせることもできるようになります。もちろん、入力するデータが多いこともありますが、入力スキル次第でコントロールできることも覚えておきましょう。
④スキルアップにつながりにくい
仕事内容で紹介したとおり、キーパンチャーの仕事は入力と検査に特化しています。そのため、エクセルを使用した資料作成や関数を使ったデータ集計などは経験することができません。このようなスキルアップをしたいと感じている人にとっては、スキルアップにつながりづらい仕事といえます。
一方で、学生期間中にパソコンを触る機会が少なかった人にとっては、仕事を通じてパソコンに慣れたりタイピングスキル向上につながりますよ。
キャリアアドバイザーコメント加藤 大智プロフィールをみる
キーパンチャーに限らず在宅勤務が続く場合、デメリットがあることも想定しておきましょう。上述したようにキーパンチャは1人で仕事を進めるのでコミュニケーションが乏しくなってしまい、モチベーションの低下や業務の質の低下を招く場合もあります。
また、時間に追われるデメリットにもつながりますが、仕事とプライベートの境界が曖昧になるリスクも考慮しておきましょう。自分のペースで作業を進めることができるので、無意識に長時間働いてしまうケースもありますよ。
在宅勤務のペースや環境には向き不向きがあります。集中できる環境だからこそ業務がはかどるという人にはおすすめなので、自分の適性をよく考えておきましょう。
要チェック! キーパンチャーが向いている人の特徴
就活生
キーパンチャーの特徴を理解したうえで魅力を感じています。でも自分に向いているのでしょうか……?
山田太郎
魅力を感じていても、自分に合わなかったら……と考えると不安ですよね。では、キーパンチャーに向いている人の特徴を解説していきますので、向いているかどうか一緒に考えていきましょう。
キーパンチャーの仕事内容は入力と検査に特化しているため、自分自身で正確に仕事を進められるかどうかという部分が大切になります。1つずつ向いている人の特徴をお伝えしていきますね。
黙々と作業をするのが好きな人
キーパンチャーは入力業務や検査業務がメインなので、人とコミュニケーションを取ることがほとんどありません。また、膨大なデータを処理しなければならないため、社内でのコミュニケーションを楽しむ時間がないこともあります。
そのため、黙々と1人で仕事に取り組むことが好きな人は、キーパンチャーが向いているといえますね。
集中力・忍耐力がある人
キーパンチャーはただ単にデータを処理するだけでなく、正確性も求められています。そのため、仕事の時間を集中して取り組むことが求められています。また、同じような作業を繰り返しますが、飽きを感じずにデータを処理し続ける忍耐力も求められるのです。
そのため、学生生活を振り返ったときに、1つのことに長期間取り組んだ経験がある人は向いている仕事と考えられますね。
自己管理能力が高い人
キーパンチャーは膨大なデータ量を取り扱うため、自分で計画的に仕事のペースを管理する必要があります。たとえば、1日で10,000件のデータを処理しなければならないにもかかわらず、業務終了の1時間前になって7,000件ほどしか処理ができていなかったら仕事が終わらないですよね。
仕事のペースだけでなく、自分だけでは時間に間に合わないとわかったタイミングで、同僚に仕事を依頼することもできるかもしれません。このように自分で仕事のペースを管理することがキーパンチャーには特に求められていますよ。
タイピングのプロ! キーパンチャーにもとめられるスキル
就活生
キーパンチャーになるためにスキルを高めておきたいと思っていますが、どのようなスキルを鍛えればよいでしょうか?
キャリアアドバイザー
適性を考えたうえでキーパンチャーへ魅力を感じでいるのですね。それでは、キーパンチャーの仕事に求められるスキルを解説していきます。
キーパンチャーになるハードルは高くありませんが、実際に活躍している人はどのようなスキルがあるのか気になりますよね。たしかに、「タイピングが早ければ良い」ということはわかっても、具体的な速さなどがイメージできないですよね。
ここからは、キーパンチャーに求められるスキルをイメージが湧くように具体的に解説します。
タイピングスキル:速さと正確性が大切
キーパンチャーは入力業務の専門家なので、ほかの仕事よりもタイピングは重視されています。中には、10分間に3,000文字の日本語入力をするタイピングスピードの人もいますよ。キーパンチャーとして活躍するためには、やはり素早く入力できるスキルが求められます。
また、速さだけでなく正確性も重要です。たとえタイピングの速さが早かったとしても、検査業務の中で修正が多いと、結果的に修正時間がかかってしまいますよね。そのため、速さと正確性を両立したタイピングスキルが求められるのです。この2つを意識するためには、ブラインドタッチとカナ入力を身につけることがポイントです。
ブラインドタッチ
キーパンチャーは、パソコン画面とは別の書類などをチェックしてデータ入力をおこないます。入力するたびに手元を見ていると、入力する文字を忘れてしまったり誤ってしまったりして効率が悪くなってしまいます。
そのため、手元を見ずに入力ができるようにブラインドタッチが求められています。
カナ入力
かな入力は、ローマ字よりも入力する文字数が少ないため、大量のデータを入力するときにはカナ入力の方が早いという特徴があります。たとえば、「カナ」と打つときには、ローマ字入力では最低でも4文字の入力が必要です。
