目次
- ノルマのない仕事は多くある! 仕事理解と自己理解を深めて適職を見つけよう
- ノルマのない仕事を志望するなら押さえておきたいこと
- ノルマのない仕事自体はたくさんある
- 単に「楽そうだから」という理由ではミスマッチな就職になることも
- 「ノルマがない」からさらに求める条件を深掘ることが重要
- ノルマのない仕事17選! 職種の特徴からやりがいまで解説
- ①一般事務
- ②受付
- ③警備員
- ④料理人
- ⑤公務員
- ⑥経理
- ⑦広報
- ⑧ドライバー
- ⑨社内SE
- ⑩保育士
- ⑪図書館司書
- ⑫ネイリスト
- ⑬スポーツインストラクター
- ⑭清掃員
- ⑮総務
- ⑯生産管理
- ⑰フリーランス
- 合わせてチェックしておこう! ノルマが厳しい傾向にある仕事
- ①営業職
- ②販売職
- ③コールセンター
- ④コンサルタント
- ノルマのない仕事に就くメリット・デメリット
- メリット①精神的に追い詰められにくい
- メリット②ノルマによる給与変動がない
- デメリット①モチベーションが保ちにくい
- デメリット②成果が処遇に反映されにくい
- ノルマのない仕事に向いている人の特徴
- 自分の好きなことに没頭したい人
- 責任感やプレッシャーに弱い人
- ストレスを溜め込みたくない人
- ワークライフバランスを重視したい人
- ノルマのない仕事に向いていない人の特徴
- 高い目標達成に向けてモチベーションが上がる人
- 目標に向かって努力することが好きな人
- 成果を処遇に反映させたい人
- とことん内面に向き合おう! 自分に合うノルマのない仕事を探す4ステップ
- ①ノルマがない仕事が良い理由を書き出す
- ②書き出した理由に「なぜ」を繰り返して深掘る
- ③「ノルマがない」以外で欠かせない条件を洗い出す
- ④具体化した志望理由と希望条件にマッチするかで求人を精査する
- 要チェック! ノルマのない仕事に就くために必須な4つの対策
- ①ノルマのない仕事に就きたい理由を就活の軸として固める
- ②志望企業の情報をさまざまな手段でリサーチする
- ③ノルマのない仕事の面接で頻出な質問対策をする
- ④就職のプロである就職エージェントに相談する
- ノルマのない仕事に関する就活生からよくある質問に回答
- ノルマのない仕事への理解を深めて理想の就職をかなえよう
ノルマのない仕事は多くある! 仕事理解と自己理解を深めて適職を見つけよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生からよく、
「ノルマのない仕事ってありますか?」
「ノルマのない仕事のメリット、デメリットを教えてください。」
といった質問を受けます。就活を進めるなかでノルマのない仕事に興味はあっても、自分が向いているのか不安だったり、ノルマのない仕事に就くメリットやデメリットなど、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。
ノルマがないということは数値目標に縛られることがないため、プレッシャーなく働けそうで魅力的ですよね。しかし、すべての人がノルマがない仕事に向いているわけではありません。
この記事では、ノルマのない仕事に向いている人と向いていない人の特徴、さらにノルマのない仕事に就くメリットとデメリットについてキャリアアドバイザーが解説します。自分に本当に合った仕事を見極めるためにも、ここでしっかりとチェックしておきましょう。
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ノルマのない仕事を志望するなら押さえておきたいこと
ノルマのない仕事を志望する際には、仕事内容だけでなく自身の能力や性格とのマッチングも考慮する必要があります。そのためには、自分の強みを活かせる仕事なのか、または、自分自身がモチベーションを保ちながら働けるかを見極めることが大切です。
そこで、ノルマのない仕事を志望する際に押さえておくべき点をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
ノルマのない仕事自体はたくさんある
そもそも「ノルマって何?」「どうしてノルマってあるの?」と疑問に感じている方もいるでしょう。ノルマとは、一定の時間内に割り当てられる仕事量です。企業がノルマを設定する目的は明確な目標と成果の可視化です。
ノルマのある仕事とは、たとえば、売上が立つ営業職や販売職がまず挙げられます。反対にノルマのない仕事は売上に直接影響しない事務職などです。つまり、仕事の相手が顧客なのか社内の人なのかによって、ノルマの有無がある程度判断できると言えるでしょう。
この視点で考えてみても、ノルマのない仕事自体はたくさんあります。ノルマがない仕事に就きたいと考えていたとしても、選べる選択肢は豊富にあると覚えておきましょう。
単に「楽そうだから」という理由ではミスマッチな就職になることも
ノルマのない仕事は「精神的に楽そう」と思いがちですが、ノルマのない仕事でもモチベーションを維持するのは難しいことがあります。さらに、収入やキャリアアップにつながりにくい側面もあるため慎重に考えましょう。
たとえば、受付の仕事では決められた時間内で来客の対応をおこなうため、ほとんどの場合は定時に仕事を終えることができます。また、来客の対応にはノルマがないため、比較的プレッシャーなく業務に取り組むことが可能です。
ノルマがあることでモチベーションを保てるという人にとっては、毎日の業務が単調であると感じることもあるかもしれません。
