目次
- 数学科専攻の就職先には魅力的な職種が多数ある!
- 押さえておくべき数学科の就職事情
- 数学科だからといって数学に関係ある就職先とは限らない
- 院進学をする人も多い
- 比較的就活の時間を確保しやすい
- 数学で得た能力は幅広い業界で活躍できる
- 数学科の学生におすすめの6業界を企業例付きで解説!
- ①保険業界
- ②金融業界
- ③教育業界
- ④Web・IT業界
- ⑤メーカー業界
- ⑥コンサル業界
- 数学科の就職で人気職種8選
- ①アクチュアリー
- ②クオンツ
- ③研究・開発職
- ④データサイエンティスト
- ⑤AIエンジニア
- ⑥公認会計士
- ⑦SE
- ⑧数学教師
- 周りに差をつける! 数学科の学生の効果的な就活の進め方
- 数学科の知識・能力を活かせる職種を選ぶ
- 数学科で得られた知識や勉強に取り組んで得た能力を整理しておく
- インターンシップに参加する
- 要確認! 数学科の学生が自己PRで気をつけるべきこと
- 専門用語はなるべく使わず大枠を説明する
- 結果ではなく結果に至った経緯をアピールする
- 数学科の自己PR例文
- 例文①論理的思考力をアピール
- 例文②情報収集力・情報分析力をアピール
- 例文③得意分野や専門知識をアピール
- 数学科の就職はアピールポイントを整理して有利に進めよう!
数学科専攻の就職先には魅力的な職種が多数ある!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。
数学科の学生からよく、
「数学科だと就職に不利というのは本当ですか?」
「数学科の就職先はどのようなところがありますか?」
といった質問を受けます。確かに機械系や電気電子系であれば、メーカーなどで仕事に直結する分野を専攻している人も多いため、それに比較すると、数学科の研究内容から仕事へのイメージがなかなか湧かず、不安に感じる方もいるかもしれません。
しかし、数学科専攻の学生が活躍できる業界・職種は多数あります。この記事では、数学科専攻の方に向けて、おすすめの就職先や自己PRの書き方を説明していきます。記事を読み、自分に合った業界・職種を見つけて今後の就活をスムーズに進めていきましょう。
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押さえておくべき数学科の就職事情
数学科専攻の学生の就職先は多岐にわたりますが、実際に数学科出身の先輩たちはどういった経緯で、どのようなところに就職しているのでしょうか。
今後の就活を効率的に進めていくためにも、まずは数学科における就職事情を把握するところから準備を始めていきましょう。
数学科だからといって数学に関係ある就職先とは限らない
数学科だからといって、数学に直結する教員や教育業界しか就職先がないかというとそんなことはありません。たとえば、企業が経営していくにあたり「データ分析」は必要不可欠ですし、商品開発やマーケティングなどさまざまな分野において「数字」を扱う場面は多くあります。
「数学科だから数学に関係あるところしか受からない」という固定概念を持っていると、選考前から就職できる業界・職種を自ら狭めてしまうことになってしまいかねません。視野を広く持ち、自身の強みが活かせる業界・職種を探していきましょう。
院進学をする人も多い
数学科では専門分野が細分化されているうえ、数学の研究をおこなうためには膨大な知識の基礎を身に着ける必要があるので、大学4年間の中では、そうした土台づくりに終始することが多いでしょう。
そうした理由から、数学科においては、大学4年間の間に新しい結果を見いだす、ということはなかなか難しいため、最先端の数学をもっと学びたい、研究したいという思いをもって院進学を選択する人も少なくありません。
大学院生の就活の進め方についてはこちらを参考にしてみてください。
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比較的就活の時間を確保しやすい
理系学生の就活の悩みとして多いのが、「実験で就活の時間がとれない」ということです。研究内容や研究室の方針にもよりますが、週6日で研究室に行くという人や、終日実験に時間をとられ、就活に支障が出てしまっている人も中にはいます。
その点、数学科の研究は実験系ではなく計算系のシミュレーションが多いため、就活における企業研究や自己分析などにしっかりと時間をかけて取り組むことがしやすい傾向にあります。
数学で得た能力は幅広い業界で活躍できる
数学科で学んだ知識だけではなく、経験によって培った能力も就職に活かすことができます。数学の問題の中には問題から答えが決まっているわけではなく、ときには自分で考えた規則が正しいのかあらゆる方面から何度も突き詰めて証明方法を考え、計算を繰り返すこともあるでしょう。
