目次
- 業界を正しく知ることが生命保険業界の内定への近道!
- 生命保険業界ってどんな業界?
- ①市場規模
- ②収益構造
- ③サービス
- ④動向
- ⑤平均年収
- 生命保険会社の業務内容は?
- ①営業
- ②事務
- ③資産運用業務
- 生命保険業界で求められるスキルや資格
- スキル①:傾聴力・ヒアリング力
- スキル②:提案力・コンサルティング力
- スキル③:交渉力・コミュニケーション能力
- 資格①:ファイナンシャルプランナー
- 資格②:生命保険講座
- 生命保険業界に向いている人の特徴
- ①「顧客の人生に寄り添いたい」という強い気持ちがある人
- ②人の話や悩みを聞くことが好きな人
- ③人見知りせず、積極的に信頼関係を構築できる人
- 生命保険業界で働くメリット
- ①自分自身の人生でも役立つ知識が身につく
- ②実力や成果が収入の伸びしろにつながりやすい
- ③自由度が高くプライベートと両立しやすい
- 生命保険業界の大手企業5選
- 第一生命ホールディングス
- 日本生命
- かんぽ生命保険
- 明治安田生命
- 住友生命
- 説得力アップ! 生命保険業界の志望動機を書く際に必要なこと
- ①生命保険業界を志望する理由を明確にする
- ②その企業を志望する理由を言語化する
- ③生命保険業界・会社に入って何をしたいかを明確にする
- 生命保険業界の志望動機の例文
- ①営業
- ②事務
- ③資産運用
- 生命保険業界への理解を深めて選考突破を目指そう
業界を正しく知ることが生命保険業界の内定への近道!
こんにちは。キャリアアドバイザーの北原です。就職活動を始めたばかりの就活生から
「生命保険業界とは、どういった業界なのでしょうか?」
「生命保険業界を志望しているのですが、私に向いているのかわかりません……」
という声を多く聞きます。大学の就活セミナーや先輩達からの情報で、何となく生命保険業界について興味があるものの、どういったサービスで、どのように収益を出しているかなど、業界の詳細について知らない人もいるのではないでしょうか。
自分が持っているあいまいなイメージのまま就職活動を進めてしまうと、エントリーシートや面接で「業界分析が甘い」「本当にこの業界に興味があるのか」と印象が悪くなってしまう可能性があります。
ここでは、生命保険業界の解説から求められるスキル、向いている人の特徴など、幅広く解説します。また、生命保険業界の志望動機の書き方も例文を交えて紹介するので、エントリーシート(ES)に苦戦している学生は、ぜひ参考にしてみてください。
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生命保険業界ってどんな業界?
業界についてあいまいなイメージや知識しかないということは、ESや面接で見抜かれてしまいます。だからこそ、きちんと業界分析をおこなったうえで、正しい知識を身につけることが重要なのです。
そこで、業界分析でも重要となる5つの項目に分けて、生命保険業界について解説していきます。「生命保険業界を説明してください」と質問されても答えられる自信がない学生は、ぜひ一度読んでみてください。
損害保険業界についてはこちらの記事で説明していますので、併せて参考にしてくださいね。
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①市場規模
業界動向サーチの業界規模ランキングによると、生命保険業界の市場規模は約34兆円です。約34兆円と言われても、あまりイメージがもちにくいと思いますが、生命保険業界は業界別の市場規模ランキングにおいて、170業界中9位にランクインしており、市場規模が大きい業界の1つと言っても良いでしょう。
さらに、生命保険文化センターがおこなった「2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」日本の生命保険の世帯加入率は89.8%と、大半の家庭が何らかの生命保険に加入しているというのが現状です。
②収益構造
- 保険料…保険加入者から支払われるお金のこと
- 資産運用益…保険加入者から支払われた保険料や国債、社債を資産運用した利益
生命保険会社の利益の1つが「保険料」です。ただ、すべてが収益になるわけではありません。集められた保険料の中から、保険加入者が死亡したり病気になった場合、保険金が支払われるためです。そのため、保険料から保険金を差し引いたものが、企業の収益となります。
2つ目は「資産運用益」です。生命保険会社では、長期にわたって安定的に保険金を支払い続けるために、資産運用をおこなっています。