キャリアアドバイザー
自分がどのようなキャリアを形成していきたいかを考えた上で、ノルマがない仕事に向いているかを判断することが大事ですので、キャリア形成とは何かこちらでチェックしてみましょう。
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「ノルマがない」からさらに求める条件を深掘ることが重要
ノルマがないということは精神的なプレッシャーがないことが利点です。その一方で、単調な業務で飽きてしまいモチベーションが維持できなかったり、成果が見えにくいため昇給に影響するでしょう。
そのため、ノルマの有無に加え、求める条件をより深く掘り下げることが大切です。深掘りすることで「これは譲れない!」という就活の軸が明確になり、自己アピールの解像度も格段にアップします。ノルマがないという点も重要ですが、さらにもっと自分にとっての条件や適正を追求することをおすすめします。
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仕事を選ぶときは「ノルマがない仕事なら何でも良い」と判断するのではなく、ノルマがないことによるメリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。メリットデメリットを把握して仕事を選ぶことで、自分に合った働き方をすることができますよ。
ノルマのない仕事のメリットとしては、毎日の仕事でプレッシャーを感じる場面が少なく、精神的なストレスを感じづらいことが挙げられます。
一方、デメリットとしては、目標がわかりづらくモチベーションが湧いてこなかったり、企業によって導入しているノルマ達成による臨時収入を得たりできないことが考えられます。それらが自分にとって理想の働き方なのかを判断して、仕事を選んでくださいね。
ノルマのない仕事17選! 職種の特徴からやりがいまで解説
実際、ノルマのない仕事の特徴を具体的に知りたいと思っている学生は多いのではないでしょうか。そこで、ノルマのない仕事の特徴ややりがいを職種別に解説します。
ただし、「ノルマがないから」という理由だけで職種を選んでしまうとミスマッチのもとになります。仕事選びの際には、仕事内容やその仕事の大変な部分を必ずチェックするようにしましょう。
ノルマのない仕事にはさまざまな職種が存在します。就活を進めていくなかで、仕事の特徴ややりがいについてよく理解し、自分に合った仕事を見つけてくださいね。
①一般事務
一般事務の主な仕事は社員のサポートです。具体的には、企業の営業、経理、総務などの部署で書類作成やデータ入力、電話対応などさまざまな業務を担当します。
事務職は他の部署との連携や調整が多く、コミュニケーション能力が求められるでしょう。事務職にはルーティン化、定型化されている仕事が多く、営業職などの他の職種と比較するとノルマや残業が少ない傾向にあります。
- 自分の仕事が企業の円滑な運営に貢献していることを実感できます。また、営業や経理、総務など、さまざまな部署と関わる機会があるので幅広い知識やスキルを身に付けることができるでしょう。
一般事務の特徴についてこちらで詳しく解説しているのでチェックしてみましょう。
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②受付
受付は企業や施設で来客対応をおこないます。一般的には訪問者の受け入れや案内、電話応対、メールの返信など、さまざまな業務が含まれます。
また、受付業務の一環として社内の会議室の管理など補助的な業務を担当することもあるでしょう。自ら主体的におこなう仕事というより、企業の運営をスムーズにおこなうことを目的としている業務が多いため、ノルマや残業は少ない傾向にあります。
- 企業や施設の「顔」として、第一印象を左右する重要な役割を担っています。言動や表情、立ち振る舞いまで企業の顔として自信と誇りを持てる仕事です。
③警備員
警備員の役割は、施設やイベントの警備です。安全とセキュリティを確保するために常に警戒し施設内および周辺の安全を維持します。
たとえば、アーティストのライブ会場で不審者をいち早く発見し、来場者の安全を最優先に守ります。さらに、受付や誘導、パトロール、監視カメラのモニタリングなど、異常な状況の報告も含まれるでしょう。
安全や警備を担当する業務であり、特定の数値的なノルマを設けることが難しいため、ノルマは設けられていないことが多いです。
警備員は、問題が発生したときの対応はもちろんですが、問題が発生しないための監視はノルマ以上に緊迫した状態が続く仕事と言えます。
- 人々の安全を守り、安心で安全な生活を実現することです。また、不審者や犯罪者を発見するなど社会の役に立つ仕事であるというやりがいがあります。
④料理人
料理人は食材を選び調理法を考えて盛り付けをおこなうなど、料理のすべての工程を担当します。美味しい料理を作るだけでなくサービスや接客も大切にします。
また、自分の創造力やアイデアを活かすこともできるでしょう。しかし、独自のレシピや料理方法を開発し人々に飽きることなく喜ばれる料理を提供し続ける必要がありますよ。
飲食店の場合、マーケティング業務(お客様を集める方法を考える)と現場業務(来店したお客様に満足してもらう)で役割がきっちりと分けられていることがほとんどです。そのため、美味しい料理を提供することが主な役割となる料理人にはノルマが課せられていないことが多いです。
