例文7選|保険業界の志望動機は過去の経験と企業理解で攻略しよう!

この記事のアドバイザー

保険業界の特徴も紹介! 保険業界の志望動機は○○で差をつける!

目次

  1. 保険業界の志望動機はあなただけの経験と企業理解で差別化しよう
  2. 大前提! 保険業界に関する3つの基礎知識
  3. ①生命保険業界と損害保険業界の違い
  4. ②3つの取扱い商品の違い
  5. ③おもな仕事内容
  6. 志望動機のタネになる! 保険業界ならではの特徴3つ
  7. ①業務内容や職種が幅広い
  8. ②成果によって給与が大きく変わる場合が多い
  9. ③コンプライアンスに対する意識が高い
  10. 志望動機で意識しよう! 保険業界で求められやすい4つの資質
  11. ①誠実な人柄
  12. ②主体性・リーダーシップ
  13. ③決められたルールを遵守する力
  14. ④やるべきことから逃げずに向き合う力
  15. ここがカギになる! 保険業界の志望動機の2つの課題
  16. ①自分だからこそ言える踏み込んだ志望動機を考えにくい
  17. ②大手が多く保険会社ごとの違いに言及しにくい
  18. 保険業界の志望動機は「自己理解×企業理解」の2軸が何より重要になる! 
  19. 自己理解:保険業界志望のきっかけとなる原体験を発掘する
  20. 企業理解:志望先の組織・顧客・商品の違いを分析する
  21. 方向性の参考にしよう! 保険業界の志望動機にぴったりな4つの経験
  22. ①人の挑戦を応援した経験
  23. ②病気・事故から保険のありがたみを感じた経験
  24. ③自分の努力で成果を出すことを楽しんだ経験
  25. ④新しい物事に挑戦することを楽しんだ経験
  26. 独自要素を深掘りしよう! 保険業界・企業の理解を深める4つの注目ポイント
  27. ①組織形態の違いに注目する
  28. ②顧客の違いに注目する
  29. ③販売商品の違いに注目する
  30. ④経営理念の違いに注目する
  31. この流れで考えよう! 保険業界の志望動機をつくる3ステップ
  32. ステップ①:なぜ保険業界を志望するのか原体験と結びつけて説明する
  33. ステップ②:なぜその企業を選んだのか述べる
  34. ステップ③:自分の強みと絡めて入社後どのように貢献したいのか伝える
  35. 職種別に紹介! 保険業界の志望動機例文7選
  36. ①生命保険の営業
  37. ②生命保険の商品企画
  38. ③生命保険の調査・査定
  39. ④損害保険の営業
  40. ⑤損害保険の商品企画
  41. ⑥損害保険の調査・査定
  42. ⑦保険代理店の営業
  43. 保険業界の志望動機をつくりたい人が気になる質問に回答! 
  44. 保険業界の志望動機をつくるうえで重要なことは何ですか? 
  45. 保険業界の志望動機でアピールすべき強みはありますか? 
  46. 保険業界の志望動機は独自の経験と的確な企業理解をアピールしよう! 

保険業界の志望動機はあなただけの経験と企業理解で差別化しよう

こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。学生から、

「保険業界の志望動機は何を書けば良いですか?」
「保険業界の志望動機をつくるときのポイントを教えてください」

という質問をよく受けます。保険業界の志望動機をつくる際には、あなただけの過去の経験を交えながらも、企業への理解を強く押し出すのが大切です。説得力がある志望動機がつくれるので、ほかの学生と差別化することができますよ。

この記事では、保険業界についての基礎知識から、保険業界ならではの特徴、志望動機をつくる際に大切な考え方について解説していきます。保険業界で評価されやすい志望動機をつくるために、ぜひ参考にしてみてください。

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大前提! 保険業界に関する3つの基礎知識

保険業界に関する3つの基礎知識
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就活生

保険業界に就職したいのですが、志望動機がなかなか思いつかなくて困っています。

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キャリアアドバイザー

そうなんですね。志望動機をつくる際には、大前提として業界について知っておくことが必要ですよ。保険業界がどんな業界か理解できていますか? 

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就活生

言われてみれば、あまり理解できていないかもしれません。

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キャリアアドバイザー

では、まずは保険業界に関する基礎知識を押さえていきましょう。

保険業界は金融業界の一つで、保険の加入者から保険料を徴収し、万が一の際には決められた保険金を支払うというサービスを提供しています。

事業モデルが多様なことなどから、保険業界は金融業界のなかでも特にユニークとされているため、業界の特徴や内情の理解が必要不可欠です。

ここからは、保険業界に関する3つの基礎知識について解説していきます。業界を深く理解した志望動機をつくるためも、ぜひ参考にしてください。

①生命保険業界と損害保険業界の違い

保険業界は、「生命保険」と「損害保険」の2つの業界に分かれています。

生命保険業界は、怪我や病気など「人」に万が一があった場合を保障する生命保険を取り扱う業界です

日本は10世帯のうち9世帯が何らかの生命保険に加入しているとも言われる「保険大国」であるため、生命保険業界の市場規模は非常に大きいと言えるでしょう。

しかし、少子高齢化や人口減少の影響は避けられないため、今後は健康増進保険や介護保険などの新たなニーズに合った商品に注力していくことが必要と言われています。

生命保険業界の特徴
  • 「人」に万が一があったときの保障
  • 万が一の際は契約時に決まった額が受け取れる
  • 営業職員から加入するのが一般的
  • ニーズの変化に対応していくことが必要

なお、生命保険業界についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてくださいね。

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生命保険業界ってどんな業界? 職種から志望動機の書き方まで網羅

一方、損害保険業界は、事故や災害などで「物」が被害を受けた場合を保障する損害保険を取り扱う業界です。

損害保険会社は収益の多くを火災保険や自動車保険から得ているものの、近年では自然災害が多発していることや自動車事故率が減少していることから、新たな収益源を開拓する必要性があると言われています。