資産運用益は、生命保険会社のサービス面だけを見ていると見えてこない収益源ですが、生命保険業界への就職を希望する就活生であれば、しっかりと知っておきましょう。
③サービス
そもそも生命保険とは、「相互扶助」の考えから作られたしくみです。多くの人から公平に一定の保険料を集め、万が一のことがあった際に、その集められた保険料から保険金を支払われます。
万が一のこととは、保険加入者の死亡や病気にかかることを指します。そのため、生命保険は保険加入者本人の生活やその家族を守るためのものなのです。
また、生命保険とよく比較されるのが損害保険です。生命保険は「人」にかかわる保障に対して、損害保険は「モノ」を補償するものになります。たとえば、事故などで車が故障した時に補償してくれるのが、損害保険の1つである自動車保険です。このように、サービスの違いを理解しながら、生命保険についての理解を深めましょう。
④動向
いくら市場規模が大きい業界の企業であっても、社会情勢や人々の生活の変化によって、経営方針やサービスの方向性・しくみの変化が求められます。そのため、業界を取り巻く状況や業界の動向について知っておくことが重要です。
コロナ禍により販売方法が変化
みなさんも知っている通り、新型コロナウイルス感染症の影響により外出がしづらい状況となりました。これは、生命保険業界の販売方法に大きな影響を及ぼしています。
これまで個人宅への営業は自宅へ直接訪問することがほとんどでした。しかし、直接の営業は難しくなってしまったため、オンラインツールを使用した非対面営業が広がりました。さらに、人を介さずに生命保険に加入できるネット保険も注目されるようになりました。
人口の減少により新規契約数が減少
平成30年に発表された経済産業省の「2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について」によると、日本の人口は、2030年には1億2千万人を切り、2050年には約1億人にまで減少すると言われています。
その結果、必然的に生命保険の新規加入者が減少していくと考えられています。さらに、生命保険会社同士の新規顧客獲得の競争も激しくなっていくでしょう。
キャリアアドバイザー
海外進出をする生命保険会社の増加
先ほど解説した通り、今後の日本では人口減少や少子高齢化が進むため、収益を増加させることは難しいという現状があります。
そのため、生命保険に加入している割合が低い国や今後人口の増加が期待される発展途上国などに進出し、新たな契約者を獲得しようとする動きが出てきているのです。
日本国内でも、販売方法の工夫や時代に沿ったサービスの開発、保険料の見直しを促すことなどで、他社から顧客を獲得し、収益を獲得している生命保険会社もあります。
しかし、数年後、数十年後を見据えるのであれば、日本国内だけで収益を伸ばしておくことは難しく、生命保険会社の存続争いは、海外進出がカギとなってくるでしょう。
⑤平均年収
マイナビエージェントの平均年収ランキングによると、生命保険・損害保険業界の平均年収は、438万円と言われており、ほかの業界と比べても低い年収ではありません。
また生命保険・損害保険業界では、個人の営業成績などによって年収が大きく異なることがあります。そのため、しっかりと業績を上げて稼ぎたいと思っている人にとっては、非常に良い環境でしょう。
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生命保険業界を目指す学生は、銀行や証券会社などの企業と並行して志望する事例が多いです。しかし、話を聞いてみると単に「金融業界だからとりあえず受ける」「大量に採用するから」という理由だけを述べて志望をしており、生命保険会社と銀行それぞれのビジネスモデルを明確に理解していない学生もいます。
非常に基本的なことですが、保険会社がどのような仕組みで利益をあげているのかは早めに理解しておきましょう。
企業ごとに保証項目や商品にも違いがある! 細かな企業研究が大切
また、「生命保険」と一括りにしても、当然ながら契約する企業や内容によって保証項目は異なりますし、時代の流れに応じて人気の商品にも変化が見受けられます。これから業界研究をおこなう予定の学生でも、医療保険やガン保険、終身保険や定期保険という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
生命保険業界は規模が大きいため、調べるとさまざまな情報が出てきます。それぞれの保険の内容について一通り目を通すことで、これからどのようなターゲットを狙うと事業が拡大するのか想像がつくかもしれません。
生命保険会社の業務内容は?
