次の仕事が決まってないけど辞めるのは危険! 7質問で最適解を選択

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どんな影響がある? 次の仕事決まっていないけどやめるなら○○だけはしておこう

目次

  1. 次の仕事が決まってないけど辞めるのはあり? リスクを理解したうえでの準備が大切
  2. 次の仕事が決まってないけど辞めること自体に問題はない
  3. リスクも理解しておこう! 次の仕事が決まってないまま辞めることによる影響
  4. 転職活動を始めたとして選考で不利になることがある
  5. 経済的な余裕がなくなる可能性がある
  6. 焦るせいで妥協して転職先を決めてしまう恐れがある
  7. 「次の仕事が決まってないけど辞める」決断の前に確認必須な7つのチェック項目
  8. ①退職後のプランは決まっているか
  9. ②一時的な感情にとらわれてないか
  10. ③投げやりな行動になっていないか
  11. ④辞めたいと思った原因は本当に今の職場では解決できないのか
  12. ⑤金銭的な余裕はあるか
  13. ⑥転職先を決めないまま辞めるデメリットを理解したか
  14. ⑦仕事を辞める際にどんな手続きを踏めばいいか把握しているか
  15. 退職後の転職活動で焦らないためにはいかに退職前に準備できるかがカギ!
  16. 今すぐ辞めたい……行動を起こす前にこれだけはしておきたい6つの準備
  17. ①失業保険の申請
  18. ②健康保険・年金の切り替え
  19. ③徹底的な自己分析
  20. ④退職理由の整理
  21. ⑤求人のリストアップ
  22. ⑥就職エージェントへの登録
  23. 今すぐには仕事を辞めない場合に覚えておきたいこと
  24. 辞めたいと考えた原因を放置せず解決できないか行動を起こす
  25. なによりもまずは心身の健康を最優先に考えることが大切
  26. 悩みは一人で抱え込まず必ず誰かに相談する
  27. 次の仕事が決まってないけど辞める際にはきちんと準備をして焦らないことが大切!

次の仕事が決まってないけど辞めるのはあり? リスクを理解したうえでの準備が大切

こんにちは、キャリアアドバイザーの北原です。

今すぐ転職をしたいと考えている人から、こんな質問をよく受けます。

「次の仕事が決まってないけど辞めるのはあり?」
「退職してから転職活動を始めるのは有利? それとも不利?」

できれば今すぐ会社を辞めたいけど、後悔するのは嫌だ……なんて気持ちはよくわかります。

結論から言うと、次の仕事が決まってないまま今の会社を辞めること自体には問題はありません。しかし、いくつかのデメリットがあるのも事実です。退職後の転職活動に焦らないためには、退職前にしっかりと準備しておくことが重要ですよ。

この記事では、次の仕事が決まってないけど辞めることにはどんなデメリットがあるのか、退職前にどんな準備をしたら良いのかなどを解説します。入念にチェックして、転職活動をスムーズに進めましょう。

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次の仕事が決まってないけど辞めること自体に問題はない

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キャリアアドバイザー

退職と転職活動のスタートのタイミングに悩む人は多いです。「次が決まってないまま辞めるのはまずい」「むしろ転職活動の時間が十分に取れて良い」など、さまざまな意見を聞きますよね。

次の仕事が決まっていないまま今の会社を辞めること自体は、特に問題はありません。実際、リクルートが2022年に発表した『「就業者の転職や価値観等に関する実態調査2022」第1弾 転職経験や転職意向等について』によると、転職者のうち4割の人が、次の仕事が決まってない状態で会社を辞めてから転職先が決まったと回答しています。

しかし、次が決まる前に退職してしまうことには、さまざまなデメリットがあるのも事実です。退職する際には、そのデメリットを十分に理解したうえで決断することが重要です。一時的な感情のまま行動するのはやめましょう。