- 自分の手料理を喜んでもらえることが一番のやりがいでしょう。料理を通じて人々に喜びや満足感を提供することは料理人としての最大の目標であり誇りとやりがいを感じることができます。
⑤公務員
公務員は「国家公務員」と「地方公務員」に分けられます。国家公務員は国の行政機関で、地方公務員は主に地方の行政機関に所属します。
公務員の役割は、人々の暮らしを豊かにすることで教育、保健医療、警察、消防、土木など、さまざまな分野で活動しています。
また、公務員にはノルマは存在しません。なぜなら、国民のために奉仕し社会活動に従事することが職務だからです。そのため、公務員は異動や転勤も頻繁にありますが、若手のころから責任のある仕事を任されることが多いと言えるでしょう。所属先によっては残業が増える場合もあります。
- 公務員の使命は、人々の暮らしを守り支えることです。国民や地域のために職務を果たしたり、国や都道府県、市区町村レベルの大規模な仕事を通じて社会に貢献しています。
⑥経理
経理は企業のお金に関する業務をおこなう仕事です。たとえば、売上や経費のデータを収集し帳簿に記録します。さらに、予算の作成や会計ソフトを利用して企業のお金の流れを正確に追跡し経営をサポートします。
忙しい時期や締め日に向けては、残業が発生することもあるでしょう。決算や経理処理などの業務は一定の期限内におこなわれる必要がありますが、特定の数値的なノルマを設けることが難しい場合があります。そのため、ノルマはありませんが正確性と注意力が求められます。
- 企業の経営状況を把握し、経営の意思決定に貢献できます。また、数字を扱う仕事なので論理的思考力や分析力などが身に付くでしょう。
⑦広報
広報は企業や団体のPRを担当する仕事です。メディアとのコミュニケーションやイベントの企画、プレスリリースの作成などを担当します。
また、企業や団体のイメージを向上させる役割も果たし、クリエイティブな発想や戦略的なアプローチが求められるでしょう。
広報活動やPR業務は、効果が数値的に測定しにくい場合があり、特定の数値的なノルマを設けることが難しい場合があります。ただし、企業によっては「メディアへのアプローチ数」「実際の掲載数」などをノルマとしているケースもあります。
- 企業や団体の情報をターゲットに届けるためにメディアやウェブサイト、広告媒体を使って情報を効果的に伝えます。それによって、企業や団体の認知度やイメージ向上に貢献できます。
⑧ドライバー
ドライバーと言えば、トラック、タクシー、バスが有名ですね。トラックやバスは、基本的には同じルートを定期的に回り、荷物や人を運ぶため特にノルマのようなものはありません。
しかし、タクシードライバーは歩合制(走った距離が報酬となる)が多く、ノルマに近い要素が存在します。ドライバーの仕事には体力と運転技術が必要であり、運転が好きな人に向いているでしょう。
- 長距離運転や配送を通じて人々の生活を支えるという達成感があります。また、人々から感謝される仕事です。
⑨社内SE
社内システムエンジニア(SE)は企業の内部システムの開発や保守、運用を担当し、トラブル対応や新しいシステムの導入やアップグレードをおこないます。
システムやネットワークの運用やトラブル対応などの業務には特定の数値的なノルマを設けることが難しいため、ノルマはありませんが「クオリティ」が重視されます。また、最新の技術やトレンドについて学び続ける必要があるでしょう。
- 企業の業務効率化や生産性向上に貢献できます。また、最新のIT技術を駆使して新しいシステムやサービスを開発することが、やりがいにつながるでしょう。
⑩保育士
保育士は子どもたちの学習をサポートし教育プログラムや活動を企画、実施します。また、子どもたちの安全のために環境整備と監視をおこなうなど、命を預かる重要な役割を果たしています。
子供たちの世話や保育活動は、数値的なノルマを設けることができない仕事です。
さらに、子どもたちの保育所での状況を親や他の関係者に報告するなどのコミュニケーションも重要な役割と言えるでしょう。
- 子どもたちの心身の発達をサポートするという情熱と、成長を見守る責任感がやりがいにつながります。
⑪図書館司書
図書館司書は新しく図書館に入れる本の選択や発注、本の分類、貸出や返却業務、図書館のイベント企画・運営などをおこなう専門職です。
図書館司書の仕事は、利用者の要望に応じて情報を提供するため情報検索スキルやデータベース知識が求められます。利用者に快適に利用してもらうことが目的なため、数値的なノルマを設けることは難しいです。
本の貸出件数や返却率がノルマとなることもありますが、場所によって異なります。さらに、業務が多岐にわたるため残業が発生することもあるでしょう。
- 利用者の役に立つ知識や情報を提供することで利用者から感謝されるなどの達成感があります。
⑫ネイリスト
ネイリストは爪の手入れやデザインをおこなうことで、爪を美しく見せる仕事です。具体的にはネイルケア、ネイルカラー、ネイルアートの3つの仕事があります。
ネイリストはネイルが好きな人や細かい作業が好きな人、デザインセンスがあり流行に敏感な人に向いています。接客業のため、売上目標達成のためにノルマが設定されることがあるでしょう。
- ネイリストは、顧客の要望に合わせたネイルデザインを提供し喜んでもらう職業です。スキルを磨くためには、さまざまなデザインや技術を学ぶことができます。また、美容やファッションに関する知識や技術も身につけることができます。
⑬スポーツインストラクター