生命保険会社の仕事と聞くと個人宅に訪問して営業をするイメージが強いかもしれませんが、それ以外にも仕事内容があります。インターンシップや選考のために志望動機を書く際、希望職種や仕事内容に関する知識があいまいなままだと、相手に響かない内容になってしまう可能性が高くなります。
そこでここからは、生命保険会社の代表的な仕事内容である営業と事務、資産運用業務の3つについて解説します。自分自身が働く姿をイメージしながら読んでみてください。
- 営業(個人・法人・代理店)
- 事務
- 資産運用業務
①営業
さきほども触れた通り、もっともイメージしやすい職種が営業職という学生が多いでしょう。
しかし、営業の中にも、いくつか分類があり、それぞれの業務内容は全く違うものとなります。ここでは、営業をさらに3つに分け、詳しく解説します。
営業職との適性について知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。
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個人営業
生命保険会社の個人営業は、個人宅へ訪問し、自社の商品・サービスを紹介する中で、新規加入者を獲得することが主な業務となります。また、新規加入者獲得以外にも、すでに契約済みの加入者の元に訪れ、アフターフォローをおこなうことも重要な業務です。
生命保険の営業は、その場でお金を払い何かを購入してもらうことが目的なのではなく、将来のリスクに備えて契約してもらうことが目的となります。そのため、ただ商品の良さをアピールするのではなく、各家庭の構成や収入、悩みや不安などを聞き出し、寄り添うことが何よりも重要です。
法人営業
法人営業は、企業や官公庁に訪問し、団体向けの商品やサービスを提案することが主な業務です。扱う商品は主に、団体保険や企業年金などで、企業の福利厚生を支える重要な商品です。ほかにも、その企業に所属する従業員に向けた営業をおこなう場合もあります。
また、法人営業は個人営業と違い、顧客となる企業の経営状況や福利厚生などを理解したうえで、商品を提案しなければなりません。そのため、商品についての知識はもちろんですが、経営に関する知識を持ち合わせていないと適切な提案ができず、信頼関係を築くのは難しくなってしまいます。
代理店営業
代理店営業は、保険の営業をおこなう代理店への営業が主な業務です。代理店では、複数の保険会社の商品を扱っているため、さまざまな商品を提案できることが強みです。
しかし、生命保険会社からすると「自社の商品を積極的に売ってほしい」というのが本音ですよね。そのため、自社の新たな商品やサービスが出れば、「この商品を売ってください」と代理店に営業しに行く必要があるのです。
商品の紹介・共有はもちろん、売上があまり良くなければ新たな教育をするなど、代理店での売上が上がるよう、営業に加えサポートをおこなう必要があります。
②事務
生命保険会社の事務職は、契約に関する手続きが主な業務となります。営業が取ってきた契約の書類作成やデータ入力、契約内容の変更に伴う書類作成やデータの変更などです。
ほかにも、加入者に支払う保険金の手続きをおこなうこともあります。
企業にもよりますが、作業量が膨大になるため、スピーディーな作業が求められます。さらに、顧客の情報や契約に関する内容に誤りがあってはいけないため、正確性も必要な職種です。
事務職の仕事内容について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしましょう。
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③資産運用業務
生命保険会社の資産運用業務では、保険加入者から受け取った保険料や社債、国債などで、資産運用をおこなうことが主な業務となります。
また、運用だけではなく、運用をおこなうまでに経済や市場の予測を立てたりすることも、非常に重要な業務です。
加入者から預かった大切な保険料を運用するため、安定的な資産運用が求められるうえに、一個人が運用できないような膨大な資産を運用するため、専門知識も必要になります。
生命保険業界はエリア総合職も人気です。気になる方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
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生命保険業界で求められるスキルや資格
企業で求められるものはさまざまですが、生命保険業界だからこそ身につけておきたいスキルや資格があります。
スキルについては、就職活動の中で磨くことができるものが多いですし、資格も学生のうちに取得できるものがありますので、ぜひ今から内定に近づくため行動してみましょう。
スキル①:傾聴力・ヒアリング力
生命保険会社の新規加入者獲得の営業では、保険に加入することを検討している人に寄り添い、話を聞くことから始まります。家族構成や収入、今抱えている悩みや将来への不安などさまざまなことを聞き出す必要があるのです。
しかし、これらの内容を初対面の営業に対して簡単に話してくれる人はなかなかいません。そのため、まずは信頼関係を構築することが重要です。
信頼関係を構築するためには、まずは相手の話に耳を傾ける傾聴力が大切です。相手も「この人はきちんと話を聞いてくれる人だ」とわかれば少しずつ心を開いてくれるでしょう。
