目次
- 26卒の就活がやばい理由と自分が置かれている状況を理解しよう
- 26卒の就活は「やばい」? 現状を正しく理解しよう
- 内々定率は25年1月末時点で48%台
- 企業の内々定出しの開始時期は25年1〜2月が中心
- なぜ騒がれる? 26卒の就活が「やばい」とされる4つの理由
- ①専門人材が前年3月から選考可能になるなど就活が早期化しているから
- ②インターン参加が当たり前の就活に変わっているから
- ③社会情勢の混乱により今後の経済の不透明性が高まっているから
- ④新型コロナウイルス感染症の影響でガクチカが少ないから
- 当てはまったら要注意! 26卒の就活がやばくなりがちな人のタイプ
- ①「まだ大丈夫」と動き出せていない
- ②適性を考えず「とりあえず大手企業」で行動している
- ③一回もインターンに参加していない
- 焦りすぎる必要はない! 26卒の就活に追い風が吹いている3つの理由
- 理由①内定率は近年回復傾向にある
- 理由②求人倍率が上昇傾向にある売り手市場
- 理由③オンライン選考の普及でエントリーの可能性が広がる
- 26卒の就活に変化があるのは事実! やばい状況を避けるカギは早期の行動
- これからの26卒の一般的な就活スケジュール
- ①2024年12~2月:冬季インターンや学校推薦の説明会に参加
- ②2025年3月~:採用情報が公開されエントリー開始
- ③2025年5月~:内々定・内定
- やばい状況を回避! 26卒が今すぐ取り組むべき就活対策6選
- 対策①OB・OG訪問などを活用して業界・企業理解を深める
- 対策②自己分析を徹底し他己分析も取り入れる
- 対策③「Will」だけでなく「Can」と「Must」を意識する
- 対策④志望業界・企業の採用スケジュールを把握する
- 対策⑤選考対策やさまざまな形式の面接練習を徹底する
- 対策⑥就活エージェントに相談してサポートを受ける
- すでにやばい状況かも……26卒の就活で悩みやすい3つのケースと解決策
- ケース①「大学3年生のうちにインターンに行けなかった」
- ケース②「本シーズンを迎えるのに志望先が決まっていない」
- ケース③「周りは内々定が出ているのに自分は一個もない」
- 26卒の就活がやばいことについてよくある質問に回答!
- 26卒の就活はやばいのですか?
- 26卒の就活はいつからやばいと言えますか?
- 26卒の就活がやばいかは対策次第! 内定に向かって今すぐ動き出そう
26卒の就活がやばい理由と自分が置かれている状況を理解しよう
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。26卒の学生から、
「26卒の就活はやばいと聞きました」
「就活が例年より早期化するって本当ですか?」
といった相談が寄せられています。近年の就活では、早期化やインターンシップの重要度の変化が見られるため、漠然とした不安を感じている人も少なくありません。
この記事では、26卒の就活の現状や、「やばい」と言われる理由を解説します。26卒が今すぐ取り組むべき就活対策も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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26卒の就活は「やばい」? 現状を正しく理解しよう

就活生

キャリアアドバイザー
なぜ「やばい」のか、理由も聞きましたか?

就活生
いえ、そこは漠然としているのですが……。

キャリアアドバイザー
まずは、例年の動向と比較しながら、26卒の就活の現状を確認していきましょう。
26卒の就活の傾向としては、内々定を出す時期の早期化が挙げられます。就活の傾向は社会情勢やルール改正によって変化するため、その年の特徴を踏まえた戦略で準備を進めることが大切ですよ。
ここからは、26卒の就活の実態を解説します。26卒の学生の就活状況や企業の動きを把握し、漠然とした不安を払拭しましょう。
内々定率は25年1月末時点で48%台
内々定とは、「卒業・修了年度の10月1日以降に内定を出す」という口約束をしている状態です。内定とは異なり、法的な拘束力はありません。
就活サービスを提供する学情がおこなった2026年卒業・修了予定者対象のアンケート調査「2026年卒 内々定率調査 2025年2月度」(有効回答数302件)によると、2025年1月末時点での内々定率は「48.2%」でした。
同調査の前年同時期の「29.2%」と比較すると、19%高まっています。就活が本格化する3月1日より遥かに早い段階で、すでに約2人に1人が内々定を獲得しているのが現状です。