そうした経験で培った「課題解決力」や「論理的思考力」は、たとえば顧客の要望に応じてシステムの開発・設計をおこなうIT業界や、企業の課題解決をおこなうコンサル業界に求められるスキルです。
そのように考えると、数学で得た能力は業界を問わず広い分野で活躍できるものであるといえるでしょう。
数学科で就職活動を有利に進めるためにはインターンシップがおすすめ
就活をこれから始める人は、まずインターンに参加してみましょう。
本選考における書類選考や面接などにおいて「志望動機」の作成に苦戦する学生は少なくありませんが、その多くは業界・企業研究が不足していることが原因です。「なぜこの業界なのか」「なぜこの企業なのか」の理由を明確にするためには、インターンへの参加がおすすめです。
実際に参加してみることで、業界における企業ごとの違いや、志望する職種の具体的な仕事内容、働く人の雰囲気や仕事の進め方を知ることができます。そこで得たことを志望動機や自己PRに盛り込むことによって、他学生よりも有利に就活を進めることが可能ですよ。
理系学生がインターンに参加するメリットについてはこちらで解説しています。
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数学科の学生におすすめの6業界を企業例付きで解説!
就活生
就職先が見つかるか不安でしたが、数学科で学んできたことを活かせる分野は多くあると知り、安心しました。
キャリア
アドバイザー
数学はさまざまな仕事の場面において活用できる能力です。視野を広く持ち、自分に合った就職先を探していきましょう。
就活生
しかし、実際に数学がかかわる仕事というと具体的なイメージがわきません。
キャリア
アドバイザー
学生のみなさんがよく知っているような人気の業界・企業においても、数学科の先輩が活躍している職種はたくさんありますよ。一緒に見ていきましょう。
一見すると文系出身の社員が多いようなイメージのある業界であっても、職種によっては数学科出身の社員が多く活躍しているところもあります。数学科で学んだ自身の経験や強みを活かす職業を見つけることができれば、企業研究もしやすく、志望動機も説得力のあるものになるでしょう。
①保険業界
保険業界というと、保険を売る営業や事務のイメージが強いかもしれませんが、実は職種によっては数学科出身の先輩が多く活躍する業界でもあります。
特に、確率や統計などの数学的手法を用いて保険商品の開発・設計をおこなう「アクチュアリー」は、数学の知識を持ち、研究において数多くのデータ分析をおこなってきた数学科専攻の学生にとってはまさに適した職種といえるでしょう。
生命保険業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【保険会社】
・東京海上日動火災保険
・第一生命保険
・損害保険ジャパン
・太陽生命保険
・三井住友海上火災保険
・日本生命保険
・明治安田生命保険
上記会社の中には「アクチュアリー」を志望する学生に向けたインターンを開催する企業も多数あります。職種の説明から保険数理の基礎学習、保険料の設定まで体験できるコースもあるので、興味のある方は参加してみると良いでしょう。
なかには若手社員と一緒に仕事体験をおこなうことのできるプログラムもあるので、仕事のやりがいや1日の流れなどを聞いてみると仕事のイメージが具体的に湧くので職種の理解が進みます。
保険会社への就職を考えている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。働きやすい保険会社の見分け方や就職を成功に導くポイントを選考フェーズごとに紹介しています。
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②金融業界
金融業界では、世界情勢などによって簡単に価格変動が起こる中で、顧客のニーズや市場動向を解析しながら商品開発・設計や株式投資をおこなっていく必要があります。
そうした市場動向を読み取るマーケティングの分野においては「クオンツ」と呼ばれる専門職が活躍しています。そこでは解析学や確率統計学の知識が求められるので、そうした点で、数学科の学生は、数学を専門に学んでこなかった他学科の学生よりも優位に立つことができるでしょう。
金融業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【銀行】
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・みずほフィナンシャルグループ
・三井住友銀行
・りそなグループ - 【証券会社】
・みずほ証券
・SMBC日興証券
・野村ホールディングス
・大和証券 - 【ネット証券】
・SBI証券
・マネックスグループ
・楽天証券