スポーツインストラクターは、ジムやフィットネスクラブの利用者に合わせて指導をおこないます。利用者の目的に応じて筋力トレーニングや健康増進のプログラムを個別に調整する必要があります。
トレーニングや指導は、受講者のレベルや要望に応じて柔軟に対応する必要があるため、ノルマはない一方で体力的には非常にハードな仕事です。自身も運動しながら指導をおこなったり、施設の営業時間が長い場合は交代制で勤務します。そのため、早朝から深夜まで営業している施設では、勤務時間が不規則になる可能性もありますよ。
- 利用者に体を動かすことの楽しさを伝えることができます。さらに、運動の楽しさを伝えることや、利用者が体力や技術が向上する達成感を味わえることがあります。
⑭清掃員
清掃員の働く場所は多岐にわたり、住宅、ビル、ホテル、車両、施設などが含まれます。そのため、働く場所によって求められる能力も異なるでしょう。
限られた時間で清掃しなければならない例としては、ホテルや施設、乗り物内部の清掃があります。
効率的に作業を進めるのが得意な人にとっては苦にならないかもしれませんが、自分のペースで仕事をしたい人にとっては厳しいと感じるかもしれません。仕事自体は、定められた時間内でおこなうため定時で帰ることができます。
- きれいな環境を作り上げることや、人々の生活を快適にすることに貢献できます。また、自分の努力が直接的な成果として現れることもやりがいの一つでしょう。
⑮総務
総務は人事、労務、庶務、施設管理など幅広い業務を管理し組織全体の円滑な運営を支える役割です。広範な知識やスキル、他部署との連携や調整能力が求められるでしょう。
総務の役割は、組織内の一般的な業務を担当し他の部門をサポートすることです。そのため、ノルマはありませんが業務の効率化やコスト削減が目標とされています。
- 総務のやりがいは企業の基盤を支えていることです。また、さまざまな業務に携わることで幅広い知識やスキルを身に付けることができるでしょう。
⑯生産管理
生産管理の仕事は製品の生産計画の立案や資材の調達、生産ラインの管理など製造プロセス全体を効率的に運営することです。また、品質管理や納期管理なども重要な要素です。
生産管理には次の能力が求められます。
- 問題分析
- 効率的な解決策の提案
- コミュニケーション能力
- スケジュール変更への迅速な対応
- 統計とデータ分析の能力
生産管理でいうノルマは「期間内に達成すべき生産数」です。チームで達成するノルマですね。そのため、残業は、緊急性や需要に応じて発生する場合があります。
- 生産ラインの効率性や品質を向上させることによって、生産プロセス全体の改善に貢献することができます。また、スケジュール管理やリーダーシップなどのスキルを活かし、チームの成果を高めることができる点も魅力です。
⑰フリーランス
- ライター(Webライター・コピーライターなど)
- デザイナー(グラフィックデザイナー・Webデザイナーなど)
- マーケター
- イラストレーター
- エンジニア・プログラマー
- カメラマン・フォトグラファー
- 翻訳者
- 通訳者
など
フリーランスは企業や団体に所属せず、個人で仕事をする職業です。そのため、フリーランスはノルマのない職種であり納期や品質などの目標を自分で設定する必要があります。
フリーランスはノルマがなく自由な働き方ができるので、精神的に追い詰められることが少ない一方、自己管理能力が求められるでしょう。
また、収入が不安定になる可能性があるためリスクを理解したうえでチャレンジすることが大切です。
- 自分のスケジュールを自由に管理できることや、自分のスキルや才能を最大限に活かせること、多様な取引先との仕事を通じて経験やネットワークを広げられることなどがあります。
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ノルマのない仕事を探している場合でも、気になる職種が仕事のやりがいにつながるのかを必ず考えるようにしましょう。やりがいが見つかると自分のやりたい仕事だと捉えることができ、働き始めたときに違和感や仕事とのミスマッチを感じづらくなるのです。
やりがいを見つけるためには、過去の経験を振り返ってみることがおすすめです。たとえば、大学での勉強やアルバイトの経験、サークル活動などで得意に感じたことや人の役に立ったことを思い返してみてください。それらの経験の中ではあなたの強みやスキルが誰かのためになっていたはずです。
過去の経験を振り返ったうえで、仕事でも自分の強みやスキルが活かせる場面がないかを考えてみると、やりがいを見つけることにもつながると思います。ノルマのない仕事のなかでやりがいが得られそうな部分を考え、適職を見つけましょう。
合わせてチェックしておこう! ノルマが厳しい傾向にある仕事
ノルマのない仕事を理解できたところで、次は「ノルマのある仕事」についても理解を深めましょう。「絶対にやりたくない仕事」を明確にすることが、仕事探しのヒントとなることもありますよ。
また、就活では仕事の「ノルマ」についてよく確認しておくことが大切です。ノルマの有無は仕事のやりがいやストレスに大きく影響します。
そこで、就活生に特に知っておいてほしいノルマが厳しい傾向にある4つの仕事について解説します。自分の性格や体力、キャリアプランなどをよく考えて無理のない範囲で挑戦するようにしましょう。
①営業職
営業職は企業や商品やサービスを顧客に売り込む仕事です。ノルマは売上金額や契約件数、新規顧客開拓件数など、さまざまです。
- 新車の販売台数
- オプションの販売金額
- 保険契約件数
- 保険料の徴収金額
