例文5選! なりたい気持ちが伝わるネイリストの志望動機

この記事のアドバイザー

目次

  1. 志望動機で熱意を伝えて就職を成功させよう
  2. ネイリストの仕事とは?
  3. 顧客の希望に沿った基礎的なネイルケアを施す
  4. ネイルカラーやネイルアートで指先を飾る
  5. 店内の清掃や運営
  6. 専門学校を出たほうがいい? ネイリストになる方法
  7. 志望動機に盛り込みたい自分の強み
  8. 強み①おしゃれが好き
  9. 強み②手先が器用
  10. 強み③誰かのために役立つのが好き
  11. ネイリストとしてアピールできる資格とは?
  12. JNECネイリスト技能検定
  13. JNAジェルネイル技能検定
  14. JNA認定講師資格試験
  15. 志望動機を書く前に知っておきたいネイリストの情報
  16. ネイルサロンの一般的な雇用形態や福利厚生
  17. ネイリストの一日のスケジュール
  18. ネイル業界のトレンド
  19. ネイリストになるための志望動機の考え方
  20. なぜネイリストになりたいと思ったのか考える
  21. どんなネイリストになりたいか考える
  22. なぜその企業なのかを考える
  23. ネイリストの志望動機の書き方
  24. ネイリストになりたい理由を簡潔に述べる
  25. 自分の強みやネイルサロンでのエピソードを絡める
  26. どんなネイリストになりたいかで締める
  27. ネイルサロンに勤めるための志望動機例
  28. 志望動機①ネイル好きをアピール
  29. 志望動機②得意をアピール
  30. 志望動機③人の役に立ちたい気持ちをアピール
  31. ネイリストの志望動機で注意すること
  32. 環境や条件だけの話をしない
  33. ほかのネイルサロンでも当てはまる内容にしない
  34. ネイリストの志望動機NG例
  35. NG例①環境面の話題だけ
  36. NG例②ほかのサロンでも通用する
  37. ネイリストになりたい気持ちを込めて魅力的な志望動機を書こう

志望動機で熱意を伝えて就職を成功させよう

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

「ネイリストになりたい気持ちを志望動機で伝えるのにはどうしたらいいんだろう」
「ネイリストになるために採用担当者に刺さる志望動機を書きたい」

という学生もいることでしょう。ネイリストはセンスと技術、接客のためのコミュニケーション力が必要な仕事です。また、技術習得までには勉強も必要なため、仕事への情熱が必要ですが、それらを言葉で伝えるのはなかなか難しいものです。

この記事ではネイリストになりたい人に向けて、ネイルの仕事をしたい気持ちを伝えるための志望動機の書き方を紹介します。

ネイリスト以外の美容関係の仕事についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

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ネイリストの仕事とは?

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就活生

私、ネイルをするのが好きで、友だちにもよくやってあげるんです。

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キャリアアドバイザー

それはいいですね。

喜んでもらえますよね。

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就活生

そうなんです、すごく喜んでもらえて、私もうれしくなります。

だから、学校を卒業したらネイリストになりたいと思っているんです。

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キャリアアドバイザー

もう、準備ははじめていますか?

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就活生

少しずつはじめていますが、履歴書やエントリーシートの志望動機をどうしたらいいか迷っています。

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キャリアアドバイザー

それではまず、志望動機の参考になるように、ネイリストの仕事について見ていきましょう。

ネイリストの志望動機を作るには、「ネイルが好き」という気持ちだけでなくネイリストの業務内容についても正しく理解する必要があるでしょう。具体性のある志望動機を書くためにもネイリストの仕事についての理解を深めていきましょう。

顧客の希望に沿った基礎的なネイルケアを施す

ネイリストというと爪にネイルポリッシュを塗ったり、ジェルを使ったアートデザインを施すイメージがありますが、その前に、爪や指先のケアをするのも大切な仕事です

日ごろ爪のお手入れがなかなかできず、プロの技術でケアをしてもらいたいと考える人は多くいます。
また、ケアがしっかりできていると、アートがより美しく映えるようになります。施したアートを長持ちさせるためにも、丁寧なケアは重要です。