キャリアアドバイザー
例年に比べて26卒の就活は早期化しており、早い時期から学生と接点を持つ企業が多いことがわかりますね。
内々定の承諾のしかたはこちらの記事をチェックしてください。
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企業の内々定出しの開始時期は25年1〜2月が中心
同じく、学情が人事担当者に対して実施した「2026年卒採用」に関するアンケート調査(有効回答数649社)によると、26卒の内々定出しの開始時期は、「2025年1月・2月(20.6%)」が最多でした。
次いで、「2024年11月・12月(16.9%)」「2025年3月(16.2%)」の回答が多い結果となっています。
内々定出しを早めに開始する背景には、「インターン実施後の、学生の志望意欲が高い時期に内々定を出しておきたい」「前年度よりも早い段階で採用を進めたい」といった企業の意図があります。

キャリアアドバイザー
このように、早期化の傾向が強まり、企業による学生の取り合いが激しくなっているのが26卒の就活のトレンドです。
自分の強み・適職を知るためにも、まずは自己分析を済ませましょう
就活を成功させるためには自己分析が必須です。しかし、自分自身のことを分析するのは意外と難しいですよね。
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なぜ騒がれる? 26卒の就活が「やばい」とされる4つの理由

26卒の就活は例年に比べて「やばい」と一部で騒がれていますが、具体的に何がやばいのかわからない人は多いと思います。
特に大きな要因に挙げられるのは「就活の早期化」です。例年に比べて選考や内々定出しの時期が前倒しされているため、「準備の時間が足りなくてやばい」と騒がれていますよ。
また、「インターンの重要度の変化」「社会情勢の混乱」「新型コロナウイルス感染症の影響」なども押さえておくべきポイントです。26卒の就活が「やばい」とされる理由を詳しく解説していきますね。
①専門人材が前年3月から選考可能になるなど就活が早期化しているから
内々定率や内々定出しの開始時期のデータから、26卒の就活が例年に比べて早期化していることがわかりました。
早期化の要因の一つには、「卒業・修了年度に入る直前の3月から、専門人材を選考可能になる」ことが挙げられます。
通常の選考活動開始時期は「卒業・修了年度の6月1日以降」ですが、AI(人工知能)に関する知識といった高度な専門知識を持つ人材に限り、通常より3カ月早い3月から選考ができるようになっています。

キャリアアドバイザー
「専門活用型インターンに参加する」「インターン後の採用選考を経る」といった条件があるものの、早い時期での選考がルール上可能になったことが26卒の就活が「やばい」とされる理由です。
一般的な就活のスケジュールについてはこちらの記事で解説しています。
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②インターン参加が当たり前の就活に変わっているから
従来は、「業界・企業への理解を深めるもの」という位置付けだったインターンが、「選考に大きく影響するもの」に変化したことも、26卒の就活が「やばい」と言われる理由です。
実は25卒から、企業がインターンで得た学生情報を採用活動に利用できるようになりました。広報や選考に利用可能になったことで、インターン参加が当たり前の就活に変化しています。
「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」の改正により、25卒からインターンの定義が明確化された点も要チェックです。従来「1dayインターン」などと呼ばれていた説明会やワークショップは、「オープン・カンパニー」「キャリア教育」の名称に変更されました。

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一定期間の就業体験を伴うプログラムのみ、インターンと呼ぶようになった点に注意してくださいね。
インターンの就活への活かし方はこちらの記事で確認してください。
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オープンカンパニーの活用方法はこちらの記事で解説しています。参加を視野に入れている人は目を通しておきましょう。
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③社会情勢の混乱により今後の経済の不透明性が高まっているから
「新型コロナウイルス感染症」「ウクライナ情勢」「米国と中国の緊張関係の高まり」「急速な円安」など、近年は社会情勢に大きな混乱が見られます。
社会情勢が不安定だと今後何が起こるのかが予測しづらく、志望先の見極めにも影響が出るため、26卒の就活が「やばい」とされていますよ。
特に、業界や企業の将来性を重視して、志望先を決める場合には注意が必要です。現時点では高い将来性を見込めそうな仕事でも、社会情勢の変化によって急激にニーズが低下することが十分考えられます。