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

健康状態に影響が出ているなら自分の身を守るための選択をしよう

一時の感情で仕事を退職すると、生活のリズムの変化や収入面での不安からかえって精神的な負担が増すことも考えられます。退職を考えているなら、今後の行動計画を立ててから辞めるのがおすすめです。

けれど仕事でのストレスが重なって心身に影響が出ている場合は、話は別です。可能なら長期休暇制度を利用したり、場合によっては退職を視野に入れて行動するのがベストなこともありますよ。

何よりも優先すべきなのは、あなたの心と体の健康です。あなた自身が体調を崩してしまっては、今後のキャリアに大きく影響します。また企業に迷惑をかけることになってしまう可能性もありますよ。

この場合、辞める決断をしたとしても自分を責める必要は一切ありません。あなたは身を守るための行動をし、そのうえで企業にかかる迷惑を最低限に抑えたのです。勇気ある行動ができたと自分を認め、ゆっくり休む時間を作りましょう。

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自分に合った職業・合わない職業を見つけることは、就活の成功に不可欠です。しかし、見つけることが難しいと感じる人も多いでしょう。

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リスクも理解しておこう! 次の仕事が決まってないまま辞めることによる影響

次の仕事が決まってないまま辞めることによる影響

次の仕事が決まってないまま辞めると実際どうなるのか、もっとも気になるポイントなのではないでしょうか。退職してから後悔するのは避けたいですよね。

次の仕事が決まらないまま辞めると、キャリア面・金銭面・精神面に悪影響を及ぼすリスクがあります。ここからは、次の仕事が決まってないまま辞めることによる影響を紹介するので、退職を決意する前に必ずチェックしておきましょう。

転職活動を始めたとして選考で不利になることがある

辞めてから転職活動を始めた場合、雇用主は候補者に対して、安定性や忍耐力に疑念を抱くことがあります。特に3カ月以上のブランクがあると、「計画性がないのでは?」「何か大きな問題があるのかも」と、採用を見送ってしまう可能性が高いです。

なかなか内定が獲得できないと自信がなくなり、ますます転職活動がうまくいかなくなる……という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。

内定を獲得するためには、現職に就いたまま転職活動を進める候補者と比べ不利になってしまうことを覚悟したうえで、「なぜ先に辞めたのか」「失業期間には何をしていたか」を説明できるよう準備しておく必要があります

加藤 大智

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無職期間が長引くことで社会復帰できない悪循環に陥ってしまう可能性がある

無職期間が長くなると、どうしても自分を追い詰めてしまうこともあると思います。身近な家族や友人からの心配がプレッシャーにつながったり、世間から厳しい目が向けられていると思い込んで心の余裕を失ってしまうこともあるでしょう。

普段どおりなら特に何も感じないことも、心身の疲れからマイナスな感情に過敏になってしまってプレッシャーが大きくなり、余計に行動を始めることができない悪循環に陥ってしまう可能性があります。

結果としてさらに無職期間が長引き、社会復帰に時間がかかってしまうこともあるのです。上記の解説の通り、無職期間が長いと転職活動にも影響します。今後のキャリアのことを考えても、次の仕事が決まってから仕事を辞めるのがおすすめですよ。

経済的な余裕がなくなる可能性がある

現職を辞めると、当然収入は途切れます。数週間〜1カ月程度であれば有給消化ができる場合もありますが、その期間に転職先が決まることは稀です。

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キャリアアドバイザー

転職活動中は貯金を使うことになるため、長引けば長引くほど金銭的な余裕は失われていきます。一般的に転職活動は2〜3カ月かかるといわれているものの、場合によってはそれ以上かかることも。また、急な医療費や突発的な支出が必要になった場合、対処できなくなるかもしれません。

一般的に、金銭的余裕は心の余裕に直結するともいわれています。そのため、退職する際には、生活費を十分に用意しておくことが重要です

焦るせいで妥協して転職先を決めてしまう恐れがある

ブランク期間があることで選考がうまくいかなかったり金銭的な余裕がなくなったりすると、心に焦りが生まれます。そんな状況で転職活動を進めていると、「雇ってくれる会社ならどこでも良い」「とにかく早く職に就きたい」なんて気持ちから、妥協で転職先を決めてしまって後悔する人も多いです。