サロンによってさまざまなケアメニューが用意されていますが、基本的にはささくれ、甘皮、角質を除去して、爪を整え潤いを与えます。このような爪の基礎的なネイルケアも、ネイリストの重要な仕事です。

ネイルカラーやネイルアートで指先を飾る

ネイリストのメインの仕事となるのがネイルカラーやネイルアートです。その年ごとのトレンドや、新しい技術、商材があるので、ネイリストは常にアンテナを貼って情報を入手し、最新のネイルデザインを施していきます

ネイリストにとっては顧客の要望を的確に捉えることも大切な作業です。とはいえ顧客は具体的なデザインイメージを持っていない場合もあるので、空いている時間を使って見本を作り、選んでもらうようにします。

デザイン見本や色の見本などを使って、好みを引き出すための話術も、サロンワークでは重要です。

店内の清掃や運営

いつでも心地よく施術を受けてもらえるように、サロン内の清掃や備品の手入れも仕事の範囲になります。サロンに訪れる人は美意識が高く、きれい好きであることが多いので、清掃には注意を払わなければなりません

ほかにも、足りないネイル用品の発注、顧客のカルテの管理、DMの発送、来店へのお礼メールの送信、ホームページに掲載するブログの作成なども任される可能性があります。

2交代制の場合には自分の業務が終わった後に遅番スタッフへの引き継ぎも大切な業務です。また、空いている時間に先輩から教わって練習をしたり、研修を受けたりすることで、技術を高めていきます。

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専門学校を出たほうがいい? ネイリストになる方法

ネイルサロンへの就職を希望しているものの、まったくの未経験者の場合「応募して大丈夫なのだろうか」と不安に思うかもしれません。

確かに、多くのネイルサロンでは即戦力を求めているので、美容系やネイル専科のある専門学校、ネイリスト養成機関を卒業してから就職するのが近道です。とはいえ、未経験者が就職できないというわけではなく、就職後に働きながら学ばせてくれるサロンも多くあります。

未経験者の場合、最初は見習いとして清掃やレジなどを担当しながら、空いている時間に技術を学び、やがて一人前のネイリストになっていきます。

志望動機に盛り込みたい自分の強み

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キャリアアドバイザー

ここからは志望動機に、どのような強みを盛り込めば良いのか見ていきましょう。

自分の強みを盛り込むには自己分析をしっかりとすることが大切です。自己分析が不十分なままでは、せっかく持っている強みをアピールできなかったり、自分を理解しないまま見当違いの強みをアピールしてしまったりします。

自分には何ができるのか、どのような点がネイリストに向いているのか、よく振り返ってください。
また企業研究も十分におこない、志望しているサロンと自分の強みがどのような点でマッチするかを考えることも大切です。

強みや弱みがわからないという人は、この記事を参考に自己分析をしてみましょう。

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強み①おしゃれが好き

顧客とイメージを共有するためにも、ネイリスト自身もおしゃれが好きで、センスが良いことが望まれます。そのため、採用担当者は応募者のセンスも知ろうとしています。おしゃれやネイルが好きという気持ちを積極的に伝えるようにしましょう。

好きということは、仕事が長続きすることにもつながります。ネイリストは人気のある職業ですが、勉強しなければいけないことが多いうえ、長時間に渡って細かい作業を続けるため、根気がなければできません。

細かい作業を長時間続けられるのも、好きという気持ちがあってのことです。ネイルが好きという気持ちをアピールして、長く続けられる人物だと思ってもらえるようにすることも大切です。