損害保険業界の特徴
  • 「物」に万が一があったときの保障
  • 受け取れる保険金は実際の被害額を上限とする
  • 代理店からの加入が一般的
  • 新たな収益源の開拓が急務

川﨑 瑛久

キャリアアドバイザーコメント川﨑 瑛久プロフィールをみる

保険代理店の存在感が大きくなってきている

保険業界では近年、保険の販売のみをおこなう保険代理店の存在感が大きくなってきています。「保険は保険会社の営業職員から直接加入するもの」という時代もありましたが、現代では直接加入以外の加入経路も多様化してきており、その一角を担うのが保険代理店です。

保険代理店を利用することで、顧客は保険の比較検討が可能となり、より自分の意向に沿った商品に加入することができます。保険会社にとっても商品を販売する手間を省くことができるため、双方にメリットのある販売チャネルと言えます。

保険代理店は商品をつくることはないため、商品開発に携わりたい人には向きませんが、顧客一人ひとりに向き合って意向にマッチした商品を提案したいと考えている人は、保険代理店への就職を視野に入れても良いかもしれません。

②3つの取扱い商品の違い

保険業界が取り扱う商品は「第一分野」「第二分野」「第三分野」の3つに分かれており、どの商品を取り扱うかによって業務内容が大きく変わります

「第一分野」とは、人が亡くなったとき、もしくは生存して満期を迎えた場合に保険金を受け取れる保険のことを指します。終身保険や学資保険、個人年金保険などが代表的な商品です。なお、第一分野の商品は生命保険会社のみが取り扱うことができます。

第一分野のおもな商品
  • 終身保険
  • 学資保険
  • 個人年金保険

「第二分野」とは、偶然の事故や災害によって被害を被った場合に保険金を受け取れる保険のことです。代表的な商品としては、自動車保険や火災保険、地震保険があります。こちらは損害保険会社しか取り扱うことができません。

第二分野のおもな商品
  • 自動車保険
  • 火災保険
  • 地震保険

「第三分野」とは、第一分野や第二分野の中間に位置し、明確に区分できない商品のことを指します。代表的な商品は、医療保険やがん保険、介護保険です。第三分野の保険は生命保険会社、損害保険会社どちらも取り扱うことができます。

第三分野のおもな商品
  • 医療保険
  • がん保険
  • 介護保険
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キャリアアドバイザー

業界によって扱える商品が違うということを覚えておきましょう。

③おもな仕事内容

保険業界は業務範囲が広く、かつ異なる専門知識やスキルを必要とするため、多様な職種が存在しています。職種によって業務内容はさまざまであるため、まずはどんな職種があるのか、またどんな仕事内容になるのかを押さえておきましょう

ここからは、保険業界のおもな4つの仕事内容について解説していきます。どの業務に就きたいか考えながら読み進めてみてください。

保険業界のおもな仕事内容
  • 営業
  • 商品の企画・開発
  • 資産運用
  • 調査・査定

営業

保険業界の代表的な仕事として、顧客に保険を販売する営業があります。ただし、一口に営業といっても種類によって働き方は大きく異なるため注意が必要です

個人や中小企業に直接保険を販売するリテール営業は、顧客一人ひとりと綿密にコミュニケーションを取る必要があるため、人と話すのが好きな人に向いている仕事です。更新手続きや給付金請求など契約後のアフターフォローも担う場合もあります。

一方、ホールセールは、企業や官公庁などの法人のお客さまに向けて保険を販売します。企業の業務内容への深い理解が必要不可欠であるため、幅広い知識が必要となるケースが多いです。企業が抱えている課題などを引き出すヒアリング力も重要となってくるでしょう。

また、代理店営業は、自社の商品を取り扱う代理店に商品内容の説明や販売資料を提供することで、間接的に営業活動をおこないます。代理店との関係性が肝となるため、いかにして代理店との信頼関係を構築するかが重要となるでしょう。

営業職の種類と仕事内容
  • リテール営業:個人や中小企業へ商品の提案・フォロー
  • ホールセール:法人や官公庁へ商品の提案・フォロー
  • 代理店営業:代理店へ商品提案・販売手法や資料の提供

商品の企画・開発

商品企画は、人々や企業、経営者が何に対して不安を抱え、どんな商品が求められているのかを調査・分析したうえ、時代のニーズをとらえた商品を企画します。

また、病気や事故が起こる確率を計算し、適切な保険料などを算出することで数字的な側面から商品の企画・開発を支えるアクチュアリーという仕事もあります。アクチュアリーは統計学などの知識が必要不可欠なため、専門性の高い仕事と言えるでしょう。

商品企画は社会のニーズを的確に捉えるための情報収集力や分析力が、アクチュアリーでは数理学への深い理解と専門知識が必要とされますよ

企画・開発職の仕事内容
  • 社会情勢などから人々のニーズを分析する
  • 新商品の企画をする
  • リスクを計算し保険料を決める

ただし、企画職は華やかに感じられるかもしれませんが、憧れだけで就ける職種ではないという側面もあります。企画職の仕事内容や適性について、より深く知りたい人はこちらの記事も参考にしてみてください。

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資産運用

顧客から預かった保険料を適切に運用し、利益を生み出すのが資産運用の仕事です。

資産運用部門では、市場の動向を分析し、国債や株式などに投資をしながら安定的に保険料を運用することで、経営を維持するための利益を生み出しています。

生命保険が持つ資産は規模が大きく、世間に対する影響力も大きいとされているため、安定性だけでなく環境問題や社会問題にも配慮した運用をすることが求められます。

深い金融知識はもちろん、多くのミーティングを介して運用方針を決めるため、意見を交流したりまとめたりするコミュニケーション力も必要とされる仕事です

資産運用職の仕事内容
  • 市場の動向を分析する
  • 資産運用計画を策定する
  • 国債や株式などの投資先を決める

調査・査定

保険金を支払う際に事実関係を調査するのが保険調査員です。

調査員は、交通事故などが起こった際どのような状況で事故が起こったか、その程度の破損があったかなどを調べることによって、過失割合や支払い額を決めます。

また、医療保険などの給付金請求があった際に、支払いが可能かどうかや支払額を査定する部門も存在します。

どちらも顧客の満足度に大きくかかわる仕事になるため、慎重さや高い倫理観が必要とされますよ

調査・査定職の仕事内容
  • 事故状況を詳しく調査する
  • 保険金の支払い可否を判断する
  • 顧客やディーラーとの調整をおこなう

志望動機のタネになる! 保険業界ならではの特徴3つ

保険業界ならではの特徴3つ
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就活生

だんだん保険業界についてわかってきた気がします。さっそく志望動機をつくってみますね! 