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本来の希望とは異なる条件で採用された場合、入社後にギャップが生まれる、目指すキャリアプランが実現できないなどのリスクがあります。前職と似たような会社を選んでしまい続けて早期離職してしまうことになれば、転職した意味がありませんよね。

一方、現職に就いたまま転職活動を進める場合、職を失うリスクはほとんどありません。仕事と転職活動を両立する忙しさはあるものの、心に余裕を持って行動できるため、転職先に妥協してしまうことはないはずです。

長尾 美慧

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次の仕事が決まってないまま仕事を辞めることにメリットはある?

次の仕事が決まっていない状態での退職には、いくつかのメリットもあります。たとえば仕事のストレスからすぐに解放されたり、転職活動の面ではスケジュールの調整がしやすく選考対策にも十分な時間を確保できる点が挙げられますよ。

ただし、転職活動がうまくいくとは限りません。ただでさえ転職活動は新卒の頃の就活よりも難易度が上がりやすく、厳しい面もあります。無職期間が長引いて、結果として転職活動がうまくいかないなんてことも考えられるでしょう。

また転職先が見つかったとしても「無職だからどこでも良いから早く就職先を見つけよう」という焦りからミスマッチな選択をしてしまう可能性もあります。

これらの点を考えても、次の仕事が決まっていないうちに退職をしてしまうのはリスクがあります。冷静にあなたにとってベストな選択を見極めるためにも、次の就職先が決まってから仕事を辞めるのがおすすめですよ。

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「次の仕事が決まってないけど辞める」決断の前に確認必須な7つのチェック項目

「次の仕事が決まってないけど辞める」決断の前に確認必須な7つのチェック項目

仕事がうまくいかなくて自分に合っていないと感じたり、他にやりたいことが見つかったりすると、「とにかく今すぐ辞めたいんだ!」という気持ちになることもあります。

しかし、いざ退職してから「前の職場ってけっこう良かったのかも……」と後悔しても、もとの職場に戻ることはほとんど不可能です。そのため、「辞めたい!」という気持ちのまま勢いに任せて上司に退職届を提出するのはあまりおすすめできません。

ここからは、退職の決断をしてしまう前に確認しておきたいことを7つ紹介します。まずは一つひとつじっくりと確認し、本当に今辞めて良いのか、冷静な判断を心掛けてください。

①退職後のプランは決まっているか

退職を考える前に、次のステップやキャリアプランを具体的に計画しましょう。新しい職場への就職を目指す場合、希望する職種や業界はもちろん、職場の雰囲気や勤務地、休日の数や曜日、ワークライフバランスなど、自分の理想を整理する必要があります。

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次の職場に就職する前に、自分の理想のキャリアを叶えるためにスキルや資格を獲得する必要があるかもしれません。そうなった場合、一般的な転職活動期間よりも長い時間が必要になります。

退職後に何をするか明確にすることは、経済的な安定性や将来の目標を達成するために重要です

②一時的な感情にとらわれてないか

退職を考える際、一時的なストレスや感情にとらわれないよう注意しましょう。たとえば、「上司に怒られてやる気をなくした」「クライアントに責められて次に訪問するのが怖くなった」など自分の気持が落ち込んでいる場合は、冷静に状況を判断する必要があります。

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一時的な感情で退職してしまうと、その場ではストレスから解放されるかもしれません。しかしいざ転職してもまた同じことで悩み、早期退職を繰り返してしまう可能性があります。そもそも、そんな状況では転職先の面接官を納得させられるだけの退職理由も思い浮かばないはずです。

今自分を悩ませている状況が退職に値するかどうか分からない場合には、第三者に客観的な意見を求めるのがおすすめです。友人や家族だとあなたの身を案じて退職を勧める可能性が高いため、就職エージェントなどの専門家に相談してみましょう。