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志望先を決める際は将来性だけでなく、自分のスキルとの相性や仕事のやりがいなど、多角的な視点で選ぶことが大切です。
これから伸びる業界について知りたい人には、こちらの記事が参考になります。
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④新型コロナウイルス感染症の影響でガクチカが少ないから
入学当初から新型コロナウイルス感染症の影響を受け続けた24卒や25卒ほどではないものの、26卒も少なからず影響を受けた世代です。
行動制限により、サークルやアルバイトなどの課外活動の経験を思うように積めなかった学生が見られます。リアルなつながりが希薄化してしまったために、ガクチカで語れるエピソードが少ないのが「やばい」と言われる理由です。
とはいえ、サークルやアルバイトのエピソードは努力の過程を伝えやすいメリットがありますが、ガクチカは課外活動の経験だけで評価されるわけではありません。学業やゼミ、日常生活でがんばったことも立派なエピソードとして伝えられますよ。

キャリアアドバイザー
「ガクチカがない」と頭を悩ませている人は、幅広い視点から過去の経験を掘り下げていくことがポイントです。

キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
26卒の就活が「やばい」と言われる理由の一つとして、新型コロナウイルス感染症の影響で「ガクチカ」が少ない傾向があることを挙げていますが、企業側もその背景を理解したうえで、面接に臨んでいることは理解しておきましょう。
それでもガクチカをあえて問うのは、学生がどんな経験を語るのか、対応力や行動力を測るために質問するケースが多いです。そのため、ガクチカの題材が挙げづらい場合でも対策が重要です。
大切なのは、大きな成果や派手な経験がなくても、制約の多い状況下でどのように考え、行動したのかを具体的に伝えることです。行動の過程や学びを整理し、自分らしいストーリーを伝える努力をしましょう。
今からできるガクチカはこちらの記事で解説しています。
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当てはまったら要注意! 26卒の就活がやばくなりがちな人のタイプ

早期化しているとはいっても、例年に比べて26卒が就職しにくいわけではありません。きちんとした対策を進めれば問題なく就職できるため、就活を始める前からネガティブな気持ちにならないように注意してくださいね。
ただし、以下の特徴に当てはまる人は、「内定がなかなかもらえない」「自分に合う企業が見つからない」などの状況に陥る可能性があります。心当たりがある人は就活への向き合い方を見直し、早めの対策を心掛けましょう。
①「まだ大丈夫」と動き出せていない
就活において「先延ばし癖」は危険です。「まだ3年生だから大丈夫」「4年生からでも余裕で間に合う」などと考えている人は、いざ就活を始めたときに時間が足りずに慌てる可能性がありますよ。
もちろん、必ず就活が成功するとは限りませんが、早めに準備するほど時間的にも精神的にも余裕が生まれるのは事実です。
就活の早期化やインターンが重視されるようになった26卒では、大学3年生のうちに就活をスタートすれば、志望先をじっくりと検討したり、長期のインターンに参加したりする余裕がありますよね。

キャリアアドバイザー
先延ばしにすればするほど準備にかける時間がなくなり、就活の可能性が狭まってしまいます。
具体的にいつ頃から就活を始めれば良いのか知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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②適性を考えず「とりあえず大手企業」で行動している
早めの準備が大切とはいえ、やみくもに行動すれば良いわけではありません。自己分析や企業研究をおろそかにして、なんとなくで就活を進めてしまうと、なかなか結果に結びつかないことがあります。
特に注意すべきなのは、大手企業にこだわって志望先を選ぶ「大手病」です。大手企業は「知名度の高さ」や「経営の安定性」が魅力ですが、必ずしも企業風土や働き方が自分に合うとは限りません。
適性を考えずに就職した結果、自分に合わずに早期退職になるのはよくある失敗です。

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大手企業は学生からの人気が集まりやすいため、選考の倍率も高い傾向にあります。選考突破が難しいゆえに、どの企業からも内定をもらえない状況に陥りやすいのも大手病の問題点です。
「大手病」脱却のための3ステップはこちらの記事で解説しています。
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③一回もインターンに参加していない
まだ一回もインターンに参加していない人も注意が必要です。
先に解説したとおり、26卒の就活ではインターンへの参加が当たり前になりつつあります。必須ではないものの、スムーズに内定を獲得するには参加したほうが有利だと理解しておいてくださいね。
内閣官房がまとめた「2026年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」によると、25卒では、約8割の学生がインターンに参加しています。
また、インターンに参加した学生のうち、約半数が「採用試験、面接等を受けた」と回答しています。