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キャリアアドバイザー

ちょっと待ってください。志望動機を考えるには、基本的な業界理解だけでなく、どんな特徴があるのかを把握することが大切ですよ。

志望動機を考えるためには、保険業界ならではの特徴を押さえたうえで、自分の適性や興味・関心に沿ったポイントを見出すことが大切です。志望動機のなかで業界の特徴をしっかり理解していることを伝えられると、高評価にもつながりますよ。

面接官に響く志望動機をつくるためにも、一緒に確認していきましょう。

①業務内容や職種が幅広い

保険業界の特徴の一つとして、業務内容や職種が幅広いという点があります。前述のとおり、保険業界では営業一つとってもさまざまな種類があり、どれに該当するかによって仕事内容は大きく異なります。

総合職として入社した場合、入社後に営業、企画、査定など幅広い業務のなかから仕事内容を選択する必要があるため、自分はどの職種がやりたいのか明確に説明できるようになっておくことがいっそう重要になってくるのです

保険業界の職種例
  • 営業
  • 商品企画
  • 引受査定
  • 資産運用
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キャリアアドバイザー

若手のうちは営業などの現場を経験する場合が多いので、最初から志望職種に付けない場合が多いことも覚えておきましょう。

②成果によって給与が大きく変わる場合が多い

保険業界では、成績によって給与が変わる仕組みを導入している場合が多くあります。そういった給与が成績に連動する仕組みを「歩合制」といい、保険業界では特に営業職で採用されている場合が多いです

ただし、国内の保険会社の場合、給与の全額が歩合制となっているわけではなく、固定給と歩合制を組み合わせた給与体系となっているケースがほとんどです。

営業成績が良ければ若くとも高い給料が得られる可能性があり、結果を出せば出すだけ収入が得られる点を魅力的に感じる人もいるかもしれません。

保険業界でよくある給与体系の例
  • 固定給+歩合給
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キャリアアドバイザー

若いうちから活躍したい人や、自分の実力を試したいという人にはピッタリと言えます。

上村 京久

キャリアアドバイザーコメント上村 京久プロフィールをみる

実力主義の環境が自分に合うかどうか慎重に見極めよう

保険業界では基本給に加えインセンティブを上乗せする給与体系を採用していることが一般的で、その割合は年間保険料のおよそ20〜30%程度と言われています。

たとえば年間の保険料が30万円の商品を1件契約できた場合、20%の6万が給与に上乗せされます。ひと月に換算すると5,000円のプラスとなるイメージです。ただし、インセンティブ割合が高いことが必ずしも良いとは限りません。うまく契約がとれなかった場合、低い基本給のまま働き続けなければならないというケースもあります。

また、募集要項に書かれている「年収例」は成績優秀な人の例であることが多く、必ずしもそのとおりの収入を得られるわけではありません。こういったデメリットも考慮のうえで、実力主義の環境が本当に自分に合うかどうかを慎重に見極めることが大切です。

③コンプライアンスに対する意識が高い

保険業界では、個人情報漏洩や不正請求といった不祥事が発生する場合があります。こういった不祥事が起こると、保険会社は顧客からの信頼を大きく損ない、会社としての評価も下がってしまいます。

保険会社は金融庁の監督のもとに経営されているため、金融庁から業務の停止を命令されてしまえば、会社が倒産してしまうことも考えられるのです

そのため、そういった不祥事を起こすことのないよう、保険業界ではルールを守ることが強く求められます。コンプライアンスに対する意識は人一倍高いと言えるでしょう。

保険業界で遵守すべき法律の例
  • 個人情報保護法
  • 金融商品取引法
  • 消費者契約法
  • 金融商品販売法
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キャリアアドバイザー

だらしない印象やルーズな印象を抱かれないように注意する必要があります。

志望動機で意識しよう! 保険業界で求められやすい4つの資質

保険業界で求められやすい4つの資質

保険業界の志望動機をつくる際には、基本的な業務知識や特徴のほかにも、求められやすい資質を押さえておくことも重要です。

保険業界では、顧客と信頼関係を築く必要性があることから誠実な人柄が求められます。また、主体性やルールを守ったうえで粘り強く目標に取り組む力も必要とされますよ。当てはまっているものがあれば、積極的にアピールしていきましょう。

ここからは、保険業界で求められやすい4つの資質について解説していきます。

①誠実な人柄

保険業界に就職する際に大前提として必要となるのが、誠実な人柄です。

保険会社の仕事は顧客に万が一があった場合にサポートすることであるため、人を助けることにやりがいや喜びを見出すことができる、使命感にあふれた誠実な人材が求められます

顧客に信用してもらうことが何より大切である保険会社だからこそ、いっそう誠実さが重んじられると言えます。

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キャリアアドバイザー

人の気持ちに寄り添うことができる人に向いていますね。

②主体性・リーダーシップ

組織を引っ張ることのできる主体性やリーダーシップも、保険業界においては重要な資質です。

保険業界では、少子高齢化や自然災害の増加、資産形成意欲の高まりなど、さまざまな時代背景から生まれる新たなニーズに対応していくことが求められています。そういった新たなニーズをとらえるためには、新商品の開発や時代に合わせた会社経営が必要不可欠です。