そのため、営業職はノルマを達成しなければ給与や評価が下がる可能性があります。さらに、「ノルマを達成したい」という気持ちから自身に対して長時間労働や自宅での作業を課してしまうこともあります。
②販売職
販売職は、店頭などで商品を販売する仕事です。ノルマは売上金額や販売件数、新規顧客開拓件数など、さまざまです。
- 売上金額
- 販売員一人当たりの売上高
- 商品の販売件数
- 問い合わせ件数
販売職は、営業職に比べるとノルマの厳しさは緩やかですが、それでもノルマを達成しなければ、給与や評価が下がる可能性があります。そのため個人売上のノルマの内容や達成率がどの程度なのか事前に確認しておきましょう。
販売職の業務内容ややりがいはこちらをチェックしてみてください。
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③コールセンター
コールセンターは、電話で顧客からの問い合わせやクレームに対応する仕事です。
- 平均応答時間
- 対応件数
- クレーム対応の件数
コールセンターのノルマの厳しさは営業職や販売職に比べると緩やかですが、それでもノルマを達成しなければ、給与や評価が下がる可能性があるでしょう。
そのため、ノルマを達成するために残業したり、シフトを多く入れたりする人もいます。
④コンサルタント
コンサルタントは、企業や組織の課題を解決するために専門的な知識やスキルを活用してアドバイスや提案をおこなう仕事です。
- 顧客の獲得数
- 売上金額
- プロジェクトの成功率
コンサルタントのノルマの厳しさは会社や業界によって異なります。一般的にノルマを達成しなければ、給与や評価が下がります。ノルマを達成するために、どのような努力が必要なのかなど具体的にイメージしておきましょう。
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ノルマと聞くと悪いイメージを連想する人もいるかもしれません。しかし、ノルマがあることで、それを乗り越えるための創意工夫や努力を継続する力が身に付くという側面もあります。
たとえば、上記の職種はすべて人とかかわりながら働く仕事で、コミュニケーション能力が必要です。ノルマを達成するためにいろいろなアプローチで人とコミュニケーションをとる機会があると予想され、あなたの能力をより伸ばせる環境だと考えることができますよ。
また、ノルマは目に見える目標なので、人によってはそれが働くモチベーションになることもあるのです。目標を達成したときにやりがいを感じる人も多いので、仕事に熱中したいと考えている人にはノルマがあった方が良いケースもあると考えられます。
ノルマのない仕事に就くメリット・デメリット
ノルマのない仕事にはメリットとデメリットの両方があります。良い点だけでなく悪い点も一緒に理解しておくことで職種への理解が深まり、ミスマッチを防げるだけでなく、選考対策としても効果的です。
ここからは、ノルマのない仕事に就くことのメリット・デメリットについてお伝えします。自分の性格や能力、興味にマッチした仕事を選択できるよう参考にしてみてくださいね。
メリット①精神的に追い詰められにくい
ノルマのない仕事には次のようなメリットや特徴があります。
- 自由なスケジュール管理が可能で、自分のペースで仕事を進めることができる
- 創造性やイノベーションに重点を置き、新しいアイデアを追求することができる
- ストレスやプレッシャーが少なく仕事へのモチベーションを高く保つことができる
ノルマを達成するために精神的に追い詰められることもなく、ストレスやプレッシャーを感じることも少ないです。
ノルマがあると、「ノルマを達成しなきゃ」という考えが常に頭を支配し、仕事を楽しめないという人が多くいます。
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もちろんノルマがあることでモチベーションを保ちやすくなるケースもあるものの、プレッシャーに弱い人にとっては常にノルマを考えなければいけないのはストレスになりかねません。
メリット②ノルマによる給与変動がない
ノルマのない仕事の場合、「ノルマを達成できていないから」という理由で給与が下がることはありません。具体的には、以下の点が挙げられます。
- ノルマを達成できなくても給与が下がる心配がない
- 生活を安定させながら仕事に集中することができる
- 仕事に慣れてきたら、余裕を持って他のスキルアップを目指すことができる
もちろん他の要素によって評価や給与が下がる可能性はありますが、ノルマを達成できないことによる給与変動がないため、プレッシャーを感じず安心して仕事をすることができます。
デメリット①モチベーションが保ちにくい
ノルマのない仕事では、自分の頑張りや成果が直接的に評価されにくいという面もあるため、モチベーションを保つのが難しい場合があります。具体的には、以下のようなデメリットが挙げられます。
- 自分の努力が成果に結びつかないと、やる気が低下する可能性がある
- いくら頑張っても評価されず、仕事へのやりがいを見出せなくなる
たとえば、自分では「仕事の量が多い」と感じていても、上司は「少ない」と感じている可能性があります。ノルマがないことにより評価の軸が曖昧になることがあるのです。そのため、モチベーションが保ちにくいと言えます。
デメリット②成果が処遇に反映されにくい
ノルマのない仕事は、自分の成果が直接的に給与や評価に反映されません。そのため。いろいろなチャンスの機会を失ってしまうこともあるでしょう。具体的には以下の点があります。