塩田 健斗

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仕事を辞めたいと思ったときに現状を客観視するための工夫

退職を考えたときは、まずなぜ今の会社を離れたいと感じたのかを落ち着いて考えることが大切です。一そのときの勢いに任せて仕事を辞めてしまうと後悔してしまうことがあるので、しっかりと現状を客観視したうえでの判断ができているかを考えてみてくださいね。

とはいえ今の自分が冷静かどうかはなかなか自分自身ではわかりにくいものです。おすすめは、第三者に相談してみることですよ。身近な知人や友人、会社の人などに今の状況を伝えて客観的な意見をもらいましょう。

もし思い当たる相手がいないなら、プロのキャリアアドバイザーに相談してみるのもおすすめです。もしくは紙に今の自分の状態や会社に感じている不満を書き出すことで頭のなかが整理され冷静な考え方ができるようになるかもしれません。

必要に応じてリフレッシュして頭を切り替えるのも良いでしょう。丸一日仕事から離れる時間を作ることで、現状を冷静に見る余裕が生まれることもありますよ。

③投げやりな行動になっていないか

仕事に対するモチベーションの低下や不満が原因で退職を検討している場合、投げやりな行動に走らないように注意しましょう。「とにかく辞めればこの状況から脱出できる」「後のことは後で考えればいいや」と思っていると、退職後に後悔する可能性が高いです。

また、退職を考えているからといって今の仕事を適当にこなすのも良いことではありません。自身が担当するプロジェクトは責任を持って完遂したり、チームや後輩にしっかり引き継いだりすることも重要です

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一度放り投げる癖が付いてしまうと、転職先や今後のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があります。自分自身に対してはもちろん、今の仕事に対してもしっかりと向き合う努力をしましょう。

④辞めたいと思った原因は本当に今の職場では解決できないのか

退職を検討する前に、なぜ辞めたいと思ったのか、その原因を詳しく分析しましょう。そしてその問題や不満が、本当に今の職場では解決できないのかを考えることが重要です。

たとえば、人間関係やチームの雰囲気に悩みがある場合、配置変更や部署異動などで案外簡単に解消されるかもしれません。給与や待遇に不満がある場合、自身がキャリアアップしたり、同僚と社内制度を変える取り組みをおこなったりすることで改善できる可能性もあります

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もちろん退職することで解決できることもありますが、もしも「他に不満はないけどここだけがちょっとな……」という場合は、今の職場で改善できないかをまず考えてみましょう。

⑤金銭的な余裕はあるか

退職を決意する前には、退職後に生活費や経済的な安定を維持できるかどうかを確認することも重要です。新しい職場を見つけるまでの期間や、失業保険を受け取るまでの間に十分な貯金や予備の資金があるか確認しましょう

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金銭的な余裕がないと、「貯金が尽きる前に次の仕事を決めなきゃ」と焦ってしまい、妥協して転職先を決めてしまう恐れがあります。お金のことは気にせず自分の将来に向き合うためにも、金銭的余裕は必要です。

一般的に、次が決まらない状態で退職する場合は半年程度生活できる余裕があると良いといわれています。もちろん数週間で転職活動が終わるケースもありますが、万が一に備えて多めに備えておくと安心です。

⑥転職先を決めないまま辞めるデメリットを理解したか

転職先を決めないまま辞めるデメリット
  • 転職先の選考で不利になることがある
  • 転職活動に失敗しても元の職場に戻れない
  • 経済的な余裕がなくなる可能性がある
  • 焦るせいで妥協して転職先を決めてしまう恐れがある
  • 社会保険や年金の手続きが面倒

次の職場が決まっていないまま退職することにはデメリットがあります。失業期間が長引くことで選考が不利になったり金銭的余裕がなくなったりして、妥協して転職先を決めてしまうリスクがあることを理解しましょう。