強み②手先が器用

ネイリストはとても細かい作業をしなければならないため、手先の器用さもアピールポイントになります。

ネイルケアをするためには、指先を傷つけないように丁寧に甘皮などを除去していかなければなりません。力が弱ければ十分な手入れができませんが、少しでも強いと顧客が痛い思いをするので注意が必要です。ネイルポリッシュを塗布する際にも、爪に均一に色がのるようにするために、力の強弱を加減しながら、細かい作業が必要となります。

さらに、アートともなれば、小さな爪に筆やピンセットを使ってさまざまなデザインを実現していくので、手先の器用さだけではなく、根気も必要になります。

志望動機を書く際は、細かい作業をするのが得意だという点をアピールするのも良いでしょう

強み③誰かのために役立つのが好き

誰かの役に立ちたいという気持ちを持っていることを伝えるのもおすすめです。

顧客がネイルサロンを訪れる動機はさまざまです。もちろん、爪をきれいにしたい、おしゃれをしたいという気持ちがあってのことですが、それ以外にも以下のような動機も考えられます。

  • たまにはネイルサロンでぜい沢をしたい
  • ストレスがたまっているので、きれいなネイルアートで明るい気持ちになりたい
  • 仕事や家事、子育てに追われているので、たまには思い切りおしゃれがしたい
  • 結婚披露宴に呼ばれたのできれいにしなくてはいけない
  • 冬は爪が折れやすいので補強したい

なかには時間がなく、急いでネイルをしてほしいという人もいるでしょう。うまくいかないことが多く、せめてネイルで明るい気持ちになりたいという人もいるかもしれません。施術してもらいながら、おしゃべりするのが好きだという人もいます。

さまざまな顧客がいるなかで「誰かの役に立ちたい」と思えるならば、やりがいを大きく感じられるでしょう。ぜひ、志望動機にも盛り込んでみてください。

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ネイリストとしてアピールできる資格とは?

ネイリストになるのに、とくに資格は必要ありません。美容師の場合には美容師免許が必要ですが、ネイリストの場合は、技術がサロンの店長や顧客に認められれば仕事をしていけます。

ただし、いくつかの資格を持っていると就職や昇給、将来転職したくなったときなどに有利になります。

  • JNECネイリスト技能検定
  • JNAジェルネイル技能検定
  • JNA認定講師資格試験

なかでもよく知られる3つの資格について紹介します。

JNECネイリスト技能検定

ネイリストとして国際的に通用する技術や知識の向上を目的としている技能検定です。公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が1997年にスタートさせました。

資格はレベルによって3級から1級まであります。3級ではネイルケアやネイルアートに関する基礎知識が問われ、2級ではサロンワークで通用するネイルケアやリペア、チップ&ラップなどに関する技術や知識が出題されます。そして1級はトップネイリストとして必要な技術と知識が証明されます。

3級については義務教育を終えていれば誰でも受験が可能です。

試験は実技と筆記がおこなわれますが、筆記試験のみ合格した場合、次回は筆記試験が免除となります。

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キャリアアドバイザー

受験勉強のためのオフィシャル教材はJNECのサイトで販売されています。

JNAジェルネイル技能検定

NPO法人日本ネイリスト協会が実施している、ジェルネイル普及のための検定試験です。試験勉強の過程では、サロンワークでジェルネイルをするための技術や理論を習得していきます。

ベーシックな知識と技術が問われる初級から、スペシャリストとして活躍する人のための上級までがあります。試験は実技と筆記がおこなわれ、筆記のみ合格した場合には、次回、筆記試験が免除となるなどの免除制度が設けられています。

試験は年2回おこなわれ、会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡があります。初級は義務教育を修了している人であれば誰でも受験が可能なため、早めに取得しておくと良いかもしれません。

JNA認定講師資格試験

JNAジェルネイル技能検定と同じくNPO法人日本ネイリスト協会が実施しています。受験資格にはネイリスト技能検定試験1級に合格し、プロネイリストとして実務経験している人などの条件が設けられています。