また、話を聞くだけでなく、自然に質問をするヒアリング力も重要です。必要な情報のヒアリングができなければ、本来の目的である新規加入者の獲得が難しくなってしまいます。
スキル②:提案力・コンサルティング力
家族構成や収入、今抱えている悩みや将来への不安など、一通りの情報を聞くことができれば、次は自社のサービスを提案しなければなりません。しかし「このサービスは凄くおすすめです」のような単調で中身の浅い提案は相手に響きません。
そのため、事前に聞いておいた情報に結び付けて、相手の心を動かすような提案力が重要です。
また、既に契約済みの加入者に対してアフターフォローをおこなう際には、加入後の変化や現在の課題がどこにあるかを理解し、その課題を解決できるようなサービスを提案できるコンサルティング力も求められます。
スキル③:交渉力・コミュニケーション能力
代理店営業などでは、自社の商品を扱ってもらえるよう、交渉をする必要があります。ただ単に熱意やサービスの良さだけを伝えるのではなく、この商品を扱うことによってその代理店にどういったメリットがあるのかを提示し、交渉を進めていく必要があります。
また、何よりもコミュニケーションを通してお互いのことを理解し合える関係性を構築することが重要です。そのためには、相手の心をこじ開けようとはせず、自分から心を開き、オープンマインドなコミュニケーション能力が必要です。
資格①:ファイナンシャルプランナー
- ファイナンシャルプランナー(FP):節約や税金、投資、老後などさまざまなお金に関することを学べる資格
「プランナー」という言葉からわかるように、将来を見据えた資金計画を考えたりすることもできるようになります。
これらの知識は生命保険業界において、営業トークの中でも使えるうえに、キャリアアップの役に立つのでとてもおすすめです。しかし、取得する難易度によっては専門知識が乏しいと思われてしまう可能性があるため、取得するのであれば2級以上の合格を目指しましょう。
また、この資格は大学生でも取得できる資格なので、長期休暇などを利用して勉強し、資格取得に挑戦してみましょう。学生のうちに取っておきたい就職に有利な資格はこちらの記事を参考にしてくださいね。
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資格②:生命保険講座
- 生命保険講座:生命保険協会が主催する、生命保険会社の従業員の知識向上のための試験
この資格は、保険に関する知識が身につくことはもちろん、キャリアアップにも役立つ重要な資格です。
しかし、生命保険講座を受けるまでには、「生命保険一般課程試験」「専門課程試験」「応用過程試験」「大学課程試験」の4つの試験に合格する必要があるので、取得するためには働きながらコツコツと勉強し続けることが重要です。
生命保険業界に向いている人の特徴
自分の就職先を考えるにあたって、「やりがいをもって働きたい」「仕事で自分の強みを活かしたい」と考える学生であれば、きちんと自分自身の向き不向きについて考えなければなりません。
生命保険業界にも向き不向きがあるため、自分自身の性格や就職軸と照らし合わせながら、読んでみてください。
①「顧客の人生に寄り添いたい」という強い気持ちがある人
業務内容でも説明した通り、生命保険会社の仕事は、顧客の将来のリスクに対する備えのサポートをおこなう仕事になります。そのため、「顧客の人生に寄り添いたい」という強い気持ちがある学生であれば、常にやりがいをもって働くことができるでしょう。
また、こういった気持ちは、言葉の端々で現れ、気づかない間に顧客にも伝わっていることもあるでしょう。顧客からの信頼も得られやすいと言えますね。
②人の話や悩みを聞くことが好きな人
生命保険会社の営業では、人の話や悩みを親身に聞くことが求められます。そのため、友人や知人の話を何時間でも苦にならず聞き続けられる人は、生命保険業界に非常に向いているでしょう。
また、周りの人から「○○さんに話を聞いてもらうとすっきりする」「○○さんだから話せた」など言ってもらえることが多い人も、適性があるかもしれません。そういった人は、無意識のうちに、相手が話しやすいような雰囲気作りができている可能性があるためです。
③人見知りせず、積極的に信頼関係を構築できる人
生命保険会社の営業であれば、初対面から積極的にコミュニケーションを取る必要があります。そのため、人見知りをしてしまう人は苦戦するかもしれません。逆にどんな相手であっても、臆せず積極的にコミュニケーションを取れる人であれば、非常に向いているでしょう。
また、コミュニケーションといっても、ただ会話ができればいいというものでもありません。きちんと相手の話に耳を傾け、適切な相づちを打ち、的確な返答をし、信頼関係を構築できる人は生命保険会社で活躍できるでしょう。
キャリアアドバイザーコメント長尾 美慧プロフィールをみる
生命保険業界は他の業界に比べて扱う商品が少し特殊です。そのため生命保険業界、その中でも特に営業職として向いていないと感じる人もいます。
目に見える商品を販売する場合には「この色が気に入ったから机を購入した。部屋に飾ったらとてもいい雰囲気が出た」という風に、消費者の感想がリアルタイムで反映されます。