金融業界は学生の就職希望ランキングでも上位に入る人気業界ですが、平均年収が高いことも魅力の一つです。また、先述した「クオンツ」は高度な専門知識が要求される専門職であるため、業界の中でも比較的平均給与は高い傾向にあります。
③教育業界
大学で学んだ数学の知識を直接的に活かすことができるのが教育業界であり、数学科出身の学生に人気のある就職先の一つです。職種としては、学校教員、塾講師、社会人向け学校の講師、教育関係の出版や教育サービスを提供する企業の企画などがあります。
また、教育関係の出版業界に進む道もあります。現在教育業界は少子化により競争が激化しており、出版社はより質の高いサービスを提供する方向へと向かっています。
そうした中で、教材の編集・企画に必要なのは、数学知識だけでなく、独自の発想力や企画力です。自分で企画した教材によって、数学の楽しさをたくさんの人に伝えたい、という人にとっては、やりがいのある仕事となるでしょう。
教育業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【塾】
・ナガセ
・早稲田アカデミー
・東京個別指導学院
・京進明光ネットワークジャパン
学校と異なり、生徒=顧客となるので、進学実績をきちんと出していくためにも、学生一人ひとりの能力や性格に合わせて学力向上につながる指導をおこなっていく必要があります。
- 【出版社】
・東京書籍
・教育出版
・旺文社
・光村図書出版
・大日本図書
・小学館
・ベネッセホールディングス
・学研ホールディングス
光村図書出版や大日本図書など、教科書がメインとなる企業から、旺文社などの参考書関係に強い企業、ベネッセホールディングスのように学習教材から雑誌まで幅広く取り扱う企業まであります。また、最近ではタブレットなどの電子教材を取り扱うことも増えてきており、時代に則した教材づくりが求められています。
④Web・IT業界
Web・IT業界というとプログラマーのイメージが強く、情報系の学科出身者が多いと思われがちですが、数学科の就職先としても人気があります。
特にデータサイエンティストやAIエンジニアにおいては、膨大なデータを分析していくため、統計学や解析学などの数学的知識が必要です。
また、SEやITコンサルであれば、顧客の要望を的確に把握して課題解決や提案をおこなう「問題解決能力」や「論理的思考力」が求められるので、数学科出身の学生が得意とする分野といえるでしょう。
IT業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【SIer】
・NTTデータ
・富士通
・日立製作所 - 【Web系】
・Google
・Amazon
・Yahoo
・楽天
・メルカリ
IT企業にはGoogleやAmazonなどの外資系企業がありますが、こうした企業では英語が必須といえるでしょう。日本の企業でも楽天は社内公用語が英語となっています。
また、IT業界は技術のアップデートが日々なされていく業界なので、常に国内外問わず最新の情報を入手していくためにも最低限の英語のスキルは持っておくと良いでしょう。
メーカー系SIerについてはこちらの記事で詳しく解説しています。魅力や必要なスキルについても紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
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⑤メーカー業界
学生の就職先として人気があるメーカーですが、数学科出身の社員も多く活躍しています。特にメーカーの技術者であれば、製品の開発やシステム構築をおこなっていくにあたり、微分積分や線形代数などの物理数学は基礎知識として持っていた方が良いでしょう。
また、製品の工程改善や不具合対応などの場面においては、課題の抽出から提案・実行に移すまで効率的に進めていくことが求められます。論理的に物事を考え、組み立てていくスキルが必要ですが、数学科の学生にとっては得意な分野である人も多いでしょう。
メーカー業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【電気・機械・材料】
・ソニー
・トヨタ自動車
・パナソニック
・三菱重工業
・日本製鉄 - 【医薬・化学・化粧品】
・武田薬品工業
・旭化成
・三井化学
・花王 - 【食品・農林・水産】
・味の素
・サントリーホールディングス
・マルハニチロ
メーカーにおける技術系職種としては、研究・開発職、設計職、生産技術職があります。生産技術においては先述したような物理数学の知識を活用できる場面も多く、数学の知識を活用したいという学生にはおすすめといえます。
一方、研究職などの専門性が高い職種については出身学科を限定している企業もあるため、応募の際には事前の確認がが必要です。
ただ、理系であれば出身学科を問わない企業も多くあるので、企業研究をおこない、興味のある企業には積極的にチャレンジしていきましょう。