ネイルスクールや専門学校の講師になるための資格試験ですが、難易度が高いので持っているとネイルセミナーの開催などをするのにも有利になります。

実務経験が必要なため、新卒で未経験の人は取得ができませんが、将来的にキャリアアップを目指して、取得を考えても良いかもしれません。

鴨川 未奈

キャリアアドバイザーコメント鴨川 未奈プロフィールをみる

ネイル系以外の資格で就活が有利になることもある

他の学生と差をつけるために、「他に就活で有利になる資格があったら知りたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。そのような人は、秘書検定がおすすめですよ。秘書検定は、社会人として必要な知識を得たり、正しい敬語や気遣いなどマナーを習得したりできるため、顧客からの好印象を勝ち取るきっかけになるのです。

就職するネイルサロンによっては、マナーを重視していることがあるため、ネイルの技術ではないところで挫折してしまう可能性があります。また、どんなにネイル技術が素晴らしかったとしても、人とかかわる仕事なので対面マナーが悪いと、リピートしてもらえなくなってしまう可能性もありますよね。このような事態を避けるためにも、ビジネスマナーに地震がない人は資格取得がおすすめです。

ただし、秘書検定を取得すれば必ず他の学生と差がつくということではありません。マナーに対する苦手意識がある人や、就活まで余裕がある人は、秘書検定について調べてみましょう。

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志望動機を書く前に知っておきたいネイリストの情報

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就活生

志望動機を書く前に、ほかにもネイリストについて知っておいたほうが良い情報ってありますか?

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キャリアアドバイザー

あらかじめネイリストの働き方や福利厚生などについても知っておいたほうが良いですね。

とくに働き方を知っておくことでイメージが湧いて、志望動機を考えるのにも役立ちます。

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就活生

ネイリストってネイルサロンに行くと会えるけれど、働き方を具体的に知っているかというと、詳しくはわからないんですよね。

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キャリアアドバイザー

ではネイリストの一般的な福利厚生、雇用形態、一日の働き方、業界のトレンドを見ていきましょう。

ネイルサロンの一般的な雇用形態や福利厚生

ネイリストの雇用形態について各求人広告媒体を見てみると、もっとも多いのが正社員、次いでアルバイトやパート、そして業務委託です

同じネイルサロンでも正社員やアルバイト、業務委託などの雇用形態をそろえている場合もあり、ライフステージが変わってからも、自分のスタイルに合わせた働き方ができます。たとえば、正社員としてフルタイムで働いていた人も、アルバイトに切り替えて時間給で働くことが可能です。歩合制の業務委託として働けるネイルサロンもあります。

福利厚生についてはネイルサロンによって大きく異なり、数々のチェーン店を持つ企業のほうが、個人店よりも充実していることが多いようです。

福利厚生といってもあまりイメージがわかないという人は、福利厚生の例を見てみましょう。

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ネイリストの一日のスケジュール

ネイリストの一日のスケジュールは、ネイルサロンによって変わりますが、一般的には以下のようになっていることが多いようです。

また、自主的に早出や残業をしてネイルの練習をする場合もあります

ネイル業界のトレンド

ネイル業界のトレンドと動向も見ていきましょう。

ネイル産業の市場は大きくなり続け、 NPO法人日本ネイリスト協会が発行している「ネイル白書2020」によると、2018年には推計2,296億円となっています。

ネイルサロンの利用者が増えた一方、ネイルサロンも増加傾向であったことから、プラスアルファのサービスや満足感を利用者に提供することが大切になっています。ハイクオリティの技術を提供するだけではなく、接客態度の向上も求められます。また、ネイルサロンによっては託児所を併設するなどの工夫もおこなっているところがあります。

デザインのトレンドとしては、毎年NPO法人日本ネイリスト協会がネイルトレンドを発表しています。2022年はアンビバレントな感情を表現し、クリアカラーとマットホワイトの組み合わせなどで立体感のあるデザインを提案しています。