- 昇給や昇進のチャンスが減ってしまう
- 仕事に対する責任感が薄れてしまい仕事の質が低下する
- キャリアアップを目指すことが難しくなる
ノルマのある仕事よりもキャリアアップの機会が減ることもあります。ノルマのある仕事ではプロジェクトや責任を任されることが増え、スキルや経験を積み重ねてキャリアアップにつながるでしょう。
そのため、ノルマのある仕事に比べて、ノルマのない仕事はキャリアアップの機会が減る可能性があると言えます。
ノルマのない仕事に向いている人の特徴
ノルマのない仕事に興味があっても「自分は向いているのか」気になる方も多いでしょう。そこで、ノルマのない仕事に向いている人の特徴について具体的に解説します。
「仕事が物足りない!」と後悔しないためにも自分に向いている仕事を選ぶときの参考にしてくださいね。
自分の好きなことに没頭したい人
ノルマのない仕事は、売上や成果に対する責任やプレッシャーが少ないため、自分の好きなことに没頭しながら自分のペースで仕事を進めることができます。
たとえば、副業としてイラストレーターやライターとして働く場合、自分の好きなテーマやジャンルでイラストや記事を描いたり、書いたりすることができます。自分の好きな分野の知識を深めながら仕事を進めることができるでしょう。本業でノルマがないぶん余裕が生まれ、副業にも負担がかからないはずです。
そのため、自分のアイデアや才能を活かして、独自の作品やプロジェクトを生み出すことができます。クリエイティブな仕事に興味がある人にとって、ノルマのない仕事は創造的な活動をおこなう絶好の機会になるでしょう。
責任感やプレッシャーに弱い人
責任感やプレッシャーに弱い人は、ノルマのない仕事に向いていると言えるでしょう。たとえば、清掃員や警備員として働く場合、売上や成果に対する責任やプレッシャーはほとんどありません。また、総務や人事として働く場合も、正確さは求められますがノルマが厳しいわけではありません。
責任感やプレッシャーに弱い人がノルマがある環境で働くと、「ノルマを達成しなきゃ」というプレッシャーに押しつぶされてしまうことがよくあります。職場でのストレスをできるだけ少なくして個人の能力や特性を発揮するためにも、ノルマの有無が重要となるのです。
ストレスを溜め込みたくない人
ノルマのない仕事では、仕事の量やペースを自分でコントロールできます。ストレスを溜め込みたくない人には、ノルマのない仕事が向いていると言えるでしょう。さらに、ノルマのない仕事には、さまざまな選択肢があることが特徴です。
たとえば、プログラマーやデザイナーとして働く場合、自分の能力に合わせてペースを自分でコントロールすることができる場合も多いです。さらに、スキルを磨いてプログラマーからシステムエンジニアなど、異なる分野の仕事にチャレンジする人もいますよ。
ワークライフバランスを重視したい人
ノルマのない仕事では、仕事の量やペースを自分でコントロールできるため、ワークライフバランスを重視したい人には、ノルマのない仕事が向いています。
たとえば、本業の他に副業でブロガーやYouTuberとして働きたいという場合場合、仕事の量やペースを自分でコントロールすることができます。本業でノルマがないぶん、心身ともに余裕が生まれるはずです。また、事務職として働く場合も、仕事の量やペースが一定で定時での退社や休暇の取得がしやすい環境が整っていると言えるでしょう。
そのため、ノルマのない仕事は自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができ、ワークライフバランスを重視したい人にはおすすめです。
ノルマのない仕事に向いていない人の特徴
ノルマのない仕事に就いたとしても、ノルマがない環境がかえってストレスに感じたり、物足りなく感じる人もいるでしょう。それに気づかずノルマのない仕事を軸として選んでしまうと、入社後に後悔する可能性があります。
そこで、ここからはノルマのない仕事に対して適性を発揮しづらい人の特徴を解説します。もちろん当てはまるからといってノルマのない仕事では働くことができないというわけではありませんが、自分の性格や価値観、将来の目標と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。
高い目標達成に向けてモチベーションが上がる人
ノルマのない仕事では、売上や成果に対する目標がありません。そのため、高い目標達成に向けてモチベーションが上がる人はノルマのない仕事に向いていないと言えるでしょう。
たとえば、営業職やコンサルタントなど目標達成が求められる職種で働きたいと考えている人は、ノルマのない仕事は退屈だと感じてしまうかもしれません。
なぜなら、営業職やコンサルタントは高い目標を達成することで、やりがいや達成感を味わうからです。高い目標達成に向けてモチベーションが上がる人は、ノルマのない仕事は向いていないでしょう。
目標に向かって努力することが好きな人
目標に向かって努力することが好きな人は、ノルマのない仕事ではモチベーションを保てない傾向にあります。たとえば、スポーツ選手など、目標に向けて努力を苦痛に感じない人もいます。努力することで結果を出したいと思っているからです。
そのため、ノルマのない仕事に向いていない人は、目標や締め切りがないとやる気が低下し仕事の質が落ちたり、課題や目標が明確でないと方向性や重要性を見失いがちです。
キャリアアドバイザー