キャリアアドバイザー
このように、近年はインターンと本選考の結びつきが強くなっているのが実態であり、一回も参加していない人は就活が「やばい」状態になりがちです。

キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
26卒に限らず、就職活動という未知の世界に飛び込む際には、不安や恐怖感を抱いてしまう人も多いでしょう。そしてそのような未知で嫌なものからは、つい目を逸らして後回しにしてしまうものです。
しかし、「いずれやらなければならないこと」から目を逸らすことは、心理的なストレスを抱えることにもなります。
そのため、どんなに小さなことでも良いので、まずは最初の一歩を踏み出してみましょう。たとえば、求人サイトを見てみる、興味のある業界について調べるなど、簡単にできることから始めるのがおすすめです。
このような小さな一歩が積み重なり、徐々に行動が加速していきます。まずはスモールステップを意識して、小さなできることから行動をスタートしてみましょう。
焦りすぎる必要はない! 26卒の就活に追い風が吹いている3つの理由

就活の早期化やインターンの捉え方の変化により、「26卒の就活はやばいのではないか」と不安を持つ人は多いと思いますが、焦りすぎは禁物です。
26卒の就活は例年に比べて有利な側面もあるため、過度な不安を抱える必要はありませんよ。なかでも、ここから解説する3つのポイントが26卒の就活にとっての追い風です。しっかりと目を通し、自分が置かれている状況を冷静に見てみましょう。
理由①内定率は近年回復傾向にある
厚生労働省が24卒者の内定状況をまとめた「令和6年3月大学等卒業予定者の就職内定状況」によると、就職内定率の推移は以下のようになっています。

新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ内定率が回復傾向にあり、24卒の2023年10月1日時点での内定率は74.8%でした。ここ5年で最も内定率が落ち込んだ21卒(69.8%)から、右肩上がりで上昇しています。
順調な回復傾向にあることから、26卒の就活も、新型コロナウイルス感染症の影響下に比べると内定率が高まると予測されますよ。
理由②求人倍率が上昇傾向にある売り手市場
内定率だけでなく、求人倍率も新型コロナウイルス感染症拡大以前の水準に戻りつつあります。企業が求める人材の数に対して、学生の数が不足している「売り手市場」にあるのが26卒の就活の好材料です。
リクルートワークス研究所が実施した「第41回ワークス大卒求人倍率調査(2025年卒)」によると、25卒の求人倍率は1.75でした。ここ5年で最も求人倍率が落ち込んだ22卒(1.50)と比較すると、0.25ポイント上昇していますよ。

キャリアアドバイザー
企業規模別で見ると、従業員999人以下の中小企業で特に求人倍率が上昇している点が注目ポイントです。
理由③オンライン選考の普及でエントリーの可能性が広がる
新型コロナウイルス感染症が拡大した2020年以降、オンライン選考やハイブリッド選考(1次面接はオンライン、2次面接は対面など)を導入する企業が増加しました。
選考スタイルの自由度が高まったことで、エントリーの可能性が広がっている点が26卒にとっての好材料です。
オンライン選考の特に大きなメリットは、「移動時間と費用を節約できる」ことです。従来の就活では、興味のある企業の選考を受けるには、実際に会場まで足を運ばなければなりません。一方オンライン選考は、インターネット環境を整えれば自宅から参加できますよ。