⑥コンサル業界
コンサル業界の仕事においては、数学の知識を直接使う場面はあまり多くありませんが、理系出身者は意外にも多い業界です。企業の種別はおおまかに分けて下記の通りです。
- 経営戦略系コンサル:
企業における経営層が抱える業務改善、新規事業立案、M&A戦略などの課題に対して戦略を立案していく。 - 総合系コンサル:
企業全体の経営課題に対して、戦略立案から業務改善、システム導入、アウトソーシングに至るまで幅広く手掛ける。 - シンクタンク系コンサル:
主に調査や研究、分析をメインにコンサルティングをおこない、官公庁などの公的機関を対象としているところも多い。 - IT系コンサル:
企業のIT戦略の策定、業務処理システムの見直しと改善、新システム導入の提案、動作検証まで、ITに関連する経営課題を解決していく。
コンサルというと、知識と経験が成果に直結すると思われがちですが、課題解決のために大切なのは、顧客が何を求めているかを正確に汲み取ることです。そのためには、情報収集力、論理的思考力が必要であり、数学科の学生にとって適性がある可能性が高いといえるでしょう。
コンサル業界についてはこちらで詳しく解説しています。
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企業例
- 【経営戦略系コンサル】
・マッキンゼー・アンド・カンパニー
・ボストン コンサルティング グループ
・ベイン・アンド・カンパニー
・A.T. カーニー - 【総合系コンサル】
・デロイトトーマツコンサルティング
・アクセンチュア
・PwCコンサルティング
・アビームコンサルティング - 【シンクタンク系コンサル】
・NTTデータ経営研究所
・三菱UFJ リサーチ&コンサルティング
・野村総合研究所 - 【IT系コンサル】
・ガートナージャパン
・フューチャーアーキテクト
・ウルシステムズ
・ケンブリッジテクノロジーパートナーズ
コンサル業界では外資系企業も多く、比較的試験の難易度も高いといえます。面接の中には、ケース面接や、フェルミ推定など、コンサルの仕事をしていくうえで必要なスキルを問う特殊な問題が出されることも多いため、この業界を目指す場合は個別の試験対策が必要です。
数学科の就職で人気職種8選
就活生
おすすめの業界をいくつか見る中で、今まで調べてこなかった業界にも興味が湧いてきました。
キャリア
アドバイザー
志望業界を最初から1つに絞ってしまうと、自分にあっていない業界に挑み続けてしまうリスクもあります。興味のある業界は積極的に調べていき、視野を広く持って業界研究を進めていきましょう。
就活生
わかりました! あ、そういえば業界説明の中で、「アクチュアリー」や「クオンツ」などの職種について触れられていましたが、具体的にどういった仕事をするのかも気になります。
キャリア
アドバイザー
わかりました。それでは続いて、数学科出身の学生におすすめの職種を見ていきましょう。
興味のある業界が出てきたら、その中でどういった職種があるのか調べていきましょう。参考として、数学科の就職で人気の職種を8つ挙げていきます。
①アクチュアリー
保険業界において数学的知識が活用できる職種として、「アクチュアリー」があります。
生命保険や損害保険などの保険商品は、過去に起こった事故や病気、怪我などのさまざまなデータに基づいて将来に起こるリスクを計算したうえで、掛け金や支払額が決まっていきます。
こうしたリスク計算および予測には確率論や統計学などの数学的知識が求められるため、数学科出身の学生に人気の職種となっています。
②クオンツ
銀行や証券会社などの金融業界において、高度な数学的知識を必要とする職種として、「クオンツ」があります。クオンツがおこなうのは主に、「市場の分析」、「金融商品の企画・開発」、「投資戦略の策定」です。
こういったデータ分析にはある程度のプログラミングスキルも必要となるほか、アナリストなどに対して戦略を説明し、サポートしていく業務も担うことがあるため、論理的思考力やプレゼンスキルも求められる職種です。
③研究・開発職
研究・開発職は、主にメーカーに所属をして製品の実用化に向けて研究・開発をおこなう職種
を指します。
企業における研究では、納期とコストを意識しながら、最先端の情報を的確に収集し、効率的に研究をおこなっていく必要があるので、数学科の学生の強みである「情報収集力」や「論理的思考力」が活きる分野といえます。
研究職についてはこちらで詳しく解説しています。
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研究職は募集も少なく倍率も高いので、仕事内容や現状、今からできることをチェックして備えていきましょう。 この記事では研究職の仕事内容、向いている人、志望動機のポイントなどをキャリアアドバイザーが解説します。 志望動機例文も参考にしてくださいね!