ノルマのない仕事では成果や完成度を測る基準がありません。そのため、自分の仕事の評価や成果を客観的に見ることが難しくなり、モチベーションの低下や仕事の質の低下につながることもあるでしょう。
成果を処遇に反映させたい人
ノルマのない仕事では、成果を処遇に反映させることが難しいため、十分な報酬や評価を得ることができない可能性があります。成果を重視し自身の努力や能力が評価されることを望む人にとっては、ノルマのある仕事のほうが良いかもしれません。
つまり、報酬や評価といった形で成果を実感したいという欲求がありますので、ノルマのない仕事は少し物足りなさを感じることでしょう。むしろ、ノルマのある仕事の方がより適していると言えます。
とことん内面に向き合おう! 自分に合うノルマのない仕事を探す4ステップ
ここまでノルマのない仕事の特徴を見てきました。ここからはノルマのない仕事のなかでも自分に一番合う仕事を見つけるために、さらに自分の内面に踏み込んで考えてみましょう。
また、ただ単に「ノルマがない仕事が良い」といっても、その理由は人によってさまざまです。自分がなぜノルマがない仕事を求めているのかを正確に把握することで、その後の職種選びにも役立ちますよ。
ここからは、「ノルマのない仕事が良い」という理由を深堀りし、自分に合った仕事を選ぶ方法を4つのステップで解説します。自分の心の声を書き出してみると、本音が見えてくるかもしれないので、ぜひ実践してみてくださいね。
①ノルマがない仕事が良い理由を書き出す
まずは、ノルマがない仕事が良い理由を書き出しましょう。何を書いていいか思い浮かばない人は、次の例を参考にしてみてください。
- ストレスを溜め込みたくない
- 自分のペースで仕事がしたい
- 責任やプレッシャーを負いたくない
- 好きなことに没頭したい
- ワークライフバランスを重視したい
書き出した理由を眺めて自分がノルマがない仕事にどのような価値を感じているのかを整理しましょう。書き出すことで、自分がなぜノルマがない仕事を好むのか、その理由について深く理解することができます。
また、自分の考えを言葉にすることで自分でも気づけなかった意外な理由が出てくるかもしれませんよ。
②書き出した理由に「なぜ」を繰り返して深掘る
次に、書き出した理由に「なぜ」を繰り返して深掘りしましょう。たとえば「ストレスを溜め込みたくない」という理由を深掘りすると以下のようになります。
- ストレスを溜め込むと、体調や精神面に悪影響を及ぼす
- 仕事に集中できなくなる
- 人間関係に支障をきたす
このように、理由を深掘りすることでノルマがない仕事にこだわる自分の本質的な価値観や考え方がわかってくるでしょう。この工程は、自分のことについて深く知り、その後のキャリアに役立てるための重要なステップになります。頑張って丁寧に実践しましょう。
③「ノルマがない」以外で欠かせない条件を洗い出す
「ノルマがない」以外で、自分に欠かせない条件を洗い出してみましょう。たとえば、次のようなものが挙げられます。
- 自分のスキルや経験を活かせる
- やりがいを感じられる
- 場所や時間に縛られたくない
- 安定した収入が見込める
自分の価値観や考え方に基づいて、条件をどんどん洗い出しましょう。これまで思いもしなかった希望が見えてくるかもしれません。
自分の内面にある希望としっかり向き合うことで、より自分に合った選択肢を見つけることにつながります。
④具体化した志望理由と希望条件にマッチするかで求人を精査する
①〜③のステップで整理した内容を踏まえて、具体的な志望理由と希望条件を作成しましょう。そして、その条件にマッチする求人を精査していきます。
求人を精査する際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 仕事内容や職務内容が、自分の希望と合っているか
- 企業理念や社風が、自分の価値観に合っているか
- 給与や福利厚生が、自分の希望と合っているか
また、求人情報に書かれていない部分については、面接や会社説明会などで直接質問して、希望条件に合うかどうかを確認することも重要です。さらに企業のSNSや口コミサイトなどを通じて、企業の文化や価値観を把握し、自分の志望理由や希望条件に合致するかどうかをしっかり確認するようにしましょう。
自分と企業の価値観や文化が合致することで、仕事に対するモチベーションが高まり、長期的なキャリア形成にもつながります。
自分に合う「ノルマのない仕事」を見つけるためには、とことん内面に向き合い、自分の価値観や考え方を整理することが大切です。以上の4ステップを参考にしてみてくださいね。
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
ノルマのない仕事を探すときには、条件をノルマの有無だけにせずに、仕事のやりがいや挑戦したいことなど、自分のこだわりもしっかりと条件に入れて探しましょう。ノルマの有無だけを条件に仕事を探すと、理想とする仕事や働き方とかけ離れてしまい、結果として仕事への意欲を失ってしまうこともあるからです。
仕事を探すときは、自己分析や企業分析などを進めたうえで、「顧客とコミュニケーションを取る仕事をしたい」や「一人で黙々と作業をしたい」といった形でしっかりと理想の仕事内容や働き方を描いておきましょう。
ほかにも、会社とのマッチングや待遇面についてもしっかりと確認することで、入社後のギャップを少なくし、働き出してからも納得しながら業務に取り組むことができますよ。
要チェック! ノルマのない仕事に就くために必須な4つの対策
就活生
ノルマのない仕事の探し方がわからないです。コツはありますか?