キャリアアドバイザー
オンライン選考は移動時間を節約することで、選考を受ける企業の数を増やしたり、選考対策により時間をかけることができます。
オンライン面接で気をつけたいことはこちらの記事で解説しています。これからオンライン選考に臨む場合は、欠かさずにチェックしておきましょう。
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すべて押さえておきたい「面接で気を付けること」|オンライン対策あり
面接で気をつけることって何なのでしょうか? 今回は合否を左右する面接の基本マナーをキャリアアドバイザーが解説していきます。面接中のチェックポイントや面接フェーズ別の気をつけること、持ち物チェックリストも紹介しているので、面接前にチェックしてみてくださいね。
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キャリアアドバイザーコメント成瀬 遼プロフィールをみる
「26卒の就活はやばい」といった意見がある一方で、ここまでで解説したように有利な側面も存在します。今後も就活をするうえで不安になるような情報を見かける場合もあるかもしれません。しかし大切なのは、困難に直面しても、自分の課題を冷静に整理し、適切な対策を考え、行動することです。
ポジティブな姿勢で着実に就活対策に取り組むことが、結果として成功への道につながります。自分の目標を明確にし、ブレずに着実に前進することを意識しましょう。
26卒の就活に変化があるのは事実! やばい状況を避けるカギは早期の行動
26卒の内定率や求人倍率がどう変化するかはまだ不透明な部分がありますが、例年に比べて就活が早期化すると考えられます。
インターンの重要性が高まってることに加え、専門人材の選考が通常より早い前年度の3月にスタートするため、早めの準備が大切になりますよ。
就活の取りかかりが遅れると、入念な自己分析や企業研究をする余裕がなくなってしまいます。また、長期インターンへの参加も難しくなってしまうため、早いうちから少しずつ準備を始めるように心掛けてくださいね。
これからの26卒の一般的な就活スケジュール


就活生
周りはもっと前から準備を始めていたようなのですが、まだ動けていなくて……。

キャリアアドバイザー
今後のスケジュールをしっかり把握して、これ以上乗り遅れないようにしましょう。
26卒の就活に「乗り遅れているのでは」と感じている人のために、今後の26卒の一般的な就活スケジュールを紹介します。
マスコミ業界や外資系企業のように、一部業界・企業では独自のスケジュールで選考が実施されるケースがあります。インターンや選考の実施時期には違いが見られるため、志望先のスケジュールをよく確認するようにしてくださいね。
①2024年12~2月:冬季インターンや学校推薦の説明会に参加
2024年12~2月は冬季インターンが開催されます。インターンは、志望先の業務内容や職場の雰囲気を自分の目で確かめられる絶好の機会です。志望先のインターンにぜひ参加しましょう。
開催自体は12~2月が中心ですが、応募の締め切りや選考の実施はそれよりも早い時期になります。ほとんどの企業ではインターンに参加するにあたって選考対策が必要になるため、早めの準備を心掛けましょう。
また、推薦応募を利用する場合は、学校推薦の説明会が多く開催される時期でもあります。

キャリアアドバイザー
推薦応募は自由応募に比べ、説明会の開催や内々定出しの時期が早いことを頭に入れておいてくださいね。
学校推薦の合格率はこちらの記事で解説しています。
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②2025年3月~:採用情報が公開されエントリー開始
2025年3月は就活が本格化する時期です。採用情報が企業から公開され、説明会への参加や選考のエントリーが可能になりますよ。採用情報の公開後は、以下のような準備が必要です。
- 各企業のスケジュールの確認
- 説明会の予約、参加
- 気になる企業の選考にエントリー
- エントリーシート(ES)の提出
また、2025年3月からは、専門活用型インターンに参加して専門性を評価された学生の選考が開始します。一般的な学生に比べて、3カ月早く選考が始まる点に注意が必要です。
エントリー数の平均はこちらの記事で解説しています。
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③2025年5月~:内々定・内定
2025年5月以降は、6月1日から本選考開始、10月1日から正式な内定出しというスケジュールで進行していきます。
ただし、6月選考開始、10月内定出しはあくまで目安にすぎません。一般的な就活スケジュールに沿わないマスコミ業界や外資系企業、ベンチャー企業などでは、それよりも早く内々定・内定出しをするケースがあります。
実際、就職みらい研究所が25卒の大学生を対象に実施した「就職プロセス調査」によると、大学4年生の6月1日時点での内々定・内定率は82.4%でした。

キャリアアドバイザー
本選考が開始する6月1日よりも前に内々定・内定出しをするケースは多く見られるため、一般的な就活スケジュールにとらわれすぎないようにしましょう。
やばい状況を回避! 26卒が今すぐ取り組むべき就活対策6選