後悔やリスクを最小限に抑えるためには、これらのデメリットを把握したうえで、転職活動を計画的に進めることが欠かせません

⑦仕事を辞める際にどんな手続きを踏めばいいか把握しているか

仕事を辞める際に必要な手続き
  1. 上司に退職の意志を伝える
  2. 退職届を会社に提出する
  3. 業務の引き継ぎをおこなう
  4. 有給消化や借用品の返却をおこなう
  5. 退職

今すぐに辞めたいからといって、今日退職届を提出して明日から会社に行かなくて良い、というわけではありません。退職の意思を会社に伝えてから退職するまでには少なくとも2週間が必要と法律で定められているうえ、会社やチームのことを考えると、1〜2カ月の期間が必要なことがほとんどです。

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退職後に会社とトラブルになるのを防ぐためにも、できれば円満に退職しておきたいですよね。退職を決意する前に、退職のためにはどんな手続きが必要なのか、どんなスケジュールを予定しておけば良いのかを理解しておきましょう。

仕事を辞めてからすることについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、改めて必要な手続きや退職までの流れを確認してみてください。

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退職後の転職活動で焦らないためにはいかに退職前に準備できるかがカギ!

次の仕事が決まってないけど辞めること自体はダメなことではないものの、さまざまなデメリットがあるのが事実。退職におけるリスクを最小限に抑えるためには、上で紹介したチェックポイントをきちんと確認したうえで、退職前に準備しておくことが欠かせません

では、実際今の会社を辞めるとなったら、どんな準備をしたら良いのでしょうか。

ここからは、退職前にしておきたい準備を紹介します。退職後の転職活動に焦らないよう、事前にチェックしておきましょう。

今すぐ辞めたい……行動を起こす前にこれだけはしておきたい6つの準備

今すぐ辞めたい場合に行動を起こす前にこれだけはしておきたい6つの準備

何度も言うように、次が決まらない状態での退職にはさまざまなリスクがあります。そのため、今の会社を辞めたいと思っても、何も考えずにただ辞めてしまうのはあまりにも無謀です。退職後の負担を軽減するためにも、ある程度の準備を済ませてから退職届を提出しましょう。

ここからは、行動を起こす前にしておくと良い準備を6つ紹介します。「今すぐ辞めたい」と思ったときには、最低限これだけは忘れずにおこなっておきましょう。

①失業保険の申請

失業保険を受給できる条件(自己都合退職の場合)
  • ハローワークで求職の申込みをおこなっていること
  • 就職しようとする積極的な意思があること
  • いつでも就職できる能力があるにもかかわらず就職できない状態であること
  • 離職の日以前2年間に被保険者期間が通算して12カ月以上あること
失業保険を受給するための手順(自己都合退職の場合)
  • 前職から離職票を受け取る
  • ハローワークに離職票と申請用紙を提出する
  • 7日間待機する
  • 雇用保険受給説明会に出席する
  • 失業認定日に2度出席する
  • 失業保険を受け取る

失業保険は、仕事を辞めたり、解雇された場合に一時的に経済的なサポートを提供する制度です。失業保険の申請手続きは地域によって多少の違いがあるものの、通常は上記の手順で申請できます。支給額は離職者の状況によって異なるため、詳しくは各自治体のホームページをチェックしましょう。

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失業保険の申請をおこなうことは、経済的な安定性を保つために欠かせません。前の会社から離職票を受け取ったら、すぐにハローワークで手続きをおこないましょう。

②健康保険・年金の切り替え

健康保険の切り替え手続きに必要な書類
  • 健康保険資格喪失証明書(前職から発行)
  • マイナンバーカード(通知カードでも可)
  • 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)
  • 保険料を引き落とす口座のキャッシュカードもしくは通帳と届出印
年金の切り替え手続きに必要な書類
  • 退職日が記載されている書類
  • 年金手帳もしくは基礎年金番号通知書
  • 本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)

次の仕事が決まってないまま会社を辞める場合、国民健康保険や国民年金に切り替えるか、家族の扶養に入る必要があります。保険・年金ともに退職後14日以内に役所の窓口に必要書類を提出する必要があるため、退職前から準備しておきましょう