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ネイリストになるための志望動機の考え方

ここからは、ネイルサロンに応募する際の志望動機の考え方について紹介します。志望動機を考える際には、ネイリストになりたいと思った動機や、自分がなりたいネイリスト像、そしてなぜその企業、サロンを選んだのかについてよく考えてください。

志望動機の書き方やほかの業界の例文も気になるという人は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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なぜネイリストになりたいと思ったのか考える

まずは自分がなぜネイリストになりたいと考えたのかについて深堀をします。多くの人が「なぜネイリストになりたいのか」と聞かれても「漠然とそう思った」「なんとなくおしゃれが好きだから」と思うのではないでしょうか。しかし、それだけではなりたい気持ちを採用担当者に伝えられません。

自分自身のおしゃれに関する体験やネイルに関するエピソード、接客の経験なども探っていってください。ネイリストになりたいと思うようになったきっかけがあるはずです。

  • 母や姉のネイルを見てきれいだと思った
  • ネイルの雑誌やInstagramで美しいデザインネイルを見て自分もやりたいと思った
  • ネイルサロンでネイルをしてもらったときに魅力を感じた

いくつでもいいので、次々と書き出していってみてください。

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キャリアアドバイザー

ネイルやおしゃれ、美容に関する自分史を作るのもおすすめです。

そのなかに志望動機の種があるかもしれません。

どんなネイリストになりたいか考える

次に考えたいのは、どんなネイリストになりたいのかという点です。
どのような職業でも、働いていくうえでのビジョンや、思い描くキャリアプランは大切です。

  • 多くの顧客に喜んでもらえるネイリストになりたい
  • 技術を高め指名が多く入るネイリストになりたい
  • やがては店舗を任せてもらえるようになりたい
  • 賞をとれるようなカリスマネイリストになりたい
  • 海外で活躍したい
  • ネイルシートなどの開発にも携わりたい
  • ライフステージが変わっても長く働きたい

ネイリストとしての夢はさまざまにあるかと思います。どのようなネイリストになりたいかについて考えていきましょう

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キャリアアドバイザー

ただし、独立開業したいというような『すぐに離職してしまうかもしれない』と思われるようなビジョンは盛り込まないようにしてください。

なぜその企業なのかを考える

なぜその企業、そのサロンに入りたいのかを考える必要もあります。

ネイルサロンはそれぞれ個性があるので、まずはサイトを見て、理念や方向性を確認するとともに、口コミなどもチェックして、自分がなぜ入社したいと思ったのかを具体的に言葉にしていきます

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ネイルサロンがInstagramやTwitter、FacebookなどのSNSアカウントを持っている場合は、ひんぱんにチェックしましょう。

とくにInstagramは新しいデザインが次々と紹介されるうえ、利用客からのコメントも見られるため、ネイルサロンの研究にうってつけです。

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ネイリストの志望動機の書き方

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就活生

効果的な志望動機を書くには、自分やサロンについてきちんと研究することが大切だということはわかりました。

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キャリアアドバイザー

では、いよいよ志望動機の書き方を説明しますね。

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就活生

ネイリスト特有の志望動機の書き方ってあるのでしょうか。

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キャリアアドバイザー

構成については、ほかの職種との違いはとくにありません。ネイリストになりたい気持ちをどう盛り込んでいくかが大切になります。

履歴書やエントリーシート(ES)の文章は「P(Pointo、結論)」「R(理由、Reason」「E(Example、例)」「P(Pointo、結論)」で構成するPREP法を書くことで、言いたいことを理論だててわかりやすく伝えられます。そのPREP法に沿いながら、ネイリストの志望動機の書き方を説明していきます。