そのため、会社や商品の変革を主導していけるような強いリーダーシップがある人材が好まれる傾向にあるのです

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キャリアアドバイザー

周りを巻き込んで変革を起こせる人材が求められる一方で、規律をしっかり守ることも重視されますよ。

なお、リーダーシップをアピールしたいという人は、こちらの記事もチェックしてみてください。アピールする際の注意点などを解説しています。

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リーダーシップをアピールする際は、言い換えることでより効果的に伝えることができます。企業がなぜリーダーシップのある人材をもとめるのかを理解したうえで、例文を参考に是非作成してみてください。

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③決められたルールを遵守する力

金融庁や会社に決められたルールを忠実に守る力も大切です。

保険会社の仕事では、顧客の年収や健康状態など数多くの個人情報を預かる必要があります。そういった情報を漏らさないようにするためにも、保険会社には数多くの守るべきルールが定められています。

なかには法律にかかわるものもあるため、万が一ルールを破ってしまうと、個人の問題だけでなく会社全体の問題ともなりかねません。最悪の場合、会社が傾く可能性もあります。

そのため、規律やルールを遵守できる人材が強く求められるのです。

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キャリアアドバイザー

自分なりの仕事のやり方にこだわりたい人や、細かいルールを守ることが苦手な人には不向きな可能性があります。

④やるべきことから逃げずに向き合う力

営業職のような一部の業務については、高いノルマが設定されるケースもあります。

ノルマを達成するためには、やるべきことから逃げずに向き合う力が必要となります。仮に達成が困難だと感じられたとしても、なんとか達成する方法はないか、どうすれば達成に近づけるのか、考え行動し続けることが重要です

また、顧客と接する部門ではクレームの対応が必要となったり、各所と厳しい交渉が必要なシーンも出てきます。そういった困難な状況においても粘り強く対応していくことが必要となるのです。

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キャリアアドバイザー

逆境を乗り越えた経験があれば良いアピールとなるでしょう。

ここがカギになる! 保険業界の志望動機の2つの課題

メーカーなどとは異なり、保険は万が一がない限りそのありがたみを感じることはありません。そういった学生にとって縁遠い保険業界は、志望動機が思いつきにくいという側面があります。また、保険会社ごとの違いも見出しにくいと感じる学生も多いようです。

ここからは、保険業界の志望動機をつくる際によく直面する課題について解説していきます。まずはどんな課題があるのか確認していきましょう。

①自分だからこそ言える踏み込んだ志望動機を考えにくい

保険業界の志望動機をつくるうえで最初に直面する課題に、志望動機が考えにくいという点があります。

そもそも、保険そのものの仕組みが複雑でわかりにくく、業界の仕組みを具体的に理解することが難しい傾向にあります。そのうえ、保険は万が一の事態がない限りありがたみを感じる場面が少ないことから、多くの学生にとって縁遠いものとされがちなのです。

そのため、保険業界の志望動機をつくろうとすると「困った人を助けたい」などの抽象的かつ誰にでも当てはまるような志望動機となってしまうケースが多く見られます。

学生が踏み込んだ志望動機を考えにくい理由
  • 保険の仕組みや制度が複雑
  • 万が一の自体に接することが少ない
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キャリアアドバイザー

実際のところ福利厚生の手厚さや給料などを理由に志望する人も少なくないため、なおさら考えにくいとされているようです。

②大手が多く保険会社ごとの違いに言及しにくい

保険業は内閣総理大臣の免許が必要であることもあり、新規参入のハードルが高い業界であるため、市場は大手会社の寡占状態です。

そのうえ、国内の限られた顧客を奪い合う必要があり、競争が激化していることから、一社が新商品を出してもすぐに他社が似たような商品を販売するといった状況が続いています

そのため、企業研究をしようとしても、一見どの会社も似たようなサービスを提供しているように見え、保険会社ごとの違いを見出しにくい傾向があります。

保険会社ごとの違いに言及しにくい理由
  • 新規参入がしにくい業界のため大手企業の寡占状態
  • 各保険会社が似たようなサービスを提供している
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キャリアアドバイザー

保険会社も違いが見出しにくいからこそ、「なぜうちを選んだのか?」を掘り下げて聞いてきます。ここでしっかり答えることができれば、ほかの学生と差別化することができますよ。

保険業界の志望動機は「自己理解×企業理解」の2軸が何より重要になる! 

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就活生

課題は理解できましたが……。ではどうすれば解決できるのでしょうか。

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キャリアアドバイザー

自己理解と企業理解の2つの軸を用いて考えると良いですよ。

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就活生

自己理解と企業理解ですか。

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キャリアアドバイザー

はい。どちらか片方ではなく両面から考えることで、説得力のある志望動機にすることができます。

保険業界の志望動機をつくる際は、自己理解と企業理解の2つの軸をもとに考えましょう。この2つの軸を入れこむことで、独自性があふれる良い志望動機をつくることができます。一緒に確認していきましょう。

自己理解:保険業界志望のきっかけとなる原体験を発掘する

一つ目の軸は、自己理解を深めることで保険業界を志望するきっかけとなる原体験を発掘することです。「人をサポートしたい」というありきたりな志望理由であっても、心動かされた過去の経験を掘り下げることで、自分だけの独自性を持った良い志望理由にすることができます

原体験を発掘するための手法はさまざまですが、一般的には自分史やモチベーショングラフ、マインドマップなどを用いた自己分析が一般的です。

原体験を発掘するための自己分析法
  • 自分史をつくる
  • モチベーショングラフを書いてみる
  • マインドマップで整理する

なお、自己分析の詳しい方法についてはこちらの記事で解説しています。原体験がなかなか出てこないという人はぜひチェックしてみてください。

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企業理解:志望先の組織・顧客・商品の違いを分析する

二つ目の軸は、志望先の組織や顧客、商品の違いを分析し、その違いを志望動機に練り込むことです。

前述のとおり、保険業界は寡占状態であり、似たようなサービスを提供しているケースが多くあります。しかし、実際は組織形態や理念、顧客などは会社によってさまざまで、特色があることが多いです

そういった違いを明確に理解していることをアピールしたうえで、自分のどのようなところが企業とマッチしているのか伝えることで、志望動機に説得力を出すことができますよ。