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④データサイエンティスト
データサイエンティストとは、ビッグデータの分析をおこない、企業の経営における課題や今後の戦略に役立てる情報を引き出す職種であり、膨大な量のデータを取り扱う必要があることから、統計学やデータ分析、プログラミングのスキルが必要とされます。
近年、ビッグデータの活用はビジネスの利益を生み出すために必要不可欠となってきているので、IT、金融、コンサル、メーカーなど幅広い分野で採用がおこなわれています。数学科で得られるスキルが活かしやすく、採用の窓口も広がっていることからおすすめの職種と言えます。
こちらの記事でデータサイエンティストの選考を突破するコツを解説していますので、併せて参考にしてみてください。
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⑤AIエンジニア
Web上のアシスタントを始めとして、掃除ロボット、スマートフォンのカメラなど身近なものに使用されるようになってきたAI(人工知能)ですが、AIの開発・学習・分析をおこなうのがAIエンジニアの仕事です。
AIの精度を高めるために膨大なデータを収集・作成する学習の過程においては、微分積分や線形代数、確率論や統計学などを使ってデータ解析をおこなう必要があるため、数学の知識が必要となってきます。
IT分野であるため、IT業界での求人が多い一方、AIの幅広い活用により、最近では機械や化学などの一部メーカーにおいても新卒採用の募集がされることがあり、今後さらに活躍の場は広がることが予想されます。
こちらの記事ではAIエンジニアを含めたエンジニアの仕事内容について詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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⑥公認会計士
公認会計士の仕事は、監査・コンサルティング・税務の3つに分類されます。メイン業務である監査とは、企業の収入や支出が記録された決算書類を独立した第三者の立場として監査し、不正や間違いがないことを証明する仕事です。
膨大な量の書類に目を通しながら各項目の数字を細かくチェックしていく仕事となりますが、数字に強い数学科の学生にとっては比較的取り組みやすいといえるでしょう。
公認会計士になるためには、医師・弁護士と並んで三大国家資格と呼ばれる最高難度の試験を突破する必要があるため、入念な対策が必要であることを覚えておいてくださいね。
⑦SE
SEというと、あまり数学的な要素は強くないように思われるかもしれませんが、論理的思考力が求められる仕事であるため、数学科の学生に向いている職種といえるでしょう。仕事としては、システムの企画・立案設計、開発、保守・管理があります。
SEもまた数学科で学んだ知識や得られたスキルがおおいに活かせる職種であるといえますね。
SE職についてはこちらで詳しく解説しています。
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⑧数学教師
大学で学んだ数学の知識を直接的に活かしたい場合は、数学教師もおすすめです。ただ、学校教員の場合は「教える」だけではなく、生徒の生活指導や学校運営のための業務、部活動の指導など幅広い業務をこなす必要があります。
それでも人の成長に携わることができるのは教師の仕事の中でも大きなやりがいといえますし、何より、数学の楽しさを直接教えることができるのは、この業界にしかない魅力といえるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント吉川 智也プロフィールをみる
IT化が進む社会において、やはりSEやNEなどのITエンジニアやデータサイエンティストは、人気や需要が高まりつつあるといえるでしょう。また近年、これらの職種に就く人材が不足しているため、日本のみならず世界的に人材確保に苦労をしています。