ネイリストになりたい理由を簡潔に述べる

PREP法の冒頭であるP(結論)では、なぜ「ネイリストになりたいと思ったのか」または「なぜ応募先のサロンで働きたいと思ったのか」という志望動機を伝えるようにします。1文の長さは長すぎず、短すぎず、言いたいことを簡潔に伝えます。長すぎてしまうと何を言いたいのかがわからず、読み進めたいと思ってもらえません。

最初の一文で印象が決定づけられるため、わかりやすくはっきりと志望動機を伝えましょう。

その後に「R」として、最初の一文を補足するための、理由付けを書くようにします。たとえば、最初のPが「貴社のネイルを通じて人々の暮らしを豊かにするという経営方針に共感したからです」であれば、次のRは「私もたくさんの人を幸せにするのが昔からの夢でした」などと話を展開します。

自分の強みやネイルサロンでのエピソードを絡める

「E」として、自分の強みやネイルサロンでのエピソード、影響を受けたネイルの話題などを盛り込むと効果的です

自分の強みとしては、アルバイトなどを通じた接客体験や、サークル活動などで発揮したコミュニケーション力などについて書く手があります。また、ネイルにまつわる思い出やネイルサロンでの体験など、志望動機につながるエピソードを選んで書くようにしましょう。

実体験を盛り込んだほうがネイリストになりたい気持ちが強く採用担当者に伝わります。自己分析で自分史を振り返りながら、なりたい気持ちや強みを補完するエピソードを探るようにしてください。

どんなネイリストになりたいかで締める

最後の「P」については「どんなネイリストになりたいのか」という、将来への展望で締めると文章が印象に残るものになります。「たくさんの顧客を笑顔にするネイリストになりたい」「店長となり多くの後輩を育てたい」「遠くからも顧客に来てもらえるようなネイリストになりたい」でも良いでしょう。

冒頭の「P」との違いは、将来を見すえた展望や、サロンにどのような形で貢献したいのかなどを加える点にあります。

ネイルサロンも利益を生み出したいため、応募者がどのように業績を上げる人材になってくれるかを志望動機のなかに見ています。そこで、自分がいかにネイルサロンに貢献できるようになりたいと思っているのか、アピールするようにしましょう。

志望動機の締め方をもっと知りたい人はこちらもご覧ください。

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上村 京久

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ネイリストの志望動機で他店との比較は書かないようにしよう

志望動機を考えていると、「他のネイルサロンと比較して〇〇が良い」という理由を描きたくなりますよね。ですが、他の店舗との比較はマイナス印象になってしまうこともあるので絶対に避けましょう。

採用担当者が知りたいことは、「入社した後どのように活躍したいと思っているのか」や「なぜネイリストとして活躍したいのか」ですよね。そのため、他の店舗との比較は採用担当者が知りたいこととは関係がなくなっているのです。もちろん自分で選考を進めるに当たって、優先度を極めるために比較することは大切ですが、面接で伝えることは避けましょう。

他店との比較の良し悪しではなく、自分が入社したら何をしたいのかや、どのように活躍したいと考えているのかをアピールするようにしましょう。

ネイルサロンに勤めるための志望動機例

ここからは具体的に、ネイリストになりたい人向けの志望動機例をパターン別に紹介していきましょう。

  1. 志望動機①ネイル好きをアピール
  2. 志望動機②得意をアピール
  3. 志望動機③人の役に立ちたい気持ちをアピール

ネイルはとても身近な話題のため、志望動機につながるエピソードはすぐに見つかるかと思います。自分なりのエピソードを添えて構成してみてください。

志望動機①ネイル好きをアピール

例文

以前からネイルに興味があり、本格的にネイリストになりたいと志望しました。趣味の範囲ですが、動画や本などでネイルや色に関する勉強をしてきました。短大一年のときに貴社のサロンで施術をしていただいた際、的確なサロンワークや、顧客がくつろげる空間づくりなどにも魅力を感じ、私も働きたいと心から思うようになりました。現在、資格取得の勉強中ですが、技術を向上させながら、顧客一人ひとりに満足していただけるネイリストになれるよう努力していきたいと思います。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