企業を理解する際に着目すべきポイント
  • 組織の違い
  • 顧客の違い
  • 商品の違い

なお、企業を深く理解するためには企業分析が必要不可欠です。企業分析のポイントや便利なフレームワークについてはこちらの記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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方向性の参考にしよう! 保険業界の志望動機にぴったりな4つの経験

保険業界の志望動機にぴったりな4つの経験

原体験と言われても、具体的に思いつかないという人も多いのではないでしょうか。

ここからは、保険業界の志望動機にぴったりな4つの経験について解説していきます。当てはまるものがあった場合は、積極的に練り込んでいきましょう。

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キャリアアドバイザー

なお、この4つに当てはまらないからといってだめなわけではありません。ほかの経験であっても十分志望動機に使える場合もありますよ。

①人の挑戦を応援した経験

保険は、万が一があった際の金銭的なリスクを引き受けることで、人々の挑戦を支える役割があります。たとえば留学保険では、海外という慣れない土地で怪我や病気をした場合のリスクを引き受けることで、人々は安心して留学に挑戦することができます。

そのため、人の挑戦を応援した経験があり、それにやりがいを感じたために保険業界を志望した、という流れで志望動機をつくることができれば、非常に説得力を持たせることができるのです。

人の挑戦を応援した経験の例
  • 塾講師として受験生を指導し、志望校への挑戦を応援した
  • 友人の就職活動のために他己分析や模擬面接の相手になったりした

②病気・事故から保険のありがたみを感じた経験

自分や身近な人が病気や事故に遭い、保険を使った経験がある場合なども志望動機の大きな原体験となります。

病気や事故の経験自体はつらいものですが、「保険によって助けられた経験がある。だからこそ今度は自分が助ける側に回りたい」という実感をともなった志望動機は何よりも高い説得力を持ちます。

なお、怪我や病気の経験はあるが保険は使わなかった場合でも、不自由な体験から必要性を強く感じた、という話の展開にすると良いでしょう

保険のありがたみを感じた経験の例
  • 親が病気を患い長期入院したが、保険金が下りたため進学できた
  • 一人暮らしで生活がギリギリのとき、入院して治療費の工面が大変だった

③自分の努力で成果を出すことを楽しんだ経験

目標に向かって努力を重ね、成果を出すことが楽しいと感じられた経験があれば、それも保険業界の志望動機にぴったりの経験であると言えます。

保険業界では、高いノルマや目標に向かって努力することが強く求められる場合があります。そのため、一見困難と思える目標でも粘り強く工夫しながら取り組み、成果を出す経験があれば、「適性がある」とみなされやすいのです

自分の努力で成果を出すことを楽しんだ経験の例
  • 日々創意工夫しながら練習を重ねた結果、サークルの大会で好成績を残せた
  • アルバイトでメニューや接客方法、マニュアルの工夫を重ねることで売り上げを伸ばした
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キャリアアドバイザー

なるべく長期スパンで取り組めたものがあればベストです。

④新しい物事に挑戦することを楽しんだ経験

保険業界の志望動機には、「新しい物事に積極的に取り組むことを楽しんだ経験」もぴったりと言えます。

国内の市場が頭打ちである保険業界では、新たなニーズをとらえた革新的な商品や、海外進出に力を注ぎ始めています。そのため、新しい物事に臆さず挑戦した経験がある人も保険会社にとっては魅力的に映りやすいのです

新しい物事に挑戦することを楽しんだ経験の例
  • サークル活動で新しい取り組みやイベントを企画し、成功を収めた
  • 大学2年生から未経験の合唱部に入部しソロを勝ち取った

加藤 大智

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挑戦を楽しめる積極性とルールを守る誠実さの両立が求められる

保険業界は金融商品を扱う業界なので、商品を提供する人間、つまり営業職に対する信用が非常に大切になってきます。

そのため、新しい物事に挑戦していける積極性だけでなく、「決められたルールは守る」という誠実な姿勢も同時にアピールしていくことが重要です。

たとえば、サークル活動で新しいイベントを企画するような積極性のみならず、会場の手配や各所への調整など細やかな部分のルールも守ったうえでの活躍が期待されます。

変化や挑戦を楽しめる姿勢を持ちつつ、ルールを守り丁寧に顧客に接する誠実さや堅実さを両立させられる能力が、保険業界では求められるのです。

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独自要素を深掘りしよう! 保険業界・企業の理解を深める4つの注目ポイント

保険業界・企業の理解を深める4つの注目ポイント
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就活生

企業理解が大事なのは理解できますが、どうやって理解を深めたら良いのですか? 正直どこも同じように感じてしまいます……。

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キャリアアドバイザー

似通ったサービスを提供する会社を比較するのは難しいですよね。ただ、ここを明確に説明できるとほかの学生と差別化できますよ。

原体験を入れることと同じくらい重要なのは、企業理解を深め「保険業界のなかでもなぜその企業を選んだか」を明確にすることです。

保険業界の企業理解を深めるためには、組織形態、顧客、販売商品、経営理念の違いについて注目して考えるのがおすすめですよ。一緒に確認していきましょう。

①組織形態の違いに注目する

まず最初に着目すべきは、組織形態の違いです。保険会社独自の特徴として、会社形態が株式会社と相互会社の2つに分かれていることがあります。

株式会社とは、株式を発行して集めた資金によって経営をおこなう企業のことです。特徴としては、営利を目的として経営されており、生み出した利益は出資者である株主に還元されることや、会社の運営や方向性を株主が決定することなどがあります。

一方、相互会社は、保険契約者が互いに扶助し合うことを目的として設立された会社であり、営利目的ではありません。契約者全員が社員とされ、生み出された利益はすべて社員に還元されます。そのため、保険契約者に回る配当金などが高くなる傾向があります。

どちらの形態が優れているということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあることを押さえておきましょう。志望先の企業組織形態がどのような形になっているのか確認をすることで、会社が何を重視して会社を経営しているのかが理解できますよ

株式会社               
  • メリット:柔軟な資金調達が可能なため事業展開の自由度が高い      
  • デメリット:経営が株主の意向に左右される
相互会社
  • メリット:契約者を第一優先とした経営ができる 
  • デメリット:資金調達が難しい