「いつまで経っても志望先が決まらない」「どの企業からも内定をもらえない」といった状況を回避するには、入念な対策が不可欠です。早めにスタートするほど余裕を持って準備を進められるため、今すぐにでも少しずつできることから取り組みましょう。
ここからは、26卒の学生が今すぐ取り組むべき就活対策について解説します。参考にしながら一緒に対策を進め、内定獲得へと駒を進めていきましょう。
対策①OB・OG訪問などを活用して業界・企業理解を深める
自分に合う志望先を見つけるには、業界・企業についてよく理解することが大切です。インターネット検索だけでなく、OB・OG訪問も活用してリアルな情報を集めましょう。OB・OG訪問には以下のようなメリットがありますよ。
- 企業の実態を把握できる
- 業界や仕事への理解が深まる
- 選考のアドバイスをもらえる
- キャリアを参考にできる
- 社会人とのコミュニケーションの練習になる
業界・企業理解が深まる以外にも、OB・OG訪問にはさまざまなメリットがあります。大学の先輩に紹介してもらったり、OB・OG訪問アプリを活用したりして、ぜひ社会人の話を聞いてみましょう。
OB・OG訪問で質問すべき内容は、こちらの記事を参考にしてください。
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OB・OG訪問は質問を準備しておくことで、充実した時間になりますよ。 この記事ではOB・OG訪問の目的、充実させるコツ、質問すべきこと、よくある質問などをキャリアアドバイザーが解説します。 OB・OG訪問で得たリアルな情報は企業選びや選考対策に役立ちますよ!
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対策②自己分析を徹底し他己分析も取り入れる
就活の根幹とも言えるのが自己分析です。自己分析を徹底的におこなうことで、自分の性格や強み、価値観、やりたいことなどを明確にでき、軸に沿って志望先を選べるようになります。
また、自己分析は選考対策にも欠かせません。志望動機や自己PR、ガクチカなど、さまざまな質問への回答で説得力を持たせるには、自分自身のことを正確に理解しておく必要がありますよ。自己分析を進める際は、他己分析も取り入れるのが効果的です。

キャリアアドバイザー
自分の評価と、他人からの評価には少なからずギャップがあります。選考では客観的な強みをアピールする必要があるので、自分に対する印象を家族や友人に質問してみましょう。
他己分析の方法はこちらの記事で解説しています。
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他己分析をすると、周囲の人からの評価も取り入れられて自己理解が深まりますよ! この記事では他己分析をするメリット、やり方、質問項目、活用方法などをキャリアアドバイザーが解説します。 解説動画も参考に実践して自分の長所・短所を把握しましょう。
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対策③「Will」だけでなく「Can」と「Must」を意識する
志望先を決める際は、「入社後はあんな仕事をしたい」「こんなキャリアを築きたい」などと、Will(将来やりたいこと)を基準に考える人がほとんどだと思います。
Willは大切な要素ではありますが、自分に合う志望先を選ぶには「Can」と「Must」の視点も同じくらい重要になりますよ。
- Will⇒将来やりたいこと(例:携わりたい仕事、思い描いているキャリアなど)
- Can⇒今できること(例:大学で身に付けた知識、持っている資格など)
- Must⇒やるべきこと(例:企業が求める人物像、理想のキャリアの実現に必要なスキルなど)
「やりたい」という気持ちだけで志望先を選んでしまうと、入社後にイメージとの違いに苦しむ可能性があります。そのため志望先選びでは、自分のスキル・経験との相性や、入社後に求められる役割なども確認しておくことが大切です。
対策④志望業界・企業の採用スケジュールを把握する
採用情報の公開は2025年3月が基本ですが、一部業界・企業では独自のスケジュールで選考を実施しています。説明会やエントリー期限の情報を見逃さないよう、志望先の採用スケジュールをしっかりと把握しましょう。
- 過去のインターンやエントリー時期などおおまかなスケジュールを把握する
- 企業ごとのスケジュールをカレンダーにメモしておく
- 企業の採用サイトをこまめにチェックする
まだ企業から採用情報が公開されていない場合は、例年のスケジュールを確認しておくのがおすすめです。