一方、生命保険業界は、「起きるかもしれないリスク」に対応する商材を展開しています。生命保険のありがたみに気が付くのは未来の話であり、中には保険を使わずに一生を終える人もいるかもしれません。
そのため、保険商品を販売する際に「絶対に契約をしたほうがいい」などの確約ができず、「この人にはもしかしたらここまでのパッケージ内容は不要かもしれないけれども、万一に備えたら契約をしてもらうほうがいいのかな」など、自信を持って提案ができない可能性もあります。
もちろん生命保険の営業をおこなう人は自社商品に誇りを持っているのですが、人によってはこうしたジレンマに苦しんでしまうかもしれませんね。
生命保険業界で働くメリット
働く業界や会社によって働くメリットはまったく異なるため「この業界や会社で働くメリットは何か」を考えたうえで、就職活動を進めることも重要なことです。
また、人によってはメリットと感じることも、別の人からするとデメリットと感じる場合もあります。そのため、「働くうえでどういったメリットを得たいか」を明確にすることも大切です。
①自分自身の人生でも役立つ知識が身につく
学生の皆さんからすると、保険と言われてもあまりピンとこない人が多いと思います。しかし、就職活動が終わり、社会人として働き始めれば、自分自身の保険に加入することもあると思うので、これまで以上に身近なものになるでしょう。
そういった時に、どこの会社のどの商品が自分に合っているのかやどの保険にどのタイミングで入るべきかなどがわかるため、自分の人生にとって大きなメリットとなります。
さらに、先ほど紹介したファイナンシャルプランナーの資格を持って入れば、自分自身の将来を考えた資金計画を立てられるため、自分の将来にプラスになるでしょう。
②実力や成果が収入の伸びしろにつながりやすい
会社にもよりますが、生命保険業界では、自分自身の成績が収入に反映されることが多いため、良い成績を出せば出すほど収入が上がっていく傾向があります。そのため、成長意欲や競争心が強い学生には、大きなメリットとなるでしょう。
ただ、逆に安定した収入やノルマを求められない仕事が理想と考えている学生にとっては、デメリットとも捉えることができます。そのため、自分の就活軸や収入に対する考え方を明確にしておきましょう。
③自由度が高くプライベートと両立しやすい
生命保険業界の営業は、デスクワークのように9時から17時までは必ず業務に当たらないといけないなどのルールがないことが多く、比較的時間の融通が利きやすい仕事です。そのため、プライベートや家庭との時間が両立しやすいことが魅力です。
ただ、時間が縛られない反面、結果はしっかりと出すように求められ、それが収入にも反映されるということも理解しておく必要があります。
生命保険業界の大手企業5選
生命保険業界にはさまざまな企業がありますが、まず大手企業から受けていこうと考える就活生も少なくないでしょう。
しかし、各社の比較がしっかりとできておらず、特徴を掴めていない状況のままインターンや選考に挑んでしまうと、「この学生はとにかく大手の保険会社に就職したいだけだな」と思われてしまう可能性があります。
そういったことを避けるためにも、ここでは生命保険業界の大手企業5社を解説します。企業分析が進んでいない学生はぜひ参考にしてみてください。
第一生命ホールディングス
第一生命ホールディングスは、1902年に創業した「一生涯のパートナー」というビジョンを掲げている生命保険会社です。
第一生命ホールディングスの特徴は、何よりも海外生命保険事業が強いということです。アメリカやオーストラリアなどの先進国への進出はもちろん、今後市場が伸びるであろうベトナムやカンボジアなどの新興国にまで手を広げています。
また、女性や障がい者の活躍を支援することはもちろん、社員の仕事とプライベートの充実を目指すため、ワーク・ライフ・マネジメントの推進に取り組んでいます。
- 総資産 :38兆9,243億円(2021年3月末)
- 顧客数:約1,000万人(2020年3月末)
- 従業員数:55,757名(2021年3月末)
日本生命
日本生命は、130年の長い歴史を持つ生命保険業界のリーディングカンパニーです。
業績は、2015年に第一生命に追い抜かれるまでは、常にトップを走り続けていました。さらに第一生命にトップを奪われてからは、M&Aを積極的におこない首位を奪還したということから、リーディングカンパニーとしての誇りやプライドが感じられます。
また日本生命では、2015年度から「人財価値向上プロジェクト」をおこなっており、その結果として、「グッドキャリア企業アワード2019」対象を受賞するなど、社内の取り組みに対してさまざまな表彰を受けています。
- 総資産:80兆811億円(2019年度末 日本生命グループ連結)
- 顧客数:約1,400万人(2019年度末 日本生命グループ連結)
- 従業員数:76,792名(2021年3月末)
かんぽ生命保険
かんぽ生命は、日本郵政グループに属する生命保険会社です。1916年に創業以来、簡易な手続きで加入することができる、国民の基本的な生活を補償するためのサービスを提供しています。
また、日本郵政グループに所属していることから、郵便局とも連携しながらサービス展開をおこなっているため、地域に密着しより多くの人にサービスが提供できる基盤を持っています。さらに、この基盤があることにより、日本の総人口の5人に1人が加入している生命保険となっています。