好きという気持ちだけではなく、自分でも積極的に勉強をする姿勢を表しています。

入社後もしっかりとスキルアップしていってもらえそうな印象です。

志望動機②得意をアピール

例文

私は、子どもの頃から手先が器用であったことから、技術を身に着けて長く働きたいとネイリストを志望しました。中学や高校では美術部に所属し、作品が県の優秀作品に選ばれたことも何度かありました。アクセサリーなどの小物を作ることも好きで、将来は手先の器用さを生かしつつ、おしゃれにかかわる仕事がしたいと、専門学校でネイルの勉強をしました。

貴社のサロンは私も何度か利用させていただきましたが、ケアの技術力とデザイン性の高さに魅力を感じています。私も貴社のサロンで働きながら一流のネイリストを目指したいと思います。

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キャリアアドバイザー

手先が器用という自分の強みをアピールできています。

また、応募先企業を選んだ理由にも触れているのも良いと思います。

志望動機③人の役に立ちたい気持ちをアピール

例文

私は、ネイルを施すことで多くの人に幸せな気分になってもらいたいと思っています。貴社はバラエティ豊かなネイルメニューやデザインを用意するとともに、顧客が心から笑顔になれる時間を提供されています。託児所スペースを用意して、日ごろは子育てに忙しい方に寛げる時間を提供しているほか、高齢者施設への主張サービスもおこなっているとうかがっています。私も技術を高めるのと同時に、仕事で忙しい方、子育て中の方、高齢の方などに、ネイルで明るい気持ちになっていただきたいと考えています。

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ネイルが好きというだけではなく、その先のこととして、どのように人に影響を与えたいのかということが書かれています。

人の役に立ちたいという気持ちが伝わり、しっかりと接客してくれそうな人だという印象を与えています。

同じ美容業界に属する美容師の志望動機も参考にしてみてください。

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美容師の志望動機を書くコツとは? NG例文やよくある失敗も紹介

美容師の志望動機を書くために重要なのは、熱意を伝えることです。今回は美容師の志望動機を作成する際に盛り込みたい、5つの要素をキャリアアドバイザーが例文付きで解説していきます。ありがちな失敗例も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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辻 華菜子

キャリアアドバイザーコメント辻 華菜子プロフィールをみる

相手に寄り添った対応ができる人はネイリストとして採用されやすい

ネイリストとして活躍している人は、顧客が求めているデザインをきちんと聞いて、求めているよりも高いレベルのネイルを提供しています。また、ネイルのデザインだけでなく、サービス中も顧客に寄り添ったコミュニケーションをおこなっています。

人と話すことが好きな人は特に、自分が話したいことを伝えてしまう傾向がありますが、顧客に向き合うことが何よりも大切です。そのため、ネイリストを志望するきっかけのエピソードで、他人に寄り添った経験がある人は必ずアピールしましょう。

ホームページやSNSで企業分析している志望動機は受かりやすい

紹介した例文では、ネイルサロンの特徴が具体的に書かれていますよね。やはり企業としては自分の会社についてリサーチしていると、志望する熱意が感じられて好印象になります。ネイルサロンはホームページだけでなくSNSを運用していることもあるので、徹底的にリサーチしましょう。そうすることで、そのネイルサロンでしかできないことを経験と絡めアピールができますよ。

ネイリストの志望動機で注意すること

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就活生

志望動機には何を書けば良いのかわかりました。

反対に、こういうことは書かない方が良いというポイントはありますでしょうか。

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いくつかありますが、なかでもよくやってしまいがちな注意点について解説します。

環境や条件だけの話をしない

志望動機のなかで職場の環境面や条件の話しを中心にするのは避けるようにしましょう

確かに環境や条件は志望動機に大きく影響します。ネイルサロンの場合はとくに、お店の立地やインテリア、人間関係が働きやすさを左右するため、気になってしまうものです。また、条件、待遇面は店舗により大きく差があるため、給与はいくらか、福利厚生は良いのか、研修制度が充実しているのかなども志望理由に影響を与えます。