キャリアアドバイザー
「いつ頃にインターンが開催されるのか」「本選考の募集がいつから始まるのか」などと大まかなスケジュールを把握しておけば、情報を見逃してしまう失敗を避けられますよ。
志望業界や企業の採用スケジュールを把握したうえでどのように就活を進めていけば良いか知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
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就活スケジュールは実際と違うことも! 早期の計画と選考対策が重要
早期かしていると言われている就活スケジュール。この記事では実際いつから対策を進めたら良いのかなど卒年に合わせて解説しています。キャリアアドバイザーからのアドバイスや対策のコツなども併せて確認してみてくださいね。
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対策⑤選考対策やさまざまな形式の面接練習を徹底する
志望先が定まったら選考対策を進めましょう。選考の内容は企業によって異なりますが、一般的には書類選考や適性検査、面接が実施されます。
なかでも重要なのは面接です。多くの企業では、一次・二次といったように複数回に分けて面接が実施されます。個人面接以外にもさまざまな形式があるため、特に重点的に対策しておきましょう。
- 個人面接:応募者一人に対して一人または複数人の面接官が向き合う面接
- オンライン面接:パソコンなどを使用しインターネット上でおこなう面接
- 集団面接:複数の応募者が同時に受ける面接
- グループディスカッション、グループワーク:応募者がグループで課題やディスカッションをおこなう形式の面接
- AI面接:AIからの質問に回答する面接
コミュニケーションに自信がある人でも、いざ本番になると緊張で頭が真っ白になってしまい、うまく話せないケースがあります。緊張のなかでも落ち着いて話せるように、ぜひ事前に何度か模擬面接に挑戦してくださいね。
一人での面接練習の方法はこちらの記事で解説しています。
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面接練習はまずは一人で始めよう! 練習の準備物と練習方法も紹介
面接練習はまずは一人で始めてみるのがおすすめです。この記事では、一人でおこなう面接練習の効果、方法、注意点や準備しておくと良いものについてキャリアアドバイザーが解説します。 入念に準備をした人とそうでない人の差が出てしまうので、面接に臨む前に万全な対策を心がけましょう。
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対策⑥就活エージェントに相談してサポートを受ける
上記の対策を一人で進めるのが不安な場合は、就活エージェントを活用するのがおすすめです。就活の経験と知識が豊富なキャリアアドバイザーが在籍しているので、悩みを相談しながらスムーズに対策を進められます。
- 無料でサービスを受けられる
- プロのキャリアアドバイザーに就活の悩みを相談できる
- 自分に合う企業を紹介してもらえる
- 選考対策をサポートしてもらえる
- セミナーに参加できる
- 面接日の調整や内定辞退の連絡を代行してもらえる
キャリアアドバイザーは、自分の家族や友人ほど親しい間柄ではありません。先入観のない客観的な意見をもらえるため、他己分析にも役立ちますよ。
すでにやばい状況かも……26卒の就活で悩みやすい3つのケースと解決策
どんなに入念な準備をしていても、就活の悩みは尽きないものですよね。悩むということはそれだけ自分の将来としっかり向き合っている証拠なので、思い詰めすぎずに対策方法を考えていきましょう。
26卒の就活で焦っている人向けに、特に悩みやすい3つのケースの解決策を紹介します。悩みを解消できるように、解決策を試してみてくださいね。
ケース①「大学3年生のうちにインターンに行けなかった」
- 期間が短めのインターンを探してみる
- 割り切って他の対策に時間をかける
大学4年から長期のインターンに参加するのは負担が大きく、ほかの準備への影響が懸念されます。そのため、1週間程度の比較的期間の短いインターンを探して、参加するのがおすすめです。
ただ、この時点では「気になる企業のインターンがすでに終わっている」というケースも多いと思います。その場合は、割り切ってほかの対策に時間をかけましょう。
たとえば、OB・OG訪問に力を入れて理解を深めたり、選考対策をより徹底的におこなうのも手です。
インターンにさまざまなメリットがあるのは事実ですが、参加は絶対ではありません。気持ちを切り替えて取り組むことも大切です。