職場環境については、有給取得率93.3%、月平均残業時間8.9時間とプライベートとの両立がしやすい環境です。また、育児休業復職率は97.7%のため、出産後も働きやすい環境と言えるでしょう。
- 総資産(連結):70兆1,729億円(2020年度末)
- 顧客数:2,283万人(2021年4月1日)
- 従業員数:7,617名(2019年3月末)
明治安田生命
明治安田生命は、2004年に三菱グループの明治生命と芙蓉グループの安田生命が合併してできた生命保険会社です。また、明治生命は日本初の保険会社です。
明治安田生命といえば、何よりも法人営業の強さが特徴です。2019年度には、法人営業の団体保険保有契約高で国内No.1を獲得しています。そのため、法人営業職を希望している学生にとっては、非常に魅力的な会社となるでしょう。
職場環境としては、OJT(職場での能力・キャリア開発)やOff-JT(研修などによる実践学習)などの研修をおこなっているため、手厚いサポートが魅力です。また、2016年度には、内閣府「女性が輝く先進企業表彰」の「内閣府特命担当大臣表彰」を受賞しているため、女性にとっても働きやすい職場といえるでしょう。
- 総資産:42兆6,852億円 (2021年3月末)
- 顧客数:6,337,156名 (2021年3月末)
- 従業員数:46,928人(2021年3月末)
住友生命
住友生命は、日本三大財閥の1つである住友グループに所属する生命保険会社です。
住友生命には特徴的なサービスが存在します。これまでの「リスクに備える保険」という概念を打ち崩し、「保険でリスクを軽減させる」という新たな価値観を提示。これは今までの生命保険の常識を覆した、新たなサービスで、加入者の運動や健康診断の結果を評価・ポイント化し、保険料の割引や特典が利用できます。
また、経済産業省の「健康経営優良法人2021(大規模法人部門)~ホワイト500~」に認定されたり、内閣府「2018年度 女性が輝く先進企業表彰」を受賞していることから、誰もが働きやすい環境であることがよくわかります。
- 連結総資産:38兆6,420億円(2020年3月末)
- 顧客数:約1,386万件(2020年3月末)
- 従業員数:約4万3,000人(2020年3月末)
説得力アップ! 生命保険業界の志望動機を書く際に必要なこと
志望動機では、いかに自分自身の思いや考え方をアピールできるかが非常に重要になります。そのため、誰でも書けてしまいそうな無難な志望動機を書いていては、残念ながら選考を通過することは難しいです。
そこでここからは、説得力のある生命保険業界の志望動機を書く際に必要なことを解説します。このコツを掴むことができれば、自分の思いや考えが含まれた志望動機になるので、ぜひ試してみてください。
生命保険業界に限らない志望動機の書き方や例文はこちらを参考にしましょう。
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金融業界の志望動機を作成する際は、業界の特徴をしっかりと理解して印象に残るもの作成することが大切です。今回は金融業界の業種や職種を紹介するとともに、キャリアアドバイザー監修のもと志望動機で押さえておきたいポイントを紹介していきます。業種別で志望動機の例文も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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①生命保険業界を志望する理由を明確にする
志望動機を書く際にまず考えなければならないのは「なぜ生命保険業界を志望するのか」です。これは就職活動の初歩なので簡単に見えるかもしれませんが、業界分析ができていないと進まない、非常に難しい部分となります。
生命保険業界を志望する理由として「人の役に立ちたいから」という思いがあったとします。しかし、世の中にある仕事の多くは、人の役に立つ仕事です。そのため、この志望動機でESを書いてしまうと「どこの業界でもいいのでは」「業界分析ができていない」と思われてしまいます。
そのため、生命保険業界を志望する理由を明確にするためには、まず他業界との比較をおこない、生命保険業界にしかない魅力を掘り起こすことが重要なのです。
②その企業を志望する理由を言語化する
その企業を志望する理由を言語化するためには、志望する企業の独自性を知る必要があります。
先ほど紹介した業界に対する志望理由と同様ではありますが、中途半端な内容になってしまうと、「生命保険業界であればどこでも良いのだな」「この学生は生命保険業界の企業を手あたり次第受けているんだな」と思われてしまっても仕方ありません。
そのため、同じような規模で同じようなサービスを扱っている生命保険会社を複数社ピックアップし、ビジョンや経営方針から、サービス内容や年収まで、ありとあらゆることを比較・検討しましょう。そのうえで、志望動機を書くことができれば、「この学生はうちに入りたいんだな」と思ってもらえる志望動機となるはずです。
③生命保険業界・会社に入って何をしたいかを明確にする
生命保険業界・会社に入って何をしたいかを明確にするためには、まず志望している職種について知る必要があります。
事務職に志望しているのに、職種について何も知らず「お客様の話に耳を傾け、最適なご提案をしたい」と言ってしまうと、志望している職種と入社後にやりたいことにズレが生じてしまいます。