しかし、環境面や条件面ばかりを志望動機としてしまうと、どのようなネイリストになりたいと思っているのかが見えてきません。また、ネイルサロン側は自社に利益をもたらしてほしいのに、自分の都合ばかりを言われてしまうと、採用をためらってしまいます。

ほかのネイルサロンでも当てはまる内容にしない

採用担当者が見て「ほかのネイルサロンでも当てはまる」と感じられてしまう志望動機は、大きなマイナスとは言えなくても、プラスにもなりません。もし、ほかの応募者がきちんと企業研究をしたうえで、「このネイルサロンにどうしても入社したい」という気持ちが出ている志望動機を書いたならば、採用担当者の目に留まるのがどちらなのかは、予想がつきます。

また「ネイリストに憧れていた」「ネイルが好きだから」というだけの志望動機もNGです。ネイルサロンに応募する人はネイルが好きなのは普通なことで印象に残りません。採用担当者はその先の「どんなネイリストになりたいと思っているのか」「どのように働いて、サロンに利益をもたらしてくれるのか」を知りたいため、憧れだけを書いた志望動機の場合には、採用につながりにくいと考えても良いでしょう。

ネイリストの志望動機NG例

ここからは、志望動機のNG例を2つ紹介します。

  1. NG例①環境面の話題だけ
  2. NG例②ほかのサロンでも通用する

わかっていてもやってしまいがちな失敗例なので、あらためて確認してください。

NG例①環境面の話題だけ

例文

私は、きれいなサロンで働きたいと思っていましたが、貴社はインテリアも美しく全体的に清潔で、とても魅力的に感じたのが一つ目の志望動機です。また、貴社は研修制度が十分に整い、スキルアップの機会がとても多いとうかがっています。独学でベーシックな技術は習得していますが、まだまだ知らないことが多いため、研修を通じてたくさんのことを勉強したいと思っています。そして、一日でも早く一人前のネイリストになり、将来は自分の店を持てたらと考えています。

選考の通過率を上げたい人は、志望動機例文集も参考にしましょう

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キャリアアドバイザー

動機がサロンのきれいさと研修制度の充実さにひかれたことのみで、自分自身がサロンに貢献したい内容が書かれていません。

研修制度や独立を盛り込むと、応募先企業を踏み台に、技術を習得した時点で辞めてしまうイメージにもなります。

NG例②ほかのサロンでも通用する

例文

私は、たくさんの人を幸せな気持ちにさせるネイリストになりたいと志望しました。子どものころからおしゃれやきれいなものが好きでしたが、高校時代に3歳年上の姉が持っていたネイルの本を見てから、その美しさやデザインの楽しさにひかれネイルに興味を持つようになりました。短大1年のときにはホテルのベーカリーショップでアルバイトをしましたが、そこで学んだ接客スキルを生かしながら、ネイルの仕事ができればと思っています。

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キャリアアドバイザー

ネイルに興味を持ったきっかけや、自分がなりたいネイリスト像も盛り込まれ、問題がない志望動機にも見えますが、応募先企業のサロンについて触れていないため、深みに欠ける志望動機となっています。

ネイリストになりたい気持ちを込めて魅力的な志望動機を書こう

ネイリストになるためにはとくに資格の必要はなく、誰にでもチャンスはあります。ライバルも多い分、ネイリストになりたい気持ちをしっかりと伝えられるような志望動機を書いて、採用を勝ち取れるようにしましょう。

なりたい気持ちを伝えるためには、自分がネイリストになりたい動機をしっかりと分析し、志望動機に盛り込むようにするのがポイントです。また、ネイリストとして思い描くキャリアプランや、サロンに貢献するための自分の強みも伝えてください。

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