キャリアアドバイザー
インターンに参加できなかったことを後悔しても先にはつながりません。他の対策に時間をかけて選考突破の可能性を上げましょう。
ケース②「本シーズンを迎えるのに志望先が決まっていない」
- いろいろな企業の説明会に積極的に参加してみる
- 改めて自己分析をしてみる
就活解禁日を迎えてもなお志望先が明確になっていないとなると、焦りや不安から「やばいのではないか」と不安になることもあるでしょう。しかし、解決策はあるので焦らずに今できることを実践していくことが大切です。
まず、就活解禁日以降は企業説明会や合同説明会が頻繁に開催されます。それらに積極的に参加し、いろいろな業界・企業の情報を集めましょう。
また、それと並行して改めて自己分析をしてみるのもおすすめです。業界や企業への理解を深めることで価値観が変わったり、新たに興味を抱くものもあるかもしれないので、そういったことをふまえて自己理解を深めていき、自分にぴったりな志望先を見つけてください。
自己分析方法はこちらの記事で解説しているので、参考にして自己理解を深めていきましょう。
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ケース③「周りは内々定が出ているのに自分は一個もない」
- 周りと比べすぎずに自分と向き合う
- 自分にとって大切なものを今一度考え直す
周りの友人が続々と内々定・内定をもらっている姿を見ると、焦ってしまうのは当然のことです。しかし、内々定・内定はゴールではなく、社会人としてのスタート地点に立っただけにすぎません。
本当に行きたい企業、自分に合う企業に入社し、思い描いたキャリアを実現してこそ「就職がうまくいった」と言えます。そのため、内々定・内定の時期を周りと比較する必要はありませんよ。

キャリアアドバイザー
一刻も早く内々定・内定をもらいたいからといって、適当な企業を受けるのではなく、何が自分にとって大切かを考えながら就活を進めることが大切です。

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる
「出遅れてしまった」「もう無理だ」と感じた時、就職浪人を選んでリセットしようと考える人もいるかもしれません。たしかに、就職浪人の道を選ぶと就職対策にあてられる時間が増えるため、万全の準備をしたうえで就活ができる可能性はあります。
しかし、就職浪人をしたからといって必ずしも希望の結果が得られるとは限りません。就職浪人をすると「既卒」として扱われることになるため、新卒しか門戸の開かれていない企業には就職できない可能性があるうえ、面接では「なぜ新卒で就職をしなかったのか?」という質問に明確な答えを示す必要があるなど、デメリットもあります。
そのため、まずは現状でできることを考え、できる限りの努力を尽くしましょう。たとえ短期間でも集中して行動することで、大きな成果が得られる可能性もあります。
やり切ったうえでどうしても納得できない場合に、最終的に就職浪人を選択肢として検討するのが理想的です。今の現状に目を逸らず、丁寧に向き合い、最善を尽くす姿勢が大切ですよ。
26卒の就活がやばいことについてよくある質問に回答!
26卒では就活の早期化が想定されるだけに、いろいろな不安がありますよね。最後に、26卒の学生からよく寄せられている質問にキャリアアドバイザーが回答します。やみくもに行動しては就活に行き詰まりやすいため、疑問をしっかりと解消しておきましょう。
26卒の就活はやばいのですか?
「就活の早期化」「インターンの重要性の高まり」「社会情勢の混乱」などを背景に、「例年よりも大変な就活になるのではないか?」という声が一部で上がっています。
特に、専門活用型インターンに参加して専門性を評価された学生は、通常より3カ月早い3月から選考可能になる点に注意してくださいね。
ただ、新型コロナウイルス感染症の影響下に比べると、内定率や求人倍率が回復している点は好材料です。オンライン選考の普及でエントリーの可能性が広がるメリットもあるため、26卒の就活に過度な不安を感じる必要はありませんよ。
26卒の就活はいつからやばいと言えますか?
冬季インターンや学校推薦の説明会が多く開催される、2024年12~2月頃から26卒の就活は特に忙しくなります。
その後も、2025年3月に採用情報公開&専門人材の選考開始、6月に本選考開始と、休む間もなくタイトなスケジュールをこなす必要がありますよ。
就活の本格化は2025年3月ですが、効率的に進めるには事前の企業研究と自己分析が不可欠です。「3月から始めればOK」ではなく、3月に向けてコツコツと準備を始めるようにしてくださいね。
26卒の就活がやばいかは対策次第! 内定に向かって今すぐ動き出そう
26卒の就活は、例年以上に内々定出しや選考開始時期が早まると予測されます。従来と同じスケジュールで準備を進めていては余裕がなくなる可能性が高いため、早めの行動を心掛けましょう。
「内定がなかなかもらえない」「自分に合う企業が見つからない」などの状況に陥るかどうかは個人の対策次第です。例年に比べて就職しにくいわけではないため、「26卒の就活はやばい」という周りの言葉に惑わされて、過度な不安を抱えないようにしてくださいね。
26卒の就活がやばいと聞いて焦っています。