また、志望動機は「人の人生に寄り添いたい」「将来に対する不安を取り除きたい」など抽象的なものが多いでしょう。そのため、その抽象的な思いをどのような手段で実現するかが、「入社後に何をしたいか」になるのです。
志望動機…人の人生に寄り添いたい
入社後に何をしたいか…契約後の顧客に対しても定期的に電話や訪問をおこない、新たな問題や心配事がないかをヒアリングし、必要であれば新たな提案をしたい
キャリアアドバイザーコメント塩田 健斗プロフィールをみる
生命保険業界は全般的に、てあまりにも奇をてらった志望動機を書いたりきらびやかな経歴を自慢したりするような学生を求めているわけではありません。それよりもむしろ、顧客から信頼感を得られるようなマナーや常識を備えているか、長期にわたり勤務をすることができるか、など基本的なことが問われやすいです。
そのため、志望動機と関連させた自分のエピソードを記述する場合には、サークルやアルバイトなどで物事をきちんと遂行した経験や、周囲から信頼を得ることができたエピソードを書くと印象がよくなるでしょう。
ちなみにこうしたエピソードから、企業は応募してきている学生が法人と個人どちらに向いているかを判断しているケースもあるので、自分の人柄を伝えることに重きを置くように心掛けましょう。
生命保険業界の志望動機の例文
志望動機の書き方がわかったからといって、自分のこととなるとなかなか書き進められないという学生もいると思います。そこでここからは、生命保険業界の3つの職種の志望動機を紹介します。
OK例文のほかにNG例文も紹介するため、すでに志望動機を書けている人は、自分が書いたものがNG例文の特徴に当てはまらないか確認しながら読んでみてください。
①営業
営業職の志望動機を書く際に重要なことは、個人・法人・代理店営業の中でどれを志望しているのかを明確にしてから、書き始めることです。
また、志望する職種に紐づけて、入社後にどういった行動を心掛け、学びを得たいと考えているかを、しっかりと述べるようにしましょう。
OK例文
私は「さまざまな人の人生に寄り添いサポートしたい」という思いから、貴社を志望しました。
私は大学1年生の頃から、塾講師をしており、さまざまな生徒に勉強を教えてきました。その中で、子どもに寄り添うことの大切さや面白さを学びました。また、それと同時に、子どもの頃だけでなく、人の人生そのものに寄り添い、より良い人生を送るためのサポートをしたいと思うようになりました。
この経験から、私はさまざまな人の人生に寄り添い、より良い人生を送るためのサポートしたいと思うようになりました。
また、貴社は海外事業にも力を入れており、希望を出せば海外赴任もできると説明会で聞き、いつか海外で自分の英語力を活かしたいと思い、貴社を志望しました。
入社することができたら、新規顧客を獲得することはもちろんですが、契約後の顧客に対しても定期的に電話や訪問をおこない、新たな問題や心配事がないかをヒアリングしていきたいと考えています。そして常に顧客に寄り添う存在でありたいです。
キャリアアドバイザー
この志望動機は、動機とエピソードがしっかりと結びついているため、良い印象を与えられるでしょう。また、入社後についても何をしたいかが具体的でとてもわかりやすい内容です。
NG例文:企業独自の理由になっていない
私は「さまざまな人の人生に寄り添い、サポートしたい」という思いから、貴社を志望しました。
私は大学1年生の頃から、塾講師をしておりさまざまな生徒に勉強を教えてきました、その中で、子どもに寄り添うことの大切さや面白さを学びました。また、それと同時に、子どもの頃だけでなく、人生そのものに寄り添い、よりよい人生を送るためのサポートをしたいと思うようになりました。
この経験から、私はさまざまな人の人生に寄り添い、より良い人生を送るためのサポートしたいと思うようになりました。
私が入社することができたら、顧客に対して誠実に対応することはもちろん、新規開拓も積極的におこないたいと思います。また、多くの方にサービスを届けられるよう、代理店の方とも協力をして、営業をおこなっていきたいと思います。
キャリアアドバイザー
前半のエピソードはわかりやすいですが、「なぜこの企業ではないといけないか」が書かれていないため、志望動機としては少し弱い印象をうけます。業界だけでなく企業ならではの理由まで述べてあなたの志望意欲に説得力を持たせましょう。
②事務
事務職の志望動機を書く際に重要なことは、「なぜ生命保険会社の事務職なのか」ということをしっかりと書くことです。
事務職という職種は、どの業界、企業でも募集される職種なので、抽象度が高い志望動機だと、「とにかく事務職に就きたいだけではないか」と思われてしまう可能性があるので、注意しましょう。
OK例文
私は「頑張る人を応援したい」という理由から、貴社を志望いたしました。
私は高校、大学時代に野球部のマネージャーをしており、日々目標に向かって努力する人たちのサポートをする喜びややりがいを知りました。また、自分自身のサポート方法によって、部員のパフォーマンスの質を向上させられることを学びました。
この経験から、頑張る人たちがより良い人生を送れるように、サポートしていきたいと思うようになりました。