保険に入っていないと、その期間中にかかった保険料はすべて自己負担となってしまいます。場合によっては以前勤めていた会社の保険に引き続き加入できる「任意継続制度」を利用できることもあるため、退職前に確認しておきましょう。

また、年金は、次の仕事が決まらない間は保険料の支払いを免除することも可能です。しかし免除したらそのぶん将来受け取る年金額も減ってしまうため、事前に確認しておくことが重要です。

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自分に適性のある職業を早めに知って、就活を成功させましょう。

③徹底的な自己分析

自己分析は、自身のスキル、興味、価値観、キャリア目標を明確にし、それに基づいて転職活動を計画するのに役立ちます。自己分析を通じて、自分がどの業界や職種で最も充実感を感じ、成長できるかを理解しましょう

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自己分析を通じて転職先の方向性を決めておけば、退職後すぐに転職活動のスタートダッシュを切れます。できるだけブランクを短くして選考を有利に進めるためにも、将来のキャリアを描いておくことが重要です。

自己分析といっても何から始めたら良いのか分からないという場合は、以下のポイントに沿って、これまでの自分、そしてこれからの自分を考えてみましょう。

自己分析のためにやっておきたいこと
  • これまで役に立った自分のスキル・経験を整理する
  • 自分のやりたい仕事、やりたくない仕事を洗い出す
  • 自分の得意なこと、苦手なことを洗い出す

自己分析のやり方については、こちらの記事で解説しているのでチェックしてみてください。

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④退職理由の整理

転職活動を始めると、必ずといっていいほど毎回「退職理由」について聞かれることになります。転職活動を始める前に、なぜ現在の職場を辞める決断を下したのか、そしてそれが将来のキャリアにどのような影響を与えるかを整理しましょう。

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採用活動にコストをかけている企業側が、「できるだけ長く続けてくれる人を採用したい」と思うのは当然のこと。せっかく採用してもまたすぐに辞められてしまわないよう、候補者がなぜ前職を辞めたのかを確認しているのです。

誠実かつ明確な退職理由を持つことは、信頼性を高め、転職活動を成功させるために重要です。また、退職理由を整理することは自己分析の一つでもあり、次の職場やキャリアの方向性を決定する際にも役立ちます。

⑤求人のリストアップ

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転職活動を始めてみるとわかりますが、インターネット上の求人サイトやSNS、ハローワークなどには、あらゆる業界のさまざまな求人が多く掲載されています。いざ退職後におこなおうとすると、あまりの量に驚くはずです。

そのため、自己分析を通じて自分の希望する業界や職種が見えてきたら、転職活動の最初のステップとして、希望にマッチする求人をリストアップしておきましょう。仕事内容のほか、希望する条件や給与、勤務地なども考慮に入れることも大切です

また、希望する職種や業界の応募条件と今の自分にギャップがある場合は、それを埋める方法を考えることも欠かせません。

⑥就職エージェントへの登録

就職エージェントは、求職者と企業をマッチングするプロフェッショナルです。「仕事を辞めたい」という相談に乗ってくれるだけでなく、いざ転職活動を始めたら、求人のピックアップや選考書類の作成、面接対策などもおこなってくれます。

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退職も転職活動も、一人ですべてこなそうとすると煮詰まってしまいがち。まずは第三者に相談してみることで、心が軽くなることもありますよ。

堀内 康太郎

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退職後の就職活動に役立つサポートをうまく活用しよう!