キャリアアドバイザー
たしかに、ノルマがないと思って就職しても実はノルマがあった!ということになったら大変ですよね。ノルマのない仕事を探すためには、いくつかの方法があります。
就活生
詳しく知りたいです。
ノルマのない仕事を探す際には、表面的な情報だけでなくあらゆる情報を網羅する必要があります。また、調査方法にもコツが必要です。ここからは、ノルマのない仕事に就くために必要な4つの対策を解説します。
①ノルマのない仕事に就きたい理由を就活の軸として固める
ノルマのない仕事に就くためには、まずは「なぜノルマのない仕事に就きたいのか」を明確にする必要があります。
自分がなぜノルマのない仕事に興味を持っているのか、その理由を整理し、具体的に言語化しておくことで、面接やエントリーシートなどで自己アピールする際に役立ちます。求人情報を選別する際の基準としても活用できますよ。
②志望企業の情報をさまざまな手段でリサーチする
自分に合ったノルマのない仕事を見つけるためには、幅広い情報収集が欠かせません。多くの情報を知っていればいるほど、自分の中の選択肢も広げることができます。特に、実際に働いている社員の声を知っておくことが重要です。具体的な方法として以下を参考にしてみてください。
- OB・OG訪問やインターンシップを通じて社員の声を直接聞く
- 会社説明会で先輩社員の話に注目する
続いて、企業ホームページの新卒採用ページから把握する方法です。
- 社員紹介、先輩社員へのインタビュー記事を読む
- 表彰制度があったり成果主義を強調していないか確認する
企業が成果を出した人に給与を上げることを重視している場合、会社全体で高い目標が設定されており、そのような社風には合わない可能性があります。さらに、就職情報サイトのクチコミやSNSからも情報収集し、ノルマのない仕事がどのように実現されているかを把握しましょう。
③ノルマのない仕事の面接で頻出な質問対策をする
面接で慌てないために面接官の質問を想定してしっかり対策しましょう。
ノルマのない仕事の面接では、自己管理能力やストレス耐性、チームワーク能力などが重視されることがあります。これらの質問に備えて、自分の経験やスキル、志向性について具体的に説明できるように準備しておくことが重要です。
- 自身で目標を立て達成した経験はありますか?
- これまでストレスを感じた瞬間とその乗り越え方を教えてください
- チームで何か成し遂げた経験があればおしえてください
面接での質問に対する具体的な事例やエピソードを準備しておくことで、自己PRがしやすくなりますよ。
④就職のプロである就職エージェントに相談する
就職エージェントは、企業の情報やノルマのない仕事に就くためのノウハウを豊富に持っています。そのため、就職エージェントに相談することで効率的に就活を進めることができます。
さらに、ノルマのない仕事に就くために必要なスキルや経験をアドバイスしてくれたり、就活生を手厚くサポートしてくれます。
自分で企業を見極めるのが不安な方は、就職エージェントに相談することをおすすめします。就職エージェントは、仕事の希望や目標に合わせた適切な企業情報やアドバイスを提供し、就活を成功に導いてくれるでしょう。
ノルマのない仕事に関する就活生からよくある質問に回答
ノルマがない仕事に「実際はノルマがあるのでは?」と不安に感じていたり、そもそもどうやって探せばいいのか悩んでいる人も多いでしょう。そこで、ここからは学生からよくある質問にキャリアアドバイザーが回答します。ぜひ参考にしてくださいね。
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ノルマのない仕事の特徴を教えてください。
ノルマのない仕事は売上や成果に対する目標が決まってないため、自分のペースで仕事を進められるのが特徴です。残業や休日出勤も少ない傾向にあり、ワークライフバランスを充実させることができます。ただし、明確な基準が向けられていないぶん、成果を重視する企業も多いです。定量的な数値目標よりも業務の質やクオリティが重要視されます。
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ノルマのない仕事かどうかを見分けるポイントを教えてください。
ノルマのない仕事を見分けるためには「働いている社員の声」がいちばん有効ですね。そのため、インターンや実習の業務を通じてノルマや仕事の雰囲気を判断するのがおすすめです。さらに、就活情報サイトやSNSを活用して社員の声を調査し、ノルマのストレスに悩んでいる情報があれば、ノルマやプレッシャーがある職場かどうかもわかります。
また、企業のホームページには「ワークライフバランスを重視した働き方」といった記載があることや、求人情報には「成果主義」といった記載がないことなど、これらのポイントに注目することでノルマのない仕事を見つけることができるでしょう。
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どんな人がノルマのない仕事に向いていますか?
ノルマのない仕事は、自分のペースで仕事を進めたい人や、自分の好きなことや得意なことに没頭したい人、プライベートを大切にしたい人におすすめです。ただし、ノルマのない仕事にメリットがある一方で、デメリットも存在します。。ノルマのない仕事を選ぶ際には、デメリットも理解したうえで自分に合っているかどうかを判断することが大切ですね。
とはいえ、ノルマのない仕事はストレスが少なく、気持ち的に余裕が生まれ新しいスキルや知識を学ぶ意欲が湧きます。ノルマのない仕事にチャレンジすることで充実したキャリアを築くことが可能です。
ノルマのない仕事への理解を深めて理想の就職をかなえよう
ノルマのない仕事に興味がある方は、まずは、なぜノルマがない仕事を希望するのか、自分自身と向き合って考えましょう。そのうえでノルマのない仕事のメリットやデメリットをしっかり理解することが大切です。
就活の過程で深く掘り下げることで入社した後に「自分が思っていた仕事とは違うな」と感じて嫌になってしまうリスクを軽減できます。
ノルマのない仕事は、必ずしもすべての人に向いているわけではありません。この記事を参考にして、自分に合っているかどうかを判断して理想の就職をかなえましょう。
ノルマがあることで頑張れるという人もいれば、逆にノルマをプレッシャーやストレスと感じ最大限のパフォーマンスを発揮できない人もいます。一般的に、成長志向が高い人ややりがいを求める人の場合は、ノルマがある仕事のほうがモチベーション高く働き続けられることが多いですよ。