これらの職種のメリットとしては、手に職をつけて働くことができる点です。もし仮に転職を考えたときにも、比較的スムーズにキャリアを形成できる可能性が大きいでしょう。
ただし、当然のことですが、どのような職種についても大変なことは常に存在します。周囲の意見に流されすぎずに「これならば興味がある」という自分の軸や気持ちを大切にすることを忘れないでくださいね。
周りに差をつける! 数学科の学生の効果的な就活の進め方
数学科における就職事情を把握できたら、次は志望する業界・企業を決定し、選考の準備段階に入っていきましょう。就活をスムーズに進めていくためには、本選考に入る前にしっかりと自分の中で就活の軸を定め、選考に通過するための入念な準備をしておくことが大切です。
数学科の効果的な就活の進め方を一緒に見ていきましょう。
数学科の知識・能力を活かせる職種を選ぶ
書類選考や面接をスムーズに進めていくためには、数学科の知識・能力が活かせる職種を選ぶことが大切です。
面接では学生の企業に対する志望度をはかるため、「なぜこの業界・企業なのか」「なぜこの職種なのか」というところを詳しく聞かれます。なぜなら、企業や職種に対する志望度、熱意は入社後の定着にも影響するからです。
数学科で得た知識や能力を活かせる職種であれば、理由を論理的に説明することができますし、説得力がありますよね。また、即戦力とまではいかなくとも、入社後に活躍していくイメージがわきやすく、採用担当へのアピールとしても効果的です。
数学科で得られた知識や勉強に取り組んで得た能力を整理しておく
数学科で得られた知識や能力が具体的にどのようなもので、入社後にどう仕事に活かしていきたいのか、というところを選考前にきちんと整理しておきましょう。
具体的なエピソードを交えながら、スキルを活かして取り組んだ内容を自己PRとして伝えることで、職種に対する適性があると判断してもらいやすくなりますよ。
面接において、「数学科の知識を活かしたい」とだけ伝えても、抽象的すぎて説得力がありませんし、かえって仕事に対する主体性に欠けているように思われてしまうので、事前にしっかり整理をして、明確に伝えられるよう準備しておきましょう。
インターンシップに参加する
興味のある業界・企業が決まったら、インターンに参加するのがおすすめです。インターンは短期間で完結するセミナー形式のものから、1週間〜数カ月にわたって中長期的に参加し、グループワークで実習をしたり、実際に業務を経験したりするものまで多岐にわたります。
特にアクチュアリーやクオンツなどは専門性が高く金融工学の知識も必要となるため、自身で仕事について調べてもなかなかすべてを理解するのは難しく時間もかかります。
銀行などではこうした職種についても業務体験コースを設けているところがあるため、実際に仕事をし、先輩社員の話を聞くことで職種の理解を深めておきましょう。
キャリアアドバイザーコメント上原 正嵩プロフィールをみる
繰り返しにはなりますが、注意すべきポイントとして、数学科で学んだことを誰が聞いてもイメージできるくらい咬み砕いて説明する準備をしておきましょう。後述にもある通り、初めて聞く人は数学科がどのような研究をしている場所なのか、あまりわかっていないケースもゼロではありません。概要とそこで得られたことをきちんと棚卸しておきましょう。
また、なぜ自分が数学科を専攻したのかというきっかけも話せるようにしてください。「単に数学がすきだった」という理由だけではなく、「数学の〇〇という部分に魅力を感じた」など一歩踏み込んだ説明をすることで学生の人柄を伝えられます。
イメージが沸きそうでなかなか沸かない領域だからこそ、第三者からの印象を聞いて面接に備えてくださいね。
要確認! 数学科の学生が自己PRで気をつけるべきこと
就活生
研究についての自己PRでは、成果がないとアピールとして弱いでしょうか?
キャリア
アドバイザー
いいえ。自己PRはあくまでも学生自身のことを伝えるものです。むしろ研究成果ばかり書かれた自己PRの方がマイナス評価につながることもあるのですよ。
就活生
そうなのですか。ではそうならないためにはどういったことに注意して書けば良いのでしょうか?