一方でカナ入力であれば、2文字の入力ですみます。入力する文字によってはカナ入力の方がスピードが早くなるため、練習をしておくことがおすすめです。
コミュニケーションスキル:社内連携が必須
キーパンチャーは黙々と取り組む仕事で、コミュニケーション能力はいらないと考えているのではないでしょうか。たしかに、キーパンチャーの入力・検査業務では必要ありません。
しかし、会社に就職するとコミュニケーションを取って協働する機会が必ずといっていいほどあります。たとえば、任された仕事の量が多いときには、同僚に協力を依頼することで納期までに仕事を終えることができますよね。
このように仕事をするうえで協力は欠かせないため、コミュニケーション能力がある人はキーパンチャーの仕事をするうえでも高く評価されますよ。
キーパンチャーへ就職するためのおすすめ対策を紹介
ここからは、キーパンチャーに就職するためにしておくべきおすすめの対策を紹介します。新卒の採用は即戦力採用とは異なるためタイピングスキルのテストなどは基本的には実施されません。
しかし、きちんと対策をしておくことで自信がついたり、面接でアピールできることが多くなったりして有利になりますよ。
ホームポジションを覚える
学生の中には、どのキーボードをどの指で押すかをオリジナルでやっているかもしれません。しかし、キーボードには最も効率的に入力ができるとされている指の基本ボジションがあります。このポジションを「ホームポジション」と言い、このポジションを覚えて実践することでタイピングスピードアップが目指せます。
ホームポジションでは、左手は小指からA、S、D、Fのキーに配置し、右手は小指から+、L、K、Jに配置します。両手の親指をスペースキーに配置すると、効率的なタイピングができるようになります。
オンラインタイピングゲームで練習する
ホームポジションを覚えるだけでは、実践を積んでいないためタイピングスピードアップにはつながりません。覚えたホームポジションを使ってタイピングができるように、オンラインタイピングゲームで練習することもおすすめの対策方法です。
「キータッチ2000テスト」を受験する
「キータッチ2000テスト」とは、日本商工会議所が開催している「キーボード操作技能認定試験」のことで、タッチタイピング技能検定です。タイピング速度を測る技能検定で、10分間に入力できた文字数を測定することができます。
試験内容は10分間でアルファベットと数字、記号が2,000文字出題されるので、それを順番にキーボード入力して技能を測ります。受験後は「技能認定証明書」が交付されるので、自分のタイピングレベルを把握することができますよ。
適性検査を受験する
キーパンチャーになるためには自分の強みをアピールしなければなりません。しかし、学生によっては自分の強みがわからないという人もいますよね。そのような学生は、適性検査を受験することがおすすめですよ。質問に答えるだけで自分の強みを診断することができるので、何をアピールすべきかを判断できますよ。
おすすめの適性検査ツールにはこのようなものが挙げられます。
- 適職診断ツール
あなたの強みと適職が最短30秒でわかる。キャリアパーク独自開発の診断ツール。 - キャリアインデックス
全39の設問で、詳細な診断が可能。意外な資質が見つかる可能性も。 - 適職診断NAVI
会員登録不要だが、自分専用のURLからいつでも診断結果にアクセス可能。 - 適職診断MATCH
300万人が受けたマイナビの人気のツール。「パーソナリティ診断」と「バリュー診断」の2つの診断で詳細に分析が可能。 - 適職診断
リクナビ NEXTの全22の設問に回答するだけで結果がわかる手軽なツール。
いずれの診断ツールも無料で診断することができるので、気軽に診断してみましょう。
キャリアアドバイザーコメント石川 愛プロフィールをみる
キーパンチャーとしての職務には高速かつ正確なデータ入力がもとめられるため、タイピングのスキルは非常に重要な要素となります。そのためタイピングの検定を受講しておくことはデータ入力能力の証明として有効に働きやすいです。また、検定を受験するプロセス自体が、自己成長をしていきたいという気持ちを表しているのでアピールにもつながりますよ。
スケジュールなどの都合でタイピングの検定を受けることが難しい場合には、それ相応のスキルがあることを示すために上記のような無料の証明スコアを提示しても問題ありません。大切なことは、現時点のスキルに加えてこれからもその力をのばしていきたいと伝える意気込みであることを忘れないようにしましょう。
まずは業務理解から! タイピングスキルを高めてキーパンチャーを目指そう
キーパンチャーの仕事はシンプルですが、データ入力との違いや業務の特徴を把握していなければ就活で志望動機をうまく伝えられなくなってしまいます。まずは、仕事内容や魅力についてきちんと把握しましょう。
また、限られた時間で正確にデータを入力して成果を上げなければなりません。そのため、キーパンチャーを目指したい人は、問題なくタイピングできるようにしておくことも大切です。
キーパンチャーに求められることのハードルは高くありませんが、きちんと対策をして内定獲得を目指しましょう。
求人情報をしっかり読み、求められるスキルを確認したうえで応募することが大切ですよ。