長尾 美慧

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構造が複雑な保険業界だからこそ、その特殊性を理解しているかどうかが大事

記事にあるとおり、保険業界には株式会社と相互会社の2種類が存在します。こうした「業界ならでは」の特殊な部分は面接での質問項目になりやすいと言えます。なぜなら、本気でその業界で働きたいと考えている学生なら、当然知っておくべき知識だと企業は考えるからです。もしこういった基本知識を押さえられていないと、熱量が低いと思われてしまう可能性があります。

特に保険業界は構造がやや複雑で理解が難しいからこそ、学生がどのくらい業界について深く理解しているかを見極め、自社とマッチするかどうかを判断しようとするのです。

②顧客の違いに注目する

どういった顧客層に力を入れているのかチェックすることも、会社ごとの違いを見出すのに役立ちます

たとえば、個人の顧客に力を入れているのか、法人や団体の顧客に注力しているのかによっても、携われる仕事や求められる能力が大きく異なります。

営業では、個人をメインの顧客としている会社ならば、一人ひとりに寄り添った提案をする力や信頼関係を構築する力が必要です。

一方で、法人や団体をおもな顧客としている場合は、大企業や官公庁を相手にするケースが多いため、企業への深い理解や課題を引き出すヒアリング力が求められるでしょう。

このように、どんな顧客をメインターゲットとするかによっても企業の違いを見つけられる場合があります。

顧客の例
  • 個人
  • 法人
  • 官公庁
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キャリアアドバイザー

顧客の年齢層や地域などにも着目してみるとより詳しい分析ができますよ。

③販売商品の違いに注目する

販売している商品に着目して考えてみるのも一つの手です。保険会社によっては、他社にはないユニークな商品を販売していることもあります

たとえば、住友生命保険相互会社の「Vitality」は、今までの「万が一があったときに備える」という保険の大前提から脱却し、そもそも「万が一」の事態が発生しないよう、健康を維持・増進するための保険です。

また、現在新たなニーズと言われる介護保険に注力している会社や、企業活動に対する保険に力を入れている会社もあります。

こういった商品の特徴から、企業の大事にしている価値観や方向性を分析することもできます。

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キャリアアドバイザー

企業の主力商品がどんな商品なのかよく調べ、理解しておきましょう。

④経営理念の違いに注目する

企業ごとの違いを理解するためには経営理念にも着目してみると良いでしょう。

各社の経営理念をホームページなどでよく読み込んでみると、「アフターフォローに力を入れる」と宣言している会社や、「希望に満ちた世界を実現する」など日本のみならず世界を視野に入れている会社もあることが確認できます

このように、経営理念の細かな違いを確認することで、その会社の特色がよく見えてくる場合がありますよ。

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キャリアアドバイザー

経営理念には、その会社の価値観が現れてきます。自分の大事にしている価値観と近いかどうか考えてみてくださいね。

経営理念・ビジョンの例
  • 明治安田生命:「お客さまから信頼を得て選ばれ続ける、人に一番やさしい生命保険会社」
  • 第一生命:「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」

なお、経営理念を志望動機として入れる場合には注意点もあります。詳細については以下の記事で解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。

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例文6選|志望動機で企業理念を盛り込む方法と失敗パターンを解説

この流れで考えよう! 保険業界の志望動機をつくる3ステップ

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就活生

志望動機をつくるポイントは理解できたのですが、話をどう組み立てていけば良いかわかりません……。

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キャリアアドバイザー

いろいろな要素があると難しいですよね。まず志望動機を作る流れを一緒に確認していきましょう。

ここまで、保険業界の志望動機をつくるための重要な要素について確認してきました。ここからは、今まで考えてきた要素を組み合わせて、魅力的な保険業界の志望動機を3ステップに当てはめながらつくっていきましょう。

ステップ①:なぜ保険業界を志望するのか原体験と結びつけて説明する

まず、なぜ自分が保険業界を志望するに至ったかを過去の経験を絡めて説明しましょう。ここで重要なのは、その体験を通して感じたことや考えたことを深掘りし、自分の言葉で明確に伝えることです。

過去の経験自体はありきたりなものだったとしても、そこから何を考えたのかは人によってさまざまで、その人の価値観が出る部分になります。自分をアピールするポイントだと思ってしっかり説明するようにしましょう。

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キャリアアドバイザー

長すぎると冗長な印象を抱かれる可能性もあるため、エピソード自体はなるべく簡潔にまとめると良いですよ。

例文

学生時代に塾講師として生徒の希望どおりの進路が叶うよう応援した経験から、自分のモチベーションは他者の挑戦を応援することにあることに気づきました。保険業界は金銭的な面から人の挑戦を長期的に支えることができると考え、志望しました。

ステップ②:なぜその企業を選んだのか述べる

次に、保険業界のなかでもなぜその企業を志望するのか、理由を詳しく述べましょう。

前述の企業研究を実施してつかんだ企業の特徴をもとに、その企業がいかに自分のやりたいことや価値観に近いのか説明してください。説得力を高めるために、複数の特徴をあげながら説明するのがおすすめです

その企業独自のユニークな点を正確に理解していることが伝われば、「自社にマッチしそうな人材だ」という印象を抱かれる可能性が高いです。

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キャリアアドバイザー

どの企業にも当てはまってしまいそうな内容は避けてくださいね。

例文

保険業界のなかでも、貴社は企業のリスクを引き受けることで挑戦を後押しする〇〇保険に力を入れていることや、販売後のアフターフォローを大事にしていることから、私の「人の挑戦を長期的に支えたい」という思いに合致していると感じたため、貴社を志望しました。

ステップ③:自分の強みと絡めて入社後どのように貢献したいのか伝える

最後に、自分の強みに触れつつ入社後どのように貢献したいのかを伝えましょう。

「コミュニケーション力を活かし個人営業で活躍したい」や、「ヒアリング力を活かしてニーズをとらえた商品を開発したい」など、端的に一言でまとめるとわかりやすいです。

ポイントは、携わりたい業務内容を具体例に説明すること。保険業界は職種が幅広いため、入社後に何をやりたいかを明確に伝えることが重要ですよ。

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キャリアアドバイザー

入社後にやりたいことがイメージできていると、入社意欲が高いとして評価されやすいです。

例文

入社後は、塾講師の経験から培った「一人ひとりと向き合い綿密にコミュニケーションを取る力」を活かしてリテール部門の営業職として働き、誰よりも顧客から支持されるライフプランナーを目指したいです。

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職種別に紹介! 保険業界の志望動機例文7選

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就活生

志望動機をつくる流れは理解できました! 