キャリア
アドバイザー
数学科の学生が自己PRを書く際に陥りがちな点がいくつかあるので、一つずつ見ていきましょう。
大学で最も力を入れて取り組んだことが研究、という人は少なくないでしょう。研究を通して得たスキルを自己PRとしてうまく盛り込むことができれば、企業に対して将来的に活躍しそうな人材だと評価してもらいやすくなります。
作成において気を付けることを確認しながら、効果的な自己PRを作成していきましょう。
専門用語はなるべく使わず大枠を説明する
自己PRで気を付けるべきこととして、特に理系学生が注意すべきなのが、専門用語をなるべく使わない、ということです。
研究内容を盛り込んだ自己PRを作成する際、つい成果をアピールしたいと思って研究の詳細を説明するような文章を書いてしまいがちですが、面接官は必ずしも研究内容に精通した人であるとは限りません。
「自分のことを知ってもらう」だけではなく、「相手に理解してもらう」という意識を持って要点を整理し、専門用語の羅列はなるべく避けて大枠で説明することで、誰が読んでも内容が理解できるような自己PRにしましょう。
研究概要の伝え方はこちらを参考にしてみてください。
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研究概要を就活で効果的に伝えるために意識するべき2つの注意点
研究概要は簡潔にわかりやすく、読み手を意識してまとめることが重要です。今回は企業が研究概要を聞く理由や伝える際の注意点・ポイントを紹介していきます。キャリアアドバイザー監修のもと、研究概要に盛り込むべき要素やブラッシュアップするコツも紹介しているので、研究概要をまとめる際の参考にしてください。
記事を読む
結果ではなく結果に至った経緯をアピールする
採用担当は企業で一緒に働く人材として、「人」を見ています。自己PRに研究結果だけ書かれていては、その研究をおこなった学生がどのような人物なのかまったく見えてきません。
研究の結果に至るまでにはさまざまな苦労があったはずです。具体的にどのような課題があって、それをどう乗り越えてきたのか、まわりとのかかわり合いなども含めて経緯を説明し、そこで得たことまで記載することで、自身の長所をアピールすることができます。
数学科の自己PR例文
自己PRで気をつけることを学んだら、実際に自己PRを書いてみましょう。自己PRを作成する際は、下記の要領で項目ごとに文章をつくっていくと全体としてまとまりのある内容になります。
- 自分の強み(一言でまとめる)
- 研究内容の概要
- 研究をおこなっている中での課題や問題点
- 課題の解決に向けて、自分がどのような取り組みをしたか具体的な行動と結果
- 自分の強みが志望する企業の仕事にどのように役に立つのかアピール
先述したように、研究内容の説明だけで終わらないよう、研究に関しては完結にわかりやすくまとめ、自分の強みと実際の行動に焦点を置いて自己PRを書くようにしましょう。
例文①論理的思考力をアピール
私は、物事の本質を見極め、課題解決のために行動していくことが強みです。
私は現在、ブラウン運動と呼ばれる、分子同士の衝突による粒子のランダムな動きについて、一般的な理論とは別のアプローチを用いて証明するための研究をおこなっています。研究は証明の連続であり、当初は一つの式の証明だけに何日も費やし、結果がなかなか出ないことがありました。
そこで私はいったん現状の課題を整理し、作業の改善を試みました。①まず「先行論文の要約とカテゴリー化」、②そのうえで「段階ごとに期限を設定」、③「ゼミでの情報交換」をし、必要に応じて軌道修正をおこないながら次の段階に進めていく、という流れをつくり、研究に行き詰っても作業が滞ることのないようにするというものです。
その結果、作業効率が向上し、合同ゼミの発表会において優秀賞を受賞することができました。この強みを活かして、貴社のコンサルティング業務においても、顧客の課題を的確に見いだし、課題解決に導くことで、継続した信頼を勝ち取っていきます。
キャリア
アドバイザー
自身の強みである「論理的思考力」を自分の言葉でより具体的に言い換えており、次に続く実際のエピソードとのつながりがしっかりできていますね。また、課題に対する解決案について、①②③と数字を用いて書いていることで文章として読みやすく、全体としてまとまりのある自己PRになっています。