また、貴社には「お客様のために全力を尽くす」という思いが強い人が集まっていると、OB・OG訪問で教えていただきました。私は、そういった営業職の方々を支えられるよう、正確さとスピード感を大切にして事務作業に取り組みたいと考えております。また、営業職の方を通して少しでも多くの顧客の人生を応援したいと考えております。
キャリアアドバイザー
事務職の役割や求められることをしっかりと理解したうえで書かれている志望動機なので、良い印象を与えられるでしょう。また、生命保険業界を志望する理由もよくわかる志望動機となっていますね。
NG例文:どの業界の事務職にも当てはまる内容
私は「頑張る人を応援したい」という理由から、貴社を志望いたしました。
私は高校、大学と野球部のマネージャーをしており、日々目標に向かって努力する人たちのサポートをする喜びややりがいを知りました。また、自分自身のサポート方法によって、部員のパフォーマンスの質を向上させられることを学びました。
この経験から、頑張る人の背中を少しでも押すことができる仕事をしたいと考えるようになりました。
私が入社することができたら、正確でスピード感を大切にして事務作業に取り組むことで、頑張る人の背中を押していきたいと考えております。
キャリアアドバイザー
一文一文はわかりやすいですが、全体を見ると漠然とした印象を受けます。そのため、生命保険業界を志望する理由やその企業を志望する理由がわかりません。全体的にもう少し具体性を持たせる必要があります。
③資産運用
資産運用業務の志望動機を書く際は、資産運用業務の意義を理解し、理解しているということを読み手にアピールすることが重要です。
また、ほかの職種と比べイメージがしづらい職種でもあるため、企業ホームページを見たり、OB・OG訪問をするなどして、理解を深めてから書き始めましょう。
OK例文
私は「保険というサービスをより多くの人に知ってもらいたい」という思いから、貴社を志望しました。
私は大学1年生の頃から、家庭の貧困に苦しむ子どもたちに勉強を教えるボランティア活動に参加していました。私がかかわった子どもの貧困の原因の1つが、保護者の死亡や病気により収入が減ったことによるものでした。そこで私は、親の病気や死別で経済的に苦しむ子供を減らしたいという思いを抱くようになりました。
また、貴社はほかの生命保険会社とは違い、海外事業は最小限に抑え、国内事業に注力していると伺いました。私は、貴社の「日本の人たちの生活を支えたい」という思いとそれを体現した経営方針や事業計画に、感銘を受けております。
入社後の数年間は、営業職で経験を積みたいと考えておりますが、その後は少しでも多くの顧客を支えたいと思っているので、資産運用業務に携わりたいと考えています。資産運用業務では、顧客から預かっている大切な保険料を安全かつ安定的に運用し、顧客の安心の源になっていきたいと考えています。
キャリアアドバイザー
生命保険業界を志す理由、その企業を志望する理由、資産運用業務に携わりたいという思い、すべてにつながりがあり、非常にわかりやすく書かれているため、説得力のある志望動機となっています。
NG例文:具体的なエピソードがない
私は「保険というサービスをより多くの人に知ってもらいたい」という思いから、貴社を志望しました。
私は、大学生になるまで生命保険というサービスは知っていたものの、詳しいサービス内容や、どういった意義のあるものなのかということを知りませんでした。しかし、大学の授業の中で、保険について詳しく学び「このサービスは非常に意義のあるものだ」と気づくことができました。
この経験から、私は保険というサービスをより多くの人に知ってもらいたいと思うようになりました。
また、貴社はほかの生命保険会社とは違い、海外事業は最小限に抑え、国内事業に注力していると伺いました。私は、貴社の「日本の人たちの生活を支えたい」という思いとそれを体現した経営方針や事業計画に、感銘を受けております。
私は大学で日本の経済について学んでいたことがあるため、将来的には資産運用業務に携わりたいと考えております。ほかの学生以上に専門知識があるため、必ず貴社に貢献できると考えております。
キャリアアドバイザー
一見説得力があるように見えるかもしれませんが、エピソードの内容が、大学の授業となると、少し独自性や具体性が薄れてしまいます。大学の授業がきっかけなのであれば、心に響いた具体的な言葉や、研究内容、実習での経験など、具体性のあるものを取り上げるようにしましょう。
また、自分自身の強みをアピールできていることは良いことですが、ただの興味本位で資産運用業務を志望しているように捉えられかねない内容です。さらに、自分自身の強みをアピールするために、周りの学生を比較対象に出すのは、あまり印象が良くないので辞めておきましょう。
生命保険業界への理解を深めて選考突破を目指そう
生命保険業界は、学生にとって身近な業界ではないため、サービス内容やビジネスモデルを正しく理解することに時間がかかるかもしれません。
しかし、正しく理解することができれば、他の学生に大きな差をつけられることは間違いありません。そのため、業界分析、企業分析にはしっかりと時間を割き、理解を深めたうえで選考に挑みましょう。
先ほども触れた通り、生命保険会社の多くは加入者の保険料の支払いが収入源となっているため、人口減少と共に保険加入者が減れば、収益が減ります。さらに、少子高齢化に伴い、保険加入者の死亡や病気により、保険金の支払いは増加傾向になることが予想されます。