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キャリアアドバイザー

それは良かったです。これでつくり始められそうですか? 

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就活生

うーん、実際に作成するとなると、どんな内容を盛り込めば良いか迷ってしまいますね。

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キャリアアドバイザー

そうですよね。では、実際の例文を見ながら確認してみましょう。

ここからは、職種別に保険業界の志望動機例文を7つ紹介していきます。職種によってもアピールしたい経験は変わってくるので、あなたの志望職種に合わせてどのように伝えると魅力的か考えながらチェックしてみてください。

①生命保険の営業

例文

私が生命保険業界を志望したのは、試行錯誤しながら成果を追及しながらも、誰かの喜びや長期的なサポートにつながる仕事に就きたいと考えたためです。

私は大学3年生からマーケティングゼミに所属し、地元企業様とのコラボ企画に取り組みました。約1年にわたり、メンバーや企業様と協議を重ねて開発した新商品を販売した結果、当初の売上目標を達成することができました。この経験から、課題解決に向けて試行錯誤しながらも、誰かのためになる仕事に全力で取り組み、達成感を感じたいと考えるようになりました。

そんな私だからこそ、顧客の人生設計や将来の安心を支える重要な役割となる生命保険という商品に関心を持ち、同時に貴社が単なる商品提案にとどまらず、長期的なサポートを通じて信頼関係を築くことに注力されている点に惹かれ、志望いたしました。入社後は、ゼミ活動で培ったコミュニケーション力を活かし、顧客のライフステージに合わせた最適な保険商品を提案し、「この人に相談して良かった」と思っていただける営業担当者を目指してまいります。

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キャリアアドバイザー

ゼミの経験から、どんなキャリアを築きたいのか、何のために仕事をするのかまでが明確で、そのうえで、生命保険業界やこの企業を志望していることが伝わる志望動機となっていて、とても良いと思います。

②生命保険の商品企画

例文

私が生命保険業界を志望したのは、顧客の人生のサポートを通して、多くの人の笑顔を生み出すことができると感じたからです。

大学入学後も大きな挑戦をしたいと考えた私は、学園祭の実行委員長に立候補しました。準備期間中は多くの課題に直面しましたが、皆でアイデアを出しながら一つずつ解決策を見つけ、結果として多くの学生に喜んでもらい、大きな達成感を得ることができました。

このような経験もあり、誰かの役に立つ商品やサービスを企画することに強く惹かれ、なかでも人生設計のサポートを通して安心を生み出すという重要な役割を担う生命保険商品の企画職に就きたいと考えております。そんな私が貴社を志望したのは、貴社では社員が主体的に挑戦できる環境があり、多様な顧客ニーズに応じた商品を企画し、時代の変化に対応されている点に惹かれたためです。

入社後は、これまで培った協働力や課題解決力を活かしながら、顧客ニーズに応じた商品企画に挑戦し、多くの人に喜ばれるサービスを生み出せる人材になることを目指してまいります。

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キャリアアドバイザー

原体験から入社後の目標までの流れにも納得感があり、志望度の高さが伝わってくる例文だと思います。また、全体を通して挑戦心の強さがしっかりとアピールできているのも良いと思います。

③生命保険の調査・査定

例文

私が生命保険業界を志望したのは、父が病気で長期入院をすることになったときに保険に助けられ、保険とは家族を支える大きな力となり、また生活を守る基盤にもなると実感したからです。

この経験から、保険の価値を最大限に発揮させる調査・査定職に携わりたいと考えております。また、オープンキャンパスの学生スタッフのアルバイト経験から、お客様から信頼されるためには、何かを判断して行動する際は常に顧客ファーストであること、嘘や偽りで取り繕わないことが大切ということを学びました。だからこそ、貴社が公正かつ迅速な査定を通じて信頼性の高い保険サービスを提供されていたり、顧客からの信頼を第一に考え、透明性の高い業務を推進している姿勢に惹かれました。

入社後は、これまでのアルバイトなどで培ってきた課題解決力やコミュニケーション力を活かして、顧客に安心と信頼を届けられる査定担当者を目指してまいります。

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キャリアアドバイザー

生命保険業界や調査・査定職を志望したきっかけ、企業の特徴で魅力に感じた部分どちらに対しても、経験したからこその思いを言語化することで強い納得感がある志望動機になっていると思います。

④損害保険の営業

例文

私が損害保険業界を志望したのは、顧客のニーズや課題を把握して最適な提案をおこない、そのうえで信頼関係を強めていく損害保険の営業職に挑戦したいと考えたからです。

私は大学に入学してから、将来のためのスキル向上を目的としてITパスポートや英検準1級の取得を目指し、勉強方法を改善しながら多くの時間を費やしたことで、両資格とも合格することができました。この経験から、自分の努力が成果につながる喜びを改めて感じるとともに、目標達成に向け自己成長を図りながら行動していく面白さを知りました。

そんな私だからこそ、幅広い保険商品で、顧客一人ひとりに寄り添った提案を重視しつつ、社員の自主性を尊重し成長を支援する環境が整っている貴社に魅力を感じ、志望いたしました。

入社後は、顧客に信頼される提案をおこなえる人材となれるように、常に学ぶ意識を持ち、日々精進してまいります。そしてゆくゆくは多くの方の安心を支え、貴社の発展に貢献してまいります。