例文②情報収集力・情報分析力をアピール
私の強みは、情報収集力です。
前期のゼミ合宿においてグループ発表する場があり、超幾何関数に関するテーマで発表することとなりました。超幾何関数は解析学の一種でこれまでの応用的な要素が強く、グループではまず復習と先行研究の洗い出しをおこなうところから始めました。
期限内に発表内容を完成させるためには、全員がやみくもに資料を見ていても意味がないと私は感じ、①発表の終着点を決めておく、②参考資料の概要一覧の作成、③類似論文の比較検討、の3つをおこない、必要な情報源のみに焦点をあてて研究に活用するように提案し、効率的な情報収集を心掛けました。
その結果、短期間で質の高い資料を集めて発表準備を進めることができ、発表会ではグループ1くらいを取ることができました。大学で培ったこの強みを活かし、貴社において、膨大なビッグデータの分析を迅速に的確におこない、戦略立案のできるデータサイエンティストとして貢献をしていきます。
キャリア
アドバイザー
この自己PRでは、研究内容について「超幾何関数は解析学の一種でこれまでの応用的な要素が強く」の一文にとどめ、誰が読んでもわかりやすい文章にできているところが評価できます。少ない文字数の中で効果的な自己PRを書くためには、研究内容ではなく、課題に対する自身の行動の部分に重点をおいて内容を充実させることが大切です。
例文③得意分野や専門知識をアピール
私の得意分野は、「統計的シミュレーションの作成」です。
大学では統計学を専攻し、コイン投げを用いた確率論について研究しています。ある条件でコイン投げを繰り返したときに、表が出る確率と、最終的に出た回数に違いが起こる事象について、確率論とプログラム言語を用いてシミュレーションをおこなうというものです。
プログラムは1文字の間違いでもエラーが起こる繊細さがあります。
正確なプログラミングのために私は、①作業時間を決めて厳密な作業を心掛ける、②作業ごとに一度時間を置き、見直しをおこなう、③指導教員や学科メンバーの客観的な意見をもらって修正をおこなう、の3点を繰り返すように心掛け、結果として精度の高いシミュレーションを完成させることができました。
貴社のAIエンジニア職においても、数学で得た知識とプログラミングスキルを用いてデータを的確に処理し、精度の高いAIの開発をしていくことで貴社の事業の発展に貢献していきます。
キャリア
アドバイザー
この学生は、志望する職種がAIエンジニアであり、仕事上、確率論やプログラミングの知識が必要なことから、その知識と経験があることをうまく自己PRの中に盛り込めていますね。また、研究における問題点と解決案にプログラミングへの取り組み姿勢を書いたことで、入社後に仕事をするイメージがつきやすく、人材として活用できることをうまくアピールできています。
数学科の就職はアピールポイントを整理して有利に進めよう!
数学科で得た知識と経験をしっかりと整理して企業の職種に当てはめていくことで、さまざまな就職先の可能性が出てくることがわかったのではないでしょうか。
数学の知識はもちろんのこと、研究において培ってきた論理的思考力や問題解決能力、情報収集力は業界問わず社会人として仕事をしていくうえで必須のスキルといえます。
自分の得意な分野や強みをどのように企業にアピールしていくのか考えたうえで、業界・企業研究や自己分析をおこなっていくことで、志望動機や自己PRの精度もより上がっていきます。アピールポイントを整理して効果的に就活を進めていきましょう。
キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
先が簡単に予想ができないこれからの世の中で企業が健全に経営を進めるためには、数字という定量的なデータと、そこからだけは読み解くことができない定性的なデータを組み合わせることが重要になってきます。
どちらも中途半端な知識しか持ち合わせていないと、出てくる結論も中途半端になってしまうでしょう。しかし、数学科で学んだデータに関する知識を活かしながら、定性的データを分析する学問を学んだ人と協力すれば、企業に大きな貢献をすることができるはずです。
数学科で学んだ知識は、今後の世の中にとって必要不可欠な領域であることに自信を持って就活に挑んでくださいね。