転職先が決まらないまま退職するときに大きなリスクになるのが、金銭的な問題でしょう。そういった場合に役に立つのが国の制度です。

1つは失業保険の給付制度があります。受給のためには条件がありますが、うつ病などの特別な事情がある場合には受給条件が緩くなることが多いですよ。

また退職するということは、健康保険を国民健康保険に切り替える必要があります。ただし任意継続の制度を使うことで納める保険料を節約できるケースもあります。

退職後の求職活動におけるサポートはハローワークで受けることができますよ。企業探しや選考対策はもちろん、職業訓練の参加や資格取得のための教育訓練給付金などの援助制度を利用すれば転職活動もスムーズにいきやすくなります。

また就職エージェントに就活をサポートしてもらうのもおすすめです。インターネット上やハローワークにはない未公開求人を紹介してもらえたり、就職相談をすることもできます。就活の負担を減らす手助けになるので、ぜひ活用を視野に入れてみてくださいね。

援助制度や就職支援機関をうまく活用することで、先に退職をした場合でも転職先がスムーズに見つかる可能性は十分にあります。1人で抱え込もうとするのではなく、誰かの手を借りながら無理なく進んでいきましょう。

今すぐには仕事を辞めない場合に覚えておきたいこと

次の仕事決まっていないとき今すぐには仕事を辞めない場合に覚えておきたいこと

「今すぐには退職しなくても良いかな」「次の仕事が決まらないまま辞めるのは自分にはリスクが大きいかも」と感じた人は、辞めずに状況を改善していく方法を考えましょう。

辞めたいと思った気持ちを放置してしまうと、またすぐに同じ状況に陥ったり、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

ここからは、今すぐには仕事を辞めないと決意したあなたに覚えておいてほしいことを3つ紹介します。自分自身を大切にするためにも、ぜひチェックしておいてくださいね。

辞めたいと考えた原因を放置せず解決できないか行動を起こす

仕事での問題や不満がある場合、それらの原因を放置せず、解決策を模索することが大切です。「辞めたい」と感じることは誰にでもあることですが、それを放置するか解決できないか行動を起こすかで、今後のキャリアに大きな差が生まれます。

まずは、自分の不満が何から生じているか、どのような状況がストレスを引き起こしているかを理解することから始めましょう。次に、問題の解決策を検討し、具体的なアクションプランを立てます。

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自分だけで解決できないときには、上司や同僚とコミュニケーションを取り、問題解決に協力してもらうことも重要です。問題を放置せずに積極的な行動を起こすことで、仕事環境が改善される可能性があります。

なによりもまずは心身の健康を最優先に考えることが大切

仕事のストレスやプレッシャーが高まった場合、何よりも大切なのは自分自身の心身の健康を最優先に考えることです。どれだけ仕事に一生懸命、真剣に取り組んでも、心や体を壊してしまっては意味がありません。

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ストレスが溜まっていると感じたら、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適切な運動をいつも以上に心掛けましょう。数日間の休暇を取り、心も体もリラックスさせることでリフレッシュできることもありますよ。

体調不良や精神的な不調があれば、専門家の診断と治療を検討してください

悩みは一人で抱え込まず必ず誰かに相談する

仕事の悩みやストレスを一人で抱え込まず、誰かに相談しましょう。自分一人では解決できないことでも、相談することで問題の見方が広がり、解決への道が見つかるかもしれません

具体的な仕事についてであれば上司や同僚、同業者に相談するのもおすすめです。「とにかく話を聞いてほしい」「親身になってほしい」という場合は、信頼できる友人、家族、または専門家(カウンセラーや心理療法士など)に相談してみましょう。

次の仕事が決まってないけど辞める際にはきちんと準備をして焦らないことが大切!

ここまで、次の仕事が決まってないけど辞めることにはどんなデメリットがあるのか、退職前にどんな準備をしたら良いのかなどを解説しました。

次の仕事が決まってない状態で辞めることには、選考で不利になることがある、経済的な余裕がなくなる可能性がある、妥協して転職先を決めてしまう恐れがあるなどのデメリットがあります。辞めること自体には問題はないものの、慎重に検討するようにしましょう。

また、退職後に後悔しないためには、退職前の準備が欠かせません。自己分析や退職理由の整理をはじめ、健康保険や年金の切り替えなどの諸手続きも忘れないようにしましょう。

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