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キャリアアドバイザー

検定取得に取り組んだ経験を上手に使って、挑戦意欲や成長意欲の高さのアピールができていると思います。

⑤損害保険の商品企画

例文

私が損害保険業界を志望したのは、多様なニーズに応える商品を企画し、社会に価値を提供する損害保険の商品企画職に挑戦したいと考えたからです。

私は大学2年生からテニスサークルの部長を務め、メンバー同士の交流を深めるためのイベントを毎月企画してきました。メンバーの希望をヒアリングし、皆に楽しんでもらうことを意識して企画したところ、メンバーの楽しそうな様子を見れたり、感謝の言葉をもらえたことで、新しいものを生み出し、形にする喜びを実感しました。

そして、貴社の説明会に参加した際に、貴社が扱う商品数が他社と比べて多い理由として、社員が自主的にアイデアを出し、企画に挑戦することを最も推奨しているからというお話を伺い、貴社の考えにとても惹かれました。

入社後は、サークル活動で培った発想力や実行力を活かし、顧客一人ひとりに寄り添った商品企画に挑戦し、貴社の成長に貢献しながら、社会に対しても新しい価値を提供できる人材となれるように全力を尽くしてまいります。

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キャリアアドバイザー

サークルの交流イベント企画からでも、抜き取り方を工夫することで、業界や職種への志望理由につなげることができるという良い例文だと思います。

⑥損害保険の調査・査定

例文

私が損害保険業界を志望したのは、人の挑戦を支え、目標達成のサポートができる仕事にやりがいを感じる経験をしたからです。

私は現在、塾講師として志望校合格を目指す受験生のサポートをしています。担当の生徒に対して、それぞれの弱点を分析し、個々に合った学習方法を提案した結果、点数が飛躍的に伸びていったときの生徒の笑顔を見ることが何よりも嬉しく、もっともっと誰かのサポートに力を尽くしたいと思うようになりました。

貴社の説明会に参加した際に、損害保険の調査・査定職は、公平かつ迅速に保険金の支払いを判断し、顧客の生活再建をサポートする重要な役割を担う仕事であると知り、とてもやりがいのある仕事だと感じました。また、貴社は、顧客一人ひとりの状況に寄り添うことを軸としながら、公正な調査と迅速な査定をおこなうことで社会的に大きな信頼を得ている点に魅力を感じました。

入社後は、塾講師の経験で培った分析力を活かしながら、一人でも多くの顧客の生活再建のために力を尽くしてまいります。

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キャリアアドバイザー

この例文のように、アルバイトをするなかで自分の心が動いたシーンがあれば、それは十分に志望動機の原体験として使えるものになります。自己分析をしっかりとおこなって、職種とマッチするものを探してみてください。

⑦保険代理店の営業

例文

私が保険業界を志望したのは、顧客の人生設計や安心をサポートする提案を通して、目標や挑戦を支える重要な役割を担える保険の営業職になりたいと考えたからです。

所属している大学のゼミで、私は研究発表を控えた仲間に対して、発表資料の作成を一緒に進めたり、プレゼン練習の相手を務めました。発表当日、仲間が自信を持って発表に臨み、成功を収めたときには、私自身も大きな喜びとやりがいを感じました。この経験から、人を支えたり、目標達成に向けてサポートする仕事に就きたいと考えるようになりました。

そして、説明会でお話を伺うなかで、幅広い保険商品を取り扱うからこそ、社員の皆様の成長意欲が高いこと、そして顧客一人ひとりの課題に真摯に向き合い、人生に併走するサポートターであろうとする姿に強く惹かれ、志望いたしました。入社後は、ゼミ活動で培ったサポート力を活かし、顧客から信頼される営業担当者に一日でも早くなれるように励んでまいります。

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キャリアアドバイザー

単純に保険の営業職と表現するのではなく、自分が捉えている仕事の本質部分を営業職の形容詞として伝えているのがいいですね。また、全体を通して「サポート」という内容で一貫しているのもいいですね。

保険業界の志望動機をつくりたい人が気になる質問に回答! 

保険業界の志望動機をつくりたい人のなかには、どんなことを重視すれば良いのかやどんな強みをアピールするのが適切なのか気になる人もいるでしょう。

ここからは、そのような学生の質問にキャリアアドバイザーが回答していきます。

保険業界の志望動機をつくるうえで重要なことは何ですか? 

保険業界の志望動機をつくるうえで重要なのは、志望するきっかけとなった出来事を過去の経験から発掘することや、企業独自の特徴を明確に押さえることです。

自分ならではの経験と絡めることで独自性を、企業分析を徹底して企業の特徴をつかむことで企業とのマッチ度をアピールできますよ

また、保険業界は多様な業務内容が存在するため、自分がどんな業務に携わりたいのか明確にしておくことも重要です。

保険業界の志望動機でアピールすべき強みはありますか? 

保険会社によって評価される強みはさまざまですが、業界全体を通して評価されやすい強みとしては、「やるべきことから逃げずに向き合う力」や「決められたルールを遵守する力」があります。

保険会社では職種によって高いノルマが課されることもあるため、難しい目標でも逃げずに向き合う力があれば適性があるとみなされやすいです

また、金融庁の監督のもと厳しいルールが定められている保険業界では、不祥事を起こしてしまうと会社の存続にもかかわる事態となってしまいます。そのため、決められたルールをしっかり守れる人であることが求められるのです。

保険業界の志望動機は独自の経験と的確な企業理解をアピールしよう! 

ここまで、保険業界の特徴や求められやすい資質、志望動機を考える際のポイントを詳しく解説してきました。

保険業界は自分ならではの志望動機が考えにくい側面があるため、過去の経験と結びつけて説明することで独自性を出すのがおすすめです。

また、他社との違いを見つけにくく、かつ職種も多様な保険業界だからこそ、正確な企業理解をアピールすることでほかの学生と差をつけましょう。

上記の2点を守って志望動機をつくることで、保険業界において魅力的な志望動機をつくることができますよ。企業に刺さる魅力的な志望動機で、保険業界の内定獲得を目指しましょう。

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